Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP2004096852A - 非接触給電装置 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP2004096852A - 非接触給電装置 - Google Patents

非接触給電装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004096852A
JP2004096852A JP2002252509A JP2002252509A JP2004096852A JP 2004096852 A JP2004096852 A JP 2004096852A JP 2002252509 A JP2002252509 A JP 2002252509A JP 2002252509 A JP2002252509 A JP 2002252509A JP 2004096852 A JP2004096852 A JP 2004096852A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
power supply
primary
voltage
winding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002252509A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Kondo
近藤 英二
Masuo Osumi
大隅 升男
Shuichi Yamazaki
山崎 周一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Electric Co Ltd
Original Assignee
Aichi Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aichi Electric Co Ltd filed Critical Aichi Electric Co Ltd
Priority to JP2002252509A priority Critical patent/JP2004096852A/ja
Publication of JP2004096852A publication Critical patent/JP2004096852A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

【課題】電磁誘導作用を利用して、非接触で電力および信号の送受信を安定して行うことのできる非接触給電装置を提供する。
【解決手段】駆動回路5に供給される電圧値を入力電圧監視回路24にて常時監視し、前記監視結果に応じて入力電圧比較回路23から第1の定電圧回路(トランジスタ)17のベースに出力するパルス信号のデューティー比を、交流電源1の電圧変動を解消する方向に変化させることにより、1次巻線9aに印可する交番電流値を一定とするように構成した。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、1次側から2次側へ非接触で電力を供給する非接触給電装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、電磁誘導作用を利用して1次側から2次側へ非接触で電力を供給する非接触給電装置はよく知られている。図11は従来の非接触給電装置Eの一例を示す回路図あり、図11において、1は交流電源、2は整流用のブリッジ回路3と平滑コンデンサ4からなる整流平滑回路を示している。
【0003】
5は前記整流平滑回路2の出力を再び交流に変換するための駆動回路であり、スイッチング素子としてのトランジスタ6a,6bと、前記トランジスタ6a,6bを交互にオン・オフさせるスイッチングレギュレータIC7からなり、結合トランス8に対して高周波電力を印加するものである。
【0004】
9a,9bは、前記結合トランス8を構成する1次コアと2次コア(ともに図示せず)の各々に所定巻数巻回した1次コイルと2次コイルであり、前記2次コイル9bにはこれと並列に共振用のコンデンサ11が接続され、前記2次コイル9bと前記コンデンサ11によって共振回路12を形成している。
【0005】
13は前記2次コイル9bおよび共振用のコンデンサ11に接続された整流用のブリッジ回路14と平滑コンデンサ15からなる整流平滑回路であり、16は前記整流平滑回路13によって交流から直流に変換された出力により動作する電気機器等の負荷を示している。
【0006】
以上のように構成された従来の非接触給電装置Eは、1次側の発振周波数と2次側の共振周波数が等しくなるように、1次コイル9aと2次コイル9bの巻数とコンデンサ11の容量を設定して、前記共振回路12に共振作用を生起させることにより2次側のインピーダンスを下げ、前記共振回路12に充分な電力を供給することで、負荷16を良好に動作させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
然るに、前記非接触給電装置Eは、負荷変動や交流電源1に電圧変動が生じたり、結合トランス8の1次側と2次側間の間隙距離が何らかの理由によって変動して、前記非接触給電装置Eを構成する各種回路に例えば、過電流が流れた場合、前記各種回路は過熱されて装置自体の故障を誘発したり、2次側の出力電圧に影響して電気機器等の負荷16に安定した電力供給ができない場合があった。
【0008】
また、前記非接触給電装置Eは、2次側が共振するように1次側の発振周波数を予め設定しているので、一旦負荷変動や前記間隙距離の変動が発生すると、2次側を共振させるための共振条件が変化するため、これにより、共振回路12で2次側のインピーダンスを低下させられなくなり、その結果、2次側に電流が流れやすい状態が形成できなくなるので、2次側に接続される負荷16に充分な電力を供給できなくなるといった問題があった。
【0009】
さらに、前記非接触給電装置Eによる給電動作が不要な場合は、前記2次側を1次側から引き離せば両者間で電磁誘導作用が働かないため、当然ながら2次側への電力供給を停止することができるが、前記非接触給電装置Eには、このような場合に、1次側の駆動回路5を停止させるための方策(手段)が何ら施されていないため、1次側を無用に動作継続してしまうといった問題があった。
【0010】
このことは、例えば、1次側と2次側間に機械式の接点機構を備えて、2次側を1次側から引き離すことにより前記接点を開放して1次側の動作を停止させるように構成すれば解決できる問題であるが、前述した機械式の接点機構は開閉動作を繰り返すことにより接点部の劣化が生じ易く、長期的な使用には不向きであるといった欠点があった。
【0011】
そこで、本発明は、負荷変動や交流電源の電圧変動、または1次側と2次側間の間隙距離に変動が生じた場合でも、負荷に対して安定して電力を供給することが可能で、かつ、2次側を1次側から引き離したときは、1次側の動作を確実に停止することのできる長期的使用に適した非接触給電装置を提供する。
【0012】
【問題を解決するための手段】
請求項1記載の非接触給電装置は、1次側と2次側を分離可能に絶縁した磁気回路網を形成する結合トランスの電磁誘導作用により、前記1次側から2次側に非接触で電力を供給する給電装置であって、前記1次側を構成する1次巻線に高周波の交番電流を印加する駆動回路への入力電圧を監視する入力電圧監視回路と、前記入力電圧監視回路の出力と三角波電圧とを比較する入力電圧比較回路と、前記入力電圧比較回路の出力に応じてスイッチング素子のデューティー比を可変して前記駆動回路の入力を一定にする第1の定電圧回路を具備して構成した。
【0013】
請求項2記載の非接触給電装置は、1次側と2次側を分離可能に絶縁した磁気回路網を形成する結合トランスの電磁誘導作用により、前記1次側から2次側に電力を非接触で供給する給電装置であって、前記1次側を構成する1次巻線に印加する高周波の交番電流値を監視して、この監視した交番電流を電圧変換して出力する交番電流監視回路と、前記交番電流監視回路の出力電圧と三角波電圧とを比較する電圧値比較回路を具備し、前記電圧値比較回路の出力に応じて、前記1次巻線に高周波の交番電流を印加する駆動回路を構成するスイッチング素子のデューティー比を可変して前記交番電流が一定とするように構成した。
【0014】
請求項3記載の非接触給電装置は、1次側と2次側を分離可能に絶縁した磁気回路網を形成する結合トランスの電磁誘導作用により、前記1次側から2次側に電力を非接触で供給する給電装置であって、2次側の出力電圧を監視する出力電圧監視回路と、前記出力電圧監視回路の出力電圧と三角波電圧とを比較する出力電圧比較回路と、前記出力電圧比較回路の出力に応じてスイッチング素子のデューティー比を可変して前記出力電圧を一定にする第2の定電圧回路を具備して構成した。
【0015】
請求項4記載の非接触給電装置は、1次側と2次側を分離可能に絶縁した磁気回路網を形成する結合トランスの電磁誘導作用により、前記1次側から2次側に電力を非接触で供給する給電装置であって、前記2次側に永久磁石を取付け、前記1次側には2次側に取付けた前記永久磁石に対向する磁気センサと、前記磁気センサの出力に応じて前記駆動回路の動作/停止を切り換える駆動停止回路を具備して構成した。
【0016】
請求項5記載の非接触給電装置は、1次側と2次側を分離可能に絶縁した磁気回路網を形成する結合トランスの電磁誘導作用により、前記1次側から2次側に電力を非接触で供給する給電装置であって、前記1次側を構成する1次コアに1次巻線とともに巻回される信号送信用の巻線と、前記信号送信用の巻線に接続されて、前記磁気回路網に送信信号を重畳する送信回路を具備し、前記2次側には、該2次側を構成する2次コアに2次巻線とともに巻回される信号受信用の巻線と、前記信号受信用の巻線に接続されて、該信号受信用の巻線から受信信号を取り出す受信回路を具備して構成した。
【0017】
請求項6記載の非接触給電装置は、1次側と2次側を分離可能に絶縁した磁気回路網を形成する結合トランスの電磁誘導作用により、前記1次側から2次側に電力を非接触で供給する給電装置であって、前記2次側を構成する2次コアに2次巻線とともに巻回される信号送信用の巻線と、前記信号送信用の巻線に接続されて、前記磁気回路網に送信信号を重畳する送信回路を具備し、1次側には、該1次側を構成する1次コアに1次巻線とともに巻回される信号受信用の巻線と、前記信号受信用の巻線に接続されて、該信号受信用の巻線から受信信号を取り出す受信回路を具備して構成した。
【0018】
請求項7記載の非接触給電装置は、1次側と2次側を分離可能に絶縁した磁気回路網を形成する結合トランスの電磁誘導作用により、前記1次側から2次側に電力を非接触で供給する給電装置であって、前記1次側と2次側を構成する1次コアと2次コアに、前記1次巻線および2次巻線とともに巻回される信号送受信用の巻線と、前記信号送受信用の巻線に接続されて、前記磁気回路網に送信信号を重畳し、また、前記信号送受信用の巻線から受信信号を取り出す送受信回路を具備して構成した。
【0019】
請求項8記載の非接触給電装置は、請求項5ないし7記載の非接触給電装置において、前記1次側を構成する1次巻線に印加する交番電流を共振させて、前記交番電流に含まれる送受信信号の妨げとなる高調波成分を除去するLC共振回路を具備して構成した。
【0020】
本発明の非接触給電装置は、1次巻線に高周波の交番電流を印加する駆動回路への入力電圧、または、前記1次巻線に印加する交番電流、あるいは、2次側の出力電圧を監視し、その監視結果に応じてスイッチング素子のデューティー比を可変することにより、前記入力電圧,交番電流,出力電圧の何れかを一定とするように構成することにより、負荷変動や電圧変動、または、1次側と2次側間の間隙距離に変動が発生した場合に、負荷に供給する電力が不安定になることを確実に防止できる。
【0021】
また、本発明の非接触給電装置は、2次側に永久磁石を具備し、1次側に前記永久磁石の磁気を感知する磁気センサを備え、前記磁気センサの出力に応じて1次巻線に交番電流を印加する駆動回路の動作/停止を切り換えるように構成したので、給電不要時等、1次側と2次側を引き離された場合は、前記駆動回路の動作を確実に停止させることができ、無用に1次側を動作継続する問題を確実に解消できる。
【0022】
さらに、本発明の非接触給電装置は、結合トランスの1次コアに給電用の巻線と信号送信用の巻線を巻回し、また、前記結合トランスの2次コアに受電用の巻線と信号受信用の巻線を巻回し、給電時に1次コアに誘起される磁束に信号送信時に誘起される磁束を重畳するように構成したので、信号の送受信機能を備えた非接触給電装置を簡易な構成で安価に実現することができる。
【0023】
そのうえ、本発明の非接触給電装置は、給電用の巻線に印加する交番電流に含まれる高調波成分をLC共振回路により除去するように構成したので、前記高調波成分が磁気回路網に重畳する変調信号(電気信号)と混信することはなく、受信回路にて前記変調信号(電気信号)のみを確実に受信することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1,2により説明する。図1は本発明の非接触給電装置Aを示す構成図であり、図1において、図11に示した非接触給電装置Eと同一部品は同一符号を附して説明を省略する。
【0025】
図1において、17は平滑コンデンサ4の一端にコレクタを接続し、エミッタを結合トランス8を構成する1次巻線9aの中点に、また、ベースを比較器18の出力端子に接続したスイッチング素子としてのトランジスタ(第1の定電圧回路)であり、19は比較器18の一方の入力端子に三角波電圧を入力する三角波発振器を示している。
【0026】
20は一端を平滑コンデンサ4の他端に接続し、他端を前記トランジスタ17のエミッタに接続した平滑コンデンサであり、21は一方端をトランジスタ17のエミッタと平滑コンデンサ20の一端に接続した抵抗である。また、22は抵抗21の他方端に一方端を接続し、他方端を平滑コンデンサ4の他端に接続した抵抗を示している。
【0027】
そして、比較器18と三角波発振器19から入力電圧比較回路23が形成され、平滑コンデンサ20と抵抗21,22から入力電圧監視回路24が形成されている。なお、前記非接触給電装置Aの2次側構成は、図11に示す従来の非接触給電装置Eの2次側構成と同一であるので、説明および図の記載は省略する。
【0028】
次に、非接触給電装置Aの動作について説明する。前記非接触給電装置Aにおいて、2次側に接続した負荷16に電力を供給する場合、比較器18の一方の入力端子には、入力電圧監視回路24の2つの抵抗21,22によって分圧された電圧が入力され、比較器18の他方の入力端子には三角波発振器19が出力する三角波電圧が入力される。
【0029】
前記比較器18は、抵抗21,22による分圧値と三角波電圧値とを比較して比較値に応じたオン幅の方形波電圧を出力するものであり、通常時(交流電源1に電圧変動がない時)における前記分圧値を基準として、分圧値が大きくなる程オン幅の狭い方形波電圧を出力し、逆に分圧値が小さくなる程、オン幅の広い方形波電圧を出力する。
【0030】
そして、通常時に比較器18は、その出力端子から図2(a)に示す、例えば、デューティー比が50%である出力信号(方形波電圧)をトランジスタ(第1の定電圧回路)17のベースに出力する。
【0031】
この出力信号をベースに入力したトランジスタ17は、入力信号のレベル(H,L)に応じてオン・オフを繰り返し、駆動回路5のトランジスタ6a,6bを介して1次巻線9aに交番電流を印加する。このとき駆動回路5のトランジスタ6a,6bは、スイッチングレギュレータIC7によって決定された周期で互いが相反して(トランジスタ6aがオンであるときトランジスタ6bはオフしその逆も同様である)オン・オフ動作している。
【0032】
1次巻線9aに交番電流が印加されると、1次巻線9a中には印加された交番電流値に見合った磁束が誘起され、この磁束は1次巻線9aを巻回した1次コアから所定の間隙(金属以外)を介して2次コアに鎖交して、2次コアに巻回した2次巻線9bに誘導起電力を誘起する。この2次巻線9bに生じた誘導起電力は、整流平滑回路13で直流変換された後、電気機器等の負荷16に供給されて負荷16を動作させる。
【0033】
つづいて、交流電源1に電圧変動が生じた場合の非接触給電装置Aの動作について説明する。交流電源1の電圧が低下した場合、整流平滑回路2の出力電圧は低下して、入力電圧監視回路24に印加される電圧値も低下する。
【0034】
この入力電圧値の低下によって、入力電圧監視回路24の抵抗21,22によって分圧される電圧値も当然低下するため、比較器18の一方の入力端子に入力される電圧値は通常時に比べて低くなる。
【0035】
この結果、比較器18の出力端子からは、図2(b)に示すように、デューティー比が50%を越えるパルス信号(方形波電圧)がトランジスタ17のベースに入力されることとなり、駆動回路5にはトランジスタ17を介して、交流電源1に電圧変動が生じていないときと同様の電圧が印加される。
【0036】
そして、スイッチングレギュレータ用IC7がトランジスタ6a,6bを交互にオン・オフさせることにより、1次巻線9aには交流電源1の電圧低下に影響を受けない所定の交番電流が印加され、その結果、図示しない2次側に電圧変動がないときと同様の誘導起電力を誘起させることができ、負荷16(図11参照)を良好に動作させることが可能となる。
【0037】
つまり、交流電源1に電圧低下が生じた場合、トランジスタ17のベースに入力するパルス信号のディーティー比を高く可変することにより、1次巻線9aに印加される電圧を電圧変動のない場合と同一に調節することができ、以て、2次側の誘導起電力を一定となし、電気機器等の負荷16を良好に動作させることができる。
【0038】
次に、交流電源1の電圧が上昇した場合について説明する。交流電源1の電圧が上昇した場合は、入力電圧監視回路24に入力される電圧も上昇するので、抵抗21,22によって分圧されて比較器18の一方の入力端子に入力される電圧値は、通常時よりも高くなる。
【0039】
これにより、比較器18の出力端子から図2(c)に示すデューティー比が50%を下回るパルス信号(方形波電圧)がトランジスタ17のベースに入力されるので、トランジスタ17のオン時間を短くすることができ、トランジスタ17を介して駆動回路5に入力される電圧値を電圧変動のないときと等しくすることができる。
【0040】
つまり、1次巻線9aに印加される交番電流値が交流電源1の電圧低下に影響を受けることなく常に一定に維持され、以て、2次側の誘導起電力を一定に保持できるので、2次側に接続される負荷16を誤動作させることなく良好に動作させることが可能となる。
【0041】
なお、前記入力電圧監視回路24は、図1に示す構成に限定するものではなく、前述と同様の効果が得られる構成であれば如何なる構成の回路を採用してもよい。例えば、図3に示すように、交流電源1にトランス25の1次巻線25aを並列接続し、トランス25の2次巻線25bには、ブリッジ回路26と平滑コンデンサ27からなる整流平滑回路28を接続して、前記入力電圧監視回路24を構成してもよい。
【0042】
そして、図3に示す非接触給電装置A’において、交流電源1に電圧変動(増減)が発生した場合は、整流平滑回路28で直流変換されて比較器18の一方の入力端子に入力される電圧値は、通常時(電圧変動がない時)に比較器18の一方の入力端子に入力される電圧値と比較して上下に変動するため、比較器18はこの電圧値の上下変動を打ち消す方向にデューティー比を可変したパルス信号(方形波電圧)をトランジスタ17のベースに出力する。
【0043】
すなわち、比較器18の一方の入力端子に入力する電圧値が通常時に比べて低下した場合、トランジスタ17のベースに入力するパルス信号のデューティー比は高く(50%を超える)可変され、また、比較器18の一方の入力端子に入力する電圧値が通常時に比べて上昇した場合は、トランジスタ17のベースに入力するパルス信号のデューティー比は低く(50%を下回る)可変される。これにより、トランジスタ17のオン・オフ時間が適宜調節されて、1次巻線9aに印加する電圧が交流電源1に電圧変動がない場合と等しくなるように調節される。
【0044】
この結果、図示しない2次側に接続した負荷16には、常に、同一の出力電圧が安定して印加され、交流電源1の電圧変動の影響を受けることなく負荷16を良好に動作させることが可能となる。
【0045】
つづいて、本発明の第2実施例を図4,5により説明する。図4に示す非接触給電装置Bは、1次巻線9aに印加する交番電流が常に一定となるように制御する手段を具備して構成され、整流平滑回路2と駆動回路5との間に、直流用のカレントトランス29(以下、単にカレントトランスという)の1次巻線29aを接続し、前記カレントトランス29の2次巻線29bにシャント抵抗30を直列接続している。
【0046】
2次巻線29bの一端とシャント抵抗30の一端はともに駆動回路5を構成するトランジスタ6a,6bのエミッタと平滑コンデンサ4の一端に接続され、2次巻線29bとシャント抵抗30の接続点は、比較器18の一方の入力端子に接続されている。そして、カレントトランス29とシャント抵抗30によって交番電流監視回路31を形成し、比較器18と定電圧電源19によって電圧値比較回路32を形成している。
【0047】
この非接触給電装置Bにおいて、整流平滑回路2の出力はカレントトランス29によって当該カレントトランス29の2次側に伝達される。カレントトランス29の2次側(2次巻線29b)に誘起された電流(誘起電流)は2次巻線29bに直列接続したシャント抵抗30によって電圧変換されて、比較器18の一方の入力端子に入力される。前記比較器18は、この入力電圧値と他方の入力端子に入力される三角波発振器19が出力する三角波電圧値とを比較し、その比較値に応じたオン幅を有するパルス信号(方形波電圧)を出力する。
【0048】
つまり、比較器18は、通常時(交番電流に変動がない時)に交番電流監視回路31から一方の入力端子に入力される電圧値を、他方の入力端子に入力される三角波発振器19の三角波電圧値を比較したとき、その出力端子から図2(a)に示す、例えば、デューティー比が50%であるパルス信号(方形波電圧)をスイッチングレギュレータIC7の入力端子nに入力するように構成されている。
【0049】
スイッチングレギュレータIC7は、受信信号のデューティー比が50%である場合、トランジスタ6aのベースに、図5(a)に示すパルス信号を入力し、また、トランジスタ6bのベースに図5(b)に示すパルス信号を入力して、前記トランジスタ6a,6bを交互にオン・オフさせる。
【0050】
これにより、カレントトランス29の1次巻線29aを介して1次巻線9aの中点に直流電流が供給され、トランジスタ6a,6bが交互にオン・オフすることによって、1次巻線9aに所定の交番電流(以下、基準交番電流という)が印加される。この結果、非接触給電装置Bの2次側には通常時と同一の誘導起電力が誘起されることになり、負荷16を確実に動作させることができる。
【0051】
一方、1次巻線9aに印加される交番電流が減少した場合は、当然カレントトランス29の2次巻線29bに誘起される誘起電流は減少するため、シャント抵抗30によって電圧変換されて、比較器18の一方の入力端子に入力される電圧値は減少する。
【0052】
前記比較器18の一方の入力端子に入力される電圧値が、通常時に前記比較器18の一方の入力端子に入力される電圧値より低くなると、通常時に比較器18の出力端子から出力されるパルス信号と比較して、デューティー比の高い(50パーセントを超える)パルス信号がスイッチングレギュレータIC7の入力端子nに入力される。
【0053】
スイッチングレギュレータIC7は、入力端子nにデューティー比が50%を超えるパルス信号が入力されると、トランジスタ6aのベースに図5(c)に示すパルス信号を入力し、トランジスタ6bのベースに同図(d)に示すパルス信号を入力する。
【0054】
これにより、トランジスタ6a,6bのオン時間が長くなり、トランジスタ6a,6bを介して1次巻線9aに交番電流が印加される時間を長くすることができるので、通常時と同一の電力値を1次巻線9aに供給することが可能となる。
【0055】
また、1次巻線9aに印加する交番電流が増加した場合、カレントトランス29の2次側に誘起される電流は上昇するので、シャント抵抗30によって電圧変換されて、比較器18の一方の入力端子に入力される電圧値は、通常時に比較器18の一方の入力端子に入力される電圧値より高くなる。
【0056】
これにより、比較器18は出力端子から、通常時に比較器18の出力端子から出力されるパルス信号と比較して、デューティー比の低い(50%を下回る)パルス信号がスイッチングレギュレータIC7の入力端子nに出力する。
【0057】
スイッチングレギュレータIC7は、入力端子nにデューティー比が50%を下回るパルス信号が入力されると、トランジスタ6aのベースに図5(e)に示すパルス信号を入力し、トランジスタ6bのベースに同図(f)に示すパルス信号を入力して、トランジスタ6a,6bを交互にオン・オフさせる。
【0058】
この結果、トランジスタ6a,6bのオン時間は短縮されるため、トランジスタ6a,6bを介して1次巻線9aに交番電流が印加される時間を短くすることができ、交番電流の増加を確実に解消して通常時と同一の交番電流を1次巻線9aに印加することができる。
【0059】
以上説明したように、前記非接触給電装置Bは、負荷変動や交流電源1の電圧変動が生じたり、1次側と2次側間の間隙が変動することにより、1次巻線9aに印加される交番電流が変動した場合でも、交番電流監視回路31によって1次巻線9aに印加される交番電流の変動を確実に検知して、電圧値比較回路32からスイッチングレギュレータIC7に前記交番電流の変動の検知結果に対応したデューティー比のパルス信号を入力することによって、前記スイッチングレギュレータIC7はトランジスタ6a,6bのベースに、前記交番電流の変動(増減)を解消する方向にデューティー比を変化させたパルス信号を出力して、これを交互にオン・オフさせることにより、1次巻線9aに印加される交番電流の変動を確実に解消することができる。
【0060】
この結果、2次側の出力電圧を常に一定に維持することができるので、2次側に接続した電気機器等の負荷16を、負荷変動や電圧変動または1次側と2次側間の間隙変動に影響されることなく良好に動作させることができる。
【0061】
なお、前述した非接触給電装置Bによって得られる効果は、図6に示す非接触給電装置B’でも同様に得ることができる。つまり、図6に示す非接触給電装置B’は、シャント抵抗30の一端を整流平滑回路2を構成する平滑コンデンサ4の一方端に接続し、シャント抵抗30の他端を駆動回路5を構成するトランジスタ6a,6bのエミッタに接続して構成されている。
【0062】
この場合、整流平滑回路2で整流・平滑された直流電流は、シャント抵抗30で電圧変換されて、比較器18の一方の入力端子に入力されるので、交番電流に変動が生じた場合、比較器18の一方の入力端子に入力される電圧値はこれに対応して変動することになる。
【0063】
つまり、交番電流に変動が生じた場合、比較器18の一方の入力端子に入力する電圧値は、通常時(交番電流に変動がない時)に比較器18の一方の入力端子に入力される電圧値と比較して上下に変動するので、比較器18は交番電流の変動に応じたデューティー比のパルス信号をスイッングレギュレータIC7の入力端子nに出力する。
【0064】
そして、スイッチングレギュレータIC7は、入力端子nに入力したパルス信号のデューティー比が50%以外である場合、トランジスタ6a,6bの各ベースに入力するパルス信号のデューティー比を適宜可変して、図4に示す非接触給電装置B同様、1次巻線9aに印加する交番電流の変動を確実に解消するのである。
【0065】
次に、図7により本発明のさらに他の実施例について説明する。図7に示す非接触給電装置Cは、2次側の整流平滑回路12を構成する平滑コンデンサ11の一端にトランジスタ(第2の定電圧回路)33のコレクタを接続し、トランジスタ33のベースは、出力電圧比較回路34を構成する比較器35の出力端子に接続されている。
【0066】
また、トランジスタ33のエミッタには、負荷16と並列に接続された出力電圧監視回路36を構成する抵抗37の一端が接続されており、抵抗37の他端には、出力電圧監視回路36を構成するもう1つの抵抗38の一端が接続されている。また、抵抗38の他端は平滑コンデンサ11の他端に接続されている。
【0067】
比較器35の一方の入力端子には、出力電圧監視回路36を構成する抵抗37と抵抗38の接続点が接続されており、比較器35の他方の入力端子には、三角波発振器39が接続されている。
【0068】
また、抵抗37の一端は、平滑コンデンサ40と負荷16の各々の一端に接続されており、抵抗38の他端は、平滑コンデンサ40と負荷16の各々の他端に接続されている。なお、非接触給電装置Cの1次側の構成は、図1,3,4,6に示す何れの回路と組み合わせてもよいので、図および説明の記載は省略する。
【0069】
次に、前記非接触給電装置Cの動作について説明する。図7に示す非接触給電装置Cは、整流平滑回路12からトランジスタ33を介して出力電圧監視回路36に供給された電圧が、出力電圧監視回路36の抵抗37,38によって分圧されて、出力電圧比較回路34を構成する比較器35の一方の入力端子に入力される。
【0070】
比較器35はこの分圧値と他方の入力端子に入力する三角波電圧値とを比較して、比較値に応じたオン幅のパルス信号(方形波電圧)を出力し、通常時(電圧変動がない時)、比較器35は、例えば、ディーティー比が50%であるパルス信号をトランジスタ(第2の定電圧回路)33のベースに出力して、トランジスタ33をオン・オフさせる。
【0071】
これにより、整流平滑回路12の出力はトランジスタ39のオン・オフにより所定のパルス信号として平滑コンデンサ40に印加され、平滑コンデンサ40で平滑された後、負荷16に供給される。負荷16はこの直流電圧(以下、通常電圧という)の供給を受けて適切に動作する。
【0072】
また、2次側の出力電圧が低下した場合、出力電圧監視回路36の抵抗37,38で分圧されて、比較器35の一方の入力端子に入力される電圧値は、通常時に比較器35の一方の入力端子に入力される電圧値と比較して低くなる。
【0073】
これにより、比較器35はその出力端子からデューティー比の高い(50%を超える)パルス信号がトランジスタ33のベースに出力される。前記デューティー比を高く可変したパルス信号がベースに入力されると、前記トランジスタ33は当然オン時間が長くなるため、負荷16に供給される電圧値は前述した通常電圧と等しくなり、負荷16を誤動作することなく、確実に動作させることができる。
【0074】
また、2次側の出力電圧が増加した場合は、抵抗37と抵抗38によって分圧されて、比較器35の一方の入力端子に入力される電圧値は、通常時に前記比較器35の一方の入力端子に入力される分圧値より高くなるので、比較器35の出力はデューティー比が50%を下回るパルス信号となり、トランジスタ33のベースに入力される。
【0075】
これにより、トランジスタ33は、オン時間を短くオフ時間を長してオン・オフ動作を繰り返すことによって、負荷16に供給される電圧値は前述した通常電圧と同値となって、負荷16に安定した電力供給が可能となる。
【0076】
以上説明したように、図7に示す非接触給電装置Cは、2次側の出力電圧を常時監視して、出力電圧に変動(増減)があった場合は、比較器18の出力端子からトランジスタ(第2の定電圧回路)33のベースに入力するパルス信号のデューティー比を、前記電圧変動が解消される方向に可変することによって、トランジスタ33(第2の定電圧回路)33のオン・オフ時間を調節して、負荷16に常に一定の電圧が供給されるように制御するのである。
【0077】
図8は非接触給電装置A〜Cの1次側と2次側をそれぞれ収容した1次側ユニット41と2次側ユニット42に、両ユニット41,42が互いに引き離されたとき、非接触給電装置A〜Cの1次側を構成する駆動回路5の駆動を停止する手段を具備した状態を簡略的に示した概略図である。
【0078】
図8において、43は2次側ユニット42に取り付けた永久磁石であり、44は、1次側ユニット41に具備されて、永久磁石43の磁気を感知してオン・オフ動作するホールセンサ等の磁気センサを示している。
【0079】
前記ホールセンサ44の出力端子は、駆動停止回路として動作するトランジスタ(以下、単にトランジスタという)45のベースに接続され、前記トランジスタ45のコレクタは、図1,3,4,6,7に示す非接触給電装置A〜Cの1次側を構成するスイッチングレギュレータIC7の発振周波数を決定するコンデンサ46の一端と、スイッチングレギュレータIC7の入力端子C とに接続
されている。また、トランジスタ45のエミッタおよびコンデンサ46の他端は、ともにGNDに接地されている。
【0080】
1次側ユニット41と2次側ユニット42が、図8に示すように互いに対向している場合、2次側ユニット42に取り付けた永久磁石43の磁気は1次側ユニット41に具備したホールセンサ44によって確実に感知され、これにより、ホールセンサ44はオン動作する。
【0081】
このとき、トランジスタ45のベースには、(L)レベルの信号が入力されるので、トランジスタ45はオフ動作して、スイッチングレギュレータIC7は、コンデンサ46によって決定される発振周波数で動作して、1次側から2次側に電磁誘導作用を利用して給電を行う。
【0082】
然るに、1次側ユニット41または2次側ユニット42を互いのユニット42,41から引き離して、1次側から2次側への給電を停止する場合、また、何らかの理由(事故等)によって1次側ユニット41と2次側ユニット42が引き離された場合、2次側ユニット42に取り付けた永久磁石43の磁気を2次側ユニット42に具備したホールセンサ44が感知できなくなる。
【0083】
これにより、ホールセンサ44はオフ動作してトランジスタ45のベースには(H)レベルの信号が入力され、トランジスタ45はオン動作する。この結果、トランジスタ45と並列に接続されたコンデンサ46は短絡するため、スイッチングレギュレータIC7の発振は停止する。
【0084】
即ち、非接触給電装置A〜Cの1次側を構成するスイッチングレギュレータIC7の動作は停止することになり、1次側から2次側への給電が停止されるので、1次側から2次側への給電が不要な時(1次側ユニット41と2次側ユニット42が対向していないとき)に、非接触給電装置A〜Cの1次側が無用に動作することはなく、無駄な電力消費を確実に防止することができる。
【0085】
図9は非接触給電装置A〜Cに電気信号の送受信機能を附加して構成した非接触給電装置Dの概略構成図である。すなわち、図9に示す非接触給電装置Dは、結合トランス8を構成する1次コア10aに、1次巻線9a(給電用)と信号送信用の巻線47aを巻回し、結合トランス8の2次コア10bに、2次巻線9b(受電用)と信号受信用の巻線47bを巻回して、前記信号送信用の巻線47aと信号受信用の巻線47bには、信号送信回路48と信号受信回路49を接続して構成されている。
【0086】
そして、非接触給電装置Dを活用する用途に応じて、非接触給電動作以外に2次側に電気信号を送信する必要がある場合は、図1,3,4,6,7により説明した非接触給電装置A〜Cの給電動作に加えて、信号送信回路48から信号送信用の巻線47aに変調信号を印加する。
【0087】
これにより、結合トランス8の1次コア10aには1次巻線9aに印加した交番電流によって誘起する磁束に、信号送信用の巻線47aに印加した変調信号によって誘起する磁束が重畳され、1次側ユニット41と2次側ユニット42間の間隙(金属以外)を介して2次コア10bに前記磁束が鎖交して、2次コア10bに巻回した2次巻線9bと信号受信用の巻線47bに、2次コア10bに鎖交した磁束によってそれぞれ同一の誘導起電力が誘起される。
【0088】
このとき、2次巻線9bに誘起された誘導起電力には、前述したとおり電気信号成分(変調成分)が重畳しているが、2次巻線9bとコンデンサ11からなる共振回路12がフィルタとして作用し、2次巻線9bに誘起した誘導起電力から前記変調成分を除去して、1次巻線9aに印加した交番電流によって発生した磁束に応じた誘導起電力のみを整流平滑回路2に出力することができる。なお、2次側に供給された電力を負荷16に供給する動作については、前述した非接触給電装置A〜Cと同様であるので、説明は割愛する。
【0089】
一方、信号受信用の巻線47bに誘起された誘導起電力は、信号受信回路49に供給され、信号受信回路49内の図示しないフィルタを通過させることにより、前記誘導起電力から電気信号成分のみを抽出することができる。
【0090】
この結果、信号受信回路49は1次側から送信された電気信号のみを確実に取り出すことができ、当該非接触給電装置Dを利用する用途によって、取り出した電気信号を種々の用途に有効に活用することができる。
【0091】
また、2次側ユニット42から1次側ユニット41に信号を送信する場合は、1次側に信号受信回路49を設け、2次側に信号送信回路48を設ければよい。この場合、例えば、2次側の信号送信回路48によって2次側の出力電圧を検出して、出力電圧に変動があった場合は、電圧変動があった旨の電気信号を2次側から1次側に送信することにより、1次側で電気信号を基づいて1次巻線9aに印加する交番電流が電圧変動に影響されることなく一定にすれば、2次側の出力電圧を一定に維持することが可能となる。
【0092】
なお、前述したように、1次巻線9aに印加する交番電流を一定にする場合、図1,3に示すトランジスタ(第1の定電圧回路)17のベースに入力するパルス信号のデューティー比を1次側に設けた信号受信回路49によって変化させたり、また、図4,6に示すスイッチングレギュレータIC7の入力端子nに入力する信号のデューティー比を信号受信回路49によって変化させることにより、スイッチングレギュレータIC7から駆動回路5を構成するトランジスタ6a,6bのベースに入力するパルス信号のデューティー比を変化させることにより実現すればよい。
【0093】
さらに、1次側と2次側に信号送受信機能を備えた回路を各々具備して非接触給電装置Dを構成することによって、電気信号の送受信機能をより一層有効に活用することができる。例えば、1次側から2次側に電気信号を送信し、この信号に対して2次側から1次側に電気信号が返信されることを条件に、1次側ユニット41と2次側ユニット42が対向した状態、つまり、給電可能な状態にあることを1次側において確認することができ、給電可能な状態にあるときに限って1次側から2次側に給電動作を行うように構成すれば、給電不可の状態(1次側ユニット41と2次側ユニット42が対向していないとき)に、1次側の駆動回路5が無用に動作するといった問題を確実に解消することができる。
【0094】
また、非接触給電装置Dにおいて、1次巻線9a(給電用)に図10に示すLC回路50を接続することにより、1次巻線9aに印加される交番電流に一般的に含まれる高調波成分を確実に除去することができる。これにより、1次巻線9aに印加される交番電流に通常含まれる高調波成分を、信号受信回路49が2次側に送信された変調信号と誤認識して抽出してしまう問題の発生を確実に阻止することができる。
【0095】
以上説明したように、本発明の非接触給電装置は、負荷変動や電圧変動、または、1次側と2次側間の間隙変動が生じた場合でも、出力電圧は常に一定に維持することができるので、2次側に接続する電気機器等の負荷が出力変動によって誤動作したり、動作不能に陥ることはなく、常に良好に駆動させることができる。
【0096】
また、1次側ユニットと2次側ユニットの対向状態を検出する手段を具備して構成したので、1次側ユニットと2次側ユニットが対向していない状態で、1次側ユニットの駆動回路が無用に動作することを確実に防止することができる。
【0097】
さらに、受給電の巻線と信号送受信用の巻線を同一コアに巻回して構成したので、信号送受信機能を非常に簡易な構成で、しかも、安価に非接触給電装置に附加することができ、また、前記信号送受信機能を附加したことにより、本発明の非接触給電装置をより広範な用途に利用することが可能となる。
【0098】
【発明の効果】
請求項1記載の非接触給電装置は、交流電源の入力電圧が変動しても、駆動回路への入力電圧が常に一定となるように制御することができるので、前記駆動回路から1次巻線に印加される高周波の交番電流を一定とすることができ、以て、1次コアから2次コアに鎖交する磁束を一定となし、2次側の誘導起電力を一定として、前記2次側に接続される電気機器等の負荷に対して安定した電力供給が実現できる。
【0099】
請求項2記載の非接触給電装置は、交流電源の入力電圧が変動しても1次巻線に印加される交番電流が一定となるように制御することができるので、請求項1の場合と同様に、1次コアから2次コアに鎖交する磁束を一定として、2次側の誘導起電力が前記交流電源の入力電圧の変動に影響されず、常に一定となるように維持できるので、2次側に接続する負荷が前記交流電源の入力電圧の変動によって誤動作したり、動作不能になるといった問題の発生を確実に防止することができ、非常に有効である。
【0100】
請求項3記載の非接触給電装置は、結合トランスの2次側の出力電圧が一定となるように制御することができるので、1次側と2次側間の間隔が何らかの理由により変動した場合でも、2次側に接続された負荷に供給される電圧を常に一定に維持することができ、便利である。
【0101】
請求項4記載の非接触給電装置は、結合トランスの2次側に設けた永久磁石の磁気を感知する磁気センサを結合トランスの1次側に設け、前記磁気センサの出力に応じて1次側の駆動回路の駆動/停止を切り換えるように構成したので、1次側と2次側が対向していない給電不可の状態で、1次側の駆動回路が不要に動作することを防止でき、無駄な電力消費を抑制することができる。
【0102】
請求項5記載の非接触給電装置は、給受電用の巻線と電気信号送受信用の巻線を結合トランスの同一コアに巻回して構成したので、非常に簡易な構成で、かつ、安価に電気信号の送受信機能を備えた非接触給電装置を実現することができ、有効である。
【0103】
請求項6記載の非接触給電装置は、結合トランスの2次側から1次側に電気信号の送信が可能であるので、例えば、2次側の出力電圧が低下するような事態が生じた場合、前記出力電圧が低下した旨を2次側の信号送信回路から1次側の信号受信回路に送信することで、前記1次側の信号受信回路は1次巻線に印加する交番電流を増加させて、2次側に適正な出力電圧値が供給されるように適宜調節することができ、非常に便利である。
【0104】
請求項7記載の非接触給電装置は、1次側および2次側の双方に、信号送受信回路と信号送受信用の巻線を備えて構成したので、1次側と2次側間で信号のやり取りが自由に行い得、その利用用途を拡大することができ、利便である。
【0105】
請求項8記載の非接触給電装置は、1次巻線に印加する交番電流に通常含まれる高調波成分を、前記1次側に備えたLC共振回路によって確実に除去することができるので、2次側に送信された電気信号を2次側に備えた信号受信回路が受信する際に、前記信号受信回路が変調した電気信号成分と前記高調波成分を識別できずに、前記高調波成分を電気信号成分と誤認識してしまう問題の発生を未然に阻止することができ、非常に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の非接触給電装置の第1実施例を説明する回路図である。
【図2】第1実施例における非接触給電装置のスイッチング素子に入力するパルス信号を示す波形図である。
【図3】第1実施例における非接触給電装置の他の構成を示す回路図である。
【図4】本発明の非接触給電装置の第2実施例を説明する回路図である。
【図5】第2実施例における非接触給電装置のスイッチング素子に入力するパルス信号を示す波形図である。
【図6】第2実施例における非接触給電装置の他の構成を示す回路図である。
【図7】本発明に係る非接触給電装置の第3実施例を説明する回路図である。
【図8】前記非接触給電装置の1次側を構成する駆動回路の動作/停止状態の切換えを行う手段の概略構成図である。
【図9】前記非接触給電装置に電気信号の送受信機能を附加した場合の概略構成図である。
【図10】電気信号の送受信機能を附加した非接触給電装置において、1次巻線に印加する交番電流に含まれる高調波成分を除去する共振回路を示す回路図である。
【図11】従来の非接触給電装置を説明する回路図である。
【符号の説明】
1 交流電源
2,13,28 整流平滑回路
3,14,26 ブリッジ回路
4,11,15,20,27,40 平滑コンデンサ
5 駆動回路
6a,6b,45 トランジスタ
7 スイッチングレギュレータIC
8 結合トランス
9a,25a,29a 1次巻線(給電用)
9b,25b,29b 2次巻線(受電用)
10a 1次コア
10b 2次コア
12,50 LC共振回路
16 負荷
17 第1の定電圧回路(トランジスタ)
18,35 比較器
19,39 定電圧電源
21,22 抵抗
23 入力電圧比較回路
24 入力電圧監視回路
25 トランス
29 カレントトランス
30 シャント抵抗
31 交番電流監視回路
32 電圧値比較回路
33 第2の定電圧回路(トランジスタ
34 出力電圧比較回路
41 1次側ユニット
42 2次側ユニット
43 永久磁石
44 ホールセンサ
46 スイッチングレギュレータICの発振周波数を決定するコンデンサ
47a 信号送信用の巻線
47b 信号受信用の巻線
48 信号送信回路
49 信号受信回路
A〜D 非接触給電装置

Claims (8)

  1. 1次側と2次側を分離可能に絶縁した磁気回路網を形成する結合トランスの電磁誘導作用により、前記1次側から2次側に非接触で電力を供給する給電装置において、前記1次側を構成する1次巻線に高周波の交番電流を印加する駆動回路への入力電圧を監視する入力電圧監視回路と、前記入力電圧監視回路の出力と三角波電圧とを比較する入力電圧比較回路、および、前記入力電圧比較回路の出力に応じてスイッチング素子のデューティー比を可変して前記駆動回路の入力を一定にする第1の定電圧回路を具備して構成したことを特徴とする非接触給電装置。
  2. 1次側と2次側を分離可能に絶縁した磁気回路網を形成する結合トランスの電磁誘導作用により、前記1次側から2次側に電力を非接触で供給する給電装置において、前記1次側を構成する1次巻線に印加する高周波の交番電流を電圧変換して出力する交番電流監視回路と、前記交番電流監視回路の出力電圧と三角波電圧とを比較する電圧値比較回路を具備し、前記電圧値比較回路の出力に応じて前記1次巻線に高周波の交番電流を印加する駆動回路のスイッチング素子のデューティー比を可変して、前記交番電流を一定とするように構成したことを特徴とする非接触給電装置。
  3. 1次側と2次側を分離可能に絶縁した磁気回路網を形成する結合トランスの電磁誘導作用により、前記1次側から2次側に電力を非接触で供給する給電装置において、前記2次側の出力電圧を監視する出力電圧監視回路と、前記出力電圧監視回路の出力電圧と三角波電圧とを比較する出力電圧比較回路、および、前記出力電圧比較回路の出力に応じてスイッチング素子のデューティー比を可変して前記出力電圧を一定とする第2の定電圧回路を具備して構成したことを特徴とする非接触給電装置。
  4. 1次側と2次側を分離可能に絶縁した磁気回路網を形成する結合トランスの電磁誘導作用により、前記1次側から2次側に電力を非接触で供給する給電装置において、前記2次側に永久磁石を備え、前記1次側には2次側に備えた前記永久磁石に対向する磁気センサと、該磁気センサの出力に応じて前記駆動回路の動作/停止を切り換える駆動停止回路を具備して構成したことを特徴とする非接触給電装置。
  5. 1次側と2次側を分離可能に絶縁した磁気回路網を形成する結合トランスの電磁誘導作用により、前記1次側から2次側に電力を非接触で供給する給電装置において、前記1次側を構成する1次コアに1次巻線とともに巻回される信号送信用の巻線と、該信号送信用の巻線に接続されて、前記磁気回路網に送信信号を重畳する送信回路を具備し、前記2次側には、該2次側を構成する2次コアに2次巻線とともに巻回される信号受信用の巻線と、前記信号受信用の巻線に接続されて、該信号受信用の巻線から受信信号を取り出す受信回路を具備して構成したことを特徴とする非接触給電装置。
  6. 1次側と2次側を分離可能に絶縁した磁気回路網を形成する結合トランスの電磁誘導作用により、前記1次側から2次側に電力を非接触で供給する給電装置において、前記2次側を構成する2次コアに2次巻線とともに巻回される信号送信用の巻線と、該信号送信用の巻線に接続されて、前記磁気回路網に送信信号を重畳する送信回路を具備し、1次側には、該1次側を構成する1次コアに1次巻線とともに巻回される信号受信用の巻線と、前記信号受信用の巻線に接続されて、該信号受信用の巻線から受信信号を取り出す受信回路を具備して構成したことを特徴とする非接触給電装置。
  7. 1次側と2次側を分離可能に絶縁した磁気回路網を形成する結合トランスの電磁誘導作用により、前記1次側から2次側に電力を非接触で供給する給電装置において、前記1,2次側を構成する1,2次コアに1,2次巻線とともに巻回される信号送受信用の巻線と、該信号送受信用の巻線に接続されて、前記磁気回路網に送信信号を重畳し、また、前記信号送受信用の巻線から受信信号を取り出す送受信回路を具備して構成したことを特徴とする非接触給電装置。
  8. 請求項5ないし7記載の非接触給電装置に、前記1次側を構成する1次巻線に印加する交番電流を共振させて、前記交番電流に含まれる送受信信号の妨げとなる高調波成分を除去するLC共振回路を具備して構成したことを特徴とする非接触給電装置。
JP2002252509A 2002-08-30 2002-08-30 非接触給電装置 Pending JP2004096852A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002252509A JP2004096852A (ja) 2002-08-30 2002-08-30 非接触給電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002252509A JP2004096852A (ja) 2002-08-30 2002-08-30 非接触給電装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004096852A true JP2004096852A (ja) 2004-03-25

Family

ID=32058757

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002252509A Pending JP2004096852A (ja) 2002-08-30 2002-08-30 非接触給電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004096852A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013038808A1 (en) * 2011-09-12 2013-03-21 Sony Corporation Device and system for power transmission
JP2014239638A (ja) * 2013-06-07 2014-12-18 三星電子株式会社Samsung Electronics Co.,Ltd. 無線電力送信装置
KR101492296B1 (ko) * 2007-08-28 2015-02-11 액세스 비지니스 그룹 인터내셔날 엘엘씨 유도전력 공급 장치
EP3349329A1 (en) 2017-01-13 2018-07-18 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Power transmitter and wireless power transmission system

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101492296B1 (ko) * 2007-08-28 2015-02-11 액세스 비지니스 그룹 인터내셔날 엘엘씨 유도전력 공급 장치
US9948358B2 (en) 2007-08-28 2018-04-17 Access Business Group International Llc Inductive power supply
WO2013038808A1 (en) * 2011-09-12 2013-03-21 Sony Corporation Device and system for power transmission
JP2013062895A (ja) * 2011-09-12 2013-04-04 Sony Corp 給電装置および給電システム
US9729204B2 (en) 2011-09-12 2017-08-08 Sony Corporation Device and system for power transmission
US10530425B2 (en) 2011-09-12 2020-01-07 Sony Corporation Device and system for power transmission
US11063635B2 (en) 2011-09-12 2021-07-13 Sony Corporation Device and system for power transmission
JP2014239638A (ja) * 2013-06-07 2014-12-18 三星電子株式会社Samsung Electronics Co.,Ltd. 無線電力送信装置
EP3349329A1 (en) 2017-01-13 2018-07-18 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Power transmitter and wireless power transmission system
CN108306424A (zh) * 2017-01-13 2018-07-20 松下知识产权经营株式会社 送电装置、以及具备该送电装置的无线电力传输系统
US10348133B2 (en) 2017-01-13 2019-07-09 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Power transmitter and wireless power transmission system including the power transmitter

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4941417B2 (ja) 非接触電力伝送装置
JP4689270B2 (ja) 移植医療装置からの情報送信
TWI473382B (zh) 無線電力傳輸裝置
JP6072582B2 (ja) 送電装置、非接触電力伝送システム、及び、非接触電力伝送システムにおける送電電力の制御方法
CN105474506B (zh) 受电装置以及电力传输系统
US10153699B2 (en) Control method for power transmitter, power transmitter and noncontact power transfer apparatus
US10840742B2 (en) Wireless power receiver synchronization detection circuit
JP2000134830A (ja) 電磁誘導電源装置
WO2014199691A1 (ja) 給電装置、および非接触給電システム
JP6604352B2 (ja) ワイヤレス送電装置およびワイヤレス電力伝送システム
KR20160140434A (ko) 급전 시스템
JP2004096852A (ja) 非接触給電装置
JP3356135B2 (ja) 移動体の非接触給電装置
JP2004153879A (ja) 非接触給電装置
KR102015439B1 (ko) 무선 전력전송장치 및 이를 포함하는 공기청정기
JP2014023328A (ja) 非接触給電装置
JP2018170820A (ja) ワイヤレス送電装置およびワイヤレス電力伝送システム
JP2023088134A (ja) 非接触給電装置
JP2004120915A (ja) 非接触電源装置
JPH11285245A (ja) 電源装置
KR101787991B1 (ko) 자기유도 픽업장치
JP2003259642A (ja) 無接点電源装置
JP3813346B2 (ja) 電源装置
JP6965793B2 (ja) 非接触給電装置
KR20050108281A (ko) 스위칭 모드 전원 공급장치