JP2004201388A - 電気接続箱の取付構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】インストルメントパネルの開口に対する電気接続箱の位置ズレを防止すると共に、取付作業性の向上およびコストダウンを図る。
【解決手段】電気接続箱10をインストルメントパネル11の凹部12の底面12aの開口13に配置し、電気接続箱10のケース正面15aに備えられた電気部品を開口13を通して室内側よりメンテナンス可能とするものであって、電気接続箱10のケース15の側面15cより係止爪16aを有する断面L字状の可撓片16を突出していると共に、ケース側面15bより停止壁17を突設しており、電気接続箱10をインストルメントパネル11のエンジンルーム側から室内側へと開口13に内嵌挿入し、係止爪16aを開口13周縁のパネル室内側に係止すると共に、停止壁17をエンジンルーム側の開口13周縁に当接させ、開口13の周縁を係止爪16aと停止壁17とで挟持して内嵌固定している。
【選択図】 図3
【解決手段】電気接続箱10をインストルメントパネル11の凹部12の底面12aの開口13に配置し、電気接続箱10のケース正面15aに備えられた電気部品を開口13を通して室内側よりメンテナンス可能とするものであって、電気接続箱10のケース15の側面15cより係止爪16aを有する断面L字状の可撓片16を突出していると共に、ケース側面15bより停止壁17を突設しており、電気接続箱10をインストルメントパネル11のエンジンルーム側から室内側へと開口13に内嵌挿入し、係止爪16aを開口13周縁のパネル室内側に係止すると共に、停止壁17をエンジンルーム側の開口13周縁に当接させ、開口13の周縁を係止爪16aと停止壁17とで挟持して内嵌固定している。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気接続箱の取付構造に関し、詳しくは、自動車のインストルメントパネルのメンテナンス用開口に露出するように配置される電気接続箱の好適な取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車のインストルメントパネルの内部に配置される電気接続箱(ジャンクションボックスやヒューズボックス等)は、特開平8−31525号公報等に開示されているように、メンバー(リンホース)よりブラケットを突出させて、該ブラケットに上記電気接続箱を取り付けて固定している。
詳しくは、図8および図9に示すように、インストルメントパネル3の内部のエンジンルーム側(Y)で左右に横断したメンバー2より一対の鉄製のブラケット7を突出し、ブラケット7に電気接続箱1をボルト締め等で固定しており、インストルメントパネル3のメータ取付部8の下部に設けられた凹部4の底面に穿設されたメンテナンス用の開口5に電気接続箱1を位置させている。
上記のようにすると、凹部4のカバー6を取り外すだけで、室内側(X)からヒューズ交換等のメンテナンスを簡単に行うことが可能となる。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−31525号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、インストルメントパネル3の取付誤差などによりメンテナンス用凹部4の開口5と電気接続箱1との間に位置ズレが発生する場合があり外観上良くないことがある。さらに、電気接続箱1をブラケット7にボルト締め等で固定すると、該固定作業に時間がかかる問題もある。また、電気接続箱1の固定のためにわざわざメンバー2にブラケット7を設定しなければならないと共に、メンバー2に沿って配策される電線やエアダクト等には、鉄製のブラケット7により傷つけられないよう保護材を外装しなければならずコストアップとなる問題もあった。
【0005】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、インストルメントパネルの内部配置される電気接続箱をメンテナンス用開口に露出して配置する場合の位置ズレを防止すると共に、作業性の向上およびコストダウンを図ることを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、自動車のインストルメントパネルの内部に配置される電気接続箱を上記インストルメントパネルの凹部の底面に穿設されたメンテナンス用の開口に配置し、上記電気接続箱のケース正面に備えられた電気部品を上記開口を通してメンテナンス可能とする電気接続箱の取付構造において、
上記電気接続箱の樹脂製のケースの側面より断面L字状の可撓片を突出し、該可撓片の外面には係止爪を突設していると共に、上記ケースの側面より停止壁を突設しており、
上記電気接続箱を上記インストルメントパネルのエンジンルーム側のパネル内部から室内側へと上記開口に内嵌挿入し、上記可撓片を撓ませて上記係止爪を上記開口の周縁のパネル室内側に係止すると共に、上記停止壁を上記開口の周縁のパネルのエンジンルーム側に当接させ、上記開口の周縁を上記係止爪と上記停止壁とで挟持することにより、上記電気接続箱を上記開口に内嵌固定していることを特徴とする電気接続箱の取付構造を提供している。
【0007】
上記構成とすると、上記電気接続箱を上記インストルメントパネルのメンテナンス用の開口に内嵌固定しているので、電気接続箱の開口に対する位置ズレを確実に防止することができる。
また、電気接続箱をインストルメントパネルのメンテナンス用の開口に内嵌挿入するだけで、上記可撓片が撓んで上記係止爪が上記開口の周縁を乗り越え係止されて、開口の周縁を係止爪と上記停止壁とで挟持するように自動的に固定されるので、電気接続箱の固定作業をワンタッチで容易に行うことができる。
【0008】
さらには、電気接続箱をインストルメントパネルに直接固定しているので、従来のメンバー(リンホース)への固定用のブラケットを廃止することができコストダウンを図ることができる。また、該ブラケットを廃止できることで、メンバーに沿って配策される電線やエアダクト等を該ブラケットから守るために保護材を外装する必要がなくなるので、さらにコストダウンを図ることができる。
【0009】
上記係止爪を有する可撓片は、上記電気接続箱のケースの対向する側面に夫々設けられていると共に、上記停止壁は、上記可撓片が設けられた側面と直交する側面に対向して夫々設けられている。
【0010】
上記構成とすると、例えば、エンジンルーム側のパネル面に当接する停止壁が上下側面(左右側面)に対向して配置されて安定し、かつ、パネル室内側に当接する係止爪が左右側面(上下側面)に対向して配置されて、固定状態の電気接続箱の上下左右のバランスを安定させることができ、また、インストルメントパネルを挟んでエンジンルーム側のパネル面と室内側のパネル面とを上記停止壁と上記係止爪とにより押圧しているので、強固に固定される。
【0011】
上記電気接続箱のケースの側面にリブを設ける一方、上記電気接続箱が内嵌される上記インストルメントパネルの上記開口に上記リブと対応する位置に上記リブが嵌合する切欠部を設けていると好適である。
即ち、上記電気接続箱が上記開口に正しく嵌合されなければ、上記リブが上記切欠部に嵌合されなくなるので、電気接続箱が上記インストルメントパネルのメンテナンス用の開口に対して誤った向きで嵌合されることを防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図5は第1実施形態を示し、インストルメントパネル11の内部に配置されるヒューズボックス10(電気接続箱)を、直接、インストルメントパネル11のメンテナンス用の開口13に内嵌固定している。
【0013】
ヒューズボックス10は、ケース15の正面側をヒューズ(図示せず)等を搭載したヒューズ取付面15aとし、ケース15の左右側面15cに断面L字状の可撓片16を突出し、該可撓片の先端側外面に係止爪16aを突設していると共に、ケース15の上下側面15bにはパネル当接用の停止壁17を突設している。
また、係止爪16aと停止壁17との位置関係は、図4に示すように、係止爪16aの背面側の係止面16a−1と停止壁17の正面17aとの間の隙間Lを後述するインストルメントパネル11の開口13周縁のパネル厚さと略同一としている。
【0014】
インストルメントパネル11は、メータ取付部19の下方に凹部12を設け、凹部12の底面12aにメンテナンス用の開口13をヒューズボックス10のケース15が内嵌できるように穿設している。開口13は、ヒューズボックス10のケース15に合わせて四角形状に穿設し、かつ、開口13の左右辺には可撓片16が挿通し係止爪16aが係止されるための被係止切欠13aが切り欠かれている。なお、開口13の周縁のパネル厚さはLとしている。
また、凹部12には、持ち手となる穴14aを有する取り外し自在のカバー14を被せることで、通常はヒューズボックス10が室内側から見えないようにしている。
【0015】
次に、ヒューズボックス10のインストルメントパネル11への取付作業について説明する。
先ず、ヒューズボックス10のヒューズ取付面15aを室内側(X)に向けて、エンジンルーム側(Y)からインストルメントパネル11の開口13に内嵌挿入すると、可撓片16が内方に撓みながら開口13の被係止切欠13aに挿通され、係止爪16aが被係止切欠13aを乗り越えたところで図5(A)に示すように弾性復帰して係止される。この際、係止爪16aの係止面16a−1が開口13周縁の室内側(X)に当接されると共に、図5(B)に示すように停止壁17の正面17aがエンジンルーム側(Y)のパネル面に当接される。即ち、開口13の周縁を係止爪16aと停止壁17とで挟持することにより、ヒューズボックス10を開口13に内嵌固定している。
そして、カバー14で凹部12を覆って室内側からヒューズボックス10が見えないようにする。
【0016】
上記構成とすると、ヒューズボックス10をインストルメントパネル11のメンテナンス用の開口13に、直接、内嵌固定しているので、ヒューズボックス10が開口13に対して位置ズレすることが確実に防止でき、メンテナンス作業を安定して行えるようになると共に外観上も良好にすることができる。
また、ヒューズボックス10を開口13に内嵌挿入するだけで、可撓片16が撓んで係止爪16aが開口13の被係止切欠13aを乗り越え係止されて、開口13の周縁を係止爪16aと停止壁17とで挟持するように自動的に固定できるので、ヒューズボックス10の固定作業をワンタッチで非常に容易に行うことができ、作業性が向上する。
【0017】
さらに、ヒューズボックス10をインストルメントパネル11側に直接固定しているので、従来必要とされたメンバー2(リンホース)への固定用のブラケットを廃止することができコストダウンを図ることができる。また、該ブラケットを廃止できることで、メンバー2に沿って配策される電線やエアダクト(図示せず)等を該ブラケットから守るために保護材を外装する必要がなくなるので、さらにコストダウンを図ることが可能となる。
なお、電気接続箱として上記ヒューズボックス10の代わりにジャンクションボックスやリレーボックス等を用いてもよいことは言うまでもない。
【0018】
図6は第2実施形態を示す。
第1実施形態との相違点は、ヒューズボックス10’のケース15’の上下側面15b’に係止爪16a’を外面に突出した可撓片16’を突設し、ケース15’の左右側面15c’に停止壁17’を突設している点である。
また、インストルメントパネル側の開口13’も、可撓片16a’の位置に対応するように上下に被係止切欠13a’を切り欠いている。
なお、他の構成は第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
【0019】
図7は第3実施形態を示す。
第2実施形態との相違点は、ヒューズボックス10”のケース15”の上側の側面15b”の一端より上方にリブ18を突出しており、インストルメントパネル側の開口13”にもリブ18に対応する位置に切欠部13b”を設けている点である。
上記構成とすると、ヒューズボックス10”が開口13”に正しく嵌合されなければ、リブ18が切欠部13b”に嵌合されないので、ヒューズボックス10”がインストルメントパネルのメンテナンス用の開口13”に対して誤った向きで嵌合されるのを防止することができる。
なお、リブ18の設定位置および個数は上記箇所および個数に限定されず、非対称と構造となるように設ければよい。
また、他の構成は第1実施形態および第2実施形態と同様であるため説明を省略する。
【0020】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明によれば、上記電気接続箱を上記インストルメントパネルのメンテナンス用の開口に内嵌固定しているので、電気接続箱の開口に対する位置ズレを確実に防止できると共に、従来必要としていたメンバー(リンホース)への固定用のブラケットを廃止することができコストダウンを図ることができる。
また、ブラケットを廃止できることで、メンバーに沿って配策される電線やエアダクト等にブラケットから守るため保護材を外装する必要がなくなるので、さらにコストダウンを図ることができる。
さらに、電気接続箱をインストルメントパネルのメンテナンス用の開口に内嵌挿入するだけで、開口の周縁を係止爪と上記停止壁とで挟持するように自動的に固定できるので、電気接続箱の取り付け作業を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のヒューズボックス(電気接続箱)のインストルメントパネルへの取付状態を示す斜視図である。
【図2】ヒューズボックスのインストルメントパネルへの取付状態を示す断面図である。
【図3】ヒューズボックスの開口への取付前の斜視図である。
【図4】ヒューズボックスの上面図である。
【図5】(A)はヒューズボックスを開口へ取り付けた後の断面図、(B)は別方向の断面図である。
【図6】第2実施形態のヒューズボックスの開口への取付前の斜視図である。
【図7】第3実施形態のヒューズボックスの開口への取付前の斜視図である。
【図8】従来のインストルメントパネル内部の電気接続箱の取付状態を示す断面図である。
【図9】従来のインストルメントパネル内部の電気接続箱の取付状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 メンバー(リンホース)
10 ヒューズボックス(電気接続箱)
11 インストルメントパネル
12 凹部
13 メンテナンス用の開口
13a 被係止切欠
14 カバー
15 ケース
15a ヒューズ取付面
16 可撓片
16a 係止爪
17 停止壁
18 リブ
13b” 切欠部
X 室内側
Y エンジンルーム側
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気接続箱の取付構造に関し、詳しくは、自動車のインストルメントパネルのメンテナンス用開口に露出するように配置される電気接続箱の好適な取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車のインストルメントパネルの内部に配置される電気接続箱(ジャンクションボックスやヒューズボックス等)は、特開平8−31525号公報等に開示されているように、メンバー(リンホース)よりブラケットを突出させて、該ブラケットに上記電気接続箱を取り付けて固定している。
詳しくは、図8および図9に示すように、インストルメントパネル3の内部のエンジンルーム側(Y)で左右に横断したメンバー2より一対の鉄製のブラケット7を突出し、ブラケット7に電気接続箱1をボルト締め等で固定しており、インストルメントパネル3のメータ取付部8の下部に設けられた凹部4の底面に穿設されたメンテナンス用の開口5に電気接続箱1を位置させている。
上記のようにすると、凹部4のカバー6を取り外すだけで、室内側(X)からヒューズ交換等のメンテナンスを簡単に行うことが可能となる。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−31525号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、インストルメントパネル3の取付誤差などによりメンテナンス用凹部4の開口5と電気接続箱1との間に位置ズレが発生する場合があり外観上良くないことがある。さらに、電気接続箱1をブラケット7にボルト締め等で固定すると、該固定作業に時間がかかる問題もある。また、電気接続箱1の固定のためにわざわざメンバー2にブラケット7を設定しなければならないと共に、メンバー2に沿って配策される電線やエアダクト等には、鉄製のブラケット7により傷つけられないよう保護材を外装しなければならずコストアップとなる問題もあった。
【0005】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、インストルメントパネルの内部配置される電気接続箱をメンテナンス用開口に露出して配置する場合の位置ズレを防止すると共に、作業性の向上およびコストダウンを図ることを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、自動車のインストルメントパネルの内部に配置される電気接続箱を上記インストルメントパネルの凹部の底面に穿設されたメンテナンス用の開口に配置し、上記電気接続箱のケース正面に備えられた電気部品を上記開口を通してメンテナンス可能とする電気接続箱の取付構造において、
上記電気接続箱の樹脂製のケースの側面より断面L字状の可撓片を突出し、該可撓片の外面には係止爪を突設していると共に、上記ケースの側面より停止壁を突設しており、
上記電気接続箱を上記インストルメントパネルのエンジンルーム側のパネル内部から室内側へと上記開口に内嵌挿入し、上記可撓片を撓ませて上記係止爪を上記開口の周縁のパネル室内側に係止すると共に、上記停止壁を上記開口の周縁のパネルのエンジンルーム側に当接させ、上記開口の周縁を上記係止爪と上記停止壁とで挟持することにより、上記電気接続箱を上記開口に内嵌固定していることを特徴とする電気接続箱の取付構造を提供している。
【0007】
上記構成とすると、上記電気接続箱を上記インストルメントパネルのメンテナンス用の開口に内嵌固定しているので、電気接続箱の開口に対する位置ズレを確実に防止することができる。
また、電気接続箱をインストルメントパネルのメンテナンス用の開口に内嵌挿入するだけで、上記可撓片が撓んで上記係止爪が上記開口の周縁を乗り越え係止されて、開口の周縁を係止爪と上記停止壁とで挟持するように自動的に固定されるので、電気接続箱の固定作業をワンタッチで容易に行うことができる。
【0008】
さらには、電気接続箱をインストルメントパネルに直接固定しているので、従来のメンバー(リンホース)への固定用のブラケットを廃止することができコストダウンを図ることができる。また、該ブラケットを廃止できることで、メンバーに沿って配策される電線やエアダクト等を該ブラケットから守るために保護材を外装する必要がなくなるので、さらにコストダウンを図ることができる。
【0009】
上記係止爪を有する可撓片は、上記電気接続箱のケースの対向する側面に夫々設けられていると共に、上記停止壁は、上記可撓片が設けられた側面と直交する側面に対向して夫々設けられている。
【0010】
上記構成とすると、例えば、エンジンルーム側のパネル面に当接する停止壁が上下側面(左右側面)に対向して配置されて安定し、かつ、パネル室内側に当接する係止爪が左右側面(上下側面)に対向して配置されて、固定状態の電気接続箱の上下左右のバランスを安定させることができ、また、インストルメントパネルを挟んでエンジンルーム側のパネル面と室内側のパネル面とを上記停止壁と上記係止爪とにより押圧しているので、強固に固定される。
【0011】
上記電気接続箱のケースの側面にリブを設ける一方、上記電気接続箱が内嵌される上記インストルメントパネルの上記開口に上記リブと対応する位置に上記リブが嵌合する切欠部を設けていると好適である。
即ち、上記電気接続箱が上記開口に正しく嵌合されなければ、上記リブが上記切欠部に嵌合されなくなるので、電気接続箱が上記インストルメントパネルのメンテナンス用の開口に対して誤った向きで嵌合されることを防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図5は第1実施形態を示し、インストルメントパネル11の内部に配置されるヒューズボックス10(電気接続箱)を、直接、インストルメントパネル11のメンテナンス用の開口13に内嵌固定している。
【0013】
ヒューズボックス10は、ケース15の正面側をヒューズ(図示せず)等を搭載したヒューズ取付面15aとし、ケース15の左右側面15cに断面L字状の可撓片16を突出し、該可撓片の先端側外面に係止爪16aを突設していると共に、ケース15の上下側面15bにはパネル当接用の停止壁17を突設している。
また、係止爪16aと停止壁17との位置関係は、図4に示すように、係止爪16aの背面側の係止面16a−1と停止壁17の正面17aとの間の隙間Lを後述するインストルメントパネル11の開口13周縁のパネル厚さと略同一としている。
【0014】
インストルメントパネル11は、メータ取付部19の下方に凹部12を設け、凹部12の底面12aにメンテナンス用の開口13をヒューズボックス10のケース15が内嵌できるように穿設している。開口13は、ヒューズボックス10のケース15に合わせて四角形状に穿設し、かつ、開口13の左右辺には可撓片16が挿通し係止爪16aが係止されるための被係止切欠13aが切り欠かれている。なお、開口13の周縁のパネル厚さはLとしている。
また、凹部12には、持ち手となる穴14aを有する取り外し自在のカバー14を被せることで、通常はヒューズボックス10が室内側から見えないようにしている。
【0015】
次に、ヒューズボックス10のインストルメントパネル11への取付作業について説明する。
先ず、ヒューズボックス10のヒューズ取付面15aを室内側(X)に向けて、エンジンルーム側(Y)からインストルメントパネル11の開口13に内嵌挿入すると、可撓片16が内方に撓みながら開口13の被係止切欠13aに挿通され、係止爪16aが被係止切欠13aを乗り越えたところで図5(A)に示すように弾性復帰して係止される。この際、係止爪16aの係止面16a−1が開口13周縁の室内側(X)に当接されると共に、図5(B)に示すように停止壁17の正面17aがエンジンルーム側(Y)のパネル面に当接される。即ち、開口13の周縁を係止爪16aと停止壁17とで挟持することにより、ヒューズボックス10を開口13に内嵌固定している。
そして、カバー14で凹部12を覆って室内側からヒューズボックス10が見えないようにする。
【0016】
上記構成とすると、ヒューズボックス10をインストルメントパネル11のメンテナンス用の開口13に、直接、内嵌固定しているので、ヒューズボックス10が開口13に対して位置ズレすることが確実に防止でき、メンテナンス作業を安定して行えるようになると共に外観上も良好にすることができる。
また、ヒューズボックス10を開口13に内嵌挿入するだけで、可撓片16が撓んで係止爪16aが開口13の被係止切欠13aを乗り越え係止されて、開口13の周縁を係止爪16aと停止壁17とで挟持するように自動的に固定できるので、ヒューズボックス10の固定作業をワンタッチで非常に容易に行うことができ、作業性が向上する。
【0017】
さらに、ヒューズボックス10をインストルメントパネル11側に直接固定しているので、従来必要とされたメンバー2(リンホース)への固定用のブラケットを廃止することができコストダウンを図ることができる。また、該ブラケットを廃止できることで、メンバー2に沿って配策される電線やエアダクト(図示せず)等を該ブラケットから守るために保護材を外装する必要がなくなるので、さらにコストダウンを図ることが可能となる。
なお、電気接続箱として上記ヒューズボックス10の代わりにジャンクションボックスやリレーボックス等を用いてもよいことは言うまでもない。
【0018】
図6は第2実施形態を示す。
第1実施形態との相違点は、ヒューズボックス10’のケース15’の上下側面15b’に係止爪16a’を外面に突出した可撓片16’を突設し、ケース15’の左右側面15c’に停止壁17’を突設している点である。
また、インストルメントパネル側の開口13’も、可撓片16a’の位置に対応するように上下に被係止切欠13a’を切り欠いている。
なお、他の構成は第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
【0019】
図7は第3実施形態を示す。
第2実施形態との相違点は、ヒューズボックス10”のケース15”の上側の側面15b”の一端より上方にリブ18を突出しており、インストルメントパネル側の開口13”にもリブ18に対応する位置に切欠部13b”を設けている点である。
上記構成とすると、ヒューズボックス10”が開口13”に正しく嵌合されなければ、リブ18が切欠部13b”に嵌合されないので、ヒューズボックス10”がインストルメントパネルのメンテナンス用の開口13”に対して誤った向きで嵌合されるのを防止することができる。
なお、リブ18の設定位置および個数は上記箇所および個数に限定されず、非対称と構造となるように設ければよい。
また、他の構成は第1実施形態および第2実施形態と同様であるため説明を省略する。
【0020】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明によれば、上記電気接続箱を上記インストルメントパネルのメンテナンス用の開口に内嵌固定しているので、電気接続箱の開口に対する位置ズレを確実に防止できると共に、従来必要としていたメンバー(リンホース)への固定用のブラケットを廃止することができコストダウンを図ることができる。
また、ブラケットを廃止できることで、メンバーに沿って配策される電線やエアダクト等にブラケットから守るため保護材を外装する必要がなくなるので、さらにコストダウンを図ることができる。
さらに、電気接続箱をインストルメントパネルのメンテナンス用の開口に内嵌挿入するだけで、開口の周縁を係止爪と上記停止壁とで挟持するように自動的に固定できるので、電気接続箱の取り付け作業を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のヒューズボックス(電気接続箱)のインストルメントパネルへの取付状態を示す斜視図である。
【図2】ヒューズボックスのインストルメントパネルへの取付状態を示す断面図である。
【図3】ヒューズボックスの開口への取付前の斜視図である。
【図4】ヒューズボックスの上面図である。
【図5】(A)はヒューズボックスを開口へ取り付けた後の断面図、(B)は別方向の断面図である。
【図6】第2実施形態のヒューズボックスの開口への取付前の斜視図である。
【図7】第3実施形態のヒューズボックスの開口への取付前の斜視図である。
【図8】従来のインストルメントパネル内部の電気接続箱の取付状態を示す断面図である。
【図9】従来のインストルメントパネル内部の電気接続箱の取付状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 メンバー(リンホース)
10 ヒューズボックス(電気接続箱)
11 インストルメントパネル
12 凹部
13 メンテナンス用の開口
13a 被係止切欠
14 カバー
15 ケース
15a ヒューズ取付面
16 可撓片
16a 係止爪
17 停止壁
18 リブ
13b” 切欠部
X 室内側
Y エンジンルーム側
Claims (3)
- 自動車のインストルメントパネルの内部に配置される電気接続箱を上記インストルメントパネルの凹部の底面に穿設されたメンテナンス用の開口に配置し、上記電気接続箱のケース正面に備えられた電気部品を上記開口を通してメンテナンス可能とする電気接続箱の取付構造において、
上記電気接続箱の樹脂製のケースの側面より断面L字状の可撓片を突出し、該可撓片の外面には係止爪を突設していると共に、上記ケースの側面より停止壁を突設しており、
上記電気接続箱を上記インストルメントパネルのエンジンルーム側のパネル内部から室内側へと上記開口に内嵌挿入し、上記可撓片を撓ませて上記係止爪を上記開口の周縁のパネル室内側に係止すると共に、上記停止壁を上記開口の周縁のパネルのエンジンルーム側に当接させ、上記開口の周縁を上記係止爪と上記停止壁とで挟持することにより、上記電気接続箱を上記開口に内嵌固定していることを特徴とする電気接続箱の取付構造。 - 上記係止爪を有する可撓片は、上記電気接続箱のケースの対向する側面に夫々設けられていると共に、上記停止壁は、上記可撓片が設けられた側面と直交する側面に対向して夫々設けられている請求項1に記載の電気接続箱の取付構造。
- 上記電気接続箱のケースの側面にリブを設ける一方、上記電気接続箱が内嵌される上記インストルメントパネルの上記開口に上記リブと対応する位置に上記リブが嵌合する切欠部を設けている請求項1または請求項2に記載の電気接続箱の取付構造。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2002365493A JP2004201388A (ja) | 2002-12-17 | 2002-12-17 | 電気接続箱の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002365493A JP2004201388A (ja) | 2002-12-17 | 2002-12-17 | 電気接続箱の取付構造 |
Publications (1)
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|---|---|
| JP2004201388A true JP2004201388A (ja) | 2004-07-15 |
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ID=32763032
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004201388A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006200860A (ja) * | 2005-01-24 | 2006-08-03 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和機の室外機 |
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-
2002
- 2002-12-17 JP JP2002365493A patent/JP2004201388A/ja active Pending
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Legal Events
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