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JP2005037645A - 定着装置およびそれを用いた画像形成装置 - Google Patents
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JP2005037645A - 定着装置およびそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 記録媒体の種類(特に厚さ)が変わっても、定着温度を変えることなく、トナーの定着性や、得られる画像の画質を一定に保ち得る定着装置および画像形成装置を提供すること。
【解決手段】 少なくとも2つのロール(18〜20)に張架された加圧ベルト21からなる加圧ベルトモジュール16と、定着ロール1とを含み、加圧ベルト21の2つのロール18,19に張架された間が、定着ロール1の外周に押圧され巻き付けられてニップ部Nを形成し、2つのロール18,19のうち、定着ロール1の回転方向(矢印A方向)下流のロール19が、加圧ベルト21を介して定着ロール1表面に付勢される加圧ロール19であり、定着ロール1の回転方向(矢印A方向)上流のロール18が、加圧ベルト21の定着ロール1への巻き付け角度が変化するように変位(矢印D方向ないしその逆方向)し得る変位ロールである定着装置、およびそれを用いた画像形成装置である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複写機、プリンター、ファクシミリ等の画像情報記録装置において、記録媒体表面の未定着トナー画像を接触加熱定着する定着装置、とりわけベルトニップ方式の定着装置に関するものである。また、本発明は、かかる定着装置を用いた画像形成装置に関するものである。
従来の定着装置としては、一対の加熱されたロール間の圧接領域に未定着トナー画像を通過させることにより定着を行ういわゆる加熱加圧ロール型定着装置が多用されている(以下、これを「ロールニップ方式」と言う)。かかるロールニップ方式の定着装置の模式断面図を図5に示す。図5において、101は矢印F方向に回転する定着ロールであり、106は、定着ロール101に従動して矢印G方向に回転する加圧ロールである。
定着ロール101は、アルミニウム等の熱伝導率の高い金属の中空ロール105の表面に、弾性層104としてシリコーンゴムが被覆され、更にその上に離型性を有するテフロン(R)の被覆層103が形成されたものであり、中空ロール105の内部には加熱源としてハロゲンランプ102が配置される。定着ロール101表面に設けられた温度センサ108の信号をもとに、図示しない温度制御回路によってハロゲンランプ102がオン・オフ制御され、定着ロール101表面が所望の一定温度に調整される。
一方加圧ロール106は、芯金ロール109にシリコーンゴム等の比較的厚い耐熱弾性体層110が被覆されたものである。この耐熱弾性体層110の弾性変形によって定着ロール101と加圧ロール106との圧接部(ニップ部)N’が形成される。
未定着トナー画像Tが表面に形成された用紙Pは、矢印H方向に進行してニップ部Nに挿通され、圧力と熱エネルギーの作用により未定着トナー画像Tが定着される。ニップ部Nを通過した用紙Pは、トナーの粘着性のため定着ロール101に巻きついてくるので、それを剥がすための剥離爪107が設けられており、これにより定着後の用紙Pが定着ロール101から剥離され、装置外に排出される。
しかし、前記定着方式を用いて、より高速に定着しようとした場合、未定着トナー画像Tと用紙Pとに、定着に十分なだけの熱エネルギーと圧力とを与えなければならない。そのためにはニップ部N’の幅(ニップ幅)を定着速度に比例して広くする必要がある。ニップ幅を広くするのに、両ロール101−106間の荷重を大きくする方法、または弾性層104や耐熱弾性体層110の弾性体層の厚さを厚くする方法、両ロール101,106のロール径を大きくする方法等がある。
上記両ロール間の荷重を大きくする方法や、上記弾性体層の厚さを大きくする方法では、ロールの撓みに起因するニップ幅の形状がロール軸に沿って不均一になったり、定着むらや紙しわが発生し易くなるため、おのずと限界がある。また上記ロール径を大きくする方法は、前記のような品質上の問題点はないが、装置が大型になり、また定着ロール101を室温から定着可能温度まで上昇させるまでの時間(一般に、「ウォームアップタイム」と称される。)が長くなってしまうという問題点を有する。
これらの問題点を解決し、より高速化に対応できるようにするため、特許文献1における図2に示されるような、ベルトを用いた方式が提案されている。(以下、このようにニップ部の形成にベルトを用いた方式を「ベルトニップ方式」と称する。)。かかるベルトニップ方式の定着装置の模式断面図を図6に示す。
図6において、121は矢印J方向に回転する定着ロールであり、125は、定着ロール121に当接して矢印K方向に回転するエンドレスベルトである。エンドレスベルト125は、駆動ロール122と、張架ロール123および124とに張架され、駆動ロール122−張架ロール124間が定着ロール121に巻き付くように当接してニップ部を形成している。当該ニップ部のエンドレスベルト125回転方向最下流では、加圧ロール128が圧縮コイルスプリング129により、エンドレスベルト125を介して定着ロール121表面に付勢され、前記ニップ部の終端を形成している。
図6に示されたベルトニップ方式の定着装置は、前記ニップ部に、未定着トナー画像126が表面に形成された用紙127が挿通され、当該ニップ部における圧力と熱エネルギーとによって定着を行うものである。このような構成にすることで、エンドレスベルト125と定着ロール121とのニップ幅を、従来のロールニップ方式によるニップ幅よりも容易に大きくとることができる(ワイドニップを形成することができる)ので、高速化対応が可能となる。また同じ定着速度で比較した場合には、ロールニップ方式の定着装置よりも小型化を図ることができる。
形成されたワイドニップを形成する前記ニップ部は、入口側の低圧部分(エンドレスベルト125が巻き付いている部分)と、出口側の加圧ロール128により付勢されている高圧部分との少なくとも2つの圧力部分から構成されている。前記低圧部分は、用紙127と、その表面に形成された未定着トナー画像126とに熱を与える部分であり、この部分の圧力を大きくしても熱の伝達量は変らないので、敢えて圧力を大きくする意味はなく、総荷重を抑えるため低圧になっている。なお、ここで言う「低圧」とは、その圧力が2.9×104〜2.0×105Pa(およそ0.3〜2.0kgf/cm2)の範囲のことである。熱の伝達量は、当該低圧部分の長さによって決まってくる。
出口側の加圧ロール128に付勢されている高圧部分は、前記ニップ部の前半で与えられた熱によって、溶融した未定着トナー画像126にしっかり圧力を加えて用紙127に押付けて定着性を確保するとともに、トナー層内の空気を追い出しトナーを凝集させトナー表面を定着ロールに密着させることによりトナー画像表面を狙いの表面性に仕上げることにある。トナーが十分に溶融した前記ニップ部の出口付近の圧力がもっとも大きいため、圧力の効果が大きく現れる。このようなベルトニップ方式は、ニップ部の全体を高圧にするより総荷重を抑制しながら、圧力の効果を十分に生かすことができる優れた方式であるということができる。
また、前記ニップ部の出口における高圧力で、定着ロール121の弾性体層を歪ませることにより、用紙127にセルフストリッピング性が付与され、容易に定着ロール121から用紙127を剥離することができるという、優れた効果も有する。
これら高圧部分における狙いの機能を発現させるのに望まれる圧力は、1.5×105〜7.8×105Pa(およそ1.5〜8.0kgf/cm2)の範囲内である。
ところで、このベルトニップ方式の定着装置は、ワイドニップを形成することができるので、高速定着を可能とするものであるが、定着すべき用紙の種類によっては、同じ定着温度で定着させた場合に定着性が異なるといった現象を有している。この現象は、ベルトニップ方式に限ったものでなく、従来のロールニップ方式の定着装置に関しても、全く同様のことが言える。
つまり用紙の厚みが薄く熱容量が小さい場合には、同じ定着温度で定着した場合に、用紙上のトナーが過剰に溶融してしまいオフセットが発生したり、定着ロールに用紙が巻き付いたりするといった不具合が生じることがある。また、トナーの過剰溶融はトナー画像の表面を粗したりして、要求通りの画像が得られなくなる。
これを解決するために、従来のロールニップ方式の定着装置では、例えば、標準紙より薄く熱容量が小さい用紙が定着装置に搬送された時に、定着ロールの設定温度を低くして、薄い用紙の場合でも標準紙と同等のトナー溶融状態が得られるようにしている。しかし、既に標準の設定温度まで熱せられた定着ロールの温度を低くするには、定着ロールの表面から放熱して温度が低下するまでの数分間待たなければならない。また、その後標準紙に戻す場合には、今度は設定温度に戻るまで、また数分間待たなければならない。
このように、従来では用紙の厚みが変わった場合に、同じトナー溶融状態で同じ定着性を得るべく定着ロールの温度を変更する場合に、設定した温度になるまでの時間待たなければならないという問題を有している。
ロールニップ方式の定着装置で、設定温度を変えずにニップ幅を狭くして、薄紙でも標準紙と同じトナー溶融状態を得ようとした場合には、定着圧力が低下してしまうので、トナーの凝集が不十分となり狙い通りの画質が得られなくなる。さらに大きな問題は、低圧化に伴って定着ロールの弾性体の歪量が低下して、用紙を定着ロールから剥離するのが困難になってしまう。このような問題が発生してしまうので、これまではロールニップ方式の定着装置では、用紙の厚さ等に関わらず一定の定着性や画質を得るためには、結局、用紙の厚さ等に応じて定着温度を変えるしか方法が無かった。
特開平5−150679号公報
本発明は、以上の問題点を解決することを目的とするものである。詳しくは、定着しようとする記録媒体(用紙、OHP紙等)の種類(特に厚さ)が変わっても、定着温度を変えることなく、つまりは定着温度が所定の温度まで変化するのを待つ必要がなく、トナーの定着性や、得られる画像の画質を一定に保つことができる定着装置を提供することを目的とする。また、本発明は、かかる定着装置を用いた画像形成装置を提供することを他の目的とする。
上記目的は、以下の本発明により達成される。すなわち本発明の定着装置は、少なくとも2つのロールに張架された加圧ベルトからなる加圧ベルトモジュールと、表面が加熱されて回転する定着ロールとを含み、前記加圧ベルトの2つのロールに張架された間が、前記定着ロールの外周に押圧され巻き付けられて、定着用のニップ部を形成してなる定着装置であって、
前記加圧ベルトにおける前記定着ロールの外周に巻き付けられた部分の両端に位置する2つのロールのうち、前記定着ロールの回転方向下流のロールが、前記加圧ベルトを介して前記定着ロール表面に付勢される加圧ロールであり、前記定着ロールの回転方向上流のロールが、前記加圧ベルトの前記定着ロールへの巻き付け角度が変化するように変位し得る変位ロールであることを特徴とする。
既述の如く、ロールニップ方式の定着装置では、上記課題を解決する、すなわち、待ち時間無く、記録媒体の種類(特に厚さ)に対応することは困難であったが、ベルトニップ方式の定着装置においては、形成されるニップ部が、ニップ入口側の低圧部分と出口側の高圧部分との少なくとも2つの圧力部分を有するため、前者の低圧部分の長さを変えることでニップ幅を変えることができれば、上記課題を解決することが可能となる。
そして、本発明の定着装置では、低圧部分のニップ部形成を担う加圧ベルトを、高圧部分のニップ部形成を担う加圧ロールとともに張架する変位ロールを、前記加圧ベルトの前記定着ロールへの巻き付け角度が変化するように変位可能に構成することで、ニップ入口の低圧部分のニップ幅を可変としている。このように構成することで、本発明の定着装置は、定着ロールの表面温度変化を伴わずに、記録媒体の種類(特に厚さ)に対応することができる。
例えば、標準紙より薄い用紙を記録媒体とする場合には、出口側の加圧ロールと接触している高圧部分の各部材の位置関係を変えることなく、入口側の低圧部分のニップ幅を狭くすることによって画質や用紙の剥離性を確保しつつ定着性を一定にすることができる。
また変位ロールを変位させる操作は、物理的な位置関係を変更させるだけであるので温度が変化するまで待つ時のように長い時間待機する必要はない。
ここで、本発明において「巻き付け角度」とは、前記加圧ベルトが前記定着ロールに巻き付いて当接している部分の円弧の、前記定着ロールにおける円周角を指し、一般に「ラップ角度」と称されることもある。したがって「巻き付け角度」が大きければ円弧が長く、すなわちニップ幅が長くなり、逆に「巻き付け角度」が小さければニップ幅が短くなる。
前記変位ロールの変位としては、前記加圧ベルトを介して前記加圧ロールが付勢される部位における前記定着ロール表面の接線と、前記変位ロールおよび前記加圧ロールの中心点を結ぶ直線と、の成す角が増減する方向への変位とすることができる。
前記加圧ベルトを介して前記加圧ロールが付勢される部位における前記定着ロール表面の接線に対して前記定着ロール側に、前記変位ロールの少なくともいずれかの部位が位置すれば、前記加圧ベルトは前記定着ロールに巻き付いた状態を有する。そして、より前記定着ロール側に近づけると、前記定着ロールに巻き付く長さ、すなわち、巻き付け角度が大きくなる。したがって、前記接線と、前記変位ロールおよび前記加圧ロールの中心点を結ぶ直線と、の成す角が増減する方向へ変位ロールを変位させることで、前記加圧ベルトの前記定着ロールへの巻き付け角度を変化させることができる。
本発明の定着装置においては、前記加圧ベルトモジュールが、前記加圧ロールの、前記加圧ベルトの従動回転方向上流であって、前記加圧ベルトの内周から、前記加圧ベルトを介して前記定着ロール表面に付勢される押圧部材を含むことが好ましい。前記低圧部分の加圧力不足を、当該押圧部材により補うことができ、定着性をより向上させることができる。また、低圧部分での前記加圧ベルトの前記定着ロール表面からの浮きを防止することができ、定着不良や画像流れ、搬送不良といった不具合が生ずる可能性を防止することができる。
前記押圧部材としては、ロール状でもパッド状でもいずれであっても構わないが、パッド状に成型されてなることが好ましい。
一方、本発明の画像形成装置は、少なくとも、記録媒体表面にトナーを像様に担持させて、未定着トナー画像を形成する未定着トナー画像形成手段と、記録媒体表面に担持された未定着トナー画像を、加熱および加圧することにより定着する定着手段と、を備える画像形成装置であって、
前記定着手段が、上記本発明の定着装置であることを特徴とする。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、定着ロールと加圧ベルトモジュールとでワイドなニップ部が形成されるベルトニップ方式の定着装置において、定着しようとする記録媒体の種類(特に厚さ)に応じて、定着ロール表面を最適温度に変化させるために必要とされた長い時間の待機が解消され、ニップ部の入口側の低圧部分の幅を可変とすることにより、即時に、最適な定着条件で定着することが可能で、トナーの定着性や、得られる画像の画質を一定に保つことができる定着装置、およびそれを用いた画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明について、好ましい実施形態を挙げて詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1に、本発明の例示的一態様である実施形態の定着装置の模式断面図を示す。本実施形態の定着装置は、矢印A方向に回転する定着ロール1と、加圧ベルトモジュール16と、剥離案内板7および排紙機構(11,12)とで構成されている。
定着ロール1における、ニップ部Nよりも定着ロール1の回転方向A下流側には、定着ロール1表面近傍に、一辺が近接し、かつ、定着ロール1の回転方向Aに寝かせられた状態で剥離案内板7が配されている。
定着ロール1は、アルミニウム製で厚さ5mmのコア5の表面に、厚さ1.5mmの弾性層4が被覆され、さらにその上に厚さ30μmの表面層3が被覆されてなり、内部に熱源としてハロゲンランプ2が配されている。本実施形態では、弾性層4としてゴム硬度25〜45°のシリコーンLSR(Liquid Silicone Rubber)ゴムが用いられている。また、表面層3としてはPFA(テトラフルオロエチレン−ペルフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)チューブが用いられている。なお、本実施形態において、定着ロール1は、外径65mmφ、長さ350mmのソフトロールである。
なお、弾性層4の材質としては、シリコーンゴムに限定されず、従来公知の各種材質のものを採用することができ、例えば、フッ素ゴムを用いることができ、シリコーンゴムおよびフッ素ゴムからなる複数層積層された弾性層を用いてもよい。また、定着ロールとしては、弾性層のない、いわゆるハードロールを用いてもよい。定着ロール1は、毎秒400mmの表面速度で矢印A方向に回転する。定着ロール1の内部には1000Wのハロゲンランプ2が挿入され、不図示の温度センサと温度コントロールとによって、定着ロール1の表面が170℃にコントロールされる。本実施形態の定着装置のプロセススピードは、400mm/secとした。
加圧ベルトモジュール16は、リードロール(変位ロール)18、加圧ロール19および張架ロール20の3本のロールにより張架されたエンドレスベルト(加圧ベルト)21と、これを介して定着ロール1に押圧される圧力パッド(押圧部材)17とで主要部が構成されている。
エンドレスベルト21は、定着ロール1に対し所定の角度巻き付けられるように接触し、ニップ部Nを形成している。エンドレスベルト21の内側には、圧力パッド17がエンドレスベルト21を介して定着ロール1に押圧される状態で配置されている。本実施形態において、このエンドレスベルト21の定着ロール1に対する巻き付け角度(ラップ角度)は、標準状態では、45度(ニップ部N全体のニップ幅は26mm)となっている。
エンドレスベルト21は、ベース層とその表面(定着ロール1と接する面、または両面)に被覆された離型層とから構成されることが好ましい。ベース層はポリイミド、ポリアミド、ポリアミドイミド等から選ばれ、その厚さは、好ましくは50〜125μm程度、より好ましくは75〜100μm程度である。ベース層の表面に形成される離型層としては、前述の如きフッ素樹脂、例えばPFA等が5〜20μmの厚さでコーティングされたものが好ましい。
本実施形態においては、エンドレスベルト21として、厚み75μm、幅300mm、周長213mmのポイリミドフィルムのベース層のみで構成されるものを用いた。エンドレスベルト21は、3個のステンレス製のロール、すなわちリードロール18、加圧ロール19および張架ロール20により、10kgの張力で張架されている。それぞれのロールの直径は、22mm、20mmおよび20mmである。
押圧部材としての圧力パッド17は、例えば、幅の広いニップ部Nを確保するための弾性体部材と、該弾性体部材のエンドレスベルト21の内周面と接触する面に低摩擦層とが設けられ、金属製等のホルダーに保持されている。低摩擦層を表面に有する弾性体部材は、ほぼ定着ロール1の外周面に倣う凹形になっており、定着ロール1に対して押圧されてニップ部Nを形成している。
圧力パッド17における弾性体部材としては、シリコーンゴム、フッ素ゴム等耐熱性の高い弾性体や、板バネ等を用いることができる。弾性体部材上に形成される低摩擦層は、エンドレスベルト21内周面と圧力パッド17との摺動抵抗を小さくするために設けられ、摩擦係数が小さく、耐摩耗性のあるものが望ましい。具体的には、テフロン(R)を含浸させたガラス繊維シート、フッ素樹脂シート、フッ素樹脂塗膜等を用いることができる。
なお、押圧部材としては、本実施形態のようにパッド状に成型されてなるものの他、例えば、ロール状に成型されてなるものを用い、エンドレスベルト21を介して定着ロール1表面に付勢させて従動回転させても構わない。勿論、本実施形態のようにパッド状に成型されてなる押圧部材の方が、当接するニップ部全域に、広く均一にニップ圧を付与することができるため、好ましい。
また、圧力パッド17の、用紙P搬送方向(矢印C方向)下流の加圧ロール19は、加圧手段としての圧縮コイルスプリング(不図示)によって、エンドレスベルト21を介して定着ロール1の中心に向かって付勢されており、定着ロール1の当該箇所に一定の歪み量を生じさせている。すなわち、定着ロール1の表面の弾性層4が弾性変形し、その表面に歪みが与えられる。この定着ロール1の歪みを低荷重で効率良く与えるために、加圧ロール19は定着ロール1より小径で、その表面は硬質である方が望ましい。したがって、ニップ部Nの出口では、この定着ロール1の歪みにより、用紙Pの剥離性が確保されている。
エンドレスベルト21は、定着ロール1の矢印A方向の回転により、従動して矢印B方向に周動する。
未定着トナー画像Tが表面に形成された用紙Pは、図1における左側からニップ部に向けて(矢印C方向)搬送されてくる。ニップ部に挿通させられた用紙P表面の未定着トナー画像Tは、ニップ部Nに作用する圧力と、ハロゲンランプ2により定着ロール1を通じて与えられる熱と、により定着させられる。本実施形態の定着装置により定着を行えば、ニップ部を広く取ることができるため、安定した定着性能を確保することができる。
既述の如く、ニップ部Nの出口において加圧ロール19が定着ロール1に押圧され、定着ロール1の弾性層4に歪みを与えている。このような構成により、ニップ部Nが確保されるとともに、ニップ部Nの出口付近において定着ロール1の歪みが局所的に大きくなるようにしている。
本実施形態の定着装置によれば、ニップ部Nの出口付近における定着ロール1の歪み量を比較的大きく取ることができる。このように該歪み量を大きく採れば、用紙P自身のコシにより良好に定着ロール1表面から剥離する(セルフストリッピングする)ことが可能となり、離型剤(オイル)を使用することなく高い離型性能が得られる。勿論、さらに高い離型性を得るためにオイルを使用してもよい。オイルを使用する場合には、適宜、定着ロールおよびベルトの表面層の材質を変更してもよい。
定着ロール1の表面から剥離された用紙Pは、剥離案内板7により分離され、排出ガイド11に案内されて、排出ロール12により装置外に排出される。
ところで、本実施形態の定着装置は、以上説明した態様では、用紙Pとして、一般的な厚さの普通紙(以下、単に「標準紙」という場合がある。)を定着するに適した状態となっている。しかし、本実施形態の定着装置は、リードロール18および張架ロール20が、それぞれ矢印DおよびEに示される方向ないし範囲で、変位可能に構成されている。すなわち、リードロール18および張架ロール20を適切に変位させることで、ニップ部Nのニップ幅を変更することができ、一般的な厚さの普通紙よりも薄紙であっても、対応可能に構成されている。
図2および図3は、本実施形態の定着装置におけるニップ部Nおよびその周辺のみを拡大して示す拡大断面図であり、図2は標準紙を定着するに適した通常の状態(以上説明した態様)で、図3は薄紙を定着するためにリードロール18および張架ロール20を矢印DおよびEに示される方向に変位させた状態である。
リードロール18の変位について説明する。図4は、本実施形態の定着装置におけるリードロール18(18’)の変位を説明するための、図1〜図3と同一方向から見た、定着ロール1、リードロール18(18’)、加圧ロール19およびエンドレスベルト21(21’)の位置関係のみを示す説明図である。リードロール18(18’)は、矢印D,D’に示される方向・範囲で変位するように構成されている。
図4中には、エンドレスベルト21(21’)を介して加圧ロール19が付勢される部位(ニップ部の高圧部分Nh)における定着ロール1表面の接線Sと、図2の状態におけるリードロール18および加圧ロール19の中心点を結ぶ直線Tと、図3の状態におけるリードロール18’および加圧ロール19’の中心点を結ぶ直線Tと、が描かれている。
接線Sに対する直線Tの成す角δは、接線Sに対する直線Uの成す角σよりも大きい。このように、エンドレスベルト21(21’)を張架する2つロール間の中心点を結ぶ直線の、接線Sに対する成す角が増減する方向へ、リードロール18(18’)を変位させることで、エンドレスベルト21(21’)の定着ロール1への巻き付け角度を変化させることができる。
なお、エンドレスベルト21(21’)を張架する2つロール間の中心点を結ぶ線分が、点Vを中心とする円の半径となっていることは要件とされない。張架ロール20の変位の仕方によって、前記線分の長さを変化させることができるためである。
一方、張架ロール20の変位は、リードロール18の変位に追従するかたちで、エンドレスベルト21が所定の張力で張架される位置に移動すればよい。
用紙Pとして、標準紙を定着しようとする通常の状態では、形成されるニップ部Nは、加圧ロール19による高圧部分Nhと、エンドレスベルト21が定着ロール1に巻き付いた低圧部分Nl−1およびNl−2との合計となっている。本実施形態では、高圧部分Nhが6mm、低圧部分Nl−1およびNl−2が20mmで、合計26mmとなっている。巻き付け角度(ラップ角度)は、ニップ部Nに相当する円弧の円周角なので、α+β+γで表され、既述の如く45度である。
なお、高圧部分Nhでは平均5.88×105Pa(6.0kgf/cm2)の圧力が、低圧部分Nl−1では1.18×105Pa(1.2kgf/cm2)の圧力が、それぞれかけられている。
用紙Pとして、薄紙を定着しようとする場合には、リードロール18および張架ロール20を矢印DおよびEに示される方向に変位させて図3に示す状態(図1における点線で描かれている状態)、すなわちそれぞれ18’および20’で示される状態にする。すると、それに連れてエンドレスベルトも図中の21’で示される状態となる。図3を見れば明らかなように、エンドレスベルト21’の定着ロール1に対する巻き付が少なくなり、形成されるニップ部Nは、加圧ロール19による高圧部分Nhと、エンドレスベルト21が定着ロール1に巻き付いた低圧部分Nl−1との合計となっている。つまり、上記通常の状態に比して、低圧部分Nl−2分だけ短くなっている。本実施形態では、高圧部分Nhはそのまま6mmで、低圧部分Nl−1が15mmで、合計21mmとなっている。巻き付け角度(ラップ角度)は、α+βで表され、具体的には37度である。
このように本実施形態の定着装置は、図2の状態と図3の状態とで、リードロール18(さらには、張架ロール20)を適切に変位させることで、ニップ部入口の低圧部分(Nl−1,Nl−2)のニップ幅を可変とし、定着ロール1の表面温度変化を伴わずに、用紙Pの種類(特に厚さ)に対応することを可能としている。
一般的な厚さの普通紙が用紙Pとして搬送されてきた場合に、本実施形態の定着装置は、図2の状態を取り、高圧部分Nhと、低圧部分Nl−1およびNl−2からなる長いニップ幅を使って、用紙P表面に形成された未定着トナー画像Tを加熱溶融し、圧力とともに定着する。
その後、薄紙が用紙Pとして搬送されてきた場合に、リードロール18および張架ロール20を矢印DおよびEに示される方向に変位させて図3に示す状態(図1における点線で描かれている状態)を取り、高圧部分Nhおよび低圧部分Nl−1からなる、相対的に短いニップ幅で、用紙P表面に形成された未定着トナー画像Tを加熱溶融し、圧力とともに定着する。
再度一般的な厚さの普通紙が用紙Pとして搬送されてきた場合に、図3において、リードロール18’および張架ロール20’を矢印D’およびE’に示される方向に変位させて図2に示す状態(図1における実線で描かれている状態)に戻される。
本実施形態において、リードロール18’および張架ロール20’の変位は、図2の状態と図3の状態の2つの状態のみの間で択一的に行われているが、使用する用紙Pの厚さや種類等に応じて、変位させる場所を段階的に、あるいは無段階(連続的)に制御することもできる。
本実施形態において、以上の動作は、不図示のモータにより、使用者が用紙の厚さ、種類等を考慮して入力した信号を下に行われる。勿論、本発明においては、例えば、用紙Pの厚みセンサを配置して、その検出信号から自動的に変位させたり、用紙の種類と連動させた制御装置を予め組み込んでおき、用紙の種類を入力するだけで、後は自動的に変位させたり等、自動での動作とすることもできる。
以上のように、本発明の一例である本実施形態の定着装置によれば、定着しようとする用紙Pの種類(特に厚さ)が変わっても、定着温度を変えることなく、つまりは定着温度が所定の温度まで変化するのを待つ必要がなく、トナーの定着性や画質を一定に保つことができる。また、低圧部分のニップ幅を変えても、高圧部分のニップ幅とニップ圧が不変であるため、得られる画質や、定着ロール1からの用紙剥離性が変化することもない。
<評価試験>
ここで、実際に未定着トナー画像が形成された用紙を用いて、図1に示す本実施形態の定着装置により、定着する試験を行った。
まず、用紙Pには、標準紙として富士ゼロックス(株)製J紙(坪量82g/m2)および薄紙として富士ゼロックス(株)製S紙(坪量56g/m2)を用意した。これらの用紙に、富士ゼロックス(株)製 DCC400用トナーを用い、一辺が100mmの正方形であるソリッド画像を3色(サイアン、イエロー、マジェンタ)トナーで合計12.5g/m2になるように形成した未定着トナー画像Tを形成し、これを供試材とした。
標準紙を定着するに適した通常の状態(図2の状態)で、上記供試材のうち標準紙(J紙)の方を定着させたところ、定着性は目標レベルを満足し、トナー画像はオフセットすること無く、目標レベルの画像光沢の画像が得られた。
その直後、リードロール18および加圧ロール19を矢印D方向に変位させて、薄紙を定着するに適した通常の状態(図3の状態)とした、すると、ニップ部Nのニップ幅は、高圧部分Nhは6mmのまま変わらないものの、低圧部分は、(Nl−1)および(Nl−2)の合計である20mmから(Nl−1)のみの15mmと狭くなった。この変位に要する時間は数秒であり、温度設定を変える如き長い時間待機することはなかった。
この状態でその他の条件(定着温度170℃、プロセススピード400mm/sec等)を変えることなく、今度は、上記供試材のうち薄紙(S紙)の方を定着させた。すると、上記標準紙を定着させた時と、ほぼ同等の定着性で、かつほぼ同等の画像光沢の画像が得られた。また、低圧部分のニップ幅は変化しているものの、高圧部分のニップ幅とニップ圧が不変であるため、得られる画質や、定着ロール1からの用紙剥離性が変化することもなかった。
比較のため、標準紙を定着するに適した通常の状態(図2の状態)のまま、上記供試材のうち薄紙(S紙)の方を定着させた。すると、未定着トナー画像Tのトナーが過剰に溶融し、トナーがオフセットを発生するまでには至らなかったものの、用紙Pの繊維中に染み込んでしまい、得られた画像は、その表面に粗さが目立ち、許容できる画質とはならなかった。
また、標準紙を定着するに適した通常の状態(図2の状態)のまま、ハロゲンランプ2の電源を切って、定着ロール1の表面温度を、放冷により徐々に落としつつ、上記供試材のうち薄紙(S紙)の方を順次定着させて、上記標準紙を定着させた時と、ほぼ同等の定着性で、かつほぼ同等の画像光沢の画像が得られる温度条件を見出した。結果は、定着温度を170℃から153℃に低下すればよいことがわかった。
次に、ハロゲンランプ2の電源を入れ、定着ロール1の表面温度を元の170℃に上げるのに要する時間を計測した。結果は、約1分の時間を要した。さらに、ハロゲンランプ2の電源を切って、放冷により153℃まで低下するまでの時間を計測した。結果は、約3分20秒の時間を要した。これら、温度上昇あるいは温度下降に要する時間は、実用上大きな障害となり得るものである。
このように、本発明によれば、定着温度を変えること無く、低圧部分のニップ幅を変えるだけで、様々な種類の記録媒体に対応可能であることがわかる。
以上、好ましい実施形態を挙げて本発明の定着装置を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、各部材の形状、材質、寸法や、温度・速度等の各種条件は、あくまでも一つの例示であり、本発明の構成を具備することを条件として、当業者は、従来公知の知見により、あるいは本発明のために適した条件設定の検討等により、如何なる変更を加えることもできる。
また、上記実施形態においては、加圧ベルト(エンドレスベルト21)を張架するロールとして、変位ロール(リードロール18)、加圧ロール(19)および張架ロール(20)の3本のロールを用いる態様を挙げているが、これらロールの数は3本に限られるものではなく、加圧ベルトを張架し得る態様であれば、2本でも4本以上でも構わない。いずれにしても、複数本のロールのうち2本が既述の変位ロールおよび加圧ロールの機能を有することが要求される。また、変位すべきロールは、少なくとも前記変位ロールであり、また、前記加圧ロールは、定着ロールに対して相対的に固定され、前記加圧ベルトを張架するその他のロールがある場合、それらロールは、その構造に応じて適宜変位ロールと追従して変位しても構わないし、固定されていても構わない。
さらに、上記実施形態においては、本発明で必須の構成として規定されるもの(加圧ベルトと、それを張架する2つのロールとからなる加圧ベルトモジュール、定着ロール、およびこれらの位置関係(変位を含む))を除く各種態様は、いずれも付随的要素であり、本発明においては、それら付随的要素を省略ないし変更することができる。省略等が可能な付随的要素としては、例えば、押圧部材、張架ロール、剥離案内板、排出機構等が挙げられる。勿論、これらが含まれることが好ましい。
以上のような構成の定着装置は、従来公知の電子写真等の方式による画像形成装置に用いることができる。即ち、電子写真等の方式により、少なくとも、記録媒体表面にトナーを像様に担持させて、未定着トナー画像を形成する未定着トナー画像形成手段と、記録媒体表面に担持された未定着トナー画像を、加熱および加圧することにより定着する定着手段と、を備える画像形成装置であって、定着手段として上記本発明の構成の定着装置を用いることにより、画像形成しようとする記録媒体(用紙、OHP紙等)の種類(特に厚さ)が変わっても、定着温度を変えることなく、つまりは定着温度が所定の温度まで変化するのを待つ必要がなく、トナーの定着性や画質を一定に保つことができる画像形成装置を提供することができる。
上記未定着トナー画像形成手段としては、例えば、静電潜像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、該静電潜像をトナーにより現像する現像手段と、得られた未定着トナー画像をシート状の記録媒体に転写する転写手段と、を含むものが挙げられる。
なお、定着装置以外の構成は、従来公知のいずれの構成であっても、本発明の目的に反しない限り用いることができる。さらに、定着装置以外の構成要素に、本発明の剥離装置を適用しても勿論構わない。
本発明の例示的一態様である実施形態の定着装置の模式断面図である。 図1の定着装置における、標準紙を定着するに適した通常の状態の、ニップ部およびその周辺のみを拡大して示す拡大断面図である。 図1の定着装置における、薄紙を定着するに適した通常の状態の、ニップ部およびその周辺のみを拡大して示す拡大断面図である。 図1の定着装置におけるリードロールの変位を説明するための、図1〜図3と同一方向から見た、定着ロール、リードロール、加圧ロールおよびエンドレスベルトの位置関係のみを示す説明図である。 従来のロールニップ方式の定着装置の模式断面図である。 従来のベルトニップ方式の定着装置の模式断面図である。
符号の説明
1,101,121:定着ロール、 2,102:ハロゲンランプ、 3:表面層、 4,104:弾性層、 5:コア、 7:剥離案内板、
11:排出ガイド、 12:排出ロール、 16:加圧ベルトモジュール、 17:圧力パッド(押圧部材)、 18,18’:リードロール(変位ロール)、 19,19’,106,128:加圧ロール、 20,123,124:張架ロール、 21,21’,125:エンドレスベルト(加圧ベルト)、 103:被覆層、 105:中空ロール、 107:剥離爪、 108:温度センサ、 109:芯金ロール、 110:耐熱弾性体層、 122:駆動ロール、 129:圧縮コイルスプリング、 N,N’:ニップ部、 P,127:用紙、 T,126:未定着トナー画像

Claims (5)

  1. 少なくとも2つのロールに張架された加圧ベルトからなる加圧ベルトモジュールと、表面が加熱されて回転する定着ロールとを含み、前記加圧ベルトの2つのロールに張架された間が、前記定着ロールの外周に押圧され巻き付けられて、定着用のニップ部を形成してなる定着装置であって、
    前記加圧ベルトにおける前記定着ロールの外周に巻き付けられた部分の両端に位置する2つのロールのうち、前記定着ロールの回転方向下流のロールが、前記加圧ベルトを介して前記定着ロール表面に付勢される加圧ロールであり、前記定着ロールの回転方向上流のロールが、前記加圧ベルトの前記定着ロールへの巻き付け角度が変化するように変位し得る変位ロールであることを特徴とする定着装置。
  2. 前記変位ロールの変位が、前記加圧ベルトを介して前記加圧ロールが付勢される部位における前記定着ロール表面の接線と、前記変位ロールおよび前記加圧ロールの中心点を結ぶ直線と、の成す角が増減する方向への変位であることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記加圧ベルトモジュールが、前記加圧ロールの、前記加圧ベルトの従動回転方向上流であって、前記加圧ベルトの内周から、前記加圧ベルトを介して前記定着ロール表面に付勢される押圧部材を含むことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  4. 前記押圧部材が、パッド状に成型されてなることを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
  5. 少なくとも、記録媒体表面にトナーを像様に担持させて、未定着トナー画像を形成する未定着トナー画像形成手段と、記録媒体表面に担持された未定着トナー画像を、加熱および加圧することにより定着する定着手段と、を備える画像形成装置であって、
    前記定着手段が、請求項1に記載の定着装置であることを特徴とする画像形成装置。
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