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JP2007000162A - 流し台 - Google Patents
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Abstract

【課題】シンク前方の空間を収納空間として有効利用を可能とするとともに、使用者の身体のサポートを可能とし、全く異質の二つの機能を、簡単な構造の収納用部材によって発揮させる。
【解決手段】天板5の下であってシンク7の前方のスペースに収納兼サポート用幕板部11が配設されており、この収納兼サポート用幕板部11は、収納兼サポート用部材12と、固定片13、及びサイドカバー14とを備えており、収納兼サポート用部材12は、断面コの字型の収納筺部16、上部の天板当接部20及び下部の幕部21とから成る収納用部材53(収納用部分)と、サポートバー54とから一体的に構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、流し台に関し、特に、流し台を構成するシンク付きキャビネットのシンク前方に、前面が開口した収納用部材(収納用部分)とサポートバー(もたれバー)が一体的に構成された収納兼サポート用幕板部を設けた流し台に関する。そして、本発明の流し台は、キッチンで利用される流し台だけでなく、洗面室等に設置される所謂洗面台等として利用される流し台としても適用できる流し台も含むものである。
従来、流し台を構成するシンク付きキャビネットの前面側に収納部を設けるという構成は、すでに知られている。例えば、流し台の幕板部に収納部を設けた構成は、公知である(例.特許文献1、2参照)。また、キッチンキャビネットの天板と収納部の間の空間部に、前面が開口する開放収納部を設けた構成は公知である(例.特許文献3参照)。さらに、シンク前方に張出部を有し、前方張出部の下方空間の膜板部を前面収納スペースとした構成は公知である(例.特許文献4参照)ある。
また、流し台の前面にもたれバーを取り付ける構成も知られている。例えば、本出願人は、流し台の幕板部に吊持部材を取り付け、この吊持部材部材の取り付け部にもたれバー等の機能部品を着脱自在に取り付けた発明をすでに提案している(特許文献5参照)。さらに、本出願人は、流し台の複数のキャビネットにわたって共通の幕板を取り付け、取り付け部材にもたれバー等の機能部品を着脱可能且つ移動可能に取り付けた発明を提案している(特許文献6参照)。
そして、流し台のカウンターの前縁に手すりバーを固定し、手すりにカバー片を設けカバー片上に凹スペースを設けた構成は公知である(特許文献7参照)。流し台の前面の身体と接触する部分を断熱処理、加温等した構成は公知である(特許文献8参照)。
実開昭60−105441号公報 実開平2−64338号公報 実公平6−10859号公報 特開2004−229699号公報 特開2003−019043号公報 特開2003−038270号公報 特開平8−205941公報 特開2002−209651号公報
特許文献1、2、4は、シンク前方に開閉扉を設け幕板との間を収納部としているために十分な収納スペースがとれず、しかも、いちいち扉を開閉する必要があり簡単に収納することはできない。特許文献3は、シンクの前方の空間は避けてその両側の空間に開放収納部を設ける構成であるので、シンクの前方の空間は利用していないので、無駄となっている。
特許文献5〜8は、もたれバー、手すりバーであるが、このような手すりバー等を幕板部の前に取り付けるだけであり、幕板部に収納部を設けるという発想は開示されていない。
本発明は、シンク前方に従来の幕板に代えて、物品を手軽に収納できる収納部を設けるとともに、流し台の使用者の身体を支持するサポートバーを取り付け、幕板部で収納もできしかももたれかかることもできるという、きわめて便利な流し台を実現することを主な課題とする。さらに、本発明は、この収納部を構成する収納用部材を、流し台のキャビネットに、簡単、且つ正確に位置決めして取り付けることのできる流し台を実現するものである。
本発明は上記課題を解決するために、シンクと、該シンクを収める開口部を有する天板と、該天板を支持するキャビネットを備えた流し台であって、前記キャビネットは、前記シンクの前面を覆う収納兼サポート用幕板部を有し、該収納兼サポート用幕板部は、物品を収納する収納用部材と、使用者の身体をサポートするサポートバーが一体的に構成されていることを特徴とする流し台を提供する。
前記サポートバーは、カバーを備えていることが好ましい。
前記サポートバーは、収納用部材に着脱自在である構成としてもよい。
上記構成から成る本発明に係る流し台によれば、次のような効果が生じる。
(1)シンク前方に、扉など開くことなく、物品を手軽に収納できる構造の収納用部材を設け、この収納用部材には使用者の身体を支持するサポートバーが一体的に設けられているので、シンク前方の空間を収納空間として有効利用を可能とするとともに、使用者の身体のサポートを可能とし、全く異質の二つの機能を、簡単な構造の収納用部材によって発揮させることができる。
(2)収納用部材を、固定片を介して簡単、且つ正確にキャビネットに位置決めでき、組立の作業性を向上することができる。
本発明に係る流し台を実施するための最良の形態を実施例に基づき図面を参照して、以下説明する。
(全体構成)
図1(a)は従来例に係る流し台1を説明する図であり、図1(b)、(c)図2〜5は、本発明に係る流し台2の実施例1を説明する図である。図1〜3において、流し台1、2の本体を構成するキャビネット3の収納スペース4の上方には、天板5が設けられている。この天板5には開口部6が形成され、この開口部6にシンク7が取り付けられている。シンク7の前方には、キャビネット3の扉8が設けられている。
流し台のキャビネット3の扉8を開くと、シンク7が前方から見えてしまうので、従来は、図1(a)に示すように、シンク7の前方に幕板9を設け、その前面に化粧板10を設けている。或いは、幕板9の前面に、図示はしないが、扉8を閉じた際に扉の上部が幕板9に当接する構成(扉8が幕板9の前面まで形成されている構成)ともされている。
しかし、幕板9とシンク7の間にはスペース4’があるが、幕板9を設けると、このスペース4’が利用できない。そこで、本発明では、このスペース4’の有効利用を図るために、天板5の前部下方であってシンク7の前方に、幕板9に代えて、図1(b)、(c)図2(a)、図3に示すように、物品の収納が可能であり、しかも流し台2の使用者の身体を支持することが可能な収納兼サポート用幕板部11を設けた構成を特徴とするものである。
図2(a)は、本発明の流し台2における収納兼サポート用幕板部11の断面構造を示す図であるが、この図に示すように、収納兼サポート用幕板部11は、天板5の下であってシンク7の前方のスペース4’に取り付けられている。この収納兼サポート用幕板部11は、収納兼サポート用部材12と、収納兼サポート用部材12をキャビネット3の側板に取り付ける固定片13と、サイドカバー14と、サポートバーカバー15とを備えている。
図3は、本発明の流し台2の収納兼サポート用幕板部11の取り付けられている部分の斜視図を示している。流し台2の前方側から見て、扉8の上方に収納兼サポート用幕板部11が設けられ、この収納兼サポート用幕板部11の収納筺部16の棚22に、物品17を載置し収納することができ、流し台2の使用者は、サポートバー19にその身体をもたれさせて支持させることができる。
(収納兼サポート用幕板部の部品)
図4、5は、収納兼サポート用幕板部11を構成する各部品を説明する図である。図4(a)は収納兼サポート用部材12の断面図であり、図4(b)はその斜視図を示す。収納兼サポート用部材12は、収納用部材18とサポートバー19とが一体的になって構成されている。
収納用部材18は、図4(a)において、収納兼サポート用部材12のサポートバー19を除く部分であり、断面コの字型の収納筺部16、収納筺部16の上方の天板当接部20、及び収納筺部16の下方の幕部21とから構成されている部分である。サポートバー19は、収納筺部16の上方且つ前方に位置するように構成されている。
上記のとおり、収納兼サポート用部材12は、収納用部材18とサポートバー19とから一体的に構成されているが、この実施例1では、収納用部材18とサポートバー19が、アルミ等の金属材または樹脂材等の材料から押出成形して一体(一つの部材)として成形されている。
なお、後述する実施例2では、収納兼サポート用部材12は、収納用部材18とサポートバー19とが一体的に構成されているが、サポートバー19が収納用部材18に対して着脱可能となるように構成されている。
収納筺部16には、流し台2の使用者が物品17を載置するための棚22が形成されており、この棚22の前側には、落下止め用の段部23が形成されている。この段部23は、前側が高く形成されており、棚22に載置した物品17(図2(a),図3参照)が前側に転がって簡単に落下するようなことを防止するものである。
天板当接部20は、ユ字の前後逆向きの断面形状に形成され、天板5の前端下面の角部24(図2(a)、(b)、図6(a)参照)に当接し、天板5を支持する。また、天板当接部20は天板5と収納兼サポート用幕板部11との隙間を隠す機能も有している。
幕部21の後面にはネジ孔25が形成されており、固定片13が収納兼サポート用部材12にネジ止めされる構造となっている。なお、幕部21の下端部は、図2(b)に拡大して示すように、前面には下後方に向けて傾斜した前面傾斜面26が形成され、後面には下前方に向けて傾斜された後面傾斜面27が形成されている。
これらの傾斜面26、27が形成されていると、図2(b)に示すように、水滴Wが収納兼サポート用部材12の前面及び後面に沿って流れ出てきても、水滴Wを扉8に付着することなく、その前方に排出可能となる。
サポートバー19は、全体的には、図4(a)に示すように、収納筺部16の上部から、前方且つ上方に突出するように形成されている。サポートバー19の前面28は使用者の身体に沿うように凸状湾曲面として形成されており、サポートバー19の後面基部には凹状湾曲部29が形成されている。そして、収納筺部16の上面からこの凹状湾曲部29にかけて下方に傾斜した上部傾斜面30が形成されている。
この上部傾斜面30は、図2(b)に示すように収納兼サポート用幕板部11の上面に付着した水滴Wが前方に流下し、サポートバー19の後面基部に形成された凹状湾曲部29内に溜まるように構成されている。これにより、収納兼サポート用部材12の上部の水滴等の付着を少なくし、凹状湾曲部29内に溜まった水は拭き取って除去できるので、清潔にすることができる。
図4(c)は、固定片13の平面図(上図)及び側面図(下図)をそれぞれ示している。固定片13の本体の左右の側縁には、折返し部31が形成されている。この折返し部31は、収納兼サポート用部材12の後面に当接してネジ止めされ、固定片13が収納兼サポート用部材12に固定される。固定片13の本体には、ネジ止め用の孔32が形成されており、キャビネット3の側板33の内面にネジ止めすることが可能である。
固定片13の本体の上部には、上方に開口した位置決め用孔34が形成されている。この位置決め用孔34は、上方に拡開した開口35、長孔36及び下端の丸孔37が互いに連通して形成されている。長孔36の幅より、開口35の拡開端の幅及び丸孔37の直径の方が大きな寸法に形成されている。
この位置決め用孔34に挿通される位置決め用突起38が、キャビネット3の側板33の前部内面に突設されている。この位置決め用突起38を上方から見た図を図4(d)に示し、その斜視図を図4(e)に示す。位置決め用突起38は、側板33に向けて直径が小さくなるようにテーパ状に形成されている。
図5(a)〜(c)は、サイドカバー14を説明する図であり、図5(a)はサイドカバー14の平面図を示し、図5(b)はその側面図を示している。サイドカバー14は、樹脂材(例.ABS樹脂材)等で形成されており、本体部39と、本体部39の内面から突出するように形成された嵌合部40とから構成されている。図5(c)はサイドカバー14の本体部39の断面図を示している。サイドカバー14は、収納兼サポート用幕板部11のサイドを保護するとともに、使用者が手指を引っ掛ける等で怪我をするおそれも軽減している。
本体部39の全体的な平面形状は、図5(c)に示すように、収納兼サポート用部材12の側面の形状(図4(a)等参照。但し、天板当接部20の部分は不要である。)に対応して形成され、これにより、収納兼サポート用部材12の側面を完全に覆うことができるように構成されている。そして、本体部39は、図5(b)、(c)に示すように、補強用のリブ41(図5(c)のハッチング部)で区画された空洞部42を有し、一定の厚みで板状に形成されている。
嵌合部40は、図5(b)に示すように、本体部39から突出しており、その平面形状は、図5(a)のハッチング部分で示す。この図5(a)に示すように、嵌合部40は、収納兼サポート用部材12の上部空洞部43、サポートバー空洞部44及び下部空洞部45(図4(a)参照)に、それぞれ嵌合する上部凸部46、サポート凸部47及び下部凸部48を備えている。このような構造のサイドカバー14を、収納兼サポート用部材12の側面から嵌合して取り付け、左右の側面をカバーすることができる。
図5(d)は、サポートバーカバー15を示す斜視図である。サポートバーカバー15は、樹脂材(例.ABS樹脂)等で形成され、その断面形状は、サポートバー19の外形と同じであり、外側から嵌着できるような構成である。サポートバーカバー15の底部内面に係止突起49が形成されている。サポートバーカバー15をサポートバー19に嵌着する際に、係止突起49を、サポートバー19の底部に形成された係止孔50(図2(a)、(b)、図4(a)参照)に挿入して係合し、サポートバーカバー15がサポートバー19からはずれないように構成されている。
サポートバーカバー15はサポートバー19を保護するものであり、表面に傷等が生じた場合、サポートバー19自体を交換する必要はなく、サポートバーカバー15のみを交換すればよく、メンテナンス性に優れる。また、サポートバー19を金属材で形成した場合、触れた際の冷たさを軽減できる効果もある。
(収納兼サポート用幕板部の組立)
図6(a)〜(d)は、収納兼サポート用部材12に固定片13をネジ止めし、これをを流し台2のキャビネット3に組み付ける工程を説明する図である。まず、図6(a)の左側に示すように、収納兼サポート用部材12の幕部21の後面に固定片13の折返し部31を当接してネジ止めして固定する。そして、サイドカバー14を収納兼サポート用部材12の左右側面に嵌着する。
固定片13を取り付けた収納兼サポート用部材12を、図6(a)の白抜き矢印で示すように、キャビネット3内の側板33の内側であって、位置決め用突起38より下方に位置させてから上方に向けて移動する。そして、図6(a)の右側に示し、また図6(c)に固定片13の位置決め用孔34と位置決め用突起38の関係を示すように、固定片13を、その位置決め用孔34の開口35の拡開端に位置決め用突起38が挿入できるような位置に移動する。
この状態で、固定片13をさらに持ち上げて位置決め用突起38を位置決め用孔34に挿入していく。すると、開口面が位置決め用突起38のテーパ面に沿って案内され、位置決め用突起38が長孔36に入り込むと、図6(b)に示すように収納兼サポート用部材12の前後方向の位置が位置決めされ、しかも、図6(d)に示すように、固定片13は側板33に当接される。
ここでさらに、固定片13及び収納兼サポート用部材12を上方に持ち上げて移動していくと、天板当接部20は、天板5の角部24に位置決めされて当接される。この後、 ネジ止め用の孔32にネジを挿入して固定片13を側板33にネジ止めする。これによって、図2(a)、(b)に示すように、簡単に、収納兼サポート用部材12を、天板5の下方且つ前端の位置に正確に位置決めして固定することができる。
収納兼サポート用部材12をキャビネットの側板33に取り付けた後で、サポートバーカバー15をサポートバー19に取り付ける。サポートバーカバー15は、事前に、即ち、サイドカバー14を収納兼サポート用部材12の左右側面に嵌着した後で装着してもよい。
(作用)
以上のようにして、収納兼サポート用幕板部11の部品を組立て、この収納兼サポート用幕板部11を流し台2のキャビネット3の側板33に取付けることで、図2(a)及び図3に示すように、扉8の上方に収納兼サポート用幕板部11を設けた流し台2を得ることができる。
本発明では、収納兼サポート用部材12を、位置決め用孔34を設けた固定片13及びキャビネット3の側板33に固定した位置決め用突起38を利用してキャビネット3に取り付けられる構成としたので、収納兼サポート用部材12を、簡単、且つ正確にキャビネット3に位置決めでき、組立の作業性を向上することができる。
流し台2の使用者は、図2(a)、図3に示すように、物品17を収納筺部16の棚22に載置して収納できる。そして、棚22は、その前側に落下止め用段部23が形成されているために物品17は棚22から前方に転がっても、簡単に落下するようなことが防止できる。
そして、流し台2の使用者は、流し台を使用する際に、その身体をサポートバー19にもたれかけさせて支持させることができるから、楽に作業することが可能となる。
本発明の流し台2では、図2(b)に示すように、収納兼サポート用部材12の上部には、前方に向けて下方に傾斜した上部傾斜面30が形成されているから、収納兼サポート用幕板部11の上面に付着した水滴Wは、この上部傾斜面30からサポートバー19の後面側の凹状湾曲部29に排水され、水滴Wが、収納兼サポート用部材12の上部の表面に溜まったりしない。
本発明の流し台2では、さらに、収納兼サポート用部材12を位置決めして側板33に取り付けられた状態では、図2(b)に示すように、幕部21の前面傾斜面26及び後面傾斜面27の下端が扉8の前面より前方に配設される。
このような取り付け構造によって、シンク7からの撥ね出た水滴Wや、キャビネット3内の湿気等により生じる水滴Wが、図2(b)に示すように、幕部21の前面傾斜面26及び後面傾斜面27に沿って流れ出てきても、水滴Wを扉8に付着することなくその前方に排出可能となる。
図7、8は、本発明に係る流し台の実施例2を説明する図である。この実施例2の流し台51は、実施例1の流し台2とほぼ同じ構成である。しかし、実施例1の収納兼サポート用部材12は、収納用部材18とサポートバー19が一体(一部材)として形成されているが、実施例2の収納兼サポート用部材52は、図7(a)に示すように、収納用部材53(収納用の部分)とサポートバー54が別部材として形成されており、必要に応じて簡単に一体的に結合できる構成である。
即ち、収納兼サポート用部材52は、実施例1の収納兼サポート用部材12とほぼ同じ構成であるが、図7(a)に示すように、収納用部材53とサポートバー54が予め一体として形成されたものではなく、着脱可能にサポートバー54を収納用部材53に装着して一体的にすることができるようにした構成である。
図7(b)に示すように、収納用部材53の上部は、上壁55、下壁56及び仕切壁57により、前後に空洞部58、59を形成しており、前方の空洞部58は前方に開口している。この前方の空洞部58を構成する上壁55の下面の後端部に、収納用部材18の長手方向(流し台の横方向)に延びる係止溝60が形成されている。この係止溝60は、仕切壁57の前面61と連続的に面を形成している。
一方、サポートバー54は、実施例1のサポートバー19の部分とほぼ同じ構成であるが、その後部には、図7(a)、(c)に示すように、係合部62が形成されている。この係合部62には、その後端(先端)にフック63が形成されている。そして、図7(a)の白抜き矢印に示すように、このフック63の部分から、係合部62を、収納用部材53の前方の開口を通して空洞部58内に挿入することで、図7(c)、(d)に示すように、サポートバー54を収納用部材18に着脱自在に装着可能となる。
この係合部62を、空洞部58にフック63が仕切壁57の前面61に当接するまで挿入して手を放すと、サポートバー54の自重により、フック63が係止溝60に自動的に係合し、サポートバー54は収納用部材53に装着され、しかも脱落が防止される。
この場合、サポートバー54は、その自重によって、図7(c)に示すように、下壁56の前端上縁64を支点として反時計回りの方向にモメントMが作用しているので、フック63は係止溝60と係合する方向に力を受けるために、係合がはずれることはない。また、使用者がサポートバー54にもたれかかって、サポートバー54に後方への力が作用しても、フック63が仕切壁57に当接しているのでフック63と係止溝60の係合が緩むようなことはない。
なお、サポートバー54を取り外す場合は、サポートバー54を上方に少し持ち上げて下壁56の前端上縁64を支点として時計方向まわりに少し回すと、フック63と係止溝60の係合を外すことができ、その状態で手前に引き出せばよい。
(作用)
以上の構成の実施例2によると、次のように流し台51を、サポートバー54を取り外した状態における使用と、サポートバー54を装着した状態における使用という、2つの使用態様が可能である。いずれの使用態様であっても、収納用部材53は、固定片13でキャビネット3の側板33に取り付けられた構成においては共通である。
この実施例2では、収納用部材53を、位置決め用孔34を設けた固定片13及びキャビネット3の側板33に固定した位置決め用突起38を利用してキャビネット3に、簡単、且つ正確に位置決めでき、組立の作業性を向上することができる。
図8(a)は、サポートバー54を収納用部材53に装着した状態における全体構成を示し、図8(b)はその際の収納兼サポート用部材52の構成を示している。この状態では、使用者は収納用部材53の収納筺部16に物品を収納して使用することができるとともに、サポートバー54に身体をもたれかけさせて、楽な状態で、作業をすることができる。
図8(c)は、サポートバー54を取り外した状態における全体構成を示し、図8(d)はその際の収納兼サポート用部材52の構成を示している。この状態では、使用者は収納用部材53の収納筺部16に物品を収納して使用することができる。
以上、本発明に係る流し台を実施するための最良の形態を実施例に基づいて説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内でいろいろな実施例があることは言うまでもない。そして、本発明に係る流し台は、洗面室等に設置される所謂洗面台も含まれるものである。
以上、本発明に係る流し台を説明したが、この流し台2に採用した構造の収納兼サポート用幕板部は、キッチンの流し台に限らず、シンクを備えたキャビネットであり、長時間洗浄作業をするようなろいろな用途の洗浄用流し台にも適用できる。
(a)は従来例に係る流し台を説明する図であり、(b)及び(c)は本発明に係る流し台の実施例1を説明する側面図及び断面図である。 本発明に係る流し台の実施例1の要部を説明する断面図である。 本発明に係る流し台の実施例1の斜視図である。 本発明に係る流し台の実施例1の収納兼サポート用幕板部の部品を説明する図である。 本発明に係る流し台の実施例1の収納兼サポート用幕板部の部品を説明する図である。 本発明に係る流し台の収納兼サポート用幕板部を組立工程を説明する図である。 本発明に係る流し台の実施例2の収納兼サポート用幕板部の部品を説明する図である。 本発明に係る流し台の実施例2の要部を説明する断面図である。
符号の説明
1 流し台(従来例)
2 流し台
3 キャビネット
4 キャビネットの収納スペース
4’シンク前方のスペース
5 天板
6 天板のシンク装着用の開口部
7 シンク
8 扉
9 幕板
10 化粧板(従来例)
11 収納兼サポート用幕板部
12 収納兼サポート用部材
13 固定片
14 サイドカバー
15 サポートバーカバー
16 収納筺部
17 物品
18 収納用部材(収納用部分)
19 サポートバー
20 天板当接部
21 幕部
22 棚
23 落下止め用の段部
24 角部
25 幕部のネジ孔
26 収納兼サポート用部材下部の前面傾斜面
27 収納兼サポート用部材下部の後面傾斜面
28 サポートバーの前面
29 サポートバーの凹状湾曲部
30 上部傾斜面
31 折返し部
32 ネジ止め用の孔
33 側板
34 位置決め用孔
35 位置決め用孔の上端に拡開した開口
36 位置決め用孔の長孔
37 位置決め用孔の下端の丸孔
38 側板に突設された位置決め用突起
39 本体部
40 嵌合部
41 補強用のリブ
42 空洞部
43 収納兼サポート用部材の上部空洞部
44 サポートバーの空洞部
45 下部空洞部
46 上部凸部
47 サポート凸部
48 下部凸部
49 係止突起
50 係止孔
51 実施例2の流し台
52 収納兼サポート用部材
53 収納用部材(収納用の部分)
54 サポートバー
53 収納用部材
55 収納用部材の上部の上壁
56 収納用部材の上部の下壁
57 収納用部材の上部の下壁仕切壁
58 前方の空洞部
59 後方の空洞部
60 係止溝
61 仕切壁の前面
62 係合部
63 フック
64 下壁の前端上縁

Claims (3)

  1. シンクと、該シンクを収める開口部を有する天板と、該天板を支持するキャビネットを備えた流し台であって、
    前記キャビネットは、前記シンクの前面を覆う収納兼サポート用幕板部を有し、該収納兼サポート用幕板部は、物品を収納する収納用部材と、使用者の身体をサポートするサポートバーが一体的に構成されていることを特徴とする流し台。
  2. 請求項1記載の流し台であって、前記サポートバーがカバーを備えていることを特徴とする流し台。
  3. 請求項1または2記載の流し台であって、前記サポートバーが前記収納用部材に着脱自在であることを特徴とする流し台。
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