JP2007080306A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 メモリセルのスケーリング化を実現しつつ、周辺回路面積の低減化を実現することができる不揮発性半導体記憶装置を提供すること。
【解決手段】 本発明の不揮発性半導体記憶装置は、浮遊ゲートを有し、マトリクス状に配置された複数のメモリセルと、前記複数のメモリセルのドレインと接地端子との間に接続された第1のダイオードと、前記複数のメモリセルのソースと前記接地端子との間に接続された第2のダイオードと、を有し、前記第1のダイオードと前記第2のダイオードとは、同じ温度特性を有することを特徴としている。また、前記第1のダイオードと前記第2のダイオードは、寄生ダイオード、ツェナーダイオード又はアバランシェ降伏電圧を有する素子でなるようにしてもよい。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明の不揮発性半導体記憶装置は、浮遊ゲートを有し、マトリクス状に配置された複数のメモリセルと、前記複数のメモリセルのドレインと接地端子との間に接続された第1のダイオードと、前記複数のメモリセルのソースと前記接地端子との間に接続された第2のダイオードと、を有し、前記第1のダイオードと前記第2のダイオードとは、同じ温度特性を有することを特徴としている。また、前記第1のダイオードと前記第2のダイオードは、寄生ダイオード、ツェナーダイオード又はアバランシェ降伏電圧を有する素子でなるようにしてもよい。
【選択図】 図1
Description
本発明は電気的に書き換え可能な不揮発性半導体記憶装置に関する。不揮発性半導体記憶装置の中でも、特に、NORセル型の不揮発性半導体記憶装置に関する。
従来、携帯電話のプログラムやコードを記憶する不揮発性メモリとして、一般的にNOR型フラッシュメモリが用いられている。NOR型フラッシュメモリは、ビットラインとアースライン間に1個のメモリセルが接続されている構造を有しており、NAND型フラッシュメモリと比較して集積度が低く、メモリ容量の増加を実現するためには、微細化を進める必要がある。近年、NOR型フラッシュメモリにおいて、コスト低減、メモリ容量増加の要求に応じるため、益々微細化が進んできている。
NOR型フラッシュメモリは、書込み動作において、チャネル・ホット・エレクトロン(Channel-Hot-electron)により浮遊ゲートに電子を注入する方式を採用している。この書込み方式においては、チャネルに数百μAの大きな電流を流すことにより、ソースからドレインに向かって多量の電子が流れ込むので、電子はドレイン側空乏層中で電子・正孔対を発生する。そして、制御ゲートに高い電圧を印加することにより、その電子・正孔対の一部が横方向の電界により加速エネルギーを得て、正孔は基板に向かって、また電子の一部はゲート酸化膜のエネルギー障壁を乗り越えるだけの十分なエネルギーを得てホットエレクトロンとなり浮遊ゲートに注入される。すわなち、ホットエレクトロン注入のためには、ソース・ドレイン間と制御ゲートの両方に同時に高い電圧を印加する必要がある。言い換えると、ソース・ドレイン間と制御ゲートのどちらか一方に高電圧を印加するだけではホットエレクトロンの注入が発生しない。
このような物理原理を用いた書込み動作には、1つのメモリセルの書込に対して、大きなドレイン電流が必要となることがわかる。浮遊ゲートにホットエレクトロンが注入されるためには、フローティングゲートとチャネルとの間にあるシリコン酸化膜のエネルギー障壁より大きなエネルギー、即ち、〜4eVが必要であり、また、一般的にドレイン・ソース間電位差は5V程度必要である。
一方、メモリセルの微細化に対して、ドレイン・ソース間電位差を小さくすることはできず、チャネル長を縮小すると、パンチスルー耐圧が低下し、書込みビット線に共通に繋がる非選択メモリセルにおいて、リーク電流が流れ、その結果、正常な書込み動作ができないという致命的な動作不良を起こすことになる。
この問題を解決するための1つの方法として、書き込み動作において、メモリセル基板に負電圧を印加し、ドレイン・ソース間の電圧を約3V程度に緩和する方法が提案されている(非特許文献1参照)。
この非特許文献1に開示されている書き込み動作の方式を実施するためのNOR型フラッシュメモリ100の概略構成を図6に示す。NOR型フラッシュメモリ100は、メモリセルアレイ101を有しており、図6においては、説明の便宜上、3×3のメモリセルと、それに対応するビット線B0〜B2及びワード線W0〜W2しか示していない。102はカラムデコーダ(Column Decoder)、103はロウデコーダ(Row Decoder)、104はドレインチャージポンプ(Drain Charge Pump:DCP)、105はセンスアンプ(Sense Amplifier:S/A)、106はネガティブチャージポンプ(Negative Charge Pump:NCP)、107はソースラインデコーダ(Source Line Decoder)である。
図6に示すNOR型フラッシュメモリ100の書き込み動作によると、ドレイン側の空乏層に、より大きな電界をかけ、ドレインに向って流れ込む電子によって空乏層中に電子・正孔対を発生させ、横方向電界により正孔は基板に流れ込み、それと同時に、電子・正孔対の電子も同様にドレイン及び縦方向に向って流れる。縦方向に向う電子は、シリコン酸化膜のエネルギー障壁を超えるエネルギーを得、浮遊ゲートに注入される(非特許文献2参照)。この現象は2次電子衝突原理と呼ばれ、有効な手段の一つであり、メモリセルのチャネル長Lのシュリンクを可能とする手段として注目されている。
ここで、図6のNOR型フラッシュメモリ100のソース・ドレイン間に流れる電流(ドレイン電子電流)をIprg,e(Electron Current)とし、ドレインチャージポンプ104に流れる電流をIdcpとし、チャネルから基板に流れる電流(基板正孔電流)をIprg,h(Hole Current)とし、ネガティブチャージポンプ106に流れる電流をIncpとすると、次のような関係式成り立つ。
Idcp>Iprg,e ・・・(1)
Incp>Iprg,h ・・・(2)
Iprg,e≒Iprg,h・・・(3)
J.D. Bude, et al., "Secondary Electron Flash - a High Performance, Low Power FlashTechnology for 0.35um and Below", IEDM ‘97 Masataka Kato, et al., "A Shallow-Trench-Isolation Flash Memory Technology with aSource-Bias Programming Method", IEDM ’96
Idcp>Iprg,e ・・・(1)
Incp>Iprg,h ・・・(2)
Iprg,e≒Iprg,h・・・(3)
J.D. Bude, et al., "Secondary Electron Flash - a High Performance, Low Power FlashTechnology for 0.35um and Below", IEDM ‘97 Masataka Kato, et al., "A Shallow-Trench-Isolation Flash Memory Technology with aSource-Bias Programming Method", IEDM ’96
しかしながら、非特許文献1に記載の従来の書き込み方式においては、次のような問題があった。つまり、NOR型フラッシュメモリ100の書き込み方式では、書込みにおいて、上述の数式(3)で示すとおり、ドレイン電子電流Iprg,eとほぼ等しい基板正孔電流Iprg,hが流れる。NOR型フラッシュメモリの設計においては、書き込みに必要な負電圧を外部電源(External Negative Voltage Supply)からネガティブチャージポンプ(NCP)106により生成し供給する。また、書き込みに必要なドレイン電圧も同様に外部電源(External Positive Voltage Supply)からドレインチャージポンプ(DCP)104により生成し供給する。安定した書込み動作を実現するためには、メモリセルが必要とする電流、電圧を一定に保つ必要があるところ、ネガティブチャージポンプ(NCP)106やドレインチャージポンプ(DCP)104には、その電圧・電流を十分に供給するだけの電力が求められる。そのためには、各ポンプの回路面積(Dimension)を大きくする必要がある。しかし、各ポンプの回路面積(Dimension)を大きくすると、それらを含む周辺回路全体の面積が大きくなり、結果として製造コストの増加を招くことになる。
そこで、本発明は上述の問題を解決するためになされたものであり、NOR型フラッシュのメモリセルのスケーリング化を実現しつつ、周辺回路面積の低減化を実現するものである。
本発明によると、浮遊ゲートを有し、マトリクス状に配置された複数のメモリセルと、前記複数のメモリセルのドレインと接地端子との間に接続された第1のダイオードと、前記複数のメモリセルのソースと前記接地端子との間に接続された第2のダイオードと、を有し、前記第1のダイオードと前記第2のダイオードとは、同じ温度特性を有することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置が提供される。
本発明の不揮発性半導体記憶装置によると、NOR型フラッシュメモリのメモリセルのスケーリング化を実現しつつ、周辺回路面積の低減化を実現することができるという顕著な効果を奏する。
本発明の不揮発性半導体記憶装置の最良の実施の形態及び実施例について、以下、図面を参照して説明する。但し、本発明の不揮発性半導体記憶装置は多くの異なる態様で実施することが可能であり、以下に示す実施の形態及び実施例の記載内容に限定して解釈されるものではない。なお、本実施の形態及び実施例1〜3で参照する図面において、同一部分又は同様な機能を有する部分には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
本実施形態に係る本発明の不揮発性半導体記憶装置であるNOR型フラッシュメモリ10を図1に示す。NOR型フラッシュメモリ10は、メモリセルアレイ11を有しており、図1においては、説明の便宜上、3×3の浮遊ゲートを有するメモリセルと、それに対応するビット線B0〜B2及びワード線W0〜W2しか示していないが、本実施形態に係るNOR型フラッシュメモリ10は、m×nのマトリクス状に配置された浮遊ゲートを有するメモリセルからなるメモリセルアレイ11と、それに対応するビット線B0〜Bm−1及びW0〜Wn−1ワード線を有している。12はカラムデコーダ(Column Decoder)、13はロウデコーダ(Row Decoder)、14はドレインチャージポンプ(Drain Charge Pump:DCP)、15はセンスアンプ(Sense Amplifier:S/A)、17はソースラインデコーダ(Source Line Decoder)、18及び20は寄生ダイオード、19はオペアンプである。寄生ダイオード18は、メモリセルのドレイン端子とGNDとの間に、抵抗R1及びR2並びにビット線B0〜Bm−1及びブロック選択線BS0によって制御されるトランジスタを介して接続されている。また、寄生ダイオード20は、メモリセルのドレイン端子とGNDとの間にソースラインデコーダ17によって制御されるトランジスタを介して接続されている。
本実施形態に係るNOR型フラッシュメモリ10は、その書き込み動作においては、従来と同様に2次電子衝突原理を利用する。一方、基板電位を0Vとし、ソースバイアス方式を採用しながらも基板バイアス方式と同等な書き込み特性を得るために、選択メモリセルのソース、ゲート及びドレインに印加する電圧を一様に上げる。そのため、本実施形態に係るNOR型フラッシュメモリ10においては、寄生ダイオード18及び20をメモリセルのドレイン側及びソース側に設け、ドレイン及びソースに印加する電圧を一様に上げることを実現している。
本実施形態においては、寄生ダイオード18は、それぞれ、2つの寄生ダイオード素子が直列に接続されている構成をとる。寄生ダイオード18並びに抵抗R1及びR2には定電流が流れ、一つの寄生ダイオード素子による電圧降下をVFとすると、本実施形態においては、寄生ダイオード18においてVF×2の電圧降下が発生する。その結果、メモリセルのドレインの電位を、抵抗R1及びR2による電圧降下分(=3V)に加えてVF・2だけ高くすることができる。本実施形態においては、オペアンプ19の参照電圧Vrefを1.2Vとし、抵抗R1及びR2による電圧降下は3Vとなるようにしているので、選択メモリセルのドレインの電位は、GND電位から(3V+VF・2)だけ高くなっている。
また、本実施形態においては、寄生ダイオード20は、それぞれ、2つの寄生ダイオード素子が直列に接続されている構成をとる。寄生ダイオード20には定電流(ドレイン電子電流Iprg,e)が流れ、一つの寄生ダイオード素子による電圧降下をVFとすると、本実施形態においては、寄生ダイオード20においてVF・2の電圧降下が発生する。その結果、メモリセルのソースの電位を、グランド電位からVF・2だけ高くすることができる。なお、Iprg,h≒Iprg,eである。
また、本実施形態においては、寄生ダイオード18と寄生ダイオード20には同じ温度特性を有する寄生ダイオード素子を用いているので、温度変化に伴うダイオード素子の特性の変化を補償することができる。
なお、本実施形態では、選択メモリセルのソース、ゲート及びドレインに印加する電圧を6Vよりも大きくし、例えば6.5Vとしているが、これに限定されるわけではない。
本実施形態に係るNOR型フラッシュメモリ10においては、その書き込み動作時に基板電圧を0Vに固定することにより、従来必要であった負電圧チャージポンプ回路が不要となり、書き込み電流による基板の電圧変動を無くすことができる。また、選択メモリセルのソースに寄生ダイオード素子からなる寄生ダイオード18を順方向接続することにより、選択メモリセルのソースに流れる大きな電流と、当該ソースに印加される安定した電圧を供給することが可能となる。
なお、寄生ダイオード18及び19の寄生ダイオード素子は、通常のCMOSを製造するために必要なプロセス技術を用いて容易に作製することができる。よって、本実施形態のNOR型フラッシュメモリ10を製造するにあたり、プロセスの増加を必要としない。
また、一般に、選択メモリセルのゲート及びドレインの電圧レベルは、各端子に電圧を供給する各レギュレータを微調整することによって対応可能であるが、温度や電圧による変動は必ずしもソースの電圧レベルとは同じにはならないため、安定性が得られない場合がある。一方、本実施形態に係る本発明のNOR型フラッシュメモリ10は、メモリセルのドレイン及びソースに電圧を供給する各レギュレータ回路として寄生ダイオードである順方向ダイオード素子を用いているので、最も確実に温度や電圧による変動を補償することができる。
また、本実施形態に係る本発明のNOR型フラッシュメモリ10は、従来必要であった負電圧チャージポンプ回路が不要となり、周辺回路面積を小さくすることができる。また、書き込み電流による基板の電圧変動を無くすことができる。さらに、選択メモリセルのソースに寄生ダイオード素子からなる寄生ダイオード18を順方向接続することにより、選択メモリセルのソースに流れる大きな電流と、当該ソースに印加される安定した電圧を供給することが可能となる。
なお、本実施形態においては、寄生ダイオード18及び20は、それぞれ、2個の寄生ダイオード素子が直列に接続されて構成を採用したが、メモリセルのドレイン及びソースに供給する電位に応じて、寄生ダイオード素子の個数を適時変更することが可能である。
また、本実施形態に係るNOR型フラッシュメモリ10においては、その書き込み動作時、メモリセルのソース電圧はゲート電圧(>6V)よりも低いため、寄生ダイオード20を図2に示すように、トランジスタTr1及びTr2をダイオード接続した素子に置き換え、当該素子のしきい値を用いて、メモリセルのソース及びドレインの電位を高くするようにしてもよい。なお、寄生ダイオード20と置き換えるトランジスタは、ゲート酸化膜の薄いトランジスタを用いるのがよい。一方、ドレイン側の寄生ダイオード18を図2に示すようなトランジスタをダイオード接続した素子に置き換えても良いが、ジャンクション耐圧が必要なため、それらのゲート絶縁膜は厚くしておくのが望ましい。
本実施例においては、上述の実施形態に係る本発明の不揮発性半導体記憶装置であるNOR型フラッシュメモリ10において、順方向接続した寄生ダイオード18及び20に代えて、ツェナーダイオードを用いた場合について説明する。
本実施例に係る本発明の不揮発性半導体記憶装置であるNOR型フラッシュメモリ10を図3に示す。なお、図1に示す構成要素と同様のものについては、改めて説明はしない。
30及び31はツェナーダイオードである。ツェナーダイオード30は、メモリセルのドレイン端子とGNDとの間に、抵抗R1及びR2並びにビット線B0〜Bm−1及びブロック選択線BS0によって制御されるトランジスタを介して接続されている。また、ツェナーダイオード31は、メモリセルのドレイン端子とGNDとの間にソースラインデコーダ17によって制御されるトランジスタを介して接続されている。
本実施例に係るNOR型フラッシュメモリ10は、その書き込み動作においては、従来と同様に2次電子衝突原理を利用する。一方、基板電位を0Vとし、ソースバイアス方式を採用しながらも基板バイアス方式と同等な書き込み特性を得るために、選択メモリセルのソース、ゲート及びドレインに印加する電圧を一様に上げる。そのため、本実施形態に係るNOR型フラッシュメモリ10においては、ツェナーダイオード30及び31をメモリセルのドレイン側及びソース側に設け、ドレイン及びソースに印加する電圧を一様に上げることを実現している。
本実施例に係るNOR型フラッシュメモリ10においては、その書き込み動作時に基板電圧を0Vに固定することにより、従来必要であった負電圧チャージポンプ回路が不要となり、書き込み電流による基板の電圧変動を無くすことができる。
本実施例においては、ツェナーダイオード30並びに抵抗R1及びR2には定電流が流れ、ツェナーダイオード30によって電圧降下をVzが生じる。その結果、メモリセルのドレインの電位を、抵抗R1及びR2による電圧降下分(=3V)に加えてVzだけ高くすることができる。本実施例においては、オペアンプ19の参照電圧Vrefを1.2Vとし、抵抗R1及びR2による電圧降下は3Vとなるようにしているので、選択メモリセルのドレインの電位は、GND電位から(3V+Vz)だけ高くなっている。
また、本実施例においては、ツェナーダイオード31には定電流(ドレイン電子電流Iprg,e)が流れ、ツェナーダイオード31においてVzの電圧降下が生じる。その結果、メモリセルのソースの電位を、グランド電位からVzだけ高くすることができる。なお、Iprg,h≒Iprg,eである。
また、本実施形態においては、ツェナーダイオード30とツェナーダイオード31には同じ温度特性を有するツェナーダイオードを用いているので、温度変化に伴うダイオード素子の特性の変化を補償することができる。
上述の実施形態で説明した寄生順方向ダイオードは、通常、電圧は温度と反比例の関係にある。つまり、温度が高くなると、順方向電圧は一般に低下する可能性がある。高温下においては、メモリセルの書込みに必要な電流量も減少し、書き込み速度が低下するので、メモリセルのドレイン電圧を予め高めに設定しておくことによって、書き込み速度の低下を防ぐことが可能である。ただし、パンチスルー現象が起きない範囲での保証が必要となる。一方、電圧設定範囲が限られ、メモリセルのドレイン電圧を高めに設定できない場合には、本実施例のように、温度変化による特性の変化の少ないツェナーダイオードを用いることによって、ソース書き込み速度の低下を防ぐことが可能となる。
本実施例においては、上述の実施形態に係る本発明の不揮発性半導体記憶装置であるNOR型フラッシュメモリ10において、順方向接続した寄生ダイオード18及び20に代えて、アバランシェ降伏電圧を有する素子を用いた場合について説明する。
本実施例に係る本発明の不揮発性半導体記憶装置であるNOR型フラッシュメモリ10を図4に示す。なお、図1に示す構成要素と同様のものについては、改めて説明はしない。
本実施例においては40及び41はダイオードである。ダイオード40は、メモリセルのドレイン端子とGNDとの間に、抵抗R1及びR2並びにビット線B0〜Bm−1及びブロック選択線BS0によって制御されるトランジスタを介して接続されている。また、ダイオード41は、メモリセルのドレイン端子とGNDとの間にソースラインデコーダ17によって制御されるトランジスタを介して接続されている。
本実施例に係るNOR型フラッシュメモリ10は、その書き込み動作においては、従来と同様に2次電子衝突原理を利用する。一方、基板電位を0Vとし、ソースバイアス方式を採用しながらも基板バイアス方式と同等な書き込み特性を得るために、選択メモリセルのソース、ゲート及びドレインに印加する電圧を一様に上げる。そのため、本実施例に係るNOR型フラッシュメモリ10においては、ダイオード40及び41をメモリセルのドレイン側及びソース側にアバランシェ降伏電圧を有する素子として逆方向にダイオードを設け、ドレイン及びソースに印加する電圧を一様に上げることを実現している。
本実施例に係るNOR型フラッシュメモリ10においては、その書き込み動作時に基板電圧を0Vに固定することにより、従来必要であった負電圧チャージポンプ回路が不要となり、書き込み電流による基板の電圧変動を無くすことができる。
本実施例においては、ダイオード40並びに抵抗R1及びR2には定電流が流れ、ダイオード40によって電圧降下Vzが生じる。その結果、メモリセルのドレインの電位を、抵抗R1及びR2による電圧降下分(=3V)に加えてVzだけ高くすることができる。本実施例においては、オペアンプ19の参照電圧Vrefを1.2Vとし、抵抗R1及びR2による電圧降下は3Vとなるようにしているので、選択メモリセルのドレインの電位は、GND電位から(3V+Vz)だけ高くなっている。
また、本実施例においては、ダイオード41には定電流(ドレイン電子電流Iprg,e)が流れ、ダイオード41においてVzの電圧降下が生じる。その結果、メモリセルのソースの電位を、グランド電位からVzだけ高くすることができる。なお、Iprg,h≒Iprg,eである。
また、本実施形態においては、ダイオード40とダイオード41には同じ温度特性を有するダイオード素子を用いているので、温度変化に伴うダイオード素子の特性の変化を補償することができる。
また、本実施例においては、アバランシェ降伏電圧を有するとして、逆方向接続のダイオードを用いたが、MOSトランジスタで形成したダイオードを用いても良い。
上述の実施形態で説明した寄生順方向ダイオードは、通常、電圧は温度と反比例の関係にある。つまり、温度が高くなると、順方向電圧は一般に低下する可能性がある。高温下の書き込みにおいては、順方向電圧は一般に低下する可能性がある。高温下の書き込みにおいては、メモリセルのソース電圧が低下し、よりドレイン・ソース間電圧が大きくなるため、パンチスルー耐圧がより顕著に低下する可能性も考えられる。そこで、本実施例のように、アバランシェ降伏電圧を有する素子を形成し、それを書込みにおいてメモリセルのソースに接続することによって、パンチスルー耐圧を高めることが可能となる。アバランシェ降伏電圧を有する素子は、高温下において、その降伏電圧が上昇するため、高温におけるパンチスルー耐圧を保証することができるのである。
本実施例においては、上述の実施形態に係る本発明の不揮発性半導体記憶装置であるNOR型フラッシュメモリ10において、順方向接続した寄生ダイオード18及び20を用いずに、メモリセルのドレイン側にはドレイン電圧検知回路を用い、またソース側にはMOSトランジスタを用いた場合について説明する。
本実施例に係る本発明の不揮発性半導体記憶装置であるNOR型フラッシュメモリ10を図5に示す。なお、図1に示す構成要素と同様のものについては、改めて説明はしない。
50は、負電圧フィードバックシステムであり、ドレイン電圧検知回路(Drain
Voltage Detector)50aとメインドレインチャージポンプ(Drain Charge Pump
(DCP) Main)50bを有している。負電圧フィードバックシステム50の一端はPチャネル型トランジスタTr3に接続されている。また、メモリセルのソースは、ソースラインデコーダ17によって制御されるNチャネル型トランジスタTr3(しきい値Vthp)とPチャネル型トランジスタTr5(しきい値Vref・α、α≧0)を介してGNDに接続されている。本実施例に係る本発明のNOR型フラッシュメモリ10においては、トランジスタTr3とトランジスタTr5とには同じ温度特性を有するトランジスタを用いているので、温度変化に伴う特性の変化を補償することができる。
Voltage Detector)50aとメインドレインチャージポンプ(Drain Charge Pump
(DCP) Main)50bを有している。負電圧フィードバックシステム50の一端はPチャネル型トランジスタTr3に接続されている。また、メモリセルのソースは、ソースラインデコーダ17によって制御されるNチャネル型トランジスタTr3(しきい値Vthp)とPチャネル型トランジスタTr5(しきい値Vref・α、α≧0)を介してGNDに接続されている。本実施例に係る本発明のNOR型フラッシュメモリ10においては、トランジスタTr3とトランジスタTr5とには同じ温度特性を有するトランジスタを用いているので、温度変化に伴う特性の変化を補償することができる。
本実施例に係るNOR型フラッシュメモリ10においても、その書き込み動作時に基板電圧を0Vに固定することにより、従来必要であった負電圧チャージポンプ回路が不要となり、書き込み電流による基板の電圧変動を無くすことができる。
本実施例のNOR型フラッシュ種メモリ10において、ドレイン電圧検知回路50aは、メインドレインチャージポンプ50bを活性化するかしないかのロジック信号(On/Off)を出力する。具体的には、メインドレインチャージポンプ50bのオシレータ回路に入力される活性化信号を出力することになる。負電圧フィードバックシステム50に入力される電圧をVref・βとすると、ドレイン電圧検知回路50aは、メモリセルのドレイン電圧(3V+Vref・α+Vthp)とVref・βを比較し、メインドレインチャージポンプ50bを動作させ、書込み時のメモリセルのドレイン電圧を一定にすることができる。
11 メモリセルアレイ
12 カラムデコーダ
13 ロウデコーダ
14 ドレインチャージポンプ
15 センスアンプ
17 ソースラインデコーダ
18、20 寄生ダイオード
30、31 ツェナ−ダイオード
40、41 アバランシェ降伏電圧を有する素子
50 負電圧フィードバック回路
50a ドレイン電圧検知回路
50b メインドレインチャージポンプ
101 メモリセルアレイ
102 カラムデコーダ
103 ロウデコーダ
104 ドレインチャージポンプ
105 センスアンプ
107 ソースラインデコーダ
12 カラムデコーダ
13 ロウデコーダ
14 ドレインチャージポンプ
15 センスアンプ
17 ソースラインデコーダ
18、20 寄生ダイオード
30、31 ツェナ−ダイオード
40、41 アバランシェ降伏電圧を有する素子
50 負電圧フィードバック回路
50a ドレイン電圧検知回路
50b メインドレインチャージポンプ
101 メモリセルアレイ
102 カラムデコーダ
103 ロウデコーダ
104 ドレインチャージポンプ
105 センスアンプ
107 ソースラインデコーダ
Claims (5)
- 浮遊ゲートを有し、マトリクス状に配置された複数のメモリセルと、
前記複数のメモリセルのドレインと接地端子との間に接続された第1のダイオードと、
前記複数のメモリセルのソースと前記接地端子との間に接続された第2のダイオードと、
を有し、
前記第1のダイオードと前記第2のダイオードとは、同じ温度特性を有することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。 - 前記第2のダイオードは、寄生ダイオードでなることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
- 前記第1のダイオードと前記第2のダイオードとは、ツェナーダイオードであることを特徴とする請求項1又は2に記載の不揮発性半導体記憶装置。
- 前記第1のダイオードと前記第2のダイオードとは、アバランシェ降伏電圧を有する素子であることを特徴とする請求項1又は2に記載の不揮発性半導体記憶装置。
- 浮遊ゲートを有し、マトリクス状に配置された複数のメモリセルと、
前記複数のメモリセルのドレインと接地端子との間に接続され、前記メモリセルのドレインへ一定の電圧を供給するための第1の回路及び第1のトランジスタと、
前記複数のメモリセルのソースと前記接地端子との間に接続された第2のトランジスタと、
を有し、
前記第1のトランジスタと前記第2のトランジスタとは、同じ温度特性を有することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
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