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JP2009019915A - 誘導雷情報生成装置、誘導雷情報生成方法、及び誘導雷情報生成プログラム、並びに誘導雷情報送信システム - Google Patents
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誘導雷情報生成装置、誘導雷情報生成方法、及び誘導雷情報生成プログラム、並びに誘導雷情報送信システム Download PDF

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Abstract

【課題】送電線路に対する落雷の有無を迅速且つ容易に予測可能とする。
【解決手段】非接地且つ3相1回線である送電線路の零相電圧が、送電線路の各相が正常である場合の各相電圧の中性点を起点として、各相電圧の絶対値を直径とする円弧上の領域、又は、円弧を含む近傍の領域を地絡抵抗の値に応じて変化するか否かを判別する判別部と、零相電圧が前記領域以外を変化したことを示す判別部の判別結果に基づいて、誘導雷が発生したことを示す情報を生成する生成部と、を備えてなる誘導雷情報生成装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、送電線路上空の雲放電等による誘導雷情報を生成する誘導雷情報生成装置、当該誘導雷情報生成装置の誘導雷情報生成方法、及び当該誘導雷情報生成装置に当該誘導雷情報生成方法を実施させる誘導雷情報生成プログラム、並びに誘導雷情報を例えば電力ユーザの端末に送信する誘導雷情報送信システムに関する。
一般に配電線(送電線路)事故の60〜70%は雷事故であるため、配電系統にとって雷放電に対する備えは重要とされている。この雷放電には、雲中の正負電荷間で生じる雲放電と、雲の電荷及び大地に誘導された反対符号の電荷間で生じる対地放電(落雷)とがあり、特にこの落雷は配電線事故を引き起こす。もし配電線に落雷した場合、この配電線には地絡故障が発生して、配電線の線間電圧が急激に低下したり、配電線上の電力の供給が停止したりする虞がある。このため、配電線を通じて受電した電力を使用して製品等を製造している会社(電力ユーザ)にとって、配電線上空からの雷放電は、製品の品質や生産効率等に悪影響を及ぼす要因となっている。また、この配電線に対して自家発電機を連系させ、配電線からの買電と自家発電とを切り替えて実施している会社(電力ユーザ)にとって、配電線上空からの雷放電は、配電系統と自家発電機との平衡状態の破れを引き起こし、この買電に支障をきたす要因ともなっている。
そこで、電力ユーザは、所定の雷放電発生時に、上記製品の製造システムや自家発電機等を配電線から解列する場合がある。一方、配電系統を管理する電力会社は、例えば落雷位置標定システム(Lighting Location System、以下LLSと称する)により求めた落雷位置情報を電力ユーザに提供している(例えば、特許文献1参照。)。もし配電系統の周囲に複数回にわたる落雷があった場合、各落雷位置の時間経過を示す情報(落雷位置情報)に基づいて、電力ユーザは、自身に関連する配電線に対する落雷の有無を予測する。この予測に応じて上記解列を実施することにより、電力ユーザは、製品の品質を保ちつつその生産効率の低下をできるだけ抑えたり、効率的に買電して運転コストをできるだけ抑えたりしようとする。
特開2004−333453号公報
しかしながら、前述した解列は生産効率や買電効率等を間違いなく低下させる動作であるため、該当の配電線から離れた落雷位置情報のみに基づいて、この解列を判断することには困難が伴う。電力ユーザは、解列を判断するために時間及び労力を費やさなければならないため、結局は人的コストが嵩む上に、この解列が自身に関連する配電線に対する落雷に間に合わない虞がある。また、送電線は相互に複雑にからみあい日々系統が変化する。つまり、電力会社がLLS等を使用して得た落雷位置情報を提供することは、顧客サービスとして十分なものとは言えない。
本発明はかかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、送電線路に対する落雷の有無を迅速且つ容易に予測可能とすることにある。
前記課題を解決するための発明は、非接地且つ3相1回線である送電線路の零相電圧が、前記送電線路の各相が正常である場合の各相電圧の中性点を起点として、当該各相電圧の絶対値を直径とする円弧上の領域、又は、当該円弧を含む近傍の領域を地絡抵抗の値に応じて変化するか否かを判別する判別部と、前記零相電圧が前記領域以外を変化したことを示す前記判別部の判別結果に基づいて、誘導雷が発生したことを示す情報を生成する生成部と、を備えてなる誘導雷情報生成装置である。
前述した誘導雷は、送電線路上空の雲放電により、当該送電線路に電圧が発生する現象を意味する。この雲放電とは、雲中の正負電荷間で生じる放電を意味する。送電線路の零相電圧は、3相電圧のベクトルの総和に等しいため、各相が正常である場合は零ベクトルをなす。ここで、送電線路のうちの例えば或る1相が地絡した場合、例えば当該或る1相と大地との間に地絡抵抗があるとみなせば、地絡の度合いの変化にともない、この地絡抵抗の値も変化する。この過程で、零相電圧のベクトルは、零ベクトルから、或る1相の電圧のベクトルを打ち消すベクトル(或る1相の電圧のベクトルとその絶対値が等しくその位相が180°異なるベクトル)まで、変化するとされている。一方、地絡時の或る1相の電圧のベクトル(V’)は、地絡前の或る1相の電圧のベクトル(V)に対して、変化する零相電圧のベクトル(V0)を合成したベクトルであるが、送電線路が非接地の場合、V’及びV0は互いに直交するとされている。よって、零相電圧のベクトルは、中性点を起点として、或る1相の電圧の絶対値を直径とする円弧上の領域を変化することになる。尚、前述した或る1相と大地との間の地絡抵抗が仮想的なモデルによるものであれば、零相電圧のベクトルは、このモデルと実際との差に応じた円弧を含む近傍の領域を変化する。
例えば前述した或る1相に対して誘導雷が発生した場合、各相は少なくとも正常ではないため、零相電圧は零ベクトルとはならない。一方、この或る1相は地絡してはいないため、零相電圧のベクトルは、前記領域以外を変化し得る。送電線路のうちの何れか2相以上についても前述した1相の場合と同様のことが言える。以上から、非接地且つ3相1回線である送電線路の零相電圧が、中性点を起点として、各相電圧の絶対値を直径とする円弧上の領域又は当該円弧を含む近傍の領域以外を変化したときには、この送電線路に対して誘導雷が発生したものと判断できる。
本発明の誘導雷情報生成装置の判別部は、零相電圧が、中性点を起点として、各相電圧の絶対値を直径とする円弧上の領域又は当該円弧を含む近傍の領域を地絡抵抗の値に応じて変化するか否かを判別できる。また、本発明の誘導雷情報生成装置の生成部は、零相電圧が前記領域以外を変化したことを示す判別結果に基づいて、誘導雷が発生したことを示す情報を生成できる。この情報に基づけば、誘導雷が発生したとされる送電線路上空における前述した雲放電の発生の有無を、対地放電が発生する前に判別できる。そして、この雲放電の発生は、対地放電の前兆となり得る。よって、送電線路上空における雲放電の発生を示す情報に基づく方が、例えば既にこの送電線路の周囲に対地放電した場合のその位置を示す情報等に基づく場合よりも、この送電線路に対する対地放電(落雷)の有無を迅速且つ容易に予測可能となる。
また、前記課題を解決するための発明は、非接地且つ3相1回線である送電線路の零相電圧が、前記送電線路の各相が正常である場合の各相電圧の中性点を起点として発生する場合、前記零相電圧の絶対値が、前記送電線路の各相が正常である場合の各相電圧の絶対値よりも大であるか否かを判別する判別部と、前記零相電圧の絶対値が前記各相電圧の絶対値よりも大であることを示す前記判別部の判別結果に基づいて、誘導雷が発生したことを示す情報を生成する生成部と、を備えてなる誘導雷情報生成装置である。
前述したように、地絡時の零相電圧のベクトルは、中性点を起点として、正常時の各相電圧の絶対値を直径とする円弧上の領域を変化する。一方、前述したように、誘導雷発生時の各相は、少なくとも正常ではないが、地絡はしてはいないため、零相電圧のベクトルは、円弧上の領域以外を変化し得る。ここで、零相電圧のベクトルの絶対値が正常時の各相電圧の絶対値よりも大きければ、この零相電圧のベクトルは、少なくとも円弧上を含む円弧内の領域にはあり得ない。よって、零相電圧が、送電線路の各相が正常である場合の各相電圧の絶対値よりも大であれば、この送電線路に対して誘導雷が発生したものと判断できる。判別部は、例えば或る時刻における零相電圧の絶対値のみを判別の対象とすればよいため、前述したような絶対値及び位相からなる零相電圧のベクトルの時間経過の情報を処理する必要はない。従って、判別部の処理速度が向上するため、送電線路に対する対地放電(落雷)の有無をより迅速且つ容易に予測可能となる。
また、前記課題を解決するための発明は、非接地且つ3相1回線である送電線路の零相電圧が、前記送電線路の各相が正常である場合の各相電圧の中性点を起点として、当該各相電圧の絶対値を直径とする円弧上の領域、又は、当該円弧を含む近傍の領域を地絡抵抗の値に応じて変化するか否かを判別し、前記零相電圧が前記領域以外を変化したことを示す判別結果に基づいて、誘導雷が発生したことを示す情報を生成してなる誘導雷情報生成装置の誘導雷情報生成方法である。
また、前記課題を解決するための発明は、非接地且つ3相1回線である送電線路の零相電圧が、前記送電線路の各相が正常である場合の各相電圧の中性点を起点として発生する場合、前記零相電圧の絶対値が、前記送電線路の各相が正常である場合の各相電圧の絶対値よりも大であるか否かを判別し、前記零相電圧の絶対値が前記各相電圧の絶対値よりも大であることを示す判別結果に基づいて、誘導雷が発生したことを示す情報を生成してなる誘導雷情報生成装置の誘導雷情報生成方法である。
また、前記課題を解決するための発明は、非接地且つ3相1回線である送電線路の零相電圧が、前記送電線路の各相が正常である場合の各相電圧の中性点を起点として、当該各相電圧の絶対値を直径とする円弧上の領域、又は、当該円弧を含む近傍の領域を地絡抵抗の値に応じて変化するか否かを判別し、前記零相電圧が前記領域以外を変化したことを示す判別結果に基づいて、誘導雷が発生したことを示す情報を生成してなる誘導雷情報生成装置の誘導雷情報プログラムである。
また、前記課題を解決するための発明は、非接地且つ3相1回線である送電線路の零相電圧が、前記送電線路の各相が正常である場合の各相電圧の中性点を起点として発生する場合、前記零相電圧の絶対値が、前記送電線路の各相が正常である場合の各相電圧の絶対値よりも大であるか否かを判別し、前記零相電圧の絶対値が前記各相電圧の絶対値よりも大であることを示す判別結果に基づいて、誘導雷が発生したことを示す情報を生成してなる誘導雷情報生成装置の誘導雷情報生成プログラムである。
また、前記課題を解決するための発明は、非接地且つ3相1回線である送電線路の零相電圧が、前記送電線路の各相が正常である場合の各相電圧の中性点を起点として、当該各相電圧の絶対値を直径とする円弧上の領域、又は、当該円弧を含む近傍の領域を地絡抵抗の値に応じて変化するか否かを判別する判別部と、前記零相電圧が前記領域以外を変化したことを示す前記判別部の判別結果に基づいて、誘導雷が発生したことを示す情報を生成する生成部と、情報通信ネットワークを介して前記情報を端末に送信する情報送信部と、を備えてなる誘導雷情報送信システムである。
この情報に基づけば、端末において、誘導雷が発生したとされる送電線路上空における前述した雲放電の発生の有無を、対地放電が発生する前に判別できる。よって、例えば電力ユーザは、送電線路に対する対地放電(落雷)の有無を、端末を通じて迅速且つ容易に予測できる。
また、前記課題を解決するための発明は、非接地且つ3相1回線である送電線路の零相電圧が、前記送電線路の各相が正常である場合の各相電圧の中性点を起点として発生する場合、前記零相電圧の絶対値が、前記送電線路の各相が正常である場合の各相電圧の絶対値よりも大であるか否かを判別する判別部と、前記零相電圧の絶対値が前記各相電圧の絶対値よりも大であることを示す前記判別部の判別結果に基づいて、誘導雷が発生したことを示す情報を生成する生成部と、情報通信ネットワークを介して前記情報を端末に送信する情報送信部と、を備えてなる誘導雷情報送信システムである。
送電線路に対する落雷の有無を迅速且つ容易に予測可能となる。
===雷情報提供システムの構成===
図1を参照しつつ、本実施の形態の雷情報提供システム(誘導雷情報送信システム)10及び誘導雷・地絡検出装置(誘導雷情報生成装置、判別部、生成部)100の構成例について説明する。図1は、本実施の形態の配電系統1及び雷情報提供システム10の構成例を示すブロック図である。尚、同図におけるZCTは零相変流器を意味し、GPTは接地形計器用変圧器を意味する。
図1に例示されるように、本実施の形態の雷情報提供システム10は、誘導雷・地絡検出装置100と、方位探知局110と、雷情報提供装置(生成部、送信部)200と、を備えて構成されている。ここで、誘導雷・地絡検出装置100及び方位探知局110と、雷情報提供装置200とは制御系ネットワーク20を介して相互に通信可能に接続されている。但し、以上に限定されるものではなく、雷情報提供システム10は、例えば方位探知局110を備えていなくてもよい。
誘導雷・地絡検出装置100は、例えば変電所60に設置されて、配電系統1における誘導雷及び地絡を検出し誘導雷情報及び地絡情報を生成する装置である。方位探知局110は、例えば3局以上が配電系統1の周囲に設置されて、この配電系統1及びその周囲における落雷を検出し落雷情報を生成する装置である。雷情報提供装置200は、例えば中央給電指令所(不図示)に設置されて、誘導雷・地絡検出装置100からの誘導雷情報に基づいて、この誘導雷を引き起こしている雲放電が発生しているエリア情報等(雲放電情報)を生成する情報処理装置である。また、この雷情報提供装置200は、方位探知局110からの落雷情報に基づいて、この落雷の位置情報等(対地放電情報)を生成する情報処理装置でもある。
尚、本実施の形態の雷情報提供システム10は、電力会社が管理する配電系統1及びその周囲における雲放電及び対地放電の情報を生成し、これらの情報を例えばインターネット(情報通信ネットワーク)30を介して端末300に送信することにより、雷に関する情報を顧客(電力ユーザ)に対して提供するものである。本実施の形態の電力系統1は、母線50、変電所60、配電線(送電線路)70、開閉器80等を備えている。ここで、変電所60では、母線50から開閉器80を介して配電線70が分岐している。但し、本実施の形態の配電系統1の構成は、以上に限定されるものではない。また、図1の例示における母線50及び配電線70はそれぞれ3線からなるものであるが、図示の便宜上単線(1回線)で示されている。
また、図1に例示されるように、本実施の形態の雷情報提供装置200は、前述した雲放電情報及び対地放電情報をそれぞれ格納する雲放電情報データベース204及び対地放電情報データベース203を備えている。また、本実施の形態の雷情報提供装置200は、これらの情報を端末300のディスプレイ300aにおいて地図上のエリア及び位置として表示するWeb情報を格納するWebデータベース201と、この地図を示す情報を予め格納しておく地図データベース(地図情報記憶部)202と、を更に備えている。尚、この地図は、例えば、本実施の形態の配電系統1の事故等の影響を受けるエリア(例えば、停電・瞬低エリア)を含むような規模の地図であってもよいし、或いは、この配電系統1に対して影響を及ぼし得る雲放電のエリア又は対地放電の位置を少なくとも含むような規模の地図であってもよい。
===誘導雷・地絡検出装置の構成===
図2乃至図5を参照しつつ、本実施の形態の誘導雷・地絡検出装置100の構成例について説明する。図2は、本実施の形態の誘導雷・地絡検出装置100の構成例を示すブロック図である。図3は、本実施の形態の地絡前及び地絡時の配電線70における零相電圧を説明するための模式図である。図4は、本実施の形態の誘導雷・地絡検出装置100のRAM106に記憶された零相電圧情報の一例を視覚化した模式図である。図5は、本実施の形態の誘導雷・地絡検出装置100のRAM106に記憶された零相電圧情報の一例を視覚化したグラフである。
図2に例示されるように、本実施の形態の誘導雷・地絡検出装置100は、3相の母線50に接続されている。具体的には、母線50の各相(R相、S相、T相)に対して相電圧検出器75r、75s、75tが接続されており、誘導雷・地絡検出装置100には、この相電圧検出器75により検出された各相電圧が入力されるようになっている。
本実施の形態の誘導雷・地絡検出装置100は、3つの相電圧検出器75r、75s、75tのそれぞれに対応して、各相電圧の信号を選別するアナログフィルタ101r、101s、101tと、この各相電圧の値をサンプリングするサンプルホルダ102r、102s、102tと、を備えている。また、本実施の形態の誘導雷・地絡検出装置100は、サンプルホルダ102から出力される3相電圧の値から1つを選択するマルチプレクサ103と、この選択された値をアナログ信号からデジタル信号に変換するA/Dコンバータ104と、を更に備えている。更に、本実施の形態の誘導雷・地絡検出装置100は、例えば、上記デジタル信号から零相電圧を求め、この零相電圧に基づいて地絡及び誘導雷を区別する等の処理を実施するためのCPU108、RAM106、及びROM107と、これらをA/Dコンバータ104と接続するためのインタフェース105と、を更に備えている。
本実施の形態のRAM106は、例えば時系列の各相電圧及び零相電圧の情報を記憶するものである。また、このRAM106は、例えば、誘導雷に対応する零相電圧の位相及び絶対値の範囲を示す情報や、誘導雷に対応する電圧の周波数及び絶対値の範囲を示す情報等、を記憶するものでもある。本実施の形態のROM107は、CPU108に対して、後述する誘導雷・地絡検出方法(誘導雷情報生成方法)の動作を実施させる所定のプログラム(誘導雷情報生成プログラム)等を記憶するものである。
尚、本実施の形態の誘導雷・地絡検出装置100は、前述したRAM106に記憶された情報及びROM107に記憶されたプログラム以外は、例えば特開平5−22842号公報や特開平7−7841号公報等に開示された周知の地絡検出装置の構成を備えたものであってもよい。
また、本実施の形態の誘導雷・地絡検出装置100は、例えば時系列の零相電圧を求めるために、サンプルホルダ102及びCPU108に供給される所定周波数の制御信号を生成するパルス発生器や分周器等(不図示)も備えているものとする。
<<<基準周波数の場合>>>
一般に、3相1回線の送電線路における或る1相が地絡した場合の零相電圧の軌跡に関して、以下のような知見が得られている。
3相1回線の配電線70に対して地絡及び誘導雷の何れも発生せず、基準周波数(例えば60Hz)を有する各相電圧が正常な状態にある場合、各相電圧を示すベクトルVR、VS、VTは、当該順序で相互に120°の位相差をもってバランスを保っている。R相電圧ベクトルVR、S相電圧ベクトルVS、及びT相電圧ベクトルVTは、中性点Oを中心としてその総和が零ベクトルとなるように形成されているため、この場合の零相電圧ベクトルV0(=VR+VS+VT)は零ベクトルとなる(図3(a)参照)。
例えばR相に地絡が発生すると、上記バランスが崩れて、零相電圧ベクトルV0は、0でない絶対値を有するベクトルとなる(図3(b)参照)。図3(b)に例示されるように、地絡前のR相電圧ベクトルVRに零相電圧ベクトルV0を合成したVR’が地絡時のR相電圧ベクトルである。このV0及びVR’は互いに直交するため、点Oを起点とするV0が示す点Iは、VRの絶対値を直径とする円弧C上にあることになる。ところで、このV0の絶対値は、地絡が進行してR相及び大地間の仮想的な地絡抵抗が変化するのにともない変化する。よって、図3(b)に例示された状態からさらに時間が経過すると、円弧C上におけるV0が示す点Jは、さらにHに近づくことになる(図3(c)参照)。つまり、地絡時には、零相電圧ベクトルV0は円弧Cなる軌跡を形成するとされている。
図4に例示されるように、前述したRAM106は、配電線70の零相電圧ベクトルが円弧Cを中心とし所定幅dを有する領域CCの外を示すような、当該零相電圧ベクトルの絶対値及び位相を、誘導雷に対応する零相電圧の位相及び絶対値の範囲を示す情報として記憶するものである。尚、前述した地絡抵抗は仮想的なモデルによるものであるため、本実施の形態では、このモデルと実際との差に応じた所定幅dが予め定められるものとする。
例えばR相に対して誘導雷が発生した場合、R相、S相、及びT相は少なくとも正常な状態にはないため、零相電圧ベクトルは零ベクトルとはならない一方、このR相は地絡してはいないため、零相電圧ベクトルは領域CCの外を示すはずである。つまり、零相電圧ベクトルは、円弧Cの外側に相当する領域CO又は円弧Cの内側に相当する領域CIの中を示す。図4の例示によれば、絶対値V0及び位相θである零相電圧ベクトルV0は領域COを示し、絶対値V0’及び位相θ’である零相電圧ベクトルV0’は領域CIを示している。S相及びT相についても同様のことが言える。
本実施の形態のRAM106には、R相、S相、及びT相を示す情報毎に、零相電圧ベクトルが領域CO又は領域CIの中を示すような、当該零相電圧ベクトルの絶対値及び位相を示す情報が記憶されている。
<<<基準周波数以外の周波数の場合>>>
図5に例示されるように、一般に、配電線70に対する基準周波数(例えば60Hz)よりも高い周波数を有するサージ又はノイズの種類毎に、電圧の周波数及び絶対値の所定の範囲があるとされている。同図の例示によれば、例えば数百Hzからおよそ1MHzまでの周波数と、数千Vからおよそ10万Vの絶対値とを有する電圧が誘導雷サージに対応することになる。本実施の形態のRAM106には、このような周波数及び絶対値を示す情報が記憶されている。
===誘導雷・地絡検出方法===
図6〜図8を参照しつつ、前述した構成を備えた誘導雷・地絡検出装置100の誘導雷・地絡検出方法について説明する。図6は、本実施の形態の誘導雷発生時及び地絡時における誘導雷・地絡検出装置100の処理の手順の一例を示すフローチャートである。図7は、本実施の形態の誘導雷発生時の配電線70における零相電圧のパルス信号の一例を示すグラフである。図8(a)は、本実施の形態の誘導雷発生時の配電線70における零相電圧の軌跡を示す模式図である。図8(b)は、本実施の形態の地絡時の配電線70における零相電圧の軌跡を示す模式図である。
本実施の形態の誘導雷・地絡検出装置100は、相電圧検出器75により検出された配電線70の各相(R相、S相、T相)の電圧をサンプリングして所定の処理を施して電圧値の時系列情報としてRAM106に記憶させる(S100)。
次に、誘導雷・地絡検出装置100は、RAM107に記憶された所定のプログラムに基づいて、ステップS100で得られた時系列情報に対してデジタルフィルタ処理を施した後(S101)、フーリエ変換処理を施して、基準周波数(例えば60Hz)の零相電圧の情報と、基準周波数以外の周波数の電圧の情報とを生成する(S102)。
<<<基準周波数の場合>>>
零相電圧の情報に対して(S103:60Hz)、誘導雷・地絡検出装置100は、零相電圧の絶対値が0であるか否かを判別する(S104)。前述した所定のプログラムでは、誘導雷発生時又は地絡時における零相電圧の絶対値の判別に際して、例えば所定値が保持される所定の有効時間が設定されている(図7参照)。つまり、図7に例示されるように、このような判別を実施することは、基準周波数のパルス信号における(立ち上がり又は立ち下りの時間ではなく、)所定の有効時間だけ保持された値が0であるか否かを判別していることに等しい。
零相電圧の絶対値が0であると判別された場合(S104:NO)、ステップS100の処理が再度実施される。つまり、誘導雷及び地絡の何れも発生していないため、誘導雷・地絡検出装置100は、各相電圧の測定を繰り返し実施する。
零相電圧の絶対値が0ではないと判別された場合(S105:YES)、誘導雷・地絡検出装置100は、RAM106を参照して、この零相電圧の絶対値及び位相からなるベクトル(零相電圧ベクトル)が前述した領域CO又は領域CI(図4)の中を示すか否かを判別する(S105)。具体的には、例えばステップS100〜S102において所定時間間隔Δt毎に求められた複数の零相電圧ベクトルの示す軌跡が、領域CO又は領域CIの中にあるか否かが判別される。但し、これに限定されるものではなく、例えば、所定時間内で平均された零相電圧ベクトルが、領域CO又は領域CIの中にあるか否かが判別されてもよい。
もし、零相電圧ベクトルが領域CO又は領域CIの中を示すと判別された場合(S105:YES)、誘導雷・地絡検出装置100は、配電線70に対して誘導雷が発生した旨の誘導雷発生情報と、当該配電線70を示す配電線情報とを生成し、雷情報提供装置200に送信する(S106)。誘導雷の発生している場合を図8(a)に示す。
一方、零相電圧ベクトルが領域CO又は領域CIの外(つまり、領域CCの中)を示すと判別された場合(S105:NO)、誘導雷・地絡検出装置100は、配電線70に対して地絡が発生した旨の地絡発生情報と、当該配電線70を示す配電線情報とを生成し、雷情報提供装置200に送信する(S107)。例えばR相が地絡した場合を図8(b)に示す。尚、誘導雷・地絡検出装置100は、例えば特開平5−22842号公報や特開平7−7841号公報等に開示された周知の方法により、地絡した相を検出して、更に、この相を示す情報を雷情報提供装置200に送信してもよい。
また、前述したステップS105では、時間経過とともに零相電圧ベクトルV0により示される軌跡が所定の領域にあるか否かが判別されていたが、これに限定されるものではない。例えば、或る時刻の零相電圧の絶対値が、例えば正常時のR相電圧の絶対値を超えたか否かが判別されるだけでもよい。図9は、本実施の形態の誘導雷発生時の配電線70における零相電圧の軌跡を示すもう一つの模式図である。同図の例示によれば、この領域CO’は、R相電圧ベクトルVRが中性点を中心とするCの外側の領域を意味するものである。この零相電圧の絶対値は、或る時刻の値に限定されるものではなく、例えば前述した経過時間中の平均値であってもよい。
これにより、例えば零相電圧の1つの絶対値のみを大小の判別の対象とすればよいため、前述したような絶対値及び位相からなる零相電圧のベクトルの時間経過の情報を処理する必要はない。従って、処理速度が向上する上に、RAM106に記憶すべき零相電圧に関する情報や、ROM107に記憶すべき所定のプログラム等の構成が簡素となる。一方、前述した時間経過の情報を処理する場合は、誘導雷の検出精度は相対的に高くなる。
<<<基準周波数以外の周波数の場合>>>
基準周波数以外の周波数の電圧の情報に対して(S103:60Hz以外)、誘導雷・地絡検出装置100は、例えば、RAM106を参照して、電圧の周波数及び絶対値が、図5に例示された誘導雷サージの周波数及び絶対値の範囲内であるか否かを判別する。そして、誘導雷サージに該当する場合、誘導雷・地絡検出装置100は、配電線70に対して誘導雷が発生した旨の誘導雷発生情報と、当該配電線70を示す配電線情報とを生成し、雷情報提供装置200に送信する(S108)。或いは、誘導雷・地絡検出装置100は、該当するその他サージやノイズ等の情報を、雷情報提供装置200に送信してよい。
===雷情報提供方法===
図10及び図11を参照しつつ、前述した構成を備えた雷情報提供システム10の雷情報提供方法について説明する。図10は、本実施の形態の雲放電発生時及び対地放電発生時における雷情報提供装置200の処理の手順の一例を示すフローチャートである。図11(a)は、本実施の形態の配電系統1における誘導雷発生エリア及び落雷位置の一例を示す模式図である。図11(b)は、本実施の形態の端末300のディスプレイ300aにおけるWeb情報の表示例を示す模式図である。
雷情報提供装置200は、前述した誘導雷・地絡検出装置100からの誘導雷発生情報を受信したか否かを判別する(S200)。誘導雷発生情報を受信していないと判別した場合(S200:NO)、雷情報提供装置200は、ステップS200の処理を再度実施する。
複数の誘導雷・地絡検出装置100のうちの何れか1つから誘導雷発生情報を受信したと判別した場合(S200:YES)、雷情報提供装置200は、方位探知局110から落雷情報を受信したか否か(S201)に応じて、雲放電情報及び対地放電情報のWeb情報、又は、雲放電情報のみのWeb情報を生成する。
例えば、配電系統1上空において雲放電が発生するとともに、配電系統1の周囲で対地放電(落雷)も発生した場合、雷情報提供装置200は、方位探知局110から落雷情報を受信したと判別する(S201:YES)。この場合、雷情報提供装置200は、例えば3局以上の方位探知局110からの落雷情報に基づいて、落雷位置情報を生成する(S202)。このステップS202の処理は、本実施の形態の雷情報提供装置200が、例えば特昭63−247679号公報に開示された周知の落雷位置標定システム(Lighting Location System、以下LLSと称する)の構成を備えることにより実現できる。尚、本実施の形態の雷情報提供装置200は、上記落雷位置情報に対して、例えば落雷発生時刻情報等を加え、対地放電情報として対地放電情報データベース203(図1)に格納する。
次に、雷情報提供装置200は、誘導雷・地絡検出装置100からの配電線情報に対して、例えば誘導雷発生時刻情報等を加え、雲放電情報として雲放電情報データベース204(図1)に格納する。雷情報提供装置200は、対地放電情報及び雲放電情報と、地図データベース202に記憶された地図情報とに基づいて、地図上に落雷位置及び雲放電発生エリアを表示したWeb情報を生成し、これをWebデータベース201(図1)に格納する(S203)。
図11(a)に例示されるように、例えば複数の配電線70のうちの配電線C及び配電線Dにおいて誘導雷が発生した場合には、この配電線C及び配電線Dを含む所定エリアが雲放電発生エリアとなる。また、例えば3つの方位探知局110を中心とする3つの円の交差する点が落雷位置となる。
次に、雷情報提供装置200は、上記Web情報のURLを示すURL情報及び雲放電発生エリア及び落雷位置を示す文字情報を生成し、誘導雷発生時刻情報及び落雷発生時刻情報等とともに、例えば電子メールにて、顧客の各端末300に送信する(S204)。顧客は、例えば、端末300を通じて受信した電子メールをディスプレイ300a上で閲覧している際、この電子メールに添付されたURL情報をマウス(不図示)でクリックすると、同ディスプレイ300a上に上記Web情報を表示させることができるようになっている(図11(b)参照)。尚、本実施の形態の端末300には、上記の動作を実施するための所定のブラウザプログラムが予めインストールされているものとする。また、雷情報提供装置200は、電子メールの送信先である顧客の端末300のIPアドレス情報等を所定のデータベースに予め格納しているものとする。
一方、配電系統1上空において雲放電のみが発生した場合、雷情報提供装置200は、方位探知局110から落雷情報を受信していないと判別する(S201:NO)。この場合、雷情報提供装置200は、誘導雷・地絡検出装置100からの配電線情報に対して、例えば誘導雷発生時刻情報等を加え、雲放電情報として雲放電情報データベース204(図1)に格納する。雷情報提供装置200は、雲放電情報と、地図データベース202に記憶された地図情報とに基づいて、地図上に雲放電発生エリアを表示したWeb情報を生成し、これをWebデータベース201(図1)に格納する(S205)。
次に、雷情報提供装置200は、上記Web情報のURLを示すURL情報及び雲放電発生エリアを示す文字情報を生成し、誘導雷発生時刻情報等とともに、例えば電子メールにて、顧客の各端末300に送信する(S206)。
尚、前述したステップS204及びS206では、雷情報提供装置200が、ステップS200において誘導雷・地絡検出装置100から誘導雷発生情報を受信する都度、顧客に対して送信される必要はない。例えば複数の誘導雷発生情報が比較的に短い時間間隔で受信される場合には、2度目の誘導雷発生情報の受信以後は、ステップS204及びS206の処理が実施されずにWeb情報のみが更新されるようになっていてもよい。
本実施の形態の雷情報提供システム10によれば、顧客が、図11(b)に例示された雲放電発生エリア及び落雷位置を確認することにより、少なくとも自身に関連する配電線(例えば配電線C)上空における雷放電の有無を容易に判別できる。特に、雲放電が落雷の前兆である場合、顧客は、ディスプレイ300a上でこの雲放電発生エリアが時間とともに移動する様子を調べることにより、落雷位置の移動のみを調べる場合よりも迅速且つ容易に上記配電線への落雷の予測をできることになる。顧客が例えば配電線Cから受電した電力を使用して製品等を製造している会社の場合、配電線Cに対する落雷をより迅速に予測することにより、前述した解列を判断する精度がより高まって、これは製品の品質を保ちつつその生産効率の低下をできるだけ抑えることにつながる。また、顧客が例えば配電線Cに対して自家発電機を連系させ、配電線Cからの買電と自家発電とを切り替えて実施している会社の場合、配電線Cに対する落雷をより迅速に予測することにより、前述した解列を判断する精度がより高まって、これは効率的に買電して運転コストをできるだけ抑えることにつながる。
また、本実施の形態の雷情報提供システム10によれば、前述したRAM106の情報及び前述したROM107のプログラムを準備することにより、例えば特開平5−22842号公報や特開平7−7841号公報等に開示された既存の地絡検出装置を用いて、前述したステップS100〜108の処理を実行できる。よって、例えば電力会社は、誘導雷・地絡検出装置100の設備コストを節減できる。
前述した実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく変更、改良されるとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
本実施の形態の配電系統及び雷情報提供システムの構成例を示すブロック図である。 本実施の形態の誘導雷・地絡検出装置の構成例を示すブロック図である。 本実施の形態の地絡前及び地絡時の配電線における零相電圧を説明するための模式図である。 本実施の形態の誘導雷・地絡検出装置のRAMに記憶された零相電圧情報の一例を視覚化した模式図である。 本実施の形態の誘導雷・地絡検出装置のRAMに記憶された零相電圧情報の一例を視覚化したグラフである。 本実施の形態の誘導雷発生時及び地絡時における誘導雷・地絡検出装置の処理の手順の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態の誘導雷発生時の配電線における零相電圧のパルス信号の一例を示すグラフである。 (a)は、本実施の形態の誘導雷発生時の配電線における零相電圧の軌跡を示す模式図であり、(b)は、本実施の形態の地絡時の配電線における零相電圧の軌跡を示す模式図である。 本実施の形態の誘導雷発生時の配電線における零相電圧の軌跡を示すもう一つの模式図である。 本実施の形態の雲放電発生時及び対地放電発生時における雷情報提供装置の処理の手順の一例を示すフローチャートである。 (a)は、本実施の形態の配電系統における誘導雷発生エリア及び落雷位置の一例を示す模式図であり、(b)は、本実施の形態の端末のディスプレイにおけるWeb情報の表示例を示す模式図である。
符号の説明
1 配電系統 10 雷情報提供システム
20 制御系ネットワーク 30 インターネット
50 母線 60 変電所
70 配電線
75、75r、75s、75t 相電圧検出器
80 開閉器 100 誘導雷・地絡検出装置
101、101r、101s、101t アナログフィルタ
102、102r、102s、102t サンプルホルダ
103 マルチプレクサ 104 A/Dコンバータ
105 インタフェース 106 RAM
107 ROM 108 CPU
110 方位探知局 200 雷情報提供装置
201 Webデータベース 202 地図データベース
203 対地放電情報データベース 204 雲放電情報データベース
300 端末 300a ディスプレイ

Claims (8)

  1. 非接地且つ3相1回線である送電線路の零相電圧が、前記送電線路の各相が正常である場合の各相電圧の中性点を起点として、当該各相電圧の絶対値を直径とする円弧上の領域、又は、当該円弧を含む近傍の領域を地絡抵抗の値に応じて変化するか否かを判別する判別部と、
    前記零相電圧が前記領域以外を変化したことを示す前記判別部の判別結果に基づいて、誘導雷が発生したことを示す情報を生成する生成部と、
    を備えたことを特徴とする誘導雷情報生成装置。
  2. 非接地且つ3相1回線である送電線路の零相電圧が、前記送電線路の各相が正常である場合の各相電圧の中性点を起点として発生する場合、前記零相電圧の絶対値が、前記送電線路の各相が正常である場合の各相電圧の絶対値よりも大であるか否かを判別する判別部と、
    前記零相電圧の絶対値が前記各相電圧の絶対値よりも大であることを示す前記判別部の判別結果に基づいて、誘導雷が発生したことを示す情報を生成する生成部と、
    を備えたことを特徴とする誘導雷情報生成装置。
  3. 非接地且つ3相1回線である送電線路の零相電圧が、前記送電線路の各相が正常である場合の各相電圧の中性点を起点として、当該各相電圧の絶対値を直径とする円弧上の領域、又は、当該円弧を含む近傍の領域を地絡抵抗の値に応じて変化するか否かを判別し、
    前記零相電圧が前記領域以外を変化したことを示す判別結果に基づいて、誘導雷が発生したことを示す情報を生成する、
    ことを特徴とする誘導雷情報生成装置の誘導雷情報生成方法。
  4. 非接地且つ3相1回線である送電線路の零相電圧が、前記送電線路の各相が正常である場合の各相電圧の中性点を起点として発生する場合、前記零相電圧の絶対値が、前記送電線路の各相が正常である場合の各相電圧の絶対値よりも大であるか否かを判別し、
    前記零相電圧の絶対値が前記各相電圧の絶対値よりも大であることを示す判別結果に基づいて、誘導雷が発生したことを示す情報を生成する、
    ことを特徴とする誘導雷情報生成装置の誘導雷情報生成方法。
  5. 非接地且つ3相1回線である送電線路の零相電圧が、前記送電線路の各相が正常である場合の各相電圧の中性点を起点として、当該各相電圧の絶対値を直径とする円弧上の領域、又は、当該円弧を含む近傍の領域を地絡抵抗の値に応じて変化するか否かを判別し、
    前記零相電圧が前記領域以外を変化したことを示す判別結果に基づいて、誘導雷が発生したことを示す情報を生成する、
    ことを特徴とする誘導雷情報生成装置の誘導雷情報プログラム。
  6. 非接地且つ3相1回線である送電線路の零相電圧が、前記送電線路の各相が正常である場合の各相電圧の中性点を起点として発生する場合、前記零相電圧の絶対値が、前記送電線路の各相が正常である場合の各相電圧の絶対値よりも大であるか否かを判別し、
    前記零相電圧の絶対値が前記各相電圧の絶対値よりも大であることを示す判別結果に基づいて、誘導雷が発生したことを示す情報を生成する、
    ことを特徴とする誘導雷情報生成装置の誘導雷情報生成プログラム。
  7. 非接地且つ3相1回線である送電線路の零相電圧が、前記送電線路の各相が正常である場合の各相電圧の中性点を起点として、当該各相電圧の絶対値を直径とする円弧上の領域、又は、当該円弧を含む近傍の領域を地絡抵抗の値に応じて変化するか否かを判別する判別部と、
    前記零相電圧が前記領域以外を変化したことを示す前記判別部の判別結果に基づいて、誘導雷が発生したことを示す情報を生成する生成部と、
    情報通信ネットワークを介して前記情報を端末に送信する情報送信部と、
    を備えたことを特徴とする誘導雷情報送信システム。
  8. 非接地且つ3相1回線である送電線路の零相電圧が、前記送電線路の各相が正常である場合の各相電圧の中性点を起点として発生する場合、前記零相電圧の絶対値が、前記送電線路の各相が正常である場合の各相電圧の絶対値よりも大であるか否かを判別する判別部と、
    前記零相電圧の絶対値が前記各相電圧の絶対値よりも大であることを示す前記判別部の判別結果に基づいて、誘導雷が発生したことを示す情報を生成する生成部と、
    情報通信ネットワークを介して前記情報を端末に送信する情報送信部と、
    を備えたことを特徴とする誘導雷情報送信システム。
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