JP2010105163A - ノズルプレート、液体噴射ヘッド、液体吐出方法、およびプリンタ - Google Patents
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Abstract
【課題】容易に液滴を形成することができるノズルプレートを提供する。
【解決手段】本発明に係るノズルプレート100は、基板10と、基板10に形成された複数のノズル孔20と、を含み、複数のノズル孔20の各々は、基板10の液体を吐出する吐出側の面10aに形成された第1開口22と、基板10の吐出側の面10aと反対側の面10bに形成された第2開口24と、を有し、複数のノズル孔20の第1開口22を、複数のノズル孔20から吐出される液体の吐出方向32に平行移動させたときの軌跡23は、互いに重なり合う部分23aを有する。
【選択図】図1
【解決手段】本発明に係るノズルプレート100は、基板10と、基板10に形成された複数のノズル孔20と、を含み、複数のノズル孔20の各々は、基板10の液体を吐出する吐出側の面10aに形成された第1開口22と、基板10の吐出側の面10aと反対側の面10bに形成された第2開口24と、を有し、複数のノズル孔20の第1開口22を、複数のノズル孔20から吐出される液体の吐出方向32に平行移動させたときの軌跡23は、互いに重なり合う部分23aを有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、ノズルプレート、液体噴射ヘッド、液体吐出方法、およびプリンタに関する。
近年、インクジェット技術は、家庭用のプリンタのみならず、工業用、産業用など様々な分野に用いられている。これらの分野に応じて、インクジェット技術では、様々な組成のインクを吐出する必要がある。そのなかでも、特に高分子ポリマーなどからなる高粘度インクは、ノズル孔から吐出されたインク液柱が切れ難く、液滴状を形成することが困難である。
例えば、特許文献1には、ノズルの先端に4つのアクチュエータを設け、吐出のタイミングに合わせてアクチュエータを静定状態に戻すことでインク液柱を分断し、インク液滴を形成する方法が開示されている。
特開2007−268966号公報
しかしながら、特許文献1に開示された方法では、ノズルの先端に設けられたアクチュエータが直接インクに触れるため、アクチュエータが動作不良を起こす場合がある。また、ノズルの先端に設けられたアクチュエータが振動することで、圧力室内のインクが振動され、インクの吐出が不安定になる場合がある。さらに、ノズルの先端にアクチュエータを複数設けているため、インクジェットヘッドの構造が複雑となり、低価格化が難しい場合がある。
本発明の目的の1つは、容易に液滴を形成することができるノズルプレート、液体噴射ヘッド、液体吐出方法およびプリンタを提供することにある。
本発明に係るノズルプレートは、
基板と、
前記基板に形成された複数のノズル孔と、
を含み、
前記複数のノズル孔の各々は、
前記基板の液体を吐出する吐出側の面に形成された第1開口と、
前記基板の前記吐出側の面と反対側の面に形成された第2開口と、
を有し、
前記複数のノズル孔の前記第1開口を、前記複数のノズル孔から吐出される液体の吐出方向に平行移動させたときの軌跡は、互いに重なり合う部分を有する。
基板と、
前記基板に形成された複数のノズル孔と、
を含み、
前記複数のノズル孔の各々は、
前記基板の液体を吐出する吐出側の面に形成された第1開口と、
前記基板の前記吐出側の面と反対側の面に形成された第2開口と、
を有し、
前記複数のノズル孔の前記第1開口を、前記複数のノズル孔から吐出される液体の吐出方向に平行移動させたときの軌跡は、互いに重なり合う部分を有する。
本発明に係るノズルプレートは、容易に液滴を形成することができる。
本発明に係るノズルプレートにおいて、
前記吐出方向は、前記基板の厚み方向に対して、斜めの方向であることができる。
前記吐出方向は、前記基板の厚み方向に対して、斜めの方向であることができる。
本発明に係るノズルプレートにおいて、
前記吐出方向は、前記第2開口の中心から前記第1開口の中心に向かう方向であることができる。
前記吐出方向は、前記第2開口の中心から前記第1開口の中心に向かう方向であることができる。
本発明に係るノズルプレートにおいて、
平面的に見て、前記重なり合う部分の中心から、前記複数のノズル孔の各々の前記第1開口の中心までの距離は、同じであることができる。
平面的に見て、前記重なり合う部分の中心から、前記複数のノズル孔の各々の前記第1開口の中心までの距離は、同じであることができる。
本発明に係るノズルプレートにおいて、
平面的に見て、前記重なり合う部分の面積は、前記第1開口の面積と同じであることができる。
平面的に見て、前記重なり合う部分の面積は、前記第1開口の面積と同じであることができる。
本発明に係るノズルプレートにおいて、
前記複数のノズル孔の数は、2つであり、
2つの前記ノズル孔は、互いに鏡像関係にあることができる。
前記複数のノズル孔の数は、2つであり、
2つの前記ノズル孔は、互いに鏡像関係にあることができる。
本発明に係るノズルプレートにおいて、
前記複数のノズル孔の数は、2つであり、
平面的に見て、一方の前記ノズル孔の前記第1開口の中心と前記第2開口の中心とを結ぶ直線と、他方の前記ノズル孔の前記第1開口の中心と前記第2開口の中心とを結ぶ直線とは、互いに平行であり、
一方の前記直線は、他方の前記直線に対して、他方の前記直線と直交する方向に変位していることができる。
前記複数のノズル孔の数は、2つであり、
平面的に見て、一方の前記ノズル孔の前記第1開口の中心と前記第2開口の中心とを結ぶ直線と、他方の前記ノズル孔の前記第1開口の中心と前記第2開口の中心とを結ぶ直線とは、互いに平行であり、
一方の前記直線は、他方の前記直線に対して、他方の前記直線と直交する方向に変位していることができる。
本発明に係るノズルプレートにおいて、
前記変位の量は、前記第1開口の半径に等しいことができる。
前記変位の量は、前記第1開口の半径に等しいことができる。
本発明に係るノズルプレートにおいて、
前記基体は、溝部を有し、
前記第1開口は、前記溝部に形成されていることができる。
前記基体は、溝部を有し、
前記第1開口は、前記溝部に形成されていることができる。
本発明に係るノズルプレートにおいて、
前記複数のノズル孔から吐出される液体は、互いにまとまって一体となることができる。
前記複数のノズル孔から吐出される液体は、互いにまとまって一体となることができる。
本発明に係る液体噴射ヘッドは、
本発明に係るノズルプレートと、
前記複数のノズル孔の全てに連通している圧力室と、
前記圧力室の上方に形成された振動板と、
前記振動板の上方に形成された圧電素子と、を有する。
本発明に係るノズルプレートと、
前記複数のノズル孔の全てに連通している圧力室と、
前記圧力室の上方に形成された振動板と、
前記振動板の上方に形成された圧電素子と、を有する。
なお、本発明に係る記載では、「上方」という文言を、例えば、「特定のもの(以下「A」という)の「上方」に他の特定のもの(以下「B」という)を形成する」などと用いている。本発明に係る記載では、この例のような場合に、A上に直接Bを形成するような場合と、A上に他のものを介してBを形成するような場合とが含まれるものとして、「上方」という文言を用いている。
本発明に係る液体噴射ヘッドは、
本発明に係るノズルプレートと、
前記複数のノズル孔の各々に連通している圧力室と、
前記圧力室の上方に形成された振動板と、
前記振動板の上方に形成された圧電素子と、を有する。
本発明に係るノズルプレートと、
前記複数のノズル孔の各々に連通している圧力室と、
前記圧力室の上方に形成された振動板と、
前記振動板の上方に形成された圧電素子と、を有する。
本発明に係る液体噴射ヘッドにおいて、
前記圧電素子によって前記圧力室を加圧するときの前記振動板の変位方向は、前記吐出方向と同じであることができる。
前記圧電素子によって前記圧力室を加圧するときの前記振動板の変位方向は、前記吐出方向と同じであることができる。
本発明に係る液体吐出方法は、
本発明に係る液体噴射ヘッドを準備する工程と、
前記圧電素子によって、前記複数のノズル孔内の液体を加圧する工程と、
前記液体を加圧することによって、前記複数のノズル孔の各々から液柱を同時に吐出する工程と、
前記複数のノズル孔から吐出された前記液柱が、互いにまとまって集合体を形成する工程と、
前記集合体の少なくとも一部が、前記液体から分離して液滴となる工程と、を含む。
本発明に係る液体噴射ヘッドを準備する工程と、
前記圧電素子によって、前記複数のノズル孔内の液体を加圧する工程と、
前記液体を加圧することによって、前記複数のノズル孔の各々から液柱を同時に吐出する工程と、
前記複数のノズル孔から吐出された前記液柱が、互いにまとまって集合体を形成する工程と、
前記集合体の少なくとも一部が、前記液体から分離して液滴となる工程と、を含む。
本発明に係る液体吐出方法において、
さらに、前記液滴が前記基板の厚み方向に飛翔する工程を含むことができる。
さらに、前記液滴が前記基板の厚み方向に飛翔する工程を含むことができる。
本発明に係る液体吐出方法において、
前記液体の粘度は、10mPa・s以上であることができる。
前記液体の粘度は、10mPa・s以上であることができる。
本発明に係るプリンタは、
本発明に係る液体噴射ヘッドを有する。
本発明に係る液体噴射ヘッドを有する。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しながら説明する。
1. ノズルプレート
(1)まず、本実施形態に係るノズルプレートについて説明する。図1は、本実施形態に係るノズルプレート100を模式的に示す断面図である。図2は、本実施形態に係るノズルプレート100を模式的に示す平面図である。なお、図1は、図2で示すA−A線の断面図である。また、図2は、図1に示すノズルプレート100を、基板10の吐出側の面10aと反対側の面10bから平面的に見た図である。
(1)まず、本実施形態に係るノズルプレートについて説明する。図1は、本実施形態に係るノズルプレート100を模式的に示す断面図である。図2は、本実施形態に係るノズルプレート100を模式的に示す平面図である。なお、図1は、図2で示すA−A線の断面図である。また、図2は、図1に示すノズルプレート100を、基板10の吐出側の面10aと反対側の面10bから平面的に見た図である。
ノズルプレート100は、図1に示すように、基板10と、ノズル群28と、を有する。
基板10は、例えば、ニッケル、銅、シリコンからなる。
ノズル群28は、基板10に形成された複数のノズル孔20からなる。ノズル群28は、図示の例では2つのノズル孔20からなるが、ノズル孔20の数は特に限定されない。2つのノズル孔20は、互いに鏡像関係にあることができる。なお、図示はしないが、ノズル群28は、複数設けられていることができる。
ノズル孔20は、図1および図2に示すように、第1開口22と、第2開口24と、を有する。第1開口22は、基板10の液体を吐出する吐出側の面10aに形成されている。第2開口24は、基板10の吐出側の面10aと反対側の面10bに形成されている。ノズル孔20は、第2開口24から液体を供給し、第1開口22から液体を吐出することができる。複数のノズル孔20の第2開口24の中心24aから第1開口22の中心22aに向かう方向32は、図1に示すように、互いに交差している。第2開口24の中心24aから第1開口22の中心22aに向かう方向32は、ノズル孔20から吐出される液体の吐出方向32であることができる。吐出方向32は、基板10の厚み方向(Z方向)に対して、斜めの方向である。なお、第1開口22の開口径は、例えば、第2開口24の開口径に比べて小さい。
図1に示すように、仮に、複数のノズル孔20の第1開口22を、吐出方向32に平行移動させていくと、第1開口22の軌跡23は、互いに重なり合う部分23aを有する。そのため、複数のノズル孔20から吐出された液体は、互いにまとまって一体となることができる。図2に示すように平面的に見て、重なり合う部分23aの面積は、第1開口22の面積と同じである。すなわち、2つのノズル孔20の第1開口22の中心22aおよび第2開口24の中心24aは、一直線上に設けられている。また、図2に示すように平面的に見て、重なり合う部分23aの中心23bから、複数のノズル孔20の各々の第1開口22の中心22aまでの距離は、同じである。
本実施形態に係るノズルプレート100は、例えば、以下の特徴を有する。
ノズルプレート100では、複数のノズル孔20の第1開口22を、吐出方向32に平行移動させたときの軌跡23は、互いに重なり合う部分23aを有することができる。そのため、複数のノズル孔20から吐出される液体は、互いにまとまって一体となることができる。その結果、容易に液滴を形成することができる。詳細は後述する。
ノズルプレート100では、上述の重なり合う部分23aの面積は、平面的に見て、第1開口22の面積と同じであることができる。そのため、複数のノズル孔20から吐出される液体を、確実に一体化させることができる。
ノズルプレート100では、2つのノズル孔20は、互いに鏡像関係にあることができる。そのため、2つのノズル孔20から吐出される液体を、確実に一体化させることができる。
(2)次に、本実施形態に係るノズルプレート100の製造方法について、図面を参照しながら説明する。図3および図4は、本実施形態に係るノズルプレート100の製造工程を模式的に示す断面図である。
図3に示すように、母型基板1上に第1基板12を形成する。第1基板12には、上述した第1開口22が形成されることになる。第1基板12は、例えば、電鋳法、LIGA(Lithographie Galvanoformung Abformung)プロセスにより形成される。具体的には、母型基板1上に所定の形状を有するレジスト層R1を形成し、めっきを行うことにより、第1基板12を形成する。レジスト層R1は、例えば、露光時に、母型基板1が戴置されているステージを傾けることにより、母型基板1の厚み方向(Z方向)に対して斜めに延びるように形成される。なお、母型基板1は、例えば、ステンレスからなる。
図4に示すように、第1基板12上に第2基板14を形成する。第2基板14には、上述した第2開口24が形成されることになる。第1基板12および第2基板14は、基板10を構成する。第2基板14は、レジスト層R1上にレジスト層R2を形成して、第1基板12と同じ方法で形成される。レジスト層R2の幅は、例えば、レジスト層R1の幅より大きい。
図1に示すように、レジスト層R1,R2を除去し、母型基板1を剥離する。これにより、第1開口22および第2開口24を有するノズル孔20を形成することができる。
以上の工程により、ノズルプレート100を製造することができる。
(3)次に、本実施形態の変形例1に係るノズルプレート120について、図面を参照しながら説明する。図5は、本実施形態の変形例1に係るノズルプレート120を模式的に示す平面図である。図5は、本実施形態に係るノズルプレート100を説明した図2に相当している。以下、本実施形態の変形例1に係るノズルプレート120において、本実施形態に係るノズルプレート100の構成部材と同様の機能を有する部材については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
ノズルプレート120では、図5に示すように平面的に見て、2つのノズル孔20のうち、一方のノズル孔20の第1開口22の中心22aと第2開口24の中心24aとを結ぶ直線L1と、他方のノズル孔20の第1開口22の中心22aと第2開口24の中心24aとを結ぶ直線L2とは、互いに平行である。一方の直線L1は、他方の直線L2に対して、他方の直線L2と直交する方向(Y方向)に変位している。一方の直線L1の変位の量ΔYは、例えば、第1開口22の半径と等しい。すなわち、一方のノズル孔20の第1開口22の中心22aおよび第2開口24の中心24aと、他方のノズル孔20の第1開口22の中心22aおよび第2開口24の中心24aとは、一直線上に設けられていない。したがって、軌跡23の重なり合う部分23aの面積は、図5に示すように平面的に見て、第1開口22の面積に比べて小さい。
本実施形態の変形例1に係るノズルプレート120は、例えば、以下の特徴を有する。
ノズルプレート120では、図5に示すように平面的に見て、一方の直線L1は、他方の直線L2に対して、Y方向に変位している。そのため、2つのノズル孔20から吐出された液体は、Y方向にずれた状態で衝突することになる。すなわち、吐出された液体は、完全に正面衝突しない。これにより、いっそう液滴を形成しやすくなる。詳細は後述する。
ノズルプレート120では、一方の直線L1の変位の量ΔYを、第1開口22の半径と等しくすることができる。そのため、完全な正面衝突を避けつつも、2つのノズル孔20から吐出された液体を確実に衝突させることができる。
(4)次に、本実施形態の変形例2に係るノズルプレート140について、図面を参照しながら説明する。図6は、本実施形態の変形例2に係るノズルプレート140を模式的に示す断面図である。図6は、本実施形態に係るノズルプレート100を説明した図1に相当している。以下、本実施形態の変形例2に係るノズルプレート140において、本実施形態に係るノズルプレート100の構成部材と同様の機能を有する部材については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
ノズルプレート140では、図6に示すように、基板10は、溝部10cを有する。ノズル孔20の第1開口部22は、溝部10cに形成されている。溝部10cは、例えば、所定形状の金型を用いて切削することにより形成される。
本実施形態の変形例2に係るノズルプレート140は、例えば、以下の特徴を有する。
ノズルプレート140では、ノズル孔20の第1開口部22は、溝部10cに形成されているため、その分ノズル孔20の長さ20L(第1開口22の中心22aと、第2開口24の中心24aと、の距離)が短くなり、液体の吐出安定性を高めることができる。また、吐出された液体が基板10の吐出側の面10aに付着する可能性を小さくすることができる。すなわち、ノズルプレート140は、高い信頼を有することができる。
2. 液体噴射ヘッド
(1)次に、本実施形態に係る液体噴射ヘッドについて説明する。本実施形態に係る液体噴射ヘッドは、本発明に係るノズルプレートを有する。以下、ノズルプレート100を用いた例について説明する。図7は、本実施形態に係る液体噴射ヘッド200の要部を模式的に示す断面図である。図8は、本実施形態に係る液体噴射ヘッド200の分解斜視図であり、通常使用される状態とは上下を逆に示したものである。
(1)次に、本実施形態に係る液体噴射ヘッドについて説明する。本実施形態に係る液体噴射ヘッドは、本発明に係るノズルプレートを有する。以下、ノズルプレート100を用いた例について説明する。図7は、本実施形態に係る液体噴射ヘッド200の要部を模式的に示す断面図である。図8は、本実施形態に係る液体噴射ヘッド200の分解斜視図であり、通常使用される状態とは上下を逆に示したものである。
液体噴射ヘッド200は、図7および図8に示すように、ノズルプレート100と、圧力室40と、振動板50と、圧電素子60と、を有する。さらに、液体噴射ヘッド200は、図8に示すように、筐体70を有することができる。
圧力室40は、図7に示すように、ノズルプレート100上(図8では下)に形成されている。圧力室40は、ノズル群28を構成する複数のノズル孔20の全てに連通して形成されている。圧力室40は、第3基板42によって区画されている。第3基板42は、例えば、ニッケル、銅、シリコンからなる。圧力室40は、図8に示すように、供給路44を介してリザーバ46と連通していることができる。リザーバ46は、供給路44を介して圧力室40に液体を供給することができる。リザーバ46には、貫通孔48が形成されており、貫通孔48を通って外部からリザーバ46内に液体が供給される。
振動板50は、図7に示すように、圧力室40および第3基板42上(図8では下)に形成されている。振動板50は、例えば、ニッケルなどの金属膜、ポリイミドなどの高分子材料膜、二酸化ジルコニウムや二酸化シリコンなどの絶縁膜からなる。振動板50は、圧電素子60によって振動(変位)することができる。
圧電素子60は、図7に示すように、振動板50上(図8では下)に形成されている。圧電素子60は、図示はしないが、ダイヤフラムや接着剤などを介して、振動板50上に形成されていてもよい。圧電素子60は、与えられる電気信号にしたがって、振動板50を上下方向(Z方向)に振動(変位)させることができる。圧電素子60は、圧電体を電極で挟んだ構造を有する。圧電素子60の電極の延びる方向は、振動板50の振動方向(変位方向)に対して垂直(縦モード)であってもよいし、平行(横モード)であってもよい。縦モードの場合は、圧電素子60の上部は、固定基板(図示せず)に固定されている。圧電素子60の電極は、例えばケーブル(図示せず)によって、外部駆動回路と接続されている。圧電素子60の圧電体は、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛(Pb(Zr,Ti)O3:PZT)からなる。圧電素子60の電極は、例えば、白金、イリジウムからなる。
筐体70は、図8に示すように、圧電素子60やノズルプレート100などを収納することができる。筐体70は、例えば、各種樹脂材料、各種金属材料からなる。
液体噴射ヘッド200では、本発明に係るノズルプレートを有することができる。本発明に係るノズルプレートは、上述のように、容易に液滴を形成することができる。そのため、容易に液滴を形成することができる液体噴射ヘッド200を得ることができる。詳細は後述する。
(2)次に、本実施形態に係る液体噴射ヘッド200の製造方法について、図面を参照しながら説明する。図9は、本実施形態に係る液体噴射ヘッド200の製造工程を模式的に示す断面図である。
液体噴射ヘッド200の製造方法は、ノズルプレート100の製造方法で説明した図4の状態(第2基板14を形成した状態)に続いて行うことができる。すなわち、図9に示すように、第2基板14上に第3基板42を形成する。第3基板42は、例えば、電鋳法、LIGAプロセスにより形成される。具体的には、レジスト層R2および第2基板14上に所定の形状を有するレジスト層R3を形成し、めっきを行うことにより、第3基板42を形成する。
図7に示すように、レジスト層R1,R2,R3を除去し、母型基板1を剥離する。これにより、第1開口22および第2開口24を有するノズル孔20と、圧力室40と、を形成することができる。
図7に示すように、圧力室40上および第3基板42上に振動板50を形成する。振動板50は、例えば、めっき法により形成された金属膜を、接着することにより形成される。次に、振動板50上に圧電素子60を形成する。圧電素子60は、例えば、公知の方法で形成された後、振動板50上に接着される。
以上の工程により、液体噴射ヘッド200を製造することができる。
(3)次に、本実施形態の変形例1に係る液体噴射ヘッド220について、図面を参照しながら説明する。図10は、本実施形態の変形例1に係る液体噴射ヘッド220の要部を模式的に示す断面図であり、本実施形態に係る液体噴射ヘッド200の図7に相当している。以下、本実施形態の変形例1に係る液体噴射ヘッド220において、本実施形態に係る液体噴射ヘッド200の構成部材と同様の機能を有する部材については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
液体噴射ヘッド220では、図10に示すように、ノズル群28を構成する複数のノズル孔20の各々に連通する圧力室40を有する。そして、圧力室40の各々の上方に圧電素子60が形成されている。そのため、液体噴射ヘッド220では、1つのノズル孔20に対して、より大きな圧力を与えることができる。
(4)次に、本実施形態の変形例2に係る液体噴射ヘッド240について、図面を参照しながら説明する。図11は、本実施形態の変形例2に係る液体噴射ヘッド240の要部を模式的に示す断面図であり、本実施形態に係る液体噴射ヘッド200の図7に相当している。以下、本実施形態の変形例2に係る液体噴射ヘッド240において、本実施形態の変形例1に係る液体噴射ヘッド220の構成部材と同様の機能を有する部材については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
液体噴射ヘッド240では、図11に示すように、圧力室素子60によって圧力室40内の液体を加圧するときの振動板50の変位方向52は、ノズル孔20から吐出される液体の吐出方向32と同じである。すなわち、振動板50は、ノズルプレート100の基板10の厚み方向(Z方向)に対して、斜めに変位する。そのため、液体噴射ヘッド240では、ノズル孔20に対して効率よく圧力を与えることができる。
3. 液体吐出方法
(1)次に、本実施形態に係る液体吐出方法について説明する。本実施形態に係る液体吐出方法では、本発明に係る液体噴射ヘッドを準備する。以下、ノズルプレート100を有する液体噴射ヘッド200を用いた例について説明する。図12〜図15は、本実施形態に係る液体吐出方法を説明するための図である。
(1)次に、本実施形態に係る液体吐出方法について説明する。本実施形態に係る液体吐出方法では、本発明に係る液体噴射ヘッドを準備する。以下、ノズルプレート100を有する液体噴射ヘッド200を用いた例について説明する。図12〜図15は、本実施形態に係る液体吐出方法を説明するための図である。
図12に示すように、圧電素子60によって、圧力室40内およびノズル孔20内の液体30を加圧する。すなわち、圧電素子60に電気信号を与えることにより振動板50を振動させ、それによって、圧力室40の体積を変化させて、液体30に圧力を加える。
図13に示すように、液体30を加圧することによって、複数のノズル孔20の各々から液柱30aを同時に吐出する。液柱30aは、吐出方向32に向かって吐出される。液体30は、例えば、25℃で、10mPa・s以上、さらには、20mPa・s以上の粘度を有する高粘度の液体である。そのため、この時点では、液柱30aは、液体30から分離していない。すなわち、液柱30aは、液体30と連続している。
図14に示すように、複数のノズル孔20から吐出された液柱30aが、互いにまとまって集合体30bを形成する。集合体30bは、例えば、先端部30cと、複数の柱状部30dと、からなる。上述のように、液体30は、高粘度の液体である。そのため、この時点では、先端部30cは、複数の柱状部30dの各々と連続している。また、複数の柱状部30dの各々は、液体30と連続している。集合体30bは、複数のノズル孔20の各々から吐出された液柱30aに比べて重いため、重力の方向(−Z方向)に向かう力が強くなる。
そして、−Z方向に向かう力が所定の値を越えると、図15に示すように、集合体30bの先端部30cが、液体30から分離して液滴34となる。すなわち、先端部30cは、柱状部30dと切断される。その後、液滴34は、基板10の厚み方向(−Z方向)に飛翔することができる。なお、集合体30bは、柱状部30dと液体30との境界(すなわち、第1開口22)で切断されることもできる。この場合では、集合体30bの全体が液体30から分離して液滴34となる。
以上のように、本実施形態に係る液体吐出方法では、容易に液滴を形成することができる。
(2)次に、本実施形態の変形例に係る液体吐出方法について、図面を参照しながら説明する。図16は、本実施形態の変形例に係る液体吐出方法を説明するための図である。図16は、本実施形態に係る液体吐出方法を説明した図14に相当している。以下、本実施形態の変形例に係る液体吐出方法において、本実施形態に係る液体吐出方法の構成部材と同様の機能を有する部材については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
本実施形態の変形例に係る吐出方法では、上述したノズルプレート120を有する液体噴射ヘッド200を準備する。
ノズルプレート120では、上述したが、図5に示すように平面的に見て、一方の直線L1は、他方の直線L2に対して、Y方向に変位している。そのため、2つのノズル孔20a,20bから吐出された液柱は、Y方向にずれた状態で衝突することになる。これにより、集合体30bには、図16に示すように、回転の力F1,F2が生じることになる。より具体的には、一方のノズル孔20aから吐出された液柱によって力F1が生じ、他方のノズル孔20bから吐出された液柱によって力F2が生じる。この力F1,F2により、集合体30bの先端部30cは、液体30から分離しやすくなる。いうなれば、2つのノズル孔20a,20bから吐出された液柱は、Y方向にずれた状態で衝突するため、集合体30bの先端部30cをねじ切る力F1,F2が生じ、先端部30cが分離されて液滴34が形成される。液滴34は、例えば、力F1,F2により回転しながら−Z方向に飛翔する。なお、集合体30bは、上述のように、柱状部30dと液体30との境界で切断されることもできる。
以上のように、本実施形態の変形例に係る液体吐出方法では、いっそう液滴を形成しやすくなる。
4. プリンタ
次に、本実施形態に係るプリンタについて説明する。本実施形態に係るプリンタは、本発明に係る液体噴射ヘッドを有する。ここでは、本実施形態に係るプリンタ300がインクジェットプリンタである場合について説明する。図17は、本実施形態に係るプリンタ300を模式的に示す斜視図である。
次に、本実施形態に係るプリンタについて説明する。本実施形態に係るプリンタは、本発明に係る液体噴射ヘッドを有する。ここでは、本実施形態に係るプリンタ300がインクジェットプリンタである場合について説明する。図17は、本実施形態に係るプリンタ300を模式的に示す斜視図である。
プリンタ300は、ヘッドユニット330と、駆動部310と、制御部360と、を含む。また、プリンタ300は、装置本体320と、給紙部350と、記録用紙Pを設置するトレイ321と、記録用紙Pを排出する排出口322と、装置本体320の上面に配置された操作パネル370と、を含むことができる。
ヘッドユニット330は、例えば、上述した液体噴射ヘッド200から構成されるインクジェット式記録ヘッド(以下単に「ヘッド」ともいう)を有する。ヘッドユニット330は、さらに、ヘッドにインクを供給するインクカートリッジ331と、ヘッドおよびインクカートリッジ331を搭載した運搬部(キャリッジ)332と、を備える。
駆動部310は、ヘッドユニット330を往復動させることができる。駆動部310は、ヘッドユニット330の駆動源となるキャリッジモータ341と、キャリッジモータ341の回転を受けて、ヘッドユニット330を往復動させる往復動機構342と、を有する。
往復動機構342は、その両端がフレーム(図示せず)に支持されたキャリッジガイド軸344と、キャリッジガイド軸344と平行に延在するタイミングベルト343と、を備える。キャリッジガイド軸344は、キャリッジ332が自在に往復動できるようにしながら、キャリッジ332を支持している。さらに、キャリッジ332は、タイミングベルト343の一部に固定されている。キャリッジモータ341の作動により、タイミングベルト343を走行させると、キャリッジガイド軸344に導かれて、ヘッドユニット330が往復動する。この往復動の際に、ヘッドから適宜インクが吐出され、記録用紙Pへの印刷が行われる。
制御部360は、ヘッドユニット330、駆動部310および給紙部350を制御することができる。
給紙部350は、記録用紙Pをトレイ321からヘッドユニット330側へ送り込むことができる。給紙部350は、その駆動源となる給紙モータ351と、給紙モータ351の作動により回転する給紙ローラ352と、を備える。給紙ローラ352は、記録用紙Pの送り経路を挟んで上下に対向する従動ローラ352aおよび駆動ローラ352bを備える。駆動ローラ352bは、給紙モータ351に連結されている。制御部360によって供紙部350が駆動されると、記録用紙Pは、ヘッドユニット330の下方を通過するように送られる。
ヘッドユニット330、駆動部310、制御部360および給紙部350は、装置本体320の内部に設けられている。
プリンタ300では、本発明に係る液体噴射ヘッドを有することができる。本発明に係る液体噴射ヘッドは、上述のように、容易に液滴を形成することができる。そのため、容易に液滴を形成することができるプリンタ300を得ることができる。
なお、上述した例では、プリンタ300がインクジェットプリンタである場合について説明したが、本発明のプリンタは、工業的な液体吐出装置として用いられることもできる。この場合に吐出される液体(液状材料)としては、各種の機能性材料を溶媒や分散媒によって適当な粘度に調整したものなどを用いることができる。
なお、上述した実施形態および変形例は一例であって、これらに限定されるわけではない。例えば、各実施形態および各変形例を適宜組み合わせることも可能である。
上記のように、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できよう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。
1 母型基板、10 基板、10a 吐出側の面、10b 吐出側の面と反対側の面、
10c 溝部、12 第1基板、14 第2基板、20 ノズル孔、20a ノズル孔、
20b ノズル孔、22 第1開口、22a 第1開口の中心、23 軌跡、
23a 重なり合う部分、23b 重なり合う部分の中心、24 第2開口、
24a 第2開口の中心、28 ノズル群、30 液体、30a 液柱、
30b 集合体、30c 先端部、30d 柱状部、32 吐出方向、34 液滴、
40 圧力室、42 第3基板、44 供給路、46 リザーバ、48 貫通孔、
50 振動板、60 圧電素子、70 筐体、100 ノズルプレート、
120 ノズルプレート、140 ノズルプレート、200 液体噴射ヘッド、
220 液体噴射ヘッド、240 液体噴射ヘッド、300 プリンタ、
310 駆動部、320 装置本体、321 トレイ、322 排出口、
330 ヘッドユニット、331 インクカートリッジ、332 キャリッジ、
341 キャリッジモータ、342 往復動機構、343 タイミングベルト、
344 キャリッジガイド軸、350 給紙部、351 給紙モータ、
352 給紙ローラ、360 制御部、370 操作パネル
10c 溝部、12 第1基板、14 第2基板、20 ノズル孔、20a ノズル孔、
20b ノズル孔、22 第1開口、22a 第1開口の中心、23 軌跡、
23a 重なり合う部分、23b 重なり合う部分の中心、24 第2開口、
24a 第2開口の中心、28 ノズル群、30 液体、30a 液柱、
30b 集合体、30c 先端部、30d 柱状部、32 吐出方向、34 液滴、
40 圧力室、42 第3基板、44 供給路、46 リザーバ、48 貫通孔、
50 振動板、60 圧電素子、70 筐体、100 ノズルプレート、
120 ノズルプレート、140 ノズルプレート、200 液体噴射ヘッド、
220 液体噴射ヘッド、240 液体噴射ヘッド、300 プリンタ、
310 駆動部、320 装置本体、321 トレイ、322 排出口、
330 ヘッドユニット、331 インクカートリッジ、332 キャリッジ、
341 キャリッジモータ、342 往復動機構、343 タイミングベルト、
344 キャリッジガイド軸、350 給紙部、351 給紙モータ、
352 給紙ローラ、360 制御部、370 操作パネル
Claims (17)
- 基板と、
前記基板に形成された複数のノズル孔と、
を含み、
前記複数のノズル孔の各々は、
前記基板の液体を吐出する吐出側の面に形成された第1開口と、
前記基板の前記吐出側の面と反対側の面に形成された第2開口と、
を有し、
前記複数のノズル孔の前記第1開口を、前記複数のノズル孔から吐出される液体の吐出方向に平行移動させたときの軌跡は、互いに重なり合う部分を有する、ノズルプレート。 - 請求項1において、
前記吐出方向は、前記基板の厚み方向に対して、斜めの方向である、ノズルプレート。 - 請求項1または2において、
前記吐出方向は、前記第2開口の中心から前記第1開口の中心に向かう方向である、ノズルプレート。 - 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
平面的に見て、前記重なり合う部分の中心から、前記複数のノズル孔の各々の前記第1開口の中心までの距離は、同じである、ノズルプレート。 - 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
平面的に見て、前記重なり合う部分の面積は、前記第1開口の面積と同じである、ノズルプレート。 - 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
前記複数のノズル孔の数は、2つであり、
2つの前記ノズル孔は、互いに鏡像関係にある、ノズルプレート。 - 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
前記複数のノズル孔の数は、2つであり、
平面的に見て、一方の前記ノズル孔の前記第1開口の中心と前記第2開口の中心とを結ぶ直線と、他方の前記ノズル孔の前記第1開口の中心と前記第2開口の中心とを結ぶ直線とは、互いに平行であり、
一方の前記直線は、他方の前記直線に対して、他方の前記直線と直交する方向に変位している、ノズルプレート。 - 請求項7において、
前記変位の量は、前記第1開口の半径に等しい、ノズルプレート。 - 請求項1ないし8のいずれかにおいて、
前記基体は、溝部を有し、
前記第1開口は、前記溝部に形成されている、ノズルプレート。 - 請求項1ないし9のいずれかにおいて、
前記複数のノズル孔から吐出される液体は、互いにまとまって一体となる、ノズルプレート。 - 請求項1ないし10のいずれかに記載のノズルプレートと、
前記複数のノズル孔の全てに連通している圧力室と、
前記圧力室の上方に形成された振動板と、
前記振動板の上方に形成された圧電素子と、を有する、液体噴射ヘッド。 - 請求項1ないし10のいずれかに記載のノズルプレートと、
前記複数のノズル孔の各々に連通している圧力室と、
前記圧力室の上方に形成された振動板と、
前記振動板の上方に形成された圧電素子と、を有する、液体噴射ヘッド。 - 請求項12において、
前記圧電素子によって前記圧力室を加圧するときの前記振動板の変位方向は、前記吐出方向と同じである、液体噴射ヘッド。 - 請求項11ないし13のいずれかに記載の液体噴射ヘッドを準備する工程と、
前記圧電素子によって、前記複数のノズル孔内の液体を加圧する工程と、
前記液体を加圧することによって、前記複数のノズル孔の各々から液柱を同時に吐出する工程と、
前記複数のノズル孔から吐出された前記液柱が、互いにまとまって集合体を形成する工程と、
前記集合体の少なくとも一部が、前記液体から分離して液滴となる工程と、を含む、液体吐出方法。 - 請求項14において、
さらに、前記液滴が前記基板の厚み方向に飛翔する工程を含む、液体吐出方法。 - 請求項14または15において、
前記液体の粘度は、10mPa・s以上である、液体吐出方法。 - 請求項11ないし13のいずれかに記載の液体噴射ヘッドを有する、プリンタ。
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2008
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