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JP2011221200A - シート状部材が貼り付けられた機器 - Google Patents
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真人 三浦
Masanori Ozaki
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Abstract

【課題】構成部材の表面が粗面化された機器において、その粗面化された領域に、従来よりも高い粘着力でシート状部材を貼り付ける。
【解決手段】本発明に係るシート状部材が貼り付けられた機器において、シート状部材5が貼り付けられている構成部材の表面71は、少なくともその一部が粗面に形成されており、該構成部材の粗面にコーティング層6を形成することによって、シート状部材5を貼り付けるための貼着面61が平滑化されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子機器等の各種機器において、その構成部材の内表面若しくは外表面を覆って、その機器に関する情報を標記したラベル等の各種シート状部材が貼り付けられた機器に関するものである。
例えばデジタルカメラ等の各種機器においては、キャビネットの表面を覆って、その機器の製造番号が記載されたラベルやプレートが貼り付けられている。
又、機器のキャビネット表面には、デザインバリエーションを拡充するための外装用シートが貼り付けられている(特許文献1参照)。ここで、外装用シートの縁部分は剥離防止のために高い粘着力に設定されている。
ところで、デジタルカメラ等の各種機器においては、図5の如く、キャビネット本体(8)の表面にサテン塗装を施して、表層部(7)を形成することによって、その表面(71)を粗面(微細な凹凸面、ザラザラ面)に形成することにより、機器に重厚感を出すことが行なわれている。
特開2000−330243号公報
しかしながら、キャビネット等の構成部材の表面がサテン塗装等によって粗面化された機器においては、図5の如く粗面化された表面(71)に、例えばシール本体(51)と接着層(52)からなるラベル(5)を貼り付けた場合、貼着面積が小さいために、貼り付けの強度(粘着力)が低く、ラベル(5)が剥がれ易い問題があった。
ラベル(5)を貼り付ける領域だけを粗面化しないことも考えられるが、この場合、その領域に塗装のマスキングを施す必要があり、マスキングを剥がす際にマスキングを施した領域の周辺領域の塗装が剥がれてしまう虞がある。
そこで本発明の目的は、構成部材の表面が粗面化された機器において、その粗面化された領域に、従来よりも高い粘着力でシート状部材を貼り付けることが出来る機器を提供することである。
本発明に係るシート状部材が貼り付けられた機器において、シート状部材が貼り付けられている構成部材の表面領域は、少なくともその一部が粗面に形成されており、該構成部材の粗面にコーティング層を形成することによって、前記シート状部材を貼り付けるための貼着面が平滑化されている。
例えば、前記構成部材は、部材本体と、該部材本体の表面を覆って形成された表層部とを有し、該表層部によって前記粗面が形成されている。
具体的には、前記表層部は例えばサテン塗装によって形成され、これによって前記粗面が形成されている。
又、前記コーティング層は、例えば塗料を印刷することによって形成されている。
本発明に係るシート状部材が貼り付けられた機器によれば、シート状部材を貼り付けるための貼着面がコーティング層の形成によって平滑化されているので、従来よりも高い粘着力でシート状部材を貼り付けることが出来る。
図1は、本発明の一実施形態であるデジタルカメラの斜視図である。 図2は、該デジタルカメラの要部を模式的に示す拡大断面図である。 図3は、他の同上拡大断面図である。 図4は、本発明の種々の実施形態を示す図である。 図5は、図2に対応する従来機器の拡大断面図である。
以下、本発明をデジタルカメラに実施した形態につき、図面に沿って具体的に説明する。
本発明の一実施形態であるデジタルカメラは、図1に示す如く、キャビネット(1)の前面にレンズ(2)とフラッシュ(4)を具え、キャビネット(1)の上面にはシャッター釦(3)が配備されている。
又、キャビネット(1)の底面には、製造番号等が標記されたラベル(5)が貼り付けられている。
図2に示す如く、キャビネット(1)は、合成樹脂製のキャビネット本体(8)の表面に、例えば2液硬化型アクリル塗装を用いたサテン塗装を施して、厚さ約20〜30μmの表層部(7)を形成したものであり、これによってキャビネット(1)の表面(71)が粗面(微細な凹凸面、ザラザラ面)に形成されている。
又、キャビネット(1)の表層部(7)には、ラベル(5)を貼り付けるべき表面領域に、2液硬化型アクリル塗装を用いた印刷を施して、厚さ約5μmのコーティング層(6)が形成されており、これによって、ラベル(5)を貼り付けるための貼着面(61)が、キャビネット(1)の表面(71)よりも高い平面度に平滑化されている。
そして、コーティング層(6)の貼着面(61)に、シール本体(51)と接着層(52)からなるラベル(5)が貼り付けられている。
コーティング層(6)の貼着面(61)は、高い平面度に平滑化されているので、ラベル(5)のシール本体(51)は接着層(52)を介して高い粘着力で貼着面(61)に貼り付けられている。
尚、コーティング層(6)は、図2の如くキャビネット(1)の表層部(7)の表面(71)を完全に覆って形成することが可能であるが、図3に示す様に、表層部(7)の表面(71)の内、凹部となる領域のみを覆い、凸部となる領域には形成しないことも可能である。この場合においても、貼着面(61)は、表層部(7)の表面(71)よりも高い平面度に形成されることになる。
又、コーティング層(6)は、ラベル(5)を貼り付けるべき表面領域の少なくとも一部に形成すればよい。
例えば、コーティング層(6)は、図4(a)に示す様に、ラベル(5)の輪郭よりも僅かに小さな領域に形成することが可能であるが、逆に図4(b)に示す様に、ラベル(5)の輪郭よりも僅かに大きな領域に形成することも可能である。更に、コーティング層(6)は、図4(c)や図4(d)に示す様に、複数の領域に分割して形成し、これらの領域に跨ってラベル(5)を貼り付けることも可能である。
上記デジタルカメラによれば、ラベル(5)を貼り付けるための貼着面(61)がコーティング層(6)の形成によって平滑化されているので、従来よりも高い粘着力でラベル(5)を貼り付けることが出来る。
尚、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。例えば、キャビネット(1)等の構成部材は、表層部(7)によって粗面化された表面(71)が形成されている構成に限らず、構成部材自体の表面が粗面化されている構成も採用可能である。
粗面化の手段としてはサテン塗装に限らず、周知の種々の粗面化手段を採用することが出来る。又、コーティング層(6)は印刷に限らず、吹き付けや蒸着等の周知の種々のコーティング方法によって形成することが出来る。
又、表層部(7)やコーティング層(6)の厚さは上記の値に限定されるものではない。
シート状部材を貼り付けるべき構成部材の材質は、合成樹脂に限らず、金属、ゴム、木材等であってもよい。
又、シート状部材の形状、大きさ、厚さ、表面(接着される面と逆の面)の状態は、本発明を限定する要素ではなく、シート状部材の材質は、紙、合成樹脂、皮革、金属、ゴム、木材等であってもよい。
更に本発明は、デジタルカメラ等の電子機器に限らず、構成部材の外表面若しくは内表面を覆って、ラベル、プレート、シート等のシート状部材が貼り付けられている各種機器に実施することが可能である。
(1) キャビネット
(5) ラベル
(51) シール本体
(52) 接着層
(6) コーティング層
(61) 貼着面
(7) 表層部
(71) 表面
(8) キャビネット本体

Claims (5)

  1. 構成部材の表面を覆ってシート状部材が貼り付けられ、該シート状部材が貼り付けられている構成部材の表面領域は、少なくともその一部が粗面に形成されている機器において、前記構成部材の粗面にコーティング層を形成することによって、前記シート状部材を貼り付けるための貼着面が平滑化されていることを特徴とする機器。
  2. 前記構成部材は、部材本体と、該部材本体の表面を覆って形成された表層部とを有し、該表層部によって前記粗面が形成されている請求項1に記載の機器。
  3. 前記表層部は、サテン塗装によって形成されている請求項1又は請求項2に記載の機器。
  4. 前記コーティング層は、塗料を印刷することによって形成されている請求項1乃至請求項3の何れかに記載の機器。
  5. 前記構成部材は、機器本体を収容するキャビネットであって、該キャビネットの内表面若しくは外表面を覆って前記シート状部材が貼り付けられている請求項1乃至請求項4の何れかに記載の機器。
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