JP2015204519A - 通信システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車載通信システム1を構成する各ノード3は、電源BTと伝送路7との間に設置されたプルアップ回路および伝送路とグランドラインとを導通,遮断するスイッチ部T2を備えたドライバ回路32a,32bを有する。通信システムでは、ノードの一つをマスタノード3a、該マスタノード以外のノードをスレーブノード3bとして、マスタノードが論理値1の伝送符号を常時送信し、論理値0の伝送符号を送信するノードが伝送路上の論理値1の伝送符号のローレベルの幅を延長するようにドライバ回路を駆動する。マスタノードが備える電流制限手段4は、プルアップ回路を介して伝送路に流れる電流を、少なくとも伝送路の信号レベルに応じて制限する。
【選択図】図1
Description
ここで、伝送路上での信号レベルのうち、ハイレベルをレセッシブ、ローレベルをドミナントとして、いずれか一つのノードでもドミナントを出力した場合には、伝送路上の信号レベルがドミナントとなるように、伝送路が構成されているものとする。この場合、この機能を利用し、各ノードが出力する信号を重ね合わせることによって伝送符号の波形が決定するように構成することが考えられる。
[第1実施形態]
<全体構成>
本発明が適用された車載通信システム1は、図1に示すように、車両に搭載された複数の電子制御装置(ECU)3が、バス状の伝送路7を介して相互に通信可能となるように接続されている。以下電子制御装置をノードと称する。
伝送路7は、異なるノード3からハイレベル(レセッシブ)の信号とローレベル(ドミナント)の信号とが同時に出力されると、伝送路7上の信号レベルがローレベルとなるように構成されており、この機能を利用してバス調停を実現する。
ノード3は、その中の一つが、全体の通信を制御するマスタノード(以下単に「マスタ」という)3aとして機能し、それ以外の全てが、スレーブノード(以下単に「スレーブ」という)3bとして機能し、いわゆるポーリング方式のマスタスレーブ通信を少なくとも実現する。
出力信号生成部31a,31bは、ドライバ回路32a,32bに供給する符号化された送信信号TXを生成する。但し、マスタ3aの出力信号生成部31aとスレーブ3bの出力信号生成部31bとでは異なった送信信号TXを生成する。
マスタ3aのドライバ回路32aは、図1に示すように、トランジスタT1,T2と、抵抗R1と、電流制限部4を備え、バッテリ電圧BTを電源として動作する。このドライバ回路32aは、送信信号TXがハイレベルの時に、トランジスタT1がオン、トランジスタT2がオフすることにより、伝送路7に対してハイレベルを出力し、送信信号TXがローレベルの時に、トランジスタT1がオフ、トランジスタT2がオンすることにより、伝送路7に対してローレベルを出力する。
マスタ3aの電流制限部4は、図4に示すように、制御信号生成回路5と抵抗切替回路6とを備え、バッテリ電圧BTを電源として動作する。
反転回路64は、分圧回路を構成する一対の抵抗R25,R26を備え、分圧回路の一端は電源(バッテリ電圧BT)に接続され、他端がトランジスタT23を介して接地されている。このトランジスタT23のベースが反転回路64の入力端となり、抵抗R25,R26の接続点が反転回路64の出力端となる。
ここで、マスタ3aが論理1符号を出力し、いずれかのスレーブ3bが論理0符号を出力した場合の動作について説明する。
以上説明したように、車載通信システム1では、マスタ3aのドライバ回路32aのプルアップ抵抗を、伝送路7の信号レベルがローレベル/ドミナント(Vbus≦Vth)であれば高抵抗RH、伝送路7の信号レベルがハイレベル/レセッシブ(Vbus>Vth)であれば低抵抗RLに設定している。これにより、プルアップ抵抗の抵抗値の切替を行わない従来装置と比較して、スレーブ3bの出力がローレベルであり、且つ、マスタ3aの出力がハイレベルである時に、マスタ3aからスレーブ3bに流れるバス電流Ibusを抑制することができ、これに伴いバス電流Ibusの流れ始めや終了時に生じる電流変化も抑制することができる。その結果、バス電流Ibusの電流変化に基づくノイズの発生を抑制することができる。
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。
本実施形態では、上記相違点に関わる構成として、制御信号生成回路5の代わりに制御信号生成回路8を用いている。制御信号生成回路8は、図6に示すように、可変分圧回路81、コンパレータ82、反転回路83を備えている。
このような構成によれば、バス電圧Vbusとの比較に使用する閾値電圧Vthがヒステリシスを有し、マスタ3aのドライバ回路32aのプルアップ抵抗は、バス電圧Vbusが十分に大きな値になってから高抵抗RHから低抵抗RLに切り替わる。これにより、高抵抗RHから低抵抗RLへの切り替わり時に生じるバス電流Ibusの増大、ひいてはノイズの発生を抑制することができる。
第3実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。
図7に示すように、マスタ3aのドライバ回路32aは、トランジスタT1,T2、抵抗R1、電流制限部4a、波形整形回路9を備えている。
波形整形回路9は、ツェナーダイオードD3、抵抗R3、コンデンサC3によって構成され、トランジスタT1のドレインとトランジスタT2のベースの間に接続されている。なお、ツェナーダイオードD3と抵抗R3は、トランジスタT1,T2の間に並列接続され、コンデンサC3は、トランジスタT2のゲートとグランドの間に挿入されている。
<電流制限部>
電流制限部4aには、第1実施形態の電流制限部4とは異なり、送信信号TXが入力されている。なお、電流制限部4aは、制御信号生成回路10と抵抗切替回路6とで構成されている。抵抗切替回路6は、第1実施形態で説明したものと同様であるため、ここでは制御信号生成回路10についてのみ説明する。
このような構成によれば、図9に示すように、マスタ3aからスレーブ3bに電流が流れ込む時刻t3〜t4の期間だけ、マスタ3aのドライバ回路32aのプルアップ抵抗を、低抵抗RLから高抵抗RHに切り替えている。このため、高抵抗RHとする期間を、必要最小限の範囲に限定することができ、その結果、高抵抗RHの使用に伴う耐ノイズ性の低下を最小限に抑えることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
Claims (10)
- 電源(BT)と伝送路(7)との間に設置されたプルアップ回路(61,61a,62)および前記伝送路とグランドラインとを導通,遮断するスイッチ部(T2)を備えたドライバ回路(32a,32b)を有する複数のノード(3)によって構成され、論理値1が論理値0よりローレベルの幅が狭いパルス幅変調符号を伝送符号として使用し、前記ノードの一つをマスタノード(3a)、該マスタノード以外のノードをスレーブノード(3b)として、前記マスタノードが前記論理値1の伝送符号を常時送信し、論理値0の伝送符号を送信するノードが前記伝送路上の論理値1の伝送符号のローレベルの幅を延長するように前記ドライバ回路を駆動する通信システム(1)において、
前記マスタノードは、前記プルアップ回路を介して前記伝送路に流れる電流を、少なくとも前記伝送路の信号レベルに応じて制限する電流制限手段(4,4a)を備えることを特徴とする通信システム。 - 前記電流制限手段(4)は、前記伝送路の信号レベルがローレベルである場合に、前記プルアップ回路の抵抗値を増大させることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
- 前記電流制限手段(4a)は、前記伝送路の信号レベルがローレベルであり、且つ、前記ドライバ回路の出力がハイレベルとなるように該ドライバ回路を駆動している場合に、前記プルアップ回路の抵抗値を増大させることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
- 前記マスタノードは、前記ドライバ回路(32a)の出力がローレベルからハイレベルに変化する際の信号レベルの変化速度を抑制する波形整形手段(9)を備えることを特徴とする請求項3に記載の通信システム。
- 前記スレーブノードは、前記ドライバ回路(32b)の出力がローレベルからハイレベルに変化する際の信号レベルの変化速度を抑制する波形整形手段(9)を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の通信システム。
- 前記電流制限手段において前記伝送路の信号レベルを判断する閾値はヒステリシスを有し、ハイレベルからローレベルへの変化を判断する閾値と、ローレベルからハイレベルへの変化を判断する閾値とが別の値に設定されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の通信システム。
- 前記プルアップ回路(61,61a,62)は、複数の抵抗(RL,RH)と、該抵抗の接続状態を切り替える切替回路(T21,T22)とを備え、
前記電流制限手段は、前記切替回路を制御することによって、前記プルアップ回路の抵抗値を変化させることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の通信システム。 - 前記プルアップ回路(62)は、前記抵抗(RL)および該抵抗に直列接続されたトランジスタ(T22)を備え、
前記電流制限手段は、前記プルアップ回路を構成するトランジスタの導通状態を制御することによって、前記プルアップ回路の抵抗値を変化させることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の通信システム。 - 前記電流制限手段は、前記プルアップ回路の抵抗値を3段階以上に分けて制御することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の通信システム。
- 前記スレーブノードは、前記ドライバ回路を構成するスイッチ部がオンしている時の前記伝送路の信号レベルを、前記マスタノードのドライバ回路を構成するスイッチ部だけがオンしている時の前記伝送路の信号レベルより高くするレベルシフト手段(D)を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の通信システム。
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