JP2016504537A - X線管の回転陽極用軸受ユニット - Google Patents
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Abstract
本発明は、軸(2)と回転陽極を装着可能なフランジ要素(3)とを備えたX線管の回転陽極用軸受ユニット(1)に関する。前記軸受ユニット(1)は前記X線管の内側の凹部に挿入可能で、そこに固定可能である。前記軸(2)は第1の軸受要素(4)と他の軸受要素(5)とを介して受容されている。前記第1の軸受要素(4)と前記他の軸受要素(5)とはそれぞれ、内レース(7,10)と外レース(8,11)とを備えた、前記軸(2)に装着されるアンギュラ玉軸受(6,9)から成っている。前記第1の軸受要素(4)および前記他の軸受要素(5)の前記内レース(7,10)および/または前記外レース(8,11)の間に少なくとも1つの間隔要素(12,13)が装着されている。
Description
本発明は、X線管の回転陽極用軸受ユニットに関するものである。
特許文献1のたとえば図1から、X線管の回転陽極用軸受ユニットが知られている。この場合、回転陽極は一部が図示されている真空ガラスフラスコの中に収納されている。
本発明の課題は、特に組み立てが容易なこの種のX線管の回転陽極用軸受ユニットを製造することである。
この課題は、請求項1の構成を備えた軸受ユニットによって解決される。有利な実施態様は従属項に記載されている。
請求項1の構成を備えた本発明による軸受ユニットはコンパクトに構成され、予め組み立てることのできる少数の部品から成っており、このように予め組み立てられた軸受ユニットをX線管内の適当な凹部に挿入でき、組み立てが容易である。
第1の軸受要素をアンギュラ玉軸受として実施することにより、軸受ユニットがある程度のスラスト力なら吸収できることが可能になる。さらに、2つのアンギュラ玉軸受を使用することにより、面倒な軸製造が必要なくなる。また、軸に対しても比較的コスト的に好ましい材料(たとえば非硬化鋼)を使用できる。
間隔要素は、軸受要素を軸上に位置固定して位置決めする用を成す。この場合、内側にある間隔要素がアンギュラ玉軸受の内レースと接触し、外側にある間隔要素がアンギュラ玉軸受の外レースと接触する。
更なる有利な実施態様によれば、1つのアンギュラ玉軸受または両アンギュラ玉軸受はその内レースでもって軸の段部に当接し、これによって軸線方向において固定されるので組み立てが容易である。
他の軸受要素を、特に先細りになっている形状拘束的なかしめ要素を介して固定することにより、または、軸を塑性変形することにより、軸受要素を軸上に取り付けた後、アンギュラ玉軸受の固定を行なうことができ、従って軸受ユニット全体の固定を簡単に行うことができる。迅速で簡単な固定が可能であり、ナット等をベースにした固定手段よりもコスト上好ましい。
有利な実施態様では、アンギュラ玉軸受は互いに逆方向に配向されており、すなわちアンギュラ玉軸受のそれぞれの開口側は互いに向き合っているか、或いは、互いに逆向きになっている。特に有利な態様では、第1の軸受要素のアンギュラ玉軸受の開口肩部は軸のフランジ側端部の方向に配置され、他の軸受要素のアンギュラ玉軸受の開口肩部は軸の、フランジから遠い側の端部の方向に配置されている。これによって特に有利な支持が可能であり、特に異なる軸線方向からのスラスト力の吸収が可能である。
他の更なる実施態様によれば、軸受ユニットの外レースおよび/または内レースの間に配置されている間隔要素は、分割された間隔要素として形成されていてよい。なお、分割された間隔要素とは、間隔要素が複数の別個の部材(たとえば複数のリングセグメント)から成っていることを言う。このようにして、たとえば標準寸法で製造される第1の(たとえば比較的大きな)リングセグメントを使用でき、さらに、正確な寸法に製造される1つまたは複数の間隔円板を、軸受ユニットの外レースおよび/または内レースの間の所望の間隔を充填するために使用できる。
本発明を、添付の図面の実施形態を用いてさらに詳細に説明する。
軸受ユニットの部分断面図である。
軸受ユニットの、かしめ要素を軸の塑性変形によって固定可能な部分の拡大図である。
図1に図示した軸受ユニット1は軸2を有し、軸2はフランジ要素3を備え、フランジ要素3に回転陽極(たとえば前記特許文献1によるもの)を装着可能である。
軸受ユニット1は、X線管の、該軸受ユニットのために設けられる凹部(図示せず)に挿入でき、そこに通常の態様で(たとえば螺着によって)固定することができる。
軸受ユニット1は、軸2を受容するために、第1の軸受要素4と他の軸受要素5とを有している。第1の軸受要素4は、軸2上に装着されるアンギュラ玉軸受6によって形成され、アンギュラ玉軸受6は内レース7と外レース8とを有している。第2の軸受要素5は、軸2上に装着されるアンギュラ玉軸受9によって形成され、アンギュラ玉軸受9は内レース10と外レース11とを有している。
アンギュラ玉軸受6の開口側は、外レース8に形成され、軸2のフランジ側端部の方向に配置されている。内レース7には2つの肩部が形成され、アンギュラ玉軸受6の、フランジ3とは逆の側は、外レース8に同様に肩部として形成されている。
アンギュラ玉軸受9の開口側は、外レース11に形成され、軸2の、フランジ3とは逆の側の端部の方向に配置されている。内レース10には2つの肩部が形成され、アンギュラ玉軸受9のフランジ3側は、外レース11に同様に肩部として形成されている。
内レース7と10は間隔要素12を介して寸法正確に間隔をもって配置されている。同様に、外レース8と11の間には他の間隔要素13が配置されている。
アンギュラ玉軸受6はその内レース7でもって軸2の段部に当接している。
取り付けられた軸受ユニット1は、フランジ側の軸端に装着されるかしめ要素14を介して固定される。かしめ要素14はスリーブ状に形成されている。より正確には、かしめ要素14はリングまたは中空筒の形態を有している。
図2は軸受ユニット201の部分拡大図である。軸受ユニット201が軸受ユニット1から異なるのは、軸202が別様に構成されている点のみである。その他の構成に変更はないので、これに関しては図1の実施形態を指摘することができる。
図2による実施形態では、かしめ要素14は、軸202の、塑性変形された端部領域16によって、軸202に固定されている。かしめ要素14の軸線方向への変位は不能である。従って、軸受ユニット201の個々の構成要素は互いに確実に固定されている。軸202の端部領域16の塑性変形は、たとえば軸の軸線方向にけれられる力を作用させることによって行うことができる。塑性変形される端部領域16を除けば、軸202は図1の軸2と同一である。
1,201 軸受ユニット
2,202 軸
3 フランジ
4,5 軸受要素
6 アンギュラ玉軸受
7 内レース
8 外レース
9 アンギュラ玉軸受
10 内レース
11 外レース
12,13 間隔要素
14 かしめ要素
16 変形される端部領域
2,202 軸
3 フランジ
4,5 軸受要素
6 アンギュラ玉軸受
7 内レース
8 外レース
9 アンギュラ玉軸受
10 内レース
11 外レース
12,13 間隔要素
14 かしめ要素
16 変形される端部領域
Claims (12)
- 軸(2)と回転陽極を装着可能なフランジ要素(3)とを備えたX線管の回転陽極用軸受ユニット(1)において、
前記軸受ユニット(1)が前記X線管の内側の凹部に挿入可能で、そこに固定可能であり、
前記軸(2)が第1の軸受要素(4)と他の軸受要素(5)とを介して受容され、
前記第1の軸受要素(4)と前記他の軸受要素(5)とがそれぞれ、内レース(7,10)と外レース(8,11)とを備えた、前記軸(2)に装着されるアンギュラ玉軸受(6,9)から成り、
前記第1の軸受要素(4)および前記他の軸受要素(5)の前記内レース(7,10)および/または前記外レース(8,11)の間に少なくとも1つの間隔要素(12,13)が装着されている、
軸受ユニット。 - 前記第1の軸受要素(4)および前記第2の軸受要素(5)の前記内レース(7,10)の間にも前記外レース(8,11)の間にもそれぞれ少なくとも1つの前記間隔要素(12,13)が装着されている、請求項1に記載の軸受ユニット。
- 前記第1の軸受要素(4)および/または前記第2の軸受要素(5)がその前記内レース(7,10)でもって前記軸(2)の段部に当接している、請求項1に記載の軸受ユニット。
- 前記他の軸受要素(5)の前記アンギュラ玉軸受(9)がかしめ要素(14)を介して前記軸(2)に固定されている、請求項1から3までのいずれか一つに記載の軸受ユニット。
- 前記かしめ要素(14)が先細りのかしめ要素として形成されている、請求項4に記載の軸受ユニット。
- 前記かしめ要素(1)がスリーブ状のかしめ要素(14)として形成されている、請求項4または5に記載の軸受ユニット。
- 前記かしめ要素(14)が、前記軸の、塑性変形された端部領域(16)によって固定されている、請求項4から6までのいずれか一つに記載の軸受ユニット。
- 前記軸(2)が非硬化鋼材から成っている、請求項1から7までのいずれか一つに記載の軸受ユニット。
- 前記アンギュラ玉軸受(6,9)が互いに逆方向に配向されている、請求項1から8までのいずれか一つに記載の軸受ユニット。
- 前記第1の軸受要素(4)の前記アンギュラ玉軸受(6)の開口側が、前記軸(2)のフランジ側端部の方向に配置されている、請求項1から9までのいずれか一つに記載の軸受ユニット。
- 前記他の軸受要素(5)の前記アンギュラ玉軸受(9)の開口側が、前記軸(2)の、前記フランジ(3)とは逆の側の端部の方向に配置されている、請求項1から10までのいずれか一つに記載の軸受ユニット。
- 前記アンギュラ玉軸受(6,9)の前記開口側がそれぞれの外レース(8,11)に形成されている、請求項1から11までのいずれか一つに記載の軸受ユニット。
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