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JP2025127907A - 制御システム、制御方法、機械学習方法および学習済み機械学習モデル - Google Patents
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JP2025127907A - 制御システム、制御方法、機械学習方法および学習済み機械学習モデル - Google Patents

制御システム、制御方法、機械学習方法および学習済み機械学習モデル

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JP2025127907A JP2024024908A JP2024024908A JP2025127907A JP 2025127907 A JP2025127907 A JP 2025127907A JP 2024024908 A JP2024024908 A JP 2024024908A JP 2024024908 A JP2024024908 A JP 2024024908A JP 2025127907 A JP2025127907 A JP 2025127907A
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Takashi Matsuzawa
康隆 福家
Yasutaka Fukuya
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Shin Asano
篤 杉浦
Atsushi Sugiura
陽平 知識
Yohei Chishiki
浩毅 立石
Hiroki Tateishi
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Abstract

【課題】制御対象を精度良くモデル化する。
【解決手段】制御システムは、ペイロードを所定位置まで屈曲および進行しながら案内するガイド機構と、ガイド機構の姿勢を変化させる姿勢用アクチュエータと、ガイド機構を進退させる進退用アクチュエータと、姿勢用アクチュエータと進退用アクチュエータとを制御する制御部と、を備え、制御部が、ガイド機構の複数点の各三次元座標の時系列を入力し、各アクチュエータに対する各制御情報の各時系列とを出力する機械学習モデルであって、ガイド機構が所定の目標経路に沿って屈曲および進行するよう各アクチュエータを動作させることで取得された各アクチュエータに対する各制御情報の各時系列とガイド機構の複数点の各三次元座標の時系列との組み合わせを教師データとして機械学習された学習済み機械学習モデルを用いて、各アクチュエータの各動作を制御する。
【選択図】図1

Description

本開示は、制御システム、制御方法、機械学習方法および学習済み機械学習モデルに関する。
特許文献1には、先端にセンサが設けられた検査用ケーブルが内部に挿通可能とされて可撓性を有する制御対象であるチューブ、チューブの姿勢を調節可能な姿勢用アクチュエータ、および、チューブを進退させる進退用アクチュエータを備える検査用チューブの駆動制御装置が記載されている。この検査用チューブの駆動制御装置は、検査対象物の内部において予め定めたルートの開始点から目標点まで、ルートに沿ってチューブを移動させる解析を行う逆解析部と、逆解析部の解析結果に基づいて、ルート上の各位置にチューブが位置した際の姿勢用アクチュエータおよび進退用アクチュエータの操作量を解析操作量として取得する順解析部と、を備える。また、逆解析部は、例えば、ルート上に拘束された状態でチューブが強制的に移動されるように、三次元の解析モデル上で仮想的に複数のチューブ本体を曲げながら、開始点から目標点までチューブの先端を移動させるシミュレーションを行う。また、順解析部は、例えば、逆解析部でのシミュレーションにおいてチューブが移動することに伴って姿勢用アクチュエータおよび進退用アクチュエータが動かされた操作量である被操作量が取得される。
国際公開第2020/090959号
しかしながら、特許文献1に例示されているワイヤ駆動式チューブ構造では、例えば、ワイヤとチューブの間に発生する摩擦力がワイヤを引っ張る方向と緩める方向とで異なるヒステリシスを有するため、制御対象のモデル化が難しい場合あるという課題があった。
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、制御対象を精度良くモデル化することができる制御システム、制御方法、機械学習方法および学習済み機械学習モデルを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示に係る制御システムは、所定のペイロードを所定の位置まで屈曲および進行しながら案内するガイド機構と、前記ガイド機構の姿勢を変化させる姿勢用アクチュエータと、前記ガイド機構を進退させる進退用アクチュエータと、前記姿勢用アクチュエータの動作と前記進退用アクチュエータの動作とを制御する制御部と、を備え、前記制御部が、前記ガイド機構における複数点の各三次元座標の時系列を入力し、前記姿勢用アクチュエータに対する制御情報の時系列と前記進退用アクチュエータに対する制御情報の時系列とを出力する機械学習モデルであって、前記ガイド機構が所定の目標経路に沿って屈曲および進行するよう前記姿勢用アクチュエータと前記進退用アクチュエータとを動作させることで取得された前記姿勢用アクチュエータに対する制御情報の時系列と前記進退用アクチュエータに対する制御情報の時系列と前記ガイド機構の前記複数点の各三次元座標の時系列との組み合わせを教師データとして機械学習された学習済み機械学習モデルを用いて、前記姿勢用アクチュエータの動作と前記進退用アクチュエータの動作とを制御する。
本開示に係る制御方法は、所定のペイロードを所定の位置まで屈曲および進行しながら案内するガイド機構と、前記ガイド機構の姿勢を変化させる姿勢用アクチュエータと、前記ガイド機構を進退させる進退用アクチュエータと、前記姿勢用アクチュエータの動作と前記進退用アクチュエータの動作とを制御する制御部と、を備える制御システムの制御方法であって、前記ガイド機構における複数点の各三次元座標の時系列を入力し、前記姿勢用アクチュエータに対する制御情報の時系列と前記進退用アクチュエータに対する制御情報の時系列とを出力する機械学習モデルであって、前記ガイド機構が所定の目標経路に沿って屈曲および進行するよう前記姿勢用アクチュエータと前記進退用アクチュエータとを動作させることで取得された前記姿勢用アクチュエータに対する制御情報の時系列と前記進退用アクチュエータに対する制御情報の時系列と前記ガイド機構の前記複数点の各三次元座標の時系列との組み合わせを教師データとして機械学習された学習済み機械学習モデルを用いて、前記姿勢用アクチュエータの動作と前記進退用アクチュエータの動作とを制御する。
本開示に係る機械学習方法は、所定のペイロードを所定の位置まで屈曲および進行しながら案内するガイド機構と、前記ガイド機構の姿勢を変化させる姿勢用アクチュエータと、前記ガイド機構を進退させる進退用アクチュエータと、学習済みの機械学習モデルを用いて、前記姿勢用アクチュエータの動作と前記進退用アクチュエータの動作とを制御する制御部と、を備える制御システムにおいて前記制御部が用いる前記機械学習モデルの機械学習方法であって、前記学習済み機械学習モデルは、前記ガイド機構における複数点の各三次元座標の時系列を入力し、前記姿勢用アクチュエータに対する制御情報の時系列と前記進退用アクチュエータに対する制御情報の時系列とを出力するものであって、前記ガイド機構が所定の目標経路に沿って屈曲および進行するよう前記姿勢用アクチュエータと前記進退用アクチュエータとを動作させることで取得された前記姿勢用アクチュエータに対する制御情報の時系列と前記進退用アクチュエータに対する制御情報の時系列と前記ガイド機構の前記複数点の各三次元座標の時系列との組み合わせを教師データとして前記機械学習モデルを機械学習する。
本開示に係る学習済み機械学習モデルは、所定のペイロードを所定の位置まで屈曲および進行しながら案内するガイド機構と、前記ガイド機構の姿勢を変化させる姿勢用アクチュエータと、前記ガイド機構を進退させる進退用アクチュエータと、学習済みの機械学習モデルを用いて、前記姿勢用アクチュエータの動作と前記進退用アクチュエータの動作とを制御する制御部と、を備える制御システムにおいて前記制御部が用いる前記学習済み機械学習モデルであって、前記機械学習モデルは、前記ガイド機構における複数点の各三次元座標の時系列を入力し、前記姿勢用アクチュエータに対する制御情報の時系列と前記進退用アクチュエータに対する制御情報の時系列とを出力するものであって、前記ガイド機構が所定の目標経路に沿って屈曲および進行するよう前記姿勢用アクチュエータと前記進退用アクチュエータとを動作させることで取得された前記姿勢用アクチュエータに対する制御情報の時系列と前記進退用アクチュエータに対する制御情報の時系列と前記ガイド機構の前記複数点の各三次元座標の時系列との組み合わせを教師データとして機械学習されている。
本開示の制御システム、制御方法、機械学習方法および学習済み機械学習モデルによれば、制御対象を精度良くモデル化することができる。
本開示の実施形態に係る制御システムの構成例を示す図である。 本開示の実施形態に係る機械学習モデルの構成例を示す図である。 本開示の実施形態に係る機械学習モデルの入力データと出力データの例を示す図である。 本開示の実施形態に係る検査対象物であるタービンを有するガスタービンの概略構成を示す模式図である。 本開示の実施形態に係る燃焼器周りの概略構成を示す模式図である。 本開示の実施形態に係るチューブおよび姿勢用アクチュエータを説明する概略構成を示す模式図である。 本開示の実施形態に係るチューブ本体およびワイヤを示すチューブの要部拡大図である。 本開示の実施形態に係る先端のチューブ本体におけるワイヤの取り付け位置を示すチューブ本体の要部断面図(V-V断面図)である。 本開示の実施形態に係る先端のチューブ本体に隣接する別のチューブ本体におけるワイヤの取り付け位置を示すチューブ本体の要部断面図(VI-VI断面図)である。 本開示の実施形態に係る姿勢用アクチュエータの構造を示す要部断面図である。 本開示の実施形態に係るルートを説明する模式図である。 本開示の実施形態に係る機械学習モデルの機械学習方法の例を示すフローチャートである。 本開示の実施形態に係る教師データの生成例を説明するための模式図である。 本開示の実施形態に係る教師データの生成例を説明するための模式図である。 本開示の実施形態に係る教師データの生成例を説明するための模式図である。 本開示の実施形態に係る教師データの生成例を説明するための模式図である。 本開示の実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
以下、本開示の実施形態に係る制御システム、制御方法、機械学習方法および学習済み機械学習モデルについて、図1~図17を参照して説明する。なお、各図において同一または対応する構成には同一の符号を用いて説明を適宜省略する。
図1は、本開示の実施形態に係る制御システムの構成例を示す図である。図1に示す制御システム100は、ガイド機構101と、ペイロード102と、後続部103と、ガイド管104と、姿勢用アクチュエータ105と、進退用アクチュエータ106と、架台107と、モニタ108と、制御部109とを備える。なお、図1では、図に向かって上下方向をY方向、左右方向をZ方向、奥行き方向をX方向としている。
ガイド機構101は、工業用内視鏡ケーブル等のペイロード102を例えばプラント内狭隘部の点検対象等の対象物OBJまで屈曲および進行(通過)しながら案内するための関節機構である。すなわち、ガイド機構101は、所定のペイロード102を所定の位置まで屈曲および進行しながら案内するガイドである。ガイド機構101は、例えば、チューブ状の形状を有するワイヤ駆動式の多関節ガイド機構である。
ペイロード102は、ガイド機構101の内蔵物であり、例えば、工業用内視鏡ケーブルや工業用内視鏡を高温環境で保護するための耐熱シース等である。あるいは、ペイロード102は、作業用ツールや異物回収用ツール等であってもよい。
後続部103は、ガイド機構101と姿勢用アクチュエータ105との間を結合する結合部である。ガイド機構101をプラント内部奥側の狭隘部に挿入するために、ガイド機構101と後続部103がガイド管104で案内される。また後続部103は、ガイド機構101の反力を支持する。
ガイド管104は、ガイド機構101を対象物OBJの近傍までガイドする管である。例えば、タービンの内部を点検対象とする場合、点検口と点検対象との間に燃焼器がある。燃焼器は直線状の本体の末端に数十度屈曲した出口端があり、出口端とタービン前部がつながる。燃焼器内は直線状の長い空洞であるため、ガイド機構101をそのまま内部に入れると自重により垂れることで、出口端まで真っすぐ到達できない可能性がある。この対策として、点検口入口からパイプ状のガイド管104を挿入および設置して、この中にガイド機構101を案内するようにする。点検口背後のスペースが狭い場合は、ガイド管104を分割式の着脱構造として、接続しながら燃焼器出口端までガイド管104先端を挿入させる。
姿勢用アクチュエータ105は、ガイド機構101を屈曲させるための駆動機構である。すなわち、姿勢用アクチュエータ105は、ガイド機構101の姿勢を変化させるアクチュエータである。ガイド機構101をワイヤで駆動する場合は、姿勢用アクチュエータ105は、例えば、ワイヤをテンドン駆動するアクチュエータや、アクチュエータの変位や回転角を検知するセンサ、ワイヤ張力モニタ用のロードセル等も含む。進退用アクチュエータ106と組合せて、ガイド機構101およびペイロード102が、事前に計画した経路Rに追従しながら内部に進入できるよう、進退用アクチュエータ106の推進と同期しながら、ガイド機構101を屈曲させる。
進退用アクチュエータ106および架台107は、姿勢用アクチュエータ105を進退用アクチュエータ106上に搭載し架台107上で進退用アクチュエータ106が矢印A1の方向に前後進することで、姿勢用アクチュエータ105、それに接続された後続部103およびガイド機構101ごとプラント内部に送り込んだり、引き出したりするための推進機構である。例えばリニアアクチュエータで構成される。進退用アクチュエータ106は、ガイド機構101を進退させるアクチュエータである。
モニタ108は、例えばペイロード102の先端部に取り付けられたカメラ等のセンサの出力信号を表示する。
制御部109は、姿勢用アクチュエータ105の動作および進退用アクチュエータ106の動作の制御を行う。以下、姿勢用アクチュエータ105と進退用アクチュエータ106とを総称してアクチュエータともいう。制御部109は、下位の制御系として、アクチュエータの位置、速度、推力等の制御を実施するとともに、上位制御系として、狭隘内部の目標経路Rの生成およびガイド機構101が目標経路Rに追従するためのアクチュエータの指令を導出するための学習済み機械学習モデル(逆運動学モデル)110を有する。なお、図1では、目標経路Rをガイド機構101から離れた位置に図示しているが、目標経路Rとガイド機構101の中心軸はほぼ一致している。ガイド機構101は、ガイド管104の先端部に対応する開始点S1にガイド機構101上の点PS1が位置する状態から、目標経路Rに沿って各点PS1、PS2、…が上下左右に位置を変えながら、目標点E1に点PS1が位置する状態まで、屈曲および進行する。また、ガイド機構101は、例えば対象物OBJの点検終了後は、目標経路Rに沿って逆の方向に屈曲および後退する。
学習済み機械学習モデル110は、ガイド機構101における複数点(PS1、PS2、PS3、PS4、…)の各三次元座標の時系列を入力し、姿勢用アクチュエータ105に対する制御情報(q1、q2、q3、q4、…)の時系列と進退用アクチュエータ106に対する制御情報(p)の時系列とを出力する機械学習モデルである。学習済み機械学習モデル110は、ガイド機構101が所定の目標経路Rに沿って屈曲および進行するよう姿勢用アクチュエータ105と進退用アクチュエータ106とを動作させることで取得された姿勢用アクチュエータに対する制御情報(q1、q2、q3、q4、…)の時系列と進退用アクチュエータ106に対する制御情報(p)の時系列とガイド機構101の複数点(PS1、PS2、PS3、PS4、…)の各三次元座標の時系列との組み合わせを教師データとして機械学習された機械学習モデルである。なお、学習済み機械学習モデル110の機械学習の詳細例については後述する。制御情報は、アクチュエータに対する制御入力(制御指令)であり、例えば、ワイヤの引き量(q1、q2、q3、q4、…)、推進部の進退量(p)等である。
制御部109は、学習済み機械学習モデル110を用いて、姿勢用アクチュエータ105の動作と進退用アクチュエータ106の動作とを制御する。制御部109は、目標経路R(以下、ルートRともいう)に沿ってガイド機構101を屈曲および進行させる場合の各点PS1、PS2、…の三次元座標の時系列を例えば検査対象の三次元設計モデル等を用いて作成し、作成した三次元座標の時系列データを学習済み機械学習モデル110に入力し、学習済み機械学習モデル110の出力として、姿勢用アクチュエータ105に対する制御情報の時系列と、進退用アクチュエータ106に対する制御情報の時系列とを取得する。そして、制御部109は、取得した姿勢用アクチュエータ105に対する制御情報の時系列と、進退用アクチュエータ106に対する制御情報の時系列とに基づいて、姿勢用アクチュエータ105の動作と進退用アクチュエータ106の動作とを制御する。なお、これらの処理の一部は制御部109を構成するコンピュータ以外の他のコンピュータにおいて行ってもよい。
ガイド機構101が複数のワイヤの引き伸ばしによって姿勢を変化させる構造を有している場合、学習済み機械学習モデル110は、例えば、中間層の出力を再び中間層に入力する自己ループを含むニューラルネットワークで構成されていることが望ましい。この場合、学習済み機械学習モデル110は、時系列を扱うことができるニューラルネットワークで構成されることになり、例えば、機械的ヒステリシスの影響を考慮したモデルとすることができる。なお、時系列を扱うことができるニューラルネットワークには、中間層に再帰的な構造を持たせたニューラルネットワークである再帰型ニューラルネットワーク(Recurrent Neural Network;RNN)があり、RNNにはさらに、中間層が、LSTM((Long Short-Term Memory;長期短期記憶)を含む構成、GRU(Gated Recurrent Unit;ゲート付き再帰ユニット)を含む構成等がある。
なお、本実施形態において、時系列とは、時間的変化を連続的に(すなわち所定の間隔で)表す値の系列であり、時系列データと時系列とは同義であるとする。
図2は、本開示の実施形態に係る機械学習モデル(学習済み機械学習モデル110)の構成例を模式的に示す図である。横軸を時間軸として、入力層201へ入力される多次元の変数X1、X2、X3、…、Xnと、中間層202におけるデータの流れと、出力層203から出力される多次元の変数Y1、Y2、Y3、…、Ynとの対応関係を示す。本実施形態では、変数X1、X2、X3、…、Xnは、ガイド機構101の複数点(PS1、PS2、PS3、PS4、…)の各三次元座標の時系列である。変数Y1、Y2、Y3、…、Ynは、姿勢用アクチュエータ105に対する制御情報(q1、q2、q3、q4、…)の時系列と進退用アクチュエータ106に対する制御情報(p)の時系列である。また、中間層202では、現ステップの入力変数と直前ステップの中間層パラメータ(時系列パラメータ付き重み行列およびバイアス値)が入力となり、現ステップの出力変数と現ステップの中間層パラメータが出力となる。
図3は、本開示の実施形態に係る機械学習モデル(学習済み機械学習モデル110)の入力データと出力データの例を示す図である。学習済み機械学習モデル110への入力データは、ガイド機構101の各点(PS1、PS2、PS3、PS4、…)の各三次元座標(x、y、z)の時系列(時刻t1、t2、t3、t4、…の各値)である。なお、各点(PS1、PS2、PS3、PS4、…)は、例えば後述する関節(チューブ本体間の接続部分)の先端、中間部等の所定点である。学習済み機械学習モデル110からの出力データは、姿勢用アクチュエータ105に対する制御情報(あるいは制御入力)の値q1、q2、q3、…の時系列(時刻t1、t2、t3、t4、…の各値)と、進退用アクチュエータ106に対する制御情報(あるいは制御入力)の値pの時系列(時刻t1、t2、t3、t4、…の各値)とを含む。
次に、図4~図16を参照して、図1等を参照して説明した本実施形態に係る制御システム100の検査対象物を、産業用プラントにおける発電用GT(ガスタービン)のタービンとする場合の例について説明する。図4は、本開示の実施形態に係る検査対象物であるタービンを有するガスタービンの概略構成を示す模式図である。
なお、図1に示す各構成は、図4~図16に示す以下の各構成に対応している。図1に示す制御システム100は、検査装置5に対応している。図1に示すガイド機構101は、チューブ62(能動部62A)に対応している。図1に示すペイロード102は、検査用ケーブル61に対応している。図1に示す後続部103は、チューブ62(従動部62B)に対応している。図1に示すガイド管104は、案内治具7に対応している。図1に示す姿勢用アクチュエータ105は、姿勢用アクチュエータ65に対応している。図1に示す進退用アクチュエータ106は、進退用アクチュエータ67(進退駆動部671)に対応している。図1に示す架台107は、ガイドレール672に対応している。図1に示すモニタ108は、カメラ画像モニタ91に対応している。図1に示す制御部109は、駆動制御装置8に対応している。
図4に示すように、ガスタービン1は、高圧空気を生成する圧縮機2と、燃焼ガスによって駆動されるタービン3と、高圧空気に燃料を混合して燃焼させることで燃焼ガスを生成してタービン3に供給する複数の燃焼器4とを備えている。
タービン3は、軸線O1回りに回転するタービンロータ31と、タービンロータ31を外周側から覆うタービンケーシング35と、を有している。タービンロータ31は、軸線O1に沿って延びる柱状をなしている。タービンロータ31の外周面上には、軸線O1の延びる方向である軸線O1方向に間隔をあけて配列された複数のタービン動翼段32が設けられている。各タービン動翼段32は、タービンロータ31の外周面上で、軸線O1を中心とする周方向に間隔をあけて並んで配置された複数の動翼33を有している。
タービンケーシング35は、軸線O1を中心とする筒状をなしている。タービンケーシング35の内周面には、軸線O1方向に間隔をあけて配列された複数のタービン静翼段36が設けられている。これらのタービン静翼段36は、各タービン動翼段32の上流側に、各タービン動翼段32に一対一で対応するように設けられている。これにより、タービン静翼段36とタービン動翼段32は軸線O1方向において交互に配置されている。各タービン静翼段36は、タービンケーシング35の内周面上で、周方向に間隔をあけて並んで配置された複数の静翼37を有している。本実施形態では、タービンケーシング35の内部において、最も上流側に配置された動翼33および静翼37を第一段動翼331および第一段静翼371と称する。
燃焼器4は、圧縮機2とタービンケーシング35との連結部分に設けられている。燃焼器4は、軸線O1を中心とする周方向に間隔をあけて複数が設けられている。本実施形態の燃焼器4は、中空筒状の燃焼筒41を有している。
燃焼筒41の内部では、圧縮機2で圧縮された高圧空気と燃料ガスとの混合気が燃焼されることで、燃焼ガスが生成されている。燃焼筒41は、筒状をなす部材である。燃焼筒41の上流側の端部を含む部分では、その仮想中心軸線O4が圧縮機2からタービン3に向かうにしたがって軸線O1に近づくように傾斜して延びている。燃焼筒41の下流側の端部(出口)は、タービン3の入口に接続されている。燃焼筒41では、上流側の端部を含む部分に対して、下流側の端部を含む部分が軸線O1方向に沿うように屈曲している。
本実施形態の検査装置5は、タービンケーシング35を開放することなく、タービン3の内部を視認する非破壊検査である。検査装置5では、図5に示すように、先端にセンサ612が設けられた検査用ケーブル61が使用される。なお、タービン3の内部とは、タービンケーシング35の内部の燃焼ガスが流通する空間であって、動翼33や静翼37が配置された空間である。
検査装置5は、外部からタービン3の内部を確認することが可能な装置である。検査装置5は、燃焼器4に固定されることで、燃焼器4内を介してタービン3の内部における視認が難しい狭隘部や屈曲部を視認可能とされている。本実施形態の検査装置5は、検査用ケーブル61と、検査用チューブ6と、案内治具7と、駆動制御装置8と、カメラ画像モニタ91とを備えている。
検査用ケーブル61は、柔軟性の高いケーブル本体611と、ケーブル本体611の先端に設けられてタービン3の内部を検査可能なセンサ612とを有している。ケーブル本体611は、作業者によって操作部(不図示)が操作されることで、ケーブル本体611の延びる方向であるケーブル延在方向に対して交差する任意の方向に屈曲可能であるケーブル本体611は、チューブ62とは別の部材であって、チューブ62に対して着脱可能に固定されている。ケーブル本体611には、検査用チューブ6とは別に単独で駆動させることが可能なように、ケーブル移動用のアクチュエータ(不図示)が設けられている。
センサ612は、ケーブル本体611の先端に固定されている。センサ612およびケーブル本体611はチューブ62に内蔵されている。本実施形態のセンサ612は、タービン3の内部を撮像可能なカメラである。センサ612で撮像された映像や画像等の撮像データは、ケーブル本体611におけるセンサ612が設けられていない側の端部(後端)から延びるケーブルを介して、カメラ画像モニタ91に送られる。本実施形態の検査用ケーブル61としては、例えば、直接目視出来ない奥まった部位の観察や検査をするボアスコープ(工業用内視鏡)が用いられる。
カメラ画像モニタ91は、センサ612が撮影した映像を表示する。カメラ画像モニタ91には、検査用ケーブル61からセンサ612で撮像された撮像情報が入力される。また、カメラ画像モニタ91に入力された撮像情報は、駆動制御装置8に送られる。
なお、検査用ケーブル61は、屈曲可能構造を有するものであればよく、例えば、柔軟性の高い部材が複数繋がれた多関節構造を有する蛇型のロボット等であってもよい。
また、センサ612は、本実施形態のようにカメラであることに限定されるものではない。例えば、本実施形態のセンサ612は、寸法計測機能(例えば、三次元位相計測)を有するセンサ612や、温度や傷の有無を測定可能なセンサ612であってもよい。
検査用チューブ6は、チューブ62と、姿勢用アクチュエータ65と、進退用アクチュエータ67と、を備えている。
チューブ62は、図6に示すように、検査用ケーブル61が挿通可能な中空部が内部に形成されている。チューブ62は、可撓性を有している。チューブ62は、複数箇所で屈曲可能な多関節構造とされている。したがって、チューブ62は、チューブ62の延びる方向であるチューブ延在方向に対して交差する任意の方向に屈曲可能とされている。なお、チューブ62の各関節部は、曲げやすい一方で、ねじりにくく圧縮されにくい構造とされていることが好ましい。チューブ62の外径は、燃焼器4内およびタービン3の動静翼間の狭隘部に挿入可能な大きさとされている。チューブ62には、ケーブル本体611が着脱可能とされている。本実施形態のチューブ62は、複数のチューブ本体63が連結されることで構成されている。
複数のチューブ本体63は、チューブ本体63の延びている方向に並んで配置され、互いに連結されている。チューブ本体63は、その中心軸に沿って直線状に延びた状態である初期状態から屈曲するように変形した変形状態に変形可能とされている。チューブ本体63は、図7に示すように、両端が開口した筒状部631と、筒状部631の両端の外周面から径方向の外側に向かって突出するフランジ部632とを有している。筒状部631は、内部に検査用ケーブル61が挿通可能な円筒状をなしている。筒状部631は、例えば複数のスリット(不図示)が形成され、任意の方向に屈曲可能とされている。フランジ部632は、円環状をなして筒状部631と一体に形成されている。
図6に示すように、姿勢用アクチュエータ65は、チューブ62の姿勢を調節可能とされている。ここで、チューブ62の姿勢とは、チューブ延在方向と交差する仮想面上でのチューブ62の先端の位置および向きである。本実施形態の姿勢用アクチュエータ65は、チューブ62の後端に固定されている。姿勢用アクチュエータ65は、図10に示すように、複数のワイヤ651と、筐体部652と、プーリ653と、ワイヤ駆動部654と、ワイヤ荷重検出部655と、を有している。
図7に示すように、複数のワイヤ651は、一つのチューブ本体63に対して複数(本実施形態では、例えば三本)設けられている。ワイヤ651の先端は、チューブ本体63において先端側に位置するフランジ部632に固定されている。ワイヤ651は、図8に示すように、一つのフランジ部632に対して位相をずらすように(例えば120度)、互いに離れて固定されている。また、ワイヤ651は、隣接するチューブ本体63ごとに位相をずらして配置されている。したがって、図9に示すように、先端側に配置された一のチューブ本体63に対して、後端側で隣接する別のチューブ本体63では、例えばワイヤ651の固定位置が60度ずれている。そのため、後端側のチューブ本体63のフランジ部632には、そのチューブ本体63よりも先端側に配置されたチューブ本体63に固定されているワイヤ651を挿通させるためのワイヤ挿通孔633が形成されている。したがって、ワイヤ挿通孔633は、最も後端に近い位置に配置されたチューブ本体63ほど多く形成されている。
図10に示すように、筐体部652は、チューブ62の後端に固定されている。筐体部652は、内部にワイヤ651の一端が収容されている。筐体部652には、チューブ62の後端から飛び出しているケーブル本体611が挿通可能な筐体貫通孔652Aが形成されている。筐体貫通孔652Aは、筐体部652を貫通するように形成されている。
プーリ653は、筐体部652内に回転可能な状態で取り付けられている。プーリ653は、筐体部652内で、ワイヤ651の延びている方向を反転させている。プーリ653は、ワイヤ651ごとに設けられている。つまり、プーリ653は、一つのワイヤ651に対して一つ設けられている。プーリ653は、筐体貫通孔652Aを囲むように互いに離れて複数設けられている。
ワイヤ駆動部654は、筐体部652内に固定されている。ワイヤ駆動部654は、ワイヤ651ごとに設けられている。つまり、ワイヤ駆動部654は、一つのワイヤ651に対して一つ設けられている。ワイヤ駆動部654は、ワイヤ651においてチューブ本体63と固定されていない側の端部であるワイヤ651の後端に対して、ワイヤ荷重検出部655を介して繋がっている。ワイヤ駆動部654は、ワイヤ651をプーリ653に対して進退させることが可能とされている。ワイヤ駆動部654としては、例えば、電動スライダや電動シリンダやボールねじが用いられる。
ワイヤ荷重検出部655は、ワイヤ651の後端とワイヤ駆動部654との間に配置されている。ワイヤ荷重検出部655は、ワイヤ651に生じる荷重(ワイヤ引張力)を測定し、測定結果をワイヤ駆動部654に送っている。送られた測定結果が過大であると判断される値(例えば、ワイヤ651に損傷を与えるような値)以上の場合には、ワイヤ駆動部654はワイヤ651を緩めるように駆動される。また、送られた測定結果が過少であると判断される値(例えば、ワイヤ651が撓んでいるとみなせる値)以下の場合には、ワイヤ駆動部654はワイヤ651を緩まない程度に張るように駆動される。ワイヤ荷重検出部655は、例えば、荷重を直接測定可能なロードセルであってもよい。また、代替手段として、ワイヤ駆動部654でのモータ電流値に基づいて間接的に荷重を測定してもよい。
また、姿勢用アクチュエータ65は、複数のチューブ本体63の中でも先端に近い位置に配置された一部のチューブ本体63を駆動する。姿勢用アクチュエータ65によって駆動されるチューブ本体63は、一つであってもよく、複数であってもよい。本実施形態のチューブ62は、図6に示すように、姿勢用アクチュエータ65によって駆動される能動部62Aと、姿勢用アクチュエータ65によって駆動(変形や移動)されない従動部62Bとに分けられる。
能動部62Aでは、各チューブ本体63のフランジ部632にワイヤ651が固定されている。能動部62Aは、チューブ62において先端から所定の長さの領域である。ここで、所定の長さとは、所望の検査範囲に到達可能な長さである。
従動部62Bは、能動部62Aの動きに追従して可動する。従動部62Bでは、各チューブ本体63のフランジ部632にワイヤ651が固定されていない。従動部62Bは、チューブ62において後端から能動部62Aまでの領域である。本実施形態の従動部62Bは、筐体部652と能動部62Aとには挟まれた領域である。
図5に示すように、進退用アクチュエータ67は、チューブ62を進退させることが可能とされている。ここで、チューブ62の進退とは、チューブ延在方向に対してチューブ62を移動させることである。本実施形態の進退用アクチュエータ67は、チューブ62が固定された筐体部652を移動可能とされている。進退用アクチュエータ67は、ガイドレール672と、進退駆動部671と、を有している。
ガイドレール672は、案内治具7を介して燃焼器4の上流端に固定可能とされている。本実施形態のガイドレール672は、燃焼器4に固定された状態で、燃焼筒41の上流側の端部を含む部分の仮想中心軸線O4と平行に延びている。
進退駆動部671は、ガイドレール672上を移動する。進退駆動部671には、筐体部652が固定されている。進退駆動部671は、例えば、電動スライダである。燃焼器4との接続位置に近づくように進退駆動部671がガイドレール672上を移動することで、チューブ62がタービン3の内部の奥深く(下流側)まで挿入される。逆に、図5に示すように、燃焼器4との接続位置から離れるように進退駆動部671がガイドレール672上を移動することで、チューブ62がタービン3の内部の奥からタービン3の入口付近(上流側)まで移動される。
案内治具7は、ガスタービン1の外部からタービン3の内部までチューブ62を案内する。本実施形態の案内治具7は、燃焼器4の上流側から燃焼筒41内に挿入されることで、チューブ62の先端を燃焼器4の外部から燃焼器4の出口(タービン3の内部における第一段静翼371の上流側付近)まで案内する。
駆動制御装置8は、図5に示すように、姿勢用アクチュエータ65および進退用アクチュエータ67に信号を送り、チューブ62の動きを制御可能とされている。その際、駆動制御装置8は、図1に示す制御部109と同様に、学習済み機械学習モデル110を用いて姿勢用アクチュエータ65の動作と進退用アクチュエータ67の動作を制御する。駆動制御装置8は、まず、予め所定の記憶領域に記憶されていたタービン3の内部の三次元形状データに基づいて、ルートRを決定する。ルートRは、図11に示すように、本実施形態の検査装置5において、タービン3の内部でチューブ62の先端が最初に配置される開始点P1から検査(点検)される目標点P2までの道筋である。開始点P1は、検査開始前にチューブ62の先端が位置する地点である。本実施形態における開始点P1は、タービン3の入口と燃焼器4の出口との接続部分であって、第一段静翼371の上流端付近である。目標点P2は、検査対象とする静翼37や動翼33等のタービン3の内部の任意の検査位置である。
次に、駆動制御装置8は、ルートRの情報に基づき、学習済み機械学習モデル110を用いて、開始点P1から目標点P2までルートRに沿ってチューブ62を移動させるための姿勢用アクチュエータ65および進退用アクチュエータ67に対する制御情報の各時系列を取得する。そして、駆動制御装置8は、取得した姿勢用アクチュエータ65および進退用アクチュエータ67に対する制御情報の各時系列に基づき姿勢用アクチュエータ65の動作と進退用アクチュエータ67の動作を制御する。
また、駆動制御装置8は、学習済み機械学習モデル110の機械学習用の教師データを作成する際には、教師データの作成用の図示していない外部のパーソナルコンピュータ等のコンピュータに接続され、その外部のコンピュータからの指示に応じて、姿勢用アクチュエータ65の動作と進退用アクチュエータ67の動作を制御する。
次に、学習済み機械学習モデル110の機械学習に用いる教師データの生成の仕方および機械学習の仕方について、図12~図16を参照して説明する。図12は、本開示の実施形態に係る機械学習モデル(学習済み機械学習モデル110)の機械学習方法の例を示すフローチャートである。図13~図16は、本開示の実施形態に係る教師データの生成例を説明するための模式図である。
図12に示す処理は、パーソナルコンピュータ等のコンピュータを用いて、図12に示す処理用のアプリケーション等を用いて実行される。なお、この場合、チューブ62は、9関節を有し、各関節は各3本のワイヤ651で姿勢が制御されるものとする。したがって、姿勢用アクチュエータ65に対する制御情報は、9×3=27本のワイヤ651のワイヤ引き量qi(i=1~27)を示す情報を含む。また、進退用アクチュエータ67に対する制御情報は、推進量pを示す情報を含む。なお、図12に示す処理においては、図13に示すようなタービン3のモックアップ3mを用いて教師データが作成される。なお、図13に示す参照符号の末尾に英字「m」を付加した構成が、図11に示す対応する参照符号を付した構成と対応している。図13に示す例では、チューブ62は、モックアップではなく実機である。
図12に示す処理は、操作者の指示に従って開始される。ステップS11では、姿勢用アクチュエータ65と進退用アクチュエータ67のインチング(寸動)によって開始点P1から目標点P2まで目標経路Rに沿って各関節(チューブ本体63)を微小量ずつ屈曲および推進させ、翼内を通過させながら複数のキーポーズにおいてワイヤ引き量qi(i=1~27)と推進量pを取得する。ここで、キーポーズは、例えば、チューブ62の姿勢が例えば目視によって目標経路Rと一致(あるいはほぼ一致)していて、例えば、翼間との空隙が所定量よりも大きく、前回のキーポーズから一定距離推進したと場合の姿勢とすることができる。ただし、この例に限定されず、前回のキーポーズから一定距離推進し、かつ翼との隙間が所定量より大きい場合の姿勢等としてもよい。また、開始点P1から目標点P2まで屈曲および進行させる途中で、特定の複数の推進量(例えば、図13で破線の円SPで示す各位置)においてチューブ62の先端部を上下左右に目標経路Rからずらした場合のワイヤ引き量qi(i=1~27)も取得する。なお、インチング(寸動)とは、例えばスイッチ、ボタン、レバーなどの操作によって平行移動、往復運動等の直線運動や回転運動等の動作を運動部品にほんのわずかだけ行わせることを意味する。
図14は、チューブ62の先端位置を基準として、目標点P2に対応する円SPで示す位置と、その一つ前の円SPで示す位置と、キーポーズの各位置と、円SPで示す位置において目標経路Rから上下左右にずらした各位置との関係の例を模式的に示す。一つ前の円SPで示す位置では、まず、位置P11においてキーポーズのワイヤ引き量qi(i=1~27)と推進量pが取得される。次に、チューブ62の先端位置を、姿勢用アクチュエータ65のインチングによって、位置P12、P13、P14およびP15の各位置にずらして、ワイヤ引き量qi(i=1~27)がそれぞれの位置で取得される。次に、チューブ62の先端位置を、位置P11に手動または自動で戻してから、インチングによって位置P16、P17、P18、P19およびP20(目標点P2)へ屈曲および進行させ、各位置においてキーポーズのワイヤ引き量qi(i=1~27)と推進量pが取得される。次に、チューブ62の先端位置を、姿勢用アクチュエータ65のインチングによって、位置P21、P22、P23およびP24の各位置にずらして、ワイヤ引き量qi(i=1~27)がそれぞれの位置で取得される。
次に、ステップS12では、各キーポーズのワイヤ引き量qi(i=1~27)と推進量pのキーポーズ間の1または複数の値(qiを補間した値とpを補間した値)を線形補間によって求め、時刻に係る情報を付与することで時系列化し、ワイヤ引き量qi(i=1~27)と推進量pの時系列を生成する。各値に対して、時刻に係る情報を付与することとは、例えば推進量pの所定の変化量毎に、所定の時間間隔となるような時刻情報を割り当てることを意味する。この場合、ステップS12の処理で生成した時系列に基づき付与された時刻情報に基づいて各アクチュエータを制御することで推進量を一定の値とすることが容易となる。
ステップS12では、例えば、図15に黒塗りのひし形で示す位置P31、P32、P33、P34およびP35の位置でのワイヤ引き量qi(i=1~27)と推進量pが、位置P11、P16、P17、P18、P19およびP20の位置で取得されたワイヤ引き量qi(i=1~27)と推進量pに基づいて補間によって算出されるとともに、位置P11、P16、P17、P18、P19およびP20、ならびに、位置P31、P32、P33、P34およびP35の各値に時刻情報が付与される。この場合、位置P11、P31、P16、P32、P17、P33、P18、P34、P19、P35およびP20に対応するワイヤ引き量qi(i=1~27)と推進量pの時系列が生成される。
次に、ステップS13では、生成したワイヤ引き量qi(i=1~27)と推進量pの時系列と、特定の複数の推進量において先端部を上下左右にずらした場合のワイヤ引き量qi(i=1~27)とに基づいて、ワイヤ引き量qi(i=1~27)と推進量の別の時系列を生成する。
ステップS13では、例えば、図16に示す、位置P12、P41、P42、P43、P44、P45、P46、P47、P48、P49およびP21に対応するワイヤ引き量qi(i=1~27)と推進量pとの時系列が、位置P11、P31、P16、P32、P17、P33、P18、P34、P19、P35およびP20に対応するワイヤ引き量qi(i=1~27)と推進量pの時系列や位置P12と位置P11におけるワイヤ引き量qi(i=1~27)の差分、位置P20と位置P21におけるワイヤ引き量qi(i=1~27)の差分等に基づいて生成される。
次に、ステップS14では、生成したワイヤ引き量qi(i=1~27)と推進量pの時系列(ステップS12で生成された時系列)および別の時系列(ステップS13で生成された時系列)とに基づいて、チューブ62(ガイド機構101)を屈曲および推進し、チューブ62(ガイド機構101)の複数点の各三次元座標の時系列を取得する。ステップS14では、例えば、図14に示すように、チューブ62をタービンのモックアップ3mから外し、案内治具のモックアップ7mを用いて、生成したワイヤ引き量qi(i=1~27)と推進量pの時系列に基づいて姿勢用アクチュエータ65および進退用アクチュエータ67を制御し、チューブ62を屈曲および進行させる。その際、チューブ62には例えば9関節の各先端部と各中間部にモーションキャプチャ用のマーカMktおよびMkmを貼り付けて、図示していない複数のモーションキャプチャ用のカメラで各マーカを含む動画を撮影することで、各マーカの三次元座標の時系列を取得する。なお、図14に示す例では、例えば、開始点P1(関節の根元座標系)を3次元座標の基準座標とすることができる。
次に、ステップS15では、チューブ62(ガイド機構101)が所定の目標経路Rに沿って屈曲および進行するよう姿勢用アクチュエータ65と進退用アクチュエータ67とを動作させることで取得されたワイヤ引き量qi(i=1~27)と推進量pの時系列とチューブ62(ガイド機構101)の複数点の各三次元座標の時系列との組み合わせの複数組を教師データとして機械学習モデルを機械学習して学習済み機械学習モデル110を生成する。
以上のように、本実施形態によれば、目標経路に沿った基準経路に対して前後左右に振った複数の教示経路を作成することで学習モデルを作り、指令値を生成するようにしたので、教示経路を作成する手間を削減することができる。
また、本実施形態によれば、経路の微修正や首振り等に対応できるため、複数の目標経路に対する教示の作業負担が軽減できる。
また、本実施形態では、アームに触れて移動させるのではなく、アクチュエータのインチングにより、目標位置を教え込むことができるので、ワイヤ引き量を手動で操作して目標位置に近づける操作が容易である。
(作用効果)
上記構成の制御システム、制御方法、機械学習方法および学習済み機械学習モデルでは、制御システム100(検査装置5)が、所定のペイロード(ペイロード102、検査用ケーブル61)を所定の位置(目標点P2)まで屈曲および進行しながら案内するガイド機構(ガイド機構101、チューブ62)と、ガイド機構の姿勢を変化させる姿勢用アクチュエータ(105、65)と、ガイド機構を進退させる進退用アクチュエータ(106、67)と、姿勢用アクチュエータの動作と進退用アクチュエータの動作とを制御する制御部(制御部109、駆動制御装置8)と、を備える。そして、制御部が、ガイド機構における複数点の各三次元座標の時系列を入力し、姿勢用アクチュエータに対する制御情報の時系列と進退用アクチュエータに対する制御情報の時系列とを出力する機械学習モデルであって、ガイド機構が所定の目標経路Rに沿って屈曲および進行するよう姿勢用アクチュエータと進退用アクチュエータとを動作させることで取得された姿勢用アクチュエータに対する制御情報の時系列と進退用アクチュエータに対する制御情報の時系列とガイド機構の複数点の各三次元座標の時系列との組み合わせを教師データとして機械学習された学習済み機械学習モデル110を用いて、姿勢用アクチュエータの動作と進退用アクチュエータの動作とを制御する。
この構成によれば、ガイド機構が所定の目標経路Rに沿って屈曲および進行するよう姿勢用アクチュエータと進退用アクチュエータとを動作させることで取得された姿勢用アクチュエータに対する制御情報の時系列と進退用アクチュエータに対する制御情報の時系列とガイド機構の複数点の各三次元座標の時系列との組み合わせを教師データとして機械学習された学習済み機械学習モデル110を用いて、姿勢用アクチュエータの動作と進退用アクチュエータの動作とが制御される。したがって、制御対象(ガイド機構101、チューブ62)を精度良くモデル化することができる。
(その他の実施形態)
以上、本開示の実施の形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
〈コンピュータ構成〉
図17は、少なくとも本実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
コンピュータ900は、プロセッサ901、メインメモリ902、ストレージ903、および、インタフェース904を備える。
上述の制御部109および駆動制御装置8は、コンピュータ900に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式でストレージ903に記憶されている。プロセッサ901は、プログラムをストレージ903から読み出してメインメモリ902に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、プロセッサ901は、プログラムに従って、上述した各記憶部に対応する記憶領域をメインメモリ902に確保する。
プログラムは、コンピュータ900に発揮させる機能の一部を実現するためのものであってもよい。例えば、プログラムは、ストレージに既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせ、または他の装置に実装された他のプログラムとの組み合わせによって機能を発揮させるものであってもよい。なお、他の実施形態においては、コンピュータは、上記構成に加えて、または上記構成に代えてPLD(Programmable Logic Device)などのカスタムLSI(Large Scale Integrated Circuit)を備えてもよい。PLDの例としては、PAL(Programmable Array Logic)、GAL(Generic Array Logic)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等が挙げられる。この場合、プロセッサによって実現される機能の一部または全部が当該集積回路によって実現されてよい。
ストレージ903の例としては、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、半導体メモリ等が挙げられる。ストレージ903は、コンピュータ900のバスに直接接続された内部メディアであってもよいし、インタフェース904または通信回線を介してコンピュータ900に接続される外部メディアであってもよい。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ900に配信される場合、配信を受けたコンピュータ900が当該プログラムをメインメモリ902に展開し、上記処理を実行してもよい。少なくとも1つの実施形態において、ストレージ903は、一時的でない有形の記憶媒体である。
<付記>
本実施形態の態様は、例えば以下のように把握される。
(1)第1の態様に係る制御システムは、所定のペイロードを所定の位置まで屈曲および進行しながら案内するガイド機構と、前記ガイド機構の姿勢を変化させる姿勢用アクチュエータと、前記ガイド機構を進退させる進退用アクチュエータと、前記姿勢用アクチュエータの動作と前記進退用アクチュエータの動作とを制御する制御部と、を備え、前記制御部が、前記ガイド機構における複数点の各三次元座標の時系列を入力し、前記姿勢用アクチュエータに対する制御情報の時系列と前記進退用アクチュエータに対する制御情報の時系列とを出力する機械学習モデルであって、前記ガイド機構が所定の目標経路に沿って屈曲および進行するよう前記姿勢用アクチュエータと前記進退用アクチュエータとを動作させることで取得された前記姿勢用アクチュエータに対する制御情報の時系列と前記進退用アクチュエータに対する制御情報の時系列と前記ガイド機構の前記複数点の各三次元座標の時系列との組み合わせを教師データとして機械学習された学習済み機械学習モデルを用いて、前記姿勢用アクチュエータの動作と前記進退用アクチュエータの動作とを制御する。本態様および以下の各態様によれば、制御対象を精度良くモデル化することができる。
(2)第2の態様に係る制御システムは、(1)の制御システムであって、前記ガイド機構は、複数のワイヤの引き伸ばしによって姿勢を変化させる構造を有し、前記機械学習モデルは、中間層の出力を再び中間層に入力する自己ループを含むニューラルネットワークで構成されている。本態様によれば、機械的ヒステリシスが発生する場合でも制御対象を精度良くモデル化することができる。
(3)第3の態様に係る制御システムは、(2)の制御システムであって、前記中間層が長短期記憶を含む。本態様によれば、勾配消失(あるいは爆発)の問題、学習を重ねることによる精度の低下の問題を回避することができ、制御対象をより精度良くモデル化することができる。
(4)第4の態様に係る制御システムは、(1)~(3)の制御システムであって、前記教師データは、前記ガイド機構が前記目標経路に沿って屈曲および進行するよう前記姿勢用アクチュエータと前記進退用アクチュエータとを寸動させた場合に取得された前記姿勢用アクチュエータに対する制御情報の離散的な各値と前記進退用アクチュエータに対する制御情報の離散的な各値とを取得する第1過程と、前記姿勢用アクチュエータに対する制御情報の離散的な各値と前記進退用アクチュエータに対する制御情報の離散的な各値とを、補間し、かつ、時刻に係る情報を付与することで、前記姿勢用アクチュエータに対する制御情報の時系列と前記進退用アクチュエータに対する制御情報の時系列とを生成する第2過程と、前記姿勢用アクチュエータに対する制御情報の時系列と前記進退用アクチュエータに対する制御情報の時系列とに基づいて、前記姿勢用アクチュエータと前記進退用アクチュエータとを制御して、前記ガイド機構の前記複数点の各三次元座標の時系列を取得する第3過程とによって取得される。本態様によれば、教師データを効率的に生成することができる。
(5)第5の態様に係る制御システムは、(4)の制御システムであって、前記第1過程では、前記寸動における前記進退用アクチュエータの複数の停止位置の一部で、前記ガイド機構を前記目標経路からずらすように前記姿勢用アクチュエータを動かした場合の前記姿勢用アクチュエータに対する制御情報の離散的な値をさらに取得し、前記第2過程では、前記ガイド機構を前記目標経路に沿って屈曲および進行させることで生成した前記姿勢用アクチュエータに対する制御情報の時系列と前記進退用アクチュエータに対する制御情報の時系列と、前記ガイド機構を前記目標経路からずらすように前記姿勢用アクチュエータを動かした場合に取得された前記姿勢用アクチュエータに対する制御情報の離散的な値とに基づいて、前記姿勢用アクチュエータに対する制御情報の別の時系列と前記進退用アクチュエータに対する制御情報の別の時系列とをさらに生成し、前記第3過程では、前記姿勢用アクチュエータに対する制御情報の別の時系列と前記進退用アクチュエータに対する制御情報の別の時系列とに基づいて、前記姿勢用アクチュエータと前記進退用アクチュエータとを制御して、前記ガイド機構の前記複数点の各三次元座標の別の時系列をさらに取得する。本態様によれば、教師データをより効率的に生成することができる。
(6)第6の態様に係る制御方法は、所定のペイロードを所定の位置まで屈曲および進行しながら案内するガイド機構と、前記ガイド機構の姿勢を変化させる姿勢用アクチュエータと、前記ガイド機構を進退させる進退用アクチュエータと、前記姿勢用アクチュエータの動作と前記進退用アクチュエータの動作とを制御する制御部と、を備える制御システムの制御方法であって、前記ガイド機構における複数点の各三次元座標の時系列を入力し、前記姿勢用アクチュエータに対する制御情報の時系列と前記進退用アクチュエータに対する制御情報の時系列とを出力する機械学習モデルであって、前記ガイド機構が所定の目標経路に沿って屈曲および進行するよう前記姿勢用アクチュエータと前記進退用アクチュエータとを動作させることで取得された前記姿勢用アクチュエータに対する制御情報の時系列と前記進退用アクチュエータに対する制御情報の時系列と前記ガイド機構の前記複数点の各三次元座標の時系列との組み合わせを教師データとして機械学習された学習済み機械学習モデルを用いて、前記姿勢用アクチュエータの動作と前記進退用アクチュエータの動作とを制御する。
(7)第7の態様に係る機械学習方法は、所定のペイロードを所定の位置まで屈曲および進行しながら案内するガイド機構と、前記ガイド機構の姿勢を変化させる姿勢用アクチュエータと、前記ガイド機構を進退させる進退用アクチュエータと、学習済みの機械学習モデルを用いて、前記姿勢用アクチュエータの動作と前記進退用アクチュエータの動作とを制御する制御部と、を備える制御システムにおいて前記制御部が用いる前記機械学習モデルの機械学習方法であって、前記学習済み機械学習モデルは、前記ガイド機構における複数点の各三次元座標の時系列を入力し、前記姿勢用アクチュエータに対する制御情報の時系列と前記進退用アクチュエータに対する制御情報の時系列とを出力するものであって、前記ガイド機構が所定の目標経路に沿って屈曲および進行するよう前記姿勢用アクチュエータと前記進退用アクチュエータとを動作させることで取得された前記姿勢用アクチュエータに対する制御情報の時系列と前記進退用アクチュエータに対する制御情報の時系列と前記ガイド機構の前記複数点の各三次元座標の時系列との組み合わせを教師データとして前記機械学習モデルを機械学習する。
(8)第8の態様に係る学習済み機械学習モデルは、所定のペイロードを所定の位置まで屈曲および進行しながら案内するガイド機構と、前記ガイド機構の姿勢を変化させる姿勢用アクチュエータと、前記ガイド機構を進退させる進退用アクチュエータと、学習済みの機械学習モデルを用いて、前記姿勢用アクチュエータの動作と前記進退用アクチュエータの動作とを制御する制御部と、を備える制御システムにおいて前記制御部が用いる前記学習済み機械学習モデルであって、前記機械学習モデルは、前記ガイド機構における複数点の各三次元座標の時系列を入力し、前記姿勢用アクチュエータに対する制御情報の時系列と前記進退用アクチュエータに対する制御情報の時系列とを出力するものであって、前記ガイド機構が所定の目標経路に沿って屈曲および進行するよう前記姿勢用アクチュエータと前記進退用アクチュエータとを動作させることで取得された前記姿勢用アクチュエータに対する制御情報の時系列と前記進退用アクチュエータに対する制御情報の時系列と前記ガイド機構の前記複数点の各三次元座標の時系列との組み合わせを教師データとして機械学習されている。
100…制御システム
101…ガイド機構
102…ペイロード
103…後続部
104…ガイド管
105…姿勢用アクチュエータ
106…進退用アクチュエータ
107…架台
108…モニタ
109…制御部
110…学習済み機械学習モデル
5…検査装置
61…検査用ケーブル
611…ケーブル本体
612…センサ
6…検査用チューブ
62…チューブ
62A…能動部
62B…従動部
65…姿勢用アクチュエータ
67…進退用アクチュエータ
7…案内治具
8…駆動制御装置
91…カメラ画像モニタ
651…ワイヤ

Claims (8)

  1. 所定のペイロードを所定の位置まで屈曲および進行しながら案内するガイド機構と、
    前記ガイド機構の姿勢を変化させる姿勢用アクチュエータと、
    前記ガイド機構を進退させる進退用アクチュエータと、
    前記姿勢用アクチュエータの動作と前記進退用アクチュエータの動作とを制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部が、
    前記ガイド機構における複数点の各三次元座標の時系列を入力し、前記姿勢用アクチュエータに対する制御情報の時系列と前記進退用アクチュエータに対する制御情報の時系列とを出力する機械学習モデルであって、
    前記ガイド機構が所定の目標経路に沿って屈曲および進行するよう前記姿勢用アクチュエータと前記進退用アクチュエータとを動作させることで取得された前記姿勢用アクチュエータに対する制御情報の時系列と前記進退用アクチュエータに対する制御情報の時系列と前記ガイド機構の前記複数点の各三次元座標の時系列との組み合わせを教師データとして機械学習された学習済み機械学習モデルを用いて、
    前記姿勢用アクチュエータの動作と前記進退用アクチュエータの動作とを制御する
    制御システム。
  2. 前記ガイド機構は、複数のワイヤの引き伸ばしによって姿勢を変化させる構造を有し、
    前記機械学習モデルは、中間層の出力を再び中間層に入力する自己ループを含むニューラルネットワークで構成されている
    請求項1に記載の制御システム。
  3. 前記中間層が長短期記憶を含む
    請求項2に記載の制御システム。
  4. 前記教師データは、
    前記ガイド機構が前記目標経路に沿って屈曲および進行するよう前記姿勢用アクチュエータと前記進退用アクチュエータとを寸動させた場合に取得された前記姿勢用アクチュエータに対する制御情報の離散的な各値と前記進退用アクチュエータに対する制御情報の離散的な各値とを取得する第1過程と、
    前記姿勢用アクチュエータに対する制御情報の離散的な各値と前記進退用アクチュエータに対する制御情報の離散的な各値とを、補間し、かつ、時刻に係る情報を付与することで、前記姿勢用アクチュエータに対する制御情報の時系列と前記進退用アクチュエータに対する制御情報の時系列とを生成する第2過程と、
    前記姿勢用アクチュエータに対する制御情報の時系列と前記進退用アクチュエータに対する制御情報の時系列とに基づいて、前記姿勢用アクチュエータと前記進退用アクチュエータとを制御して、前記ガイド機構の前記複数点の各三次元座標の時系列を取得する第3過程と
    によって取得される
    請求項3に記載の制御システム。
  5. 前記第1過程では、前記寸動における前記進退用アクチュエータの複数の停止位置の一部で、前記ガイド機構を前記目標経路からずらすように前記姿勢用アクチュエータを動かした場合の前記姿勢用アクチュエータに対する制御情報の離散的な値をさらに取得し、
    前記第2過程では、前記ガイド機構を前記目標経路に沿って屈曲および進行させることで生成した前記姿勢用アクチュエータに対する制御情報の時系列と前記進退用アクチュエータに対する制御情報の時系列と、前記ガイド機構を前記目標経路からずらすように前記姿勢用アクチュエータを動かした場合に取得された前記姿勢用アクチュエータに対する制御情報の離散的な値とに基づいて、前記姿勢用アクチュエータに対する制御情報の別の時系列と前記進退用アクチュエータに対する制御情報の別の時系列とをさらに生成し、
    前記第3過程では、前記姿勢用アクチュエータに対する制御情報の別の時系列と前記進退用アクチュエータに対する制御情報の別の時系列とに基づいて、前記姿勢用アクチュエータと前記進退用アクチュエータとを制御して、前記ガイド機構の前記複数点の各三次元座標の別の時系列をさらに取得する
    請求項4に記載の制御システム。
  6. 所定のペイロードを所定の位置まで屈曲および進行しながら案内するガイド機構と、
    前記ガイド機構の姿勢を変化させる姿勢用アクチュエータと、
    前記ガイド機構を進退させる進退用アクチュエータと、
    前記姿勢用アクチュエータの動作と前記進退用アクチュエータの動作とを制御する制御部と、
    を備える制御システムの制御方法であって、
    前記ガイド機構における複数点の各三次元座標の時系列を入力し、前記姿勢用アクチュエータに対する制御情報の時系列と前記進退用アクチュエータに対する制御情報の時系列とを出力する機械学習モデルであって、
    前記ガイド機構が所定の目標経路に沿って屈曲および進行するよう前記姿勢用アクチュエータと前記進退用アクチュエータとを動作させることで取得された前記姿勢用アクチュエータに対する制御情報の時系列と前記進退用アクチュエータに対する制御情報の時系列と前記ガイド機構の前記複数点の各三次元座標の時系列との組み合わせを教師データとして機械学習された学習済み機械学習モデルを用いて、
    前記姿勢用アクチュエータの動作と前記進退用アクチュエータの動作とを制御する
    制御方法。
  7. 所定のペイロードを所定の位置まで屈曲および進行しながら案内するガイド機構と、
    前記ガイド機構の姿勢を変化させる姿勢用アクチュエータと、
    前記ガイド機構を進退させる進退用アクチュエータと、
    学習済みの機械学習モデルを用いて、前記姿勢用アクチュエータの動作と前記進退用アクチュエータの動作とを制御する制御部と、
    を備える制御システムにおいて前記制御部が用いる前記機械学習モデルの機械学習方法であって、
    前記学習済み機械学習モデルは、前記ガイド機構における複数点の各三次元座標の時系列を入力し、前記姿勢用アクチュエータに対する制御情報の時系列と前記進退用アクチュエータに対する制御情報の時系列とを出力するものであって、
    前記ガイド機構が所定の目標経路に沿って屈曲および進行するよう前記姿勢用アクチュエータと前記進退用アクチュエータとを動作させることで取得された前記姿勢用アクチュエータに対する制御情報の時系列と前記進退用アクチュエータに対する制御情報の時系列と前記ガイド機構の前記複数点の各三次元座標の時系列との組み合わせを教師データとして前記機械学習モデルを機械学習する
    機械学習方法。
  8. 所定のペイロードを所定の位置まで屈曲および進行しながら案内するガイド機構と、
    前記ガイド機構の姿勢を変化させる姿勢用アクチュエータと、
    前記ガイド機構を進退させる進退用アクチュエータと、
    学習済みの機械学習モデルを用いて、前記姿勢用アクチュエータの動作と前記進退用アクチュエータの動作とを制御する制御部と、
    を備える制御システムにおいて前記制御部が用いる前記学習済み機械学習モデルであって、
    前記機械学習モデルは、前記ガイド機構における複数点の各三次元座標の時系列を入力し、前記姿勢用アクチュエータに対する制御情報の時系列と前記進退用アクチュエータに対する制御情報の時系列とを出力するものであって、
    前記ガイド機構が所定の目標経路に沿って屈曲および進行するよう前記姿勢用アクチュエータと前記進退用アクチュエータとを動作させることで取得された前記姿勢用アクチュエータに対する制御情報の時系列と前記進退用アクチュエータに対する制御情報の時系列と前記ガイド機構の前記複数点の各三次元座標の時系列との組み合わせを教師データとして機械学習されている
    学習済み機械学習モデル。
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