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JP2501766B2 - 堰板の接合構造 - Google Patents
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JP2501766B2 - 堰板の接合構造 - Google Patents

堰板の接合構造

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JP2501766B2
JP2501766B2 JP5211830A JP21183093A JP2501766B2 JP 2501766 B2 JP2501766 B2 JP 2501766B2 JP 5211830 A JP5211830 A JP 5211830A JP 21183093 A JP21183093 A JP 21183093A JP 2501766 B2 JP2501766 B2 JP 2501766B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、堰板の接合構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】各種基礎や壁体等のコンクリート構造物
を建造する場合には、木製のコンクリート型枠内にコン
クリートを打設して施工するのが一般的である。かかる
木製のコンクリート型枠は、合板等より成る堰板の裏面
(コンクリートに接触する面を表面とし、その反対側の
面を裏面と言う。以下、本明細書中において同じ。)に
複数本の桟木を固着して成る型枠パネルを、要求される
コンクリート構造物の外形状に合わせて面一状又は交差
状に接合して構成される。
【0003】上記型枠パネルとしては、その外形寸法が
約90×180(cm)の大きさをしたもの等を定形品
として準備されているが、コンクリート構造物の外形状
は決して一様ではないため、現場ごとに上記定形品を都
合のよい大きさ又は形状に切断して用いるようにしてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】型枠パネルを切断した
後に残る堰板の木切れは、廃材として処分するのが普通
である。また一般に、打設したコンクリートがある程度
硬化した後、剥離した型枠パネルは、再利用できるもの
については再利用してコストの低廉化を図るようにして
いたが、上記のように切断して使用した型枠パネルは、
寸法的又は形状的に特異なものであるため再利用できる
機会も乏しく、処分することが多かった。そのため、コ
スト的に無駄になっていた。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あって、切断により寸法的又は形状的に特異なものとな
った堰板相互を接合することにより、型枠パネルとして
の利用価値を高め、コスト的無駄を可及的に抑えること
ができるようにした堰板の接合構造を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、端縁部に厚肉方向を分断するように通り抜ける溝
が形成された二枚の堰板と、これら堰板を溝同士が対向
する状態にしてその端縁部相互間に沿って設けられる継
手用条材とから成り、上記継手用条材はウエブの一端部
からその両側へ突出して前記各堰板の溝にそれぞれ嵌ま
る埋設フランジと、ウエブの他端部からその両側へ突出
して前記各堰板の裏面に当接する裏当フランジと、この
裏当フランジから堰板の裏方向へ突出する補強リブとを
有しており、 前記二枚の堰板のうち、一方の堰板の端縁
部に、前記溝側に尖端ができるように傾斜した第一傾斜
面が形成され、他方の堰板の端縁部に、両堰板の接合時
に前記第一傾斜面に当接すべく表面側に尖端ができるよ
うに傾斜した第二傾斜面が形成されていることを特徴と
している。
【0007】
【作用】継手用条材のウエブの両側に突出した埋設フラ
ンジを堰板の溝に嵌めると、堰板の端縁部がその埋設フ
ランジと裏当フランジとの間で挟圧され、裏当フランジ
によってバックアップされた状態で当該継手用条材に取
り付けられる。 このため、ウエブの両側に突出した埋設
フランジに二枚の堰板の溝をそれぞれ嵌め込むようにす
れば、二枚の堰板がその端縁部を突き合わせた状態でと
もに継手用条材に取り付けられ、これによって二枚の堰
板が当該継手用条材を介して互いに接合される。 この場
合、継手用条材は、その裏当フランジが各堰板の裏面に
当接するとともに、この裏当フランジから堰板の裏方向
へ突出する補強リブを有するので、当該堰板に対する面
補強用の桟木を兼ねることとなる。また、二枚の堰板が
接合されると、一方の堰板の第一傾斜面と他方の堰板の
第二傾斜面とが当接し、溝の表面側の接合面が斜め接ぎ
になるので、両堰板の突き合わせを密着させやすく、止
水効果が高められる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は本発明に係る接合構造を実施して得た型枠パ
ネル1をその裏面側から示す斜視図であって、切断によ
り幅方向寸法の短い帯板状とされた複数(図面では3
枚)の堰板2相互が、継手用条材4によって面一状に接
合され、全体として定形寸法を備えた一枚の型枠パネル
1を構成するようになっている。10は縁用桟木であ
る。
【0009】図2に示すように上記堰板2には、接合さ
れる端縁部にその厚肉方向を分断するように通り抜ける
溝3が形成されている。また、本実施例では、各堰板2
の端縁部には、溝3よりも表面側の部分で斜め接ぎがで
きるように、傾斜面S1,S2が形成されている。 すな
わち、一方の堰板2(図2右側)の端縁部に、溝3側に
尖端ができるように傾斜した第一傾斜面S1が形成さ
れ、他方の堰板2(図2左側)の端縁部に、両堰板2,
2の接合時に第一傾斜面S1に当接すべく表面側に尖端
ができるように傾斜した第二傾斜面S2が形成されてい
る。このような傾斜面S1,S2を形成することで、堰
板1相互の突き合わせを密着状にし易くなり、止水効果
が高まることになる
【0010】一方、上記継手用条材4は、アルミ合金等
を押出又は引抜形成した長尺成形体であって、その断面
構造は、ウエブ7の一端部からその両側に突出する埋設
フランジ5と、ウエブ7の他端部からその両側に突出す
る裏当フランジ6と、この裏当フランジ6からウエブ7
とは反対向き(堰板2の裏方向)に突出する補強リブ8
と、この補強リブ8の突端部で両側に突出する突端フラ
ンジ9とを有して成る。埋設フランジ5が堰板2の溝3
に嵌められ、裏当フランジ6が堰板2の裏面に当接し
て、これら埋設フランジ5と裏当フランジ6とで堰板2
における端縁部の一部(溝3と裏面との間)を挟圧し、
堰板2に対して無理嵌め状に取り付けられるようにな
る。
【0011】埋設フランジ5と裏当フランジ6との相互
間隔は、埋設フランジ5が堰板2の肉厚方向中心部に位
置付けられるような寸法、例えば堰板2として厚さ12
mmのものが多く使用されることから、だいたい6mm
前後とされる。またウエブ7に対する埋設フランジ5の
幅方向への突出寸法は、堰板2の端縁部に形成する溝3
により堰板2が強度を弱化させることのない範囲、例え
ば堰板2の厚さが12mmの場合では8mm程度とされ
る。裏当フランジ6の突出寸法や補強リブ8の突出寸法
は、妥当な範囲内で可及的に大きくするのが好ましい。
【0012】なお、図3(a)及び(b)に示すように
補強リブ8は、裏当フランジ6に対する突出位置や突出
数、及び突端フランジ9の有無等が限定されるものでは
なく、裏当フランジ6と合わせてL字状、角パイプ状、
溝型状等の形体を呈するものとすることができる。前記
堰板2の端縁部に溝3を形成させる方法としては、図4
及び図5に示すように直径の異なる大小の丸鋸歯15,
16を同軸上に重ね合わせた状態にして、これを工作機
械(図示略)の回転軸に取り付け、これら回転する丸鋸
歯15,16に対して堰板2の端縁部を押し当てるよう
にする。径小側の丸鋸歯15は、継手用条材4のウエブ
7を逃げるための削り込みを行ううえで必要とされてい
る。なお、丸鋸歯15,16に加えて、堰板2の端縁部
を傾斜面とするための台形状断面を有した丸鋸歯(図示
略)をも重ね合わせるようにしてもよい。
【0013】なお、堰板2に継手用条材4を取り付ける
には、継手用条材4の埋設フランジ5を、堰板2の端縁
の溝3にその長手方向に沿って平行に差し込むか、又
はこれと直交する方向から埋設フランジ5を圧入すれば
よい。 この場合、継手用条材4の埋設フランジ5が溝3
に嵌合すると、堰板2の端縁部裏面側が埋設フランジ5
と裏当フランジ6との間で挟圧されるので、裏当フラン
ジ6に釘やねじを打ち付けたり接着剤を塗布しなくて
も、堰板2を継手用条材4に対して強固に取り付けるこ
とができる。 また、二枚の堰板2の接合した状態(図
2)では、裏当フランジ6が両堰板2の端縁部裏面に当
接してその接合部を裏からバックアップするとともに、
継手用条材4が桟木として機能するので、コンクリート
の打設時の面圧に十分耐えうる接合構造となる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、堰板の木切れ相互を継
手用条材によって面一に接合できるので、堰板の木切れ
を集めて必要幅の型枠パネルを組み立てることができ
る。このため、堰板を従来より有効に活用でき、施工コ
ストを低廉化できる。 また、継手用条材が堰板の接合部
における桟木としての機能も有するので、堰板の接合部
の裏面に新たに桟木を設ける必要がなく、型枠パネルと
しての製作や施工も容易となる。 更に、本発明によれ
ば、二枚の堰板の接合状態において、一方の堰板の第一
傾斜面と他方の堰板の第二傾斜面とが当接して、溝の表
面側の接合面が斜め接ぎになるので、両堰板の突き合わ
せを密着させやすく、止水効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る接合構造を実施して得た型枠パネ
ルをその裏面側から示す斜視図である。
【図2】継手用条材と堰板との取付状況を示す平面図で
ある。
【図3】継手用条材の別実施例を示す端面図である。
【図4】堰板の端縁部に溝を形成する状況を示す拡大断
面図である。
【図5】溝の形成に用いる丸鋸歯を示す一部省略平面図
である。
【符号の説明】
2 堰板 3 溝 4 継手用条材 5 埋設フランジ 6 裏当フランジ 7 ウエブ 8 補強リブ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端縁部に厚肉方向を分断するように通り
    抜ける溝(3)が形成された二枚の堰板(2)(2)
    と、これら堰板(2)(2)を溝(3)同士が対向する
    状態にしてその端縁部相互間に沿って設けられる継手用
    条材(4)とから成り、 上記継手用条材(4)はウエブ(7)の一端部からその
    両側へ突出して前記各堰板(2)(2)の溝(3)にそ
    れぞれ嵌まる埋設フランジ(5)と、ウエブ(7)の他
    端部からその両側へ突出して前記各堰板(2)(2)
    裏面に当接する裏当フランジ(6)と、この裏当フラン
    (6)から堰板(2)の裏方向へ突出する補強リブ
    (8)とを有しており、 前記二枚の堰板(2)(2)のうち、一方の堰板(2)
    の端縁部に、前記溝(3)側に尖端ができるように傾斜
    した第一傾斜面(S1)が形成され、他方の堰板(2)
    の端縁部に、両堰板(2)(2)の接合時に前記第一傾
    斜面(S1)に当接すべく表面側に尖端ができるように
    傾斜した第二傾斜面(S2)が形成されて いることを特
    徴とする堰板の接合構造。
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