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JP2530534B2 - パッキンおよびその製造法 - Google Patents
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JP2530534B2 - パッキンおよびその製造法 - Google Patents

パッキンおよびその製造法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バルブやポンプ等の流
体機器の軸封用に適したパッキンに係るもので、特に可
撓性黒鉛シートを用いて構成するパッキンおよびその製
造法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の軸封用パッキンとして、
5mm幅以下に切断した可撓性黒鉛シートを複数枚重ね合
わせ、その表面を繊維でニット編み、または袋編み被覆
して編み糸となし、その編み糸を複数本集束して、ひね
り加工または編組して成るグランドパッキンが特開昭6
3−1863号公報に開示されている。このパッキンは
その構成により、下記効果が得られるものとされてい
る。
【0003】1)可撓性黒鉛シートに、5mm幅以下に切
断したものを用いることで、圧縮率および許容ひねり回
数が飛躍的に増大する。 2)前記シートを複数枚重ね合わせることで、引張り強
さが大きくなり、靱性が大幅に向上する。 3)したがって前記シート複数枚を繊維材で被覆したも
ので、容易に、かつ確実に紐状体を形成させることがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記グ
ランドパッキンには下記欠点がある。 1)複数枚重ね合わせた黒鉛シートを繊維材で被覆する
ときに、黒鉛特有の低摩擦性のためにシートに曲げ等の
作用が働くと、シート同士の長手方向へのづれが起こり
易い。このづれた部分がこぶ状に盛り上がり、いわゆる
結節という突起物を作り、これを編み糸とした編組体の
シール性低下を招き易い。 2)複数枚重ね合わせた黒鉛シートは硬直性を増すの
で、いわゆる曲げ半径が大きくなり、これを編み糸とし
た編組体も硬直となり、 (1)柔軟性が低下し、スタフィングボックスへの装填
が困難となる。 (2)圧縮率が小さくなって、軸へのなじみ性が低下す
る。 (3)シールに必要な締付け圧が大きくなり、軸との摩
擦力が大きくなるためにスタフィングボックス構造の大
型化(ボルト強度を上げるために必然的になる)および
自動弁等に使用する場合にアクチュエータ(駆動装置)
の大型化が必要になる。 (4)使用後のパッキンの応力硬化により、パッキン工
具の刺さりが悪くなって、パッキン取出し時間が長くな
る。 (5)可撓性黒鉛シートは極めて靱性が低いために5mm
幅以下の切断シートの製造歩留まりが低い。そのため製
品コストが高くなる。
【0005】
【発明の目的】本発明は、可撓性黒鉛シートを繊維材で
袋編みやニット編み被覆して成る編み糸を使用する従来
のグランドパッキンの欠点を全面的に解消するためにな
されたものであって、特に上記構成の編み糸をパッキン
素材として単独に使用することを可能とし、さらにグラ
ンドパッキンとしては、適当な柔軟性と圧縮性をそな
え、スタフィングボックスの装填性が良くなり、低締付
け圧でなじみ性、シール性が良好で、使用後のパッキン
工具による取出し作業性も良好なパッキンを提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願の第1の発明による
パッキン素材は、幅6mm以上の可撓性黒鉛シート単層
と、この黒鉛シートに被覆させた繊維材よりなる編み袋
体とを共に長手方向に延伸することにより、前記編み袋
体が長さ方向に伸び、幅方向に縮んで細く絞り込まれ、
黒鉛シートが編み袋体の形状変化に追随して幅方向に
るめこまれてカール状に塑性変形されるとともに、その
幅方向両縁部が編み袋体の編目から鋸歯状に突出されて
いることを要旨としている。本願の第2の発明によるパ
ッキン素材の製造法は、幅6mm以上の可撓性黒鉛シー
ト単層を繊維材で袋状に編み込み被覆して編み袋体を形
成する工程と、前記黒鉛シートと編み袋体とを共に長手
方向に延伸し、その延伸により前記編み袋体を長さ方向
に伸び、幅方向に縮むように細く絞り込み、黒鉛シート
編み袋体の形状変化に追随して幅方向にまるめこまれ
るようにカール状に塑性変形させるとともに、その幅方
向両縁部を編み袋体の編目から鋸歯状に突出させる延伸
工程とより成ることを要旨としている。本願の第3の発
明によるパッキンは、幅6mm以上の可撓性黒鉛シート
単層と、この黒鉛シートに被覆させた繊維材よりなる編
み袋体とを共に長手方向に延伸することにより、前記編
み袋体が長さ方向に伸び、幅方向に縮んで細く絞り込ま
れ、黒鉛シートが編み袋体の形状変化に追随して幅方向
まるめこまれてカール状に塑性変形されるとともに、
その幅方向両縁部が編み袋体の編目から鋸歯状に突出さ
れて成るものが編み糸に用いられ、この編み糸複数本が
中芯なしに、または中芯入りで紐状に編組またはひねり
加工されていることを要旨としている。本願の第4の発
明によるパッキンの製造法は、幅6mm以上の可撓性黒
鉛シート単層を繊維材で袋状に編み込み被覆して編み袋
体を形成する工程と、前記黒鉛シートと編み袋体とを共
に長手方向に延伸し、その延伸により前記編み袋体を
さ方向に伸び、幅方向に縮むように細く絞り込み黒鉛シ
ートを編み袋体の形状変化に追随して幅方向にまるめこ
まれるようにカール状に塑性変形させるとともに、その
幅方向両縁部を編み袋体の編目から鋸歯状に突出させて
編み糸とする延伸工程と、前記輻み糸複数本を中芯なし
に、または中芯入りで紐状に輻組またはひねり加工する
工程とより成ることを要旨としている。
【0007】
【作用】前記構成の編み糸は、延伸による黒鉛シートの
塑性変形により、それ自体の柔軟性が高められ、かつ黒
鉛シートの一部が編み袋体の編目から鋸歯状に突出する
ことで、黒鉛シートと編み袋体は固く結合される。ま
た、前記編み糸で紐状に編組またはひねり加工された編
組パッキンにあっては、編み袋体の編目から突出する鋸
歯状の突出部分が、編組またはひねり加工時に編み糸に
作用する引張り力や捩り力により、ウロコ状に塑性変形
し、繊維の内外が黒鉛でほぼ完全に被覆されるようにな
る。
【0008】
【実施例】図1(a),(b),(c),(d),
(e),(f)に、本発明の編組パッキンの製作工程を
示す。図1(a)において、Aは軸封止用パッキン素材
を形成する編み糸であり、1は可撓性黒鉛テープ、2は
黒鉛テープを繊維材で袋状に編み込み被覆した編み袋体
である。黒鉛テープ1は、6mm幅以上に切断され、その
幅方向両端が1mm以上で互いに重ならないように折り返
された単層シートで、1aはその折り返し部である。こ
の折り返し部があると積層作用が生じ、引張り強さと靱
性を高める効果がある。しかし、図2に示すように、折
り返し部のない黒鉛テープを使用した編み糸であっても
よい。
【0009】図1(b)は、前記編み糸Aを、黒鉛テー
プ1と編み袋体2と共にその長手方向に引張り力を加え
て延伸させた状態を示す平面図、図1(c)は部分拡大
平面図、図1(d)はその(X−X)線の断面図であ
る。延伸の引張り力は1〜6kgfで編み糸の伸び8〜1
2%、好ましくは引張り力2〜3kgfで伸び10〜11
%である。引張り力1kgf未満で8〜12%伸びる編み
袋体付き黒鉛テープでは、通常のブレーダにかけたとき
切れてしまうので、編み糸に使えない。また、引張り力
が6kgfを越えてから8〜12%伸びる編み袋体付き黒
鉛テープでは、引張り力を加えると編み袋体内の黒鉛テ
ープが破断し、編み袋体のみの部分が生じ、シール性能
の大幅な低下を招くので、引張り力は上述した範囲が適
当である。
【0010】上記編み糸Aを形成している黒鉛テープ1
と編み袋体2と共に長手方向に延伸すると編み袋体
2は長さ方向に伸び、幅方向に縮んで幅方向に細く絞り
込まれる。その際、黒鉛シートは引張っても殆んど伸び
ないので、細く絞り込まれた編み袋体の形状変化に追随
して幅方向にまるめこまれてカール状に塑性変形され、
かつ黒鉛テープの幅方向縁部が編み袋体2の編目から外
に鋸歯状に突出する。1bは鋸歯状突出部であり、この
突出部1bの形成により、黒鉛テープと編み袋体とは固
く結合すると共に編み糸自体の柔軟性が増大する。編み
糸Aを延伸する方法としては、通常の編み機により黒鉛
テーブを繊維で袋編み被覆にしてからボビンに巻き取る
際、その途中に別に設けた駆動送りロールに編み糸Aを
通して延伸する方法が適用されるが、この方法に制限さ
れるものではない。
【0011】図1(e)に、前記構成による編み糸Aを
複数本用いて紐状に編組したグランドパッキン3を示
す。この編組時、前記編み袋体2の編目から突出してい
る黒鉛鋸歯状突出部1bは、編組時に編み糸に作用する
引張り力と捩り力とによりウロコ状に塑性変形し、繊維
の内外はウロコ状黒鉛でほぼ完全に被覆される。図1
(f)に、パッキン表面のウロコ状黒鉛部分を符号1c
で示す。
【0012】図3に、前記構成による編み糸Aを複数本
集束し、ひねり加工にて紐状に形成したグランドパッキ
ン4を示す。
【0013】図4に、可撓性黒鉛粉末、黒鉛粉末および
ゴム材にトルエンを加えて得た混練物を棒状に押出し成
形した棒状物5を中芯として前記構成の編み糸Aで袋編
みに被覆した紐状のグランドパッキン6を示す。
【0014】次に、本発明の具体的実施例を下記に示
す。 実施例(1) 呼称寸法で幅7.0mm、厚さ0.381mm(±0.00
5mm)、密度1.144g/cm3(±0.043g/cm3)、
1m長さ当りの実測質量2.9gの米国ユニオン・カー
バイト社製の可撓性黒鉛(商品名「GRAFOIL」)
のテープを単層として用い、これを袋編み機に送り、表
面を市販の線径0.1mm、SUS316金属線により、
編み糸1本取り、ハンドル速度135r.p.m、ギヤー数
上40、下50、オモリ22.5gで、シート幅方向の
両端がピッチ約5mmおきに約1mm折り返されるようにし
て、16打袋編みし、1m長さ当りの質量4.4gの編
み糸を得た。袋編み機より送り出された上記編み糸を送
り駆動ローラで引張り力3kgfで延伸した。その延伸に
より、編み袋体は細く絞り込まれ、黒鉛テープは幅方向
にカール状に塑性変形されると共にその幅方向両縁部が
編み袋体の編目(一辺約2mm)から1mm以上のピッチで
鋸歯状に突出され、その突出部により黒鉛テープと金属
線が結合した編み糸となった次に上記延伸編み糸を8
本、ギヤー数上30、下40、オモリ640gで8打角
編みした。
【0015】次に前記8打角編み体を編み糸16本、ギ
ヤー数上40、下70、オモリ600gで16打丸編み
した。このあと、前記丸編み体を重量%でゴム:黒鉛:
トルエン=6:94:150の混合溶液中に数秒間浸漬
してから24時間風乾し、溶剤を揮散させた。次に前記
風乾した紐状編組体を4点ロール掛けし、タテ9.5m
m、ヨコ9.5mm、密度1.3g/cm3の断面正方形の紐
状グランドパッキンを得た。
【0016】実施例(2) 重量%で可撓性黒鉛:黒鉛:ゴム:トルエン=70:2
0:10:19の混練物を、市販のスクリュー型エキス
トルーダに入れ、装入部分の断面積とノズル部分の断面
積の比が150:1、ノズル直径7.4mmで押出し、そ
の押出し物24時間以上風乾し、太さ7.3mm、密度
0.7g/cm3の棒状物を得た。
【0017】次に上記棒状物の外周を、実施例(1)の
編み糸16本、ギヤー数上40、下40、オモリ450
gで16打丸編みし、この丸編み体を重量%でゴム:黒
鉛:トルエン=6:94:150の混合溶液中に数秒間
浸漬してから24時間以上風乾し、溶剤を揮散した。上
記風乾した紐状編組体を4点ロール掛けし、タテ9.5
mm、ヨコ9.5mm、密度1.1g/cm3の断面正方形の
紐状グランドパッキンを得た。
【0018】上記実施例(1),(2)による本発明の
パッキンと、日本ピラー工業(株)製による従来のパッキ
ン(P/#6711,寸法タテ9.5mm、ヨコ9.5m
m)とを供試体とし、この種のパッキンを以下に記載す
る条件でテストした。
【0019】テスト方法 (1)上記各供試体パッキンを、スパンが100mmある
2つの支持台にセットし、スパン中間点(50mm)のパ
ッキン部分をバネ計りにより1kgの力で引張り、その時
のパッキンの撓み量を測定した。その結果を表1に示
す。
【0020】
【表1】
【0021】(2)各供試体パッキンを、内径50.1
mm、外径69.9mmの金型により面圧300kgf/cm2
リング成形し、成形体を内径50.0mm、外径70.0
mmの金型に1リング装填し、20tonfプレスにより10
tonf/5minの速度で圧縮し、下記(1)式により圧縮
率を測定した。その結果を表2に示す。
【0022】
【表2】
【0023】(3)各供試体パッキンを、内径50.1
mm、外径69.9mmの金型により面圧300kgf/cm2
リング成形し、成形体を内径50.0mm、外径70.0
mmのバルブスタフィングボックスに6リング分装填し、
次に漏洩検出用のランタンリングを入れてから更に2リ
ング分装填した。次に前記パッキンを面圧300kgf/cm
2で締付けてから、弁に600℃、250kgf/cm2の蒸気
を流入させた。この場合、グランド部が温度低下しない
ようにスタフィングボックス外壁面をヒータで600℃
になるように加熱した。この状態で前記蒸気を48時間
連続通気し、8時間に1回ストローク200mm、速度7
00mm/minで弁開閉を20回行ない、この間の蒸気漏れ
量から密封性を、パッキン高さおよび軸荷重を測定し、
下記(2)式により摩擦力を測定し、通気停止して弁を
常温まで冷却し、パッキン締付け力を測定し、通気停止
して弁を常温まで冷却し、パッキン締付け力を測定し、
下記(3)式により応力緩和率を測定してから各パッキ
ンを市販のパッキン工具により取り出し、その時の所要
時間を測定し、かつパッキンの熱減量を測定した。その
結果を表3に示す。
【0024】
【表3】
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、下記する効果が得られ
る。 (1)黒鉛シートを繊維材で袋状に編み込み被覆したあ
とで延伸して成る編み糸は、従来の編み糸に較べ、柔軟
性が格段と高められ、かつ黒鉛シートがその一部で編み
袋体と結合した構造となっているので、それ単独でタド
ポールパッキン(航空機マクラーシール、ドアパッキ
ン)、シールテープ、電磁波シールド材、静電防止材、
ガスケット材等に使用して、下記効果が得られる。 タドポールパッキンに使用した場合: (イ)シール性が格段とよい、(ロ)すべりが格段によ
い、(ハ)安価で汎用性がある、(ニ)耐熱性がよい、
(ホ)耐久性がよく寿命が長い、(ヘ)安全衛生的で、
使用時に悪臭がでない。 シールテープに使用した場合: (イ)シール性がよい、(ロ)耐熱性がよい、(ハ)耐
久性がよい、(ニ)安全衛生的である。 電磁波シールド材に使用した場合: (イ)電磁波シールドと静電防止性がよい、(ロ)耐熱
性がよい、(ハ)耐久性がよい、(ニ)安価である、
(ホ)セット性がよい、(ヘ)安全衛生的である。 静電防止材に使用した場合: (イ)完全に防止できる、(ロ)耐熱性がよい、(ハ)
耐久性がよい、(ニ)安価である、(ホ)セット性がよ
い、(ヘ)安全衛生的である。 ガスケット材に使用した場合: (イ)シール性がよい、(ロ)耐熱性がよい、(ハ)応
力緩和率が小さい、(ニ)圧縮弾性が大きい、(ホ)耐
久性がよい、(ヘ)使用後の硬化が小さい、(ト)フラ
ンジに固着しないので、取り外しが容易である。
【0026】(2)前記編み糸の製作において、幅6mm
以上の可撓性黒鉛は単層でも、引張り強度の絶対値が大
きいので、繊維被覆工程に、切れたりすることなしに送
り込める。 (3)黒鉛シートは単層であるから、シートの長手方向
にづれは起こらず、繊維被覆により結節は生じない。し
たがって編み糸の密度の均一性が向上する。また編み糸
による編組体(または、ひねり加工の紐状体)のシール
性が向上する。 (4)黒鉛シートの両端を折り返したものを用いた場
合、その折り返し部分の積層作用により、黒鉛シート全
体の捩り強度が増大するので、シートの靱性が向上す
る。
【0027】(5)黒鉛シートが単層で硬直性が低いこ
と、および黒鉛シートが編み袋体の被覆後の延伸により
塑性変形し、その一部が繊維と一体化して編目の外に突
出して成る編み糸は、前述したように、それ自体の柔軟
性が高められているので、この編み糸を用いた編組体
(またはひねり加工の紐状体)は柔軟で、スタフィング
ボックス等の装填性が向上し、圧縮率も大きくなるの
で、軸なじみ性も良くなる。更に編組体(または、ひね
り加工の紐状体)の内部は黒鉛シートと繊維が良好に一
体化し、外部(表面部)は黒鉛シートがウロコ状に露出
しているために、使用時はウロコ状黒鉛シートの塑性変
形により空隙部分が良好に埋められるのでシール性が向
上し、かつ弁開閉時は、黒鉛の低摩擦係数によりパッキ
ン摩擦力が小さくなるので、スタフィングボックスの小
型化、アクチュエータの小型化が図れる。更に黒鉛シー
トのウロコ状化により、パッキン取出し工具の刺さりが
極めて良くなるので、使用後のパッキン取出し作業性が
大幅に良くなる。 (6)歩留りの良い可撓性黒鉛シート(6mm幅以上のシ
ート)を用い、単純な工程で作れるので、製品コストの
低減が図れる。 (7)可撓性黒鉛粒子、ゴムおよび黒鉛からなる押出し
成形物を前記編み糸で袋編み被覆して構成するグランド
パッキンにおいても、前記押出し成形物は通常の方法で
安価に、かつ容易に大量生産することが可能であり、汎
用性の大幅な向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すパッキン製作工程図で
あり、(a)は延伸前の編み糸の斜視図、(b)は延伸
後の編み糸の平面図、(c)は部分拡大平面図、(d)
はX−X線の断面図、(e)は編み糸を用いた編組パッ
キンの斜視図、(f)はその表面部の拡大図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す延伸前の編み糸の斜
視図である。
【図3】編み糸をひねり加工して成るパッキンの斜視図
である。
【図4】本発明の他の実施例を示す編組パッキンの斜視
図である。
【符号の説明】
A 編み糸 1 可撓性黒鉛テープ 2 編み袋体 1a 折り返し部 1b 黒鉛テープの塑性変形による突出部 3,4,6 パッキン

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幅6mm以上の可撓性黒鉛シート単層
    と、この黒鉛シートに被覆させた繊維材よりなる編み袋
    体とを共に長手方向に延伸することにより、前記編み袋
    体が長さ方向に伸び、幅方向に縮んで細く絞り込まれ、
    黒鉛シートが編み袋体の形状変化に追随して幅方向に
    るめこまれてカール状に塑性変形されるとともに、その
    幅方向両縁部が編み袋体の編目から鋸歯状に突出されて
    いることを特徴とするパッキン素材。
  2. 【請求項2】 幅6mm以上の可撓性黒鉛シート単層を
    繊維材で袋状に編み込み被覆して編み袋体を形成する工
    程と、前記黒鉛シートと細み袋体とを共に長手方向に延
    伸し、その延伸により前記編み袋体を長さ方向に伸び、
    幅方向に縮むように細く絞り込み、黒鉛シートを編み袋
    体の形状変化に追随して幅方向にまるめこまれるように
    カール状に塑性変形させるとともに、その幅方向両縁部
    を編み袋体の編目から鋸歯状に突出させる延伸工程とよ
    り成ることを特徴とするパッキン素材の製造法。
  3. 【請求項3】 幅6mm以上の可撓性黒鉛シート単層
    と、この黒鉛シートに被覆させた繊維材よりなる編み袋
    体とを共に長手方向に延伸することにより、前記編み袋
    体が長さ方向に伸び、幅方向に縮んで細く絞り込まれ、
    黒鉛シートが編み袋体の形状変化に追随して幅方向に
    るめこまれてカール状に塑性変形されるとともに、その
    幅方向両縁部が編み袋体の編目から鋸歯状に突出されて
    成るものが編み糸に用いられ、この編み糸複数本が中芯
    なしに、または中芯入りで紐状に編組またはひねり加工
    されていることを特徴とするパッキン。
  4. 【請求項4】 幅6mm以上の可撓性黒鉛シート単層を
    繊維材で袋状に編み込み被覆して編み袋体を形成する工
    程と、前記黒鉛シートと編み袋体とを共に長手方向に延
    伸し、その延伸により前記編み袋体を長さ方向に伸び、
    幅方向に縮むように細く絞り込み、黒鉛シートを編み袋
    体の形状変化に追随して幅方向にまるめこまれるように
    カール状に塑性変形させるとともに、その幅方向両縁部
    を編み袋体の編目から鋸歯状に突出させて編み糸とする
    延伸工程と、前記編み糸複数本を中芯なしに、または中
    芯入りで紐状に編組またはひねり加工する工程とより成
    ることを特徴とするパッキンの製造法。
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