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JP2536593B2 - フェノ―ル樹脂発泡体の製造方法 - Google Patents
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JP2536593B2 - フェノ―ル樹脂発泡体の製造方法 - Google Patents

フェノ―ル樹脂発泡体の製造方法

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JP2536593B2
JP2536593B2 JP12998788A JP12998788A JP2536593B2 JP 2536593 B2 JP2536593 B2 JP 2536593B2 JP 12998788 A JP12998788 A JP 12998788A JP 12998788 A JP12998788 A JP 12998788A JP 2536593 B2 JP2536593 B2 JP 2536593B2
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旨彦 加藤
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、建築構造物や温,冷水配管、浴槽タンク等
の断熱材、鉄道車輌等の断熱や気密性保持を目的とした
床下地材などとして好適に利用されるフェノール樹脂発
泡体の製造方法に関し、特に現場スプレー発泡施工に有
用なレゾール系フェノール樹脂発泡体の製造方法に関す
る。
従来の技術及び発明が解決しようとする課題 周知のように、レゾール系フェノール樹脂発泡体は、
液状のレゾール型フェノール樹脂に発泡剤、整泡剤及び
酸性硬化剤を加えて攪拌混合し、樹脂化反応の進行と同
時に発泡させることにより製造される。
しかしながら、一般にレゾール系フェノール樹脂発泡
体は、重縮合反応を利用して製造されるため、発泡硬化
に長時間を要するという問題点がある。更に、従来のレ
ゾール型フェノール樹脂発泡体は固くて脆いという性質
を有しており、得られる発泡体は合板、クラフト紙、石
膏ボード等の各種面材やコンクリート等の躯体などに対
する接着性が悪いという欠点を有している。
このため、レゾール系フェノール樹脂発泡体は、特
に、従来より硬質ウレタン樹脂発泡体を用いている現場
スプレー発泡施工において、硬質ウレタン樹脂発泡体の
代用として利用することは極めて困難であり、実用性に
劣るものであった。
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、短時間で発
泡硬化し、かつ各種面材やコンクリート躯体等との接着
性に優れた現場スプレー発泡施工可能なレゾール系フェ
ノール樹脂発泡体の製造方法を提供することを目的とす
る。
課題を解決するための手段及び作用 本発明者らは上記目的を達成するため鋭意検討を重ね
た結果、レゾール型フェノール樹脂、発泡剤、硬化剤を
配合してなる発泡体原料を用いてレゾール系フェノール
樹脂発泡体を製造するにあたり、レゾール型フェノール
樹脂として数平均分子量200未満の低分子量レゾール型
フェノール樹脂と数平均分子量200以上の高分子量レゾ
ール型フェノール樹脂とを重量比で5/95〜80/20、好ま
しくは10/90〜60/40の割合で混合して使用した場合、発
泡硬化時間が短く、かつ優れた接着性を有するレゾール
系フェノール樹脂発泡体を製造することができることを
見い出した。
即ち、本発明者らは、レゾール系フェノール樹脂発泡
体の原料として高分子量のレゾール型フェノール樹脂を
使用すると、得られる発泡体の接着性が大幅に向上する
ものの、活性メチロール基濃度が低下して発泡硬化時間
が極めて長くなるが、レゾール型フェノール樹脂として
数平均分子量が200未満の低分子量樹脂と数平均分子量
が200以上の高分子量樹脂とを組合せ、かつ両樹脂を上
記特定割合で混合して使用することにより、発泡体の接
着性に対して高分子量樹脂が比較的独立的因子となって
作用すると共に、低分子量樹脂が硬化助触媒的な効果を
発揮して、各種面材、コンクリート躯体等との接着性に
優れている上、短時間で発泡硬化し得、現場スプレー発
泡施工においても有効に利用できる実用性の高いレゾー
ル系フェノール樹脂発泡体を製造できることを知見し、
本発明をなすに至ったものである。
従って、本発明はレゾール型フェノール樹脂、発泡
剤、硬化剤を配合してなる発泡体原料を用いてレゾール
系フェノール樹脂発泡体を製造するにあたり、レゾール
型フェノール樹脂として数平均分子量200未満の低分子
量レゾール型フェノール樹脂と数平均分子量200以上の
高分子量レゾール型フェノール樹脂とを重量比で5/95〜
80/20の割合で混合して使用することを特徴とするレゾ
ール系フェノール樹脂発泡体の製造方法を提供する。
以下、本発明につき更に詳述する。
本発明のレゾール系フェノール樹脂発泡体の製造方法
では、レゾール型フェノール樹脂、発泡剤、硬化剤を配
合した発泡体原料を用いる。
この場合、レゾール型フェノール樹脂は、フェノー
ル,クレゾール等とホルムアルデヒド,フルフラール等
とをアルカリ性触媒の存在下で反応させることにより得
られるフェノールホルムアルデヒド樹脂,フェノールフ
ルフラール樹脂,クレゾールホルムアルデヒド樹脂,ク
レゾールフルフラール樹脂などのメチロール基に富んだ
液状のフェノール樹脂であり、本発明においては、フェ
ノール樹脂合成の分野及び目的に適したものであれば、
種々のレゾール型フェノール樹脂を用いることができ、
また、一種を単独で用いても、二種以上を組合せて用い
てもよい。
なお、各種レゾール型フェノール樹脂のうち、特にフ
ェノールホルムアルデヒド樹脂は、フェノールとホルム
アルデヒドとの反応速度が速く、合成時間短縮という経
済的有利性から多用されており、本発明においてもこの
フェノールホルムアルデヒド樹脂が好適に使用される。
また、レゾール型フェノール樹脂の粘度は、別に制限
されないが、2000〜20000センチポイズ程度が好適であ
る。
本発明においては、レゾール型フェノール樹脂として
低分子量のレゾール型フェノール樹脂と高分子量のレゾ
ール型フェノール樹脂とを組合せて使用するもので、低
分子量樹脂としては、その数平均分子量が200未満、好
ましくは150以上180以下のレゾール型フェノール樹脂を
使用し、高分子量樹脂としては、その数平均分子量が20
0以上、好ましくは250以上450以下のレゾール型フェノ
ール樹脂を使用する。本発明においては、レゾール型フ
ェノール樹脂として、それぞれの数平均分子量が上記範
囲の低分子量樹脂と高分子量樹脂とを組合せて使用する
ことにより、本発明の目的を達成し得るものであり、低
分子量樹脂のみを使用したり、高分子量樹脂のみを使用
した場合、発泡体の接着性が低下したり、発泡硬化時間
が長くなって、いずれも本発明の目的を達成することが
できない。
更に、上記低分子量樹脂と高分子量樹脂とは、重量比
で5/95〜80/20、好ましくは10/90〜60/40の割合で混合
する。両樹脂の混合比が5/95より小さいと、レゾール型
フェノール樹脂混合物の粘度が高くなり、取扱い難く、
かつ得られる発泡体の面材や躯体等との接着性は良好で
あるものの発泡硬化反応が遅くなり、また、混合比が80
/20を超えると、発泡硬化反応時間は短いものの接着性
が悪くなり、いずれの場合も発泡体の実用性が劣る。
次いで、発泡剤としては、通常フェノール樹脂発泡体
原料として用いられるものであれば特に制限はなく、例
えばクロロホルム、塩化メチレンなどの塩素化炭化水
素、トリクロロフルオロメタン、1,1,2−トリクロロ−
1,2,2−トリフルオロエタン、モノクロロジフルオロメ
タン、ジクロロジフルオロメタン、1,1−ジクロロ−1,
2,2,2−テトラフルオロエタン、1,2−ジクロロ−1,1,2,
2−テトラフルオロエタン、1,1,1−トリクロロ−2,2,2
−トリフルオロエタン、1,2−ジフルオロエタン、1,1,
2,2−テトラクロロ−1,2−ジフルオロエタン、1,1,1,2
−テトラクロロ−2,2−ジフルオロエタンなどの塩素弗
素置換炭化水素化合物などの一種又は二種以上を通常の
配合量で使用することができる。
また、硬化剤としては、フェノール樹脂重合に硬化剤
として一般的に用いられる鉱酸や有機酸が好適に使用し
得、具体的には硫酸,塩酸,リン酸等の鉱酸や、p−ト
リエンスルホン酸,キシレンスルホン酸,フェノールス
ルホン酸等の有機酸が例示される。なお、硬化剤の配合
量についても何ら限定はなく、通常の配合量とすること
ができる。
更に、本発明においては、発泡体原料として、整泡剤
を配合することが望ましく、整泡剤としては、例えばポ
リシロキサン系化合物,ヒマシ油エチレンオキサイド付
加物,ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸等が用いら
れる。
なおまた、発泡体原料として、上記整泡剤以外の任意
成分を本発明の目的を妨げない範囲で配合することは、
何ら差支えない。
上記発泡体原料からレゾール系フェノール樹脂発泡体
を製造する際は、通常のフェノール樹脂発泡体と同様の
方法を採用することができ、例えば高分子量と低分子量
の両レゾール型フェノール樹脂混合物と整泡剤とを混合
し、次いで発泡剤を添加、混合した後、硬化剤を加えて
室温で激しく攪拌するなどの方法で発泡体を得ることが
できる。
発明の効果 以上説明したように、本発明のレゾール系フェノール
樹脂発泡体の製造方法によれば、各種面材やコンクリー
ト躯体などとの接着性に優れている上、短時間で発泡硬
化し得るレゾール系フェノール樹脂発泡体を製造するこ
とができる。それ故、本発明の製造方法により得られる
レゾール系フェノール樹脂発泡体は、現場スプレー発泡
施工に利用することも可能であり、建築構造物や温、冷
水配管、浴槽タンク等の断熱材、鉄道車輌等の床下地材
などとして幅広く利用することのできる実用性の高いも
のである。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を具体的に説
明するが、本発明は下記実施例に制限されるものではな
い。
なお、以下の例において、部はいずれも重量部を示
す。
〔実施例1〜4,比較例1〜5〕 第1表に示す配合処方に従って、まず200ccの紙コッ
プに低分子量レゾール型フェノール樹脂と高分子量レゾ
ール型フェノール樹脂(以下、レゾール型フェノール樹
脂をレゾール樹脂と略す。)と整泡剤とを所定量加えて
よく混合し、更に所定量の発泡剤を添加混合した後、所
定量の硬化剤を加え、室温中でミキサーにより10秒間激
しく攪拌、混合した。次いで、この混合物をベニヤ板上
に注ぎ、室温にて反応、発泡させて発泡体(実施例1〜
4)を得た。
また、比較のため、レゾール樹脂として低分子量レゾ
ール樹脂を単独使用したもの(比較例1)、低分子量レ
ゾール樹脂2種の混合物を使用したもの(比較例2)、
高分子量レゾール樹脂を単独で使用したもの(比較例
3)、高分子量レゾール樹脂2種の混合物を使用したも
の(比較例4)及び低分子量レゾール樹脂と高分子量レ
ゾール樹脂とを重量比で90/10の割合で使用したもの
(比較例5)を上記実施例と同様の方法で作製し、発泡
体を得た。
なお、上記工程において、各混合物の攪拌開始時から
発泡による見かけの体積増加が止まるまでに要した時間
を測定し、この時間を各発泡体の発泡硬化時間とした。
更に、発泡体の接着性の評価は、ベニヤ板と発泡体との
界面に剥離が観察された場合を×、剥離が観察されない
場合を○とし、フォーム密度はJIS A−9514により測定
した。以上の結果を第1表に併記する。
第1表の結果より、レゾール樹脂として低分子量レゾ
ール樹脂のみを配合した発泡体(比較例1,2)及び低分
子量レゾール樹脂と高分子量レゾール樹脂との混合比が
本発明範囲外の発泡体(比較例5)は、ベニヤ板との接
着性に劣り、高分子量レゾール樹脂のみを配合した発泡
体(比較例3,4)は、発泡硬化するのに長時間を要する
が、本発明の製造方法で得られた発泡体(実施例1〜
4)は、いずれも接着性が良好で、かつ短時間に発泡硬
化することが確認された。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レゾール型フェノール樹脂、発泡剤、硬化
    剤を配合してなる発泡体原料を用いてレゾール系フェノ
    ール樹脂発泡体を製造するにあたり、レゾール型フェノ
    ール樹脂として数平均分子量200未満の低分子量レゾー
    ル型フェノール樹脂と数平均分子量200以上の高分子量
    レゾール型フェノール樹脂とを重量比で5/95〜80/20の
    割合で混合して使用することを特徴とするレゾール系フ
    ェノール樹脂発泡体の製造方法。
JP12998788A 1988-05-27 1988-05-27 フェノ―ル樹脂発泡体の製造方法 Expired - Lifetime JP2536593B2 (ja)

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US07/356,945 US5008297A (en) 1988-05-27 1989-05-25 Method for producing phenol resin foams and method of making foamed laminates
DE8989305409T DE68903428T2 (de) 1988-05-27 1989-05-30 Verfahren zur herstellung von phenolharzschaeumen und von walzschaeumen.
EP89305409A EP0344022B1 (en) 1988-05-27 1989-05-30 Methods for producing phenol resin foams and foamed laminates

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