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JP2545447B2 - 鉄系焼結部品のロ―付接合方法 - Google Patents
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JP2545447B2 - 鉄系焼結部品のロ―付接合方法 - Google Patents

鉄系焼結部品のロ―付接合方法

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JP2545447B2 JP63165737A JP16573788A JP2545447B2 JP 2545447 B2 JP2545447 B2 JP 2545447B2 JP 63165737 A JP63165737 A JP 63165737A JP 16573788 A JP16573788 A JP 16573788A JP 2545447 B2 JP2545447 B2 JP 2545447B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は鉄系焼結部品と鉄系焼結部品又は鉄系焼結部
品と鋼材をロー付接合することによって複雑形状部品を
製造し、又は異なる製法による部品を複合化するための
鉄系焼結部品のロー付接合方法に関するものである。
(従来の技術) 焼結部品と焼結部品を複合化する方法として銅溶浸に
よる接合、焼結時の寸法変化差を利用して接合する方法
が知られており、一方数年前から焼結部品のロー付接合
が実用化されはじめている。
このようなロー付接合で、従来鉄系焼結部品をロー付
接合することは、溶けたロー材が接合すべき面に浸透す
るよりも、本体の鉄系焼結部品の空孔内に毛細血管力で
浸透するため困難とされていた。
しかし、Cu−Ni−Mn系よりなるロー材を使用すると、
ロー材の融点(1920゜F)以上の温度に加熱することに
よりロー材は溶け、しかも鉄と反応すると融点が上昇す
るために焼結部品本体へのロー材の浸透量が抑制され、
良好なロー付接合が鉄系焼結部品に対しても実施出来る
ようになってきたということである。
第1図はその原理の説明図である。図面において、
(1)及び(2)は接合しようとする鉄系焼結合金、
(3)はCu−Ni−Mn系よりなるロー材、(4)は接合面
である。
第1図の状態において、ロー材(3)の融点以上の温
度に加熱すると、ロー材(3)が溶けて(b)の方向へ
流れ焼結部品(2)の空孔へ入っていこうとする。しか
し、焼結部品(2)の鉄と反応しロー材(3)の融点が
上昇するため或る程度の深さまで浸透した段階で凝固
し、それ以上(b)の方向には浸透しなくなり、(a)
の方向、即ち接合面(4)に拡がり、鉄系焼結部品
(1)と(2)のロー付接合が出来るということであ
る。
(解決しようとする課題) 焼結部品用のロー材として要求される性質は、焼結
部品本体への浸透は出来るだけ少なく、接合面でのロ
ー材の到達距離が長いことである。しかし、ロー材のこ
のような性質は、ロー付する炉の雰囲気、接合しようと
する焼結部品の材料組成、接合面の表面状態、接合部品
間のギャップ等によって変化する。
鉄系焼結部品用のロー材として使用されている上述の
Cu−Ni−Mn系材料は焼結部品本体への浸透深さ及び接合
面の到達距離を改善するために微量のSi、B等を含んで
いるが、第2図に示すように理想の要求とはほど遠いも
のである。
接合しようとする焼結部品個々において、上述の如き
要因によって変化するものであれば、しかもオールマイ
ティ的なロー材がないとすれば、何らかの方法でロー材
の流れ性を制御してやることが必要となってくる。
(課題を解決するための手段) 本発明は上述の課題を解決する鉄系焼結部品のロー付
接合方法を提供するもので、その特徴は鉄系焼結部品及
びロー材共に圧粉体を用い、ロー材はCu−Ni−Mn系の粉
末に、3〜15%の鉄粉、1〜10%の銅粉、1〜7%のSn
粉のうち少くとも1種類を添加した圧粉体を使用してロ
ー付状態に組立てた後、ロー材の融点以上の温度で加熱
してロー付と焼結を同時に行なうことにある。
単に接合面でのロー材の到達距離を長くする手段とし
て例えば特許第1201702号に示されるように接合面に溝
を設ける方法もあるが、これだけでは上述の変動要因に
対して不十分であり、変動要因に対してロー材そのもの
で何らかの対策をすることが重要である。
この方法としては、ロー材の原料そのものを変化さ
せる方法、ロー材原料そのものは固定しておいて、添
加元素を加えてロー材の性質を変化させる方法が考えら
れる。このうち、の方法は接合部品に応じて原料組成
を変えることが必要であり、ロー材の種類が多くなりす
ぎて実用的でない。従っての方法がベターであるが、
どのような添加元素を加えていけばよいのかを明確にす
る必要がある。
(添加元素の探索) どのような添加元素を加えればよいかを探索するため
次のような実験を行なった。
実験方法: P/M:Fe(成形密度6.8g/cm3) ロー材:ロー材組成+Fe、Sn、Cu混合 ロー材組成:Cu+40Ni+20Mn+2Si+1B 第3図(イ)のようにP/M上にロー材をセットし、同
図(ロ)のようにブタン変成ガス中で1130℃×20分加熱
焼結し、同図(ハ)のようにロー材の表面へのひろが
り、P/M本体への浸透について調査した。
結果:ロー材の特性を変化させうる元素として有効なF
e、Sn、Cuを見出した。
Feについては、第4図に示すように、添加量を15%以
上、例えば20%添加すると同図(ロ)のようにロー材が
P/M上面で丸まってしまって横方向にはひろがらない。
従って15%以下にする必要がある。又ロー材の圧粉体強
度は改善されない。
Cuは添加量を増加させればさせる程、第5図(ロ)の
ようにP/M本体への浸透は増大するが、ロー材の圧粉体
強度は著しく改善される。又SnはCuと同じような傾向を
示すが、圧粉体強度は改善されない。
これらの結果からCu−Ni−Mn系ロー材のみではP/M本
体への浸透量が多いが、Feを添加すると本体への浸透を
抑えることが出来るし、Cu、Snを添加するとP/M本体へ
の浸透量は多くなるものの、横方向へのひろがりも増大
することがわかり、ロー材の流れ性を制御する方法を見
出した。
又ロー材にFeを固溶させた合金粉末を用いるとロー材
の融点が上昇するので、一般の焼結温度では使用出来な
くなるので、Feは外部添加することが必要である。
(実施例) ロー材の本体への浸透深さを少なくすることが重要な
ので、Feの添加について実験を行なった。
実験1: Cu−Ni−Mn系ロー材に一般に粉末冶金用として使用さ
れているアトマイズ鉄粉を5%混合し、6ton/cm2の圧力
でロー材の圧粉体を作り実験を行なった。比較のために
鉄粉を入れないものについても同じ条件で作成した。
第6図(イ)は本実験における成形〜セットの状態図
で、本体P/MはA、Bとも同一材料で、Fe+2%Cu+0.8
%C、成形密度6.5g/cm3のものを用いた。これを:113
0℃×20分ブタン変成ガス、:1250℃×60分N2ガス中で
ロー付し、焼結した。(第6図ロ参照) その結果、焼結温度が高くなるとロー材はP/M本体へ
の浸透、接合面への到達距離も大きくなる。又鉄粉を混
合した方が、しないものよりP/M本体への浸透量が少な
いことが確認された。
実験2: 第7図は本実験に用いたサンプルの構造図で、同図
(イ)は上面図、同図(ロ)は縦断面図、同図(ハ)は
下面図である。
P/M本体はFe+2%Cu+0.8C、成形密度6.5g/cm3、ロ
ー材はCu−Ni−Mn系+5%Fe、成形圧力6ton/cm2で、図
のようなサンプル100ヶを製作し、1130℃×20分、ブタ
ン変成ガス中でロー付、焼結した。
結果は、40%の接合不良(スキマ)が発生した。
この要因究明のためロー材の圧粉体中のFeを定量分析
したところ、5%の配合にもかかわらず、3〜7%もば
らついていることが判明した。この発生理由は、ロー材
の粒度が#−40〜+200であるにもかかわらず、鉄粉が
#−100と細かいため、混合〜給粉までの工程中で偏析
したものと推定される。
実験3: ロー材として添加する鉄粉の粒度の粗い#−65の粉末
を使用し、実験2と同様のテストを行なったところ、10
0%良好な結果が得られた。
この実験を5回繰り返したところ、微小なスキマもな
い状態のものが80〜100%、局部的に微少なスキマのも
のも良好とすると100%という結果が得られた。
このように、ロー材の粒度と鉄粉の粒度を近づけるだ
けで、接合効果が大幅に改善されることが判明した。
実験4: ロー材と鉄粉を混合するとき、鉄粉が偏析しないよう
にすればよいわけで、ロー材にオレイン酸を加えて母混
合した後、細かい鉄粉を加えて混合したところ、実験3
と同様な良好な結果が得られた。
基材的にはロー材と鉄粉の偏析を防止すればよいわけ
であるから、ロー材と鉄粉を局部的に拡散結合してもよ
い。
実験5: ロー材としてCu−Ni−Mn系ロー材+5%Fe(粒度を粗
くした鉄粉)+2%Snを使用してロー付実験を行なった
ところ、Fe粉のみの場合よりも本体への浸透は若干大き
くなるものの接合面への浸透も大きくなり良好な接合結
果を得ることが出来た。
(発明の効果) 以上説明したように本発明の鉄系焼結部品の接合方法
によれば、ロー材としてCu−Ni−Mn系の粉末に鉄粉、銅
粉、Sn粉の少なくとも1種類以上を添加した圧粉体を用
いることにより、その流れ性が改善され、良好な接合部
品を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は鉄系焼結部品のロー付による原理の説明図であ
る。 第2図はロー材としてのCu−Ni−Mn系材料の本体への浸
透深さと、接合面での到達距離の関係特性図である。 第3図(イ)〜(ハ)はロー材組成への添加元素の探索
のための実験の説明図であり、第4図(イ)、(ロ)は
鉄粉添加、第5図(イ)、(ロ)は銅粉添加の場合の状
態図である。 第6図(イ)(ロ)は鉄粉添加の効果の実験の説明図で
ある。 第7図は同上実験のサンプルの構造図で、同図(イ)は
上面図、同図(ロ)は縦断面図、同図(ハ)は下面図で
ある。 1、2……鉄系焼結部品、3……ロー材、4……接合
面、

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄系焼結部品と鉄系焼結部品又は鉄系焼結
    部品と鋼材をロー付接合する方法において、鉄系焼結部
    品及びロー材共に圧粉体を用い、ロー材はCu+30〜50%
    Ni+15〜25%Mn+1〜5%Si+0.5〜2.0%Bよりなる合
    金粉末に3〜15%の鉄粉、1〜10%の銅粉、1〜7%の
    Sn粉のうち少なくとも1種類以上を添加した圧粉体を使
    用してロー付状態に組立てた後、ロー材の融点以上の温
    度で加熱してロー付と焼結を同時に行なうことを特徴と
    する鉄系焼結部品のロー付接合方法。
JP63165737A 1988-07-01 1988-07-01 鉄系焼結部品のロ―付接合方法 Expired - Lifetime JP2545447B2 (ja)

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