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JP2547970B2 - 恒温槽装置 - Google Patents
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JP2547970B2 - 恒温槽装置 - Google Patents

恒温槽装置

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JP2547970B2
JP2547970B2 JP6130229A JP13022994A JP2547970B2 JP 2547970 B2 JP2547970 B2 JP 2547970B2 JP 6130229 A JP6130229 A JP 6130229A JP 13022994 A JP13022994 A JP 13022994A JP 2547970 B2 JP2547970 B2 JP 2547970B2
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JP
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temperature
chamber
control means
chambers
tank
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晃 雉鼻
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Nippon Medical and Chemical Instruments Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、温度勾配を有する恒
温槽装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、温度勾配を有するこの種の恒温槽
装置1には、1側面が開閉自在であって、図4に示すよ
うに周囲側面2に熱絶縁性材を用いて密封された槽25を
形成し、槽内3の下方にファン6と、第1温度制御手段
を有する冷却器7とを設け、槽内部の両側に通風路11を
設けて槽内3を断熱プレート12で横断的に仕切り、他の
側面にも熱絶縁性材を用いて熱絶縁された複数のチャン
バー24が形成されるようにして、各チャンバー24の両側
面に通風路11に連通する入口開口13及び出口開口14を設
けるとともに、入口開口部に図示しない第2温度制御手
段を有するヒータ5と、吸引ファン15とを設け、第1温
度制御手段によって温度制御された冷却器7と、それに
付設されたファン6とによって各チャンバー24内にそれ
ぞれに設定された温度のなかから最低設定温度以下に冷
却した冷風を強制的に循環させるとともに各チャンバー
24は第2温度制御手段によってヒータ5が作動されて所
望の温度が補償されるように加熱され、吸引ファン15に
よって通風しながらそれぞれのチャンバー24が独立的に
それぞれの設定温度になるようにしたものが用いられて
いる。なお入口開口部に吸引ファン15を設ける代わりに
出口開口部に排気ファン、又はそれら両者を設けたもの
も用いられている。また前記のようなものに限らず、図
5に示すように、熱絶縁性材で各チャンバー24′を包囲
して密封し、これらのチャンバー24′にはそれぞれ第2
温度制御手段を具えて槽内部に複数個装着して熱絶縁さ
れた複数のチャンバー24′が形成されるようにして、こ
れらの熱絶縁されたチャンバー24′に冷却器7と連通す
る通風ダクト26,27を設けて冷却器7によって冷却され
た空気を流入循環させるとともに、第2温度制御手段に
よってヒータ5を作動させて加熱して各チャンバー24′
内の温度を独立的に所望のものにするものも用いられて
いる。
【0003】このようなものにあっては、恒温槽装置1
の有効内容積に対して全体の容積が大きくなって省スペ
ースができず、各チャンバー24,24′には強い循環風が
流通し、被試験物である植物、動物、微生物及び培養液
が除湿され、さらに被試験物が循環風によって相互汚染
を生じて試験に悪影響を与えるという問題がある。この
問題を解消する方策として、図6に示すように、周囲側
面2に熱絶縁性材を用いて密封された槽25を構成してそ
の槽内3に熱伝導性の良い複数の支柱部材16を設けてそ
れらの支柱部材16に複数の熱伝導性を有するプレート1
2′を支承して槽内3を横断的に仕切ってそれが槽内3
に装着された際、それぞれが密封状のチャンバー34を構
成するようにして、支柱部材16の上部にヒータ5と、支
柱部材16の下部に冷却器7とを設け、支柱部材16の上部
を加熱して下部を冷却し、支柱部材16の上部と下部との
温度差を用いて、支柱部材16の熱伝導によって各チャン
バー34間に無風状態で温度差を生じさせるものが用いら
れている。なお、図4〜6において、18は冷凍用コンプ
レッサーを示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のような恒温槽内
に熱伝導性の良い支柱部材を設けて槽内部を仕切って複
数層に分割してチャンバーを形成した恒温槽装置は各層
の温度を試験中にそれぞれ独立的に自由に制御すること
ができないという問題がある。
【0005】そこでこの発明の目的は、前記のような従
来の恒温槽装置がもつ問題を解消し、省スペースができ
て、恒温槽装置の槽内部に設けた各チャンバー内が除湿
されず、また生物相互汚染を生じて試験に悪影響を与え
ることがなくて、各チャンバーの温度を独立的に自由に
制御することができる恒温槽装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記のよう
な目的を達成するために、請求項1の発明は、周囲側面
に熱絶縁性材を用いて密封された槽を形成し、槽内の空
気を撹拌するファンと第1温度制御手段とが付設された
冷却器を具えた恒温槽装置において、前側面が熱絶縁性
材で構成され、他側面は熱伝導性材で構成されたチャン
バーを前記前側面を槽の1側面に位置させてその槽内部
に複数個装着し、これらのチャンバー相互間及び他の側
面間に間隙を形成して槽内にエアジャケットを形成し、
前記チャンバーはそれぞれ第2温度制御手段を有するこ
とを特徴とするものである。請求項2の発明は、請求項
1の発明において、各チャンバーの温度はそれぞれ所望
のものに設定でき、冷却器の温度は前記設定された最低
温度以下に設定され、前記各チャンバーの温度は前記冷
却器の温度との温度差が補償されるように第2温度制御
手段によってそれぞれ制御されるものである。請求項3
の発明は、請求項1の発明において、前側面の熱絶縁性
材が透明性を有する部材又は不透明性を有する部材から
なるものである。
【0007】
【作用】前記のようなこの発明において、請求項1の発
明は、前側面を熱絶縁性材で構成し、他側面は熱伝導性
材で構成したチャンバーを前記前側面を槽の1側面に位
置させてその槽内部に複数個装着し、これらのチャンバ
ー相互間及び他の側面間に間隙を形成して槽内にエアジ
ャケットを形成していて、このエアジャケットの温度を
冷却器によって必要最低温度に冷却して各チャンバーを
冷却するとともに、第2温度制御手段がそれぞれの各チ
ャンバーの所望の温度をエアジャケットとの温度差を維
持させて保持する。請求項2の発明は、冷却器の温度は
各チャンバーがそれぞれ所望のものに設定した温度のな
かで最低温度以下のものに設定され、各チャンバーの温
度は前記冷却器の温度との温度差が補償されるように第
2温度制御手段によってそれぞれ制御される。請求項3
の発明は、前側面が熱絶縁性材であり、チャンバー内の
保温性を保ちながら、透明性を有する部材を使用したも
のにあっては内部を観察でき、又は不透明性を有する部
材を使用したものにあっては明暗の環境を創出すること
ができる。
【0008】
【実施例】この発明の実施例において、前記従来と同様
な部分については同一の符号を引用して説明を省略し、
主として異なる部分について説明する。図1〜3に示す
この発明の第1実施例において、図3に示すチャンバー
4は前側面9が熱絶縁性材を用いて扉部として開閉又は
着脱自在に装着させ、他側面10には熱伝導性材を用いて
構成し、前側面9を恒温槽装置1の1側面に位置させて
チャンバー4を槽内部に多段又は多段多連に配設して複
数個装着し、このチャンバー4をチャンバー4相互間及
び恒温槽装置1の他の側面2間に図2に示すように冷風
が流通可能な間隙21を有するようにして槽内3にエアジ
ャケット20を形成するとともに複数のチャンバー4にそ
れぞれ図示しない第2温度制御手段を設けたものであ
る。そしてヒータ5はこの第2温度制御手段を有してお
り、チャンバー4の基底部に設けられている。ヒータ5
は基底部に限らず側面部に設けてもよい。またチャンバ
ー4内の温度を速やかに均一にするためにファン22を設
けてもよい。更に各チャンバー4内に図示しない光源を
設け、その光源をプログラム制御して明暗の環境、すな
わち日長時間の環境調節を自由なものにできるようにし
てもよい。
【0009】各チャンバー4の温度は第2温度制御手段
によってそれぞれ所望のものに設定でき、冷却器7の温
度は前記設定された必要最低温度以下になるように第2
温度制御手段の情報出力が入力された第1温度制御手段
によって設定され、各チャンバー4の温度は冷却器7の
温度との温度差が補償されるように第2温度制御手段に
よってそれぞれ制御される。この第2温度制御手段は前
面に設けられた操作パネル8に設置されていて、外部か
ら操作ノブ又はプログラムチャート等によって任意の温
度制御パターンを予め入力しておくことができる。
【0010】このようなものにあって、第2温度制御手
段は、設定された所望の温度の入力信号に対応してそれ
ぞれのヒータを発熱させ、冷却されたエアジャケット20
を最低限の冷却源として各チャンバー4内は熱伝導性材
の他側面10から熱伝導によりエアジャケット20の温度で
冷却されるとともにエアジャケット20の温度との温度差
が補償されるようにヒータ5で加熱され、自然環境に近
い状態で所望の恒温環境条件がつくりだされていて、各
チャンバー4内の温度はそれぞれのチャンバー4間で独
立的であって精密なものであり、かつ、乾燥した冷風の
強制循環が行われることがなくて各チャンバー4内が除
湿されず被試験体や培養液が乾燥することがなく、自然
の状態で試験研究を行うことができて、また各チャンバ
ー4は相互に隔絶されているので、それらの間に空気の
交流が行われず、植物、動物、微生物の相互汚染を生じ
ることがない。さらに各チャンバー4にはそれらを包囲
する分厚い断熱層がないのでスペースをそれだけ広くと
れて省スペースがはかれてローコストな恒温槽装置1と
することができる。
【0011】槽内部に複数個のチャンバー4を設置して
チャンバー4の温度をおおよそ5℃から50℃の範囲にし
たい場合、エアージャケット20の温度を0℃に保持し
て、それぞれのチャンバー4に所望の温度を設定するこ
とができて生物の発芽、長時間の培養、飼育などを比較
評価する研究成果も信頼度が高く、それらの試験研究を
同時に行うことができて試験研究のスピードアップを達
成することができる。
【0012】第2実施例は、図示しないがチャンバー4
の前側面9に熱絶縁性材を用い、この熱絶縁性材が透明
性を有する部材又は不透明性を有する部材からなるもの
である以外第1実施例と異なるところがない。このよう
なものにあって、熱絶縁性材がチャンバー4内の保温性
を保ちながら、透明性を有する部材を使用したものにあ
っては内部を観察でき、又は不透明性を有する部材を使
用したものにあっては外部からの光を遮蔽して光源を用
いて明暗の環境、すなわち日長時間の環境調節を自由な
ものとすることができる。
【0013】
【発明の効果】この発明は、前記のようであって、請求
項1の発明は、周囲側面に熱絶縁性材を用いて密封され
た槽を形成し、槽内の空気を撹拌するファンと第1温度
制御手段とが付設された冷却器を具えた恒温槽装置にお
いて、前側面が熱絶縁性材で構成され、他側面は熱伝導
性材で構成されたチャンバーを前記前側面を槽の1側面
に位置させてその槽内部に複数個装着し、これらのチャ
ンバー相互間及び他の側面間に間隙を形成して槽内にエ
アジャケットを形成し、前記チャンバーはそれぞれ第2
温度制御手段を有するので、装置の省スペースをはかる
ことができ、複数のチャンバー内が除湿されず、また生
物相互汚染を生じて試験に悪影響を与えることがなく
て、各チャンバーの温度を冷却器の温度との温度差にお
いて保持できて外乱の温度影響を受けることなく、それ
ぞれのチャンバーの温度を独立的、かつ同一条件下に保
持することができて発芽、培養、飼育などの試験研究が
同時にでき、研究のスピードアップをはかることがで
き、しかも研究成果の信頼度が高いという効果がある。
請求項2の発明は、各チャンバーの温度はそれぞれ所望
のものに設定でき、冷却器の温度は前記設定された最低
温度以下に設定され、前記各チャンバーの温度は前記冷
却器の温度との温度差が補償されるように第2温度制御
手段によってそれぞれ制御されるので、複数のチャンバ
ー内が除湿されず、また生物相互汚染を生じて試験に悪
影響を与えることがなくて、外乱の温度影響を受けるこ
となく各チャンバー内の温度を独立的に精密かつ自由に
保持できて自然に近い温度環境を自由に得ることができ
て発芽、培養、飼育などの試験研究が同時にでき、研究
のスピードアップをはかることができて研究成果も信頼
度が高いという効果がある。請求項3の発明は、前側面
の熱絶縁性材が透明性を有する部材又は不透明性を有す
る部材からなるので、それぞれのチャンバー内の保温性
を確保することができるとともに、透明性を有する部材
を使用したものにあっては内部を観察でき、又は不透明
性を有する部材を使用したものにあっては明暗の環境を
自由に創出することが容易にできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の概略斜視図である。
【図2】同上の概略縦側断面図である。
【図3】同上のチャンバーの概略透視斜視面図である。
【図4】従来の恒温槽装置の概略正断面図である。
【図5】同上の他の恒温槽装置の概略正断面図である。
【図6】同上の槽内に熱伝導性の良い支柱部材と、支柱
部材に支承された複数の断熱プレートとを設けた恒温槽
装置の概略正断面図である。
【符号の説明】
1 恒温槽装置 2 周囲側面 3 槽内 4,24,24′,34 チャンバー 5 ヒータ 6,15,22 ファン 7 冷却器 8 操作パネル 9 前側面 10 他側面 20 エアージャケット 21 間隙 25 槽

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲側面に熱絶縁性材を用いて密封され
    た槽を形成し、槽内の空気を撹拌するファンと第1温度
    制御手段とが付設された冷却器を具えた恒温槽装置にお
    いて、前側面が熱絶縁性材で構成され、他側面は熱伝導
    性材で構成されたチャンバーを前記前側面を槽の1側面
    に位置させてその槽内部に複数個装着し、これらのチャ
    ンバー相互間及び他の側面間に間隙を形成して槽内にエ
    アジャケットを形成し、前記チャンバーはそれぞれ第2
    温度制御手段を有することを特徴とする恒温槽装置。
  2. 【請求項2】 各チャンバーの温度はそれぞれ所望のも
    のに設定でき、冷却器の温度は前記設定された最低温度
    以下に設定され、前記各チャンバーの温度は前記冷却器
    の温度との温度差が補償されるように第2温度制御手段
    によってそれぞれ制御される請求項1の恒温槽装置。
  3. 【請求項3】 前側面の熱絶縁性材が透明性を有する部
    材又は不透明性を有する部材からなる請求項1の恒温槽
    装置。
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