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JP2548966B2 - 可動ヨーク型リフティングマグネット - Google Patents
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JP2548966B2 - 可動ヨーク型リフティングマグネット - Google Patents

可動ヨーク型リフティングマグネット

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JP2548966B2
JP2548966B2 JP63119161A JP11916188A JP2548966B2 JP 2548966 B2 JP2548966 B2 JP 2548966B2 JP 63119161 A JP63119161 A JP 63119161A JP 11916188 A JP11916188 A JP 11916188A JP 2548966 B2 JP2548966 B2 JP 2548966B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電磁力により板状ワークを吊上げる可動ヨ
ーク型リフティングマグネットに関し、とくにワークを
一枚ずつ確実に吊上げることが可能なリフティングマグ
ネットに関する。
〔従来の技術〕 電磁力により板状のワークを吊上げ搬送するリフティ
ングマグネットは、実開昭51−126570号公報において知
られている。このリフティングマグネットは、工業用ロ
ボットのマグネットハンドとして用いられており、ロボ
ットのアーム先端に固定したホルダーが設けられてい
る。ホルダーには、傾動自在に取付けられた磁性板が設
けられており、磁性板の下端に多数列設された吸着片が
上下動自在に保持されている。
このようなリフティングマグネットにおいては、ワー
クに接する多数の吸着片が上下動自在となっているの
で、たとえば円筒状の多数のワークの場合でも、ワーク
の転動を防止しつつ多数のワークを同時に吸着すること
ができる。
第10図は、本出願人が従来使用していた可動ヨーク型
リフティングマグネットを示している。図中、1は主鉄
心を示し、主鉄心1の外周にはコイル2が巻かれてい
る。主鉄心1の両端面側には、上下方向に延び主鉄心1
に対して移動可能な可動ヨーク3,3′が位置している。
可動ヨーク3,3′の直下には、このリフティングマグネ
ットによって吸着されるワーク4、5が位置している。
可動ヨーク3と可動ヨーク3′の間の距離Lは、主鉄心
1の幅と同じに設定されており、ワーク4の板厚Tに対
して極めて大となっている。
このような可動ヨーク型リフティングマグネットにお
いては、主鉄心1に巻かれたコイル2により発生した磁
束φは、主鉄心1、可動ヨーク3、ワーク4、可動ヨー
ク3′、主鉄心1の順序で通過する。この磁束φによる
吸着力は、可動ヨーク3、3′と主鉄心1との当接面
7、7′と、可動ヨーク3、3′とワーク4との当接面
6、6′に発生し、可動ヨーク3、3′と主鉄心1との
吸着力によって生じた摩擦力により、可動ヨーク3、
3′およびワーク4の重量が支えられる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、自動車の製造工場等におけるプレス加工ラ
インにおいては、薄板鋼板(板状ワーク)を自動的に1
枚ずつ確実に取り出し、プレス機械に供給することが要
求される。しかしながら、上述した実開昭51−126570号
公報や第10図に示すリフティングマグネットでは、ワー
クの吸着を確実にするため吸着力を大きくすると、ワー
クが複数枚積み重ねられた状態ではワークを同時に2枚
吸着してしまうという問題が生じる。そのため、プレス
機械等では加工能力に対して供給されるワークの板厚が
著しく増大し、プレス機械を破損させるおそれがある。
一般に可動ヨーク型リフティングマグネットの可動ヨ
ークのワーク吸着部(磁極)の間隔は第10図および第11
図に示すように、主鉄心1の軸方向寸法と同一となって
いるので、両可動ヨーク3、3′のワーク吸着部の間隔
Lはワーク4の板厚Tに比べて20倍以上となり、これに
よってワーク4、5を2枚同時に吸着してしまうという
問題が生じる。これは、第11図に示すように、可動ヨー
ク3を通ってきた磁束φが当接面6、6′間を通る際、
上側のワーク4を通る磁束φ′はその長い距離Lを下側
ワーク5と接して通過するので、磁束φ′の一部分(磁
束φ″)は下側ワーク5に容易に入り込み、両ワーク
4、5間に吸引力が発生するためである。この吸引力が
大きいと、上述のようにワーク4の搬送時に下側のワー
ク5が同時に吊上げられワークの2枚吸着が発生する。
本発明は、上下のワーク間に生じる吸引力を著しく減
少させ、ワークを1枚ずつ確実に吊上げることのできる
可動ヨーク型リフティングマグネットを提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この目的に沿う本発明に係る可動ヨーク型リフティン
グマグネットは、外周にコイルが設けられる主鉄心に吸
着されるように対向して配置され吸着するワークの形状
に応じて上下方向に移動可能な複数の可動ヨークを備え
た可動ヨーク型リフティングマグネットにおいて、対向
する前記可動ヨークのワーク吸着部の間隔を、前記ワー
クの板厚のほぼ2倍以下に設定したものから成る。
〔作用〕
このように構成された可動ヨーク型リフティングマグ
ネットにおいては、対向する可動ヨークのワーク吸着部
(磁極)の間隔を吸着するワークの板厚のほぼ2倍以下
に設定すると、磁束が急激に下側のワークに入りにくく
なり、上下のワーク間に生じる吸引力は従来構造に比べ
て著しく減少される。これは、磁束が磁性体の中を通過
する時は、その磁路の断面を平均的に分布して通るので
はなく、できるだけ近道をして通るように分布するた
め、可動ヨークの磁極が接近して配置されている状態で
は、磁束は上側のワークを集中して通過するようになる
からである。
したがって、上下のワーク間に生じる吸引力によって
上下のワークが2枚同時に可動ヨークに吸着されること
はなくなり、ワークを確実に1枚ずつ吊上げることが可
能となる。
〔実施例〕
以下に、本発明に係る可動ヨーク型リフティングマグ
ネットの望ましい実施例を、図面を参照して説明する。
第1実施例 第1図ないし第5図は、本発明の第1実施例を示して
いる。第1図および第2図において、11は可動ヨーク型
リフティングマグネットを示しており、このリフティン
グマグネット11は、図示されない搬送機に連結されてい
る。リフティングマグネット11は、主鉄心12、可動ヨー
ク13、13′、コイル14から構成されている。主鉄心12
は、水平方向に延びる軟磁性体から構成されており、主
鉄心12の外周面にはコイル14が巻かれている。可動ヨー
ク13、13′は、主鉄心12の両端面に位置しており、主鉄
心12に接触しながら摺動できるようになっている。可動
ヨーク13、13′は、上下方向に延びる軟磁性体から構成
されており、各可動ヨーク13、13′の下部は、一旦リフ
ティングマグネット11の中心方向に向って延び、さらに
そこから下方に向かって延びている。この下方に突出す
る部分が上側のワーク15と当接するワーク吸着部(磁
極)13a、13′aとなっている。
コイル14には、リード線20が接続されており、直流電
源17からスイッチ18を介してコイル14に所定の電圧が印
加されるようになっている。直流電源17は完全な直流で
なくてもよく、交流を全波整流したような脈動電圧でも
差支えない。
ワーク15は軟磁性材からなる薄板鋼板であり、ワーク
15の下側には、油膜、異物などによって生じる隙間19を
介してワーク15と同一材料からなるワーク16が位置して
いる。可動ヨーク13、13′のワーク吸着部13a、13′a
の横断面積は先端にいくにしたがって小さくなってい
る。すなわち、各ワーク吸着部13a、13a′の外側面は傾
斜面となっており、各ワーク吸着部13a、13bの先端の幅
寸法Dは、ワーク15の板厚T1の1.5倍程度となってい
る。各ワーク吸着部13a、13a′の内側面13b、13b′は垂
直面であり、この内側面13bと内側面13b′との間隔L
1は、吸着されるワーク15の板厚T1の2倍近傍に設定さ
れている。
つぎに、第1実施例における作用について説明する。
まず、コイル14に所定の直流電圧が印加されると、コ
イル14に電流が流れ、磁束φが発生する。この磁束φ
は、主鉄心12、可動ヨーク13、上側のワーク15、可動
ヨーク13′、主鉄心12の順序で通過することになる。磁
束φの通過によって当接面26、26′には吸着力が発生
し可動ヨーク13、13′とワーク15とが吸着する。同様
に、当接面27、27′にも、吸着力が発生し、可動ヨーク
13、13′と主鉄心12とが吸着する。この場合、可動ヨー
ク13、13′とワーク15の重量を支えるだけの吸着力が当
接面27、27′に生じれば、リフティングマグネット11は
ワーク15を吊り上げることが可能となる。
第3図は、第1図における可動ヨーク近傍の磁束の通
過経路を模式的に示したものである。図に示すように、
磁束φは、磁性体の中を通る場合は、その断面を等分
布で通るのではなく、磁気抵抗の小さい最短となる磁路
を通るように分布する。この場合、可動ヨーク13、13′
のワーク吸着部13a、13a′の間隔L1は、ワーク15の板厚
T1のほぼ2倍以下に設定されているので、磁束φは磁
気抵抗が小さくなるワーク15側のみを通過することにな
る。すなわち、ワーク吸着部13a、13a′の間隔L1をワー
ク15の板厚に近い値に設定することにより、上側のワー
ク15を通過する磁束φは下側のワーク16にほとんど入
らず、また入った場合でも深く入ることなく通過してし
まう。
第4図は、ワーク吸着部13a、13a′の間隔を変化させ
た場合の可動ヨーク近傍の磁束の通過経路の変化を模式
的に示したものであり、第5図は、可動ヨークのワーク
吸着部の間隔とワーク間の吸引力との関係を示した特性
を示している。第4図において、φ′はワーク吸着部13
a、13a′の間隔L1を従来装置と同程度に設定した場合の
磁束の通過状態を示しており、φ′は本発明における
磁束の通過状態を示している。第5図に示すように、ワ
ーク吸着部の間隔L1をワーク15の板厚T1の20倍に設定し
た場合には、コイル14によって発生する磁界の強さが10
00ATの時、ワーク間の吸引力は3kgf近くなり、ワーク吸
着部の間隔L1とワーク15の板厚Tの比L1/T1を徐々に小
さくしていくと、ワーク間の吸引力は間隔L1と板厚T1
の比L1/T1が2付近で急激に減少することが分る。この
間隔L1と板厚T1との比がL1/T1=2となる条件では、ワ
ーク間に生じる吸引力は1.8kgfとなり、従来型の約60%
に減少する。このように、可動ヨーク13、13′のワーク
吸着部13a、13a′の間隔L1をワーク15の板厚T1のほぼ2
倍以下に設定することにより、ワーク間に生じる吸引力
を大幅に減少させることができ、ワーク15とワーク16と
が同時に2枚吸着されることは防止される。
第2実施例 第6図は、本発明の第2実施例を示している。第2実
施例が第1実施例と異なるところは補助鉄心の有無であ
り、その他の部分は第1実施例に準じるので準じる部分
に第1実施例と同一の符号を付すことにより準じる部分
の説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。後
述する他の実施例も同様とする。
第6図において、24は補助鉄心を示している。補助鉄
心24は、水平方向に延びる軟磁性体から構成されてい
る。補助鉄心24は、主鉄心12の上方に位置しており、そ
の両端には可動ヨーク13、13′が位置している。本実施
例では、可動ヨーク13、13′は、主鉄心12および補助鉄
心24に接触しながら摺動できるようになっている。
このように構成さた第2実施例においては、リフティ
ングマグネットが搬送機によって複数枚積重ねられたワ
ークの直上に移動され、可動ヨーク13、13′が自重によ
り降下しワーク15に当接される。ここで、コイル14を励
磁すると、磁束φおよび磁束φが発生する。磁束φ
は、主鉄心12、可動ヨーク13、ワーク15、可動ヨーク
13′、主鉄心12の順序で通過し、当接面26、26′でワー
ク15を吸着する。磁束φは、主鉄心12、可動ヨーク1
3、補助鉄心24、可動ヨーク13、主鉄心12の順序で通過
し、当接面28、28′に大きな吸着力を発生させる。した
がって、主鉄心12の当接面27、27′には磁束φ、φ
の合成磁束が通ることになり、同様に大きな吸着力が発
生する。
本実施例の場合も、可動ヨーク13、13′のワーク吸着
部13a、13a′間の間隔L1は、ワーク15の板厚T1の1〜2
倍の関係にあり、磁束φ′のほとんどは上側のワーク
15を通過し、ワーク間に生じる吸引力は小さくなってい
る。この場合も、ワーク吸着部13a、13a′の間隔L1とワ
ーク間に生じる吸引力との関係は、第5図に示すように
第1実施例と同じである。
ワーク15の吸着が確認されると、図示されない搬送機
の腕が上昇し、当接面27、27′に生じる吸着力による摩
擦によって可動ヨーク13、13′は確実に保持され、ワー
ク15は吊上げられる。この時、下側のワーク16を同時に
吊上げるようなワーク間の吸引力は極めて小さい。
リフティングマグネットの移動時には、加速度によっ
てワーク15は当接面26、26′に大きな力を与え、可動ヨ
ーク13、13′は曲げモーメントを受ける。この場合、加
速度の方向によって可動ヨーク13、13′の先端が開く方
向の力であったり、閉じる方向の力であったりする。い
ずれにしても、この力は可動ヨーク13、13′を主鉄心12
又は補助鉄心24から離そうとするが、可動ヨーク13、1
3′は主鉄心12および補助鉄心24に確実に吸着され支え
られているので、曲げモーメントを受けても可動ヨーク
13、13′が各鉄心から離脱する心配はない。
第3実施例 第7図は本発明の第3実施例を示している。本実施例
は第2実施例の変形例であり、ワーク吸着部の構造を改
良したものである。つまり、第7図に示すように、ワー
ク吸着部(磁極)の間隔L1はできるだけ小さいほうが良
いが、これによって可動ヨーク同士が吸引、吸着しては
いけないので、ワーク吸着部13a、13a′の内側面に非磁
性体からなる板状のスペーサ25、25′が取付けられてい
る。このスペーサ25、25′は溶接またはロウ付け等によ
ってワーク吸着部13a、13a′に接合されている。スペー
サ25、25′が取付けられるワーク吸着部13a、13a′の内
側面は、傾斜面に形成されている。つまり、ワーク吸着
部13a、13a′の間隔L1は、上方にいくにしたがって大と
なるようになっている。この内側面を傾斜面(勾配)と
したのは、一方の可動ヨークが上下に滑動する時に、他
方の可動ヨークの段部に乗り上げないようにするためで
ある。
このように構成された第3実施例においては、ワーク
吸着部13a、13a′の内側面を傾斜面とすることにより、
ワーク吸着部13a、13a′(磁極)の間の平均距離が長く
なり、磁束φの一部が一方の磁極から他方の磁極へ直
接パイパスするのを低減することができ、ワーク15の吸
引能力を高めることができる。ワーク15に当接するワー
ク吸着部13a、13a′の下端面の幅寸法Dも、できるだけ
小さいほうがワーク間に生じる吸引力を小さくする効果
があるが(限界はD≧T)、あまり小さくし過ぎると、
可動ヨーク13a、13a′の下端面の耐久性が悪くなる。し
かし、この場合、各スペーサ25、25′の下端面を可動ヨ
ーク13a、13a′の下端面と同一面にしておけば、可動ヨ
ーク13a、13a′の下端面に作用する面圧を小さくするこ
とができ、耐久性の悪化を防止することができる。
第4実施例 第8図は、本発明の第4実施例を示している。本実施
例が第1実施例と異なるところは主鉄心および可動ヨー
クの形状である。主鉄心32は、軸方向における上面の長
さと下面の長さとが異なっており、下面よりも上面の長
さが短くなっている。そのため、主鉄心32の両端面は傾
斜面となっている。可動ヨーク33、33′は、下端のワー
ク吸着部33a、33a′の形状が第1実施例および第2実施
例と同一であり、主鉄心32に吸着される上部が主鉄心32
の傾斜面に形成された両端面と平行になるように形成さ
れている。すなわち、可動ヨーク33、33′は、主鉄心32
を挟んで八の字状に配置されている。
このように構成された第3実施例においては、可動ヨ
ーク33、33′が吸着される主鉄心32の両端面が傾斜面に
形成されているので、ワーク15の重量が当接面34、34′
に有効に作用して磁束φによる吸着力を助けることに
なる。そのため、たとえば可動ヨーク33、33′の先端が
曲げモーメントを受けて開こう(または閉じよう)とし
ても、それを抑える能力が高められ、可動ヨーク33、3
3′の保持力をさらに向上させることができる。
第5実施例 第9図は、本発明の第5実施例を示している。図中、
42、42′は主鉄心を示しており、各主鉄心42、42′は互
いに対向する位置に配置されている。各主鉄心42、42
は、C型の鉄心部40を介して一体に形成されており、こ
の各主鉄心42、42′の外周にはコイル14、14′が位置し
ている。各主鉄心42、42′の上方には、補助鉄心44、4
4′が位置している。補助鉄心44、44′は、C型の鉄心
部40から各主鉄心42、42′に沿って内方に延びている。
一方の主鉄心42と補助鉄心44の端面には可動ヨーク43が
位置している。
可動ヨーク43は、上下方向に一直線状に延びる軟磁性
体からなる棒状部材であり、全長にわたって同一断面と
なっている。この可動ヨーク43は、主鉄心42および補助
鉄心44に接触しながら摺動可能となっている。他方の主
鉄心42′と補助鉄心44′の端面には可動ヨーク43′が位
置している。この可動ヨーク43′の構成および配置位置
は上述の可動ヨーク43に準じる。主鉄心42、42′の外周
に位置するコイル14、14′は図示されない電源に接続さ
れており、このコイル14、14′による磁束φ、φ
φは、第9図に示すように同一方向に発生するように
なっている。
つぎに、作用について説明する。本実施例は、基本的
には第2実施例と同じであるが、主鉄心42、42′が可動
ヨーク43、43′の外側に配置されるため、ワーク吸着部
材(磁極)43a、43a′の間隔L1が狭く設定されるにもか
かわらず、可動ヨーク43、43′の形状を直線状にするこ
とができる。したがって、ワーク15の搬送時の加速度に
よる曲げモーメントを受けることがほとんどなく、単に
ズレ方向の力だけを考慮すれば良いことになる。さら
に、補助鉄心44、44′を通過する磁束φ、φと鉄心
部40を通過する磁束φの作用により当接面45、45′の
吸着力が増大し、可動ヨーク43、43′の保持力を大きく
できるので、上記の作用とあいまって極めて安定したワ
ーク15の吊上げ搬送が可能となる。
なお、この場合も、可動ヨーク43、43′のワーク吸着
部43a、43a′の間隔は第1実施例の条件と同じであり、
ワーク間に生じる吸引力も極めて小さい。
〔発明の効果〕
本発明に係る可動ヨーク型リフティングマグネットに
よれば、対向する可動ヨークのワーク吸着部の間隔を、
吸着するワークの板厚のほぼ2倍以下に設定するように
したので、一方の可動ヨークから他方の可動ヨークに向
う磁束のほとんどを可動ヨークに当接するのみワークを
介して通過させることが可能となる。その結果、ワーク
が複数枚積み重ねられている場合でも、可動ヨークに吸
着されるワークとこのワークの下側に位置するワークと
の間に生じる吸引力を著しく減少させることができる。
したがって、複数枚積み重ねられたワークを自動的に
1枚ずつ確実に吊上げることができ、たとえばプレス機
械のようにワークを2枚吸着した場合の弊害を防止する
ことができる。これによって、板金加工の自動化ライン
のトラブル発生を大幅に減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例に係る可動ヨーク型リフテ
ィングマグネットの正面図、 第2図は第1図の側面図、 第3図は第1図の装置における可動ヨーク近傍の磁束の
通過系路を示した模式図、 第4図はワーク吸着部の間隔を変化させた場合の磁束の
通過経路の変化状態を示した模式図、 第5図は可動ヨークのワーク吸着部の間隔とワーク間に
生じる吸引力との関係を示した特性図、 第6図は本発明の第2実施例に係る可動ヨーク型リフテ
ィングマグネットの正面図、 第7図は本発明の第3実施例に係る可動ヨーク型リフテ
ィングマグネットの正面図、 第8図は本発明の第4実施例に係る可動ヨーク型リフテ
ィングマグネットの正面図、 第9図は本発明の第5実施例に係る可動ヨーク型リフテ
ィングマグネットの正面図、 第10図は従来の可動ヨーク型リフティングマグネットの
一例を示す正面図、 第11図は第10図の装置における可動ヨーク近傍の磁束の
通過経路を示した模式図、 である。 12、32、42、42′……主鉄心 13、13′、33、33′、43、43′……可動ヨーク 13a、13a′、33a、33b′、43a、43a′……ワーク吸着部
(磁極) 14、14′……コイル 15、16……ワーク 24、44、44′……補助鉄心 L1……ワーク吸着部の間隔 T1……ワークの板厚
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南澤 光徳 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 丹羽 英夫 愛知県名古屋市瑞穂区牛巻町6番10号 三明電機株式会社内 (56)参考文献 特公 昭57−20232(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周にコイルが設けられる主鉄心に吸着さ
    れるように対向して配置され吸着するワークの形状に応
    じて上下方向に移動可能な複数の可動ヨークを備えた可
    動ヨーク型リフティングマグネットにおいて、対向する
    前記可動ヨークのワーク吸着部の間隔を、前記ワークの
    板厚のほぼ2倍以下に設定したことを特徴とする可動ヨ
    ーク型リフティングマグネット。
JP63119161A 1988-05-18 1988-05-18 可動ヨーク型リフティングマグネット Expired - Lifetime JP2548966B2 (ja)

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JPS5720232A (en) * 1980-07-12 1982-02-02 Shigetarou Fujikawa Toaster

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