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JP2551649B2 - ホースと継手金具の結合方法 - Google Patents
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JP2551649B2 - ホースと継手金具の結合方法 - Google Patents

ホースと継手金具の結合方法

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JP2551649B2
JP2551649B2 JP1054732A JP5473289A JP2551649B2 JP 2551649 B2 JP2551649 B2 JP 2551649B2 JP 1054732 A JP1054732 A JP 1054732A JP 5473289 A JP5473289 A JP 5473289A JP 2551649 B2 JP2551649 B2 JP 2551649B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、フレオンガスのような冷媒輸送用またはガ
ソリン、軽油などの燃料輸送用として、漏れのない実用
性能を有するホースと継手金具の結合方法に関する。
<従来の技術> カー・クーラー等振動する物体に取り付けるクーラー
の冷媒として、一般的にはフレオンガス、特にジクロロ
ジフルオロメタン(以下、CFC12という。)が使われて
きた。しかし、CFC12がオゾン層を破壊し、そのために
皮膚ガンが誘発されることが明らかとなり、CFC12の使
用が制限される方向となってきた。そこで、オゾン層破
壊力の小さいトリフルオロモノフルオロエタン(以下、
HFC134aという。)が代替品候補のひとつとして考えら
れている。
この冷媒の安全性の確認が急がれる一方で、そのガス
を輸送する方法についてもより安全で、又メインテナン
スフリー化をする必要性が増大している。
冷媒輸送用または燃料輸送用等に使用されるホースと
しては、ホースの内管を、耐油性があり、かつ冷媒や燃
料の透過性の低いゴムとして、例えば、NBRやCSM等が用
いられてきたが更に近時、耐透過性向上の為に、ホース
内管最内層にナイロン樹脂等の熱可塑性樹脂/内管外層
にNBR、CSM、IIR等のゴムを配したゴム/樹脂内管複層
構造ホースが提案されている。
<発明が解決しようとする課題> 第1図に、本発明に使用される代表的なゴム/樹脂複
合ホースの断面斜視図を、そして第2図に、ホースと継
手金具のニップルとの結合状態の一例を示す。
ホース10は、外面ゴム層40、補強層30、内面ゴム層20
bおよび最内樹脂層20a等を有する多層構造よりなってい
る。
また継手金具50は、前記ホース内部とニップル50bで
結合し、ホース外部からソケット50aで圧縮し、ホース1
0と継手金具間をかしめるようになっている。
前述のホースは特に、最内層に薄層樹脂層20aを設け
ることで、フレオン等のガス透過量を非常に少なくする
作用を持たせている。しかし、この薄層樹脂は、常用温
度以上の高温(140〜160℃)で長時間使用すると、継手
金具のニップル部の応力を受けてへたり、再び常用温度
に戻っても使用圧力(15〜30kgf/cm2)以下でも、漏れ
が発生してしまうという欠点があった。
従来のホースをある一定温度下に一定時間置き老化さ
せた後、ホース内に圧力をかけ、漏れが生じるか否かを
調べ(気密試験)、その結果を第1表に示す。
この結果より、不測の事態により、高温下に長時間ホ
ースが放置されたりすると、わずかな内圧しかかかって
いなくとも、ホース内のガスは漏れ、安全性、メンテナ
ンスフリー等の面で十分でないことがわかる。
この漏れを防止する技術とし、継手金具の形状を、台
形溝、鋸歯形状及び竹ノコ形状ニップル、そしてソケッ
トの加締形状をウェーブ締、あるいはフラット締等とす
る方法があるが、いずれの形状においても、安定した性
能は得られていない。
また、oリング、スリーブ等のパッキング類を用いる
方法も考えられているが、ホースにニップルを挿入する
時に動いてしまう等の欠点があり、実用的でない。
接着剤を塗布する方法等もあるが、塩化ゴム系セメン
ト等ではホース最内層の樹脂が劣化してクラックが発生
し、漏れ防止効果が損われるといった恐れがある。
この様にこれまでの漏れ防止技術ではいずれの場合も
信用性、加工の容易性、コストの面で難点があり、実用
化に至っていない。
本発明は、上記事実に鑑み、また産業上の要請に応え
てなされたものであり、少なくとも最内層に熱可塑性樹
脂を有するホースにおいて、CFC12、HFC134a等の冷媒や
ガソリン等の燃料の漏れを発生することなく、信用性の
高い、ホースと継手金具の結合方法を提供することを目
的とする。
<課題を解決するための手段> すなわち、本発明は、少なくとも最内層に熱可塑性樹
脂層を有するホースとその継手金具との結合方法におい
て、最内層の熱可塑性樹脂層と継手金具のニップルとの
結合部に、クロロスルホン化ポリエチレン(CSM)、塩
素化ブチル系ゴム(Cl−IIR)および臭素化ブチル系ゴ
ム(Br−IIR)からなる群から選ばれる少なくとも1つ
の未加硫ゴム、その加硫剤、有機溶剤を含有し、ムーニ
ー粘度計による125℃の最低粘度が45〜120である未加硫
ゴム組成物を介して結合することを特徴とするホースと
継手金具の結合方法を提供するものである。
また、前記未加硫ゴム組成物を、ホースとニップルの
結合部の面積に対し、ニップルの先端から15%の面積部
分を除く部分に、ホースとニップルの結合部の面積に対
し、15〜85%の面積を被覆するように介在させるのが好
ましい。
そして、熱可塑性樹脂層が、ポリアミド系樹脂であ
り、ホースが、さらに外層に塩素化ブチル系ゴム層を有
し、フレオンガス低透過性であって、冷媒輸送に用いる
ものであるのが好ましい。また、これらのゴムは単独
で、場合によっては本発明の主旨が損なわれない範囲で
他のゴムと併用して使用される。
また介在させる未加硫ゴム組成物は、前記未加硫ゴム
組成物を含むセメントである。
以下に、本発明について詳細に説明する。
本発明の結合方法は、第2図に示すように少なくとも
最内層20aに熱可塑性樹脂層を有するホース10と、その
継手金具50のニップル50bとの間に、未加硫ゴム組成物6
0を介在させて結合する。
未加硫ゴム組成物の成分は、最内層およびニップルと
のホース結合部に必要とされる特性上のバランスおよび
未加硫ゴム組成物そのものの耐油性、水分不透過性、ガ
ス不透過性等の漏れ防止性能を考慮すると、クロロスル
ホン化ポリエチレン(CSM)、塩素化ブチルゴム(Cl−I
IR)または臭素化ブチルゴム(Br−IIR)のゴム組成物
である。
なお、ゴム組成物には、ゴムの他に加硫剤、溶剤を含
有する。さらに、充填剤、補強剤、可塑剤、滑剤、老化
防止剤等が通常配合されており、また、加硫促進剤、軟
化剤、粘着付与剤、老化防止剤、しゃく解剤、分散剤、
加工助剤等が配合されていてもよいが、ムーニー粘度計
による125℃の最低粘度が45〜120である必要がある。
以下にさらに具体的に例示するが、本発明に用いる未
加硫ゴム組成物は、これらに限定されるものではない。
加硫剤としては、ゴムの種類によって異なるが、例え
ば、CSM(クロロスルホン化ポリエチレン)の場合に
は、金属酸化物、金属過酸化物や有機酸を加硫剤として
用いる。
具体的には、酸化マグネシウム、酸化鉛、三塩基性マ
レイン酸鉛等の金属酸化物、有機過酸化物、水添ロジ
ン、アビエチン酸等の樹脂酸、ステアリン酸、ラウリン
酸等の脂肪酸等の有機酸があげられる。
また、IIR(ブチルゴム)の場合には、変性フェノー
ル樹脂、キノンジオキシム、アルキルフェノールホルム
アルデヒド樹脂、あるいはp−キノンジオキシム、p,
p′−ジベンゾイルキノンジオキシム、テトラクロロ−
p−ベンゾキノン等が挙げられる。
充填剤、補強剤としては、カーボンブラック、酸化チ
タン、ホワイトカーボン(ケイ酸系充填剤)、ケイ酸マ
グネシウム、硫酸バリウム等の無機充填剤、そして有機
質充填剤として、フェノール樹脂、ハイスチレン樹脂等
が例示される。
可塑剤としては、二塩基酸エステル類、グリコール誘
導体、グリセリン誘導体、パラフィン誘導体、エポキシ
誘導体等、具体的には、トリメリット酸エステル、ジオ
クチルフタレート、ジ−n−ブチル−セバケート等があ
る。
滑剤としては、ステアリン酸、ステアリン酸の金属せ
っけん、ワックス、ポリエチレン等が挙げられる。
本発明に用いる未加硫ゴム組成物は、ムーニー粘度計
による125℃の最低粘度が45〜120、好ましくは50〜100
であるものを用いる。
45未満では、熱老化後の該ホースのニップル/樹脂間
の漏れ防止効果が不充分であり実用に供せない、かつ軟
らかすぎて作業性が悪く、混合機、ロールへの粘着等が
発生し、生産性および品質安定性が劣る。
また、120超では混合加工中に発熱による架橋が進
み、いわゆるヤケが発生しやすい為、作業困難で目的と
するセメントが得られない。
一般に、ムーニー粘度計による最低粘度は未加硫状態
のゴム組成物の可塑度の目安であり、また前記第1表に
示す如く問題とする熱老化後の気密試験で120℃では漏
れず、120℃超で漏れる為に本発明ではムーニー粘度計
による125℃の最低粘度を、ホースとニップル間の結合
に介在させる該未加硫ゴム組成物の当該部形状への流れ
による適合性の一基準として用いた。
前記未加硫ゴム組成物を125℃以上の高温下に置け
ば、その熱で架橋が進み、該組成物の強度が増大し、ホ
ースとニップル間の結合及び歪に対する抵抗性がより強
くなる。一方、架橋温度以下(例えば80℃)であって
も、ムーニー粘度計による125℃の最低粘度が45以上の
未加硫ゴム組成物であれば、架橋前であっても本発明の
目的に十分耐えられるだけの結合強度及び歪に対する抵
抗性を有する。
また、前記未加硫ゴム組成物を、ホースとニップルの
結合部の面積に対し、ニップルの先端から15%の面積部
分を除く部分に、ホースとニップルの結合部の面積に対
し、15〜85%の面積を被覆するように介在させる。
15%未満では、塗布面積率が不完全となり漏れやすく
なり、また、85%超とすると、漏れ防止効果は発揮する
が、結果的にニップル先端から15%も被覆するため、ホ
ース内部のガスのような流体と前記未加硫ゴム組成物と
が接触し、未加硫ゴム組成物がガス(流体)に溶け出し
たり、ガスが変色したりして、該ホースを使用するシス
テムに悪い影響を与え、最悪の場合は故障を発生する恐
れがある。
未加硫ゴム組成物の介在方法は、有機溶剤に溶融させ
セメント状にして塗布して行う。
未加硫ゴム組成物をセメント状にするには、トルエ
ン、キシレン、MEK、酢酸エチル、ヘキサン等の溶剤を
用いる。濃度は作業できる範囲ならいずれでもよいが、
通常の濃度は5〜50重量%とするのがよい。未加硫ゴム
組成物をセメント状にして塗布すると、均一な薄膜形成
が可能で微妙な厚さ調整が容易な点で優れている。ニッ
プルとホースの間に被覆する未加硫ゴム組成物の厚さ
は、0.05mm以上かつ0.2mm以下が好ましい。
0.05mm未満では、ソケットを加締めた時に応力集中部
分のセメント状組成物が動き、漏れ防止効果を発揮でき
ず、また、0.2mm超ではホース挿入作業性が悪くなるた
め好ましくない。
また、ホース最内層の熱可塑性樹脂としては、透過防
止の目的にかなうものであればいずれでもよく、一般に
ナイロン6、ナイロン6・66共重合体、ナイロン11、ナ
イロン12などで構成したホースが知られているが、更に
好ましくはナイロン6および/またはナイロン6・66共
重合体を必須成分として含有するポリアミド系樹脂や特
開昭63−125885号等を用いるとよい。
ナイロン6および/またはナイロン6・66共重合体を
必須成分として含有するポリアミド系樹脂は、CFC12の
耐透過性はよいので、従来、ホース内管材料として多用
されてきたが、具体例としては、ナイロン6、ナイロン
6・66共重合体のそれぞれ単独または混合樹脂等があげ
られる。
その他のポリアミド系樹脂としては、例えば、ナイロ
ン8、ナイロン10、ナイロン610等があげられる。
ポリアミド・ポリエーテル共重合体は、ポリアミドセ
グメントとポリエーテルセグメントとからなるブロック
共重合体であり、ポリアミドセグメントは、ナイロン
6、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン6・66共重合
体、ナイロン6・12共重合体等から、ポリエーテルセグ
メントは、ポリテトラメチレングリコール、ポリプロピ
レングリコール、ポリエチレングリコール等からなる。
また、ポリアミドセグメントとポリエーテルセグメント
の成分の組み合せにより、様々な程度の柔軟性、融点、
耐油性を示す共重合体が得られ、これらの共重合体を用
いるのもよい。
<実施例> 本発明を、実施例に基づき、さらに具体的に説明す
る。
(実施例1〜7、比較例1〜3) 未加硫ゴム組成物を第2表に示すような成分組成で配
合し、ミキシングロールにて60℃で15分間混合し、ムー
ニー粘度計によって、該未加硫ゴム組成物の125℃にお
ける最低粘度を測定した。
実施例1〜6および比較例1〜3の未加硫ゴム組成物
は溶剤としてトルエンを用い、実施例7の未加硫ゴム組
成物は溶剤としてn−ヘキサンを用い、いずれも該未加
硫ゴム組成物の濃度が30重量%となるように溶剤を加
え、溶解させてセメントとした。なお、セメント塗布
は、乾燥後の膜厚が0.05mmおよび0.1mmとなるように塗
布回数を調整した。
一方、ホースの製造法としては、公知の手段を適用す
ることができる。
以下に本発明に供したホースの作製方法を示す。
まず、樹脂押出機を使用し、予め離型剤を付与した外
径10.6mmのナイロン11マンドレル上に押出ヘッドからホ
ースの内管を形成する樹脂(ナイロン6/ナイロン11/ポ
リオレフィン)を0.15mmの厚さで押出し、樹脂チューブ
を形成した。
この樹脂チューブを形成したマンドレルをゴム押出機
に通し、樹脂チューブ上にIIRゴムを2.0mmの厚さで押出
し、ゴム製の内管外層を形成した。
上記のように形成された内管上に、編組織を使用して
適宜ポリエステル補強糸を編組し、その上にゴム押出機
を用いてCl−IIRゴム製の外管を1.5mmの厚さで形成し
た。
さらに、150℃の温度で60分間加圧加硫し、冷却後マ
ンドレルを引き抜くことにより、本発明に供するホース
を作製した。
継手金具は、従来使用しているアルミニウム製継手金
具を使用した。
ニップルに該セメントを塗布し、その後ホースを挿入
し、60kgf/cm2の圧力でソケットを締めつけることによ
り、該未加硫ゴム組成物をニップルとホース最内層樹脂
との層間に介在させ、ホースと継手金具を結合した。
気密試験として、このホースを160℃の雰囲気下に24
時間放置し、室温に放置冷却した後に、ホースを水中に
静置し、第2表に示すような各加圧をかけ、漏れが生じ
ないかどうか目視観察した。
漏れが生じなければ○、漏れが生じれば×とした。ま
た、漏れが生じた場合は、そこで試験を中止した。
結果を第2表に示す。
(実施例8〜12、比較例4〜6) 前記、実施例1〜5および比較例1〜3の未加硫ゴム
組成物のセメントを用い、前記と同様の方法でホースと
継手金具を結合した。
第3表に示す各温度、時間条件に、このホースを放置
後、前記と同様に水中に静置し、第3表に示す各内圧を
かけ、前記と同様に、漏れの有無を評価した。
結果を第3表に示す。
(実施例13〜15、比較例7〜9) 実施例3の未加硫ゴム組成物のセメントを用い、ニッ
プルへのセメント塗布面積率(%)を第4表に示すよう
に調整した。塗布面積率(%)は、ホースとニップルの
結合面積に対するセメント塗布面積の割合であり、ホー
ス端部に相当するニップル位置を基点とし、ニップルの
先端方向に所定の塗布面積率となるまで塗布した。
その後、前記と同様の方法で、ホースと継手金具を結
合し、160℃雰囲気下、24時間放置し、前記と同様の方
法で気密試験を行った。
さらに、以下に示す油封入熱老化試験およびニップル
挿入時メクレ試験を行った。
<油封入熱老化試験> JIS K6349 7.4(2)項に記載の方法に準拠し、温度1
20℃で168時間処理した。
その後、中の油を取り出し、油の色を目視観察した。
<ニップル挿入時メクレ試験> ホースをニップルに挿入したサンプルを作製し、該サ
ンプルのニップル上のホース部分を長手方向に2つ割り
し、ニップル部分の該未加硫ゴム組成物の状態を目視観
察した。
結果を第4表に示す。
実施例1〜5、比較例1〜3、ニップルとホース最内
層樹脂層との間に介在する未加硫ゴム組成物のムーニー
粘度計による125℃の最最低粘度と漏れ防止効果の関係
を示すものである。
実施例1〜5は、未加硫ゴム組成物のムーニー粘度計
による125℃の最低粘度が本発明で開示した範囲にあ
り、いずれも良好な漏れ防止効果を有する。
比較例1〜2は、未加硫ゴム組成物のムーニー粘度計
による125℃の最低粘度が本発明の範囲よりも低いた
め、20〜40kgf/cm2で漏れを生じ、漏れ防止効果が不十
分であり、実用には供せない。
比較例3は、実施例5から粘度低下効果を有する可塑
剤を除いた未加硫ゴム組成物であり、ムーニー粘度計に
よる125℃の最低粘度が本発明の最低粘度の範囲よりも
明らかに高いため、混合中にヤケを生じ、以後の試験に
供せなかった。
実施例6は、ニップルとホース最内層樹脂層との間に
介在する未加硫ゴム組成物がカーボンブラック配合クロ
ロスルホン化ポリエチレンの未加硫ゴム組成物を用いた
ものであり、実施例7は、同様に、ブチルゴムの未加硫
ゴム組成物を用いたものである。いずれも、本発明のム
ーニー粘度計による125℃の最低粘度の範囲にあるた
め、良好な漏れ防止効果を示している。
実施例8〜12および比較例4〜6は、本発明の他の温
度条件での効果および漏れ防止限界圧力を確認するもの
であり、実施例は80〜160℃のいずれの温度でも良好な
漏れ防止効果を示し、また、漏れ防止限界圧力は、ムー
ニー粘度計による125℃の最低粘度が高くなるに従い、
高くなり、本発明の作用機構を裏付けている。
一方、比較例4〜5は、ムーニー粘度計による125℃
の最低粘度が本発明の範囲より低いため、120℃を超え
る温度では、漏れ防止効果が不十分となる。従って、こ
のことは本発明のムーニー粘度計による測定温度が125
℃であることの妥当性も裏付けている。
実施例13〜15、比較例7〜9は、ニップルに対する未
加硫ゴム組成物の配置位置および面積について検討した
ものである。
実施例13〜15は、いずれも良好な漏れ防止効果を示
し、かつ、油を変色させることも、ニップル挿入時にメ
クレを生じて作業性や漏れ防止効果の信頼性を損なうこ
ともない。
一方、比較例7は塗布面積率が小さいため、塗布厚が
薄い場合に十分な漏れ防止効果を得ることができない。
また、比較例8〜9は、漏れ防止効果は十分であるが、
油の変色や塗布膜のメクレを生じるため、実用には不適
当である。
従って、該未加硫ゴム組成物によるニップル被覆位置
は、ホースとニップルの結合部分の面積に対し、ニップ
ル先端から15%の面積部分を除いた部分であり、かつ、
被覆面積がホースとニップルの結合部分の面積に対し、
15〜85%をしめていることが必要であることがわかる。
<発明の効果> 本発明によれば、高温使用後においても、ホースと継
手金具の結合部からのガス、燃料、オイルなどの流体の
漏れは発生しなくなり、高温で長期に使用してもその性
能が維持されるので、信頼性が高く、高性能省資源に役
立つ。
また、従来の継手金具をそのまま利用でき、セメント
状塗布の場合は厚さ精度のよい薄膜形成が出来、コスト
上昇も少なく大量生産が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に使用される代表的なホースの断面斜
視図である。 第2図は、本発明のホースと継手金具との結合状態を表
わす一断面図である。 符号の説明 10……ホース、 20a……樹脂層、 20b……内面層、 30……補強層、 40……外面ゴム層、 50……継手金具、 50a……ソケット、 50b……ニップル、 60……未加硫ゴム組成物、 70……ホース端部、 80……ニップル先端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭58−177684(JP,U) 特公 昭53−13806(JP,B2) 特公 昭58−53235(JP,B2) 特公 昭53−436898(JP,B2) 特公 昭58−24678(JP,B2)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも最内層に熱可塑性樹脂層を有す
    るホースとその継手金具との結合方法において、最内層
    の熱可塑性樹脂と継手金具のニップルとの結合部を、ク
    ロロスルホン化ポリエチレン(CSM)、塩素化ブチル系
    ゴム(Cl−IIR)および臭素化ブチル系ゴム(Br−IIR)
    からなる群から選ばれる少なくとも1つの未加硫ゴム、
    その加硫剤および有機溶剤を含有し、ムーニー粘度計に
    よる125℃の最低粘度が45〜120である未加硫ゴム組成物
    を介して結合することを特徴とするホースと継手金具の
    結合方法。
  2. 【請求項2】前記熱可塑性樹脂層が、ポリアミド系樹脂
    層であり、前記ホースが、さらに外層に塩素化ブチル系
    ゴム層を有し、フレオンガス低透過性であって、冷媒輸
    送に用いるものである請求項1に記載のホースと継手金
    具の結合方法。
  3. 【請求項3】前記未加硫ゴム組成物を、ホースとニップ
    ルの結合部の面積に対し、ニップルの先端から15%の面
    積部分を除く部分に、ホースとニップルの結合部の面積
    に対し、15〜85%の面積を被覆するように介在させる請
    求項1または2に記載のホースと継手金具の結合方法。
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