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JP2551899B2 - ターンテーブル型高周波焼入装置 - Google Patents
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JP2551899B2 - ターンテーブル型高周波焼入装置 - Google Patents

ターンテーブル型高周波焼入装置

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JP2551899B2
JP2551899B2 JP4197526A JP19752692A JP2551899B2 JP 2551899 B2 JP2551899 B2 JP 2551899B2 JP 4197526 A JP4197526 A JP 4197526A JP 19752692 A JP19752692 A JP 19752692A JP 2551899 B2 JP2551899 B2 JP 2551899B2
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Japan
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station
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upper outlet
gear
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昇 塚本
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/25Process efficiency

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ターンテーブル型高周
波焼入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、焼入されるワークとして平歯車を
例に採り、図面を参照して従来の技術を説明する。図10
は従来のターンテーブル型高周波加熱装置の一部の正面
説明図、図11は焼入しようとする平歯車(以下単に歯車
という) の一部の斜視図である。歯車1 の歯面1aを焼入
して硬化層1fを形成するターンテーブル型高周波焼入装
置では、軸2bを中心として回転する水平なターンテーブ
ル2 の周辺部分2aに、ターンテーブル2 を上下動自在に
貫通しているロッド3aの上端に固定されたワーク受け兼
用の円形の下側コンセントリング3 が等間隔に設けられ
ている。
【0003】コンセントリングとは、ワークに接触して
ワークに均一な深さの硬化層を形成するものであって、
いま、コンセントリング無しで歯車1 を環状の高周波加
熱コイル(以下高周波加熱コイルを単に加熱コイルとも
いう) 8 によって加熱後冷却して焼入すると、図11に示
すように、歯面1aに形成された硬化層1fの歯底1cにおけ
る深さは、歯車1 の幅方向での両端で深く、中央部分で
浅い。即ち、歯底1cにおいては硬化層1fの深さは均一で
はない。
【0004】そこで、歯車1 の両側面1b、1bにそれぞれ
下側コンセントリング3 と上側コンセントリング5 とを
図10および図11に示すように接触させ、加熱コイル8 を
使用して歯面1aの焼入を行うと、歯底1cに均一な深さの
硬化層1fが形成される。この理由は、歯底1c近辺の両側
面1b、1bに流れやすい高周波電流が下側コンセントリン
グ3 と上側コンセントリング5 に分流されるので、歯底
1c近辺の両側面1b、1bのそれぞれコンセントリング3 、
5 に接触している部分とその近辺が過熱せず、歯底1cの
中央部分と同じ温度になる。従って、硬化層1fは歯底1c
の両端および中央部分ともに均一な深さに形成される。
【0005】図10では図示しない搬入搬出ステーション
においては、この下側コンセントリング3 に焼入しよう
とする歯車1 が手作業で載置される。次いで、ターンテ
ーブル2 を1段階回転させて歯車1 を焼入開始ステーシ
ョンCに移動させて停止させる。そして、加熱コイル8
を歯車1 の上方から降下させて歯車1 の歯面1aに対向す
るように配置し、次いでロッド3aを図示しない回転装置
によって回転させることによって歯車1 を回転させなが
ら、加熱コイル8 に高周波電流を所定時間通電して歯車
1 の歯面1aを加熱する。加熱終了と共に、加熱コイル8
と上側コンセントリング5 とは上方に引き上げられ、ロ
ッド3aは降下されて加熱された歯車1 は図示しない焼入
液中に浸漬されて歯車1 が焼入される。
【0006】この後、ターンテーブル2 を更に1段階回
転させて歯車1 を図示しない焼入終了ステーションに移
動させると共に、歯車1 の回転を停止し、歯車1 を前記
焼入液の液面上に上昇させる。なお、歯車1 の回転は、
ロッド3aが上記のように降下された直後に停止されるこ
ともある。この後、ターンテーブル2 は更に1段階回転
されて前記搬入搬出ステーションに戻り、下側コンセン
トリング3 から手作業によって焼入された歯車1 が取り
外される。
【0007】前記加熱コイル8 が歯車1 の歯面1aに対向
するように降下されたときに、加熱コイル8 に、または
加熱コイル8 に高周波電流を供給する図示しないトラン
スに取り付けた支持枠9 からばね7 と軸受6 を介して吊
り下げられた円形の上側コンセントリング5 が、歯車1
の上側の側面1bの下側コンセントリング3 に対向した位
置に載置される。従って、歯車1 が回転しているとき、
上側コンセントリング5 も回転しながら、歯車1 の上側
の側面1bにばね7 による所定の圧力を保ちながら接触し
ている。そして、加熱コイル8 による加熱が終わり、加
熱コイル8 が上昇されると、この上側コンセントリング
5 は加熱コイル8 と共に上昇する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなターンテーブル型高周波焼入装置には、以下に述
べる問題がある。まず、ターンテーブル2 への歯車1 の
搬入と搬出は手作業によっている。即ち、歯車1 は下側
コンセントリング3 の上に手作業によって載置され、手
作業によって取り外されるので歯車1 の焼入の前後に人
手が要る。
【0009】下側コンセントリング3 は加熱されたワー
クの熱と加熱コイル8 による誘導を受けて高温となって
も、冷却液に浸漬されるので再び歯車1 が載置されると
きには、元の温度まで降下しているが、上側コンセント
リング5 は1個であり、全ての歯車1 の加熱時に共通に
使用され、しかも、下側コンセントリング3 のように冷
却液に浸漬されて冷却されることがないので、加熱され
た歯車1 から吸収した熱が徐々に累積して昇温してゆく
結果、加熱された歯車1 の上側の側面1bからの熱吸収が
歯車1 によって異なるので、形成された硬化層のパター
ンが歯車1 によって異なってくる。
【0010】そして、歯車1 が浸漬冷却されるときに
は、下側コンセントリング3 は歯車1に接触している
が、上側コンセントリング5 は接触していないので、歯
車1 の下側の側面1bと、上側の側面1bとでは冷却効果が
異なる結果、これら両側面1b、1bに形成される硬化層の
パターンが互いに異なっている。
【0011】本発明は上記事情に鑑みて創案されたもの
であって、ターンテーブルへのワークの搬入、搬出を機
械的に行うことができ、また、上側コンセントリングに
よるワークの上面からの吸収熱がワークによって異なる
ことがなく、更に、加熱されたワークが冷却されたとき
に、ワークの下側側面と上側側面とに均一なパターンの
硬化層が形成されるターンテーブル型高周波焼入装置を
提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記のような問題を解決
するために、ワークの上面および下面にそれぞれ上側コ
ンセントリングおよび下側コンセントリングを接触させ
てワークを焼入するターンテーブル型高周波焼入装置で
あって、間歇的に1段階ずつ回転されて、周辺に等間隔
に設けた複数の下側コンセントリングのそれぞれが、順
次、搬入搬出ステーション、焼入開始ステーションおよ
び焼入終了ステーションに至って後再び搬入搬出ステー
ションに戻る水平なターンテーブルと、垂直な軸を中心
として対向するように配設され且つ前記軸に接続された
第1ワーク把持機および第1上側コンセントリング把持
機と、前記軸を中心として対向するように且つそれぞれ
が第1ワーク把持機と第1上側コンセントリング把持機
の中間に配設されていると共に前記軸に接続された第2
ワーク把持機および第2コンセントリング把持機と、前
記軸を中心として前記搬入搬出ステーションに対向する
ように配設され、上側コンセントリングが載置される上
側コンセントリング載置台と、前記軸を昇降且つ90度往
復回転させる昇降回転装置とを備え、前記軸と前記第1
ワーク把持機、第2ワーク把持機、第1上側コンセント
リング把持機、第2上側コンセントリング把持機、搬入
搬出ステーション、および上側コンセントリング載置台
との間のそれぞれの距離は、ほぼ等しくしてある。
【0013】そして、上側コンセントリング載置台は、
昇降自在な上側コンセントリング支持板と、この支持板
上に載置された上側コンセントリングの内上端の上側コ
ンセントリングが所定位置に在るか否かの検出装置と、
この検出装置の検出結果によって前記上端の上側コンセ
ントリングを前記所定位置から所定高さだけ上昇或いは
降下させる装置とを備えることが好ましい。また、焼入
終了ステーションの次に高周波焼き戻しステーションを
設けることができる。更に、焼入開始ステーションの前
に予熱ステーションを設けることができる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1〜8は第1実施例を説明するための図面であ
って、図1は平面説明図、図2は図1のX−X線矢視断
面説明図、図3は把持機の平面説明図、図4は上側コン
セントリング載置台の正面説明図、図5は焼入開始ステ
ーションCの正面説明図、図6〜図8は動作説明図であ
る。なお、ワークとしては従来の技術で説明したものと
同じ歯車1 を採り上げている。そして、従来の技術で説
明したものと同等のものには、同一の符号を付してい
る。
【0015】図1に示すように、第1実施例のターンテ
ーブル型高周波焼入装置は、1ステップで120 度ずつ軸
2bを中心として間歇的に1段階ずつ回転されて、周辺2a
に120 度の等間隔に設けられた3個のワーク受け兼下側
コンセントリング3 のそれぞれが、順次、搬入搬出ステ
ーションB、焼入開始ステーションCおよび焼入終了ス
テーションDに至って後、再び搬入搬出ステーションB
に戻る水平なターンテーブル2 を備えている。焼入開始
ステーションCでは歯車1 の加熱と、この加熱後の焼入
液中への降下浸漬とが行われ、焼入開始ステーションC
から焼入終了ステーションDの間では、歯車1 が焼入液
に浸漬された状態で移動する。歯車1 が焼入終了ステー
ションDに至ると、焼入液の液面上へ上昇される。
【0016】図1および図2に示すように、第1実施例
のターンテーブル型高周波焼入装置は、また、歯車1 や
上側コンセントリング4 を把持し移動させる把持装置10
0 を具備している。把持装置100 は、垂直な軸15と、こ
の軸15を中心として対向するように配設され且つ軸15に
1対のアーム16a 、16a を介してそれぞれ接続された第
1ワーク把持機11および第1上側コンセントリング把持
機13と、軸15を中心として対向するように且つそれぞれ
が第1ワーク把持機11と第1上側コンセントリング把持
機13の中間に配設されていると共に軸15に1対のアーム
16b 、16b を介してそれぞれ接続された第2ワーク把持
機12および第2上側コンセントリング把持機14とを備え
ている。
【0017】そして、本実施例のターンテーブル型高周
波焼入装置は、この把持装置100 を矢印Rの方向に上昇
させ、また、矢印Rと反対方向の矢印Sの方向に降下さ
せ、且つ、把持装置100 を軸15を中心として矢印Pの方
向に90度回転させ、この回転を行った後に、矢印Pの反
対方向である矢印Qの方向に90度回転させる昇降回転装
置200 とを備えている。
【0018】そして、軸15と、第1ワーク把持機11、第
2ワーク把持機12、第1上側コンセントリング把持機13
および第2上側コンセントリング把持機14との間の距離
がそれぞれ全て同じであり、且つ、この距離は、軸15と
搬入搬出ステーションBとの間の距離に等しくしてあ
る。
【0019】図3に示すように、第1ワーク把持機11
は、ほぼ対向するように配設された1対のハンド111 、
112 を備えている。ハンド111 、112 の一端にはそれぞ
れく字状に形成された歯車把持部111a、112aが形成され
ており、他端にはそれぞれ平行に形成された直線状の歯
113 、114 と、これら歯113 、114 に噛み合っているピ
ニオン115 と、このピニオン115 を回転駆動するモータ
116 とを備えている。
【0020】従って、モータ116 を正転させると、ハン
ド111 、112 が互いに接近して歯車1 を把持することが
できるし、逆転させると、ハンド111 、112 が互いに離
れて歯車1 の把持を解除することができる。第2ワーク
把持機12、第1上側コンセントリング把持機13および第
2上側コンセントリング把持機14も同様な構造であっ
て、それぞれ、1対のハンド121 、122 、131 、132 、
およびハンド141 、142を備えている。
【0021】図1に示す21は、焼入される歯車1 を搬入
するベルトコンベアであり、22は焼入された歯車1 を搬
出するベルトコンベアである。ベルトコンベア21は、把
持装置100 を、軸15を中心として矢印Qの方向およびP
の方向に、それぞれ、90度回転したときに、第1ワーク
把持機11のハンド111 、112 と第2上側コンセントリン
グ把持機14のハンド141 、142 がベルトコンベア21上の
ワーク受取ステーションAに至るように配設されてい
る。
【0022】また、ベルトコンベア22は、軸15を矢印P
の方向およびQの方向に、それぞれ、90度回転したとき
に、第2ワーク把持機12のハンド121 、122 と第1上側
コンセントリング把持機13のハンド131 、132 がベルト
コンベア22上のワーク払出ステーションEに至るように
配設されている。そして、ベルトコンベア21は、矢印U
の方向に間歇的に1段階ずつ移動され、また、ベルトコ
ンベア22は、矢印Vの方向に間歇的に1段階ずつ移動さ
れる。
【0023】30は上側コンセントリング4 が載置される
上側コンセントリング載置台(以下本実施例の説明にお
いては単に台という) であって、把持装置100 を、軸15
を中心として矢印Pの方向およびQの方向に、それぞ
れ、90度回転したときに、第1上側コンセントリング把
持機13のハンド131 、132 と第2上側コンセントリング
把持機14のハンド141 、142 が台30の上方に至るように
配設されている。即ち、軸15と、台30、ワーク受取ステ
ーションAおよびワーク払出ステーションEとの間のそ
れぞれの距離は等しくしてある。
【0024】この台30は、図4に示すように、垂直な3
本以上のガイド棒31と、これらガイド棒31によって外周
面を保持され、下から上へ順番に積み重ねられた6個の
6番〜1番上側コンセントリング4 と、最下の6番上側
コンセントリング4 が載置されているコンセントリング
支持板32と、この支持板32の下面に突設されたネジ33
と、このネジ33に螺合するめすネジを有する図示しない
ウォームホイールと、このウォームホイールに螺合する
図示しないウォームギアと、これらウォームホイールと
ウォームギアとを収容したギアボックス35と、出力軸36
a が前記ウォームギアに接続されているブレーキモータ
36と、前記ガイド棒31、ギアボックス35およびモータ36
が取り付けられている枠体34とを備えている。そして、
前記ウォームギア、ウォームホイールおよびネジ33は、
ブレーキモータ36を正転および逆転したときに、ネジ33
が上昇および降下するように結合されている。台30は、
また、1つのガイド棒31の上端近辺に設けたブラケット
上に取り付けられた光発信器37a と、他の1つのガイド
棒31の上端近辺に設けたブラケット上に取り付けられた
光受信器37b とを有する上側コンセントリング検出装置
37を備えている。なお、光発信器37a と光受信器37b の
代わりに、近接スイッチ等とすることもできる。
【0025】図5に示すように、下側コンセントリング
3 は、ターンテーブル2 の周辺近辺2aに、ターンテーブ
ル2 を上下動自在に貫通して取り付けられているロッド
3aの上端に水平に固定されている。後述の動作説明で述
べるように、歯車1 の上側の側面1bには、歯車1 が下側
コンセントリング3 上に載置される前に、円形の上側コ
ンセントリング4 が、下側コンセントリング3 に対向す
る位置に載置される。歯車1 は、このように、下側コン
セントリング3 と上側コンセントリング4 とに接触され
た状態で、焼入開始ステーションCにおいて、待機位置
から降下してきた環状の加熱コイル8 によってロッド3a
が回転された状態で歯面1aが加熱され、次いで、ロッド
3aが降下されることによって図示しない焼入液中に浸漬
されて歯面1aが冷却されて焼入が完成する。
【0026】次に、図6、図7および図8を参照し、第
1実施例の動作を、0番目のステップから13番目のステ
ップを例にとって説明する。以下、0番目、1番目、2
番目、3番目、・・・・のステップを、ステップS0 、
ステップS1 、ステップS2、ステップS3 、・・・・
のようにいう。図6(a) 〜(f) はステップS0 〜ス
テップS5 での、図7(a) 〜(f) はステップS6 〜
ステップS11での、図8(a) 、(b) はステップS1
2、ステップS13でのそれぞれ動作説明図である。
【0027】図6、図7および図8において、また、以
下の動作説明においては、1番目の歯車1 、2番目の歯
車1 、・・・をそれぞれ、、・・・と記し、1番上
側コンセントリング4 、2番上側コンセントリング4 、
・・・を、それぞれ(1) 、(2) 、・・・と記す。そ
して、○と( ) とが併記してあるのは、歯車1 に上側
コンセントリング4 が載置されている状態を示す。ま
た、( ) が併記してあるのは上側コンセントリング4
が積み重ねられていることを示す。なお、前述のよう
に、把持装置100 は、昇降回転装置200 によって昇降、
回転させられるが、以下の説明では、単に把持装置100
が昇降し回転する旨の表現をすることがある。
【0028】ステップ0では、6個の上側コンセントリ
ング4 が台30のコンセントリング支持板32上に図4に示
すように手作業で積み重ねられる。上から下へ順番に
(1)、(2) 〜(6) とする。そして、(1) の上面
は、ガイド棒31の上端の高さと等しくなっている。一
方、ベルトコンベア21によってがワーク受取ステーシ
ョンAの一段階手前に運ばれてくる。そして、第1ワー
ク把持機11、第2ワーク把持機12、第1上側コンセント
リング把持機13および第2上側コンセントリング把持機
14が、それぞれ、ワーク受取ステーションA、搬入搬出
ステーションB、ワーク払出ステーションEおよび台30
に位置するように把持装置100 が配置されている。把持
装置100 がこのように配置されている位置を、把持装置
100 の初期位置という。
【0029】高周波焼入装置が始動されると、台30の光
発信器37a から発した光が光受信器37b に受信される。
すると、台30のブレーキモータ36が正転方向に起動され
てネジ33が上昇し、(1) がガイド棒31の上端より上に
上昇して光37c の光受信器37b への到達を遮ると、ブレ
ーキモータ36が停止し、図4の点線で示すように、
(1) の下面がガイド棒31の上端より少し上にきた位置
で停止する。
【0030】ステップS1 では、ベルトコンベア21が一
段階前進してをワーク受取ステーションAまで運ぶ。
一方、第2上側コンセントリング把持機14が台30上の
(1)を把持し、次いで把持装置100 が昇降回転装置200
によって矢印Rの方向に上昇後、矢印Pの方向に90度
回転してから矢印Sの方向に降下する。把持装置100 の
この状態における位置を搬送位置という。そして、第2
上側コンセントリング把持機14の把持を解除すると、
(1) は上に載置される。ベルトコンベア21上では、
ワーク受取ステーションAの1段階手前にが来てい
る。また、(1) が第2上側コンセントリング把持機14
によって台30から取り外されたので、(1) の場合と同
様に、上側コンセントリング検出装置37によるブレーキ
モータ36の正転動作が行われ、ネジ33が上昇し、台30上
には(2) が図4の点線に示す位置に上昇している。
【0031】ステップS2 では把持装置100 は矢印Rの
方向に上昇後、矢印Qの方向に90度回転してから、矢印
Sの方向に降下して初期位置に戻る。この間にターンテ
ーブル2 は1段階、図1の矢印Wの方向に回転する。
【0032】ステップS3 では、第1ワーク把持機11は
(1) が載置されたを把持し、また、第2上側コンセ
ントリング把持機14は(2) を把持してから、把持装置
100は搬送位置に移動し、把持機11、14が把持を解除し
て、が(1) と一緒にターンテーブル2 の1番下側コ
ンセントリング3 上に載置されると共に、この間に1段
階、図1の矢印Uの方向に移動したベルトコンベア21に
よってワーク受取ステーションAに移動されたに
(2) が載置される。そして、台30上には(3) が1番
上になっている。
【0033】ステップS4 では、把持装置100 は、初期
位置に戻る。この間に、ターンテーブル2 は1段階回転
して停止するので、と(1) は焼入開始ステーション
Cに至る。
【0034】ステップS5 では、図4に示すように、降
下してきた加熱コイル8 によるの加熱後、加熱コイル
8 は上昇し、は降下されて図示しない焼入液中に浸漬
される。一方、第1ワーク把持機11はを把持し、第2
上側コンセントリング把持機14が(3) を把持してか
ら、把持装置100 は搬送位置に移動して、は(2) と
一緒に2番下側コンセントリング3 上に載置されると共
に、この間に1段階移動したベルトコンベア21によって
ワーク受取ステーションAに移動されたに(3) が載
置される。そして、台30では(4) が1番上になってい
る。
【0035】ステップS6 では、把持装置100 は、初期
位置に戻る。この間に、ターンテーブル2 は1段階回転
して停止するので、と(1) は焼入終了ステーション
Dに至り、前記焼入液面上に上昇される。と(2) は
焼入開始ステーションCに至る。
【0036】ステップS7 では、は加熱された後、降
下されて焼入液中に浸漬される。一方、第1ワーク把持
機11がを把持し、第2上側コンセントリング把持機14
が(4) を把持してから、把持装置100 は搬送位置に移
動して、は(3) と一緒に3番下側コンセントリング
3 上に載置されると共に、この間に1段階移動したベル
トコンベア21によってワーク受取ステーションAに移動
されたに(4) が載置される。そして、台30上では
(5) が1番上になっている。
【0037】ステップS8 では、把持装置100 は、初期
位置に戻る。この間に、ターンテーブル2 は1段階回転
して停止するので、と(1) は搬入搬出ステーション
Bに戻り、と(2) は焼入終了ステーションDに至っ
て焼入液面上に上昇される。と(3) は焼入開始ステ
ーションCに至る。
【0038】ステップS9 では、は加熱された後、降
下されて焼入液中に浸漬される。一方、第1ワーク把持
機11がを把持し、第2上側コンセントリング把持機14
が(5) を把持し、且つ、第2ワーク把持機12がを把
持してから、把持装置100 は搬送位置に移動して、は
(4) と一緒に、搬入搬出ステーションBに戻ってきた
1番下側コンセントリング3 上に載置されると共に、こ
の間に1段階移動したベルトコンベア21によってワーク
受取ステーションAに移動されたに(5) が載置さ
れ、且つ、が(1) と一緒にワーク払出ステーション
Eのベルトコンベア22上に載置される。そして、台30上
では(6) が1番上になっている。台30の上側コンセン
トリング支持板32は(6) が図4の点線で示す位置にあ
るように、上昇されており、光受信器37b が光発信器37
a の光を受信してもこれ以上に上昇しないようにされて
いる。
【0039】ステップS10では、把持装置100 は、初期
位置に戻る。この間に、ターンテーブル2 は1段階回転
して停止するので、と(2) は搬入搬出ステーション
Bに戻り、と(3) は焼入終了ステーションDに至り
焼入液面上に上昇される。と(4) は焼入開始ステー
ションCに至る。
【0040】ステップS11では、は加熱された後、降
下されて焼入液中に浸漬される。第1ワーク把持機11が
を把持し、第2上側コンセントリング把持機14が
(6) を把持し、第2ワーク把持機12がを把持し、且
つ、第1上側コンセントリング把持機13が(1) を把持
してから、把持装置100 は搬送位置に移動して、は
(5) と一緒に2番下側コンセントリング3 上に載置さ
れ、(1) は、上面がガイド棒31の上端まで上昇してい
るコンセントリング支持板32上に載置される。この間に
ベルトコンベア21は1段階移動し、また、ベルトコンベ
ア22は、図1に示す矢印Vの方向に1段階移動する。そ
して、ベルトコンベア21によってワーク受取ステーショ
ンAに移動されたに(6) が載置され、はワーク払
出ステーションEから1段階搬出されると共に、ワーク
払出ステーションEのベルトコンベア22上にが(2)
と一緒に載置される。
【0041】ステップS12では、把持装置100 は初期位
置に戻る。この間に、ターンテーブル2 は1段階回転し
て停止するので、と(3) は搬入搬出ステーションB
に戻り、と(4) は焼入終了ステーションDに至り焼
入液面上に上昇される。と(5) は焼入開始ステーシ
ョンCに至る。
【0042】ステップS13では、は加熱された後、降
下されて焼入液中に浸漬される。一方、第1ワーク把持
機11がを把持し、第2上側コンセントリング把持機14
が(1) を把持し、第2ワーク把持機12がを把持し、
且つ、第1上側コンセントリング把持機13が(2) を把
持してから、把持装置100 は搬送位置に移動して、は
(6) と一緒に3番の下側コンセントリング3 上に載置
され、(2) は台30上に載置される。この間にベルトコ
ンベア21、22はそれぞれ1段階移動する。そして、ベル
トコンベア21によってワーク受取ステーションAに移動
されるに(1) が載置され、はワーク払出ステーシ
ョンEから1段階搬出されると共に、ワーク払出ステー
ションEのベルトコンベア22上にが(3) と一緒に載
置される。
【0043】以下、上記の動作を繰り返して多数の歯車
1 を手作業を行うことなく、機械的に、上側コンセント
リング4 の歯車1 への載置、取り外しと、歯車1 のター
ンテーブル2 の搬入搬出ステーションBへの搬入、搬出
とを行うことができる。
【0044】そして、焼入しようとする全ての歯車1 が
ワーク受取ステーションAに到着したことが、即ち、以
後ワーク受取ステーションAには歯車1 が到着しないこ
とが、例えばワーク受取ステーションAに設けた図示し
ないワーク検出装置とカウンタによって判明すると、第
2上側コンセントリング把持機14による台30上に載置さ
れた上側コンセントリング4 の把持が停止されると共
に、上側コンセントリング検出装置37の光発信器37a か
ら発した光の光受信器37b による受信が遮られる場合に
は、ブレーキモータ36を逆転起動させて上側コンセント
リング支持板32を降下させるようにする。従って、ワー
ク払出ステーションEから順次台30上に載置された上側
コンセントリング4 は積み重なって降下してゆき、最後
は6個の上側コンセントリング4 が上側コンセントリン
グ支持板32上に積み重ねられた状態で格納される。この
ように、歯車1 の焼入が全て終了した後の上側コンセン
トリング4 の格納も機械的に行うことができる。
【0045】本実施例の高周波焼入装置では、6個の上
側コンセントリング4 が使用されており、各上側コンセ
ントリング4 は、焼入開始ステーションCで加熱された
歯車1 からの伝導熱によって温度が上昇しても、焼入終
了ステーションDに至るまでに冷却されてから、搬入搬
出ステーションB、ワーク払出ステーションE、台30お
よびワーク受取ステーションAを経て再び搬入搬出ステ
ーションBを通過して焼入開始ステーションCに至る間
にも空気によって冷却されて、元の温度まで降温してい
る。
【0046】従って、何れの上側コンセントリング4 も
同じ熱効果を歯車1 に与えるので各歯車1 に形成された
硬化層のパターンは均一である。そして、歯車1 が浸漬
冷却されるときには、下側コンセントリング3 のみでな
く、上側コンセントリング4も歯車1 に接触しているか
ら、歯車1 の下側面と上側面では冷却効果が同じになる
ので、歯車1 の下側面と上側面には同様のパターンの硬
化層が形成される。
【0047】次に、第2実施例のターンテーブル型高周
波焼入装置を、図7の平面説明図を参照して説明する。
第2実施例は、第1実施例と次の点が異なっている。即
ち、焼入終了ステーションDの後に、順次、第1、第2
および第3高周波焼き戻しステーショF1 、F2 および
F3 が設けられている。高周波焼き戻しステーションF
1 、F2 およびF3 には、それぞれ、歯車1 の焼き戻し
を行うために、電源供給導体80a 、80b の間に直列に接
続された環状の加熱コイル81、82および83が設置されて
いる。なお、高周波焼き戻しステーションを3個所設け
たのは、歯車1の焼き戻しのための昇温を、急速に行う
ことなく、徐々に行うためである。上記以外は、第1実
施例と同じ構成であり、動作も、冷却後高周波焼き戻し
が行われること以外は、第1実施例と同じようなプロセ
スで行われるから、第1実施例と同じ効果を発揮する。
【0048】第1および第2実施例において、焼入開始
ステーションCの前に、歯車1 の予熱ステーションを設
けることができる。この場合においても、第1および第
2実施例の効果を維持できることはゆうまでもない。
【0049】上記実施例では、歯車1 を浸漬冷却する場
合を説明したが、冷却液の噴射による冷却を行う場合で
あっても、上記実施例の効果に相当する効果を発揮する
ことができる。また、上記実施例では、台30に、上側コ
ンセントリング検出装置37、ネジ33、ブレーキモータ36
等を設け、焼入開始当初の上側コンセントリングの自動
供給と焼入終了後の自動格納を行わせる場合を説明した
が、台30を単なる台とし、焼入開始当初には6個の上側
コンセントリング4 を順次この台上へ手作業で載置して
ゆき、また、焼入終了後は、台30に戻って載置された上
側コンセントリング4 を手作業で取り外したり、移動さ
せたりすることもできる。この場合には、焼入開始と終
了時に僅かの人手を要するけれども、焼入作業は全て機
械的に行われるから、上記実施例の効果の大半を享受で
きる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のターンテ
ーブル型高周波焼入装置は、ワークの上面および下面に
それぞれ上側コンセントリングおよび下側コンセントリ
ングを接触させてワークを焼入するターンテーブル型高
周波焼入装置であって、間歇的に1段階ずつ回転され
て、順次、搬入搬出ステーション、焼入開始ステーショ
ンおよび焼入終了ステーションに至って後再び搬入搬出
ステーションに戻る水平なターンテーブルの周辺近辺に
等間隔に配設した複数の下側コンセントリングに、第1
ワーク把持機によって順次上側コンセントリングが載置
されたワークを載置してゆくと共に、焼入されたワーク
を上側コンセントリングと一緒に第2ワーク把持機によ
って搬出し、第1上側コンセントリング把持機によって
焼入されたワークに載置されている上側コンセントリン
グを取り外し、且つ、第2上側コンセントリング把持機
によって取り外した上側コンセントリングを焼入しよう
とするワークに載置する。そして、上側コンセントリン
グ載置台において、必要数の上側コンセントリングの供
給を機械的に行うようにすることができる。
【0051】従って、本発明のターンテーブル型高周波
焼入装置では、機械的に、上側コンセントリングのワー
クへの載置と取り外し、およびワークのターンテーブル
への搬入、搬出が行われるから、ワークの焼入の前後に
人手を必要とすることがない利点を有する。なお、上側
コンセントリング載置台において上側コンセントリング
の供給と回収とを手作業で行った場合でも、焼入作業は
全て機械的に行われるので、ほぼ前記と同等の利点を享
受できる。
【0052】また、下側コンセントリングと同じく、上
側コンセントリングは複数個あり、且つ冷却されるの
で、上側コンセントリングが昇温してゆくことはないか
ら、上側コンセントリングは各ワークの上面から常に一
定の熱吸収を行う結果、ワークに形成された硬化層のパ
ターンはワークによって異なることはない。
【0053】ワークが冷却されるときには、下側コンセ
ントリングおよび上側コンセントリングはワークの下側
面および上側面にそれぞれ接触しているので、ワークの
下側面と上側面で冷却効果が同じとなり、従って、ワー
クの下側面と上側面に形成される硬化層のパターンも同
じになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の平面説明図である。
【図2】図1のX−X線矢視断面説明図である。
【図3】本発明の第1実施例の把持機の平面説明図であ
る。
【図4】本発明の第1実施例の上側コンセントリング載
置台の正面説明図である。
【図5】本発明の第1実施例の一部の正面説明図であ
る。
【図6】本発明の第1実施例の動作説明図であって、
(a) 〜(f) はそれぞれステップS0 〜ステップS5
での動作を示す。
【図7】本発明の第1実施例の動作説明図であって、
(a) 〜(f) はそれぞれステップS6 〜ステップS11
での動作を示す。
【図8】本発明の第1実施例の動作説明図であって、
(a) 、(b) はそれぞれステップS12、ステップS13
での動作を示す。
【図9】本発明の第2実施例の平面説明図である。
【図10】従来のターンテーブル型高周波焼入装置の一
部の正面説明図である。
【図11】歯車の一部の斜視図である。
【符号の説明】
1 歯車 2 ターンテーブル 3 下側コンセントリング 4 上側コンセントリング 11 第1ワーク把持機 12 第2ワーク把持機 13 第1上側コンセントリング把持機 14 第2上側コンセントリング把持機 15 軸 30 上側コンセントリング載置台 100 把持装置 200 昇降回転装置 B 搬入搬出ステーション C 焼入開始ステーション D 焼入終了ステーション F1 、F2 、F3 高周波焼き戻しステーション

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークの上面および下面にそれぞれ上側
    コンセントリングおよび下側コンセントリングを接触さ
    せてワークを焼入するターンテーブル型高周波焼入装置
    であって、間歇的に1段階ずつ回転されて、周辺に等間
    隔に設けた複数の下側コンセントリングのそれぞれが、
    順次、搬入搬出ステーション、焼入開始ステーションお
    よび焼入終了ステーションに至って後再び搬入搬出ステ
    ーションに戻る水平なターンテーブルと、垂直な軸を中
    心として対向するように配設され且つ前記軸に接続され
    た第1ワーク把持機および第1上側コンセントリング把
    持機と、前記軸を中心として対向するように且つそれぞ
    れが第1ワーク把持機と第1上側コンセントリング把持
    機の中間に配設されていると共に前記軸に接続された第
    2ワーク把持機および第2コンセントリング把持機と、
    前記軸を中心として前記搬入搬出ステーションに対向す
    るように配設され、上側コンセントリングが載置される
    上側コンセントリング載置台と、前記軸を昇降且つ90度
    往復回転させる昇降回転装置とを備え、前記軸と前記第
    1ワーク把持機、第2ワーク把持機、第1上側コンセン
    トリング把持機、第2上側コンセントリング把持機、搬
    入搬出ステーション、および上側コンセントリング載置
    台との間のそれぞれの距離は、ほぼ等しくしてあること
    を特徴とするターンテーブル型高周波焼入装置。
  2. 【請求項2】 上側コンセントリング載置台は、昇降自
    在な上側コンセントリング支持板と、この支持板上に載
    置された上側コンセントリングの内上端の上側コンセン
    トリングが所定位置に在るか否かの検出装置と、この検
    出装置の検出結果によって前記上端の上側コンセントリ
    ングを前記所定位置から所定高さだけ上昇或いは降下さ
    せる装置とを備えた請求項1記載のターンテーブル型高
    周波焼入装置。
  3. 【請求項3】 焼入終了ステーションの次に高周波焼き
    戻しステーションを有する請求項1或いは2記載のター
    ンテーブル型高周波焼入装置。
  4. 【請求項4】 焼入開始ステーションの前に予熱ステー
    ションを有する請求項1、2或いは3記載のターンテー
    ブル型高周波焼入装置。
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