JP2552666B2 - 異形浴槽の製造方法 - Google Patents
異形浴槽の製造方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は一体成形できない異形部を有する浴槽の製造
方法に関するものである。
方法に関するものである。
今日、浴槽にはその実体形状として一体成形できない
異形部を有する特殊形状のものが少なくない。
異形部を有する特殊形状のものが少なくない。
その例としてはエプロン部が曲面形状であったり、上
縁部に湾曲形状のヘッドレストを有する場合等である。
縁部に湾曲形状のヘッドレストを有する場合等である。
この特殊形状の浴槽を製造する場合には旧来、断面
形の槽部と、異形部を夫々別個の製造型を用いて型成形
し、而る後、その槽部と異形部とをライニング材を介し
て接合した後、槽部裏面と、異形部裏面との間部分的に
補強材を架設して製品として供されている。
形の槽部と、異形部を夫々別個の製造型を用いて型成形
し、而る後、その槽部と異形部とをライニング材を介し
て接合した後、槽部裏面と、異形部裏面との間部分的に
補強材を架設して製品として供されている。
しかし、槽部と、異形部を夫々別個に型成形した後接
合し、そして補強材を架設する作業を順次実施しなけれ
ばならない為、製造工程が複雑化し、手間を要する。
合し、そして補強材を架設する作業を順次実施しなけれ
ばならない為、製造工程が複雑化し、手間を要する。
本発明の技術的課題は一体成形できない異形部を備え
た浴槽製品を容易に製造することにある。
た浴槽製品を容易に製造することにある。
本発明の技術的手段は、上端縁に上方及び槽内方向を
開放した凹段部を有する断面形状の槽部を型成形し、
該槽部の外面に、上記凹段部の立上がり面に連続する異
形部成形面を有する補強材を固定し、上記凹段部内を始
端として異形部成形面に樹脂層を前記槽部の表面と面一
状にライニングすることである。
開放した凹段部を有する断面形状の槽部を型成形し、
該槽部の外面に、上記凹段部の立上がり面に連続する異
形部成形面を有する補強材を固定し、上記凹段部内を始
端として異形部成形面に樹脂層を前記槽部の表面と面一
状にライニングすることである。
次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図中(A)は本発明製造方法を用いて製造される異形
浴槽を示している。
浴槽を示している。
この異形浴槽(A)は槽部(a1)を構成する短辺側槽
壁である対向する背凭れ壁(a1′)(a1′)の上端にヘ
ッドレスト(1)(1)を一体に備え、長辺側槽壁の一
辺には略全面に渉って外向湾曲面(2′)を有するエプ
ロン部(2)が一体に延設形成されている。
壁である対向する背凭れ壁(a1′)(a1′)の上端にヘ
ッドレスト(1)(1)を一体に備え、長辺側槽壁の一
辺には略全面に渉って外向湾曲面(2′)を有するエプ
ロン部(2)が一体に延設形成されている。
この外向湾曲面(2′)は図示するように槽部(a1)
の長辺側中央部分にエプロン部(2)中高部位を最頂点
とし且つエプロン部(2)ほぼ全高に渉って突出形成し
た最大湾曲部位(2″)を境にして同長辺両端方向に行
くに従ってその突出量及び突出面積を徐々に漸減せしめ
ることによって正面形状略半円形で平面形状弓形に形成
して入浴中における自然な手掛け面(3)として機能す
るようにすると共に、旧来のフラットなエプロン部に比
して耐強度に優れたエプロン部(2)を構成する機能を
もつ(第5図)(第6図)。
の長辺側中央部分にエプロン部(2)中高部位を最頂点
とし且つエプロン部(2)ほぼ全高に渉って突出形成し
た最大湾曲部位(2″)を境にして同長辺両端方向に行
くに従ってその突出量及び突出面積を徐々に漸減せしめ
ることによって正面形状略半円形で平面形状弓形に形成
して入浴中における自然な手掛け面(3)として機能す
るようにすると共に、旧来のフラットなエプロン部に比
して耐強度に優れたエプロン部(2)を構成する機能を
もつ(第5図)(第6図)。
ヘッドレスト(1)(1)は背凭れ壁(a1′)
(a1′)に連設して頂部を若干緩やかな山形状に形成さ
れ、入浴中において頭部を安定良く載置させる機能をも
つ。
(a1′)に連設して頂部を若干緩やかな山形状に形成さ
れ、入浴中において頭部を安定良く載置させる機能をも
つ。
斯る本実施例における浴槽(A)はエプロン部(2)
が槽部(a1)と共に一体成形できない(脱型不能)形状
である為、本発明製造方法を用いて製造する。
が槽部(a1)と共に一体成形できない(脱型不能)形状
である為、本発明製造方法を用いて製造する。
まず、第1工程は異形部(a2)(エプロン部(2),
ヘッドレスト(1)(1),エプロン部(2)と対向す
る長辺他辺の上縁部(4))を除いて槽部(a1)を所望
の成形方法を用いて一体成形する工程である。
ヘッドレスト(1)(1),エプロン部(2)と対向す
る長辺他辺の上縁部(4))を除いて槽部(a1)を所望
の成形方法を用いて一体成形する工程である。
槽部(a1)は定貯湯量部位よりも若干高い位置を上端
縁とし、その上端縁に上方及び槽内方向を解放した凹段
部(5)を有する断面形に成形する。
縁とし、その上端縁に上方及び槽内方向を解放した凹段
部(5)を有する断面形に成形する。
槽部(a1)の断面構造は表面側からビスフェノール系
樹脂(超耐熱性樹脂)からなるゲルコート層(6)、イ
ソフタル酸系樹脂(耐熱性樹脂)を含浸させたFRP層
(7)、オルソフタル酸系樹脂(一般積層用樹脂)から
なるバックアップ層(8)の3層構造とする。
樹脂(超耐熱性樹脂)からなるゲルコート層(6)、イ
ソフタル酸系樹脂(耐熱性樹脂)を含浸させたFRP層
(7)、オルソフタル酸系樹脂(一般積層用樹脂)から
なるバックアップ層(8)の3層構造とする。
第2工程は上記槽部(a1)の外面に凹段部(5)の立
上がり面(5′)に連続する異形部(a2)の成形面
(9)(10)(11)を有する補強材(a3)を固定する工
程である。
上がり面(5′)に連続する異形部(a2)の成形面
(9)(10)(11)を有する補強材(a3)を固定する工
程である。
補強材(a3)は発泡ウレタン等の発泡性の材料を用
い、切削加工を加えることによって表面にエプロン成形
面(9),ヘッドレスト成形面(10),上縁部成形面
(11)を形成した数ブロックからなり、接着剤(12)を
介して前記の通り槽部(a1)外面に固定する。
い、切削加工を加えることによって表面にエプロン成形
面(9),ヘッドレスト成形面(10),上縁部成形面
(11)を形成した数ブロックからなり、接着剤(12)を
介して前記の通り槽部(a1)外面に固定する。
第3工程は、上記成形面(9)(10)(11)及び凹段
部(5)内に樹脂層(a4)ライニングによって形成する
工程である。
部(5)内に樹脂層(a4)ライニングによって形成する
工程である。
樹脂層(a4)は前記槽部(a1)の構成用として使用さ
れたFRP層(7)と、ゲルコート層(6)との2層構造
とする。
れたFRP層(7)と、ゲルコート層(6)との2層構造
とする。
FRP層(7)は前記凹段部(5)内から夫々の成形面
(9)(10)(11)終端に至るまで第1層目としてライ
ニングし、脱泡して成形する。
(9)(10)(11)終端に至るまで第1層目としてライ
ニングし、脱泡して成形する。
ゲルコート層(6)は上記FRP層(7)が硬化した
後、FRP層(7)上を槽部(a1)表面のゲルコート層
(6)と面一となるようにライニングして槽部(a1)の
そのゲルコート層(6)と連設せしめ、更に均して継目
がないように一体化し、異形浴槽として供する。
後、FRP層(7)上を槽部(a1)表面のゲルコート層
(6)と面一となるようにライニングして槽部(a1)の
そのゲルコート層(6)と連設せしめ、更に均して継目
がないように一体化し、異形浴槽として供する。
斯る本実施例においては異形部(a2)をFRP層
(7),ゲルコート層(6)の2層構造とした理由は補
強材(a3)が裏打補強機能を有する為、バックアップ層
(8)をあえて設けずとも十分に耐強度を保持するから
であるが、槽部(a1)と同様にバックアップ層(8)を
含む3層構造にして、更に耐強度を付与しても任意であ
る。
(7),ゲルコート層(6)の2層構造とした理由は補
強材(a3)が裏打補強機能を有する為、バックアップ層
(8)をあえて設けずとも十分に耐強度を保持するから
であるが、槽部(a1)と同様にバックアップ層(8)を
含む3層構造にして、更に耐強度を付与しても任意であ
る。
本発明は以上のように、上端縁に上方及び槽内方向を
開放した凹段部を有する断面形状の槽部を型成形し、
該槽部の外面に、上記凹段部の立上がり面に連続する異
形部成形面を有する補強材を固定し、上記凹段部内を始
端として異形部成形面に樹脂層を前記槽部の表面と面一
状にライニングするので下記の作用効果がある。
開放した凹段部を有する断面形状の槽部を型成形し、
該槽部の外面に、上記凹段部の立上がり面に連続する異
形部成形面を有する補強材を固定し、上記凹段部内を始
端として異形部成形面に樹脂層を前記槽部の表面と面一
状にライニングするので下記の作用効果がある。
型成形された槽部外面に、異形部の成形面を有する
補強材を固定する工程と、その成形面上に樹脂層をライ
ニングによって形成する工程の2工程で異形浴槽が製造
される。
補強材を固定する工程と、その成形面上に樹脂層をライ
ニングによって形成する工程の2工程で異形浴槽が製造
される。
故に旧来のように槽部と異形部とを夫々専用型で型成
形する工程と、槽部,異形部両者を接合する工程と、裏
打補強材を架設する工程の3工程を逐次実施する技術に
比べて製造工程が簡略化し、手間がかからない。
形する工程と、槽部,異形部両者を接合する工程と、裏
打補強材を架設する工程の3工程を逐次実施する技術に
比べて製造工程が簡略化し、手間がかからない。
補強材は予め異形部の成形面を有するから、異形部
裏面と槽部裏面との間全面に渉って充填されることにな
る。
裏面と槽部裏面との間全面に渉って充填されることにな
る。
故に部分的に補強材を架設した旧来の異形浴槽に比し
て異形部分の耐強度も増強し、より耐久性に秀でた異形
浴槽を製造できる。
て異形部分の耐強度も増強し、より耐久性に秀でた異形
浴槽を製造できる。
依って、所期の目的を達成できる。
図面は本発明異形浴槽の製造方法における実施例を示
し、第1図は補強材を型成形した槽部外面に固定した状
態を示す縦断面図、第2図は上記補強材表面の成形面に
FRP層をライニングした状態を示す縦断面図、第3図は
上記FRP層上にゲルコート層をライニングした状態を示
す縦断面図、第4図は第3図の(4)−(4)断面図、
第5図は得られた異形浴槽の平面図、第6図は同正面図
である。 尚図中 (A):異形浴槽、(a1):槽部 (5):凹段部 (9)(10)(11):異形部成形面 (a4):樹脂層、(5′):立上がり面 (a2):異形部、(a3):補強材
し、第1図は補強材を型成形した槽部外面に固定した状
態を示す縦断面図、第2図は上記補強材表面の成形面に
FRP層をライニングした状態を示す縦断面図、第3図は
上記FRP層上にゲルコート層をライニングした状態を示
す縦断面図、第4図は第3図の(4)−(4)断面図、
第5図は得られた異形浴槽の平面図、第6図は同正面図
である。 尚図中 (A):異形浴槽、(a1):槽部 (5):凹段部 (9)(10)(11):異形部成形面 (a4):樹脂層、(5′):立上がり面 (a2):異形部、(a3):補強材
Claims (1)
- 【請求項1】上端縁に上方及び槽内方向を開放した凹段
部を有する断面形状の槽部を型成形し、該槽部の外面
に、上記凹段部の立上がり面に連続する異形部成形面を
有する補強材を固定し、上記凹段部内を始端として異形
部成形面に樹脂層を前記槽部の表面と面一状にライニン
グすることを特徴とする異形浴槽の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62075667A JP2552666B2 (ja) | 1987-03-27 | 1987-03-27 | 異形浴槽の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62075667A JP2552666B2 (ja) | 1987-03-27 | 1987-03-27 | 異形浴槽の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63239034A JPS63239034A (ja) | 1988-10-05 |
| JP2552666B2 true JP2552666B2 (ja) | 1996-11-13 |
Family
ID=13582787
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62075667A Expired - Lifetime JP2552666B2 (ja) | 1987-03-27 | 1987-03-27 | 異形浴槽の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2552666B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006006668A (ja) * | 2004-06-25 | 2006-01-12 | Cleanup Corp | 浴槽 |
-
1987
- 1987-03-27 JP JP62075667A patent/JP2552666B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63239034A (ja) | 1988-10-05 |
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