JP2552783B2 - ウエルディングカーテン材 - Google Patents
ウエルディングカーテン材Info
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- JP2552783B2 JP2552783B2 JP3286457A JP28645791A JP2552783B2 JP 2552783 B2 JP2552783 B2 JP 2552783B2 JP 3286457 A JP3286457 A JP 3286457A JP 28645791 A JP28645791 A JP 28645791A JP 2552783 B2 JP2552783 B2 JP 2552783B2
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- Japan
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- flame
- light transmittance
- curtain material
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- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、溶接や溶断作業等に
おいて発生する火花を遮断して火災発生を予防できるウ
エルディングカーテン材に関する。
おいて発生する火花を遮断して火災発生を予防できるウ
エルディングカーテン材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ウエルディングカーテン材として
は、軟質塩化ビニル樹脂などの熱可塑性樹脂製の透明シ
ートならなるものが知られている(特開昭63−847
79号公報)。しかし、この種のウエルディングカーテ
ン材は、熱可塑性樹脂製であるため、燃焼したり、溶接
や溶断作業の際に生ずるノロやスパッタ等の火花が貫通
して孔があき易い。
は、軟質塩化ビニル樹脂などの熱可塑性樹脂製の透明シ
ートならなるものが知られている(特開昭63−847
79号公報)。しかし、この種のウエルディングカーテ
ン材は、熱可塑性樹脂製であるため、燃焼したり、溶接
や溶断作業の際に生ずるノロやスパッタ等の火花が貫通
して孔があき易い。
【0003】溶接、溶断作業の際に生ずるノロやスパッ
タ等の火花の貫通を防止できるウエルディングカーテン
材として、炭素繊維などの無機繊維の織物又は不織布、
或いはガラス繊維の織物又は不織布にシリコン樹脂等を
コーテイングしたものが用いられている。
タ等の火花の貫通を防止できるウエルディングカーテン
材として、炭素繊維などの無機繊維の織物又は不織布、
或いはガラス繊維の織物又は不織布にシリコン樹脂等を
コーテイングしたものが用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前者の熱可塑性樹脂製
透明シートからなるウエルディングカーテン材のうち、
軟質塩化ビニル樹脂製のものは、JIS−A−8952
に定められた火災安全の評価基準に達している。しか
し、この火災安全の評価基準は、シート自体が燃え広が
ることなくて火災に進展しないことが基準とされてお
り、軟質塩化ビニル樹脂製シートからなるウエルディン
グカーテン材であっても、ノロやスパッタ等の高温の火
花に触れると溶けて孔があき易い。そのため、その孔か
ら火花が貫通して火災が発生する危険性があり、JIS
−A−1323に規定されているようなより高度の火災
安全基準には満足せず、使用範囲が限定されるものであ
った。
透明シートからなるウエルディングカーテン材のうち、
軟質塩化ビニル樹脂製のものは、JIS−A−8952
に定められた火災安全の評価基準に達している。しか
し、この火災安全の評価基準は、シート自体が燃え広が
ることなくて火災に進展しないことが基準とされてお
り、軟質塩化ビニル樹脂製シートからなるウエルディン
グカーテン材であっても、ノロやスパッタ等の高温の火
花に触れると溶けて孔があき易い。そのため、その孔か
ら火花が貫通して火災が発生する危険性があり、JIS
−A−1323に規定されているようなより高度の火災
安全基準には満足せず、使用範囲が限定されるものであ
った。
【0005】後者の炭素繊維等の無機繊維の織物、シリ
コ−ンでコーティングしたガラス繊維の織物又は不織布
等からなるウエルディングカーテン材は、JIS−A−
1323に規定されている火災安全の評価基準に満足す
るものであるが、不透明であるか、曇った状態であって
その向こう側を見通すことができないという問題があっ
た。そこで、覗き孔をあけ、そこに透明軟質塩化ビニル
樹脂シートを貼って覗き窓を形成しているが、そのため
の手間と費用が嵩み、また、覗き窓部分は火花により孔
があく危険性があった。
コ−ンでコーティングしたガラス繊維の織物又は不織布
等からなるウエルディングカーテン材は、JIS−A−
1323に規定されている火災安全の評価基準に満足す
るものであるが、不透明であるか、曇った状態であって
その向こう側を見通すことができないという問題があっ
た。そこで、覗き孔をあけ、そこに透明軟質塩化ビニル
樹脂シートを貼って覗き窓を形成しているが、そのため
の手間と費用が嵩み、また、覗き窓部分は火花により孔
があく危険性があった。
【0006】この発明は、上記の点に鑑み、難燃性であ
ることは勿論のこと、ノロやスパッタ等の高温の火花に
触れても孔があくことがなく、かつ、透明性を有し、覗
き窓を設けなくともカーテンの向こう側を見通すことが
できるウエルディングカーテン材を提供することを目的
とする。
ることは勿論のこと、ノロやスパッタ等の高温の火花に
触れても孔があくことがなく、かつ、透明性を有し、覗
き窓を設けなくともカーテンの向こう側を見通すことが
できるウエルディングカーテン材を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のウエルディン
グカーテン材は、光線透過性を有する無機繊維からなる
織物又は不織布に難燃性熱硬化性樹脂組成物を含浸して
硬化した繊維強化樹脂シートからなるウエルディングカ
ーテン材であって、上記難燃性熱硬化性樹脂組成物の硬
化後における屈折率Aと上記無機繊維の屈折率Bとの関
係が、次式(1)を満足するものであり、かつ、繊維強
化樹脂シートの平行光線透過率が全光線透過率の80%
以上であることを特徴とするものである。
グカーテン材は、光線透過性を有する無機繊維からなる
織物又は不織布に難燃性熱硬化性樹脂組成物を含浸して
硬化した繊維強化樹脂シートからなるウエルディングカ
ーテン材であって、上記難燃性熱硬化性樹脂組成物の硬
化後における屈折率Aと上記無機繊維の屈折率Bとの関
係が、次式(1)を満足するものであり、かつ、繊維強
化樹脂シートの平行光線透過率が全光線透過率の80%
以上であることを特徴とするものである。
【0008】 B+0.015≧A≧B−0.005 ・・・・・(1) 上記難燃性熱硬化性樹脂組成物に関しては、ハロゲン化
アリ−ルのアクリル誘導体もしくはハロゲン元素を含む
不飽和ポリエステル樹脂、該誘導体もしくは不飽和ポリ
エステル樹脂を溶解し得る液状架橋剤、及び燐含有モノ
マーよりなり、ハロゲン元素が15〜50重量%、燐が
1〜10重量%含有されているものであることが好まし
い。そして、液状架橋剤に関しては、末端ビニル基を1
〜3個含むアクリル系エステルのモノマーもしくはマク
ロモノマーからなるものであることが好ましい。
アリ−ルのアクリル誘導体もしくはハロゲン元素を含む
不飽和ポリエステル樹脂、該誘導体もしくは不飽和ポリ
エステル樹脂を溶解し得る液状架橋剤、及び燐含有モノ
マーよりなり、ハロゲン元素が15〜50重量%、燐が
1〜10重量%含有されているものであることが好まし
い。そして、液状架橋剤に関しては、末端ビニル基を1
〜3個含むアクリル系エステルのモノマーもしくはマク
ロモノマーからなるものであることが好ましい。
【0009】従来公知の熱可塑性樹脂用難燃剤すなわち
添加型難燃剤では、難燃性熱硬化性樹脂組成物の硬化後
の屈折率Aを無機繊維の屈折率Bに近づけ、上記式
(1)を満足させることが難しい。また、ハロゲン元素
のみの場合には、火花を捕捉するに十分な難燃性を得る
ことは難しく、このため一般にアンチモン系助剤が併用
されるが繊維強化樹脂シートは白濁して十分な透明性の
ものが得られない。上記のとおり、ハロゲン化アリ−ル
のアクリル誘導体もしくはハロゲン元素を含む不飽和ポ
リエステル樹脂と燐含有モノマーとを併用すれば、透明
性を阻害せずに難燃性を得ることが容易となる。そし
て、ハロゲン元素含有量及び燐含有量が、それぞれ、1
5重量%未満、1%未満であると十分な難燃性が得られ
ず、逆に、それぞれ、50重量%超、10重量%超であ
ると架橋効率や柔軟性を阻害するので、上記の含有率範
囲とするのがよい。
添加型難燃剤では、難燃性熱硬化性樹脂組成物の硬化後
の屈折率Aを無機繊維の屈折率Bに近づけ、上記式
(1)を満足させることが難しい。また、ハロゲン元素
のみの場合には、火花を捕捉するに十分な難燃性を得る
ことは難しく、このため一般にアンチモン系助剤が併用
されるが繊維強化樹脂シートは白濁して十分な透明性の
ものが得られない。上記のとおり、ハロゲン化アリ−ル
のアクリル誘導体もしくはハロゲン元素を含む不飽和ポ
リエステル樹脂と燐含有モノマーとを併用すれば、透明
性を阻害せずに難燃性を得ることが容易となる。そし
て、ハロゲン元素含有量及び燐含有量が、それぞれ、1
5重量%未満、1%未満であると十分な難燃性が得られ
ず、逆に、それぞれ、50重量%超、10重量%超であ
ると架橋効率や柔軟性を阻害するので、上記の含有率範
囲とするのがよい。
【0010】この発明において、光線透過性を有する無
機繊維の織物又は不織布としては、例えば、ガラス繊維
のヤーンやロービングを平織り、綾織り、繻子織りなど
した織物、ガラス繊維チョップドストランドマットなど
のガラス繊維不織布などがあげられる。無機繊維として
は上記ガラス繊維に限られない。1000℃で溶融しな
い程度の高温に耐え、透明性を有するものであればよ
く、例えば、アルミナ等から製せられた透明性を有する
セラミック繊維を用いてもよい。
機繊維の織物又は不織布としては、例えば、ガラス繊維
のヤーンやロービングを平織り、綾織り、繻子織りなど
した織物、ガラス繊維チョップドストランドマットなど
のガラス繊維不織布などがあげられる。無機繊維として
は上記ガラス繊維に限られない。1000℃で溶融しな
い程度の高温に耐え、透明性を有するものであればよ
く、例えば、アルミナ等から製せられた透明性を有する
セラミック繊維を用いてもよい。
【0011】上記ハロゲン化アリールのアクリル誘導体
としては、塩素、臭素及びヨウ素の一種以上を好ましく
は20〜50重量%含有するハロゲン化アリールのアク
リル誘導体であって、例えば、テトラブロモビスフェノ
ールA−ビスアクリレート、テトラブロモビスフェノー
ルA−エチレンオキサイド付加ジメタクリレート、トリ
ブロモフェニルアクリレート、トリブロモフェニルメタ
クリレート、メタクリル酸トリクロロフェニルなど、ま
たは、ハロゲン化フェノール、ハロゲン化ビスフェノー
ル、ハロゲン化アリ−ルカルボン酸エチレンオキサイド
付加物等の(メタ)アクリル酸エステル類のモノマー及
びこれらのマクロモノマーがあげられる。場合により、
これらのモノマー、マクロモノマーは、グリシジルエー
テルが一部に含むものであってもよい。
としては、塩素、臭素及びヨウ素の一種以上を好ましく
は20〜50重量%含有するハロゲン化アリールのアク
リル誘導体であって、例えば、テトラブロモビスフェノ
ールA−ビスアクリレート、テトラブロモビスフェノー
ルA−エチレンオキサイド付加ジメタクリレート、トリ
ブロモフェニルアクリレート、トリブロモフェニルメタ
クリレート、メタクリル酸トリクロロフェニルなど、ま
たは、ハロゲン化フェノール、ハロゲン化ビスフェノー
ル、ハロゲン化アリ−ルカルボン酸エチレンオキサイド
付加物等の(メタ)アクリル酸エステル類のモノマー及
びこれらのマクロモノマーがあげられる。場合により、
これらのモノマー、マクロモノマーは、グリシジルエー
テルが一部に含むものであってもよい。
【0012】また、上記ハロゲン元素を含む不飽和ポリ
エステル樹脂としては、例えば、ヘッド酸ポリエステ
ル、テトラクロロフタール酸、クロロマレイン酸無水
物、テトラブロモフタール酸などを含有する不飽和ポリ
エステルがあげられる。
エステル樹脂としては、例えば、ヘッド酸ポリエステ
ル、テトラクロロフタール酸、クロロマレイン酸無水
物、テトラブロモフタール酸などを含有する不飽和ポリ
エステルがあげられる。
【0013】上記液状架橋剤としては、例えば、テトラ
ヒドロフルフリルアクリレート、ベンジル(メタ)アク
リレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、2−
エチルヘキシルアクリレート、グリシジルアクリレー
ト、2−ヒドロキシエチルアクリレート、メトキシトリ
エチレングリコール(ジ)アクリレート、イソボルニル
アクリレート、ジメチルアミノエチルアクリレート、ネ
オベンチルグリコールジアクリレート、ベンタエリスト
ールトリ(メタ)アクリレートなどの末端ビニル基を1
〜3個含むアクリル系エステルのモノマーもしくはマク
ロモノマーなどがあげられる。この架橋剤の使用量は、
組成物中20〜80重量%であるのが好ましい。20重
量%未満では上記アクリル誘導体モノマーもしくは不飽
和ポリエステルの溶解性が悪くなり、80重量%を超え
ると、上記した範囲の屈折率とすることが難しいからで
ある。
ヒドロフルフリルアクリレート、ベンジル(メタ)アク
リレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、2−
エチルヘキシルアクリレート、グリシジルアクリレー
ト、2−ヒドロキシエチルアクリレート、メトキシトリ
エチレングリコール(ジ)アクリレート、イソボルニル
アクリレート、ジメチルアミノエチルアクリレート、ネ
オベンチルグリコールジアクリレート、ベンタエリスト
ールトリ(メタ)アクリレートなどの末端ビニル基を1
〜3個含むアクリル系エステルのモノマーもしくはマク
ロモノマーなどがあげられる。この架橋剤の使用量は、
組成物中20〜80重量%であるのが好ましい。20重
量%未満では上記アクリル誘導体モノマーもしくは不飽
和ポリエステルの溶解性が悪くなり、80重量%を超え
ると、上記した範囲の屈折率とすることが難しいからで
ある。
【0014】また、燐含有モノマーとしては、例えば、
モノ(2−アクリロイルオキシエチル)アシッドホスフ
ェート、ジフェニル−2−(メタ)アクリロイルオキシ
エチルホスフェート、ビス2−クロロエチル−ビニルホ
スフェートなどの燐酸エステルもしくはエーテルのアク
リル誘導体があげられる。この燐含有モノマーの使用量
は、組成物中10〜40重量%であるのが好ましい。1
0重量%未満では十分な難燃性が得られず、40重量%
を超えると、上記した範囲の屈折率とすることが難しい
からである。
モノ(2−アクリロイルオキシエチル)アシッドホスフ
ェート、ジフェニル−2−(メタ)アクリロイルオキシ
エチルホスフェート、ビス2−クロロエチル−ビニルホ
スフェートなどの燐酸エステルもしくはエーテルのアク
リル誘導体があげられる。この燐含有モノマーの使用量
は、組成物中10〜40重量%であるのが好ましい。1
0重量%未満では十分な難燃性が得られず、40重量%
を超えると、上記した範囲の屈折率とすることが難しい
からである。
【0015】この発明において、無機繊維及び難燃性熱
硬化性樹脂組成物を硬化したものの屈折率は、JIS−
K−7105に準拠して測定される20℃の屈折率をい
う。この発明のウエルディングカーテン材は、所定の
幅、長さに裁断したものを衝立方式や吊り下げ方式のカ
ーテンとして使用されるものであるから、柔軟性があっ
て屈曲性に富み、二次加工性がよいことが好ましい。こ
のため、難燃性熱硬化性樹脂組成物に柔軟剤や難燃性可
塑剤を添加するのが好ましい。
硬化性樹脂組成物を硬化したものの屈折率は、JIS−
K−7105に準拠して測定される20℃の屈折率をい
う。この発明のウエルディングカーテン材は、所定の
幅、長さに裁断したものを衝立方式や吊り下げ方式のカ
ーテンとして使用されるものであるから、柔軟性があっ
て屈曲性に富み、二次加工性がよいことが好ましい。こ
のため、難燃性熱硬化性樹脂組成物に柔軟剤や難燃性可
塑剤を添加するのが好ましい。
【0016】その柔軟剤としては、例えば、ウレタンア
クリレート、エポキシアクリレート、ポリエステルアク
リレートなどの多官能性オリゴマーが使用される。ま
た、難燃性可塑剤としては、例えば、トリスジクロロプ
ロピルホスフェート、トリスモノクロロプロピルホスフ
ェート、トリスクロロエチルホスフェート、トリストリ
ブロモフェニルホスフェート、トリフェニルホスフェー
トなどの燐酸エステル系可塑剤が好適に使用される。
クリレート、エポキシアクリレート、ポリエステルアク
リレートなどの多官能性オリゴマーが使用される。ま
た、難燃性可塑剤としては、例えば、トリスジクロロプ
ロピルホスフェート、トリスモノクロロプロピルホスフ
ェート、トリスクロロエチルホスフェート、トリストリ
ブロモフェニルホスフェート、トリフェニルホスフェー
トなどの燐酸エステル系可塑剤が好適に使用される。
【0017】さらに、難燃性熱硬化性樹脂組成物には、
従来公知の脱泡剤や湿潤剤が添加され、場合により、従
来公知の、内部離型剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤など
を添加することができる。
従来公知の脱泡剤や湿潤剤が添加され、場合により、従
来公知の、内部離型剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤など
を添加することができる。
【0018】また、目の保護のため、染料などの着色剤
を添加することによりウエルディングカーテン材の光線
透過率を調整することも従来と特に変わるところがな
い。この発明のウエルディングカーテン材は、光線透過
性を有する無機繊維の織物又は不織布に、上記のとおり
の難燃性熱硬化性樹脂組成物を含浸して硬化させること
によって製造されるが、無機繊維の織物又は不織布中に
空気が残存したままであると、得られるシートは白濁し
透明体とならない。そこで、難燃性熱硬化性樹脂組成物
を含浸するにあたり、その液状架橋剤や燐含有モノマー
のうちの低粘度モノマーを織物又は不織布に予備含浸す
ることが望ましい。こうすることにより織物又は不織布
中の微細な空気の泡をほぼ完全に除去できる。
を添加することによりウエルディングカーテン材の光線
透過率を調整することも従来と特に変わるところがな
い。この発明のウエルディングカーテン材は、光線透過
性を有する無機繊維の織物又は不織布に、上記のとおり
の難燃性熱硬化性樹脂組成物を含浸して硬化させること
によって製造されるが、無機繊維の織物又は不織布中に
空気が残存したままであると、得られるシートは白濁し
透明体とならない。そこで、難燃性熱硬化性樹脂組成物
を含浸するにあたり、その液状架橋剤や燐含有モノマー
のうちの低粘度モノマーを織物又は不織布に予備含浸す
ることが望ましい。こうすることにより織物又は不織布
中の微細な空気の泡をほぼ完全に除去できる。
【0019】そして、難燃性熱硬化性樹脂組成物を硬化
する方法としては、紫外線などによる光硬化方法を採用
することが好ましい。光硬化によれば、反応速度が極め
て早く、経済的であり、かつ、光の到達する表面から樹
脂の硬化が開始されるの表面の平滑性が保たれ易く、さ
らに、加熱することなく低温で硬化するので、無機繊維
と樹脂組成物との界面の剥離、クレーズなどの界面の不
連続性を極力最小限に抑えることができ、像鮮明度のよ
いものが得られるからである。このとき用いられる光硬
化開始剤としては従来公知のものが使用できる。
する方法としては、紫外線などによる光硬化方法を採用
することが好ましい。光硬化によれば、反応速度が極め
て早く、経済的であり、かつ、光の到達する表面から樹
脂の硬化が開始されるの表面の平滑性が保たれ易く、さ
らに、加熱することなく低温で硬化するので、無機繊維
と樹脂組成物との界面の剥離、クレーズなどの界面の不
連続性を極力最小限に抑えることができ、像鮮明度のよ
いものが得られるからである。このとき用いられる光硬
化開始剤としては従来公知のものが使用できる。
【0020】
【作用】この発明のウエルディングカーテン材において
は、繊維強化樹脂シートに使用された熱硬化性樹脂組成
物の硬化後における屈折率Aと無機繊維の屈折率Bと
が、B+0.015≧A≧B−0.005の関係を満足
し、難燃性繊維強化樹脂シートの平行光線透過率が全光
線透過率の80%以上であることにより、繊維強化樹脂
シートは、白濁せずに透明性を維持し、カーテンの向こ
う側を見通すことができる。
は、繊維強化樹脂シートに使用された熱硬化性樹脂組成
物の硬化後における屈折率Aと無機繊維の屈折率Bと
が、B+0.015≧A≧B−0.005の関係を満足
し、難燃性繊維強化樹脂シートの平行光線透過率が全光
線透過率の80%以上であることにより、繊維強化樹脂
シートは、白濁せずに透明性を維持し、カーテンの向こ
う側を見通すことができる。
【0021】また、難燃性熱硬化性樹脂組成物には、ハ
ロゲン元素、燐等の難燃性寄与元素が添加型難燃剤とし
てでなく、熱硬化性樹脂を構成する成分として含有され
ているので、繊維強化樹脂シートの平行光線透過率が全
光線透過率の80%以上となり、白濁することなく、透
明性を維持する。
ロゲン元素、燐等の難燃性寄与元素が添加型難燃剤とし
てでなく、熱硬化性樹脂を構成する成分として含有され
ているので、繊維強化樹脂シートの平行光線透過率が全
光線透過率の80%以上となり、白濁することなく、透
明性を維持する。
【0022】
【実施例】以下、この発明のウエルディングカーテン材
の実施例について説明する。 (実施例1)光線透過性を有する無機繊維の織物とし
て、屈折率1.5555のガラスヤーン平織りクロス
(幅500mm、厚さ100μm、目付け100g/m
2 )を用い、これを、テトラヒドロフルフリルアクリレ
ート100重量部、ジフェニル−2−メタクロイルオキ
シエチルホスフェート100部、湿潤剤(BYK−26
62、ビーワイケーケミー社製)1重量部及び脱泡剤
(BYK−A−501、ビーワイケーケミー社製)1重
量部からなる低粘度の予備含浸液に浸漬含浸させ、十分
に水切りした。
の実施例について説明する。 (実施例1)光線透過性を有する無機繊維の織物とし
て、屈折率1.5555のガラスヤーン平織りクロス
(幅500mm、厚さ100μm、目付け100g/m
2 )を用い、これを、テトラヒドロフルフリルアクリレ
ート100重量部、ジフェニル−2−メタクロイルオキ
シエチルホスフェート100部、湿潤剤(BYK−26
62、ビーワイケーケミー社製)1重量部及び脱泡剤
(BYK−A−501、ビーワイケーケミー社製)1重
量部からなる低粘度の予備含浸液に浸漬含浸させ、十分
に水切りした。
【0023】この予備含浸液を含浸させた平織りガラス
ヤーンクロスに、テトラブロモビスフェノールA−ビス
アクリレート(臭素含有率42重量%)100重量部、
テトラヒドロフルフリルアクリレート40重量部、ビス
フェノールA−エポキシアクリレート(SP−250
0、昭和高分子社製)20重量部、ジフェニル−2−メ
タクロイルオキシエチルホスフェート(燐含有率8.6
重量%)20重量部、トリスジクロロプロピルホスフェ
ート(難燃性可塑剤:燐含有率7.2重量%、塩素含有
率48.6重量%)20重量部、光重合剤(ダロキュア
ー1173、メルク社製)2重量部からなる基本難燃性
熱硬化性樹脂組成物を、クロス100gに対してほぼ2
80gの割合で塗布含浸させ、ローラーでよく予備含浸
液と混ぜ合わせた。次いで、その両面に125μm厚さ
のポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)フィルム
を被覆し、これを0.5mm間隔のローラー間に通して
脱泡するとともに平滑化した後、紫外線を照射して硬化
した。この紫外線硬化条件は、80W/cm2 強度の高
圧水銀灯中を1m/分の速度で走行するものとした。
ヤーンクロスに、テトラブロモビスフェノールA−ビス
アクリレート(臭素含有率42重量%)100重量部、
テトラヒドロフルフリルアクリレート40重量部、ビス
フェノールA−エポキシアクリレート(SP−250
0、昭和高分子社製)20重量部、ジフェニル−2−メ
タクロイルオキシエチルホスフェート(燐含有率8.6
重量%)20重量部、トリスジクロロプロピルホスフェ
ート(難燃性可塑剤:燐含有率7.2重量%、塩素含有
率48.6重量%)20重量部、光重合剤(ダロキュア
ー1173、メルク社製)2重量部からなる基本難燃性
熱硬化性樹脂組成物を、クロス100gに対してほぼ2
80gの割合で塗布含浸させ、ローラーでよく予備含浸
液と混ぜ合わせた。次いで、その両面に125μm厚さ
のポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)フィルム
を被覆し、これを0.5mm間隔のローラー間に通して
脱泡するとともに平滑化した後、紫外線を照射して硬化
した。この紫外線硬化条件は、80W/cm2 強度の高
圧水銀灯中を1m/分の速度で走行するものとした。
【0024】硬化後、PETフィルムを外して0.2m
m厚さの透明な繊維強化樹脂シートを得た。なお、基本
難燃性熱硬化性樹脂組成物と予備含浸液との全組成物を
硬化させた硬化物の屈折率は、1.5557(JIS−
K−7105準拠)であり、全組成物中ハロゲン元素含
有量は25.4重量%(塩素4.8重量%、臭素20.
6重量%)、燐含有量は1.55重量%であった。
m厚さの透明な繊維強化樹脂シートを得た。なお、基本
難燃性熱硬化性樹脂組成物と予備含浸液との全組成物を
硬化させた硬化物の屈折率は、1.5557(JIS−
K−7105準拠)であり、全組成物中ハロゲン元素含
有量は25.4重量%(塩素4.8重量%、臭素20.
6重量%)、燐含有量は1.55重量%であった。
【0025】このシートについて、JIS−K−710
5に準拠して測定した、全光線透過率、平行光線透過
率、平行光線透過率/全光線透過率及び像解明度(くし
幅0.5mm)、並びにJIS−A−1323に準拠し
て行った難燃性試験(B種試験:鋼板厚さ4.4mm、
C種試験:鋼板厚さ3.2mm)の結果は表1に示すと
おりであった。 (実施例2)基本難燃性熱硬化性樹脂組成物に黄色染料
ジスアジドイエロー0.2重量部を混合したこと以外は
実施例1と同様にして黄色透明シートを得た。
5に準拠して測定した、全光線透過率、平行光線透過
率、平行光線透過率/全光線透過率及び像解明度(くし
幅0.5mm)、並びにJIS−A−1323に準拠し
て行った難燃性試験(B種試験:鋼板厚さ4.4mm、
C種試験:鋼板厚さ3.2mm)の結果は表1に示すと
おりであった。 (実施例2)基本難燃性熱硬化性樹脂組成物に黄色染料
ジスアジドイエロー0.2重量部を混合したこと以外は
実施例1と同様にして黄色透明シートを得た。
【0026】このシートについて、JIS−K−710
5に準拠して測定した、全光線透過率、平行光線透過
率、平行光線透過率/全光線透過率及び像解明度(くし
幅0.5mm)、並びにJIS−A−1323に準拠し
て行った難燃性試験(B種試験:鋼板厚さ4.4mm、
C種試験:鋼板厚さ3.2mm)の結果は表1に示すと
おりであった。 (実施例3)屈折率1.5320のガラスヤーン平織り
クロス(縦、横200mm、厚さ100μm、目付け1
00g/m2 )を用い、基本難燃性熱硬化性樹脂組成物
として、ジクロロマレイン酸及びモノクロロマレイン酸
とエチレングリコールとの縮合物からなる不飽和ポリエ
ステル(塩素含有率、26重量%)100重量部、スチ
レンモノマー40重量部、ビス2−クロロエチル−ビニ
ルホスフェート(燐含有率13.3重量%、塩素含有率
30.4重量%)15重量部、光重合剤(ダロキュアー
1173、メルク社製)1重量部からなる組成物を用い
たこと以外は実施例1と同様にして透明な繊維強化樹脂
シートを得た。
5に準拠して測定した、全光線透過率、平行光線透過
率、平行光線透過率/全光線透過率及び像解明度(くし
幅0.5mm)、並びにJIS−A−1323に準拠し
て行った難燃性試験(B種試験:鋼板厚さ4.4mm、
C種試験:鋼板厚さ3.2mm)の結果は表1に示すと
おりであった。 (実施例3)屈折率1.5320のガラスヤーン平織り
クロス(縦、横200mm、厚さ100μm、目付け1
00g/m2 )を用い、基本難燃性熱硬化性樹脂組成物
として、ジクロロマレイン酸及びモノクロロマレイン酸
とエチレングリコールとの縮合物からなる不飽和ポリエ
ステル(塩素含有率、26重量%)100重量部、スチ
レンモノマー40重量部、ビス2−クロロエチル−ビニ
ルホスフェート(燐含有率13.3重量%、塩素含有率
30.4重量%)15重量部、光重合剤(ダロキュアー
1173、メルク社製)1重量部からなる組成物を用い
たこと以外は実施例1と同様にして透明な繊維強化樹脂
シートを得た。
【0027】なお、上記基本難燃性熱硬化性樹脂組成物
と予備含浸液との全組成物を硬化させた硬化物の屈折率
は、1.5325(JIS−K−7105準拠)であ
り、全組成物中ハロゲン元素含有量は19.6重量%
(塩素19.6重量%)、燐含有量は1.28重量%で
あった。
と予備含浸液との全組成物を硬化させた硬化物の屈折率
は、1.5325(JIS−K−7105準拠)であ
り、全組成物中ハロゲン元素含有量は19.6重量%
(塩素19.6重量%)、燐含有量は1.28重量%で
あった。
【0028】このシートについて、JIS−K−710
5に準拠して測定した、全光線透過率、平行光線透過
率、平行光線透過率/全光線透過率及び像解明度(くし
幅0.5mm)、並びにJIS−A−1323に準拠し
て行った難燃性試験(B種試験:鋼板厚さ4.4mm、
C種試験:鋼板厚さ3.2mm)の結果は表1に示すと
おりであった。 (実施例4)基本難燃性熱硬化性樹脂組成物の組成を、
テトラブロモビスフェノールA−ビスアクリレート(臭
素含有量42部)100重量部、テトラヒドロフルフリ
ルアクリレート40重量部、ビス2−クロロエチル−ビ
ニルホスフェート(塩素含有量30.4重量%、燐含有
量13.3重量%)20重量部、光重合開始剤(ダロキ
ュアー1173、メルク社製)1.5部としたこと以外
は、実施例1と同様にして、淡黄色の透明繊維強化樹脂
シートを得た。
5に準拠して測定した、全光線透過率、平行光線透過
率、平行光線透過率/全光線透過率及び像解明度(くし
幅0.5mm)、並びにJIS−A−1323に準拠し
て行った難燃性試験(B種試験:鋼板厚さ4.4mm、
C種試験:鋼板厚さ3.2mm)の結果は表1に示すと
おりであった。 (実施例4)基本難燃性熱硬化性樹脂組成物の組成を、
テトラブロモビスフェノールA−ビスアクリレート(臭
素含有量42部)100重量部、テトラヒドロフルフリ
ルアクリレート40重量部、ビス2−クロロエチル−ビ
ニルホスフェート(塩素含有量30.4重量%、燐含有
量13.3重量%)20重量部、光重合開始剤(ダロキ
ュアー1173、メルク社製)1.5部としたこと以外
は、実施例1と同様にして、淡黄色の透明繊維強化樹脂
シートを得た。
【0029】なお、上記基本難燃性熱硬化性樹脂組成物
と予備含浸液との全組成物を硬化させた硬化物の屈折率
は、1.5688(JIS−K−7105準拠)であ
り、全組成物中ハロゲン元素含有量は29.8重量%
(塩素3.8重量%、臭素26.0重量%)、燐含有率
1.6重量%であった。
と予備含浸液との全組成物を硬化させた硬化物の屈折率
は、1.5688(JIS−K−7105準拠)であ
り、全組成物中ハロゲン元素含有量は29.8重量%
(塩素3.8重量%、臭素26.0重量%)、燐含有率
1.6重量%であった。
【0030】このシートについて、JIS−K−710
5に準拠して測定した、全光線透過率、平行光線透過
率、平行光線透過率/全光線透過率及び像解明度(くし
幅0.5mm)、並びにJIS−A−1323に準拠し
て行った難燃性試験(B種試験:鋼板厚さ4.4mm、
C種試験:鋼板厚さ3.2mm)の結果は表1に示すと
おりであった。 (実施例5)基本難燃性熱硬化性樹脂組成物の組成を、
テトラブロモビスフェノールA−ビスアクリレート(臭
素含有量42部)100重量部、テトラヒドロフルフリ
ルアクリレート40重量部、ウレタンアクリレート(X
P−7000B、日本合成社製)20重量部、ポリエス
テルアクリレート(ビスコート700、大阪有機社製)
10重量部、ビス2−クロロエチル−ビニルホスフェー
ト(塩素含有量30.4重量%、燐含有量13.3重量
%)20重量部、トリスジクロロプロピルホスフェート
(塩素含有量48.6重量%、燐含有量7.2重量%)
10部、光重合開始剤(ダロキュアー1173、メルク
社製)2部としたこと以外は、実施例1と同様にして、
透明淡黄色の繊維強化樹脂シートを得た。
5に準拠して測定した、全光線透過率、平行光線透過
率、平行光線透過率/全光線透過率及び像解明度(くし
幅0.5mm)、並びにJIS−A−1323に準拠し
て行った難燃性試験(B種試験:鋼板厚さ4.4mm、
C種試験:鋼板厚さ3.2mm)の結果は表1に示すと
おりであった。 (実施例5)基本難燃性熱硬化性樹脂組成物の組成を、
テトラブロモビスフェノールA−ビスアクリレート(臭
素含有量42部)100重量部、テトラヒドロフルフリ
ルアクリレート40重量部、ウレタンアクリレート(X
P−7000B、日本合成社製)20重量部、ポリエス
テルアクリレート(ビスコート700、大阪有機社製)
10重量部、ビス2−クロロエチル−ビニルホスフェー
ト(塩素含有量30.4重量%、燐含有量13.3重量
%)20重量部、トリスジクロロプロピルホスフェート
(塩素含有量48.6重量%、燐含有量7.2重量%)
10部、光重合開始剤(ダロキュアー1173、メルク
社製)2部としたこと以外は、実施例1と同様にして、
透明淡黄色の繊維強化樹脂シートを得た。
【0031】なお、上記基本難燃性熱硬化性樹脂組成物
と予備含浸液との全組成物を硬化させた硬化物の屈折率
は、1.5512(JIS−K−7105準拠)であ
り、全組成物中ハロゲン元素含有量は26.1重量%
(塩素5.4重量%、臭素20.7重量%)、燐含有率
1.67重量%であった。
と予備含浸液との全組成物を硬化させた硬化物の屈折率
は、1.5512(JIS−K−7105準拠)であ
り、全組成物中ハロゲン元素含有量は26.1重量%
(塩素5.4重量%、臭素20.7重量%)、燐含有率
1.67重量%であった。
【0032】このシートについて、JIS−K−710
5に準拠して測定した、全光線透過率、平行光線透過
率、平行光線透過率/全光線透過率及び像解明度(くし
幅0.5mm)、並びにJIS−A−1323に準拠し
て行った難燃性試験(B種試験:鋼板厚さ4.4mm、
C種試験:鋼板厚さ3.2mm)の結果は表1に示すと
おりであった。 (比較例1)市販の軟質塩化ビニル樹脂製シートからな
るウエルディングカーテン材(5050−AC35、大
阪製作所製)についての難燃性試験をJIS−A−13
23に準拠して行ったところ、B種試験(鋼板厚み4.
4mm)及びC種試験(鋼板厚み3.2mm)共カーテ
ン材は着火しなかったが火花はカーテン材を貫通し、そ
の下の紙が着火して発炎した。 (比較例2)屈折率1.5320のガラスヤーン平織り
クロスを用いたこと以外は実施例1と同様にして繊維強
化樹脂シートを得た。このシートは白濁不透明であり、
その向こう側を見通すことができなかった。 (比較例3)基本難燃性熱硬化性樹脂組成物の組成を、
テトラブロモビスフェノールA−ビスアクリレート(臭
素含有量42重量%)100重量部、テトラヒドロフル
フリルアクリレート40重量部、ビスフェノールA−エ
ポキシアクリレート(SP−2500、昭和高分子社
製)10部、光重合開始剤(ダロキュアー1173、メ
ルク社製)1.5部としたこと以外は、実施例1と同様
にして、繊維強化樹脂シートを得たところ、このシート
は白濁していた。
5に準拠して測定した、全光線透過率、平行光線透過
率、平行光線透過率/全光線透過率及び像解明度(くし
幅0.5mm)、並びにJIS−A−1323に準拠し
て行った難燃性試験(B種試験:鋼板厚さ4.4mm、
C種試験:鋼板厚さ3.2mm)の結果は表1に示すと
おりであった。 (比較例1)市販の軟質塩化ビニル樹脂製シートからな
るウエルディングカーテン材(5050−AC35、大
阪製作所製)についての難燃性試験をJIS−A−13
23に準拠して行ったところ、B種試験(鋼板厚み4.
4mm)及びC種試験(鋼板厚み3.2mm)共カーテ
ン材は着火しなかったが火花はカーテン材を貫通し、そ
の下の紙が着火して発炎した。 (比較例2)屈折率1.5320のガラスヤーン平織り
クロスを用いたこと以外は実施例1と同様にして繊維強
化樹脂シートを得た。このシートは白濁不透明であり、
その向こう側を見通すことができなかった。 (比較例3)基本難燃性熱硬化性樹脂組成物の組成を、
テトラブロモビスフェノールA−ビスアクリレート(臭
素含有量42重量%)100重量部、テトラヒドロフル
フリルアクリレート40重量部、ビスフェノールA−エ
ポキシアクリレート(SP−2500、昭和高分子社
製)10部、光重合開始剤(ダロキュアー1173、メ
ルク社製)1.5部としたこと以外は、実施例1と同様
にして、繊維強化樹脂シートを得たところ、このシート
は白濁していた。
【0033】なお、上記基本難燃性熱硬化性樹脂組成物
と予備含浸液との全組成物を硬化させた硬化物の屈折率
は、1.5722(JIS−K−7105準拠)であ
り、全組成物中ハロゲン元素含有量は26.0重量%
(臭素26.0重量%)であった。
と予備含浸液との全組成物を硬化させた硬化物の屈折率
は、1.5722(JIS−K−7105準拠)であ
り、全組成物中ハロゲン元素含有量は26.0重量%
(臭素26.0重量%)であった。
【0034】このシートについて、JIS−K−710
5に準拠して測定した、全光線透過率、平行光線透過
率、平行光線透過率/全光線透過率及び像解明度(くし
幅0.5mm)、並びにJIS−A−1323に準拠し
て行った難燃性試験(B種試験:鋼板厚さ4.4mm、
C種試験:鋼板厚さ3.2mm)の結果は表1に示すと
おりであった。 (比較例4)基本難燃性熱硬化性樹脂組成物の組成を、
テトラブロモビスフェノールA−ビスアクリレート10
0重量部、テトラヒドロフルフリルアクリレート40重
量部、ウレタンアクリレート(XP−7000B、日本
合成社製)40重量部、ビス2−クロロエチル−ビニル
ホスフェート20重量部、トリスビクロロプロピルホス
フェート10部、光重合開始剤(ダロキュアー117
3、メルク社製)2部としたこと以外は、実施例1と同
様にして、繊維強化樹脂シートを得たところ、このシー
トは白濁しており、向こう側を見通すことができなかっ
た。
5に準拠して測定した、全光線透過率、平行光線透過
率、平行光線透過率/全光線透過率及び像解明度(くし
幅0.5mm)、並びにJIS−A−1323に準拠し
て行った難燃性試験(B種試験:鋼板厚さ4.4mm、
C種試験:鋼板厚さ3.2mm)の結果は表1に示すと
おりであった。 (比較例4)基本難燃性熱硬化性樹脂組成物の組成を、
テトラブロモビスフェノールA−ビスアクリレート10
0重量部、テトラヒドロフルフリルアクリレート40重
量部、ウレタンアクリレート(XP−7000B、日本
合成社製)40重量部、ビス2−クロロエチル−ビニル
ホスフェート20重量部、トリスビクロロプロピルホス
フェート10部、光重合開始剤(ダロキュアー117
3、メルク社製)2部としたこと以外は、実施例1と同
様にして、繊維強化樹脂シートを得たところ、このシー
トは白濁しており、向こう側を見通すことができなかっ
た。
【0035】なお、上記基本難燃性熱硬化性樹脂組成物
と予備含浸液との全組成物を硬化させた硬化物の屈折率
は、1.5502(JIS−K−7105準拠)であ
り、全組成物中ハロゲン元素含有量は20.61重量%
(塩素0.80重量%、臭素19.81重量%)、燐含
有率0.32重量%であった。
と予備含浸液との全組成物を硬化させた硬化物の屈折率
は、1.5502(JIS−K−7105準拠)であ
り、全組成物中ハロゲン元素含有量は20.61重量%
(塩素0.80重量%、臭素19.81重量%)、燐含
有率0.32重量%であった。
【0036】このシートについて、JIS−K−710
5に準拠して測定した、全光線透過率、平行光線透過
率、平行光線透過率/全光線透過率及び像解明度(くし
幅0.5mm)、並びにJIS−A−1323に準拠し
て行った難燃性試験(B種試験:鋼板厚さ4.4mm、
C種試験:鋼板厚さ3.2mm)の結果は表1に示すと
おりであった。
5に準拠して測定した、全光線透過率、平行光線透過
率、平行光線透過率/全光線透過率及び像解明度(くし
幅0.5mm)、並びにJIS−A−1323に準拠し
て行った難燃性試験(B種試験:鋼板厚さ4.4mm、
C種試験:鋼板厚さ3.2mm)の結果は表1に示すと
おりであった。
【0037】
【表1】
【0038】以上の結果から明らかなとおり、この発明
のウエルディングカーテン材は、繊維強化樹脂シートに
使用された熱硬化性樹脂組成物の硬化後における屈折率
Aと無機繊維の屈折率Bとが、B+0.015≧A≧B
−0.005の関係を満足し、難燃性繊維強化樹脂シー
トの平行光線透過率が全光線透過率の80%以上の透明
性がある。
のウエルディングカーテン材は、繊維強化樹脂シートに
使用された熱硬化性樹脂組成物の硬化後における屈折率
Aと無機繊維の屈折率Bとが、B+0.015≧A≧B
−0.005の関係を満足し、難燃性繊維強化樹脂シー
トの平行光線透過率が全光線透過率の80%以上の透明
性がある。
【0039】
【発明の効果】この発明のウエルディングカーテン材
は、以上のとおり、透明性があって、向こう側を見通す
ことができるばかりでなく、難燃性であって、溶接や溶
断作業等において発生する高温の火花が貫通することが
なく、火災発生を予防できる。
は、以上のとおり、透明性があって、向こう側を見通す
ことができるばかりでなく、難燃性であって、溶接や溶
断作業等において発生する高温の火花が貫通することが
なく、火災発生を予防できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 67:00 7310−4F B29C 67/14 L 105:08 D06M 15/263 B29L 7:00 D06M 101:40
Claims (3)
- 【請求項1】 光線透過性を有する無機繊維からなる織
物又は不織布に難燃性熱硬化性樹脂組成物を含浸して硬
化した繊維強化樹脂シートからなるウエルディングカー
テン材であって、上記難燃性熱硬化性樹脂組成物の硬化
後における屈折率Aと上記無機繊維の屈折率Bとの関係
が、次式(1)を満足するものであり、かつ、繊維強化
樹脂シートの平行光線透過率が全光線透過率の80%以
上であることを特徴とするウエルディングカーテン材。 B+0.015≧A≧B−0.005 ・・・・・(1) - 【請求項2】 難燃性熱硬化性樹脂組成物が、ハロゲン
化アリ−ルのアクリル誘導体もしくはハロゲン元素を含
む不飽和ポリエステル樹脂、該誘導体もしくは不飽和ポ
リエステル樹脂を溶解し得る液状架橋剤、及び燐含有モ
ノマーよりなり、ハロゲン元素が15〜50重量%、燐
が1〜10重量%含有されていることを特徴とする請求
項1記載のウエルディングカーテン材。 - 【請求項3】 液状架橋剤が、末端ビニル基を1〜3個
含むアクリル系エステルのモノマーもしくはマクロモノ
マーからなるものであることを特徴とする請求項2記載
のウエルディングカーテン材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3286457A JP2552783B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | ウエルディングカーテン材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3286457A JP2552783B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | ウエルディングカーテン材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05123869A JPH05123869A (ja) | 1993-05-21 |
| JP2552783B2 true JP2552783B2 (ja) | 1996-11-13 |
Family
ID=17704639
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3286457A Expired - Lifetime JP2552783B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | ウエルディングカーテン材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2552783B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013146902A1 (ja) | 2012-03-28 | 2013-10-03 | 凸版印刷株式会社 | カラーフィルタの製造方法及びカラー反射型ディスプレイ |
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|---|---|---|---|---|
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| JP4715310B2 (ja) * | 2005-05-31 | 2011-07-06 | 日東紡績株式会社 | 防煙垂れ壁用パネル及び防煙垂れ壁 |
| JP4826208B2 (ja) * | 2005-10-28 | 2011-11-30 | 日東紡績株式会社 | 防煙垂れ壁用パネル、その製造方法及び防煙垂れ壁 |
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| JP5462973B1 (ja) * | 2013-08-26 | 2014-04-02 | ユニチカ株式会社 | 透明不燃性シート |
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| JP7576857B2 (ja) * | 2022-12-20 | 2024-11-01 | ユニチカ株式会社 | シート |
-
1991
- 1991-10-31 JP JP3286457A patent/JP2552783B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013146902A1 (ja) | 2012-03-28 | 2013-10-03 | 凸版印刷株式会社 | カラーフィルタの製造方法及びカラー反射型ディスプレイ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05123869A (ja) | 1993-05-21 |
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