JP2552795B2 - 分水栓の取付方法 - Google Patents
分水栓の取付方法Info
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- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、水道管など大径の流
体管に穿孔された分岐口に取付けられる耐震性に優れた
分水栓の取付方法に関するものである。
体管に穿孔された分岐口に取付けられる耐震性に優れた
分水栓の取付方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の分水栓として従来から知られて
いるのは、図7に示すものである。01は分水栓で、下端
部が径大部03に形成された上下開口の中空筒状金具02
と、この筒状金具02の外周に嵌合して装着されたゴム輪
04と、座金05と、筒状金具02の上端部に形成されたおね
じ07に螺合して取付けられた締付ナット06とから構成さ
れている。径大部03は大径の環状フランジ部08となって
おり、このフランジ部08は段部09とテーパ部010を介し
て下端に形成されている。011はゴム輪04の下端に形成
された環状突部であり、また012は流体管013に穿孔され
た分岐口で、ここにはゴム輪04が締付ナット06の螺合で
中空筒状金具02により嵌入押圧されている。
いるのは、図7に示すものである。01は分水栓で、下端
部が径大部03に形成された上下開口の中空筒状金具02
と、この筒状金具02の外周に嵌合して装着されたゴム輪
04と、座金05と、筒状金具02の上端部に形成されたおね
じ07に螺合して取付けられた締付ナット06とから構成さ
れている。径大部03は大径の環状フランジ部08となって
おり、このフランジ部08は段部09とテーパ部010を介し
て下端に形成されている。011はゴム輪04の下端に形成
された環状突部であり、また012は流体管013に穿孔され
た分岐口で、ここにはゴム輪04が締付ナット06の螺合で
中空筒状金具02により嵌入押圧されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この従来の
分水栓01と該栓を取付けた装置においては、次のような
各種の問題点があった。 (1)分岐口012に挿し込んだ筒状金具02、ゴム輪04な
どを正確に位置決めして取付けねばならず、分水栓01の
取付が容易でなかった。 (2)筒状金具02のフランジ部08の外径が分岐口012よ
りも小さいため、分水栓01に抜け出し力が働くと、ゴム
輪04のせん断力以上の抜け止め効果が期待できない。こ
れはゴム輪04にコイルスプリングを環状に埋め込んでい
ても、該スプリングが管内面側に逃げてしまい同様であ
る。 (3)流体管013に分岐口012として円孔を穿孔するか
ら、管内面の孔縁は水平面上にある円ではなく、曲面上
に作られた円であるから、分岐口012の中心部と周縁部
とでは高さに差がある。筒状金具02のテーパ部010、フ
ランジ部08は水平面上の円であるから、分岐口012にゴ
ム輪04を押圧しても圧縮状態に不均一を生じ、流体のシ
ールに不安がある。特に管軸方向の孔縁付近に問題があ
る。 (4)ゴム輪04を締付ナット06とテーパ部010、フラン
ジ部08で座金05を介して挾み込むため、座金05と管外面
が接触し、横方向の力に対して曲がり難い。 (5)地震等で地盤が変動し、分水栓01に大きな横方向
の力が加わり、傾動すると、(2)の圧縮率の不均一状
態がさらに増し、片側の圧縮率が保てない。フランジ
部08、テーパ部010と座金05でゴム輪04をサンドイッチ
状に挾持しているので、栓が動くとゴム輪04を傷つける
恐れがある。 (6)管013を穿孔するときに切粉が出る。この切粉が
管頂部に位置し、その状態で締付ナット06を締め付ける
と切粉は座金05と管013の間に挾まる。この状態でのシ
ール機構は問題ないが、地震や他工事による振動、車両
による振動等でこの挾まれた切粉が移動し、座金05の下
部から脱落した場合、切粉の厚さぶんだけ分水栓01が下
がり、ゴム輪04の圧縮状態が解放され、シール効果が大
幅に低下する。
分水栓01と該栓を取付けた装置においては、次のような
各種の問題点があった。 (1)分岐口012に挿し込んだ筒状金具02、ゴム輪04な
どを正確に位置決めして取付けねばならず、分水栓01の
取付が容易でなかった。 (2)筒状金具02のフランジ部08の外径が分岐口012よ
りも小さいため、分水栓01に抜け出し力が働くと、ゴム
輪04のせん断力以上の抜け止め効果が期待できない。こ
れはゴム輪04にコイルスプリングを環状に埋め込んでい
ても、該スプリングが管内面側に逃げてしまい同様であ
る。 (3)流体管013に分岐口012として円孔を穿孔するか
ら、管内面の孔縁は水平面上にある円ではなく、曲面上
に作られた円であるから、分岐口012の中心部と周縁部
とでは高さに差がある。筒状金具02のテーパ部010、フ
ランジ部08は水平面上の円であるから、分岐口012にゴ
ム輪04を押圧しても圧縮状態に不均一を生じ、流体のシ
ールに不安がある。特に管軸方向の孔縁付近に問題があ
る。 (4)ゴム輪04を締付ナット06とテーパ部010、フラン
ジ部08で座金05を介して挾み込むため、座金05と管外面
が接触し、横方向の力に対して曲がり難い。 (5)地震等で地盤が変動し、分水栓01に大きな横方向
の力が加わり、傾動すると、(2)の圧縮率の不均一状
態がさらに増し、片側の圧縮率が保てない。フランジ
部08、テーパ部010と座金05でゴム輪04をサンドイッチ
状に挾持しているので、栓が動くとゴム輪04を傷つける
恐れがある。 (6)管013を穿孔するときに切粉が出る。この切粉が
管頂部に位置し、その状態で締付ナット06を締め付ける
と切粉は座金05と管013の間に挾まる。この状態でのシ
ール機構は問題ないが、地震や他工事による振動、車両
による振動等でこの挾まれた切粉が移動し、座金05の下
部から脱落した場合、切粉の厚さぶんだけ分水栓01が下
がり、ゴム輪04の圧縮状態が解放され、シール効果が大
幅に低下する。
【0004】そこでこの発明は、前記のような従来の問
題点を解決し、分水栓を押込軸を用いて流体管の分岐口
にきわめて容易に取付けることができ、しかも取付後に
分水栓の流体管に形成した分岐口からの離脱防止力を向
上することができ、分岐口の孔縁の高さの差によるゴム
輪の圧縮率の不均一をなくすことができ、横方向の力が
加わった場合でも、柔らかく屈曲する構造にでき、屈曲
してもゴム輪を傷つけずにシール機能を低下させないよ
うにでき、切粉等が管頂部に残ってもシール機能に影響
しないようにできる分水栓の取付方法を提供することを
目的とする。
題点を解決し、分水栓を押込軸を用いて流体管の分岐口
にきわめて容易に取付けることができ、しかも取付後に
分水栓の流体管に形成した分岐口からの離脱防止力を向
上することができ、分岐口の孔縁の高さの差によるゴム
輪の圧縮率の不均一をなくすことができ、横方向の力が
加わった場合でも、柔らかく屈曲する構造にでき、屈曲
してもゴム輪を傷つけずにシール機能を低下させないよ
うにでき、切粉等が管頂部に残ってもシール機能に影響
しないようにできる分水栓の取付方法を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明の分水栓の取付方法は、下端
部に先細の円錐部が形成された押込軸を具え、この押込
軸に、筒状の取付部材の下端部に形成した内向き環状フ
ランジ部の上面に筒状金具の上端部に形成した外向き環
状フランジ部が載って係合した該金具と取付部材を、筒
状金具の内周面が押込軸の外周面に摺接し、かつ筒状金
具の下端部に予めプレス等で絞り込んで形成された円錐
状に先細の絞込部及び該絞込部の先端から拡開状に軸方
向に所定長さ延設されその先端の外径が筒状金具の外径
より小さくなっている拡開部からなる小径筒部の絞込部
の内周面が円錐部の外周面に当接するように嵌入して支
持するとともに、上端部に外向き環状フランジ部が形成
され、かつ下端部に環状突部が設けられたゴム輪を筒状
金具の絞込部の外周面に当接するように嵌入して支持し
た後、この押込軸を下端部側から流体管に穿孔された分
岐口に押し込んで圧入し、ゴム輪の環状フランジ部が流
体管の外周面に接し、かつゴム輪の環状フランジ部の上
面に取付部材の環状フランジ部が接した後、さらに押込
軸の押し込みにより筒状金具の小径筒部をゴム輪の環状
突部が流体管の内周面に当接するように拡開させて絞込
部の外径が筒状金具の外径とほぼ等しく、かつ拡開部の
先端の外径が分岐口の口径より大きくすることを特徴と
する。
め、請求項1に記載の発明の分水栓の取付方法は、下端
部に先細の円錐部が形成された押込軸を具え、この押込
軸に、筒状の取付部材の下端部に形成した内向き環状フ
ランジ部の上面に筒状金具の上端部に形成した外向き環
状フランジ部が載って係合した該金具と取付部材を、筒
状金具の内周面が押込軸の外周面に摺接し、かつ筒状金
具の下端部に予めプレス等で絞り込んで形成された円錐
状に先細の絞込部及び該絞込部の先端から拡開状に軸方
向に所定長さ延設されその先端の外径が筒状金具の外径
より小さくなっている拡開部からなる小径筒部の絞込部
の内周面が円錐部の外周面に当接するように嵌入して支
持するとともに、上端部に外向き環状フランジ部が形成
され、かつ下端部に環状突部が設けられたゴム輪を筒状
金具の絞込部の外周面に当接するように嵌入して支持し
た後、この押込軸を下端部側から流体管に穿孔された分
岐口に押し込んで圧入し、ゴム輪の環状フランジ部が流
体管の外周面に接し、かつゴム輪の環状フランジ部の上
面に取付部材の環状フランジ部が接した後、さらに押込
軸の押し込みにより筒状金具の小径筒部をゴム輪の環状
突部が流体管の内周面に当接するように拡開させて絞込
部の外径が筒状金具の外径とほぼ等しく、かつ拡開部の
先端の外径が分岐口の口径より大きくすることを特徴と
する。
【0006】請求項2に記載の発明の分水栓の取付方法
は、下端部に先細の円錐部が形成され、該円錐部の基端
に保持リング係合用環状段部が形成された押込軸と、こ
の押込軸の環状段部に係合される保持リングとを具え、
環状段部に保持リングを係合させた押込軸に、筒状の取
付部材の下端部に形成した内向き環状フランジ部の上面
に筒状金具の上端部に形成した外向き環状フランジ部が
載って係合した該金具と取付部材を、筒状金具の内周面
が押込軸の外周面に摺接し、かつ筒状金具の下端部に予
めプレス等で絞り込んで形成された円錐状に先細の絞込
部及び該絞込部の先端から拡開状に軸方向に所定長さ延
設されその先端の外径が筒状金具の外径より小さくなっ
ている拡開部からなり、かつ絞込部の先端部内周面に保
持リング係合用の環状凹溝が形成された小径筒部の絞込
部の内周面が円錐部の外周面に当接するように嵌入して
支持するとともに、上端部に外向き環状フランジ部が形
成され、かつ下端部に環状突部が設けられたゴム輪を筒
状金具の絞込部の外周面に当接するように嵌入して支持
した後、この押込軸を下端部側から流体管に穿孔された
分岐口に押し込んで圧入し、ゴム輪の環状フランジ部が
流体管の外周面に接し、かつゴム輪の環状フランジ部の
上面に取付部材の環状フランジ部が接した後、さらに押
込軸の押し込みにより筒状金具の小径筒部をゴム輪の環
状突部が流体管の内周面に当接するように拡開させると
ともに、環状段部に係合させた保持リングを筒状金具の
環状凹溝に嵌み込ませ、拡開した小径筒部を保持させて
筒状金具の小径筒部を絞込部の外径が筒状金具の外径と
ほぼ等しく、かつ拡開部の先端の外径が分岐口の口径よ
り大きくすることを特徴とする。
は、下端部に先細の円錐部が形成され、該円錐部の基端
に保持リング係合用環状段部が形成された押込軸と、こ
の押込軸の環状段部に係合される保持リングとを具え、
環状段部に保持リングを係合させた押込軸に、筒状の取
付部材の下端部に形成した内向き環状フランジ部の上面
に筒状金具の上端部に形成した外向き環状フランジ部が
載って係合した該金具と取付部材を、筒状金具の内周面
が押込軸の外周面に摺接し、かつ筒状金具の下端部に予
めプレス等で絞り込んで形成された円錐状に先細の絞込
部及び該絞込部の先端から拡開状に軸方向に所定長さ延
設されその先端の外径が筒状金具の外径より小さくなっ
ている拡開部からなり、かつ絞込部の先端部内周面に保
持リング係合用の環状凹溝が形成された小径筒部の絞込
部の内周面が円錐部の外周面に当接するように嵌入して
支持するとともに、上端部に外向き環状フランジ部が形
成され、かつ下端部に環状突部が設けられたゴム輪を筒
状金具の絞込部の外周面に当接するように嵌入して支持
した後、この押込軸を下端部側から流体管に穿孔された
分岐口に押し込んで圧入し、ゴム輪の環状フランジ部が
流体管の外周面に接し、かつゴム輪の環状フランジ部の
上面に取付部材の環状フランジ部が接した後、さらに押
込軸の押し込みにより筒状金具の小径筒部をゴム輪の環
状突部が流体管の内周面に当接するように拡開させると
ともに、環状段部に係合させた保持リングを筒状金具の
環状凹溝に嵌み込ませ、拡開した小径筒部を保持させて
筒状金具の小径筒部を絞込部の外径が筒状金具の外径と
ほぼ等しく、かつ拡開部の先端の外径が分岐口の口径よ
り大きくすることを特徴とする。
【0007】請求項3に記載の発明の分水栓の取付方法
は、下端部に先細の円錐部が形成され、該円錐部から少
なくとも筒状金具の軸方向長さ以上の距離をおいて大径
部が形成された押込軸と、この押込軸の外周面と筒状金
具の内周面との間に摺接するように嵌入配置される保持
筒体とを具え、この保持筒体を外周面に嵌入した押込軸
に、筒状の取付部材の下端部に形成した内向き環状フラ
ンジ部の上面に筒状金具の上端部に形成した外向き環状
フランジ部が載って係合した該金具と取付部材を、筒状
金具の内周面が保持筒体の外周面に摺接し、かつ筒状金
具の下端部に予めプレス等で絞り込んで形成された円錐
状に先細の絞込部及び該絞込部の先端から拡開状に軸方
向に所定長さ延設されその先端の外径が筒状金具の外径
より小さくなっている拡開部からなる小径筒部の絞込部
の内周面が円錐部の外周面に当接するように嵌入して支
持するとともに、上端部に外向き環状フランジ部が形成
され、かつ下端部に環状突部が設けられたゴム輪を筒状
金具の絞込部の外周面に当接するように嵌入して支持し
た後、押込軸を下端部側から流体管に穿孔された分岐口
に押し込んで圧入し、ゴム輪の環状フランジ部が流体管
の外周面に接し、かつゴム輪の環状フランジ部の上面に
取付部材の環状フランジ部が接した後、さらに押込軸の
押し込みにより筒状金具の小径筒部をゴム輪の環状突部
が流体管の内周面に当接するように拡開させるととも
に、この拡開した小径筒部を保持筒体で保持させて筒状
金具の小径筒部を絞込部の外径が筒状金具の外径とほぼ
等しく、かつ拡開部の先端の外径が分岐口の口径より大
きくすることを特徴とする。
は、下端部に先細の円錐部が形成され、該円錐部から少
なくとも筒状金具の軸方向長さ以上の距離をおいて大径
部が形成された押込軸と、この押込軸の外周面と筒状金
具の内周面との間に摺接するように嵌入配置される保持
筒体とを具え、この保持筒体を外周面に嵌入した押込軸
に、筒状の取付部材の下端部に形成した内向き環状フラ
ンジ部の上面に筒状金具の上端部に形成した外向き環状
フランジ部が載って係合した該金具と取付部材を、筒状
金具の内周面が保持筒体の外周面に摺接し、かつ筒状金
具の下端部に予めプレス等で絞り込んで形成された円錐
状に先細の絞込部及び該絞込部の先端から拡開状に軸方
向に所定長さ延設されその先端の外径が筒状金具の外径
より小さくなっている拡開部からなる小径筒部の絞込部
の内周面が円錐部の外周面に当接するように嵌入して支
持するとともに、上端部に外向き環状フランジ部が形成
され、かつ下端部に環状突部が設けられたゴム輪を筒状
金具の絞込部の外周面に当接するように嵌入して支持し
た後、押込軸を下端部側から流体管に穿孔された分岐口
に押し込んで圧入し、ゴム輪の環状フランジ部が流体管
の外周面に接し、かつゴム輪の環状フランジ部の上面に
取付部材の環状フランジ部が接した後、さらに押込軸の
押し込みにより筒状金具の小径筒部をゴム輪の環状突部
が流体管の内周面に当接するように拡開させるととも
に、この拡開した小径筒部を保持筒体で保持させて筒状
金具の小径筒部を絞込部の外径が筒状金具の外径とほぼ
等しく、かつ拡開部の先端の外径が分岐口の口径より大
きくすることを特徴とする。
【0008】請求項3に記載の発明の分水栓の取付方法
は、請求項2又は3記載の分水栓の取付方法において、
筒状金具の小径筒部に拡開部の下端面から絞込部にわた
り拡開用のスリットが円周方向に複数個形成されてい
る。
は、請求項2又は3記載の分水栓の取付方法において、
筒状金具の小径筒部に拡開部の下端面から絞込部にわた
り拡開用のスリットが円周方向に複数個形成されてい
る。
【0009】
【作用】前記のような方法で分水栓は流体管の分岐口に
押込軸により押し込まれることによりきわめて容易に取
付けられる。また取付けられた分水栓は、ゴム輪が筒状
金具の圧入により該金具と分岐口の口縁間で圧密嵌合状
態となるので、高いシール性能を保有する。また筒状金
具の下端部に形成された小径筒部の拡開部の先端の外径
が分岐口の口径より大きくなるので、分岐口からの抜け
出し力に対して強いものとなる。
押込軸により押し込まれることによりきわめて容易に取
付けられる。また取付けられた分水栓は、ゴム輪が筒状
金具の圧入により該金具と分岐口の口縁間で圧密嵌合状
態となるので、高いシール性能を保有する。また筒状金
具の下端部に形成された小径筒部の拡開部の先端の外径
が分岐口の口径より大きくなるので、分岐口からの抜け
出し力に対して強いものとなる。
【0010】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す分水栓が流
体管の分岐口に装着された状態の縦断正面図である。1
は分水栓で、下端部が後記拡開部18に形成された上下端
開口の薄肉状の中空筒状金具2と、この筒状金具2の外
周に嵌合して装着されたゴム輪4と、このゴム輪4の上
方の筒状金具2の外周に嵌合して装着された取付ナット
5等から構成されている。筒状金具2はこの例ではステ
ンレス製のパイプから構成されている。6は流体管とし
てのダクタイル管で、本管7とその内面にライニングさ
れたセメントモルタルライニング層8からなっている。
9はダクタイル管6に穿孔された分岐口である。筒状金
具2の拡開部18の内面はその先端の外径が分岐口9より
大きくなるように凸状湾曲面に形成され、拡開部18の先
端は管6の内面近くに位置している。
体管の分岐口に装着された状態の縦断正面図である。1
は分水栓で、下端部が後記拡開部18に形成された上下端
開口の薄肉状の中空筒状金具2と、この筒状金具2の外
周に嵌合して装着されたゴム輪4と、このゴム輪4の上
方の筒状金具2の外周に嵌合して装着された取付ナット
5等から構成されている。筒状金具2はこの例ではステ
ンレス製のパイプから構成されている。6は流体管とし
てのダクタイル管で、本管7とその内面にライニングさ
れたセメントモルタルライニング層8からなっている。
9はダクタイル管6に穿孔された分岐口である。筒状金
具2の拡開部18の内面はその先端の外径が分岐口9より
大きくなるように凸状湾曲面に形成され、拡開部18の先
端は管6の内面近くに位置している。
【0011】ゴム輪4の分岐口9から突出した上端部に
は外向き環状フランジ部10が形成され、分岐口9から管
6内面を臨む下端部には内向き環状突部11が形成されて
いる。取付ナット5は筒状金具2より内外径とも大きい
上下端開口の中空筒状を呈し、下端部にはゴム輪4のフ
ランジ部10の上面に当接する内向き環状フランジ部12が
設けられている。フランジ部12の内径は筒状金具2の外
径よりやや大きい程度となっている。13は取付ナット5
の内周面に形成された止水栓14取付用めねじ部である。
また、筒状金具2の上端部には取付ナット5のフランジ
部12の上面に載って係合する外向き環状フランジ部15が
設けられている。
は外向き環状フランジ部10が形成され、分岐口9から管
6内面を臨む下端部には内向き環状突部11が形成されて
いる。取付ナット5は筒状金具2より内外径とも大きい
上下端開口の中空筒状を呈し、下端部にはゴム輪4のフ
ランジ部10の上面に当接する内向き環状フランジ部12が
設けられている。フランジ部12の内径は筒状金具2の外
径よりやや大きい程度となっている。13は取付ナット5
の内周面に形成された止水栓14取付用めねじ部である。
また、筒状金具2の上端部には取付ナット5のフランジ
部12の上面に載って係合する外向き環状フランジ部15が
設けられている。
【0012】前記の分岐栓1が取付前の状態が図2に示
されている。同図に示すように取付前にあっては筒状金
具2の下端部は予めプレス等で絞り込んで形成された円
錐状に先細の絞込部17と、該絞込部17の先端から拡開状
に軸方向に所定長さ延設されその先端の外径cが筒状金
具2の外径bより小さくなっている拡開部18からなる小
径筒部19に形成されている。また図2において分岐口9
の口径aはゴム輪4の外径eより大きく、筒状金具2の
外径bはゴム輪4の内径fより大きく、ゴム輪4の上端
開口の内径は筒状金具2の外径bより少し小さくてゴム
輪4の内径fより大きくなっている。そして、筒状金具
2の外径bは分岐口9の口径aより小さく、ゴム輪4の
環状突部11の内径dより大きくなっている。このゴム輪
4の環状突部11の内径dは筒状金具2の拡開部18の先端
の外径cと等しいか又はこれよりやや大きくなってい
る。図3には筒状金具2の取付前の状態が実線で、取付
後の状態が鎖線で示されている。取付後に拡開された拡
開部18の先端の外径c′は、筒状金具2の外径をb、取
付前の拡開部18の垂線に対する傾きをθ、取付前の拡開
部18のそれぞれ先端と基端からの垂線間の長さをl1、
取付前の拡開部18の先端と基端間の実長をl2、とする
と、次式により求められる。
されている。同図に示すように取付前にあっては筒状金
具2の下端部は予めプレス等で絞り込んで形成された円
錐状に先細の絞込部17と、該絞込部17の先端から拡開状
に軸方向に所定長さ延設されその先端の外径cが筒状金
具2の外径bより小さくなっている拡開部18からなる小
径筒部19に形成されている。また図2において分岐口9
の口径aはゴム輪4の外径eより大きく、筒状金具2の
外径bはゴム輪4の内径fより大きく、ゴム輪4の上端
開口の内径は筒状金具2の外径bより少し小さくてゴム
輪4の内径fより大きくなっている。そして、筒状金具
2の外径bは分岐口9の口径aより小さく、ゴム輪4の
環状突部11の内径dより大きくなっている。このゴム輪
4の環状突部11の内径dは筒状金具2の拡開部18の先端
の外径cと等しいか又はこれよりやや大きくなってい
る。図3には筒状金具2の取付前の状態が実線で、取付
後の状態が鎖線で示されている。取付後に拡開された拡
開部18の先端の外径c′は、筒状金具2の外径をb、取
付前の拡開部18の垂線に対する傾きをθ、取付前の拡開
部18のそれぞれ先端と基端からの垂線間の長さをl1、
取付前の拡開部18の先端と基端間の実長をl2、とする
と、次式により求められる。
【0013】
【数1】c′≒b+2・l2(l2=l1/sinθ)
【0014】図4は分岐栓1をダクタイル管6の分岐口
9に押し込んで取付ける方法を示すもので、この際には
図示のような押込軸21を使用する。押込軸21は下端部に
先細の円錐部22が形成され、その外周面が筒状金具2の
内周面に摺接するようにして押し込まれる。押込軸21の
円錐部22より上方の外周面には環状凹溝23が形成され、
該凹溝には0リング25が配設されている。0リング25は
管内に水圧がかかっている場合は止水の役目をし、水圧
がかかっていない場合は筒状金具2が落下するのを防ぐ
役目をするようになっている。
9に押し込んで取付ける方法を示すもので、この際には
図示のような押込軸21を使用する。押込軸21は下端部に
先細の円錐部22が形成され、その外周面が筒状金具2の
内周面に摺接するようにして押し込まれる。押込軸21の
円錐部22より上方の外周面には環状凹溝23が形成され、
該凹溝には0リング25が配設されている。0リング25は
管内に水圧がかかっている場合は止水の役目をし、水圧
がかかっていない場合は筒状金具2が落下するのを防ぐ
役目をするようになっている。
【0015】前記のような押込軸21を用いて分水栓1を
ダクタイル管6の分岐口9に取付ける方法を以下に説明
する。
ダクタイル管6の分岐口9に取付ける方法を以下に説明
する。
【0016】まず取付ナット5の中に小径筒部19を下に
して筒状金具2を挿し込み、筒状金具2のフランジ部15
が取付ナット5のフランジ部12の上面に載って係合する
ようにするとともに、この挿し込んだ筒状金具2の小径
筒部19にゴム輪4を下方から被せるように押し込んで取
付ける。そして、図示しない取付け治具の一部を構成す
る押込軸21の下端部に、前記により取付けた取付ナット
5と筒状金具2を、筒状金具2の内周面が押込軸21の外
周面に摺接し、かつ筒状金具2の絞込部17の内周面が円
錐部22の外周面に当接するように嵌入して支持するとと
もに、ゴム輪4が筒状金具2の絞込部17の外周面に当接
するように嵌入して支持し、該状態で全体を管6の分岐
口9の上にもっていきゴム輪4がダクタイル管6の分岐
口9に入った状態にセットする(図4A)。
して筒状金具2を挿し込み、筒状金具2のフランジ部15
が取付ナット5のフランジ部12の上面に載って係合する
ようにするとともに、この挿し込んだ筒状金具2の小径
筒部19にゴム輪4を下方から被せるように押し込んで取
付ける。そして、図示しない取付け治具の一部を構成す
る押込軸21の下端部に、前記により取付けた取付ナット
5と筒状金具2を、筒状金具2の内周面が押込軸21の外
周面に摺接し、かつ筒状金具2の絞込部17の内周面が円
錐部22の外周面に当接するように嵌入して支持するとと
もに、ゴム輪4が筒状金具2の絞込部17の外周面に当接
するように嵌入して支持し、該状態で全体を管6の分岐
口9の上にもっていきゴム輪4がダクタイル管6の分岐
口9に入った状態にセットする(図4A)。
【0017】前記セット状態の後、引き続いて全体を下
げていくと、筒状金具2によりゴム輪4の胴部は分岐口
9の口縁に対して圧密的嵌合状態になり、またゴム輪4
のフランジ部10がダクタイル管6の外周面に接し、かつ
ゴム輪4のフランジ部10の上面に取付ナット5のフラン
ジ部12が接するようになる(図4B)。この状態からさ
らに押込軸21を押し込むと、押込軸21の円錐部22が徐々
に筒状金具2の小径筒部19を通過し、該円錐部の上方の
外周面が筒状金具2の小径筒部19を押し拡げるように摺
動し、これにより筒状金具2の小径筒部19が次第に拡開
される。この押込軸21の降下によりゴム輪4の環状突部
11がそれまでの内向きから外向きに位置が反転し、また
ゴム輪4は上下圧縮され、前記筒状金具2と分岐口9の
口縁間の圧密状態を助長し、これらにより筒状金具2の
外周面と分岐口9の口縁間、および分岐口9の口縁とゴ
ム輪4間のシールが保たれる。そして押込軸21の円錐部
22が小径筒部19を通過し終わると、小径筒部19の絞込部
17の外径が筒状金具2の外径とほぼ等しく、かつ拡開部
18の先端の外径が分岐口9の口径より大きくなる(図4
C)。
げていくと、筒状金具2によりゴム輪4の胴部は分岐口
9の口縁に対して圧密的嵌合状態になり、またゴム輪4
のフランジ部10がダクタイル管6の外周面に接し、かつ
ゴム輪4のフランジ部10の上面に取付ナット5のフラン
ジ部12が接するようになる(図4B)。この状態からさ
らに押込軸21を押し込むと、押込軸21の円錐部22が徐々
に筒状金具2の小径筒部19を通過し、該円錐部の上方の
外周面が筒状金具2の小径筒部19を押し拡げるように摺
動し、これにより筒状金具2の小径筒部19が次第に拡開
される。この押込軸21の降下によりゴム輪4の環状突部
11がそれまでの内向きから外向きに位置が反転し、また
ゴム輪4は上下圧縮され、前記筒状金具2と分岐口9の
口縁間の圧密状態を助長し、これらにより筒状金具2の
外周面と分岐口9の口縁間、および分岐口9の口縁とゴ
ム輪4間のシールが保たれる。そして押込軸21の円錐部
22が小径筒部19を通過し終わると、小径筒部19の絞込部
17の外径が筒状金具2の外径とほぼ等しく、かつ拡開部
18の先端の外径が分岐口9の口径より大きくなる(図4
C)。
【0018】図5は別の実施例を示す。この実施例では
押込軸21の円錐部22の基端に環状段部31が形成され、取
付後に筒状金具2の小径筒部19の形態を保持する金属製
等からなる剛性の保持リング32を嵌合により係合させて
いる。また筒状金具2の小径筒部19に拡開部18の下端面
から絞込部17にわたり拡開用のスリット33が円周方向に
複数個形成されているとともに、絞込部17の先端部内周
面に取付時に保持リング32を係合させる環状凹溝35が形
成されている。スリット33は筒状金具2に小径筒部19を
形成する前に形成してもよいし、形成した後に形成して
もよい。また筒状金具2は前記実施例のそれよりも肉厚
がやや大に形成されている。
押込軸21の円錐部22の基端に環状段部31が形成され、取
付後に筒状金具2の小径筒部19の形態を保持する金属製
等からなる剛性の保持リング32を嵌合により係合させて
いる。また筒状金具2の小径筒部19に拡開部18の下端面
から絞込部17にわたり拡開用のスリット33が円周方向に
複数個形成されているとともに、絞込部17の先端部内周
面に取付時に保持リング32を係合させる環状凹溝35が形
成されている。スリット33は筒状金具2に小径筒部19を
形成する前に形成してもよいし、形成した後に形成して
もよい。また筒状金具2は前記実施例のそれよりも肉厚
がやや大に形成されている。
【0019】前記の取付けにおいては予め保持リング32
を環状段部31に係合させ、下端部に取付ナット5、筒状
金具2、及びゴム輪4を前記実施例のように取付けてセ
ットした後、押込軸21を含めて全体を下げてゴム輪4を
ダクタイル管6の分岐口9に嵌合させ(図5A)、さら
に下げると筒状金具2によりゴム輪4の胴部は分岐口9
の口縁に対して圧密的嵌合状態になり、またゴム輪4の
フランジ10は取付ナット5のフランジ12と接して押圧さ
れ、かつ管6の外周面に圧縮された状態で接する(図5
B)。しかる後、押込軸21を押し込み、筒状金具2の小
径筒部19をスリット33を介してゴム輪4の環状突部11が
ダクタイル管6の内周面に当接するように拡開させると
ともに、環状段部31に係合させた保持リング32を筒状金
具2の環状凹溝35に嵌み込ませ、拡開した小径筒部19を
保持させて筒状金具2の小径筒部19を絞込部17の外径が
筒状金具2の外径とほぼ等しく、かつ拡開部3の先端の
外径が分岐口9の口径より大きくするものであり(図5
C)、それ以外の点は前記実施例と同様である。この例
においては小径筒部19にスリット33が形成されているた
め、押込軸21の押し込み力が小さくてよく、拡開し易
い。
を環状段部31に係合させ、下端部に取付ナット5、筒状
金具2、及びゴム輪4を前記実施例のように取付けてセ
ットした後、押込軸21を含めて全体を下げてゴム輪4を
ダクタイル管6の分岐口9に嵌合させ(図5A)、さら
に下げると筒状金具2によりゴム輪4の胴部は分岐口9
の口縁に対して圧密的嵌合状態になり、またゴム輪4の
フランジ10は取付ナット5のフランジ12と接して押圧さ
れ、かつ管6の外周面に圧縮された状態で接する(図5
B)。しかる後、押込軸21を押し込み、筒状金具2の小
径筒部19をスリット33を介してゴム輪4の環状突部11が
ダクタイル管6の内周面に当接するように拡開させると
ともに、環状段部31に係合させた保持リング32を筒状金
具2の環状凹溝35に嵌み込ませ、拡開した小径筒部19を
保持させて筒状金具2の小径筒部19を絞込部17の外径が
筒状金具2の外径とほぼ等しく、かつ拡開部3の先端の
外径が分岐口9の口径より大きくするものであり(図5
C)、それ以外の点は前記実施例と同様である。この例
においては小径筒部19にスリット33が形成されているた
め、押込軸21の押し込み力が小さくてよく、拡開し易
い。
【0020】図6はさらに別の実施例を示す。この実施
例では前記保持リング32に代えて押込軸21の外周面と筒
状金具2の内周面との間に摺接するように嵌入配置され
る剛性の保持筒体37を有しており、また円錐部22から少
なくとも筒状金具2の軸方向長さ以上の距離をおいた押
込軸21に保持筒体37の上端に設けられた外向き環状フラ
ンジ部38に当接可能な大径部39が形成されている。この
実施例の筒状金具2には図5の実施例の筒状金具2のよ
うな環状凹溝35が形成されていないし、押込軸21には環
状段部31が形成されていない。尚、この実施例では保持
筒体37に環状フランジ部38を設けているが、該フランジ
部は必ずしも要しない。
例では前記保持リング32に代えて押込軸21の外周面と筒
状金具2の内周面との間に摺接するように嵌入配置され
る剛性の保持筒体37を有しており、また円錐部22から少
なくとも筒状金具2の軸方向長さ以上の距離をおいた押
込軸21に保持筒体37の上端に設けられた外向き環状フラ
ンジ部38に当接可能な大径部39が形成されている。この
実施例の筒状金具2には図5の実施例の筒状金具2のよ
うな環状凹溝35が形成されていないし、押込軸21には環
状段部31が形成されていない。尚、この実施例では保持
筒体37に環状フランジ部38を設けているが、該フランジ
部は必ずしも要しない。
【0021】前記の取付けにおいてはまず予め保持筒体
37に取付ナット5と筒状金具2を嵌入するとともに、ゴ
ム輪4を筒状金具2の小径筒部19の絞込部17に当接する
ように嵌入した後、保持筒体37に押込軸21を大径部39が
保持筒体37のフランジ部38に当接し、かつ保持筒体37の
内周面に押込軸21の外周面が摺接するように嵌入して支
持する。次にこれら取付ナット5、筒状金具2、及びゴ
ム輪4を前記実施例のように押込軸21の下端部に取付け
てセットした後、押込軸21を含めて全体を下げてゴム輪
4をダクタイル管6の分岐口9に嵌合させ(図6A)、
さらに下げると筒状金具2によりゴム輪4の胴部は分岐
口9の口縁に対して圧密的嵌合状態になり、またゴム輪
4のフランジ10は取付ナット5のフランジ12と接して押
圧され、かつ管6の外周面に圧縮された状態で接する
(図6B)。しかる後、押込軸21を押し込み、筒状金具
2の小径筒部19をスリット33を介してゴム輪4の環状突
部11がダクタイル管6の内周面に当接するように拡開さ
せるとともに、この拡開した小径筒部19を拡開後に大径
部39によりフランジ部38が押圧されてさらに押し込まれ
る保持筒体37で保持させて筒状金具2の小径筒部19を絞
込部17の外径が筒状金具2の外径とほぼ等しく、かつ拡
開部18の先端の外径が分岐口9の口径より大きくするも
のであり(図6C)、それ以外の点は前記実施例と同様
である。
37に取付ナット5と筒状金具2を嵌入するとともに、ゴ
ム輪4を筒状金具2の小径筒部19の絞込部17に当接する
ように嵌入した後、保持筒体37に押込軸21を大径部39が
保持筒体37のフランジ部38に当接し、かつ保持筒体37の
内周面に押込軸21の外周面が摺接するように嵌入して支
持する。次にこれら取付ナット5、筒状金具2、及びゴ
ム輪4を前記実施例のように押込軸21の下端部に取付け
てセットした後、押込軸21を含めて全体を下げてゴム輪
4をダクタイル管6の分岐口9に嵌合させ(図6A)、
さらに下げると筒状金具2によりゴム輪4の胴部は分岐
口9の口縁に対して圧密的嵌合状態になり、またゴム輪
4のフランジ10は取付ナット5のフランジ12と接して押
圧され、かつ管6の外周面に圧縮された状態で接する
(図6B)。しかる後、押込軸21を押し込み、筒状金具
2の小径筒部19をスリット33を介してゴム輪4の環状突
部11がダクタイル管6の内周面に当接するように拡開さ
せるとともに、この拡開した小径筒部19を拡開後に大径
部39によりフランジ部38が押圧されてさらに押し込まれ
る保持筒体37で保持させて筒状金具2の小径筒部19を絞
込部17の外径が筒状金具2の外径とほぼ等しく、かつ拡
開部18の先端の外径が分岐口9の口径より大きくするも
のであり(図6C)、それ以外の点は前記実施例と同様
である。
【0022】前記実施例は不断水下での分水栓1の取付
方法としても有効であり、この場合には取付ナット5は
止水栓14の下部に螺合する。また各実施例で示した取付
ナット5や筒状金具2は一例であり、実施に際しての具
体的な構造はこの発明の要旨を変更しない範囲で種々に
その設計を変えることができるものである。
方法としても有効であり、この場合には取付ナット5は
止水栓14の下部に螺合する。また各実施例で示した取付
ナット5や筒状金具2は一例であり、実施に際しての具
体的な構造はこの発明の要旨を変更しない範囲で種々に
その設計を変えることができるものである。
【0023】
【発明の効果】請求項1,2,3の発明は前記のようで
あるため、次のような優れた効果がある。 (1)分水栓を押込軸により流体管の分岐口にきわめて
容易に取付けることができる。 (2)取付後に分岐口の口径より外径が大きくなる下端
小径筒部の拡開部により筒状金具の抜け出しが防止され
るから、分水栓は離脱が確実に防止される。 (3)筒状金具をゴム輪に圧入嵌合して該ゴム輪を分岐
口の口縁に押圧密し、さらに該金具の上端の環状フラン
ジ部と下方部の拡開部との間でゴム輪をサンドイッチ状
に挾持して取付けるので、取付後に分水栓が地震等によ
り地盤が変動して分水栓に横方向の力が加わり屈曲して
もゴム輪の上端部の環状フランジ部とゴム輪の下端部の
反転した環状突部の弾力で横方向力を無理なく吸収し、
ゴム輪を傷つけることなく、容易に屈曲することができ
るとともに、流体の止水機能を低下させることがなく、
また分水栓の折損の恐れも少ない。 (4)筒状金具の下端小径筒部がゴム輪の環状突部を管
内面に押圧するため、穿孔時に管、例えばダクタイル管
内側のモルタルライニングが欠けたり、割れたりした場
合でも十分な止水性が保持できる。 (5)穿孔時の切粉等が分岐口上の管頂に残っていて
も、ゴム輪の環状フランジ部で押さえ込まれるだけで筒
状金具は真っ直に取付けられ、ゴム輪の圧密に影響しな
い。また前記切粉をはさみ込んだまま分水栓を取付け、
その後に地震等により切粉が脱落しても筒状金具の圧入
で分岐口の口縁に圧密されたゴム輪によるシール機構に
は関係がなく、流体のシール効果を低下させることはな
い。
あるため、次のような優れた効果がある。 (1)分水栓を押込軸により流体管の分岐口にきわめて
容易に取付けることができる。 (2)取付後に分岐口の口径より外径が大きくなる下端
小径筒部の拡開部により筒状金具の抜け出しが防止され
るから、分水栓は離脱が確実に防止される。 (3)筒状金具をゴム輪に圧入嵌合して該ゴム輪を分岐
口の口縁に押圧密し、さらに該金具の上端の環状フラン
ジ部と下方部の拡開部との間でゴム輪をサンドイッチ状
に挾持して取付けるので、取付後に分水栓が地震等によ
り地盤が変動して分水栓に横方向の力が加わり屈曲して
もゴム輪の上端部の環状フランジ部とゴム輪の下端部の
反転した環状突部の弾力で横方向力を無理なく吸収し、
ゴム輪を傷つけることなく、容易に屈曲することができ
るとともに、流体の止水機能を低下させることがなく、
また分水栓の折損の恐れも少ない。 (4)筒状金具の下端小径筒部がゴム輪の環状突部を管
内面に押圧するため、穿孔時に管、例えばダクタイル管
内側のモルタルライニングが欠けたり、割れたりした場
合でも十分な止水性が保持できる。 (5)穿孔時の切粉等が分岐口上の管頂に残っていて
も、ゴム輪の環状フランジ部で押さえ込まれるだけで筒
状金具は真っ直に取付けられ、ゴム輪の圧密に影響しな
い。また前記切粉をはさみ込んだまま分水栓を取付け、
その後に地震等により切粉が脱落しても筒状金具の圧入
で分岐口の口縁に圧密されたゴム輪によるシール機構に
は関係がなく、流体のシール効果を低下させることはな
い。
【0024】請求項4の発明は取付けに際し、小径筒部
を拡開させるとき拡開し易いとともに、押込軸の押し込
み力が小さくてよい。
を拡開させるとき拡開し易いとともに、押込軸の押し込
み力が小さくてよい。
【図1】この発明の一実施例を示す分水栓が流体管の分
岐口に装着された状態の縦断正面図である。
岐口に装着された状態の縦断正面図である。
【図2】分水栓と分岐口の各部の寸法関係を示す取付前
の縦断正面図である。
の縦断正面図である。
【図3】筒状金具の拡大断面図である。
【図4】(A),(B),(C)は図1の分水栓の取付
方法を示す作用説明図である。
方法を示す作用説明図である。
【図5】分水栓の別の実施例で、(A),(B),
(C)はその取付方法を示す作用説明図である。
(C)はその取付方法を示す作用説明図である。
【図6】分水栓のさらに別の実施例で、(A),
(B),(C)はその取付方法を示す作用説明図であ
る。
(B),(C)はその取付方法を示す作用説明図であ
る。
【図7】従来例の分水栓が流体管の分岐口に装着された
状態の縦断正面図である。
状態の縦断正面図である。
1 分水栓 2 筒状金具 4 ゴム輪 5 取付ナット 6 ダクタイル管 9 分岐口 17 絞込部 18 拡開部 19 小径筒部 21 押込軸 22 円錐部 32 保持リング 37 保持筒体 39 大径部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 正則 大阪府大阪市西区北堀江1丁目12番19号 株式会社栗本鐵工所内 (56)参考文献 特開 平1−261594(JP,A)
Claims (4)
- 【請求項1】 下端部に先細の円錐部が形成された押込
軸を具え、この押込軸に、筒状の取付部材の下端部に形
成した内向き環状フランジ部の上面に筒状金具の上端部
に形成した外向き環状フランジ部が載って係合した該金
具と取付部材を、筒状金具の内周面が押込軸の外周面に
摺接し、かつ前記筒状金具の下端部に予めプレス等で絞
り込んで形成された円錐状に先細の絞込部及び該絞込部
の先端から拡開状に軸方向に所定長さ延設されその先端
の外径が筒状金具の外径より小さくなっている拡開部か
らなる小径筒部の前記絞込部の内周面が前記円錐部の外
周面に当接するように嵌入して支持するとともに、上端
部に外向き環状フランジ部が形成され、かつ下端部に環
状突部が設けられたゴム輪を前記筒状金具の前記絞込部
の外周面に当接するように嵌入して支持した後、この押
込軸を下端部側から流体管に穿孔された分岐口に押し込
んで圧入し、前記ゴム輪の環状フランジ部が流体管の外
周面に接し、かつゴム輪の環状フランジ部の上面に取付
部材の環状フランジ部が接した後、さらに前記押込軸の
押し込みにより筒状金具の小径筒部をゴム輪の環状突部
が流体管の内周面に当接するように拡開させて絞込部の
外径が筒状金具の外径とほぼ等しく、かつ拡開部の先端
の外径が分岐口の口径より大きくすることを特徴とする
分水栓の取付方法。 - 【請求項2】 下端部に先細の円錐部が形成され、該円
錐部の基端に保持リング係合用環状段部が形成された押
込軸と、この押込軸の環状段部に係合される保持リング
とを具え、前記環状段部に保持リングを係合させた押込
軸に、筒状の取付部材の下端部に形成した内向き環状フ
ランジ部の上面に筒状金具の上端部に形成した外向き環
状フランジ部が載って係合した該金具と取付部材を、筒
状金具の内周面が押込軸の外周面に摺接し、かつ前記筒
状金具の下端部に予めプレス等で絞り込んで形成された
円錐状に先細の絞込部及び該絞込部の先端から拡開状に
軸方向に所定長さ延設されその先端の外径が筒状金具の
外径より小さくなっている拡開部からなり、かつ絞込部
の先端部内周面に前記保持リング係合用の環状凹溝が形
成された小径筒部の前記絞込部の内周面が前記円錐部の
外周面に当接するように嵌入して支持するとともに、上
端部に外向き環状フランジ部が形成され、かつ下端部に
環状突部が設けられたゴム輪を前記筒状金具の前記絞込
部の外周面に当接するように嵌入して支持した後、この
押込軸を下端部側から流体管に穿孔された分岐口に押し
込んで圧入し、前記ゴム輪の環状フランジ部が流体管の
外周面に接し、かつゴム輪の環状フランジ部の上面に取
付部材の環状フランジ部が接した後、さらに前記押込軸
の押し込みにより筒状金具の小径筒部をゴム輪の環状突
部が流体管の内周面に当接するように拡開させるととも
に、環状段部に係合させた保持リングを筒状金具の環状
凹溝に嵌み込ませ、前記拡開した小径筒部を保持させて
筒状金具の小径筒部を絞込部の外径が筒状金具の外径と
ほぼ等しく、かつ拡開部の先端の外径が分岐口の口径よ
り大きくすることを特徴とする分水栓の取付方法。 - 【請求項3】 下端部に先細の円錐部が形成され、該円
錐部から少なくとも筒状金具の軸方向長さ以上の距離を
おいて大径部が形成された押込軸と、この押込軸の外周
面と筒状金具の内周面との間に摺接するように嵌入配置
される保持筒体とを具え、この保持筒体を外周面に嵌入
した押込軸に、筒状の取付部材の下端部に形成した内向
き環状フランジ部の上面に筒状金具の上端部に形成した
外向き環状フランジ部が載って係合した該金具と取付部
材を、筒状金具の内周面が保持筒体の外周面に摺接し、
かつ前記筒状金具の下端部に予めプレス等で絞り込んで
形成された円錐状に先細の絞込部及び該絞込部の先端か
ら拡開状に軸方向に所定長さ延設されその先端の外径が
筒状金具の外径より小さくなっている拡開部からなる小
径筒部の前記絞込部の内周面が前記円錐部の外周面に当
接するように嵌入して支持するとともに、上端部に外向
き環状フランジ部が形成され、かつ下端部に環状突部が
設けられたゴム輪を前記筒状金具の前記絞込部の外周面
に当接するように嵌入して支持した後、前記押込軸を下
端部側から流体管に穿孔された分岐口に押し込んで圧入
し、前記ゴム輪の環状フランジ部が流体管の外周面に接
し、かつゴム輪の環状フランジ部の上面に取付部材の環
状フランジ部が接した後、さらに前記押込軸の押し込み
により筒状金具の小径筒部をゴム輪の環状突部が流体管
の内周面に当接するように拡開させるとともに、この拡
開した小径筒部を保持筒体で保持させて筒状金具の小径
筒部を絞込部の外径が筒状金具の外径とほぼ等しく、か
つ拡開部の先端の外径が分岐口の口径より大きくするこ
とを特徴とする分水栓の取付方法。 - 【請求項4】 筒状金具の小径筒部に拡開部の下端面か
ら絞込部にわたり拡開用のスリットが円周方向に複数個
形成されている請求項2又は3記載の分水栓の取付方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4191011A JP2552795B2 (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 分水栓の取付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4191011A JP2552795B2 (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 分水栓の取付方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0633494A JPH0633494A (ja) | 1994-02-08 |
| JP2552795B2 true JP2552795B2 (ja) | 1996-11-13 |
Family
ID=16267394
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4191011A Expired - Fee Related JP2552795B2 (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 分水栓の取付方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2552795B2 (ja) |
-
1992
- 1992-07-17 JP JP4191011A patent/JP2552795B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0633494A (ja) | 1994-02-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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