JP2553750B2 - 光磁気ディスク装置 - Google Patents
光磁気ディスク装置Info
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Description
産業上の利用分野 本発明は磁界変調オーバライト方式の光磁気ディスク
のオーバライトと、従来の消去過程を必要とする光磁気
ディスクの記録再生消去との両方を可能とする光磁気デ
ィスク装置に関するものである。 従来の技術 近年、情報信号を高密度に記録しうる光磁気ディスク
装置が利用されつつある。これは記録媒体として一般に
希土類と遷移金属との合金を用い、消去、記録、再生の
3つの過程を必要とする光磁気ディスク装置と磁界変調
方式によるオーバライトを可能とする光磁気ディスク装
置が考えられている。以下図面を参照しながら、上述し
た従来の光磁気ディスク装置の記録について説明する。
第6図は従来の消去、記録、再生の3つの過程を必要と
する光磁気ディスク装置(従来例1)の概略図を示すも
のである。第6図に於いて1は光磁気ディスクで、基板
2上に光磁気記録層3がスパッタリング等の薄膜作成手
段により形成されている。4は磁石または電磁石からな
る磁界発生器、5はレーザビーム、6は5のレーザビー
ムを集光するための対物レンズである。 以上のように構成された、従来の光磁気ディスクなら
びにその記録方式について、以下にその動作について説
明する。 基板2上の光磁気記録層3は、消去過程により、あら
かじめ一方方向に磁化の向きがそろえられている。この
ような光磁気ディスク1に、4の磁界発生器で磁界を与
え、対物レンズ6で絞ったレーザビーム5で光磁気記録
層3をキュリー温度近傍以上に加熱すると、冷却時に光
磁気記録層3の磁化は、磁界の向きに応じて変化固定し
記録過程が達成される。実際にはレーザビーム5は記録
信号で変調されたオンオフ信号であるため、光磁気記録
層3の磁化は加熱されたところのみ反転する。このよう
に書き込まれた記録媒体を消去するには、すなわち光磁
気記録層3の磁化の向きを一方方向にそろえるには、4
の磁界発生器の磁界を反転させておき、連続光のレーザ
ビーム5を、照射することで達成される。再生過程は、
強度が記録時の数分の一の連続レーザ光を照射し、磁化
の向きに応じて反射光のカー回転角が変化することを利
用する。上述した光磁気ディスク装置の場合、再書き込
みを行うとき、以前に書かれていた情報をあらかじめ消
去した後記録する必要がある。従って、情報の記録に時
間を多く必要としている。この欠点を無くすために、現
在積極的にオーバライト技術が研究されている。その一
つの方法が磁界変調方式と呼ばれているもので、特公昭
60−48806号公報において提案されている。この磁界変
調方式もデータファイル用の光磁気ディスク装置では、
光磁気ディスク上を浮上滑走し得る磁界発生手段(フラ
イング磁気ヘッド)を用い高速でデータを記録すること
ができるものが提案されている。以下第7図を参照しな
がら、この磁界変調方式オーバライトの光磁気ディスク
装置(従来例2)の記録について説明する。第7図にお
いて、7は磁化変調オーバライト対応光磁気ディスク
で、基板2上に光磁気記録層3がスパッタリング等の薄
膜作成手段により形成されている。更にその上にはフラ
イング磁気ヘッドを用いる磁界変調オーバライト用光磁
気ディスクでは特殊オーバコート層8が設けられてい
る。5はレーザビーム、6は5のレーザビームを集光す
るための対物レンズ、9はフライング磁気ヘッド、10は
磁気ヘッド電流駆動回路である。光磁気ディスク停止状
態ではフライング磁気ヘッド9と光磁気ディスク7とは
接触しており、光磁気ディスクが回転状態では上記特殊
オーバコート層8から数μm程度浮上する。すなわちコ
ンタクトスタートストップ(CSS)方式が用いられる。
記録は連続的に発光させたレーザビーム5で光磁気記録
層3をキュリー温度近傍まで加熱し、同時にその加熱部
近傍にフライング磁気ヘッド9で変調磁界を印加する。
加熱された光磁気記録層3は変調磁界の方向に応じて磁
化反転し、光磁気記録層3の冷却時に磁化の方向が固定
され情報として記録される。この従来例2の場合は記録
トラックに既に情報が書かれていても、再書き込みを行
うときは光磁気記録層を加熱するため、以前の情報は書
き込みと同時に消え、新しい情報に書き換えられオーバ
ライトがなされる。 発明が解決しようとする課題 しかしながら上記の従来例1の光磁気ディスク装置で
は、記録を行うときあらかじめ以前の情報を消去するた
めの消去過程を必要とし、当然オーバライトの機能はな
く、一方従来例2の光磁気ディスク装置では、オーバラ
イト対応にはなっているがCSSの都合上特殊オーバコー
トを施した光磁気ディスクを用いねばならない。現時点
で商品化が進められているのは従来例1のもので、次世
代のものとしてオーバライト可能な従来例2のものが開
発段階にある。この場合問題となるのは、従来例1の光
磁気ディスクはCSS対応の特殊オーバコートを施すこと
を考えていないため、従来例2の次世代の機種では使用
できないということである。データファイルの場合前世
代(従来例1)の機種で書いた情報を次世代機種(従来
例2)で読み書きできることは重要であり、従来例1用
の光磁気ディスクも従来例2の装置で使用できることが
望まれていた。 本発明は上記問題点に鑑み、従来の消去過程を必要と
する光磁気ディスクに対しては従来の記録再生消去が可
能で、磁界変調オーバライト対応の光磁気ディスクには
磁界変調によるオーバライトを可能にする光磁気ディス
ク装置を提供することを目的とする。 課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本発明の光磁気ディスク
装置は光磁気ディスクに磁界を与える手段として、記録
信号周波数帯域の磁界を発生し、光磁気ディスク上を空
力効果により浮上滑走し得る構造を有した第1の磁界発
生器と、光磁気ディスクとは接触することの無いN、S
両極の直流磁界を発生し得る第2の磁界発生器とを有
し、両磁界発生器が、光磁気ディスクと平行な方向に移
送可能であり、両磁界発生器の相対的な位置関係は、第
1の磁界発生器が第2の磁界発生器に対しディスクの外
周側あるいは内周側となるようにディスクの半径方向に
移動可能な移送駆動手段に取り付けられ、第1の磁界発
生器を光磁気ディスク面上に当接し得る上下駆動手段か
ら構成されている。また光磁気ディスク種別判定によ
り、第1の磁界発生器、または第2の磁界発生器からの
磁界を、選択的に光磁気ディスクに与えることが出来る
ものである。 あるいは光磁気ディスクに磁界を与える手段として、
記録信号周波数帯域の磁界を発生し得る第1の磁界発生
部と、N、S両極の直流磁界を発生し得る第2の磁界発
生部とを一体化した磁界発生器を有し、この磁界発生器
が光磁気ディスク上を空力効果により浮上滑走し得る構
造であり、しかも第1の磁界発生部と第2の磁界発生部
とは光磁気ディスクの半径方向に離間して設けられ、こ
の磁界発生器は移送可能な駆動手段に取り付けられ、さ
らに光磁気ディスク面上に当接し得る上下駆動手段から
構成されている。また光磁気ディスク種別判定により、
第1の磁界発生部、または第2の磁界発生部からの磁界
を、選択的に光磁気ディスクに与えることができるもの
である。 作用 この構成により、まず装着された光磁気ディスクが、
磁界変調対応の光磁気ディスクか否かを判定し、磁界変
調対応の光磁気ディスクの場合には、光磁気ディスク上
を空力効果により浮上滑走し得る構造を有した第1の磁
界発生器、または第1、第2のの磁界発生部を併有した
磁界発生器が上下駆動手段により光磁気ディスク面上に
当接し、光磁気ディスク回転とともに浮上滑走する。そ
して光磁気ディスクと平行な方向に移送可能な駆動手段
により、光学ヘッドのレーザビームが光磁気記録層の加
熱される記録トラック上に移動し、上記第1の磁界発生
器、または第1の磁界発生部からの変調磁界でオーバラ
イトがなされる。 消去過程を必要とする従来の光磁気ディスクの場合に
は、第2の磁界発生器、または第1、第2の磁界発生部
を併有した磁界発生器のいずれの場合も、光磁気ディス
ク面上には当接させないように上下駆動手段により持ち
上げておく。消去と記録に必要な磁界は第2の磁界発生
器、または第2の磁界発生部からの磁界を用いる。第2
の磁界発生器、または第2の磁界発生部が電磁石である
場合には、光磁気ディスクと平行な移送手段で所望のト
ラックに移送し、消去と記録で電流極性が切り替えられ
る。 第2の磁界発生器、または第2の磁界発生部がN,S両
極を備えた永久磁石の場合には、消去時あるいは記録時
に各々必要な磁界極性が得られるように、光磁気ディス
クと平行な方向の移送駆動手段により、N極またはS極
が、消去あるいは記録しようとするトラック上に移動
し、消去、記録がなされる。 実施例 以下本発明の一実施例の光磁気ディスク装置につい
て、図面を参照しながら説明する。
のオーバライトと、従来の消去過程を必要とする光磁気
ディスクの記録再生消去との両方を可能とする光磁気デ
ィスク装置に関するものである。 従来の技術 近年、情報信号を高密度に記録しうる光磁気ディスク
装置が利用されつつある。これは記録媒体として一般に
希土類と遷移金属との合金を用い、消去、記録、再生の
3つの過程を必要とする光磁気ディスク装置と磁界変調
方式によるオーバライトを可能とする光磁気ディスク装
置が考えられている。以下図面を参照しながら、上述し
た従来の光磁気ディスク装置の記録について説明する。
第6図は従来の消去、記録、再生の3つの過程を必要と
する光磁気ディスク装置(従来例1)の概略図を示すも
のである。第6図に於いて1は光磁気ディスクで、基板
2上に光磁気記録層3がスパッタリング等の薄膜作成手
段により形成されている。4は磁石または電磁石からな
る磁界発生器、5はレーザビーム、6は5のレーザビー
ムを集光するための対物レンズである。 以上のように構成された、従来の光磁気ディスクなら
びにその記録方式について、以下にその動作について説
明する。 基板2上の光磁気記録層3は、消去過程により、あら
かじめ一方方向に磁化の向きがそろえられている。この
ような光磁気ディスク1に、4の磁界発生器で磁界を与
え、対物レンズ6で絞ったレーザビーム5で光磁気記録
層3をキュリー温度近傍以上に加熱すると、冷却時に光
磁気記録層3の磁化は、磁界の向きに応じて変化固定し
記録過程が達成される。実際にはレーザビーム5は記録
信号で変調されたオンオフ信号であるため、光磁気記録
層3の磁化は加熱されたところのみ反転する。このよう
に書き込まれた記録媒体を消去するには、すなわち光磁
気記録層3の磁化の向きを一方方向にそろえるには、4
の磁界発生器の磁界を反転させておき、連続光のレーザ
ビーム5を、照射することで達成される。再生過程は、
強度が記録時の数分の一の連続レーザ光を照射し、磁化
の向きに応じて反射光のカー回転角が変化することを利
用する。上述した光磁気ディスク装置の場合、再書き込
みを行うとき、以前に書かれていた情報をあらかじめ消
去した後記録する必要がある。従って、情報の記録に時
間を多く必要としている。この欠点を無くすために、現
在積極的にオーバライト技術が研究されている。その一
つの方法が磁界変調方式と呼ばれているもので、特公昭
60−48806号公報において提案されている。この磁界変
調方式もデータファイル用の光磁気ディスク装置では、
光磁気ディスク上を浮上滑走し得る磁界発生手段(フラ
イング磁気ヘッド)を用い高速でデータを記録すること
ができるものが提案されている。以下第7図を参照しな
がら、この磁界変調方式オーバライトの光磁気ディスク
装置(従来例2)の記録について説明する。第7図にお
いて、7は磁化変調オーバライト対応光磁気ディスク
で、基板2上に光磁気記録層3がスパッタリング等の薄
膜作成手段により形成されている。更にその上にはフラ
イング磁気ヘッドを用いる磁界変調オーバライト用光磁
気ディスクでは特殊オーバコート層8が設けられてい
る。5はレーザビーム、6は5のレーザビームを集光す
るための対物レンズ、9はフライング磁気ヘッド、10は
磁気ヘッド電流駆動回路である。光磁気ディスク停止状
態ではフライング磁気ヘッド9と光磁気ディスク7とは
接触しており、光磁気ディスクが回転状態では上記特殊
オーバコート層8から数μm程度浮上する。すなわちコ
ンタクトスタートストップ(CSS)方式が用いられる。
記録は連続的に発光させたレーザビーム5で光磁気記録
層3をキュリー温度近傍まで加熱し、同時にその加熱部
近傍にフライング磁気ヘッド9で変調磁界を印加する。
加熱された光磁気記録層3は変調磁界の方向に応じて磁
化反転し、光磁気記録層3の冷却時に磁化の方向が固定
され情報として記録される。この従来例2の場合は記録
トラックに既に情報が書かれていても、再書き込みを行
うときは光磁気記録層を加熱するため、以前の情報は書
き込みと同時に消え、新しい情報に書き換えられオーバ
ライトがなされる。 発明が解決しようとする課題 しかしながら上記の従来例1の光磁気ディスク装置で
は、記録を行うときあらかじめ以前の情報を消去するた
めの消去過程を必要とし、当然オーバライトの機能はな
く、一方従来例2の光磁気ディスク装置では、オーバラ
イト対応にはなっているがCSSの都合上特殊オーバコー
トを施した光磁気ディスクを用いねばならない。現時点
で商品化が進められているのは従来例1のもので、次世
代のものとしてオーバライト可能な従来例2のものが開
発段階にある。この場合問題となるのは、従来例1の光
磁気ディスクはCSS対応の特殊オーバコートを施すこと
を考えていないため、従来例2の次世代の機種では使用
できないということである。データファイルの場合前世
代(従来例1)の機種で書いた情報を次世代機種(従来
例2)で読み書きできることは重要であり、従来例1用
の光磁気ディスクも従来例2の装置で使用できることが
望まれていた。 本発明は上記問題点に鑑み、従来の消去過程を必要と
する光磁気ディスクに対しては従来の記録再生消去が可
能で、磁界変調オーバライト対応の光磁気ディスクには
磁界変調によるオーバライトを可能にする光磁気ディス
ク装置を提供することを目的とする。 課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本発明の光磁気ディスク
装置は光磁気ディスクに磁界を与える手段として、記録
信号周波数帯域の磁界を発生し、光磁気ディスク上を空
力効果により浮上滑走し得る構造を有した第1の磁界発
生器と、光磁気ディスクとは接触することの無いN、S
両極の直流磁界を発生し得る第2の磁界発生器とを有
し、両磁界発生器が、光磁気ディスクと平行な方向に移
送可能であり、両磁界発生器の相対的な位置関係は、第
1の磁界発生器が第2の磁界発生器に対しディスクの外
周側あるいは内周側となるようにディスクの半径方向に
移動可能な移送駆動手段に取り付けられ、第1の磁界発
生器を光磁気ディスク面上に当接し得る上下駆動手段か
ら構成されている。また光磁気ディスク種別判定によ
り、第1の磁界発生器、または第2の磁界発生器からの
磁界を、選択的に光磁気ディスクに与えることが出来る
ものである。 あるいは光磁気ディスクに磁界を与える手段として、
記録信号周波数帯域の磁界を発生し得る第1の磁界発生
部と、N、S両極の直流磁界を発生し得る第2の磁界発
生部とを一体化した磁界発生器を有し、この磁界発生器
が光磁気ディスク上を空力効果により浮上滑走し得る構
造であり、しかも第1の磁界発生部と第2の磁界発生部
とは光磁気ディスクの半径方向に離間して設けられ、こ
の磁界発生器は移送可能な駆動手段に取り付けられ、さ
らに光磁気ディスク面上に当接し得る上下駆動手段から
構成されている。また光磁気ディスク種別判定により、
第1の磁界発生部、または第2の磁界発生部からの磁界
を、選択的に光磁気ディスクに与えることができるもの
である。 作用 この構成により、まず装着された光磁気ディスクが、
磁界変調対応の光磁気ディスクか否かを判定し、磁界変
調対応の光磁気ディスクの場合には、光磁気ディスク上
を空力効果により浮上滑走し得る構造を有した第1の磁
界発生器、または第1、第2のの磁界発生部を併有した
磁界発生器が上下駆動手段により光磁気ディスク面上に
当接し、光磁気ディスク回転とともに浮上滑走する。そ
して光磁気ディスクと平行な方向に移送可能な駆動手段
により、光学ヘッドのレーザビームが光磁気記録層の加
熱される記録トラック上に移動し、上記第1の磁界発生
器、または第1の磁界発生部からの変調磁界でオーバラ
イトがなされる。 消去過程を必要とする従来の光磁気ディスクの場合に
は、第2の磁界発生器、または第1、第2の磁界発生部
を併有した磁界発生器のいずれの場合も、光磁気ディス
ク面上には当接させないように上下駆動手段により持ち
上げておく。消去と記録に必要な磁界は第2の磁界発生
器、または第2の磁界発生部からの磁界を用いる。第2
の磁界発生器、または第2の磁界発生部が電磁石である
場合には、光磁気ディスクと平行な移送手段で所望のト
ラックに移送し、消去と記録で電流極性が切り替えられ
る。 第2の磁界発生器、または第2の磁界発生部がN,S両
極を備えた永久磁石の場合には、消去時あるいは記録時
に各々必要な磁界極性が得られるように、光磁気ディス
クと平行な方向の移送駆動手段により、N極またはS極
が、消去あるいは記録しようとするトラック上に移動
し、消去、記録がなされる。 実施例 以下本発明の一実施例の光磁気ディスク装置につい
て、図面を参照しながら説明する。
【実施例1】 第1図(a)、(b)は本発明の実施例1の光磁気デ
ィスク装置の基本的な構成の平面図及び側面図を示すも
のである。また第1図(c)、(d)は光磁気ディスク
の構成を示す部分断面図、第2図と第3図a,b,cは各々
第1の磁界発生器、ならびに第2の磁界発生器の説明に
供する斜視図と概略図である。第1図(a)(b)
(c)(d)もしくは第2図、第3図の各図において、
1は光磁気ディスク、2は基板、3は光磁気記録層、11
は通常オーバコート層、8は特殊オーバコート層であ
る。従来例1で述べた消去過程を必要とする光磁気ディ
スクの場合は、オーバコート層には一般に紫外線硬化樹
脂が使用され、一方磁界変調オーバライト対応の光磁気
ディスクではCSS対応とするために、紫外線硬化樹脂に
研磨材と潤滑材を混練した樹脂、あるいはDIC(ダイア
モンド・ライク・カーボン)等の薄膜が使用される。実
際の光磁気ディスクではこれらの各層以外に感度を調節
したり、カー回転角度増大のため、あるいは光磁気ディ
スクの耐候性を高めるために、更に多層化したものとな
っているが、図面ではこれらの各層については省略して
いる。次に12はスピンドルモータ、6は光学ヘッド(図
示せず)の対物レンズ、5はレーザビーム、13はその集
光スポット、14は記録信号周波数帯域の磁界を発生し、
光磁気ディスク上を空力効果により浮上滑走し得る構造
を有した第1の磁界発生器である。第2図はその詳細構
造の斜視図でスライダー部と磁気回路が同一磁性材料で
作製されているモノリシック型の例である。同図におい
て、15は光磁気ディスク上を空力効果により浮上滑走さ
せるためのスライダー部、16はコイル、17は磁気ギャッ
プ、18は主磁極、19は磁界、20は第1の磁界発生器を支
持し、且つ光磁気ディスク1上にこの磁界発生器を当接
するためのロードビームである。その端部は板バネ21を
介して移送駆動器22の可動部23に接合され、可動部23に
対しロードビーム20の傾角を変えることができる構造と
なっている。 次に24はN、S両極の直流磁界を発生し得る第2の磁
界発生器である。この第2の磁界発生器24は第3図aで
示した永久磁石型、第3図bの単極型直流電磁石型、あ
るいは第3図cに示す2極が光磁気ディスク面に向き合
うコの字直流電磁石型の各形態がある。これら第3図
a、b、cの各図に於いて、25はN,S両磁極を有する永
久磁石、26は磁気コアー、27はコイル、Lは磁極間距離
である。28は第2の磁界発生器を支持する剛性のある支
持アームで、やはり移送駆動器22の可動部23に接合され
ている、これら第3図a,b,cのいずれの場合も、この第
2の磁界発生器を光磁気ディスクと平行な方向に移動さ
せること、あるいは移動させて且つ電磁石の電流極性を
切り替えることで、光磁気ディスの任意のトラック上に
N磁界あるいはS磁界を付与し得る。光磁気ディスク1
が面振れの無い状態では、支持アーム28で支持された第
2の磁界発生器24は光磁気ディスクとの距離が常に一定
の間隙が保たれる、実際には光磁気ディスクの面振れも
考慮し1mm程度の間隙が設けられる。29は移送駆動器22
の固定部である。移送駆動器22はリニアーモータ、リニ
アーステッピングモータ等、可動部23が固定部29に対し
スライド移動でき、光磁気ディスク1の最内周トラック
位置から最外周トラック位置まで第1あるいは第2の磁
界発生器14,24を移動できる。30はロードビーム20に接
合されたロードビーム支持アームで、31の矢印で示した
方向に回動する磁界発生器上げ下げ板32の動きによりロ
ードビーム20の上げ下げが、すなわち第1の磁界発生器
14の光磁気ディスク1への当接あるいは離脱が行われ
る。 以上のように構成された光磁気ディスク装置について
以下その動作について説明する。まずこの光磁気ディス
ク装置に光磁気ディスク1が装着された時点、あるいは
装着段階に、光磁気ディスク1が消去過程を必要とする
従来例1のタイプの光磁気ディスクか、あるいは従来例
2で示した磁界変調オーバライト対応の光磁気ディスク
かを、光磁気ディスクカートリッジケースの識別子(例
えばカートリッジケースに特別に設けられた識別用凹部
の有無等)等で判定する。 従来例1のタイプの光磁気ディスクと判定した場合
は、磁界発生器上げ下げ板32はロードビーム支持アーム
30を引き上げたままの状態を維持する。したがって第1
の磁界発生器14は光磁気ディスク1には当接しない。こ
の光磁気ディスクに対しては第1の磁界発生器14は使用
せず、第2の磁界発生器24を使用する。第2の磁界発生
器24と光磁気ディスク1との間隙は1mm程度あるが、第
2の磁界発生器24は光磁気ディスクの記録、消去に必要
な磁界が十分得られるものである。光磁気ディスク装置
がデータファイル装置の場合、光磁気ディスク1が定常
回転状態に入った後、一般に記録、再生、消去が行える
状態に光磁気ディスク装置内蔵のコントローラが一連の
初期動作を執り行う。次に任意のn番目のトラックに対
してアクセスがなされ、そのトラックを再生あるいは記
録する場合について、光学ヘッドの対物レンズ6と移送
駆動器22の可動部23の動作について説明する。いま再生
の場合には、光学ヘッド自体の移送(ただし光学ヘッド
の移送手段は図示していない)と対物レンズ6の微小動
作の供動により、レーザビーム5の集光スポット13はn
番目のトラック上にアクセスがなされ、信号が再生され
る。次に記録あるいは消去の場合には、再生と同様レー
ザビーム5の集光スポット13はn番目のトラック上にア
クセスがなされ、同時に移送駆動器22の駆動により、第
2の磁界発生器24はn番目のトラック近傍に移動する。
第2の磁界発生器24が第3図aで示したN、S2極を有し
た永久磁石型の場合、記録では、N極からの磁界が与え
られる位置(光磁気ディスクにN極からの磁界が与えら
れる場合をN磁界と称し、記録時の磁界と仮定する。消
去時の磁界はS磁界と仮定する)に、また消去の場合に
はS極からの磁界が与えられる位置に移送駆動器22が第
2の磁界発生器24を駆動する。すなわち記録時と消去時
では、磁極間距離Lだけ移送駆動器22の可動部23が光磁
気ディスク1の半径方向に移動し、設定位置が変化す
る。次に記録時では光磁気ディスク1に上記のN磁界印
加状態下で、記録信号で変調されたレーザビーム5が光
磁気記録層3を加熱し、信号が書き込まれる。消去時に
はS磁界印加状態下で、連続したレーザビーム5が光磁
気記録層3を連続加熱し、消去が行われる。記録と消去
を交互に行った場合、対物レンズ6の集光スポット13は
同一トラック上に留まったままであるが、移送駆動器22
の可動部23は前後進し、N,S磁界を交互に光磁気ディス
ク1に与える。 第3図bに示した単極型直流電磁石型の場合は、先端
の磁極部がn番目のトラック近傍に移動し、そしてコイ
ル電流の極性が切り替えられ、NあるいはSの必要な磁
界が光磁気ディスク1に与えられる。更に第3図cに示
す2極が光磁気ディスク面に向き合うコの字電磁石型の
場合には、コの字型電磁石の一方の磁極のみを使用し、
コイル電流の極性の切り替えで磁極の極性を切り替える
方法、あるいは電流の極性は切り替えず、他方の磁極を
使用するように磁極間距離Lに相当する距離だけ、光磁
気ディスクの半径方向に移送駆動器22の可動部23を動か
し、NあるいはSの必要磁界を得る方法がある。勿論こ
れは装置の設計で、いずれも可能である。 次に装着された光磁気ディスク1が従来例2の磁界変
調オーバライト対応の光磁気ディスクと判定した場合
は、磁界発生器上げ下げ板32は回動する。それにともな
ってロードビーム支持アーム30の引き上げ状態が解除さ
れ、第1の磁界発生器14は光磁気ディスク1の特殊オー
バコート8上に当接する。この光磁気ディスクに対して
は第2の磁界発生器24は使用せず、第1の磁界発生器14
を使用する。第1の磁界発生器14は記録信号周波数帯域
の磁界を発生し得るような磁気回路構成、すなわちイン
ダクタンスが数μH以下に設計している。 次に光磁気
ディスク1が回転し始め、スライダー部15は光磁気ディ
スク1上を摺動走行し始める。光磁気ディスクの回転速
度がある値を越えた時点から、空力効果による浮上滑走
状態に入り、光磁気ディスクが定常回転状態になると、
安定浮上滑走状態となる。前述と同様、光磁気ディスク
装置内蔵のコントローラが一連の初期動作を執り行い、
再生、オーバライトが行える状態となる。再生あるいは
オーバライトを、任意のn番目のトラックに対し行う場
合の、光学ヘッドの動作は前述と同様である。ただしオ
ーバライトの場合のレーザビーム5は連続光である。オ
ーバライトがn番目のトラックに対しなされる場合、信
号で変調された記録磁界を光磁気ディスク1に与える為
に、移送駆動器22の駆動により第1の磁界発生器14の主
磁極18がn番目のトラック近傍に移動する。変調信号電
流はコイル16に供給され、変調信号に応じた磁界19が発
生しオーバライトが成される。次に再生時の移送駆動器
22の動作について触れる。大きく分ければ再生時も再生
トラックに応じ、移送駆動器22を駆動させる場合と、常
に光磁気ディスク上の同じ設定位置に第1、第2の磁界
発生器14、24が位置するようにしておく場合とがある。
前者の場合には再生状態から記録あるいは消去、または
オーバライト状態に移る場合、比較的移送駆動器22の駆
動距離が少なくなり、後者の場合には再生時の消費電力
が削減できる。この他に再生状態あるいは記録、消去、
あるいはオーバライト後の、第1、第2の磁界発生器1
4、24の設定位置をどのようにするかについては、いろ
いろな場合が考えられる。記録の後では、またその近傍
のトラックに記録することが多いため、記録後はしばら
くその位置から移送駆動器22を移動させない等がある。
いずれにしても磁界発生器の移動モードは光磁気ディス
ク装置の設計方針に基づいて決めることができる。 以上のように本実施例によれば、光磁気ディスクに磁
界を与える手段として、記録信号周波数帯域の磁界を発
生し、光磁気ディスク上を空力効果により浮上滑走し得
る構造の第1の磁界発生器と、光磁気ディスクとは接触
することが無くN、S両極の直流磁界を発生し得る第2
の磁界発生器とを有しており、光磁気ディスクと平行方
向に両磁界発生器を移送可能であり、両磁界発生器の相
対的な位置関係は、第1の磁界発生器が第2の磁界発生
器に対しディスクの外周側あるいは内周側となるように
ディスクの半径方向に移動可能な移送駆動手段と、第1
の磁界発生器を光磁気ディスク面上に当接し得る上下駆
動手段とにより、両磁界発生器を光磁気ディスクの種別
に応じ選択的に使用することで、本実施例の装置は磁界
変調オーバライト対応の光磁気ディスクだけではなく、
消去過程を必要とする従来光磁気ディスクも記録、再
生、消去することが可能である。
ィスク装置の基本的な構成の平面図及び側面図を示すも
のである。また第1図(c)、(d)は光磁気ディスク
の構成を示す部分断面図、第2図と第3図a,b,cは各々
第1の磁界発生器、ならびに第2の磁界発生器の説明に
供する斜視図と概略図である。第1図(a)(b)
(c)(d)もしくは第2図、第3図の各図において、
1は光磁気ディスク、2は基板、3は光磁気記録層、11
は通常オーバコート層、8は特殊オーバコート層であ
る。従来例1で述べた消去過程を必要とする光磁気ディ
スクの場合は、オーバコート層には一般に紫外線硬化樹
脂が使用され、一方磁界変調オーバライト対応の光磁気
ディスクではCSS対応とするために、紫外線硬化樹脂に
研磨材と潤滑材を混練した樹脂、あるいはDIC(ダイア
モンド・ライク・カーボン)等の薄膜が使用される。実
際の光磁気ディスクではこれらの各層以外に感度を調節
したり、カー回転角度増大のため、あるいは光磁気ディ
スクの耐候性を高めるために、更に多層化したものとな
っているが、図面ではこれらの各層については省略して
いる。次に12はスピンドルモータ、6は光学ヘッド(図
示せず)の対物レンズ、5はレーザビーム、13はその集
光スポット、14は記録信号周波数帯域の磁界を発生し、
光磁気ディスク上を空力効果により浮上滑走し得る構造
を有した第1の磁界発生器である。第2図はその詳細構
造の斜視図でスライダー部と磁気回路が同一磁性材料で
作製されているモノリシック型の例である。同図におい
て、15は光磁気ディスク上を空力効果により浮上滑走さ
せるためのスライダー部、16はコイル、17は磁気ギャッ
プ、18は主磁極、19は磁界、20は第1の磁界発生器を支
持し、且つ光磁気ディスク1上にこの磁界発生器を当接
するためのロードビームである。その端部は板バネ21を
介して移送駆動器22の可動部23に接合され、可動部23に
対しロードビーム20の傾角を変えることができる構造と
なっている。 次に24はN、S両極の直流磁界を発生し得る第2の磁
界発生器である。この第2の磁界発生器24は第3図aで
示した永久磁石型、第3図bの単極型直流電磁石型、あ
るいは第3図cに示す2極が光磁気ディスク面に向き合
うコの字直流電磁石型の各形態がある。これら第3図
a、b、cの各図に於いて、25はN,S両磁極を有する永
久磁石、26は磁気コアー、27はコイル、Lは磁極間距離
である。28は第2の磁界発生器を支持する剛性のある支
持アームで、やはり移送駆動器22の可動部23に接合され
ている、これら第3図a,b,cのいずれの場合も、この第
2の磁界発生器を光磁気ディスクと平行な方向に移動さ
せること、あるいは移動させて且つ電磁石の電流極性を
切り替えることで、光磁気ディスの任意のトラック上に
N磁界あるいはS磁界を付与し得る。光磁気ディスク1
が面振れの無い状態では、支持アーム28で支持された第
2の磁界発生器24は光磁気ディスクとの距離が常に一定
の間隙が保たれる、実際には光磁気ディスクの面振れも
考慮し1mm程度の間隙が設けられる。29は移送駆動器22
の固定部である。移送駆動器22はリニアーモータ、リニ
アーステッピングモータ等、可動部23が固定部29に対し
スライド移動でき、光磁気ディスク1の最内周トラック
位置から最外周トラック位置まで第1あるいは第2の磁
界発生器14,24を移動できる。30はロードビーム20に接
合されたロードビーム支持アームで、31の矢印で示した
方向に回動する磁界発生器上げ下げ板32の動きによりロ
ードビーム20の上げ下げが、すなわち第1の磁界発生器
14の光磁気ディスク1への当接あるいは離脱が行われ
る。 以上のように構成された光磁気ディスク装置について
以下その動作について説明する。まずこの光磁気ディス
ク装置に光磁気ディスク1が装着された時点、あるいは
装着段階に、光磁気ディスク1が消去過程を必要とする
従来例1のタイプの光磁気ディスクか、あるいは従来例
2で示した磁界変調オーバライト対応の光磁気ディスク
かを、光磁気ディスクカートリッジケースの識別子(例
えばカートリッジケースに特別に設けられた識別用凹部
の有無等)等で判定する。 従来例1のタイプの光磁気ディスクと判定した場合
は、磁界発生器上げ下げ板32はロードビーム支持アーム
30を引き上げたままの状態を維持する。したがって第1
の磁界発生器14は光磁気ディスク1には当接しない。こ
の光磁気ディスクに対しては第1の磁界発生器14は使用
せず、第2の磁界発生器24を使用する。第2の磁界発生
器24と光磁気ディスク1との間隙は1mm程度あるが、第
2の磁界発生器24は光磁気ディスクの記録、消去に必要
な磁界が十分得られるものである。光磁気ディスク装置
がデータファイル装置の場合、光磁気ディスク1が定常
回転状態に入った後、一般に記録、再生、消去が行える
状態に光磁気ディスク装置内蔵のコントローラが一連の
初期動作を執り行う。次に任意のn番目のトラックに対
してアクセスがなされ、そのトラックを再生あるいは記
録する場合について、光学ヘッドの対物レンズ6と移送
駆動器22の可動部23の動作について説明する。いま再生
の場合には、光学ヘッド自体の移送(ただし光学ヘッド
の移送手段は図示していない)と対物レンズ6の微小動
作の供動により、レーザビーム5の集光スポット13はn
番目のトラック上にアクセスがなされ、信号が再生され
る。次に記録あるいは消去の場合には、再生と同様レー
ザビーム5の集光スポット13はn番目のトラック上にア
クセスがなされ、同時に移送駆動器22の駆動により、第
2の磁界発生器24はn番目のトラック近傍に移動する。
第2の磁界発生器24が第3図aで示したN、S2極を有し
た永久磁石型の場合、記録では、N極からの磁界が与え
られる位置(光磁気ディスクにN極からの磁界が与えら
れる場合をN磁界と称し、記録時の磁界と仮定する。消
去時の磁界はS磁界と仮定する)に、また消去の場合に
はS極からの磁界が与えられる位置に移送駆動器22が第
2の磁界発生器24を駆動する。すなわち記録時と消去時
では、磁極間距離Lだけ移送駆動器22の可動部23が光磁
気ディスク1の半径方向に移動し、設定位置が変化す
る。次に記録時では光磁気ディスク1に上記のN磁界印
加状態下で、記録信号で変調されたレーザビーム5が光
磁気記録層3を加熱し、信号が書き込まれる。消去時に
はS磁界印加状態下で、連続したレーザビーム5が光磁
気記録層3を連続加熱し、消去が行われる。記録と消去
を交互に行った場合、対物レンズ6の集光スポット13は
同一トラック上に留まったままであるが、移送駆動器22
の可動部23は前後進し、N,S磁界を交互に光磁気ディス
ク1に与える。 第3図bに示した単極型直流電磁石型の場合は、先端
の磁極部がn番目のトラック近傍に移動し、そしてコイ
ル電流の極性が切り替えられ、NあるいはSの必要な磁
界が光磁気ディスク1に与えられる。更に第3図cに示
す2極が光磁気ディスク面に向き合うコの字電磁石型の
場合には、コの字型電磁石の一方の磁極のみを使用し、
コイル電流の極性の切り替えで磁極の極性を切り替える
方法、あるいは電流の極性は切り替えず、他方の磁極を
使用するように磁極間距離Lに相当する距離だけ、光磁
気ディスクの半径方向に移送駆動器22の可動部23を動か
し、NあるいはSの必要磁界を得る方法がある。勿論こ
れは装置の設計で、いずれも可能である。 次に装着された光磁気ディスク1が従来例2の磁界変
調オーバライト対応の光磁気ディスクと判定した場合
は、磁界発生器上げ下げ板32は回動する。それにともな
ってロードビーム支持アーム30の引き上げ状態が解除さ
れ、第1の磁界発生器14は光磁気ディスク1の特殊オー
バコート8上に当接する。この光磁気ディスクに対して
は第2の磁界発生器24は使用せず、第1の磁界発生器14
を使用する。第1の磁界発生器14は記録信号周波数帯域
の磁界を発生し得るような磁気回路構成、すなわちイン
ダクタンスが数μH以下に設計している。 次に光磁気
ディスク1が回転し始め、スライダー部15は光磁気ディ
スク1上を摺動走行し始める。光磁気ディスクの回転速
度がある値を越えた時点から、空力効果による浮上滑走
状態に入り、光磁気ディスクが定常回転状態になると、
安定浮上滑走状態となる。前述と同様、光磁気ディスク
装置内蔵のコントローラが一連の初期動作を執り行い、
再生、オーバライトが行える状態となる。再生あるいは
オーバライトを、任意のn番目のトラックに対し行う場
合の、光学ヘッドの動作は前述と同様である。ただしオ
ーバライトの場合のレーザビーム5は連続光である。オ
ーバライトがn番目のトラックに対しなされる場合、信
号で変調された記録磁界を光磁気ディスク1に与える為
に、移送駆動器22の駆動により第1の磁界発生器14の主
磁極18がn番目のトラック近傍に移動する。変調信号電
流はコイル16に供給され、変調信号に応じた磁界19が発
生しオーバライトが成される。次に再生時の移送駆動器
22の動作について触れる。大きく分ければ再生時も再生
トラックに応じ、移送駆動器22を駆動させる場合と、常
に光磁気ディスク上の同じ設定位置に第1、第2の磁界
発生器14、24が位置するようにしておく場合とがある。
前者の場合には再生状態から記録あるいは消去、または
オーバライト状態に移る場合、比較的移送駆動器22の駆
動距離が少なくなり、後者の場合には再生時の消費電力
が削減できる。この他に再生状態あるいは記録、消去、
あるいはオーバライト後の、第1、第2の磁界発生器1
4、24の設定位置をどのようにするかについては、いろ
いろな場合が考えられる。記録の後では、またその近傍
のトラックに記録することが多いため、記録後はしばら
くその位置から移送駆動器22を移動させない等がある。
いずれにしても磁界発生器の移動モードは光磁気ディス
ク装置の設計方針に基づいて決めることができる。 以上のように本実施例によれば、光磁気ディスクに磁
界を与える手段として、記録信号周波数帯域の磁界を発
生し、光磁気ディスク上を空力効果により浮上滑走し得
る構造の第1の磁界発生器と、光磁気ディスクとは接触
することが無くN、S両極の直流磁界を発生し得る第2
の磁界発生器とを有しており、光磁気ディスクと平行方
向に両磁界発生器を移送可能であり、両磁界発生器の相
対的な位置関係は、第1の磁界発生器が第2の磁界発生
器に対しディスクの外周側あるいは内周側となるように
ディスクの半径方向に移動可能な移送駆動手段と、第1
の磁界発生器を光磁気ディスク面上に当接し得る上下駆
動手段とにより、両磁界発生器を光磁気ディスクの種別
に応じ選択的に使用することで、本実施例の装置は磁界
変調オーバライト対応の光磁気ディスクだけではなく、
消去過程を必要とする従来光磁気ディスクも記録、再
生、消去することが可能である。
【実施例2】 第4図(a)、(b)は本発明の実施例2の光磁気デ
ィスク装置の基本的な構成の平面図及び側面図を示すも
のである。第5図は本実施例に用いる磁界発生器の斜視
図である。第4図、第5図の各図において、1は光磁気
ディスクで実施例1と同様、通常オーバコート層あるい
は特殊オーバコート層が施されたている。次に12はスピ
ンドルモータ、6は光学ヘッド(図示せず)の対物レン
ズ、5はレーザビーム、13はその集光スポット、33は記
録信号周波数帯域の磁界を発生し得る第1の磁界発生部
と、N、S両極の直流磁界を発生し得る第2の磁界発生
部とを併有し、光磁気ディスク上を空力効果により浮上
滑走し得る構造を有した磁界発生器である。第5図にそ
の詳細構造の斜視図を示す。スライダー部は非磁性材が
用いられているコンポジット型であり、光磁気ディスク
上を空力効果により浮上滑走させるためのスライダー部
34、記録信号周波数帯域の磁界を発生するための第1の
磁界発生部35、N、S両極の直流磁界を発生し得る第2
の磁界発生部36で構成されている。第1の磁界発生部35
は、記録信号周波数帯域の磁界を発生し得るような磁気
回路構成、すなわちインダクタンスが数μH以下に磁気
回路が設計されており、第1コイル37、第1磁極38、第
2磁極39を有した第1磁気コアー40、第1磁気ギャップ
41で構成され,磁界42を発生する。36の第2の磁界発生
部は、第2コイル43、第3磁極44、第4磁極45を有した
第2磁気コアー46、第2磁気ギャップ47で構成され,磁
界48を発生する。20は磁界発生器33を支持し、且つ光磁
気ディスク1上に磁界発生器33を当接するためのロード
ビームである。その端部は板バネ21を介して移送駆動器
22の可動部23に接合され、可動部23に対しロードビーム
20の傾角を変えることができる構造となっている。29は
移送駆動器22の固定部である。この固定部に対し可動部
23は光磁気ディスク1に対し、実施例1と同様の移動が
出来る。30はロードビーム20に接合されたロードビーム
支持アーム、32は磁界発生器上げ下げ板で、その機能は
実施例1と同様である。以上実施例2が実施例1と異な
るの点は、記録信号周波数帯域の磁界発生手段と直流磁
界発生手段が一体化されている点である。 以上のように構成された第2の実施例についてその動
作を説明する。ただし機能、動作について実施例1と同
じ部分については割愛する。まずこの光磁気ディスク装
置に光磁気ディスク1が装着された時点で、あるいは装
着段階に、光磁気ディスク1の種別を実施例1と同様の
手段で判定する。従来例1のタイプの光磁気ディスクと
判定した場合は、磁界発生器上げ下げ板32はロードビー
ム支持アーム30を引き上げたままの状態を維持する。し
たがって磁界発生器33は光磁気ディスクには当接しな
い。この光磁気ディスクに対しては磁界発生器33の第1
磁界発生部35は使用せず、第2磁界発生部36を使用す
る。光磁気ディスク1が面振れの無い状態では、磁界発
生器33と光磁気ディスク1との距離は常に一定の間隔が
保たれる、実際には光磁気ディスクの面振れも考慮し1m
m程度の間隙があるようにロードビーム20を引き上げて
おく。実施例1で述べたように光磁気ディスク装置内蔵
のコントローラが一連の初期動作を執り行う。次に任意
のn番目のトラックに対してアクセスがなされ、そのト
ラックを記録再生する場合の光学ヘッドのアクセスも実
施例1と同様である。記録あるいは消去の場合には、光
学ヘッドのアクセスと時を同じくして、移送駆動器22の
駆動により、磁界発生器33の第3磁極44をn番目のトラ
ック近傍に移動させる。記録では第3磁極44がN磁極、
消去ではS磁極となるように、第2コイル43の電流磁性
を切り替え、磁界48の印加下で記録信号で変調されたレ
ーザビーム5で記録、あるいは連続したレーザビーム5
で消去を行う。上記の場合は第3磁極44のみを用い、第
2コイル43の電流磁性を切り替えでN、S磁界を得る方
法であるが、第2コイル43の電流磁性を切り替えない
で、記録には第3磁極44を用い、消去には第4磁極45を
用いる方法がある。この場合記録と消去で移送駆動器22
の可動部23を前後進し、n番目のトラック近傍に第3磁
極44あるいは第4磁極45を移動させる。更にまた上記の
場合、第2の磁界発生部35は電磁石を使用しているがN,
S両極を有した永久磁石を第2磁気コアーの部分に配し
てもよい。この場合、記録と消去で移送駆動器22の可動
部23を前後進させる必要があることは実施例1の場合と
同様である。 次に装着された光磁気ディスク1が従来例2の磁界変
調オーバライト対応の光磁気ディスクと判定した場合
は、磁界発生器上げ下げ板32は回動し、磁界発生器33は
光磁気ディスク1の特殊オーバコート層上に当接する。
この光磁気ディスクに対しては第2磁界発生部36は使用
せず、第1磁界発生部35を使用する。光磁気ディスク1
の回転で、スライダー部34は光磁気ディスク1上を摺動
走行し始め、定常回転状態になると、安定浮上滑走状態
となる。オーバライトがn番目のトラックに対しなされ
る場合、信号で変調された記録磁界を光磁気ディスク1
に与える為に、移送駆動器22の駆動により磁界発生器33
の第1磁極38をn番目のトラック近傍に移動させる。変
調信号電流は第1コイル37に供給され、変調信号に応じ
た磁界42が発生しオーバライトが成される。再生時ある
いはオーバライト後の移送駆動器22の動作については実
施例1と同様、光磁気ディスク装置の設計方針に基づい
て決めることができる。 以上のように本実施例によれば、光磁気ディスクに磁
界を与える手段として、記録信号周波数帯域の磁界を発
生し得る第1の磁界発生部と、N、S両極の直流磁界を
発生し得る第2の磁界発生部とを一体化した磁界発生器
を有しており、この磁界発生器が光磁気ディスク上を空
力効果により浮上滑走し得る構造であり、しかもこの磁
界発生器は光磁気ディスクの半径方向に移送可能な駆動
手段に取り付けられ、さらに光磁気ディスク面上に当接
し得る磁界発生器上下駆動手段を有しているため、両磁
界発生部を光磁気ディスクの種別に応じ選択的に使用す
ることで、本実施例の装置は磁界変調オーバライト対応
の光磁気ディスクだけではなく、消去過程を必要とする
従来光磁気ディスクも記録、再生、消去することが可能
である。また本実施例の場合、第1の磁界発生部と第2
の磁界発生部とが一体化されているため、磁界発生器全
体の寸法を実施例1に比べ小型化可能であり、カートリ
ッジケースの窓に容易に入りやすい。また第1の磁界発
生部と第2の磁界発生部とが一体化のため、実施例1の
場合より移送駆動器の可動範囲は短くてすみ、実施例1
の移送駆動器より小型化が可能である。 発明の効果 本発明の光磁気ディスク装置は、光磁気ディスクに磁
界を与える手段として、記録信号周波数帯域の磁界を発
生し、光磁気ディスク上を空力効果により浮上滑走し得
る構造を有した第1の磁界発生器と、N、S両極の直流
磁界を発生し得る第2の磁界発生器とを有し、両磁界発
生器が、光磁気ディスクと平行な方向に移送可能であ
り、両磁界発生器の相対的な位置関係は、第1の磁界発
生器が第1の磁界発生器に対しディスクの外周側あるい
は内周側となるようにディスクの半径方向に移動可能な
移送駆動手段に取り付けられ、第1の磁界発生器を光磁
気ディスク面上に当接し得る上下駆動手段を備えてい
る。したがって両磁界発生器を光磁気ディスクの種別に
応じ選択的に使用することで、磁界変調オーバライト対
応の光磁気ディスクだけではなく、消去過程を必要とす
る従来光磁気ディスクも記録、再生、消去することが可
能である。 また、光磁気ディスクに磁界を与える手段として、記
録信号周波数帯域の磁界を発生し得る第1の磁界発生部
と、N、S両極の直流磁界を発生し得る第2の磁界発生
部とを一体化した磁界発生器を有しており、この磁界発
生器が光磁気ディスク上を空力効果により浮上滑走し得
る構造であり、しかもこの磁界発生器は光磁気ディスク
の半径方向に移送可能な駆動手段に取り付けられ、さら
に光磁気ディスク面上に当接し得る上下駆動手段を有し
ているため、両磁界発生部を光磁気ディスクの種別に応
じ選択的に使用することで、本発明の光磁気ディスク装
置は磁界変調オーバライト対応の光磁気ディスクだけで
はなく、消去過程を必要とする従来光磁気ディスクも記
録、再生、消去することが可能である。さらに第1の磁
界発生部と第2の磁界発生部とが一体化されているた
め、磁界発生器全体の寸法の小型化が可能で、カートリ
ッジケースの窓に容易に入りやすい。また第1の磁界発
生部と第2の磁界発生部とが一体化のため、移送駆動器
の可動範囲は短くでき、移送駆動器の小型化が可能であ
る。
ィスク装置の基本的な構成の平面図及び側面図を示すも
のである。第5図は本実施例に用いる磁界発生器の斜視
図である。第4図、第5図の各図において、1は光磁気
ディスクで実施例1と同様、通常オーバコート層あるい
は特殊オーバコート層が施されたている。次に12はスピ
ンドルモータ、6は光学ヘッド(図示せず)の対物レン
ズ、5はレーザビーム、13はその集光スポット、33は記
録信号周波数帯域の磁界を発生し得る第1の磁界発生部
と、N、S両極の直流磁界を発生し得る第2の磁界発生
部とを併有し、光磁気ディスク上を空力効果により浮上
滑走し得る構造を有した磁界発生器である。第5図にそ
の詳細構造の斜視図を示す。スライダー部は非磁性材が
用いられているコンポジット型であり、光磁気ディスク
上を空力効果により浮上滑走させるためのスライダー部
34、記録信号周波数帯域の磁界を発生するための第1の
磁界発生部35、N、S両極の直流磁界を発生し得る第2
の磁界発生部36で構成されている。第1の磁界発生部35
は、記録信号周波数帯域の磁界を発生し得るような磁気
回路構成、すなわちインダクタンスが数μH以下に磁気
回路が設計されており、第1コイル37、第1磁極38、第
2磁極39を有した第1磁気コアー40、第1磁気ギャップ
41で構成され,磁界42を発生する。36の第2の磁界発生
部は、第2コイル43、第3磁極44、第4磁極45を有した
第2磁気コアー46、第2磁気ギャップ47で構成され,磁
界48を発生する。20は磁界発生器33を支持し、且つ光磁
気ディスク1上に磁界発生器33を当接するためのロード
ビームである。その端部は板バネ21を介して移送駆動器
22の可動部23に接合され、可動部23に対しロードビーム
20の傾角を変えることができる構造となっている。29は
移送駆動器22の固定部である。この固定部に対し可動部
23は光磁気ディスク1に対し、実施例1と同様の移動が
出来る。30はロードビーム20に接合されたロードビーム
支持アーム、32は磁界発生器上げ下げ板で、その機能は
実施例1と同様である。以上実施例2が実施例1と異な
るの点は、記録信号周波数帯域の磁界発生手段と直流磁
界発生手段が一体化されている点である。 以上のように構成された第2の実施例についてその動
作を説明する。ただし機能、動作について実施例1と同
じ部分については割愛する。まずこの光磁気ディスク装
置に光磁気ディスク1が装着された時点で、あるいは装
着段階に、光磁気ディスク1の種別を実施例1と同様の
手段で判定する。従来例1のタイプの光磁気ディスクと
判定した場合は、磁界発生器上げ下げ板32はロードビー
ム支持アーム30を引き上げたままの状態を維持する。し
たがって磁界発生器33は光磁気ディスクには当接しな
い。この光磁気ディスクに対しては磁界発生器33の第1
磁界発生部35は使用せず、第2磁界発生部36を使用す
る。光磁気ディスク1が面振れの無い状態では、磁界発
生器33と光磁気ディスク1との距離は常に一定の間隔が
保たれる、実際には光磁気ディスクの面振れも考慮し1m
m程度の間隙があるようにロードビーム20を引き上げて
おく。実施例1で述べたように光磁気ディスク装置内蔵
のコントローラが一連の初期動作を執り行う。次に任意
のn番目のトラックに対してアクセスがなされ、そのト
ラックを記録再生する場合の光学ヘッドのアクセスも実
施例1と同様である。記録あるいは消去の場合には、光
学ヘッドのアクセスと時を同じくして、移送駆動器22の
駆動により、磁界発生器33の第3磁極44をn番目のトラ
ック近傍に移動させる。記録では第3磁極44がN磁極、
消去ではS磁極となるように、第2コイル43の電流磁性
を切り替え、磁界48の印加下で記録信号で変調されたレ
ーザビーム5で記録、あるいは連続したレーザビーム5
で消去を行う。上記の場合は第3磁極44のみを用い、第
2コイル43の電流磁性を切り替えでN、S磁界を得る方
法であるが、第2コイル43の電流磁性を切り替えない
で、記録には第3磁極44を用い、消去には第4磁極45を
用いる方法がある。この場合記録と消去で移送駆動器22
の可動部23を前後進し、n番目のトラック近傍に第3磁
極44あるいは第4磁極45を移動させる。更にまた上記の
場合、第2の磁界発生部35は電磁石を使用しているがN,
S両極を有した永久磁石を第2磁気コアーの部分に配し
てもよい。この場合、記録と消去で移送駆動器22の可動
部23を前後進させる必要があることは実施例1の場合と
同様である。 次に装着された光磁気ディスク1が従来例2の磁界変
調オーバライト対応の光磁気ディスクと判定した場合
は、磁界発生器上げ下げ板32は回動し、磁界発生器33は
光磁気ディスク1の特殊オーバコート層上に当接する。
この光磁気ディスクに対しては第2磁界発生部36は使用
せず、第1磁界発生部35を使用する。光磁気ディスク1
の回転で、スライダー部34は光磁気ディスク1上を摺動
走行し始め、定常回転状態になると、安定浮上滑走状態
となる。オーバライトがn番目のトラックに対しなされ
る場合、信号で変調された記録磁界を光磁気ディスク1
に与える為に、移送駆動器22の駆動により磁界発生器33
の第1磁極38をn番目のトラック近傍に移動させる。変
調信号電流は第1コイル37に供給され、変調信号に応じ
た磁界42が発生しオーバライトが成される。再生時ある
いはオーバライト後の移送駆動器22の動作については実
施例1と同様、光磁気ディスク装置の設計方針に基づい
て決めることができる。 以上のように本実施例によれば、光磁気ディスクに磁
界を与える手段として、記録信号周波数帯域の磁界を発
生し得る第1の磁界発生部と、N、S両極の直流磁界を
発生し得る第2の磁界発生部とを一体化した磁界発生器
を有しており、この磁界発生器が光磁気ディスク上を空
力効果により浮上滑走し得る構造であり、しかもこの磁
界発生器は光磁気ディスクの半径方向に移送可能な駆動
手段に取り付けられ、さらに光磁気ディスク面上に当接
し得る磁界発生器上下駆動手段を有しているため、両磁
界発生部を光磁気ディスクの種別に応じ選択的に使用す
ることで、本実施例の装置は磁界変調オーバライト対応
の光磁気ディスクだけではなく、消去過程を必要とする
従来光磁気ディスクも記録、再生、消去することが可能
である。また本実施例の場合、第1の磁界発生部と第2
の磁界発生部とが一体化されているため、磁界発生器全
体の寸法を実施例1に比べ小型化可能であり、カートリ
ッジケースの窓に容易に入りやすい。また第1の磁界発
生部と第2の磁界発生部とが一体化のため、実施例1の
場合より移送駆動器の可動範囲は短くてすみ、実施例1
の移送駆動器より小型化が可能である。 発明の効果 本発明の光磁気ディスク装置は、光磁気ディスクに磁
界を与える手段として、記録信号周波数帯域の磁界を発
生し、光磁気ディスク上を空力効果により浮上滑走し得
る構造を有した第1の磁界発生器と、N、S両極の直流
磁界を発生し得る第2の磁界発生器とを有し、両磁界発
生器が、光磁気ディスクと平行な方向に移送可能であ
り、両磁界発生器の相対的な位置関係は、第1の磁界発
生器が第1の磁界発生器に対しディスクの外周側あるい
は内周側となるようにディスクの半径方向に移動可能な
移送駆動手段に取り付けられ、第1の磁界発生器を光磁
気ディスク面上に当接し得る上下駆動手段を備えてい
る。したがって両磁界発生器を光磁気ディスクの種別に
応じ選択的に使用することで、磁界変調オーバライト対
応の光磁気ディスクだけではなく、消去過程を必要とす
る従来光磁気ディスクも記録、再生、消去することが可
能である。 また、光磁気ディスクに磁界を与える手段として、記
録信号周波数帯域の磁界を発生し得る第1の磁界発生部
と、N、S両極の直流磁界を発生し得る第2の磁界発生
部とを一体化した磁界発生器を有しており、この磁界発
生器が光磁気ディスク上を空力効果により浮上滑走し得
る構造であり、しかもこの磁界発生器は光磁気ディスク
の半径方向に移送可能な駆動手段に取り付けられ、さら
に光磁気ディスク面上に当接し得る上下駆動手段を有し
ているため、両磁界発生部を光磁気ディスクの種別に応
じ選択的に使用することで、本発明の光磁気ディスク装
置は磁界変調オーバライト対応の光磁気ディスクだけで
はなく、消去過程を必要とする従来光磁気ディスクも記
録、再生、消去することが可能である。さらに第1の磁
界発生部と第2の磁界発生部とが一体化されているた
め、磁界発生器全体の寸法の小型化が可能で、カートリ
ッジケースの窓に容易に入りやすい。また第1の磁界発
生部と第2の磁界発生部とが一体化のため、移送駆動器
の可動範囲は短くでき、移送駆動器の小型化が可能であ
る。
第1図(a)、(b)は本発明の実施例1の光磁気ディ
スク装置の基本的な構成の平面図及び側面図、第1図
(c)、(d)は光磁気ディスクの構成を示す部分断面
図、第2図は実施例1に用いられる第1の磁界発生器の
斜視図、第3図a,b,cは第2の磁界発生器の例を示す概
略図、第4図(a)、(b)は本発明の実施例2の光磁
気ディスク装置の基本的な構成の平面図及び側面図、第
5図は実施例2に用いる磁界発生器の斜視図、第6図は
従来の消去過程を必要とする光磁気ディスク装置の概略
図、第7図は従来の磁界変調方式オーバライトの光磁気
ディスク装置の概略図である。 1……光磁気ディスク、2……基板、3……光磁気記録
層、4……磁界発生器、5……レーザビーム、6……対
物レンズ、7……磁界変調オーバライト対応光磁気ディ
スク、8……特殊オーバコート層、9……フライング磁
気ヘッド、10……磁気ヘッド電流駆動回路、11……通常
オーバコート層、12……スピンドルモータ、13……集光
スポット、14……第1の磁界発生器、15……スライダー
部、16……コイル、17……磁気ギャップ、18……主磁
極、19……磁界、20……ロードビーム、21……板バネ、
22……移送駆動器、23……可動部、24……第2の磁界発
生器、25……永久磁石、26……磁気コアー、27……コイ
ル、L……磁極間距離、28……支持アーム、29……固定
部、30……ロードビーム支持アーム、31……矢印、32…
…磁界発生器上げ下げ板、33……磁界発生器、34……ス
ライダー部、35……第1の界発生部、36……第2の磁界
発生部、37……第1コイル、38……第1磁極、39……第
2磁極、40……第1磁気コアー、41……第1磁気ギャッ
プ、42……磁界、43……第2コイル、44……第3磁極、
45……第4磁極、46……第2磁気コアー、47……第2磁
気ギャップ、48……磁界。
スク装置の基本的な構成の平面図及び側面図、第1図
(c)、(d)は光磁気ディスクの構成を示す部分断面
図、第2図は実施例1に用いられる第1の磁界発生器の
斜視図、第3図a,b,cは第2の磁界発生器の例を示す概
略図、第4図(a)、(b)は本発明の実施例2の光磁
気ディスク装置の基本的な構成の平面図及び側面図、第
5図は実施例2に用いる磁界発生器の斜視図、第6図は
従来の消去過程を必要とする光磁気ディスク装置の概略
図、第7図は従来の磁界変調方式オーバライトの光磁気
ディスク装置の概略図である。 1……光磁気ディスク、2……基板、3……光磁気記録
層、4……磁界発生器、5……レーザビーム、6……対
物レンズ、7……磁界変調オーバライト対応光磁気ディ
スク、8……特殊オーバコート層、9……フライング磁
気ヘッド、10……磁気ヘッド電流駆動回路、11……通常
オーバコート層、12……スピンドルモータ、13……集光
スポット、14……第1の磁界発生器、15……スライダー
部、16……コイル、17……磁気ギャップ、18……主磁
極、19……磁界、20……ロードビーム、21……板バネ、
22……移送駆動器、23……可動部、24……第2の磁界発
生器、25……永久磁石、26……磁気コアー、27……コイ
ル、L……磁極間距離、28……支持アーム、29……固定
部、30……ロードビーム支持アーム、31……矢印、32…
…磁界発生器上げ下げ板、33……磁界発生器、34……ス
ライダー部、35……第1の界発生部、36……第2の磁界
発生部、37……第1コイル、38……第1磁極、39……第
2磁極、40……第1磁気コアー、41……第1磁気ギャッ
プ、42……磁界、43……第2コイル、44……第3磁極、
45……第4磁極、46……第2磁気コアー、47……第2磁
気ギャップ、48……磁界。
Claims (4)
- 【請求項1】光磁気ディスクに磁界を与える手段とし
て、記録信号周波数帯域の磁界を発生し、光磁気ディス
ク上を空力効果により浮上滑走し得る構造を有した第1
の磁界発生器と、光磁気ディスクとは接触することの無
いN、S両極の直流磁界を発生し得る第2の磁界発生器
とを有し、両磁界発生器が、光磁気ディスクと平行な方
向に移送可能であり、両磁界発生器の相対的な位置関係
は、第1の磁界発生器が第2の磁界発生器に対しディス
クの外周側あるいは内周側となるようにディスクの半径
方向に移動可能な移送駆動手段に取り付けられ、第1の
磁界発生器を光磁気ディスク面上に当接し得る上下駆動
手段を備えた光磁気ディスク装置。 - 【請求項2】光磁気ディスク種別判定により、第1の磁
界発生器、または第2の磁界発生器からの磁界を、選択
的に光磁気ディスクに与えることを特徴とした特許請求
の範囲第1項記載の光磁気ディスク装置。 - 【請求項3】光磁気ディスクに磁界を与える手段とし
て、記録信号周波数帯域の磁界を発生し得る第1の磁界
発生部と、N、S両極の直流磁界を発生し得る第2の磁
界発生部とを一体化した磁界発生器を有し、この磁界発
生器が光磁気ディスク上を空力効果により浮上滑走し得
る構造であり、しかも第1の磁界発生部と第2の磁界発
生部とは光磁気ディスクの半径方向に離間して設けら
れ、この磁界発生器は移送可能な駆動手段に取り付けら
れ、さらに光磁気ディスク面上に当接し得る上下駆動手
段を有している光磁気ディスク装置。 - 【請求項4】光磁気ディスク種別判定により、第1の磁
界発生部、または第2の磁界発生部からの磁界を、選択
的に光磁気ディスクに与えることを特徴とした特許請求
の範囲第3項記載の光磁気ディスク装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2242107A JP2553750B2 (ja) | 1990-09-11 | 1990-09-11 | 光磁気ディスク装置 |
| US07/757,461 US5202863A (en) | 1990-09-11 | 1991-09-10 | Magneto-optical disk unit compatible with different two types of magneto-optical disks and a magnetic-field generator suitable thereof |
| US08/222,363 US5517472A (en) | 1990-09-11 | 1994-04-04 | Magnetic-field generator for use in a magneto-optical disk unit |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2242107A JP2553750B2 (ja) | 1990-09-11 | 1990-09-11 | 光磁気ディスク装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04121847A JPH04121847A (ja) | 1992-04-22 |
| JP2553750B2 true JP2553750B2 (ja) | 1996-11-13 |
Family
ID=17084406
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2242107A Expired - Fee Related JP2553750B2 (ja) | 1990-09-11 | 1990-09-11 | 光磁気ディスク装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2553750B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03268253A (ja) * | 1990-03-16 | 1991-11-28 | Canon Inc | 光磁気記録装置 |
| JP2801338B2 (ja) * | 1990-01-23 | 1998-09-21 | キヤノン株式会社 | 光磁気記録装置 |
| JP2791171B2 (ja) * | 1990-03-13 | 1998-08-27 | キヤノン株式会社 | 光磁気記録装置 |
| JP2849160B2 (ja) * | 1990-05-15 | 1999-01-20 | シャープ株式会社 | 光磁気記録再生装置 |
-
1990
- 1990-09-11 JP JP2242107A patent/JP2553750B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04121847A (ja) | 1992-04-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |