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JP2554422B2 - 建物の基礎用プレキャストコンクリートブロックの製造方法 - Google Patents
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JP2554422B2 - 建物の基礎用プレキャストコンクリートブロックの製造方法 - Google Patents

建物の基礎用プレキャストコンクリートブロックの製造方法

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JP2554422B2
JP2554422B2 JP4186852A JP18685292A JP2554422B2 JP 2554422 B2 JP2554422 B2 JP 2554422B2 JP 4186852 A JP4186852 A JP 4186852A JP 18685292 A JP18685292 A JP 18685292A JP 2554422 B2 JP2554422 B2 JP 2554422B2
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明 岸
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建物の基礎用プレキャス
トコンクリート(PC)ブロックの製造方法に係り、特
にユニット建物を建てる際に利用できる。
【0002】
【背景技術】建物の基礎は、建築現場で型枠を組みこの
型枠にコンクリートを打設することで作られるのが一般
的である。しかし、ユニット建物においては、工業化率
を高めるために、基礎も予め工場で作成するPCブロッ
ク基礎が使用されるようになっている。
【0003】図6にはPCブロック基礎60の一部が示さ
れており、同図によれば、PCブロック基礎60は、所定
長さのフーチング部材61と立ち上がり部材62とで構成さ
れている。立ち上がり部材62は端部63A で連結されるよ
うになっており、そのために各立ち上がり部材62の端部
63A は、本体部63よりも幅寸法の大きい膨大部となって
いる。これらの端部63A には外端側に開口した窪み部66
が形成されている。この窪み部66により、端部63A には
本体部63から直線的に延びる第1延出部64と、第1延出
部64と平行な第2延出部65とが設けられ、これらの延出
部64,65は基部69で結合されており、このため、端部63
A は平面コ字形状となっている。このような立ち上がり
部材62を工場で作る場合には、立ち上がり部材62の成形
型枠内に所定の補強部材や上端筋,下端筋等を配置し
て、コンクリートスラリーを打設して行う。なお、立ち
上がり部材62を連結する際は、立ち上がり部材62のそれ
ぞれの窪み部66内にスターラップ67等からなる補強部材
68を設け、窪み部66にコンクリートスラリーを打設して
2つの立ち上がり部材62,62を連結するようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ようなPCブロック基礎60の製造方法では、立ち上がり
部材62の端部63A に窪み部66を挟んで第1,第2の延出
部64,65を形成し平面コ字形状としてあり、PCブロッ
ク基礎60は成形型枠にコンクリートスラリーを打設して
製造する。このような製造方法では、立ち上がり部材62
の端部63A が平面コ字形のような複雑な形状なので、コ
ンクリートスラリーが隅々まで流れにくく、PCブロッ
ク基礎60の製造が困難であるという問題があった。
【0005】ここに、本発明の目的は、連結端部の平面
コ字形状を容易に形成できる建物の基礎用プレキャスト
コンクリートブロックの製造方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで第1の発明は、互
いに連結される端部が外端方向に開口した窪み部を有
平面コ字形状となっている建物の基礎用プレキャス
トコンクリートブロックの製造方法において、前記プレ
キャストコンクリートブロックの端部が前記窪み部を挟
んで対向配置される本体と附属部とで形成され、この附
属部は予め製造された後、前記本体製造時に、この本体
製造用の型枠の上面側に配置されかつ厚さ寸法が前記窪
み部の寸法と等しく形成された支持部材に支持されて
記本体に固設され、この本体と一体化されることを特徴
とする建物の基礎用プレキャストコンクリートブロック
の製造方法としたものである。
【0007】また第2の発明は、互いに連結される端部
が外端方向に開口した窪み部を有し平面コ字形状となっ
ている建物の基礎用プレキャストコンクリートブロック
の製造方法において、前記プレキャストコンクリートブ
ロックの端部が前記窪み部を挟んで対向配置された本体
と附属部とが別体で形成され、これら本体と附属部とを
連結して両者が一体化される建物の基礎用プレキャスト
コンクリートブロックの製造方法としたものである。
【0008】
【作用】このような第1の発明では、建物の基礎用プレ
キャストコンクリートブロックは、予め製造された附属
部を、本体製造用の型枠の上面側に配置された支持部材
に支持させて本体製造時に本体に固設し、この本体
体化させて製造する。予め製造された附属部を本体に固
設して両者を一体化させれば、支持部材の厚さ寸法が窪
み部の寸法と等しくなっているので、窪み部を有する端
を容易に形成でき、平面コ字状の端部を有する建物の
基礎用プレキャストコンクリートブロックを容易に製造
でき、前記目的が達成される。
【0009】また第2の発明では、建物の基礎用プレキ
ャストコンクリートブロックは、予め製造された附属部
と本体とを連結することで製造する。附属部と本体とは
予め製造されており、これらを連結すれば窪み部を有す
る端部となり、平面コ字形状の端部を有する建物の基礎
用プレキャストコンクリートブロックを容易に製造で
き、前記目的が達成される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1には、本実施例に係る製造方法で製造され
る基礎用プレキャストコンクリートブロック1(以下、
単にPCブロックという)の端部が示されている。PC
ブロック1は、PC製のフーチング部材2と、このフー
チング部材2の上部に配置されるPC製の立ち上がり部
材3とで構成されている。
【0011】立ち上がり部材3には外端方向に開口した
窪み部4が形成されており、立ち上がり部材3は、窪み
部4を挟んで対向配置された本体5と、この本体5に連
結される附属部6とで構成されている。本体5の端部7
は、本体5の中央部8の巾より内側(図1中斜め右側)
がやや狭く形成されている。
【0012】附属部6は、本体5の中央部8の外側に連
結される基端部9と、基端部9に連続するとともに、外
端部側に延出し中央部8と平行な先端部10とを有し、平
面略万年筆のキャップ状に形成されている。先端部10は
基端部9の幅より外側(図1中斜め左側)がやや狭く形
成されている。このように本体5の端部7と附属部6の
先端部10とで窪み部4が形成され、これによって平面コ
字形状とされている。
【0013】図2,3には、前述のような立ち上がり部
材3を製造するための第1実施例が示されている。本実
施例では、附属部6Aが予め製作されており、この附属部
6Aの内部には、先端部10A から基端部9Aに延び、そこか
ら略90度本体5A側に向けて曲げられた配筋20が埋め込ま
れている。
【0014】本体5Aは、図2,3に示す型枠21内に例え
ば坩堝22等によってコンクリートスラリー23を打設する
ことによって形成される。この型枠21は、立ち上がり部
材3の本体5Aの高さに相当する幅Hと、本体5Aの中央部
8の幅に相当する高さWと、所定長さを有する箱型に形
成されており、型枠21の端部は前記高さWより低くなっ
た高さW1 の段差部11となっている。そして、この段差
部11により形成された部分が、図1における本体5の端
部7に相当する本体5Aの端部7となっている。
【0015】型枠21の段差部11には、中空の箱状に形成
された支持部材24が出し入れ自在に設けられている。こ
の支持部材24の厚さ寸法は、窪み部4の寸法と等しくな
っている。従って、型枠21上に附属部6Aが載せられた
際、付属部6Aの先端部10A の下面に当接可能となってお
り、また型枠21の幅Hより幅広に、かつ型枠21の端部よ
り外方に突出した大きさに形成されている。
【0016】型枠21内には複数本の配筋26が配置され、
この配筋26はコンクリートスラリー23を打設することに
よって固定される。また配筋26は附属部6Aの配筋20と係
合可能であり、附属部6Aを設置する際、配筋26,20同士
を溶接で固着するようになっている。なお、附属部6Aを
型枠21に取り付ける際、附属部6Aが支持部材24に載せら
れ、これら附属部6A,支持部材24,型枠21はバンド27等
によって結わえられ、さらに強固に固定されるようにな
っている。
【0017】次に、本実施例の作用を説明する。型枠21
の段差部11上に支持部材24を取り付け、この上に附属部
6Aを載せる。この際、附属部6Aの基端部9Aが型枠21の内
のりに位置するように配置するとともに、附属部6Aの配
筋20を本体5Aの配筋26に係合させて両者を溶接し、附属
部6Aを型枠21に固定させる。さらに、バンド27等を附属
部6A,支持部材24,型枠21に廻してこれらを強固に固定
する。
【0018】次いで、坩堝22によってコンクリートスラ
リー23を型枠21に打設する。コンクリートスラリー23が
型枠21に充填され、その後凝固したら、バンド27等を外
し、さらに支持部材24を取り外す。このようにしてPC
製の立ち上がり部材3が形成される。なお、このような
立ち上がり部材3を連結するには、従来技術と同様、窪
み部4内にスターラップ等からなる補強部材を設けてお
いて、窪み部4内にコンクリートスラリー23を打設して
行う。
【0019】前述のような本実施例によれば次のような
効果がある。すなわち、端部が平面コ字形の立ち上がり
部材3の製造は、予め製作されている附属部6Aを、立ち
上がり部材3の本体5A製作用の型枠21に固定しておい
て、この型枠21にコンクリートスラリー23を打設すれば
よく、コンクリートスラリー23の凝固により、附属部6A
と本体5Aとは一体化されるので、立ち上がり部材3の製
造が容易である。
【0020】また、立ち上がり部材3の端部の窪み部4
を形成するには、支持部材24を附属部6Aと本体5Aとの間
に介在させればよいので、窪み部4の形成が容易であ
る。さらに、附属部6Aを型枠21に固定するには、両者の
配筋20,26 を係合させて溶接させる他、バンド27等によ
っても結わえ付けているので、より強固に固定でき、従
って、型枠21にコンクリートスラリー23を打設するに際
して附属部6Aが不安定とならないので、精度のよい立ち
上がり部材3が製造できる。
【0021】図4には、立ち上がり部材3を製作するた
めの第2実施例が示されている。本実施例では、前記第
1実施例の本体5Aをも予め製作されたPC製とした点が
第1実施例と異なる。すなわち、PC製の附属部6Bと本
体5Bとを後から結合して両者を一体化したものである。
【0022】附属部6Bの全体形状は、前記第1実施例の
附属体6Aと同一であり、従って、その詳細は省略する。
附属部6Bの基端部9Bにはざぐり穴30が形成されており、
このざぐり穴30にはボルト31が挿入可能とされている。
また、本体5Bの全体形状もPCブロック1の全体で述べ
た本体5と同一であり、従って、その詳細は省略する。
本体5Bの中央部8Aには埋め込みナット35が予め埋め込ま
れており、この埋め込みナット35には、附属部6B側から
差し込まれたボルト31が螺入されるようになっている。
このようにボルト31と埋め込みナット35が螺合して、附
属部6Bと本体5とが一体化し、これによってPC製の立
ち上がり部材3が形成される。
【0023】このような第2実施例では、PC製の附属
部6Bを本体5Bに当接させ、附属部6Bのざぐり穴30からボ
ルト31を差し込み、このボルト31を埋め込みナット35に
螺合させ、附属部6Bを本体5Bに一体的に連結する。な
お、このような立ち上がり部材3を連結するには、前述
のように、窪み部4内にスターラップ等からなる補強部
材を設けておいて、窪み部4内にコンクリートスラリー
23を打設して行う。
【0024】このような第2実施例では、附属6Bと本体
5Bとが予め製造されたPC製とされており、これらをボ
ルト31と埋め込みナット35との螺合で連結しているの
で、端部に窪み部4を有するPC製の立ち上がり部材3
が容易に製造できるという効果がある。
【0025】図5には、立ち上がり部材3を製造するた
めの第3実施例が示されている。本実施例では、第2実
施例と同様附属部6Cと本体5Cとが予め製作されたPC製
とされており、両者は後から結合されて一体化されるも
のである。
【0026】附属体部6Cおよび本体5Cの全体形状は、前
記各実施例と同一であり、従って、その詳細は省略す
る。附属体部6Cの内部には、附属部6Cの長手方向に設置
された配筋40が設けられており、さらにこの配筋40に直
交するとともに、附属部6Cの外側かつ本体5C側に延びる
突出配筋41が設けられている。
【0027】一方、本体5Cの内部にも本体5Cの長手方向
に設置された配筋42が設けられており、さらにこの配筋
42に直交するとともに、本体5Cの外側かつ附属部6C側に
延びる突出配筋43が設けられている。この突出配筋43
は、附属部6Cの突出配筋41と係合可能とされ、両者は例
えばフレア溶接44等によって固着されるようになってい
る。なお、このような立ち上がり部材3を連結するに
は、前述のように、窪み部4内にスターラップ等からな
る補強部材を設けておいて、窪み部4内にコンクリート
スラリー23を打設して行う。
【0028】このような第3実施例では、附属部6Cと本
体5Cとが予め製造されたPC製とされており、両者の連
結は、突出配筋43,41同士をフレア溶接44等によって固
着するだけでよいので、端部に窪み部4を有するPC製
の立ち上がり部材3が容易に製造できるという効果があ
る。また第3実施例では、突出配筋43,41は既存の配筋
を曲げる等して設けるだけでよく、附属部6Cと本体5Cと
に、例えば埋め込みナット等を埋め込む等の特別の工作
をしなくてもよいので、そのための手間が省け、その結
果、PC製の立ち上がり部材3の製造がより容易になる
という効果がある。
【0029】なお、本発明は前述の各実施例に限定され
るものではなく、次に示すような変形例を含むものであ
る。すなわち、前記第1実施例で型枠21の段差部11と附
属部6Aの間に介在される支持部材24は箱状のものとした
が、これに限らず、例えば差し込み方向にリブを有する
角形の樋状としたものでもよい。このようにすれば支持
部材の製作が簡単である。
【0030】また、前記各実施例の立ち上がり部材3の
端部に形成された平面コ字形は、本体5の端部7と附属
部6の先端部10とで形成されているが、両者で平面コ字
形を形成できればよく、例えば本体5側の端部7を中央
部8と同じ寸法の幅とし、あるいは附属部6の段差をな
くした形状としてもよい。要は、立ち上がり部材3を連
結する窪み部4が形成されればよい。
【0031】さらに、前記第2実施例で附属部6B側にボ
ルト31を設け、本体5B側に埋め込みナット35を埋設して
あるが、これらは逆に設けてもよく、つまり附属部6B側
に埋め込みナット35を埋設し、本体5B側にボルト31を設
けてもよい。要は、附属部6Bと本体5Bとを連結できれば
よい。
【0032】その他、本発明の実施の際の具体的な構造
および形状等は、本発明の目的を達成できる範囲であれ
ば他の構造等でもよい。
【0033】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の建物の
基礎用プレキャストコンクリートブロックの製造方法に
よれば、プレキャストコンクリートブロックの端部の平
面コ字形状を容易に形成できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る製造方法により製造され
た立ち上がり部材の斜視図である。
【図2】立ち上がり部材を製造するための第1実施例を
示す縦断面図である。
【図3】同第1実施例の斜視図である。
【図4】立ち上がり部材を製造するための第2実施例を
示す縦断面図である。
【図5】立ち上がり部材を製造するための第3実施例を
示す縦断面図である。
【図6】従来の立ち上がり部材が向かい合って設けられ
た斜視図である。
【符号の説明】
1 PCブロック基礎 2 PC製のフーチング部材 3 PCブロックであるPC製の立ち上がり部材 4 窪み部 5,5A,5B,5C 本体 6,6A,6B,6C 附属部 24 支持部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−96615(JP,A) 特開 昭61−162636(JP,A) 実公 昭52−53373(JP,Y2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに連結される端部が外端方向に開口
    した窪み部を有し平面コ字形状となっている建物の基
    礎用プレキャストコンクリートブロックの製造方法にお
    いて、前記プレキャストコンクリートブロックの端部が
    前記窪み部を挟んで対向配置される本体と附属部とで形
    成され、この附属部は予め製造された後、前記本体製造
    時に、この本体製造用の型枠の上面側に配置されかつ厚
    さ寸法が前記窪み部の寸法と等しく形成された支持部材
    に支持されて前記本体に固設され、この本体と一体化さ
    れることを特徴とする建物の基礎用プレキャストコンク
    リートブロックの製造方法。
  2. 【請求項2】 互いに連結される端部が外端方向に開口
    した窪み部を有し平面コ字形状となっている建物の基礎
    用プレキャストコンクリートブロックの製造方法におい
    て、前記プレキャストコンクリートブロックの端部が前
    記窪み部を挟んで対向配置された本体と附属部とが別体
    で形成され、これら本体と附属部とを連結して両者が一
    体化されることを特徴とする建物の基礎用プレキャスト
    コンクリートブロックの製造方法。
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