JP2554636B2 - 耐硫化物応力腐食割れ性の優れた鋼材の製造方法 - Google Patents
耐硫化物応力腐食割れ性の優れた鋼材の製造方法Info
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- JP2554636B2 JP2554636B2 JP61237988A JP23798886A JP2554636B2 JP 2554636 B2 JP2554636 B2 JP 2554636B2 JP 61237988 A JP61237988 A JP 61237988A JP 23798886 A JP23798886 A JP 23798886A JP 2554636 B2 JP2554636 B2 JP 2554636B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は60〜85Kg/mm2の降伏強度を有し、かつ、硫化
物応力腐食割れに対する優れた抵抗を有する油井管用と
して有用な鋼材の製造方法に関するものである。
物応力腐食割れに対する優れた抵抗を有する油井管用と
して有用な鋼材の製造方法に関するものである。
近年、硫化水素を含む油田の開発がさかんに行われる
ようになったことに伴い、硫化物応力腐食割れ抵抗の高
い、高強度鋼を低合金成分系で製造することへの要求が
高まってきている。
ようになったことに伴い、硫化物応力腐食割れ抵抗の高
い、高強度鋼を低合金成分系で製造することへの要求が
高まってきている。
硫化物応力腐食割れは、硫化水素を含む環境中で、鋼
表面の腐食反応により生じた水素が、鋼中に侵入し、鋼
組織を脆化させることにより生じる一種の水素脆性であ
ると考えられている。
表面の腐食反応により生じた水素が、鋼中に侵入し、鋼
組織を脆化させることにより生じる一種の水素脆性であ
ると考えられている。
従来、硫化物応力腐食割れを防止するために、有害と
考えられる鋼中の不純物を、工業的規模で可能な程度に
低減した上、(1)焼入れ、焼もどしにより、均一なマ
ルテンサイト組織を得る方法。(2)いわゆる恒温変態
を生ぜしめ、下部ベイナイト組織を得る方法(例えば特
開昭59−110721号公報)が、有効であると考えられ、一
応の成果を上げてきた。
考えられる鋼中の不純物を、工業的規模で可能な程度に
低減した上、(1)焼入れ、焼もどしにより、均一なマ
ルテンサイト組織を得る方法。(2)いわゆる恒温変態
を生ぜしめ、下部ベイナイト組織を得る方法(例えば特
開昭59−110721号公報)が、有効であると考えられ、一
応の成果を上げてきた。
しかし、以上の方法には、次の様な欠点をそれぞれ有
している。
している。
(1)本発明が対象とする成分系に焼入れを施し、マル
テンサイト変態を起こさせた場合、焼入れままの強度は
概ね100Kg/mm2程度となり、所望の強度である60〜80Kg/
mm2に対して、高強度に過ぎ、金属組織には過大な転位
が導入された状態となる。
テンサイト変態を起こさせた場合、焼入れままの強度は
概ね100Kg/mm2程度となり、所望の強度である60〜80Kg/
mm2に対して、高強度に過ぎ、金属組織には過大な転位
が導入された状態となる。
そこで一般に焼もどしを行い過大な歪を緩和して、適
正強度に調整を行うが、この際、セメンタイト等の炭化
物が、焼入れ前状態の旧オーステナイト粒界に沿って優
先的に析出、凝集して、焼もどし後の炭化物分布が不均
一になってしまう。
正強度に調整を行うが、この際、セメンタイト等の炭化
物が、焼入れ前状態の旧オーステナイト粒界に沿って優
先的に析出、凝集して、焼もどし後の炭化物分布が不均
一になってしまう。
一方、耐硫化物応力腐食割れ抵抗を高めるためには、
割れの発生起点であるミクロな応力集中サイトとしての
炭化物分布を、できる限り均一かつ微細に分布させるこ
とが必要である。
割れの発生起点であるミクロな応力集中サイトとしての
炭化物分布を、できる限り均一かつ微細に分布させるこ
とが必要である。
従って、焼もどしマルテンサイト組織では、炭化物の
均一分布化に限界があるため、自ずと耐硫化物応力腐食
割れ抵抗と高強度とを併せ持つ鋼材を製造するに当って
限界が生じていた。
均一分布化に限界があるため、自ずと耐硫化物応力腐食
割れ抵抗と高強度とを併せ持つ鋼材を製造するに当って
限界が生じていた。
(2)焼入れ過程の後半の温度範囲(500℃〜300℃)を
通過する時間を制御して、恒温変態ベイナイトを生ぜし
め、過度の歪導入を避け、焼もどし過程における炭化物
分布を均一にする工夫が行われてきた。
通過する時間を制御して、恒温変態ベイナイトを生ぜし
め、過度の歪導入を避け、焼もどし過程における炭化物
分布を均一にする工夫が行われてきた。
しかし、このような方法は、恒温または除冷処理を必
要とするため、いわゆる耐サワー油井管のような単重の
小さな鋼材を工業的に生産する場合には、生産性の低い
方法であると言わざるを得ない。
要とするため、いわゆる耐サワー油井管のような単重の
小さな鋼材を工業的に生産する場合には、生産性の低い
方法であると言わざるを得ない。
本発明は上記従来技術の欠点を有利に解消するもの
で、連続冷却によりベイナイト変態を生ぜしめ、しかも
耐硫化物応力腐食割れ性を高めるために、冷却速度を成
分とオーステナイト化条件により規定される範囲内に制
御するというものである。
で、連続冷却によりベイナイト変態を生ぜしめ、しかも
耐硫化物応力腐食割れ性を高めるために、冷却速度を成
分とオーステナイト化条件により規定される範囲内に制
御するというものである。
すなわち、本発明は、重量%で、C:0.2超〜0.4%、S
i:0.1〜1.0%、Mn:0.3〜3.0%、Al:0.005〜0.10%、Nb:
0.01〜0.10%を含み、残部鉄及び不可避的不純物より成
る鋼、または上記5成分に加え、さらに、Cr:0.10〜3.0
0%、Mo:0.10〜1.00%、Ni:0.10〜3.5%、Cu:0.10〜1.5
%、Ti:0.01〜0.10%、V:0.01〜0.10%、B:0.0002〜0.0
02%、Ca:0.005〜0.010%、REM:0.001〜0.020%の1種
または2種以上を含み、残部鉄及び不可避的不純物より
成る鋼を、Ac3点以上のオーステナイト温度域に加熱
後、冷却に際して、800℃〜500℃の温度範囲を次式 logV=6.61−(3.80C+1.07Mn +0.70Ni+0.57Cr+1.58Mo +0.0032P+1.07α) ここで、V:冷却速度℃/S C、Mn、Ni、Cr、MoはWt%で表した組成、Pはオース
テナイト化温度℃、α:B添加で1、B無添加で0、 で表されるV℃/S以上かつV+15℃/S以下の冷却速度で
冷却後、引き続き室温から200℃まで連続的に冷却し、
ベイナイト組織を生ぜしめ、400〜Ac1の温度にて焼もど
しを行うことを特徴とする耐硫化物応力腐食割れ性の優
れた鋼材の製造方法である。
i:0.1〜1.0%、Mn:0.3〜3.0%、Al:0.005〜0.10%、Nb:
0.01〜0.10%を含み、残部鉄及び不可避的不純物より成
る鋼、または上記5成分に加え、さらに、Cr:0.10〜3.0
0%、Mo:0.10〜1.00%、Ni:0.10〜3.5%、Cu:0.10〜1.5
%、Ti:0.01〜0.10%、V:0.01〜0.10%、B:0.0002〜0.0
02%、Ca:0.005〜0.010%、REM:0.001〜0.020%の1種
または2種以上を含み、残部鉄及び不可避的不純物より
成る鋼を、Ac3点以上のオーステナイト温度域に加熱
後、冷却に際して、800℃〜500℃の温度範囲を次式 logV=6.61−(3.80C+1.07Mn +0.70Ni+0.57Cr+1.58Mo +0.0032P+1.07α) ここで、V:冷却速度℃/S C、Mn、Ni、Cr、MoはWt%で表した組成、Pはオース
テナイト化温度℃、α:B添加で1、B無添加で0、 で表されるV℃/S以上かつV+15℃/S以下の冷却速度で
冷却後、引き続き室温から200℃まで連続的に冷却し、
ベイナイト組織を生ぜしめ、400〜Ac1の温度にて焼もど
しを行うことを特徴とする耐硫化物応力腐食割れ性の優
れた鋼材の製造方法である。
高強度でかつ耐硫化物応力腐食割れ性を得るには組織
をベイナイトとし、しかも、焼もどし後の炭化物を均一
微細に分布させることが有効である。
をベイナイトとし、しかも、焼もどし後の炭化物を均一
微細に分布させることが有効である。
本発明者らは、種々の成分、加熱条件、冷却条件を組
合せ、耐硫化物応力腐食割れ性に優れた組織の研究を行
った結果、CCT図においてフェライトノーズを通過する
冷却速度(本発明ではVと表記)〜(V+15)℃/Sの間
の冷却速度で冷却することにより生じたベイナイト組織
が、従来のマルテンサイト組織や(V+15)℃/Sより大
きな冷却速度で冷却したベイナイト組織よりも、均一微
細な炭化物分布を、焼もどし後に示し、耐硫化物応力腐
食割れ性に優れることを見出した。
合せ、耐硫化物応力腐食割れ性に優れた組織の研究を行
った結果、CCT図においてフェライトノーズを通過する
冷却速度(本発明ではVと表記)〜(V+15)℃/Sの間
の冷却速度で冷却することにより生じたベイナイト組織
が、従来のマルテンサイト組織や(V+15)℃/Sより大
きな冷却速度で冷却したベイナイト組織よりも、均一微
細な炭化物分布を、焼もどし後に示し、耐硫化物応力腐
食割れ性に優れることを見出した。
すなわち、本発明は、耐硫化物応力腐食割れ性に有効
な均一微細炭化物分布を有するベイナイト組織を得るに
必要な合金元素と、オーステナイト化後の冷却条件を組
み合せたことを骨子とする高強度耐応力腐食割れ鋼の製
造方法である。
な均一微細炭化物分布を有するベイナイト組織を得るに
必要な合金元素と、オーステナイト化後の冷却条件を組
み合せたことを骨子とする高強度耐応力腐食割れ鋼の製
造方法である。
次に本発明における成分の限定理由について述べる。
Cは、0.4%以上では、マルテンサイトおよび炭化物
量が増し、耐硫化物応力腐食割れ性が劣化する。0.10%
以下では、フェライトが出現しやすくなり、均一ベイナ
イトとなり難い。
量が増し、耐硫化物応力腐食割れ性が劣化する。0.10%
以下では、フェライトが出現しやすくなり、均一ベイナ
イトとなり難い。
Siは脱酸あるいは強度調整用として添加する。0.1%
以下では脱酸が不足し、1%以上では脆化現象が生じ
る。
以下では脱酸が不足し、1%以上では脆化現象が生じ
る。
Mnは、焼入性を増し、ベイナイト組織を得るために0.
3%以上必要である。また3.0%以上では、マルテンサイ
ト組織となる。
3%以上必要である。また3.0%以上では、マルテンサイ
ト組織となる。
Alは脱酸のための必要量0.005〜0.10%を添加する。N
bは微粒化およびベイナイト組織となすため0.01〜0.10
%添加する。
bは微粒化およびベイナイト組織となすため0.01〜0.10
%添加する。
Cr、Mo、Ni、Cu、Bはベイナイト生成作用に有用な範
囲で添加し、またTi、Vは、細粒化に有効な範囲で添加
するもので、さらにCa、REMは、硫化物の形態制御に有
効な範囲で添加するものであり、それぞれ Ci:0.10〜3.00% Mo:0.10〜1.00% Ni:0.10〜3.5% Cu:0.10〜1.5% B:0.0002〜0.002% Ti:0.01〜0.10% V:0.01〜0.10% Ca:0.005〜0.010% REM:0.001〜0.020% の1種または2種以上を添加する。
囲で添加し、またTi、Vは、細粒化に有効な範囲で添加
するもので、さらにCa、REMは、硫化物の形態制御に有
効な範囲で添加するものであり、それぞれ Ci:0.10〜3.00% Mo:0.10〜1.00% Ni:0.10〜3.5% Cu:0.10〜1.5% B:0.0002〜0.002% Ti:0.01〜0.10% V:0.01〜0.10% Ca:0.005〜0.010% REM:0.001〜0.020% の1種または2種以上を添加する。
次に本発明におけるオーステナイト化後の冷却条件に
ついて述べる。
ついて述べる。
所望の強度である60〜85Kg/mm2の降伏応力を得るため
には、組織をベイナイト組織とする必要がある。
には、組織をベイナイト組織とする必要がある。
一方耐硫化物応力腐食割れ抵抗を高めるためには、ベ
イナイト均一組織が望ましい。Vは、ベイナイト均一組
織を得るための尺度で、CCT図上でフェライトノーズを
通過する臨界の冷却速度であり、成分と、オーステナイ
ト化条件により次式で表されるものである。
イナイト均一組織が望ましい。Vは、ベイナイト均一組
織を得るための尺度で、CCT図上でフェライトノーズを
通過する臨界の冷却速度であり、成分と、オーステナイ
ト化条件により次式で表されるものである。
logV=6.61−(3.80C+1.07Mn +0.70Ni+0.57Cr+1.58Mo +0.0032P+1.07α) ここで、V:冷却速度℃/S C、Mn、Ni、Cr、MoはWt%で表した組成、Pはオース
テナイト化温度℃、α:B添加で1、B無添加で0、 従ってV℃/S以上の冷却速度で冷却することにより、
高強度均一ベイナイト組織が得られる。また冷却速度を
(V+15)℃/S以内に制御する理由は以下によるもので
ある。
テナイト化温度℃、α:B添加で1、B無添加で0、 従ってV℃/S以上の冷却速度で冷却することにより、
高強度均一ベイナイト組織が得られる。また冷却速度を
(V+15)℃/S以内に制御する理由は以下によるもので
ある。
従来技術に関する説明の部分でも触れたが、800〜500
℃の温度範囲の冷却速度を(V+15)℃/S以上として、
ベイナイト組織あるいはマルテンサイト組織を得た場合
には、所望の強度以上の過度の強度が得られ、適正な温
度まで焼もどしを行う過程において、炭化物の析出、粗
大化が起こり、耐硫化物応力腐食割れ性にとって不利な
組織となる。
℃の温度範囲の冷却速度を(V+15)℃/S以上として、
ベイナイト組織あるいはマルテンサイト組織を得た場合
には、所望の強度以上の過度の強度が得られ、適正な温
度まで焼もどしを行う過程において、炭化物の析出、粗
大化が起こり、耐硫化物応力腐食割れ性にとって不利な
組織となる。
しかし、800〜500℃の温度範囲を(V+15)℃/S以下
の冷却速度で冷却した場合には、冷却過程における歪導
入を最低限に抑えることができ、焼きもどしにおいて、
緩和すべき歪量が低減されるため、焼もどし後も、冷却
直後の微細な炭化物分布を維持することが可能となる。
の冷却速度で冷却した場合には、冷却過程における歪導
入を最低限に抑えることができ、焼きもどしにおいて、
緩和すべき歪量が低減されるため、焼もどし後も、冷却
直後の微細な炭化物分布を維持することが可能となる。
焼もどし温度の限定理由は次の通りである。焼もどし
は、耐硫化物応力腐食割れ性に有害な内部応力除去のた
め必須であり、その有効焼もどし範囲として400℃〜Ac1
までとする。
は、耐硫化物応力腐食割れ性に有害な内部応力除去のた
め必須であり、その有効焼もどし範囲として400℃〜Ac1
までとする。
第1表に本発明鋼の化学成分と、ベイナイト生成臨界
冷却速度Vを示す。第2表に、第1表で示した鋼に本発
明の冷却を適用した3条件(〜)と、比較例2条件
(〜)を合せて示す。
冷却速度Vを示す。第2表に、第1表で示した鋼に本発
明の冷却を適用した3条件(〜)と、比較例2条件
(〜)を合せて示す。
第1図に〜の冷却ままおよび、図中( )内で示
した各温度に、それぞれ30分間加熱、空冷後の降伏応力
を示す。いま、焼もどし後の目標、降伏応力を77Kg/mm2
とすると、冷却速度がV以下のでは、冷却ままでも目
標降伏応力を達成できず、高強度化すら難しい。
した各温度に、それぞれ30分間加熱、空冷後の降伏応力
を示す。いま、焼もどし後の目標、降伏応力を77Kg/mm2
とすると、冷却速度がV以下のでは、冷却ままでも目
標降伏応力を達成できず、高強度化すら難しい。
そこでを除いた、、、について、それぞれ
焼もどし温度を変化させ、降伏応力を77Kg/mm2にそろえ
て、定荷重式、SSC試験を行い、耐硫化物応力腐食割れ
性の評価を行った。
焼もどし温度を変化させ、降伏応力を77Kg/mm2にそろえ
て、定荷重式、SSC試験を行い、耐硫化物応力腐食割れ
性の評価を行った。
試験条件は、 負荷応力:0.80×(降伏応力) 腐食液:0.5%CH3COOH+5%NaCl H2S飽和、25℃ 比液量:30ml/cm2 ここで、破断寿命500時間以上のものを耐硫化物応力
腐食割れ性に優れると見なす。
腐食割れ性に優れると見なす。
第2図に、破断寿命と冷却速度の関係を示す。
本発明条件では、いずれも破断寿命が500時間以上で
あるのに対して、本発明条件を逸脱した場合には、破断
寿命が急激に低下する。
あるのに対して、本発明条件を逸脱した場合には、破断
寿命が急激に低下する。
〔発明の効果〕 本発明により、高強度でかつ耐応力腐食割れ性に優れ
た鋼材を製造することができるので工業的効果は甚大で
ある。
た鋼材を製造することができるので工業的効果は甚大で
ある。
第1図は、オーステナイト化後の冷却過程における冷却
速度により、冷却ままの降伏応力が変化し、各焼もどし
により、それぞれ降伏応力を焼77Kg/mm2に調整できるこ
とを示す図表、第2図は、第1図で焼もどし行った場合
について、定荷重式SSC試験において、破断寿命が冷却
速度により変化することを示す図表である。
速度により、冷却ままの降伏応力が変化し、各焼もどし
により、それぞれ降伏応力を焼77Kg/mm2に調整できるこ
とを示す図表、第2図は、第1図で焼もどし行った場合
について、定荷重式SSC試験において、破断寿命が冷却
速度により変化することを示す図表である。
Claims (2)
- 【請求項1】重量%で、 C:0.2超〜0.4% Si:0.1〜1.0% Mn:0.3〜3.0% Al:0.005〜0.10% Nb:0.01〜0.10% を含み、残部鉄及び不可避的不純物より成る鋼を、Ac3
点以上のオーステナイト温度域に加熱後、冷却に際し
て、800〜500℃の温度範囲を次式で表されるV℃/S以上
かつV+15℃/S以下の冷却速度で冷却後、引き続き室温
から200℃まで連続的に冷却し、ベイナイト組織を生ぜ
しめ、400℃〜Ac1の温度にて焼もどしを行うことを特徴
とする耐硫化物応力腐食割れ性の優れた鋼材の製造方
法。 logV=6.61−(3.80C+1.07Mn+0.70Ni+0.57Cr +1.58Mo +0.0032P+1.07α) ここで、V:冷却速度℃/S C,Mn,Ni,Cr,Moはwt%で表した組成、Pはオーステナイ
ト化温度℃、 α:B添加で1、B無添加で0。 - 【請求項2】重量%で、 C:0.2超〜0.4% Si:0.1〜1.0% Mn:0.3〜3.0% Al:0.005〜0.10% Nb:0.01〜0.10% を含み、さらに、 Cr:0.10〜3.00% Mo:0.10〜1.00% Ni:0.10〜3.5% Cu:0.10〜1.5% Ti:0.01〜0.10% V:0.01〜0.10% B:0.0002〜0.002% Ca:0.005〜0.010% REM:0.001〜0.020% の1種または2種以上を含み、残部鉄及び不可避的不純
物より成る鋼を、Ac3点以上のオーステナイト温度域に
加熱後、冷却に際して、800〜500℃の温度範囲を次式で
表されるV℃/S以上かつV+15℃/S以下の冷却速度で冷
却後、引き続き室温から200℃まで連続的に冷却し、ベ
イナイト組織を生ぜしめ、400℃〜Ac1の温度にて焼もど
しを行うことを特徴とする耐硫化物応力腐食割れ性の優
れた鋼材の製造方法。 logV=6.61−(3.80C+1.07Mn+0.70Ni+0.57Cr +1.58Mo +0.0032P+1.07α) ここで、V:冷却速度℃/S C,Mn,Ni,Cr,Moはwt%で表した組成、Pはオーステナイ
ト化温度℃、 α:B添加で1、B無添加で0。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61237988A JP2554636B2 (ja) | 1986-10-08 | 1986-10-08 | 耐硫化物応力腐食割れ性の優れた鋼材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61237988A JP2554636B2 (ja) | 1986-10-08 | 1986-10-08 | 耐硫化物応力腐食割れ性の優れた鋼材の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6393822A JPS6393822A (ja) | 1988-04-25 |
| JP2554636B2 true JP2554636B2 (ja) | 1996-11-13 |
Family
ID=17023451
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61237988A Expired - Lifetime JP2554636B2 (ja) | 1986-10-08 | 1986-10-08 | 耐硫化物応力腐食割れ性の優れた鋼材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2554636B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07116502B2 (ja) * | 1988-12-03 | 1995-12-13 | マツダ株式会社 | 鋼部材の製造方法 |
| US5938865A (en) * | 1995-05-15 | 1999-08-17 | Sumitomo Metal Industries, Ltc. | Process for producing high-strength seamless steel pipe having excellent sulfide stress cracking resistance |
| JP4609138B2 (ja) * | 2005-03-24 | 2011-01-12 | 住友金属工業株式会社 | 耐硫化物応力割れ性に優れた油井管用鋼および油井用継目無鋼管の製造方法 |
| WO2015012357A1 (ja) | 2013-07-26 | 2015-01-29 | 新日鐵住金株式会社 | 高強度油井用鋼材および油井管 |
| US10513761B2 (en) | 2014-10-01 | 2019-12-24 | Nippon Steel Corporation | High-strength steel material for oil well and oil country tubular goods |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6338519A (ja) * | 1986-08-01 | 1988-02-19 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 耐水素誘起割れ性に優れた鋼板の製造方法 |
-
1986
- 1986-10-08 JP JP61237988A patent/JP2554636B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6393822A (ja) | 1988-04-25 |
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