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JP2554639B2 - 厨芥焼却装置 - Google Patents
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JP2554639B2 - 厨芥焼却装置 - Google Patents

厨芥焼却装置

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JP2554639B2
JP2554639B2 JP61260103A JP26010386A JP2554639B2 JP 2554639 B2 JP2554639 B2 JP 2554639B2 JP 61260103 A JP61260103 A JP 61260103A JP 26010386 A JP26010386 A JP 26010386A JP 2554639 B2 JP2554639 B2 JP 2554639B2
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incinerated
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清美 丹羽
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、焼却炉内に収容された厨芥を高周波数加
熱して焼却する厨芥焼却装置に関する。
(従来の技術) 近年、ゴミ焼却気の各家庭への普及が著しく、各家庭
内でのゴミ処理が進んでいる。
しかし、生ゴミ等の厨芥については、その含有水分の
多さから従来の焼却炉でのゴミ処理は難しく、処理上で
問題であった。
このため、マイクロ波を利用した誘電加熱、いわゆる
高周波加熱を利用した焼却方法が提唱されている。
この方法によれば、通常電子レンジ等に使用されてい
る加熱方法と同様に、被加熱物である生ゴミ等の厨芥を
構成する分子高周波によって撹拌して加熱するものであ
るため、含有水分の多い厨芥であっても有効に加熱し焼
却することができるのである。
(発明が解決しようとする問題点) 上述したように高周波加熱を利用して生ゴミ等の厨芥
を焼却する厨芥焼却装置においては、焼却すべき生ゴミ
等が焼却炉内に入っていない場合、あるいは焼却終了し
てしまったような場合等の無負荷状態で該装置を作動す
ることは、非経済的であることは勿論のこと、マグネト
ロンから放射されるマイクロ波は焼却炉の内壁で反射さ
れ、この反射されたマイクロ波がマグネトロン自身に当
るため、マグネトロンの寿命を短くするという問題があ
る。
この発明は、前記に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、焼却炉の無負荷状態での動作を確実に
防止した厨芥焼却装置を提供することにある。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 前記問題点を解決するため、この発明は、焼却炉内に
収容した焼却すべき厨芥について高周波を放射して高周
波加熱し焼却する厨芥焼却装置であって、前記焼却炉内
に焼却すべき厨芥が存在しない状態及び焼却すべき厨芥
が焼却終了した状態の焼却炉内の両方の無負荷状態を検
出する無負荷検出手段と、この無負荷検出手段により無
負荷状態が検出されたときに高周波の焼却炉内への放射
を停止する停止手段とを有することを要旨とする。
(作用) この発明の厨芥焼却装置においては、焼却炉内に焼却
すべき厨芥が存在しない状態及び焼却すべき厨芥が焼却
終了した状態の焼却炉内の両方の無負荷状態を検出し、
無負荷状態が検出されたとき、高周波の焼却炉への放射
を停止している。
(実施例) 以下、図面を用いてこの発明の実施例を説明する。
第1図はこの発明の一実施例に係る厨芥焼却装置の回
路構成を示すブロック図である。この第1図に示す本厨
芥焼却装置は、入力電源端子49に供給される交流電圧に
よって作動する。この交流電圧は電源開閉器47を介して
マグネトロン9に供給され、マグネトロン9はこれによ
って作動し、マイクロ波を発生する。このマイクロ波は
導波管8を介して焼却炉2に供給され、これにより焼却
炉2内に投入された生ゴミ等の厨芥を高周波加熱して焼
却する。
焼却炉2には排気ダクト26が連結され、この排気ダク
ト26の途中にはモータ2で回転するファン22が配設され
るとともに、また排気ダクト26の出口寄りには排気ダク
ト26から排出させる排気温度を検出する温度センサ25が
配設されている。この温度センサ25は排気ダクト26から
排出される排気の温度を検出することにより焼却炉2内
の焼却温度を検出しようとするものである。なお、ファ
ン22は本装置に入力電源端子49を介して交流電圧が供給
され、本装置が作動すると、常に作動して、焼却炉2内
に対する排気動作を行なっているものである。
前記温度センサ25で検出された排気温度は、温度セン
サ25から温度検出回路41に供給される。この温度検出回
路41は、温度センサ25から供給される検出温度を所定の
設定温度と比較し、検出温度が設定温度以上のときにリ
セット信号を出力する機能を有し、これにより検出温度
が所定の設定温度以上であるか否かを識別しているので
ある。
温度検出回路41の出力はタイマカウンタ43に接続さ
れ、温度検出回路41のリセット出力信号がタイマカウン
タ43に供給されると、これによりタイマカウンタ43はリ
セットされるようになっているが、タイマカウンタ43
は、本厨芥焼却装置が作動して焼却炉2にマグネトロン
9からのマイクロ波が供給され、焼却炉2において高周
波加熱による焼却動作を開始すると、直ちに計数動作を
開始するようになっている。そして、この計数動作の結
果、所定時間TH1経過してタイマカウンタ43がオーバフ
ローすると、タイマカウンタ43からオーバフロー信号が
出力され、このオーバフロー信号は電源制御回路45に供
給される。電源制御回路45は出力が前記電源開閉器47に
接続されていて、タイマカウンタ43からオーバフロー信
号が供給されると、電源開閉器47を開放し、これにより
入力電源端子49を介したマグネトロン9への交流作動電
圧の供給を停止するようになっている。すなわち、タイ
マカウンタ43は、本厨芥焼却装置が作動して焼却動作が
開始すると、計数開始し、所定時間TH1経過してオーバ
フローすると、電源制御回路45を介してマグネトロン9
への作動電圧の供給を停止し、焼却動作を停止するもの
である。
しかしながら、上述した焼却動作の開始によって焼却
炉2内の温度が上昇し、この温度が温度センサ25で検出
され、温度検出回路41において前記所定の設定温度以上
になると、温度検出回路41から出力されるリセット信号
によってタイマカウンタ43はリセットされ、オーバフロ
ーしないようになっている。すなわち、マグネトロン9
の作動による焼却動作の結果、焼却炉2内の焼却温度が
所定の設定温度以上になると、タイマカウンタ43は温度
検出回路41からのリセット信号によりリセットしオーバ
フローしないのである。従って、この場合には、マグネ
トロン9への作動電圧の供給は停止することなく継続さ
れ、焼却動作も継続するのである。
第2図(a),(b)は第1図の厨芥焼却装置の構造
を示す断面図であり、第2図(a)は本装置の第1図の
側からの断面図であり、第2図(b)は第1図の側に反
対の第2側からの断面図である。
第2図(a),(b)に示すように、本厨芥焼却装
置、全体を外箱1内に収納され、この外箱1内の上部の
一方の側に磁器等からなる焼却炉2が配設されている。
この焼却炉2の周囲には間隙、すなわちギャップ29が形
成し、このギャップ29の周囲に断熱材10が配設され、更
にこの断熱材10の周囲に内箱11が配設されている。
焼却炉2の底部には、底蓋3がヒンジ3bによって開閉
自在に若干傾斜して、すなわちヒンジ3b側の一端が他端
に対して上になるように若干傾斜して取り付けられてい
る。この底蓋3はヒンジ3bの側近に配設されているモー
タ39によって開閉し得るようになっている。また、底蓋
3の縁部には、焼却炉2の外周を囲むようにチョーク3a
が配設され、このチョーク3aによって焼却炉2内のマイ
クロ波が外部に漏洩することを防止している。更に、底
蓋3の下方には、灰収納箱7が配設され、底蓋3が開放
すると、焼却炉2内の焼却した後の灰が灰収納箱7内に
落ちてたまるようになっている。
焼却炉2の開放上端部寄りには、吸気孔12および排気
孔13が対向して配設されている。これらの吸気孔12およ
び排気孔13は焼却炉2内のマイクロ波が漏洩しない程度
の小さな多数の孔から構成されている。吸気孔12は前記
焼却炉2の周囲のギャップ29に連通し、このギャップ29
からの燃焼用の空気を焼却炉2内に供給している。排気
孔13は熱交換入口ダクト20の一端に連結され、焼却炉2
内で発生する水蒸気や煙等をこの熱交換入口ダクト20を
介して排出するようになっている。この熱交換入口ダク
ト20の内部の排気孔13に近接して、内箱11の側壁に対応
する部分に排気孔11cが配設されている。この排気孔11c
も同様に小さな多数の孔から構成され、焼却炉2内のマ
イクロ波が外部に漏洩するのを防止している。更に、熱
交換入口ダクト20内には、排気孔11cに近接して、ヒー
タ14および脱臭剤15が配設され、これによって焼却炉2
内で焼却された生ゴミ等の悪臭を取るようにしている。
熱交換入口ダクト20の他端は、熱交換器16を介して熱
交換出口ダクト21に連結されている。この熱交換出口ダ
クト21は途中で折曲して、排気ダクト26として本厨芥焼
却装置の外部に外箱1から延出し、この排気ダクト26と
折曲部に排気用のファン22が配設され、このファン22は
下方に配設されたモータ24によって回転駆動されるよう
になっている。
また、熱交換器16には、前記熱交換入口ダクト20およ
び熱交換出口ダクト21に直交するように吸入ダクト18お
よび熱交換出口吸入ダクト19が配設され、吸入ダクト18
は外箱1に開口された空気吸入孔17から外部の空気を吸
入し、この空気を熱交換器16を介して熱交換出口吸入ダ
クト19に送り込んでいる。また、熱交換出口吸入ダクト
19は下方に延出して内部吸気孔28に連結され、前記送り
込まれた空気をこの内部吸気孔28から焼却炉2の下方を
介し焼却炉2の周囲のギャップ29に供給し、このギャッ
プ29から吸気孔12を介して焼却炉2に送り込んでいる。
熱交換器16は、熱交換入口ダクト20を介して焼却炉2
からの排気を高温から低温に変換し、熱交換出口ダクト
21および排気ダクト26を介してファン22の作用で外部に
排出すると同時に、空気吸入孔17から吸入する外部の空
気を温かい空気に変換し、熱交換出口吸入ダクト19、内
部吸気孔28、ギャップ29および吸気孔12を介して焼却炉
2内に供給し、これにより焼却炉2における燃焼を促進
している。
更に、外箱1にの上部開口部には上蓋5が取り付けら
れ、この上蓋5は一端に取り付けられたヒンジ6によっ
て開閉し得るようになっている。この上蓋5の他端には
ロック部材30が取り付けられており、このロック部材30
の下端の曲ったかぎ部30aを外箱1形成されている凹部3
1に係合させることにより、上蓋5が開放しないように
ロックすることができるようになっている。また外箱1
の外壁の下方には、把手27が取り付けられるとともに、
更にその下方の角部内側にはチョーク4が設けられてい
る。
また、焼却炉2の開口部に対向する上蓋5の下面に
は、磁器等からなる上板部5aが取り付けられ、この上板
部5aと上蓋5との間に断熱材5bが設けられている。この
上板部5aの周囲にはチョーク構造部5cが配設され、これ
により焼却炉2内のマイクロ波が上蓋5のところから外
部に漏洩することを防止している。
更に、第2図(a)において、焼却炉2の中程上部寄
りには、点線で示すようにマイクロ波供給開口部8aが形
成されているが、この開口部8aは第2図(b)からよく
わかるように、導波管8を介してマグネトロン9に連結
され、マグネトロン9からのマイクロ波を導波管8およ
び開口部8aを介して焼却炉2内に伝達している。なお、
マグネトロン9はリード線33を介して本厨芥焼却装置の
下方に配設されている電源装置部32に接続され、この電
源装置部32から供給される交流電圧によって作動するよ
うになっている。
以上のように構成される本実施例の厨芥焼却装置の作
用を次に説明する。
まず、本装置の使用に当っては、ロック部材30を外し
て上蓋5を開放し、焼却炉2内に生ゴミ等を焼却すべき
厨芥を投入し、それから上蓋5を完全に閉め、ロック部
材30を外箱1の凹部31にかけてロックする。
次に、例えば図示しない電源スイッチ等を投入し、本
厨芥焼却装置を作動する。この結果、入力電源端子49か
らの交流電圧が電源開閉器47を介してマグネトロン9に
供給され、焼却炉2から高周波電波、すなわちマイクロ
波が発生する。このマイクロ波は導波管8を介して焼却
炉2内に伝達され、焼却炉2内に投入された生ゴミ等の
厨芥を高周波加熱する。
このようにマグネトロン9が動作開始すると同時に、
モータ24にも電圧が供給され、排気ダクト26内に設けら
れたファン22も回転する。この結果、焼却炉2内の排気
は排気孔13、熱交換入口ダクト20、熱交換器16、熱交換
出口ダクト21および排気ダクト26を介して外部に排出さ
れる。この時、排気ダクト26から排出される排気の温度
が温度センサ25で検出されて、温度検出回路41に供給さ
れ、温度検出回路41において所定の設定温度と比較され
る。そして、本厨芥焼却装置の作動開始直後であって、
排気の温度、すなわち焼却炉2内の温度が所定の設定温
度以下の場合には、温度検出回路41からリセット信号が
タイマカウンタ43に出力されることがないため、タイマ
カウンタ43は計数動作を継続している。
また、焼却炉2内の生ゴミ等の厨芥がマグネトロン9
からのマイクロ波により高周波加熱されると、焼却炉2
の内部は徐々に高くなってくる。
第3図はこの場合の焼却炉2内の温度変化を時間に対
して示している温度特性図である。この図では縦方向に
温度を取り、一点鎖線で本厨芥焼却装置が設置されてい
る部屋の室温Trを表し、二点鎖線で前記所定の設定温度
Tsを表している。同図において、初期時刻t0において室
温Trであった焼却炉2内の温度は最初時間とともに上昇
し、比較的短い時間で設定温度Tsを越え、その後、時刻
t1まではほぼ一定の温度になっている。この時刻t1まで
の期間はマイクロ波による高周波加熱動作によって生ゴ
ミ等がまだ十分加熱されず、高周波によって生ゴミ等を
構成する分子を撹拌している期間である。時刻t1を経過
すると、生ゴミ等に対するマイクロ波による高周波加熱
が急激に進み時刻t1からt2に示すように急激に上昇開始
し、時刻t2でピークに達する。温度がピークに達する
と、急激に低下し始め、設定温度Ts以下となり、さらに
室温Trまで低下する。
マイクロ波による高周波加熱が開始されると、焼却炉
2の内部はこのような温度サイクルで作動するが、前記
温度センサ25および温度検出回路41は、このような温度
サイクルの焼却炉2内の温度を排気ダクト26からの排気
の温度によって監視し、該温度が所定の設定温度Ts以上
になると、温度検出回路41はリセット信号を出力し、タ
イマカウンタ43をリセットする。すなわち、第3図に示
す温度特性図においては、上述したタイマカウンタ43が
オーバフローする所定時間TH1が時刻t0から示されてい
るが、実線で示す焼却炉2内の温度は、開始時刻t0から
少し経過すると、焼却炉2内の温度が設定温度Tsを越
え、この時点で温度検出回路41からリセット信号が出力
され、タイマカウンタ43はリセットされる。この設定温
度Tsを越える時刻は前記所定時間TH1の範囲内であっ
て、タイマカウンタ43からまだオーバフロー信号が出力
されていない時期である。
従って、マグネトロン9は電源制御回路45によって電
源供給停止を受けることなく、作動し続ける。このた
め、焼却炉2内の生ゴミ等は、マグネトロン9からのマ
イクロ波により加熱され、焼却炉2内の温度は第3図に
示す特性に従って変化する。そして、時刻t1に達する
と、焼却炉2内温度は急激に上昇し、内部の生ゴミ等は
加熱状態から発火して焼却され、内部温度は時刻t2にお
いてピークになり、焼却はほぼ終了し、内部温度は第3
図の特性に示すように時刻t3,t4に向かって急激に低下
する。
内部温度が前記所定の設定温度Ts以上にある場合に
は、温度検出回路41から出力されるリセット信号により
タイマカウンタ43は常にリセットされているが、上述し
たように、焼却動作が終了して、内部温度が低下開始
し、設定温度Ts以下になると、温度検出回路41は再度リ
セット信号を出力しなくなるので、タイマカウンタ43は
再度計数動作を開始する。第3図では、時刻t3になる
と、内部温度は設定温度Ts以下になり、更に時刻t4にな
ると内部温度は室温Trになるので、タイマカウンタ43は
時刻t3から計数動作を開始する。この結果、所定時間TH
1経過すると、タイマカウンタ43はオーバフロー信号を
出力する。このオーバフロー信号は電源制御回路45を介
して電源開閉器47を開放するように制御し、これにより
マグネトロン9への作動電源の供給は停止され、焼却動
作は終了するのである。
ところで、焼却炉2内に生ゴミ等の厨芥を入れること
なく、本厨芥焼却装置を作動させ、焼却動作を開始した
としても、マイクロ波によって高周波加熱されるものが
ないため、すなわち高周波加熱は生ゴミ等の絶縁体を構
成する分子の撹拌によって発生し、高温となるものであ
るのに対して生ゴミ等の高周波加熱されるものがないた
め、焼却炉2内の温度は高温にならず、低温のまま、す
なわち前記設定温度Ts以下のままである。従って、この
設定温度Ts以下の低温は温度センサ25を介して温度検出
回路41で検出されるため、温度検出回路41からはリセッ
ト信号が出力されず、タイマカウンタ43は計数動作を継
続するそして、この計数動作は、焼却炉2内が低温の間
継続されるが、前記所定時間TH1が経過すると、タイマ
カウンタ43からオーバーフロー信号が出力され、このオ
ーバフロー信号によって電源制御回路45および電源開閉
器47を介し、マグネトロン9に対する作動電源の供給は
停止されるのである。従って、マグネトロン9自身は自
己から発生し、焼却炉2の内壁で反射されるマイクロ波
を長時間受けることがないため、その寿命が低下するこ
とがないとともに、マグネトロン9に対する電源は停止
されるので、経済的かつ安全である。
第4図は、この発明の他の実施例の回路構成を示すブ
ロック図である。この実施例は、第1図の実施例に加え
て、温度検出回路41から出力される温度データを保持す
るラッチ51と、このラッチ51に接続された第2の温度検
出回路53と、ラッチ51および第2の温度検出回路53から
のリセット信号でリセットされる第2のタイマカウンタ
55とを有する構成である。この実施例の動作は、第5図
の温度特性図に示すように、第1の温度検出回路41およ
びタイマカウンタ43からなる第1の温度監視部によって
装置作動開始時の温度変化を検出し、ラッチ51、第2の
温度検出回路53および第2のタイマカウンタ55からなる
第2の温度監視部によって焼却終了時の温度変化を監視
している。
そして、第1の温度監視部は、本実施例の厨芥焼却装
置の作動開始時における焼却炉2内の温度Tfが第5図に
示す第1の設定温度Ts1に達したか否かを検出し、炉内
温度Tfが所定時間TH1内に第1の設定温度Ts1に達しない
場合には、タイマカウンタ43がオーバフロー信号が出力
され、このオーバフロー信号によって電源制御回路45お
よび電源開閉器47を制御し、前述したようにマグネトロ
ン9への動作電圧の供給を停止しているのである。
また、第2の温度監視部は、第1の温度検出回路41か
ら供給される温度データ、すなわち焼却炉2内の温度Tf
をラッチ51に保持し、の炉内温度Tf第2の温度検出回路
53において第2の設定温度Ts2と比較している。そし
て、この炉内温度Tfが第2の設定温度Ts2以下になる
と、第2のタイマカウンタ55へのリセット信号の供給が
停止され、これにより第2のタイマカウンタ55は計数動
作を開始する。第2のタイマカウンタ55は所定時間TH2
を計数すると、オーバフロー信号を出力し、このオーバ
フロー信号により前記電源制御回路45および電源開閉器
47が制御され、マグネトロン9への動作電圧の供給は停
止され、焼却動作は完了するのである。
なお、第2のタイマカウンタ55は所定時間TH2を計数
した後にオーバフロー信号を出力することで、この所定
時間TH2の間、炉内温度Tfが所定時間TH2以下であること
を確認してから、マグネトロン9の動作を停止している
が、この第2の設定温度Ts2が低く設定されている場合
には、所定時間TH2は零であってもよい。また所定時間T
H2は所定軸間TH1よりも高く設定されてもよく、この場
合には、一度炉内温度が高温になった時に、第2の温度
検出回路53を作動可能するようにすればよいものであ
る。
第6図はこの発明の別の実施例の回路構成を示すブロ
ック図である。この実施例は、第1図の実施例に加え
て、温度検出回路41から出力される温度データを保持す
るラッチ51と、前記温度センサ25の出力に接続され、該
温度センサ25からの検出温度を監視して検出温度の負の
勾配を検出するとともに、前記ラッチ51からの出力信号
がリセット端子に接続され、これにより炉内温度が前記
所定の設定温度Ts以上になると温度検出回路41およびラ
ッチ51の制御のもとにリセットされる温度勾配検出回路
61と、この温度勾配検出回路61の出力に接続されたラッ
チ63と、ラッチ51および63からのリセット信号でリセッ
トされる第2のタイマカウンタ65とを有する構成であ
る。
この実施例の動作は、第7図の温度特性図に示すよう
に、第1の温度検出回路41およびタイマカウンタ43から
なる第1の温度監視部によって装置作動開始時の温度変
化を所定時間TH1監視して炉内温度が所定時間TH1内に所
定の設定温度Ts以上になることを検出し、またラッチ5
1、温度勾配検出回路61、第2のラッチ63、第2のタイ
マカウンタ65からなる第2の温度勾配監視部によって燃
焼終了時の負の温度勾配、すなわち第7図に示すように
時刻t2でピークに達した後の負の温度勾配ΔT/Δtを検
出し、この負の温度勾配が所定の勾配以上であることを
検出すると、このデータを第2のラッチ63に供給し、こ
れにより第2のタイマカウンタ65を作動させ、第2のタ
イマカウンタ65によって第2の所定時間TM2の経過を監
視し、この第2の所定時間TH2の後、第2のタイマカウ
ンタ65からオーバフロー信号を出力して電源制御回路45
および電源開閉器47の制御によりマグネトロン9への動
作電圧の供給を停止しているのである。すなわち、この
ような構成において、温度検出回路41およびタイマカウ
ンタ43からなる第1の温度監視部は、第4図の構成と同
じてあって、装置動作時の炉内温度の変化を監視し、第
2の温度勾配監視部は、第4図で示した第2の温度監視
部と同様に燃焼終了時を検出しているものである。
なお、前述した各実施例においては、炉内温度を所定
の設定温度Ts、Ts1またはTs2と比較しているが、これら
の各設定温度は、種々の実験の結果適切な値を選択的に
決定してもよいし、または例えば外気温度、すなわち室
温Trに所定値を加えた値を使用することにより正確な制
御を行なうことができる。
また、前記各実施例では、例えば温度検出回路、タイ
マカウンタ、温度勾配検出回路等の各回路を個別に回路
的に構成した例について説明しているが、これらの各回
路の機能はこのような方法に限らず、例えばマイクロコ
ンピュータ等を使用してソフトで構成することも簡単に
できるものである。
第8図はこのように例えばマイクロコンピュータを使
用してソフト的に第6図の厨芥焼却装置を構成した本発
明の更に他の実施例の作用を示すフローチャートであ
る。
同図においては、まず室温Trが検出され、この室温Tr
に一定温度を加算して設定温度Tsを検出し、この設定温
度Tsを記憶している(ステップ110,120)。それから、
前記温度センサ25で検出した焼却炉2からの排気温度Tf
を設定温度Tsと比較し(ステップ130)、排気温度Tfが
設定温度Tsよりも低い間は、ソフトカウンタによってカ
ウントアップ動作を行ない、タイムカウントがオーバー
すると(ステップ140,150)、マグネトロン9等の機器
への動作電圧の供給を停止し、これにより各機器を停止
させ、焼却炉2の空焚を防止しているのである。(ステ
ップ200)。
一方、ソフトカウンタがカウントオーバーする前に排
気温度Tfが設定温度Tsよりも高くなると、排気温度Tfの
温度勾配が計算され、この温度勾配が負の所定の設定値
より大きいか否かが判定される(ステップ160,170)。
そして、計算した温度勾配が所定の負の設定値より大
きくなると、ソフトカウンタによってカウントアップ動
作が行なわれ、カウントオーバーになると(ステップ18
0,190)、マグネトロン9等の機器への動作電圧の供給
を停止し、これにより各機器を停止させ、燃焼動作を停
止させている(ステップ200)。
第9図は第3図、第5図、第7図等に示すと同様に本
厨芥焼却装置の焼却炉内における温度変化を示す特性図
であるが、この温度特性図には、前述した設定温度以外
に別の温度設定値として、時刻t1後の比較的高い温度の
設定温度Tshおよびこの設定温度Tshよりも低い設定温度
Tssが設定されている。そして、このような設定温度Tsh
および設定温度Tssを設定してから、最初に高い設定温
度Tshを検出した後に、この温度より低い設定温度Tssを
検出した場合、これによマグネトロン9への動作電圧の
供給を停止しようとするものである。これは前述した負
の温度勾配を検出する実施例の変形であり、このように
構成することもできるものである。
なお、前記各実施例では、焼却炉2内の温度を検出す
るのに、排気ダクト26に設けた温度センサ25によって排
気ダクト26からの排気温度を検出することにより達成し
ているが、焼却炉2内の温度を直接検出してもよいもの
である。
また、前記各実施例では、温度を検出し、この温度に
よって本厨芥焼却装置の動作を制御しているか、温度を
検出する代りに湿度を検出し、この湿度の変化によって
制御してもよい。すなわち、生ゴミ等の厨芥は一般にか
なりの水分を含んでいるものであるため、焼却動作の開
始時においては、焼却炉2内の湿度はかなり高く、これ
は焼却炉2内で焼却動作が開始されるまで継続すると考
えられるが、焼却が開始するにつれて、生ゴミ等の水分
は減少し、焼却炉2内の湿度も低くなり、焼却が終了し
た段階では水分は完全に無くなり、焼却炉2内の湿度も
ほとんど零となるというような湿度変化特性を示すもの
である。従って、装置作動開始時においては、湿度が高
いということを検出することで、焼却炉2内に生ゴミ等
の厨芥が入っていることを検出して空焚を防止し、また
燃焼動作の終了時は湿度がほとんど無くなったというこ
とで検出できるものである。
すなわち、本発明は、温度等に限定されるものでな
く、湿度等を含む焼却炉2内の焼却状態または厨芥焼却
装置の状態等を検出することにより達成され、これによ
り焼却炉2の空焚を防止するとともに、焼却動作の終了
を適確に検出するものである。更に具体的には、温度、
湿度に限定されず、焼却炉2内に生ゴミ等の厨芥が入っ
ているか否かを検出することで、上述した各動作、すな
わち空焚防止や焼却終了の検出等の動作は制御できるも
のである。そして、このように焼却炉2内に厨芥が入っ
ているか否かを検出する具体的手段としては、温度、湿
度等の変化の検出以外に、例えば焼却炉2内の重量の検
出、すなわち生ゴミ等が入っている。場合には、重量は
重いが、入っていないかまたは焼却されると重量は軽く
なるということを検出する手段や、またはフォトインタ
ラプタ等を焼却炉2に対して取り付け、これにより光学
的に焼却炉2内に生ゴミ等が入っているか否かを検出す
る光学的手段等がある。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば、焼却炉内の
焼却状態を検出し、この検出した状態が所定の状態にな
いとき、焼却炉における焼却動作を停止しているので、
すなわち具体的には例えば焼却炉内の温度や湿度を検出
し、この温度または湿度が所定の値以下である状態が所
定時間以上継続したとき、焼却動作を停止しているの
で、生ゴミ等が焼却炉内に入れられていないときには、
装置の電源が投入され作動しても、所定時間後に例えば
マグネトロンの電源の供給が停止されるため、生ゴミ等
がなかったり、または灰となった無負荷状態でマグネト
ロンが作動し続けて、マグネトロン自身から発生するマ
イクロ波のためにマグネトロン自身の寿命が劣化すると
いうことが無くなり、無駄な電力の消費も防止され、経
済性および安全性が向上されるとともに、また焼却終了
時も適確に検出され得るので、この面においても電力の
節約および安全性を得ることができている。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る厨芥焼却装置の回路
構成を示すブロック図、第2図は第1図の厨芥焼却装置
の構造を示す断面図、第3図は第1図の厨芥焼却装置の
温度特性を示す特性図、第4図はこの発明の他の実施例
の回路構成を示すブロック図、第5図は第4図の厨芥焼
却装置の温度特性を示す特性図、第6図はこの発明の別
の実施例の回路構成を示すブロック図、第7図は第6図
の厨芥焼却装置の温度特性を示す特性図、第8図はこの
発明の更に他の実施例の作用を示すフローチャート、第
9図はこの発明の更に別の実施例に使用される温度特性
を示す特性図である。 2……焼却炉 9……マグネトロン 25……温度センサ 41……温度検出回路 43……タイマカウンタ 45……電源制御回路 61……温度勾配検出回路
フロントページの続き (72)発明者 今村 文広 名古屋市西区葭原町4丁目21番地 株式 会社東芝名古屋工場内 (72)発明者 丹羽 清美 名古屋市西区葭原町4丁目21番地 株式 会社東芝名古屋工場内 (72)発明者 日比 常夫 名古屋市西区葭原町4丁目21番地 株式 会社東芝名古屋工場内 (56)参考文献 特開 昭60−140013(JP,A) 特開 昭61−70315(JP,A)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】焼却炉内に収容した焼却すべき厨芥につい
    て高周波を放射して高周波加熱し焼却する厨芥焼却装置
    であって、 前記焼却炉内に焼却すべき厨芥が存在しない状態及び焼
    却すべき厨芥が焼却終了した状態の焼却炉内の両方の無
    負荷状態を検出する無負荷検出手段と、 この無負荷検出手段により無負荷状態が検出されたとき
    に高周波の焼却炉内への放射を停止する停止手段とを有
    することを特徴とする厨芥焼却装置。
  2. 【請求項2】前記無負荷検出手段は、無負荷状態を焼却
    炉内の温度変化または湿度変化に基づいて検出すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の厨芥焼却装
    置。
  3. 【請求項3】前記無負荷検出手段は、焼却すべき厨芥が
    焼却炉内に存在しない状態の検出を、焼却炉内の温度が
    所定の温度以下である状態が所定時間以上継続したこと
    検出して行うことを特徴とする特許請求の範囲第2項記
    載の厨芥焼却装置。
  4. 【請求項4】前記無負荷検出手段は、焼却すべき厨芥が
    焼却終了した状態の検出を、焼却炉内の温度が高温から
    低温に変化する負の温度勾配を検出したことで行うこと
    を特徴とする特許請求の範囲第2項記載の厨芥焼却装
    置。
  5. 【請求項5】前記無負荷検出手段は、焼却すべき厨芥が
    焼却炉内に存在しない状態の検出を、焼却炉内の湿度が
    所定の湿度以下である状態が所定時間以上継続したこと
    を検出して行うことを特徴とする特許請求の範囲第2項
    記載の厨芥焼却装置。
  6. 【請求項6】前記無負荷検出手段は、焼却すべき厨芥が
    焼却終了した状態の検出を、焼却炉内の湿度が高湿度か
    ら低湿度に変化する負の湿度勾配を検出したことで行う
    ことを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の厨芥焼却
    装置。
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JPS60140013A (ja) * 1983-12-27 1985-07-24 New Japan Radio Co Ltd マイクロ波加熱方法
JPS6170315A (ja) * 1984-09-13 1986-04-11 Ebara Corp プラスチツク又はプラスチツクを含む廃棄物の熱的処理方法及び装置

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