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JP2554818B2 - サーマルプリントヘッドの製造方法 - Google Patents
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JP2554818B2 - サーマルプリントヘッドの製造方法 - Google Patents

サーマルプリントヘッドの製造方法

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JP2554818B2
JP2554818B2 JP4081495A JP8149592A JP2554818B2 JP 2554818 B2 JP2554818 B2 JP 2554818B2 JP 4081495 A JP4081495 A JP 4081495A JP 8149592 A JP8149592 A JP 8149592A JP 2554818 B2 JP2554818 B2 JP 2554818B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ライン型のサーマルプ
リントヘッドの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から周知のライン型のサーマルプリ
ントヘッドは、図1に示すように、セラミック等の基板
1の表面にライン状の発熱体2を設け、この発熱体2と
平行状に配設したコモンパターン4の両端には外部接続
のための端パターン部4a,4aを備える。また、この
発熱体2と集積回路からなる駆動回路3とを接続するリ
ードパターン5、および駆動回路3の周辺に配置するロ
ジックパターン6等を備えており、発熱体2における所
定のドット箇所を発熱させるため、所定箇所のリードパ
ターン5から発熱体2を介してそれに隣接するコモンパ
ターン4部に電流を流すが、そのため、前記コモンパタ
ーン4の両端に一体的に連設する端パターン部4a,4
aを形成し、この端パターン部4aに所定の電源電圧を
印加させるようにしている。
【0003】そして、同じ種類の駆動回路3を使用し、
ドット密度を同じくしたサーマルプリントヘッドを製造
する場合、前記駆動回路3の1個当たりのパターン形成
領域を1単位とするA領域を基準とし、その複数のA領
域を横並びさせるように、基板1の表面に各パターンを
形成し、これら複数のA領域のうち左右両端の端領域A
L及びARでは、1つの駆動回路当たりのパターン形成
領域の側部に前記端パターン部4aを形成するための広
幅の領域を形成する。これにより、1つのヘッド領域に
つき基板1表面上には、コモンパターン4とその両端に
連設される端パターン部4a,4aが平面視で略コ字状
に形成される。そして、従来の製造方法では前記各パタ
ーンのそれぞれをエッチングによって形成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
構成のヘッドにおいて、前述のように同じ駆動回路3を
使用し、ドット密度を同じくするが、印字(プリント)
幅寸法だけが異なるようなヘッドが要求されることがあ
る。その場合、前記従来の技術では、各印字幅に対応す
るように、所定数のA領域と、端領域AL,ARとを有
するフォトマスクを複数用意し、この中から要求される
印字幅に応じたフォトマスクを選択して、エッチングに
より各パターンを形成するようにしていた。
【0005】従って、前記従来の製造方法によれば、多
種類のフォトマスクを用意しておかなければならず、フ
ォトマスクの設計費、製作費が高くつき、従ってこの種
サーマルプリントヘッドの製造費も高くなる。また、1
つのヘッド領域における前記左右両端の端領域AL,A
Rは、前記端パターン部4a形成のため、前記各A領域
に比べて広幅となるから、長い印字幅のヘッド領域ごと
に所定の数だけブレークできる基板の長さがあっても、
印字幅が狭いヘッド領域のものを効率良くブレークでき
ないという問題もあった。
【0006】例えば、9つのA領域(幅寸法ao)と、
端領域AL,AR(各々幅寸法a1)とからなる1ヘッ
ド領域分の長さは(9×ao+2×a1)となる。他
方、4つA領域と左右の端領域AL,ARとからなる1
ヘッド領域のものを2つ割り出するには、(8×ao+
4×a1)の長さが必要となる。その場合、前記印字幅
の長いものを形成できる長さの基板1があるとき、この
基板1から前記短い印字幅のものを2つ割り出すには、
ao≧2×a1という条件が必要となる。この条件を満
たさない場合には、短い印字幅のものに対して若干長い
基板が必要となる、というように、印字幅の違いによっ
て基板の長さも、種々用意しておかなければならなかっ
た。
【0007】本発明は、前記課題を解決し、1種類のフ
ォトマスクを用意するだけで、印字(プリント)幅を異
にする多種類のサーマルプリントヘッドの製作を可能に
し、また、所定の長さの基板から効率良く所望の印字幅
のヘッドを割り出すことができるようにして、この種の
ヘッドを廉価に提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的達成するため、
本発明は、基板の表面に発熱体と駆動回路及び各種のパ
ターンを備えたサーマルプリントヘッドの製造方法にお
いて、前記駆動回路の1個当たりのパターン形成領域を
1単位とし、その複数単位を横方向に並べるように、リ
ードパターン及びロジックパターンを、フォトマスクを
使用してエッチングにより形成し、次いで、前記適宜複
数単位のパターン形成領域に1ヘッド領域を形成するた
めのコモンパターンを、当該コモンパターンにおける端
パターン部が前記1単位のパターン形成領域に重なるよ
うにスクリーン印刷によって形成し、その後、前記端パ
ターン部が位置する前記1単位のパターン形成領域にて
前記1ヘッド領域ごとに基板をブレークする方法を採用
したものである。
【0009】
【実施例】次に本発明を具体化した実施例について、図
1〜図3に基づいて説明する。図2(a),(b),
(c)は、各々図1に示すような駆動回路3の1個当た
りのパターン形成領域を1単位としたものを、11個
(11単位)横並びさせたものであり、実施例では、横
長の基板1に、横方向に並ぶ9個のA領域と、その左右
両端に位置する端領域AL,ARとを確保する。そし
て、前記全ての領域に跨がって直線状の発熱体2を設け
ると共に、さらにフォトマスクを利用してリードパター
ン5、ロジックパターン6をエッチングによって形成す
る。なお、厚膜型ヘッドを製造するときは、パターンを
形成した後、発熱体2を印刷して形成する。この場合、
各パターンを形成したあとに発熱体2を設けても良い。
【0010】前記各パターンを形成した後、後述するよ
うに、要求される印字幅のヘッドを得るように、コモン
パターンとその両端の端パターン部とを、平面視コ字状
にスクリーン印刷により形成し、次いで、1ヘッド領域
ごとになるよう所定の箇所で基板1をブレークした後、
図1及び図3の二点鎖線で示す箇所(駆動回路設置予定
箇所)に駆動回路3を設けるのである。
【0011】例えば、要求されるパターン形成領域数を
3個とするサーマルプリントヘッドを製作する場合につ
いて、図2(a)を参照して説明する。この場合、ま
ず、基板1の左端より3個分のパターン形成領域(端領
域ALを含む)を確保し、その隣の第4番目のパターン
形成領域の中心より左半分の箇所と基板1の左端との間
に跨がって、コモンパターン11を前記発熱体2と平行
状に、且つ該コモンパターン11の左右両端箇所に連接
して端パターン部11a,11aを、前記端領域ALに
おける左端部と第4番目のパターン形成領域における中
心より左半分の箇所とに各々位置するように、スクリー
ン印刷により形成する。
【0012】同様にして第5番目のパターン形成領域か
ら3個分の領域を確保し、第4番目のパターン形成領域
の左右中心の右半分の箇所と第8番目のパターン形成領
域における中心から左半分の箇所までに跨がって、コモ
ンパターン11を前記発熱体2と平行状に、且つ該コモ
ンパターン11の左右両端箇所に連接して端パターン部
11a,11aを、前記第4番目のパターン形成領域に
おける中心より右半分の箇所と、第8番目のパターン形
成領域における中心より左半分の箇所とに各々位置する
ように、スクリーン印刷により形成する。
【0013】さらに、これより右側の領域についても、
前記と略同様にしてコモンパターン11と端パターン部
11a,11aを形成する。実際は、前記3つのコモン
パターンとその両端の端パターン部とを同時にスクリー
ン印刷により形成すれば良い。前記第4番目及び第8番
目のパターン形成領域には、前述したように、既にリー
ドパターン5及びロジックパターン6等が形成されてい
るが、基板1の左端より第4番目の領域における左右中
心箇所と第8番目の領域における左右中心箇所とがブレ
ーク箇所となる(図2(a)の一点鎖線参照)ので、こ
れらの領域には駆動回路3は実装されず、且つリード接
続に関係のない箇所であるから、この領域のパターン
5,6に前記のコモンパターン11や端パターン部11
a,11aを上から重ねて印刷しても、リード接続に影
響を生じない。
【0014】前記のスクリーン印刷の後、前記第4番目
及び第8番目におけるパターン形成領域の左右中心箇所
から一点鎖線で示すように基板1をブレークすれば、パ
ターン形成領域数を3つとするサーマルプリントヘッド
が3つ製作できることになる。次に、要求されるパター
ン形成領域が5個とするヘッドを作成する場合について
説明する。この場合は図2(b)に示すごとに、基板1
の左端より5個分のパターン形成領域(端領域ALを含
む)を確保し、その右隣の第6番目のパターン形成領域
における左右中心より左半分の箇所と基板1の左端部と
に跨がって、コモンパターン12を前記発熱体2と平行
状に、且つ該コモンパターン12の左右両端箇所に連接
して端パターン部12a,12aを、前記端領域ALに
おける左端部と第6番目のパターン形成領域における中
心より左半分の箇所とに各々位置するように、スクリー
ン印刷により形成する。
【0015】さらにこれより右側の領域についても同様
に形成する。すなわち、前記第6番目のパターン形成領
域における左右中心より右半分の箇所と基板1の右端部
とに跨がって、コモンパターン12を前記発熱体2と平
行状に、且つ該コモンパターン12の左右両端箇所に連
接して端パターン部12a,12aを、第6番目のパタ
ーン形成領域における中心より右半分の箇所と、前記端
領域ARにおける右端部とに各々位置するように、スク
リーン印刷により形成する。
【0016】この後、前記第6番目のパターン形成領域
の左右中心箇所にて一点鎖線で示すように基板1をブレ
ークする。これにより、領域数(パターン形成領域数)
を5個とするヘッドが2個製作できるのである。要求さ
れるパターン形成領域数が11個の場合には、図2
(c)に示すように、前記図2(a)及び(b)に示す
のと略同じ長さの基板1に、前述と同様に9個のA領域
と左右の端領域AL,ARとを確保して、発熱体2を設
けると共に、リードパターン5及びロジックパターン6
を、前述と同様にフォトマスクを利用してエッチングに
より形成したものを準備し、基板1の左右両端にまで延
びるコモンパターン13を発熱体2と平行状に、且つ端
パターン部13a,13aを前記左右の端領域AL,A
Rの端部に各々位置するようにスクリーン印刷にて形成
する。この場合には、もとの基板1を何らブレークする
ことなく、図2(c)に示すようにして1個のヘッドが
製作できるのである。
【0017】以上のようにして同じフォトマスクを使用
してパターンを形成しても、それぞれ印字幅を異にする
多種のヘッドを製造することができる。なお、図に示す
ように、隣合う駆動回路3の入出力端子間を接続するた
めのパターン7を各領域に跨がって形成した場合は、そ
の後コモンパターン11、12等を形成すると、そのコ
モンパターンによってパターン7がショート(短絡)す
ることがある。
【0018】これを回避するには、例えばパターン7を
隣合う領域間に連続して形成しないで、中間で切断して
おけばショートされることはない。そして、あとで接続
を必要とするパターン7を互いにワイヤボンディングに
よって接続すれば良い。あるいは、あとで接続する外部
回路、例えばフレキシブルワイヤ(FPC)の導体を使
用して接続するようにしても良い。
【0019】更に、図では横方向に並ぶヘッドを1段と
して示しているが、実際の製作にあたっては、これを多
段たとえば3段同時にパターニングし製作するようにし
ても良い。
【0020】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
印字幅を異にする多種のサーマルプリントヘッドを、同
じフォトマスクを使用してエッチングによって形成され
たパターンを具えたものから、任意に製作できるように
なり、したがって、従来のように多種のフォトマスクを
用意しておく必要はなくなり、それだけ、この種ヘッド
の設計費、制作費が低廉となる。
【0021】また、長い基板から複数のヘッドを割り出
すため、コモンパターンとその両端の端パターン部とを
スクリーン印刷するとき、少なくとも隣合うヘッド領域
における端パターン部を、基板の少なくとも左右中間位
置における1単位のパターン形成領域に重ねて隣合うよ
うに配設することになる。換言すれば、複数のヘッドに
分割するとき、従来のように、1ヘッド領域の左右端部
に前述の広幅の端領域を別途形成する必要がなく、同じ
(共通する)幅寸法のパターン形成領域を利用して、そ
の領域内に端パターン部を形成できるから、割り出す前
の基板の長さを共通化でき、従来のように印字幅の違い
によって基板の長さも、種々用意しておく必要がなく、
所定の長さの基板から効率良く所望の印字幅のヘッドを
割り出すことができるという効果も奏する。
【0022】さらに、パターンをエッチングした後、こ
れを在庫しておいても良く、あとは受注に応じて各種の
ヘッドを製作することができ、従って大幅な納期の短縮
が図れるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例方法を説明するための平面図で
ある。
【図2】(a)は3個のヘッドに分割する場合のスクリ
ーン印刷によるコモンパターン等のパターンを示す平面
図、(b)は2個のヘッドに分割する場合のスクリーン
印刷によるコモンパターン等のパターンを示す平面図、
(c)は1個のヘッドにする場合のスクリーン印刷によ
るコモンパターン等のパターンを示す平面図である。
【図3】図2(a)の要部拡大平面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 発熱体 3 駆動回路 4 コモンパターン 4a,4a 端パターン部 5 リードパターン 6 ロジックパターン 7 パターン 11,12,13 コモンパターン 11a,12a,13a 端パターン部 A 領域 AL,AR 端領域

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の表面に発熱体と駆動回路及び各種
    のパターンを備えたサーマルプリントヘッドの製造方法
    において、前記駆動回路の1個当たりのパターン形成領
    域を1単位とし、その複数単位を横方向に並べるよう
    に、リードパターン及びロジックパターンを、フォトマ
    スクを使用してエッチングにより形成し、次いで、前記
    適宜複数単位のパターン形成領域に1ヘッド領域を形成
    するためのコモンパターンを、当該コモンパターンにお
    ける端パターン部が前記1単位のパターン形成領域に重
    なるようにスクリーン印刷によって形成し、その後、前
    記端パターン部が位置する前記1単位のパターン形成領
    域にて前記1ヘッド領域ごとに基板をブレークすること
    を特徴とするサーマルプリントヘッドの製造方法。
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