JP2554843B2 - 延縄用幹縄 - Google Patents
延縄用幹縄Info
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Landscapes
- Mechanical Means For Catching Fish (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、まぐろなどの大型の魚
を釣るのに使用される延縄用幹縄に関するものである。
を釣るのに使用される延縄用幹縄に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からまぐろなどの大型の魚を釣るの
に使用される延縄の幹縄としては合成繊維、例えばナイ
ロン糸またはポリエステル糸を多数本まとめた束を3本
用いて3子撚りしてなるものが知られている。
に使用される延縄の幹縄としては合成繊維、例えばナイ
ロン糸またはポリエステル糸を多数本まとめた束を3本
用いて3子撚りしてなるものが知られている。
【0003】しかしながら、3子撚りにより作られた延
縄用幹縄は、撚り糸特有の癖、即ち糸癖を有し、硬くな
りすぎ、作業中にキンクが入りやすく、幹縄のからまり
が発生するなどして延縄用幹縄の投入、巻き上げ作業が
スムーズに行なえず、操業性が悪いという問題があっ
た。また、前述のようにナイロン糸やポリエステル糸を
用いて3子撚りにより延縄用幹縄を作る場合、強力を持
たせるためにかなり太くしなければならず、船に積んだ
ときに嵩張り、多く積むことができないという問題があ
った。
縄用幹縄は、撚り糸特有の癖、即ち糸癖を有し、硬くな
りすぎ、作業中にキンクが入りやすく、幹縄のからまり
が発生するなどして延縄用幹縄の投入、巻き上げ作業が
スムーズに行なえず、操業性が悪いという問題があっ
た。また、前述のようにナイロン糸やポリエステル糸を
用いて3子撚りにより延縄用幹縄を作る場合、強力を持
たせるためにかなり太くしなければならず、船に積んだ
ときに嵩張り、多く積むことができないという問題があ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような課
題を解決するもので、糸癖をなくし、操業性の向上を図
るとともに、太さを細くしても高強力で、船に積んだと
きに嵩張りを小さくできる延縄用幹縄を提供することを
目的とするものである。
題を解決するもので、糸癖をなくし、操業性の向上を図
るとともに、太さを細くしても高強力で、船に積んだと
きに嵩張りを小さくできる延縄用幹縄を提供することを
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用】この課題を解
決するために本発明は、引張強度20g/d以上、破断
伸度が4〜8%の範囲にある合成繊維により芯糸を構成
し、この芯糸の周りを合成繊維あるいは天然繊維からな
る被覆糸により包み込み、この被覆糸で被覆された糸条
を複数本用いて製紐されてなることを要旨とするもので
ある。
決するために本発明は、引張強度20g/d以上、破断
伸度が4〜8%の範囲にある合成繊維により芯糸を構成
し、この芯糸の周りを合成繊維あるいは天然繊維からな
る被覆糸により包み込み、この被覆糸で被覆された糸条
を複数本用いて製紐されてなることを要旨とするもので
ある。
【0006】以下、本発明を詳細に説明すると、芯糸を
構成する引張強度20g/d以上、破断伸度4〜8%の
範囲にある合成繊維とは、液晶紡糸やゲル紡糸により得
られる低伸度、高強力タイプと言われる合成繊維、例え
ばアラミド系樹脂からなるケブラー(登録商標,デュポ
ン社製)糸、ポリアリレート系樹脂からなるベクトラン
(登録商標,(株)クラレ製)糸、ポリエチレン系樹脂
からなるテクミロン(登録商標,三井石油化学工業
(株)製)糸およびダイニーマ(登録商標,東洋紡
(株)製)糸などがある。特に好ましくは、比重の低い
テクミロン(登録商標,三井石油化学工業(株)製)糸
やダイニーマ(登録商標,東洋紡(株)製)糸が良い。
また、芯糸を構成するこれらの糸はモノフィラメントも
しくはマルチフィラメントの何れでも良い。
構成する引張強度20g/d以上、破断伸度4〜8%の
範囲にある合成繊維とは、液晶紡糸やゲル紡糸により得
られる低伸度、高強力タイプと言われる合成繊維、例え
ばアラミド系樹脂からなるケブラー(登録商標,デュポ
ン社製)糸、ポリアリレート系樹脂からなるベクトラン
(登録商標,(株)クラレ製)糸、ポリエチレン系樹脂
からなるテクミロン(登録商標,三井石油化学工業
(株)製)糸およびダイニーマ(登録商標,東洋紡
(株)製)糸などがある。特に好ましくは、比重の低い
テクミロン(登録商標,三井石油化学工業(株)製)糸
やダイニーマ(登録商標,東洋紡(株)製)糸が良い。
また、芯糸を構成するこれらの糸はモノフィラメントも
しくはマルチフィラメントの何れでも良い。
【0007】前記芯糸を包み込む被覆糸を構成する繊維
とは、ナイロンやポリエステルなどの合成繊維からなる
マルチフィラメントまたはモノフィラメント、または細
手の綿糸や麻糸の何れでも良いが、好ましくは単糸の太
い集合糸であるモノマルチ糸を用いるのが良い。
とは、ナイロンやポリエステルなどの合成繊維からなる
マルチフィラメントまたはモノフィラメント、または細
手の綿糸や麻糸の何れでも良いが、好ましくは単糸の太
い集合糸であるモノマルチ糸を用いるのが良い。
【0008】前記被覆糸で被覆された糸条を複数本用い
て製紐することにより延縄用幹縄を作製することができ
るのであるが、まぐろ延縄用幹縄を作る場合は8本打ち
または12本打ちが好ましい。また、延縄用幹縄はでき
るだけ海面近くに浮いた状態で設置されるのが好まし
く、そのためには材料を選定して比重を海水の比重1.
04以下にする必要がある。これにより幹縄の海中への
沈み込みがなく、海面近くに定着しやすくなる。さら
に、製紐された幹縄に撥水加工を施すことも可能であ
り、これにより幹縄への含水を抑えることができる。
て製紐することにより延縄用幹縄を作製することができ
るのであるが、まぐろ延縄用幹縄を作る場合は8本打ち
または12本打ちが好ましい。また、延縄用幹縄はでき
るだけ海面近くに浮いた状態で設置されるのが好まし
く、そのためには材料を選定して比重を海水の比重1.
04以下にする必要がある。これにより幹縄の海中への
沈み込みがなく、海面近くに定着しやすくなる。さら
に、製紐された幹縄に撥水加工を施すことも可能であ
り、これにより幹縄への含水を抑えることができる。
【0009】ところで、前記芯糸を構成する合成繊維の
引張強度を20g/d以上、破断伸度を4〜8%とした
理由について述べると、引張強度が20g/d未満であ
ると、延縄漁法に耐えうる力が得られないという問題が
あり、また破断伸度が4%未満であると、ショック切れ
のトラブルが発生するという問題があり、破断伸度が8
%を超えると、巻き上げ時に伸びて作業性が悪いという
問題があるからである。
引張強度を20g/d以上、破断伸度を4〜8%とした
理由について述べると、引張強度が20g/d未満であ
ると、延縄漁法に耐えうる力が得られないという問題が
あり、また破断伸度が4%未満であると、ショック切れ
のトラブルが発生するという問題があり、破断伸度が8
%を超えると、巻き上げ時に伸びて作業性が悪いという
問題があるからである。
【0010】図1に本発明によって得られる幹縄を断面
図にて示しており、1は芯糸、2はこの芯糸1をカバー
リングする被覆糸であり、前記芯糸1は多数本が一まと
めにされて被覆糸2によりカバーリングされている。そ
して、被覆糸2で芯糸1を被覆してなる糸条3を12本
用いて製紐することにより延縄用幹縄を作製している。
図にて示しており、1は芯糸、2はこの芯糸1をカバー
リングする被覆糸であり、前記芯糸1は多数本が一まと
めにされて被覆糸2によりカバーリングされている。そ
して、被覆糸2で芯糸1を被覆してなる糸条3を12本
用いて製紐することにより延縄用幹縄を作製している。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。 実施例1 引張強度25g/d、破断伸度5%のテクミロン(登録
商標,三井石油化学工業(株)製)糸1000デニール
/100f×4本(トータル4000デニール)を芯糸
に用い、その周囲をポリエチレンテレフタレート(PE
T)捲縮加工糸2600デニールでカバーリングした糸
条を12本用いて製紐し、延縄用幹縄を作製した。
商標,三井石油化学工業(株)製)糸1000デニール
/100f×4本(トータル4000デニール)を芯糸
に用い、その周囲をポリエチレンテレフタレート(PE
T)捲縮加工糸2600デニールでカバーリングした糸
条を12本用いて製紐し、延縄用幹縄を作製した。
【0012】比較例1 引張強度9.5g/d、破断伸度18%のポリエステル
糸1500デニール/144f×9本(トータル135
00デニール)を芯糸に用い、その周囲をポリエチレン
テレフタレート(PET)捲縮加工糸19500デニー
ルでカバーリングした糸条を3本用いて、ロープ撚機で
3子撚りして延縄用幹縄を作製した。
糸1500デニール/144f×9本(トータル135
00デニール)を芯糸に用い、その周囲をポリエチレン
テレフタレート(PET)捲縮加工糸19500デニー
ルでカバーリングした糸条を3本用いて、ロープ撚機で
3子撚りして延縄用幹縄を作製した。
【0013】表1に実施例1および比較例1に基づき作
製された延縄用幹縄の比較データを示す。
製された延縄用幹縄の比較データを示す。
【0014】
【表1】
【0015】なお、表中において、耐摩耗性、柔軟度、
吸水率は以下の試験方法により評価した。 耐摩耗性(エッヂ法) 図2に示すように、試験用の幹縄4の一端を30rpm
のストロークを有する機器5に取り付け、幹縄4の他端
には2kgの荷重6をつけて、幹縄4の摩耗性を評価す
る部分はエメリーペーパーCC−800CW番7を巻い
た支持棒8と直角に接触するようにして、10分間摩耗
試験した後、(株)島津製作所製のオートグラフ試験器
で強力を測定して、ブランクに対する保持率で評価し
た。 柔軟度 図3に示すように、試験片9の一端を固定し、他端に上
部より力を加えて、その試験片9の他端の動く間隔が3
cmに達したときの応力(g)を(株)島津製作所製の
オートグラフ試験器で測定して、その数値で評価した。 吸水率 一定の長さにカットした試験片を絶乾状態にした後
(A)、10分間水中に浸し、その後取り出して、10
分間水を切って、その試験片の重量(B)を測定し、次
式で計算して、その値で評価した。
吸水率は以下の試験方法により評価した。 耐摩耗性(エッヂ法) 図2に示すように、試験用の幹縄4の一端を30rpm
のストロークを有する機器5に取り付け、幹縄4の他端
には2kgの荷重6をつけて、幹縄4の摩耗性を評価す
る部分はエメリーペーパーCC−800CW番7を巻い
た支持棒8と直角に接触するようにして、10分間摩耗
試験した後、(株)島津製作所製のオートグラフ試験器
で強力を測定して、ブランクに対する保持率で評価し
た。 柔軟度 図3に示すように、試験片9の一端を固定し、他端に上
部より力を加えて、その試験片9の他端の動く間隔が3
cmに達したときの応力(g)を(株)島津製作所製の
オートグラフ試験器で測定して、その数値で評価した。 吸水率 一定の長さにカットした試験片を絶乾状態にした後
(A)、10分間水中に浸し、その後取り出して、10
分間水を切って、その試験片の重量(B)を測定し、次
式で計算して、その値で評価した。
【0016】
【数1】
【0017】表1からも、実施例1により作製された延
縄用幹縄は、比較例1により作製された延縄用幹縄より
も各特性において優れていることが分かる。
縄用幹縄は、比較例1により作製された延縄用幹縄より
も各特性において優れていることが分かる。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明の延縄用幹縄は製紐
されているので、前記従来の3子撚りにより作られた延
縄用幹縄が持つような糸癖がなく、柔軟性があり、操業
性の向上を図ることができる。また、芯糸として、低伸
度、高強力糸を使用しているので、従来の例えばナイロ
ン糸やポリエステル糸を3子撚りして作製した幹縄に比
べて、細くて強い幹縄ができ、船に積んだときの嵩張り
を小さくできる。
されているので、前記従来の3子撚りにより作られた延
縄用幹縄が持つような糸癖がなく、柔軟性があり、操業
性の向上を図ることができる。また、芯糸として、低伸
度、高強力糸を使用しているので、従来の例えばナイロ
ン糸やポリエステル糸を3子撚りして作製した幹縄に比
べて、細くて強い幹縄ができ、船に積んだときの嵩張り
を小さくできる。
【図1】本発明による幹縄の断面図である。
【図2】耐摩耗性評価方法を示す説明図である。
【図3】柔軟度評価方法を示す説明図である。
1 芯糸 2 被覆糸 3 糸条
Claims (1)
- 【請求項1】 引張強度20g/d以上、破断伸度が4
〜8%の範囲にある合成繊維により芯糸を構成し、この
芯糸の周りを合成繊維あるいは天然繊維からなる被覆糸
により包み込み、この被覆糸で被覆された糸条を複数本
用いて製紐されてなることを特徴とする延縄用幹縄。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6152510A JP2554843B2 (ja) | 1994-07-05 | 1994-07-05 | 延縄用幹縄 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6152510A JP2554843B2 (ja) | 1994-07-05 | 1994-07-05 | 延縄用幹縄 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH089849A JPH089849A (ja) | 1996-01-16 |
| JP2554843B2 true JP2554843B2 (ja) | 1996-11-20 |
Family
ID=15542034
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6152510A Expired - Fee Related JP2554843B2 (ja) | 1994-07-05 | 1994-07-05 | 延縄用幹縄 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2554843B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| MY157050A (en) * | 2008-05-13 | 2016-04-15 | Harper Int Corp | Overhung rotary tube furnace |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0721595Y2 (ja) * | 1992-09-04 | 1995-05-17 | キョージン株式会社 | 延縄用ロープ |
-
1994
- 1994-07-05 JP JP6152510A patent/JP2554843B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH089849A (ja) | 1996-01-16 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |