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JP2554982B2 - コ−ルドチャンバ形ダイカストマシンの溶湯センサ機構 - Google Patents
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JP2554982B2 - コ−ルドチャンバ形ダイカストマシンの溶湯センサ機構 - Google Patents

コ−ルドチャンバ形ダイカストマシンの溶湯センサ機構

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JP2554982B2
JP2554982B2 JP5127956A JP12795693A JP2554982B2 JP 2554982 B2 JP2554982 B2 JP 2554982B2 JP 5127956 A JP5127956 A JP 5127956A JP 12795693 A JP12795693 A JP 12795693A JP 2554982 B2 JP2554982 B2 JP 2554982B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コ−ルドチャンバ形ダ
イカストマシンに係り、特に巣のない鋳造品を得るため
のダイカストマシンに係わる溶湯センサ機構に関する。
【0002】
【従来技術】従来のコ−ルドチャンバ形ダイカストマシ
ンは、通常、溶解炉中の溶湯をラドルで汲みあげてから
プランジャスリ−ブに溶湯を充填率40%前後に給湯し
射出プランジャを低速で前進させ低速射出工程で湯先が
金型のゲ−ト部に達する頃を想定して予め設定されてい
るリミットスィッチの信号で射出プランジャを高速射出
速度になるように油圧弁を切換えて高速射出工程でキャ
ビティに極めて短時間に溶湯を射出・充填するようにし
ていた。
【0003】また電磁ポンプ等の溶湯給送装置による給
湯の場合は、例えば電磁ポンプの作動時間をタイマ−で
制御して給湯量を設定しているので給湯量のバラツキが
大きくなる問題がある。しかし、溶湯が空気に接するこ
となく給湯できるので酸化物の混入のない良質の鋳造製
品が得られた。しかしながらプランジャスリ−ブに充填
率40%前後の給湯をしており、湯先がゲ−ト部に達す
るまではラドル給湯の場合と同様に低速射出速度で射出
プランジャを前進させる低速射出工程が必要であった。
射出プランジャの低速前進中の速度が早いとプランジャ
スリ−ブ内の湯面の波立が大きく空気を巻き込んでしま
い巣のない鋳造品を製造することは不可能であった。
【0004】そこで、実公昭44−22330号公報に
開示されている定量充填検知装置、すなわち溶湯センサ
機構が提案され実用化研究がなされた。一方、この種の
せンサとしては電極と溶湯の通電によるものおよび実
公昭56−14923号公報による感センサが知ら
れているが、ダイカスト金型のキャビティ内に水溶性の
離型剤の微粉、溶湯スプラッシュによる金属微粉および
その酸化物等が上記センサの電極に付着し、かつ高温で
あり極め悪い環境で前記電極棒を常に清浄に維持するこ
とは到底不可能であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ラドル給湯から電磁ポ
ンプなど密閉した溶湯給送装置にすることによって空気
に接することが少なくなり酸化物の混入のない良質の鋳
造品が得られるようになったがプランジャスリ−ブとそ
れに連通するキャビティが密閉されているので給湯に伴
いその内圧が上昇し、電磁ポンプの圧送圧力以上になる
と給湯できなくなると云う問題があった。また給湯量は
電磁ポンプの運転時間をタイマ−で制御しており、前記
キャビテイ内圧が変化するので給湯量のバラツキがさら
に大きくなると云う問題があった。
【0006】本発明は前記問題点に鑑みなされたもの
で、その目的とするところはダイカスト金型のキャビテ
ィ内の極めて悪い環境に対し清浄に維持することができ
るコ−ルドチャンバ形ダイカストマシンの溶湯センサ機
構を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するため手段】固定金型および移動金型に
より形成されたキャビティにゲート部を介して接続した
プランジャスリーブ内に電磁ポンプなどの溶湯給送装置
により溶湯を充填し該溶湯給送装置によりゲート部に溶
湯が充填されたことを検知してから射出プランジャ装置
により溶湯をキャビティに射出した際に、前記プランジ
ャスリーブの内面の最上部よりも上に位置するゲート部
に溶湯が充填されたことを検知するコールドチャンバ形
ダイカストマシンの溶湯センサ機構において、前記移動
金型に装着され小径及び大径を有する孔に連通し前記ゲ
ート部に開口する端部に同ゲート部に向けて次第に直径
を小さくする円錐面穴を形成するスリーブと、同スリー
ブの小径の孔に摺動自在に嵌入され大径の孔に遊挿して
前記スリーブの円錐面穴とは微小隙間を有しガスを通過
させて溶湯を通過させないオリフィスを形成するスプー
ルと、同スプールを前後進させるくさび機構の押出バー
と、前記スプールを常時前記押出バーに押圧する弾性部
材と、前記オリフィスにガスを供給するとともに同オリ
フィスが溶湯で遮断されたとき該オリフィスの背圧を検
出して制御信号を発する圧カスイッチを備えたガス供給
部とからなるコールドチャンバ形ダイカストマシンの溶
湯センサ機構。
【0008】
【作用】給湯に先だって、真空バルブ機構を開いて真空
源或は大気に連通してキャビティ内の圧力の上昇を除去
しながら溶湯給送装置で溶湯がプランジャスリ−ブ内に
給湯されると溶湯はゲ−ト部に設けたセンサ機構のオ
リフィスを開いて微圧ガスを放出し、溶湯がオリフィス
に到達して溶湯自身でオリフィスを塞ぐとガスの放出が
妨げられてオリフィスの背圧が上昇する。このオリフィ
スの背圧が上昇すると圧力スイッチが作動して信号を発
信し、該信号で溶湯給送装置を制御するとともに射出プ
ランジャを高速前進して給湯口を閉じるので給湯量の定
量精度を高く制御できる。従って、低速射出から高速射
出に切換えるリミットスィッチなどの調整は不要となり
操作性を向上させることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明について実施例を示した図によ
り説明する。図1は固定および移動の両金型とプランジ
ャスリ−ブ等を示した断面図であって、固定金型11は
固定ダイプレ−ト12に固着され、移動金型13は不図
示の移動ダイプレ−トに固着されており、固定ダイプレ
−ト12に取付けられたプランジャスリ−ブ14は電磁
ポンプ15が給湯管30,31を介して溶解炉16に接
続されている。プランジャスリ−ブ14の後端(図にお
いて右端)には内部の溶湯17をキャビティ20に射出
するためのプランジャ18が摺動自在に設けてあり、不
図示の射出シリンダを油圧装置で制御する。前記プラン
ジャスリ−ブ14の先端(図において左端)はゲ−ト
19を介してキャビティ20に接続されている。
【0010】固定金型11と移動金型13のパ−ティン
グライン上方には真空バルブ機構21が取付けてありそ
の詳細は後述する。移動金型13のゲ−ト19に接す
る部分にはガス放出式のセンサ機構22が取付けてあ
る。26はセンサ機構22に接続されているガス供給部
で、同供給部26は酸素ガス(O2 )を蓄積したボン
ベ23と、ボンベ23より吐出されるガス圧を調整する
圧力調整弁24と、電磁ポンプ15の駆動源、プランジ
ャ18の駆動装置である不図示の射出シリンダの油圧
弁、真空バルブ機構21の不図示の駆動源および上記セ
ンサ機構22のオリフィスを閉じる押出バ−43(図2
参照)の駆動源に夫々作動信号を発する圧力スィッチ2
5とで構成されている。
【0011】上記したセンサ機構22の細部を図2によ
り説明する。プランジャスリ−ブ14の内面の最上部よ
りも上にあって移動金型13(移動金型13側に限定し
ない)のゲ−ト19に接する部分には、中心に小径の
孔31及び大径の孔32を備え、大径の孔32の右方に
ゲ−ト部19に向かって次第に直径の小さくなる円錐面
33を有するスリ−ブ34が挿入されており、大径の孔
32の端部は圧力スイッチ25(図1参照)に連通する
管路35に接する軸直角方向の孔36があけてある。前
記スリ−ブ34は2個のネジ37により移動金型13に
固着されており、スリ−ブ34の小径の孔31にはスプ
−ル38が摺動自在に挿入され、スプ−ル38の図にお
いて右端は円錐面33と同一角度の円錐面39が形成さ
れ、かつ両円錐面33と39とは0.2mm程度の微小
隙間を有し、ガスを通過させて溶湯を通過させないオリ
フィス40が形成されている。
【0012】前記スプ−ル38の左端は大径になってお
り該大径を一端を斜面にしたカップリング42に螺着す
るネジ41で押圧することにより同カップリング42に
固着され、その斜面にはシリンダ(図示せず)により上
下動する押出バ−43が接している。ネジ37とカップ
リング42の他端との間にはスプリング44が設けてあ
るためスプ−ル38は常時左方に押圧され、その位置は
押出バ−43により規制されている。なお前記スプリン
グ44は実施例ではサラバネで説明したが、サラバネに
限定されず弾性体であればよい。
【0013】例えばネジ41、カップリング42を取外
し、サラバネの代わりに圧縮コイルバネをスプ−ル38
の軸部に挿着しその両端をネジ37とスプ−ル38の頭
部に接触させ、かつスプ−ル38の頭部を押出バ−43
に接触させてよい。スプ−ル38が図の状態のときオリ
フィス40は開いているため通路35内のガスはオリフ
ィス40から噴出可能であるが、押出バ−43を上昇さ
せるとスプ−ル38はカップリング42を介して右進し
てオリフィス40を閉じる。50はスリ−ブ34の端面
にネジ37を介して装着されたシ−ルで、通路35より
供給される酸素ガスの漏れを防止している。
【0014】前述した真空バルブ機構21は細部を図3
により説明する。図3は図1において固定金型11のパ
−ティングラインを移動金型13側から見た一部の断面
図で、パ−ティングライン上に中心を置いた支持体51
が固定金型11に取付けられており、支持体51の上面
には2個の管路52および53を有するアクチュ−タ5
4が固着され、アクチュ−タ54のピストンロッド55
は支持体51を摺動自在に貫通し先端にフタ56を螺着
している。フタ56と一体になって下方に孔57を有す
るバルブ本体58により形成されたシリンダ59内には
弁体60が摺動自在に挿入され、弁体60にはシリンダ
59に接続した管路61および62に流体が流入排出す
ることにより上下動或は前進後退する。
【0015】弁体60は下降(前進)したときバルブ本
体58の孔57を開き上昇(後退)したとき孔57を閉
じる。またこの孔57はキャビティ20からの折れ曲が
った通路63に連通すると共に管路64により不図示の
真空源或は大気に接続している。真空バルブ機構は図示
の構成に限定しない。なお前述の説明では溶湯17の給
送手段として電磁ポンプ15を例にして説明したが、こ
のほか溶解炉を密閉し上部に空圧をかけるとか或は機械
的なポンプを使用しても良い。
【0016】次に前述した実施例の動作について説明す
る。移動金型13が前進して固定金型11に密着する
と、両金型11,13の密着した信号により真空バルブ
機構21の管路52および61に流体が送られてバルブ
本体58および弁体60は下降しキャビティ20は通路
63と管路64を介して真空源に接続され、キャビティ
20は減圧され同時にセンサ機構22のオリフィス40
からガスが流入してキャビティ20内を減圧すると共に
空気をパ−ジする。なおボンベ23のガスは反応性ガス
として酸素ガスが好ましい。
【0017】次いで電磁ポンプ15を駆動することによ
り、給湯管30,31を介して溶解炉16の溶湯17を
プランジャスリ−ブ11内に圧送しプランジャスリ−ブ
11内とゲート19に溶湯が充満されると、オリフィ
ス40はガスを通過させて溶湯を通過させないので溶湯
17はオリフィス40に侵入せず該オリフィスを溶湯1
7により密閉されるため、オリフィス40の入口側のガ
ス圧が上昇して圧力スイッチ25は作動する。この信号
により電磁ポンプ15は停止すると共にセンサ機構22
の押出バ−43は前記不図示のシリンダの作動により上
昇(図示)してスプ−ル38によりオリフィス40を閉
じ、かつ同信号により、真空バルブ機構21の管路62
に圧力流体が送られて弁体60は上昇(後退)してバル
ブ本体58の孔57を閉じてキャビティ20と真空源と
の連通を断つ。
【0018】さらに圧力スイッチ25の信号は上記と同
時にプランジャ18を駆動する前記不図示の射出シリン
ダの油圧弁を作動させ、プランジャ18を高速射出速度
で前進させ溶湯17をキャビティ20に射出する。この
ときキャビティ20に空気はなく良質の微圧の酸素ガス
が充満しているため巣のない良質の製品が得られる。良
質のガスとは反応性ガスの場合溶湯とガスが反応して化
合物を作り固体化してガスは消失するため、巣の原因を
除去することができる。前述の説明では固定および移動
の両金型11および13が密着した後、キャビテイ20
は真空源に接続するようにしたが、キャビティ20を真
空源に接続することなく大気に接続するようにしてもよ
い。このようにしてもオリフィス40からのガスにより
キャビティ20内の空気はパ−ジされるためほぼ同等の
効果が得られる。
【0019】
【発明の効果】本発明は溶湯の湯面がオリフィスの位置
まで上昇するとプランジャスリ−ブ内にはその内容積の
100%が溶湯で充填され、次いでプランジャは最初か
ら高速前進即ち高速射出するので、鋳造サイクルは短縮
されて生産性が向上すると共に油圧制御は簡単になって
コストを低くする。またプランジャスリ−ブへの溶湯充
填を電磁ポンプなどの給送装置にしたため空気に触れて
酸化することがなく熱の放熱が少ないので省エネルギ−
効果もある。さらにまた、真空バルブ機構を真空源に連
通して減圧する時間が従来に比し格段に長くできるので
キャビティ内を十分減圧することが容易である。このよ
うに、給湯量制御、射出制御開始、真空バルブ機構閉塞
制御等をオリフィスからの信号で制御しているため、制
御装置が単純になりコストは低く確実性が高い等の利点
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示した全体的な断面図。
【図2】センサ機構の断面図。
【図3】真空バルブ機構の断面図。
【符号の説明】
11 固定金型 12 固定ダイプレート 13 移動金型 14 プランジャスリ−ブ 15 電磁ポンプ19 ゲート部 20 キャビティ 21 真空バルブ機構 22 センサ機構 23 ボンベ 24 ガス圧力調整弁 25 圧力スィッチ 26 ガス供給部 30,31 給湯管

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定金型および移動金型により形成され
    たキャビティにゲート部を介して接続したプランジャス
    リーブ内に電磁ポンプなどの溶湯給送装置により溶湯を
    充填し該溶湯給送装置によりゲート部に溶湯が充填され
    たことを検知してから射出プランジャ装置により溶湯を
    キャビティに射出した際に、前記プランジャスリーブの
    内面の最上部よりも上に位置するゲート部に溶湯が充填
    されたことを検知するコールドチャンバ形ダイカストマ
    シンの溶湯センサ機構において、前記移動金型に装着さ
    れ小径及び大径を有する孔に連通し前記ゲート部に開口
    する端部に同ゲート部に向けて次第に直径を小さくする
    円錐面穴を形成するスリーブと、同スリーブの小径の孔
    に摺動自在に嵌入され大径の孔に遊挿して前記スリーブ
    の円錐面穴とは微小隙間を有しガスを通過させて溶湯を
    通過させないオリフィスを形成するスプールと、同スプ
    ールを前後進させるくさび機構の押出バーと、前記スプ
    ールを常時前記押出バーに押圧する弾性部材と、前記オ
    リフィスにガスを供給するとともに同オリフィスが溶湯
    で遮断されたとき該オリフィスの背圧を検出して制御信
    号を発する圧力スイッチを備えたガス供給部とからなる
    コールドチャンバ形ダイカストマシンの溶湯センサ機
    構。
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