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JP2556099B2 - スクロール圧縮機 - Google Patents
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JP2556099B2 - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機

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JP2556099B2 JP63162823A JP16282388A JP2556099B2 JP 2556099 B2 JP2556099 B2 JP 2556099B2 JP 63162823 A JP63162823 A JP 63162823A JP 16282388 A JP16282388 A JP 16282388A JP 2556099 B2 JP2556099 B2 JP 2556099B2
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    • F04C18/00Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C18/02Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は一対の渦巻状側板を互いに係合させて一方を
回動させることにより冷媒ガス等の圧縮を行うスクロー
ル圧縮機に関するものである。
〔従来の技術〕
この種のスクロール圧縮機は冷凍装置や空気調和機の
冷媒圧縮機等に用いられており、例えば特開昭60−2069
89号公報等に開示されているものは、第6図に縦断面図
を示すように構成されている。すなわち、足1上に固定
された密閉容器2の上端部には、円板状の台板3aとその
下面から突出する渦巻状の側板3bとで一体形成された固
定スクロール3(後程詳述)が、返油孔4aを有する密閉
容器1側の上部軸受フレーム4に複数個のボルト5で固
定されており、また、上部軸受フレーム4およびこれと
一体的に結合された下部軸受フレーム6には、主軸7が
上部主軸受8と下部主軸受9とを介して回転自在に軸支
されている。10は円筒状に形成されて下部軸受フレーム
6に複数個のボルト11で固定されたモータ・ステータで
あって、その内孔には、主軸7に圧入,焼嵌め等によっ
て固定されたモータ・ロータ12が嵌合されており、モー
タに通電することによりモータ・ロータ12を介して主軸
7が回転するように構成されている。13は密閉容器2下
部の油溜め14を覆うカバー15の孔に係入され主軸7の下
端部の圧入,焼嵌め等によって固定されたオイルキャッ
プであって、その下端の吸入口13aは油溜め14に蓄えら
れた油16内へ開口されている。
主軸7の上端部には、主軸7の軸心すなわち上部主軸
受8の軸心に対し偏心する軸心を備えた偏心孔7aが形成
されており、この偏心孔7aには、全体を符号17で示す揺
動スクロールの軸17aが揺動軸受18を介して回転自在に
軸支されている。揺動スクロール17は、軸17aと一体形
成された台板17bを備えており、この台板17bの上面に
は、渦巻状に形成されて前記固定スクロール3の側板3b
と係合する側板17cが突設されている。揺動スクロール1
7については後程詳述する。側板3b,17c間に形成された
三日月形圧縮室19の外周部と中心部とには、吸入口20と
吐出口21とがそれぞれ形成されており、これら吸入口20
と吐出口21とは吸入管2aと吐出管22とを介して機外の機
器に接続されている。23は圧縮室19の中心部に吐出口21
と連通して形成された吐出室であり、また24は、揺動ス
クロール17と上部軸受フレーム4との間に配設され揺動
スクロール17の自転を規制するオルダム継手、25はスラ
スト軸受である。
主軸7の軸心に対する偏心部には、下端の開口26aを
オイルキャップ13内へ開放された給油孔26が軸方向に貫
通して設けられており、この給油孔26は、偏心孔7aと通
油孔27とを介して油溜め14内と揺動軸受18,下部主軸受
9とをそれぞれ連通させている。
第7図は固定スクロールと揺動スクロールとの係合に
より形成された圧縮室の断面図であって、同図に基づい
て両スクロールの構成を説明する。固定スクロール3の
側板3bと、揺動スクロール17の側板17cとの間には、互
いに対称形をなす一対の圧縮室19a,19bが最内周側に形
成されており、また、その外側には、互いに対称形をな
す一対の圧縮室19c,19dが形成されている。さらに中心
部には、吐出口21と連通しこれと同じ内圧P0を有する吐
出室23が形成されている。図においては、吐出室23と圧
縮室19a,19bとが連通する直前の状態を示している。
以上のように構成されていることにより、モータに通
電してモータ・ステータ10とモータ・ロータ12とが発生
する駆動力により主軸7が回転すると、揺動スクロール
17がオルダム継手24で自転を規制されながら偏心作用で
公転し、吸入管2aから吸入された冷媒ガスはモータ・ロ
ータ12とモータ・ステーサ10とを冷却したのち、公転す
る揺動スクロール17のスクロール側板17cと静止してい
る固定スクロール3のスクロール側板3bとの間に形成さ
れた圧縮室19へ吸入口20から取り込まれて圧縮される。
圧縮された冷媒ガスは、吐出室23と吐出口21とを介して
吐出管22から圧縮機外へ排出される。
また、主軸7が回転すると、遠心力の作用により油溜
め14内の油16は、オイルキャップ13の吸入口13aと給油
孔26を経て揺動軸受18と下部主軸受9に給油され、さら
に揺動軸受18から上部主軸受8,スラスト軸受23の順に給
油される。これらの各軸受18,9,8,23を潤滑した油16
は、重力により落下して油溜め14に戻される。
第7図において、吐出室23の内圧をP0、圧縮室19a,19
bの内圧をP1,圧縮室19c,19dの内圧をP2、圧縮室がまだ
形成されていない最外周側の内圧をP3とすると、通常圧
縮時には、P0>P1>P2>P3となり、吐出室23と圧縮室19
a,19bとが連通したのちは、P0=P1>P2>P3となる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来のスクロール圧縮機に
おいては、密閉容器2内に液冷媒が多量に寝込んだ状態
で起動したり、液バック時に多量の液冷媒を吸引したり
すると、液圧縮状態となり、特に最内周側圧縮室19a,19
bが吐出室23と連通する直前の圧力P1が最大圧力とな
り、パルス的に100〜200atgに達する場合もあって、こ
のときにはP0≪P1≫P2>P3となる。
このような状態になると、P0とP1との差圧およびP2
P3との差圧がそれぞれ異常に大きくなり、両方の渦巻状
側板3b,17cの根元の応力が大きくなって変形や破損が生
じたり、あるいは、ボルト締結のみの固定スクロール3
と軸受フレーム4との間のずれが生じて固定スクロール
3と揺動スクロール17との側板3b,17cの相対位置がず
れ、ロック状態になったり異音が発生したりするという
問題があった。
本発明は以上のような点に鑑みなされたもので、液圧
縮時にも内圧が異常昇圧しないスクロール圧縮機を提供
することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
このような目的を達成するために本発明では、固定ス
クロールと揺動スクロールとの台板上面に、その渦巻状
側板に沿った渦巻状の薄板を固定するとともに、前記各
スクロールの上面中心部に、液圧縮状態になった場合
に、両側板間圧縮室のうちの少なくとも最内周側の一対
の圧縮室と中心部の吐出室とを連通させるように弾性変
形する前記薄板を係入させる凹部を設け、揺動スクロー
ルの薄板に、凹部の圧力と吐出室の圧力とを同圧とする
吐出室との連通部を設けたものである。
〔作 用〕
主軸の回転とともに揺動スクロールが自転を規制され
ながら偏心公転すると、吸入口から両方の渦巻状側板間
の圧縮室へ取り込まれた冷媒ガスは圧縮され、吐出室と
吐出口とを経て圧縮機外へ排出される。
多量の液冷媒を吸引して液圧縮状態になると、薄板が
弾性変形して凹孔内へ退去し、内圧が最大となる最内周
側の圧縮室と、これよりも低圧の吐出室とが遮断状態か
ら連通状態となるので、液体は最内周側の圧縮室から吐
出室へ流入し、異常昇圧が回避できる。
〔実施例〕
第1図ないし第5図は本発明に係るスクロール圧縮機
の実施例を示し、第1図(a)は薄板の斜視図、第1図
(b)は揺動スクロールの斜視図、第2図は揺動スクロ
ールの平面図、第3図は固定スクロールの仰視図、第4
図は通常の圧縮状態で示すスクロール圧縮機要部の拡大
縦断面図、第5図は液圧縮状態で示すスクロール圧縮機
要部の拡大縦断面図である。固定スクロールと揺動スク
ロール以外の構成は第6図に示す従来のスクロール圧縮
機と同構成であるからその説明を省略し、このあと構成
と動作の説明において必要あるときは第6図を用いて説
明する。図において、揺動スクロール17は中心部に軸17
aが一体形成された台板17bを備えており、この台板17b
の上面には、渦巻状に形成された側板17cが突設されて
いる。また側板17cの上端面には、側板17cを軸方向にシ
ールするチップシール30が貼着されている。31はばね鋼
等の弾性を有する鋼板で形成された薄い円板31aに側板1
7cと同形同寸法のスリット31bを設けることにより渦巻
状に形成された薄板であって、スリット31bを側板17cに
係合させることによりこれに沿わせて台板17bの上面に
密接されており、側板17cの内壁基部に設けた段部17dに
よって浮き上がりを規制されている。31cは薄板31の中
心部に穿設された小孔である。さらに台板17bの上面に
は、薄板31が内圧で弾性変形したときにこれを係入させ
る凹部17eが、吐出室23となる箇所と最内周側の圧縮室1
9bとなる箇所とに連続して設けられており、この弾性変
形により吐出室23と圧縮室19bとが、薄板31とチップシ
ール30との間のすき間で連通するように構成されてい
る。なお、凹部17eの形状,深さは渦巻の形状寸法や薄
板31の剛性等によって決定される。
一方、密閉容器2側に固定された固定スクロール3
は、複数個の取付孔3cを有する台板3aを備えており、こ
の台板3aの下面には、渦巻状に形成された側板3bが突設
されている。また側板3bの下端面には、側板3bを軸方向
にシールするチップシール32が貼着されている。33はば
ね鋼等の弾性を有する鋼板で形成された薄い円板33aに
側板3bと同形同寸法のスリット33bを設けることにより
渦巻状に形成された薄板であって、スリット33bを側板3
bに係合させることによりこれに沿わせて台板3aの下面
に密接されており、側板3bの内壁基部に設けた段部3dに
よって浮き上がりを規制されている。33dは薄板31の中
心部に穿設された貫通孔であってこれと同径,同芯の台
板3a側吐出口21と連通されている。さらに台板3aの下面
には、薄板33が内圧で弾性変形したときにこれを係入さ
せる凹部3eが、吐出室23となる箇所と最内周の圧縮室19
aとなる箇所とに連続して設けられており、この弾性変
形により吐出室23と圧縮室19aとが、薄板33とチップシ
ール32との間のすき間で連通するように構成されてい
る。20は最外周側の圧縮室に開口された吸入口である。
なお、凹部3eの形状,深さは渦巻の形状寸法や薄板33の
剛性等によって決定される。
このように構成された揺動スクロール17と固定スクロ
ール3とは、第4図に示すように側板17cと側板3bとを
係合させて配設されており、揺動スクロール17は、第6
図に示すように主軸7の偏心孔7aに軸17aを軸支されて
いる。また、固定スクロール3は密閉容器2側の上部軸
受フレーム4に台板3aを固定されている。この結果、中
心部には、貫通孔33dを介して吐出口21と連通する吐出
室23が側板17c,3b間に形成されており、またその外側に
は、互いに対称形をなす一対ずつ3組の圧縮室19a〜19f
が側板17c,3b間に形成されていて、最外周側の圧縮室19
e,19fには吸入口20が開口されている。そして、吐出室2
3と圧縮室19a,19bとの間、および隣接する圧縮室19a〜1
9f間は、チップシール30,32によって互いに導通しない
ようにシールされている。その他の構成は第6図に示す
従来のスクロール圧縮機と同じである。
以上のように構成されたスクロール圧縮機の動作を説
明する。モータの始動により主軸7が回転すると、その
偏心孔7aに軸17aを軸支された揺動スクロール17は、オ
ルダム継手24で自転を規制されて偏心公転する。これに
よって吸入口20から圧縮室19e,19fへ取り込まれた冷媒
ガスは、圧縮室19c,19d〜19a,19bへと移動して圧縮さ
れ、吐出室23,貫通孔33d,吐出口21および吐出管22を経
て機外へ排出される。
このように動作するスクロール圧縮機の圧縮部におい
て、通常運転時には、吐出室23と凹部3b,17eとが、貫通
孔33dと小孔31cとによって圧力P0に均圧されており、吐
出室23の内圧P0と圧縮室19a,19bの内圧P1との間がP0≧P
1の関係にあるので、薄板31,33が第4図に示すように変
形しない。
液冷媒が多量に寝込んだ状態で起動したり、液バック
時等において多量の液冷媒を吸入口20から吸引すると、
液圧縮状態となり、圧縮室19a,19bの内圧P1が異常昇圧
するが、この場合には、P1≫P0となって薄板31,33が第
5図に示すように弾性変形して凹部17e,3e内へ係入さ
れ、圧縮室19a,19b内の液冷媒が薄板31,33とチップシー
ル30,32とのすき間を通って吐出室23へ流れ込むので、
圧縮室19a,19bの異常昇圧が防止される。液冷媒が吐出
室23へ流れ込んだのちは、薄板31,33が弾性復帰して正
常の圧縮に移行する。
なお、本実施例では凹部3e,17eを最内周側の圧縮室19
a,19b対応部にのみ設けた例を示したが、外側の圧縮室1
9c〜19fの対応部にも設けてもよい。
〔発明の効果〕
以上の説明により明らかなように本発明によればスク
ロール圧縮機において、固定スクロールと揺動スクロー
ルとの台板上面に、その渦巻状側板に沿った薄板を固定
するとともに、各スクロールの上面中心部に、液圧縮状
態になった場合に、両側板間圧縮室のうちの少なくとも
最内周側の一対の圧縮室と中心部の吐出室とを連通させ
るように弾性変形する前記薄板を係入させる凹部を設
け、揺動スクロールの薄板に、凹部の圧力と吐出室の圧
力とを同圧とする吐出室との連通部を設けたことによ
り、安価で簡単な構成で凹部は常に連通部により吐出室
と均圧化され、通常運転時は、凹部は最大圧となるた
め、薄板の変形は生じず、したがって冷媒の漏れは生じ
ず、効率の低下なしに圧縮運転を行うことができる。一
方、液圧縮状態となった場合は、最内周側の圧縮室の圧
力が吐出室、すなわち凹部の圧力より大きくなるため、
薄板が変形し最内周側の圧縮室から吐出室への冷媒の漏
れが生じ、異常昇圧およびそれに伴なう圧縮機の変形や
破損が防止でき、しかも、吐出側へ冷媒を漏らすため効
果の低下も大きくなくできるという格別の効果を奏する
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本発明に係るスクロール圧縮機の
実施例を示し、第1図(a)は薄板の斜視図、第1図
(b)は揺動スクロールの斜視図、第2図は揺動スクロ
ールの平面図、第3図は固定スクロールの仰視図、第4
図は通常の圧縮状態で示すスクロール圧縮機要部の拡大
縦断面図、第5図は液圧縮状態で示すスクロール圧縮機
要部の拡大縦断面図、第6図は従来のスクロール圧縮機
の縦断面図、第7図は同じく固定スクロールと揺動スク
ロールとで形成された圧縮室と吐出室との断面図であ
る。 3……固定スクロール、3a,17b……台板、3b,17c……側
板、3e,17e……凹部、19a〜19f……圧縮室、20……吸入
孔、21……吐出口、23……吐出室、31,33……薄板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−51289(JP,A) 実開 昭60−77786(JP,U) 実開 昭59−75592(JP,U) 実開 昭56−147386(JP,U) 実開 昭57−136891(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】台板とこれに突設された渦巻状の側板とか
    らなる固定スクロールおよび揺動スクロールの側板同士
    を互いに係合させて揺動スクロールを回転させることに
    より、前記両側板間の圧縮室へ側板外周部の吸入口から
    取り込まれた流体を圧縮し中心部の吐出室を経て吐出口
    から排出するように構成したスクロール圧縮機におい
    て、前記各スクロールの台板上面に前記側板に沿った渦
    巻状の薄板を固定するとともに、前記各スクロールの上
    面中心部に、液圧縮状態になった場合に、前記圧縮室の
    うちの少なくとも最内周側の一対の圧縮室と前記吐出室
    とを連通させるように弾性変形する前記薄板を係入させ
    る凹部を設け、揺動スクロールの薄板に、凹部の圧力と
    吐出室の圧力とを同圧とする吐出室との連通部を設けた
    ことを特徴とするスクロール圧縮機。
JP63162823A 1988-06-29 1988-06-29 スクロール圧縮機 Expired - Fee Related JP2556099B2 (ja)

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