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JP2557136B2 - コンクリート構造物の火災後の補修方法 - Google Patents
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JP2557136B2 - コンクリート構造物の火災後の補修方法 - Google Patents

コンクリート構造物の火災後の補修方法

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JP2557136B2
JP2557136B2 JP2209080A JP20908090A JP2557136B2 JP 2557136 B2 JP2557136 B2 JP 2557136B2 JP 2209080 A JP2209080 A JP 2209080A JP 20908090 A JP20908090 A JP 20908090A JP 2557136 B2 JP2557136 B2 JP 2557136B2
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達也 脇坂
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研三 吉岡
達雄 中山
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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明は、柱や梁等のコンクリート躯体の外周側を囲
繞してこれを拘束する補強用鉄板が設けられたコンクリ
ート構造物の火災後の補修方法に関する。
《従来の技術》 近年、コンクリート構造物の高層化ならびに大型化等
に伴う高耐力化の要求に対処するために、第2図に示す
ように、当該コンクリート構造物の柱2(または梁等)
のコンクリート躯体4の外周側に密着させて、これを囲
繞して拘束する筒状の補強用鉄板6を設けるようにした
技術が公知になっている(実開平2−51618号公報
等)。
《発明が解決しようとする課題》 しかしながら、上記のように柱2(または梁等)のコ
ンクリート躯体4の外周側を補強用鉄板6で筒状に囲繞
して拘束するようにしたコンクリート構造物にあって
は、火災を被った場合においては第3図に示すように、
上記補強用鉄板6は熱変形を来して柱2等のコンクリー
ト躯体4との間には隙間6が生じてしまうし、またその
補強用鉄板6は焼きなまされてそれ自体の強度が低下し
てしまうので、爾後コンクリート躯体4をその外周側か
らその鉄板6では充分に拘束し得なくなり、当該柱2等
の耐力が低下されてしまうという課題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、そ
の目的は、柱や梁等のコンクリート躯体の外周側にこれ
を囲繞して拘束する補強用鉄板が設けられたコンクリー
ト構造物の火災後の補修方法を提供することにある。
《課題を解決するための手段》 本発明は、柱や梁等のコンクリート躯体の外周側を囲
繞して拘束する補強用鉄板が設けられたコンクリート構
造物の火災を被った場合に、これを補修するに際して、
火災により熱変形した前記鉄板とコンクリート躯体との
間に生じた間隙にモルタル等の充填剤を注入する工程
と、その熱変形した鉄板の外周側にこれを囲繞して新た
に筒状の補強用鉄板を設ける工程と、この新たな補強用
鉄板と熱変形した補強用鉄板との間に画成される間隙に
モルタル等の充填剤を注入する工程とを施工する。
《作 用》 上記構成の本発明に係わるコンクリート構造物の火災
後の補修方法によれば、火災を受けて熱変形した鉄板と
柱や梁のコンクリート躯体との間に生じた間隙,ならび
に熱変形した鉄板とこの鉄板の外周側を筒状に囲繞して
新たに設けられた補強用鉄板との間に画成される間隙に
は、それぞれモルタル等の充填剤が充填されて補修され
るので、その新たに設けた補強用鉄板で柱や梁等のコン
クリート躯体の外周側を有効に拘束し得、もって当該柱
や梁等の耐力を所望値以上に維持し得る。また、熱変形
した鉄板を撤去せずに内部に埋設してしまうので補修工
事の作業能率が良い。
《実施例》 以下に本発明に係わるコンクリート構造物の火災後の
補修方法の一実施例の添付図面に基づき詳述する。
従来技術で説明したように(第2図および第3図参
照)、柱2等のコンクリート躯体4の外周側に密着して
これを筒状に囲繞して拘束する補強用鉄板6が設けられ
たコンクリート構造物が火災を被ると、その鉄板6は熱
変形してコンクリート躯体4から剥離し、それらの間に
は間隙8が生じてしまう。
この様に火災を被ったコンクリート構造物を補修する
に際して、本発明では、まず最初に第1図(I)に示す
ようにその熱変形した鉄板6とコンクリート躯体4との
間に生じた隙間8に、モルタル等の充填剤10を充填する
工程が施工される。
次に、第1図(II)に示すように、熱変形した鉄板6
の外周側にこれを筒状に囲繞して新たに補強用鉄板12を
設ける工程が施工される。図示する実施例では、新たな
補強用鉄板12は4枚の平板状のものが、各々その両側端
部で相互に直角に突合わせ溶接されて、熱変形した鉄板
6の外周側を囲繞するように矩形筒体状に形成されてい
て、その新たな補強用鉄板12と熱変形した鉄板6との間
には間隙14が画成されている。またこの際、その新たに
設ける補強用鉄板12は熱変形した鉄板6に対してその下
方に最も膨らんだ部位に直接溶接接合しても良いし、あ
るいはタッピングを施してネジ締めして接合しるように
しても良い。なお、熱変形した鉄板6に対して新たな補
強用鉄板12は必ずしも接合させる必要はない。つまり、
新たな補強用鉄板12は熱変形した鉄板6の外周側を単に
筒状に囲繞するように配設するだけでも充分であり、新
たな補強用鉄板12と熱変形した鉄板6とは相互にまった
く接しない状態であっても良い。
爾後、熱変形した鉄板6の外周側を新たな補強用鉄板
12で筒状に囲繞したならば、第1図(III)に示すよう
に、その新たな補強用鉄板12と熱変形した鉄板6との間
に画成される間隙14に、やはりモルタル等の充填剤16を
充填する工程を施工する。
すなわち、以上のようにしてなるコンクリート構造物
の火災後の補修方法によれば、柱2等のコンクリート躯
体4と火災を受けて熱変形した鉄板6との間に生じた間
隙8,ならびに熱変形した鉄板6とこの鉄板6の外周側を
筒状に囲繞して新たに設けられた補強用鉄板12との間と
間隙14には、それぞれモルタル等の充填剤10,16が充填
されて補修されるので、その新たに設けた補強用鉄板12
で柱2等のコンクリート躯体の外周側を有効に拘束する
ことができ、もって当該柱2等の耐力を所望値以上に維
持することができる。また、熱変形した鉄板6を撤去せ
ずに内部に埋設してしまうのでその作業能率が良い。
なお、特に図示しないが、新たに設ける補強用鉄板12
は4枚の平板状のものを、各々の側端部においてそれぞ
れL形チャンネルを介して相互に溶接接合して矩形筒体
状に形成しても良いし、また横断面コ字状に折曲した2
枚の補強用鉄板を用いてそれらの両端部を相互に添鉄板
を介して溶接接合して矩形筒体状に形成する等しても良
い。
また、図示した実施例では矩形断面状の柱2を例示し
ているが、本発明は円形断面状の柱等にも適用し得るこ
と、さらに柱に限らず梁にも適用し得ることはもち論で
ある。
《効 果》 以上実施例で詳細に説明したように、本発明に係わる
コンクリート構造物の火災後の補修方法によれば、柱や
梁等のコンクリート躯体の外周側を可撓して拘束する補
強用鉄板が設けられたコンクリート構造物が火災を被っ
た場合に、これを補修するに際して、火災を受けて熱変
形した鉄板と柱やコンクリート躯体との間に生じた間
隙,ならびにその熱変形した鉄板とこの鉄板の外周側を
筒状に囲繞して新たに設けられた補強用鉄板との間に画
成される間隙のそれぞれにモルタ等の充填剤を充填して
補修するので、その新たに設けた補強用鉄板で柱や梁等
のコンクリート躯体の外周側を有効に拘束することがで
き、もって当該柱や梁等の耐力を所望値以上に維持でき
る。また、熱変形した鉄板を撤去せずに内部に埋設して
しまうので補修工事の作業能率が良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わる補修方法を柱に適用した場合の
一実施例を示すもので、同図(I)は熱変形した鉄板と
コンクリート躯体との間に生じた間隙に充填剤を充填し
た工程を示す横断面図、同図(II)は熱変形した鉄板の
外周側に筒状の新たな補強用鉄板を設けた工程を示す横
断面図、同図(III)は新たな補強用鉄板と熱変形した
鉄板との間に充填剤を充填した工程を示す横断面図、第
2図は本発明の対象となるコンクリート構造物を示すも
のでコンクリート躯体の外周側を囲撓して拘束する補強
用鉄板が設けられた公知の柱の横断面図、第3図は第2
図に示す柱が火災を被った後の状態を示す横断面図であ
る。 2……柱 4……コンクリート躯体 6……補強用鉄板 8……熱変形した鉄板とコンクリート躯体との間に生じ
る間隙 10……充填剤 12……新たな補強用鉄板 14……新たな補強用鉄板と熱変形した鉄板との間に画成
される間隙 16……充填剤
フロントページの続き (72)発明者 吉岡 研三 東京都清瀬市下清戸4丁目640番地 株 式会社大林組技術研究所内 (72)発明者 中山 達雄 東京都清瀬市下清戸4丁目640番地 株 式会社大林組技術研究所内 (56)参考文献 実開 平2−51618(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】柱や梁等のコンクリート躯体の外周側を囲
    繞して拘束する補強用鉄板が設けられたコンクリート構
    造物の火災後の補修方法において、 火災により熱変形した前記鉄板とコンクリート躯体との
    間に生じた間隙に充填剤を注入する工程と、 その熱変形した鉄板の外周側にこれを囲繞して新たに筒
    状に補強用鉄板を設ける工程と、 この新たな補強用鉄板と熱変形した補強用鉄板との間に
    画成される間隙に充填剤を注入する工程と、 を有することを特徴とするコンクリート構造物の火災後
    の補修方法。
JP2209080A 1990-08-09 1990-08-09 コンクリート構造物の火災後の補修方法 Expired - Lifetime JP2557136B2 (ja)

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