JP2557599B2 - 燐、珪素、およびアルミニウム酸化物アモルファス固溶体により構成される触媒性複合体 - Google Patents
燐、珪素、およびアルミニウム酸化物アモルファス固溶体により構成される触媒性複合体Info
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- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
- Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の触媒は燐、珪酸、および
アルミニウム酸化物アモルファス固溶体である。この触
媒はアルミナとシリカのヒドロゾルを燐化合物を混ぜ合
わせ、その混合物をゲル化して粒子をつくり、最後にか
焼を行ってアモルファス触媒を作成することにより調製
することができる。最後にこの触媒をそのまま、あるい
はその上に金属を分散し、水素化分解あるいはアルキル
化など種々の炭化水素転化プロセスにおいて触媒として
使用することが可能である。
アルミニウム酸化物アモルファス固溶体である。この触
媒はアルミナとシリカのヒドロゾルを燐化合物を混ぜ合
わせ、その混合物をゲル化して粒子をつくり、最後にか
焼を行ってアモルファス触媒を作成することにより調製
することができる。最後にこの触媒をそのまま、あるい
はその上に金属を分散し、水素化分解あるいはアルキル
化など種々の炭化水素転化プロセスにおいて触媒として
使用することが可能である。
【0002】
【従来の技術】アルミナは良く知られた触媒保持体およ
び触媒である。また、アルミナの属性はシリカと共にゲ
ル化して、シリカ/アルミナ複合体をつくったり、ある
いは燐を取り込んでアルミナ/燐複合体をつくるなどの
方法で変えることができることがよく知られている。こ
うした改質アルミナ類は水素化分解、異性化、そしてア
ルキル化などの種々の炭化水素転化プロセスの触媒作用
を果たす上で有用である。従来の技術でも、以下に示す
ようなこれらの物質を調製するいくつかの方法がある。
米国特許第3,909,450号は、アルミナとシリカのゾルを
混合し、周知の油滴法でゲル化し、最後に乾燥してその
組成物をつくるアモルファス・シリカ/アルミナ組成物
の調製法について開示している。シリカ/アルミナ組成
物は米国特許第3,274,124号に述べられているような共
析によっても調製することができる。米国特許第4,629,
717号および米国特許第4,727,209号は燐改質アルミナ複
合体およびその複合体を用いた炭化水素転化プロセスに
ついて述べている。この複合体はアモルファスであり、
燐とアルミニウムのモル比は1:1から1:100の範囲
であり、表面積は140−450m2/gの範囲である。米国特
許第4,760,040号は燐含有アルミナ・マトリックス内の
結晶性アルミノケイ酸塩ゼオライトでできた炭化水素分
解触媒を開示している。同様に、米国特許第4,243,556
号はシリカおよびアルミナを含む組成物で、そのアルミ
ナはナトリウム、マンガン、および燐から選ばれる少な
くともひとつの元素あるいは化合物により促進される組
成物について開示している。さらに、米国特許第4,158,
621号はアルミナ-燐酸アルミニウム-シリカ・マトリッ
クスで構成され、500℃、16時間のか焼でアモルファス
化する触媒について述べている。日本特許公報にはシリ
カ/アルミナを含み、その上に燐酸が分散されている保
持体でできた炭化水素を純化するための触媒を開示して
いる。最後に、特開昭60-18509号公報はP2O5とシリカ/
アルミナの混合物である触媒について開示している。
び触媒である。また、アルミナの属性はシリカと共にゲ
ル化して、シリカ/アルミナ複合体をつくったり、ある
いは燐を取り込んでアルミナ/燐複合体をつくるなどの
方法で変えることができることがよく知られている。こ
うした改質アルミナ類は水素化分解、異性化、そしてア
ルキル化などの種々の炭化水素転化プロセスの触媒作用
を果たす上で有用である。従来の技術でも、以下に示す
ようなこれらの物質を調製するいくつかの方法がある。
米国特許第3,909,450号は、アルミナとシリカのゾルを
混合し、周知の油滴法でゲル化し、最後に乾燥してその
組成物をつくるアモルファス・シリカ/アルミナ組成物
の調製法について開示している。シリカ/アルミナ組成
物は米国特許第3,274,124号に述べられているような共
析によっても調製することができる。米国特許第4,629,
717号および米国特許第4,727,209号は燐改質アルミナ複
合体およびその複合体を用いた炭化水素転化プロセスに
ついて述べている。この複合体はアモルファスであり、
燐とアルミニウムのモル比は1:1から1:100の範囲
であり、表面積は140−450m2/gの範囲である。米国特
許第4,760,040号は燐含有アルミナ・マトリックス内の
結晶性アルミノケイ酸塩ゼオライトでできた炭化水素分
解触媒を開示している。同様に、米国特許第4,243,556
号はシリカおよびアルミナを含む組成物で、そのアルミ
ナはナトリウム、マンガン、および燐から選ばれる少な
くともひとつの元素あるいは化合物により促進される組
成物について開示している。さらに、米国特許第4,158,
621号はアルミナ-燐酸アルミニウム-シリカ・マトリッ
クスで構成され、500℃、16時間のか焼でアモルファス
化する触媒について述べている。日本特許公報にはシリ
カ/アルミナを含み、その上に燐酸が分散されている保
持体でできた炭化水素を純化するための触媒を開示して
いる。最後に、特開昭60-18509号公報はP2O5とシリカ/
アルミナの混合物である触媒について開示している。
【0003】こうした先行技術とは対照的に、燐、アル
ミニウムおよび珪素酸化物のアモルファス固溶体(以
下、アモルファス・シリカ/アルミナ/燐と称す)で構
成される触媒性組成物が調製された。一般的に、固溶体
とは単に複数の成分を含む固相を意味している。ひとつ
の種類の固溶体は溶質原子あるいは原子団が結晶構造内
で溶媒原子あるいは原子団に置換されている置換固溶体
である。ひとつの原子あるいは原子団の他のものとの置
換は、置換物質の大きさがそれ程変わらない場合だけ可
能である。従って、本系においては、燐および珪素原子
が置換されて、その場所をアルミニウム原子が占めてい
るのである。明らかに、これは燐酸あるいはその他の燐
化合物がアルミナあるいはシリカ/アルミナ基質あるい
は保持体に組み込まれた系とは異なっている。また、シ
リカ/アルミナ粉末と共に混合されたP2O5相が存在しな
いという点で、特開昭60-18509号公報とも異なってい
る。本触媒性組成物の特性は先行技術で述べられている
混成物質とも異なっている。例えば、本触媒の酸性度は
組成物中に存在するシリカの量に依存しているのに対し
て、従来の触媒においては、それは触媒上の自由な燐の
存在に依存しているのである。また、本触媒の多孔性は
触媒粒子のゲル化中のポリマー・パッキングによりコン
トロールされる。
ミニウムおよび珪素酸化物のアモルファス固溶体(以
下、アモルファス・シリカ/アルミナ/燐と称す)で構
成される触媒性組成物が調製された。一般的に、固溶体
とは単に複数の成分を含む固相を意味している。ひとつ
の種類の固溶体は溶質原子あるいは原子団が結晶構造内
で溶媒原子あるいは原子団に置換されている置換固溶体
である。ひとつの原子あるいは原子団の他のものとの置
換は、置換物質の大きさがそれ程変わらない場合だけ可
能である。従って、本系においては、燐および珪素原子
が置換されて、その場所をアルミニウム原子が占めてい
るのである。明らかに、これは燐酸あるいはその他の燐
化合物がアルミナあるいはシリカ/アルミナ基質あるい
は保持体に組み込まれた系とは異なっている。また、シ
リカ/アルミナ粉末と共に混合されたP2O5相が存在しな
いという点で、特開昭60-18509号公報とも異なってい
る。本触媒性組成物の特性は先行技術で述べられている
混成物質とも異なっている。例えば、本触媒の酸性度は
組成物中に存在するシリカの量に依存しているのに対し
て、従来の触媒においては、それは触媒上の自由な燐の
存在に依存しているのである。また、本触媒の多孔性は
触媒粒子のゲル化中のポリマー・パッキングによりコン
トロールされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は触媒性組成
物、その組成物を調製するためのプロセス、およびその
組成物を用いたプロセスに関するものである。従って、
本発明のひとつの実施態様は5−50重量%のAl2O3、10
−90重量%のSiO2および5−40重量%のP2O5を含む燐、
珪素およびアルミニウム酸化物のアモルファス固溶体で
構成された触媒性組成物である。本発明の別の実施態様
は燐、珪素およびアルミニウム酸化物のアモルファス固
溶体で構成されたそうした触媒性組成物を調製するため
のプロセスで、このプロセスはアルミナ・ヒドロゾル、
シリカ・ヒドロゾルおよび燐化合物の混合物の調製、粒
子を作成するためのその混合物のゲル化、そして燐、珪
素およびアルミニウム酸化物のアモルファス固溶体を得
るためのその粒子のか焼で構成されている。本発明のも
うひとつの実施態様は、炭化水素を炭化水素転化条件下
で触媒性複合体と接触させて水素化転化された生成物を
得るプロセスで、この触媒性複合体は5−50重量%のAl
2O3、10−90重量%のSiO2および5−40重量%のP2O5を
含む燐、珪素およびアルミニウム酸化物で構成されてい
る。
物、その組成物を調製するためのプロセス、およびその
組成物を用いたプロセスに関するものである。従って、
本発明のひとつの実施態様は5−50重量%のAl2O3、10
−90重量%のSiO2および5−40重量%のP2O5を含む燐、
珪素およびアルミニウム酸化物のアモルファス固溶体で
構成された触媒性組成物である。本発明の別の実施態様
は燐、珪素およびアルミニウム酸化物のアモルファス固
溶体で構成されたそうした触媒性組成物を調製するため
のプロセスで、このプロセスはアルミナ・ヒドロゾル、
シリカ・ヒドロゾルおよび燐化合物の混合物の調製、粒
子を作成するためのその混合物のゲル化、そして燐、珪
素およびアルミニウム酸化物のアモルファス固溶体を得
るためのその粒子のか焼で構成されている。本発明のも
うひとつの実施態様は、炭化水素を炭化水素転化条件下
で触媒性複合体と接触させて水素化転化された生成物を
得るプロセスで、この触媒性複合体は5−50重量%のAl
2O3、10−90重量%のSiO2および5−40重量%のP2O5を
含む燐、珪素およびアルミニウム酸化物で構成されてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】一般的に、本発明による
組成物はアルミナ・ゾル、シリカ・ゾルおよび燐化合物
でできた混合物を作成することで調製される。アルミナ
・ゾルは従来よく知られており、塩酸液など強酸中で通
常80−105℃の範囲の還流温度で蒸解することによって
調製される。このゾル内でのアルミニウム対塩素の比率
は重量ベースで0.7:1から1.5:1の範囲である。シリ
カ・ゾルも従来良く知られており、通常、水ガラスを酸
性化することにより調製される。この混合物も燐化合物
を含んでいる。本発明で用いることができる燐化合物の
うちで代表的なものはH3PO4,H3PO2,H3PO3,(NH4)H2PO
4,(NH4)2HPO4,K3PO4,K2HPO4,KH2PO4,Na3PO4,Na2H
PO4,NaH2PO4,PX3,RPX2,R2PX,R3P,X3PO,(XO)3P
O,(XO)3P,R3PO,R3PS,RPO2,RPS2,RP(O)(OX)2,RP
(S)(SX)2,R2P(O)OX,R2P(S)SX,RP(OX)2,RP(SX)2,RO
P(OX)2,RSP(SX)2,(RS)2PSP(SR)2、および(RO)2ROP(O
R)2で、ここでRはアルキルあるいはフェニル基などの
アリール基であり、Xは水素、Rまたはハロゲン化物で
ある。これらの化合物は一価としてはRPH2、二価として
はR2PH、そして三価としては燐酸ブチルなどのR3P、酸
化トリブチルフォスフィンなどのような酸化フォスフィ
ン酸化物R3PO、三価フォスフィン硫化物R3PS、一価のRP
(O)(OX)2、および二価のR2P(O)OX、ベンゼン燐酸などの
燐酸類、RP(S)(SX)2およびR2P(S)SXなどの対応する硫黄
誘導体、ジアルキル・フォスフォネートなどの燐酸のエ
ステル類(RO)2P(O)H、ジアルキル・アルキル・フォスフ
ォネート(RO)2P(O)R、およびアルキル・ジアルキル-フ
ォスフィネート類(RO)P(O)R2;ジエチルフォスフィン酸
などのフォスフィン酸R2POX、一価の(RO)P(OX)2、二価
の(RO)2POX、そして三価の(RO)3P、亜燐酸塩、およびモ
ノプロピル・エステルなど、そのエステル類、アルキル
・ジアルキル亜燐酸塩(RO)PR2およびジアルキル・アル
キル亜燐酸塩(RO)2PRエステル類が含まれる。(RS)2P(S)
H,(RS)2P(S)R,(RS)P(S)R2,R2PSX,(RS)P(SX)2,(RS)
2PSX,(RS)3P,(RS)PR2および(RS)2PRを含む対応する硫
黄派生物も用いることができる。燐酸エステル類の例と
しては、トリメチルフォスファイト、トリエチルフォス
ファイト、ジイソプロピルフォスファイト、ブチルフォ
スファイト、およびテトラエチルピロフォスファイトな
どのピロフォスファイト類を含んでいる。上に述べられ
た化合物のアルキル基は好ましくは1−4の炭素原子を
含んでいる。その他の好適な燐含有化合物としては、燐
酸水素アンモニウム、三塩化燐、臭化物、およびよう化
物、アルキル燐酸塩化物(RO)PCl2、ジアルキル燐酸塩化
物(RO)2PCl、ジアルキル亜燐酸塩化物R2PCl、ジアルキ
ルホスホノ塩化物(RO)(R)P(O)Cl、ジアルキルホスフィ
ノ塩化物R2P(O)ClおよびRP(O)Cl2がある。適用できる対
応する硫黄誘導体には(RS)PCl2,(RS)2PCl,(RS)(R)P
(S)ClおよびR2P(S)Clが含まれる。好ましい燐化合物は
燐酸、亜燐酸および燐酸アンモニウムである。この混合
物の3つの成分は、その混合物を作成する前に準混合物
に結合させてもよい。つまり、引用されている米国特許
第4,629,717号あるいは米国特許第4,727,209号に述べら
れている燐改質アルミナを得るために、この燐化合物を
アルミナ・ゾルに加えてもよい。燐改質アルミナ・ゾル
が調製されると、それは酸性化水ガラス、つまり、シリ
カ・ゾルと結合され、そして、ここに述べられているよ
うに処理される。もうひとつの方法は水ガラスを酸性化
するための燐化合物の使用と、そして、燐改質シリカ・
ゾルをアルミナ・ゾルと混合して、ここで述べられてい
るように処理する過程が含まれている。最後に、燐化合
物を、引用されている米国特許第3,909,450号に記載さ
れているプロセスで調製されるアルミナ/シリカ・ゾル
に加えることができる。これら3つの成分の混合物がど
のように作成されるかには関係なく、その混合物が、5
−50重量%のAl2O3、10−90重量%のSiO2、および5−4
0重量%のP2O5を含む最終的な生成物を提供するため
に、十分なアルミニウム、珪素および燐を含んでいるこ
とが必要である。
組成物はアルミナ・ゾル、シリカ・ゾルおよび燐化合物
でできた混合物を作成することで調製される。アルミナ
・ゾルは従来よく知られており、塩酸液など強酸中で通
常80−105℃の範囲の還流温度で蒸解することによって
調製される。このゾル内でのアルミニウム対塩素の比率
は重量ベースで0.7:1から1.5:1の範囲である。シリ
カ・ゾルも従来良く知られており、通常、水ガラスを酸
性化することにより調製される。この混合物も燐化合物
を含んでいる。本発明で用いることができる燐化合物の
うちで代表的なものはH3PO4,H3PO2,H3PO3,(NH4)H2PO
4,(NH4)2HPO4,K3PO4,K2HPO4,KH2PO4,Na3PO4,Na2H
PO4,NaH2PO4,PX3,RPX2,R2PX,R3P,X3PO,(XO)3P
O,(XO)3P,R3PO,R3PS,RPO2,RPS2,RP(O)(OX)2,RP
(S)(SX)2,R2P(O)OX,R2P(S)SX,RP(OX)2,RP(SX)2,RO
P(OX)2,RSP(SX)2,(RS)2PSP(SR)2、および(RO)2ROP(O
R)2で、ここでRはアルキルあるいはフェニル基などの
アリール基であり、Xは水素、Rまたはハロゲン化物で
ある。これらの化合物は一価としてはRPH2、二価として
はR2PH、そして三価としては燐酸ブチルなどのR3P、酸
化トリブチルフォスフィンなどのような酸化フォスフィ
ン酸化物R3PO、三価フォスフィン硫化物R3PS、一価のRP
(O)(OX)2、および二価のR2P(O)OX、ベンゼン燐酸などの
燐酸類、RP(S)(SX)2およびR2P(S)SXなどの対応する硫黄
誘導体、ジアルキル・フォスフォネートなどの燐酸のエ
ステル類(RO)2P(O)H、ジアルキル・アルキル・フォスフ
ォネート(RO)2P(O)R、およびアルキル・ジアルキル-フ
ォスフィネート類(RO)P(O)R2;ジエチルフォスフィン酸
などのフォスフィン酸R2POX、一価の(RO)P(OX)2、二価
の(RO)2POX、そして三価の(RO)3P、亜燐酸塩、およびモ
ノプロピル・エステルなど、そのエステル類、アルキル
・ジアルキル亜燐酸塩(RO)PR2およびジアルキル・アル
キル亜燐酸塩(RO)2PRエステル類が含まれる。(RS)2P(S)
H,(RS)2P(S)R,(RS)P(S)R2,R2PSX,(RS)P(SX)2,(RS)
2PSX,(RS)3P,(RS)PR2および(RS)2PRを含む対応する硫
黄派生物も用いることができる。燐酸エステル類の例と
しては、トリメチルフォスファイト、トリエチルフォス
ファイト、ジイソプロピルフォスファイト、ブチルフォ
スファイト、およびテトラエチルピロフォスファイトな
どのピロフォスファイト類を含んでいる。上に述べられ
た化合物のアルキル基は好ましくは1−4の炭素原子を
含んでいる。その他の好適な燐含有化合物としては、燐
酸水素アンモニウム、三塩化燐、臭化物、およびよう化
物、アルキル燐酸塩化物(RO)PCl2、ジアルキル燐酸塩化
物(RO)2PCl、ジアルキル亜燐酸塩化物R2PCl、ジアルキ
ルホスホノ塩化物(RO)(R)P(O)Cl、ジアルキルホスフィ
ノ塩化物R2P(O)ClおよびRP(O)Cl2がある。適用できる対
応する硫黄誘導体には(RS)PCl2,(RS)2PCl,(RS)(R)P
(S)ClおよびR2P(S)Clが含まれる。好ましい燐化合物は
燐酸、亜燐酸および燐酸アンモニウムである。この混合
物の3つの成分は、その混合物を作成する前に準混合物
に結合させてもよい。つまり、引用されている米国特許
第4,629,717号あるいは米国特許第4,727,209号に述べら
れている燐改質アルミナを得るために、この燐化合物を
アルミナ・ゾルに加えてもよい。燐改質アルミナ・ゾル
が調製されると、それは酸性化水ガラス、つまり、シリ
カ・ゾルと結合され、そして、ここに述べられているよ
うに処理される。もうひとつの方法は水ガラスを酸性化
するための燐化合物の使用と、そして、燐改質シリカ・
ゾルをアルミナ・ゾルと混合して、ここで述べられてい
るように処理する過程が含まれている。最後に、燐化合
物を、引用されている米国特許第3,909,450号に記載さ
れているプロセスで調製されるアルミナ/シリカ・ゾル
に加えることができる。これら3つの成分の混合物がど
のように作成されるかには関係なく、その混合物が、5
−50重量%のAl2O3、10−90重量%のSiO2、および5−4
0重量%のP2O5を含む最終的な生成物を提供するため
に、十分なアルミニウム、珪素および燐を含んでいるこ
とが必要である。
【0006】本発明の複合体を調製するプロセスの次の
ステップは上に述べた混合物のゲル化を含んでいる。そ
うしたひとつの方法はゲル化剤を上述の混合物と結合さ
せ、次に、上の手順で作成される結合された混合物を球
状粒子の形成と共にゲル化が起きるように高温に熱っせ
られたオイル・バスあるいは塔に分散させる手順を含ん
でいる。このプロセスで用いることができるゲル化剤は
ヘキサメチレン・テトラミン、尿素、あるいはその混合
物である。ゲル化剤はヒドロゾル球をヒドロゲル球に固
定あるいは転化する高温で、アンモニアを放出する。こ
れらの球は次に継続的にオイル・バスから取り出され、
通常は、さらにその物理的特性を改良するためにオイル
およびアンモニア性溶液中で特殊な熟成および乾燥処理
を施される。その結果できる熟成、ゲル化された粒子は
洗浄され、93℃から149℃(200−300°F)の範囲の比
較的低い温度で乾燥され、その後、454℃から704℃(85
0−1300°F)の温度で、1−20時間か焼処理を施され
る。これにより、燐、珪素およびアルミニウム酸化物の
アモルファス固溶体が得られる。また、その混合物をス
プレイ乾燥するか、あるいはゲル化剤をその混合物に加
えて、その後スプレイ乾燥することによって、アルミニ
ウム、燐、および珪素成分の混合物をゲル化することも
できる。スプレイ乾燥は通常大気圧(101.3kPa)下で10
0℃から760℃(212°F−1400°F)の温度で行われ
る。スプレイ乾燥された物質の多孔性構造は、もちろ
ん、油滴法で作成された偏球状物質の多孔性構造と同じ
でなくても構わない。
ステップは上に述べた混合物のゲル化を含んでいる。そ
うしたひとつの方法はゲル化剤を上述の混合物と結合さ
せ、次に、上の手順で作成される結合された混合物を球
状粒子の形成と共にゲル化が起きるように高温に熱っせ
られたオイル・バスあるいは塔に分散させる手順を含ん
でいる。このプロセスで用いることができるゲル化剤は
ヘキサメチレン・テトラミン、尿素、あるいはその混合
物である。ゲル化剤はヒドロゾル球をヒドロゲル球に固
定あるいは転化する高温で、アンモニアを放出する。こ
れらの球は次に継続的にオイル・バスから取り出され、
通常は、さらにその物理的特性を改良するためにオイル
およびアンモニア性溶液中で特殊な熟成および乾燥処理
を施される。その結果できる熟成、ゲル化された粒子は
洗浄され、93℃から149℃(200−300°F)の範囲の比
較的低い温度で乾燥され、その後、454℃から704℃(85
0−1300°F)の温度で、1−20時間か焼処理を施され
る。これにより、燐、珪素およびアルミニウム酸化物の
アモルファス固溶体が得られる。また、その混合物をス
プレイ乾燥するか、あるいはゲル化剤をその混合物に加
えて、その後スプレイ乾燥することによって、アルミニ
ウム、燐、および珪素成分の混合物をゲル化することも
できる。スプレイ乾燥は通常大気圧(101.3kPa)下で10
0℃から760℃(212°F−1400°F)の温度で行われ
る。スプレイ乾燥された物質の多孔性構造は、もちろ
ん、油滴法で作成された偏球状物質の多孔性構造と同じ
でなくても構わない。
【0007】本発明の複合体は燐、アルミニウムおよび
珪素酸化物の固溶体と特徴づけられる。これが意味する
のは、本複合体がアルミナ、シリカ、および燐酸化物の
個別相を含んでいないことを意味する。本複合体は燐お
よび珪素原子で置換されたアルミナ・マトリックスと表
現するのが最もよいであろう。それがアモルファスであ
るという事実は、それが短い距離の配列だけを有してお
り、珪素、アルミニウムおよび燐を含む結晶性分子ふる
いと関係した長い距離の配列を有していないことを意味
している。さらに、上に述べたように、本複合体の酸性
はその複合体内に存在するシリカの量に依存しており、
従って、その酸性は最終的な複合体内のシリカの量を変
えることでコントロールすることができる。この複合体
はまた、その孔が30-300オングストロームの平均直径を
有しており、孔体積は0.35−0.75cc/g程度、そして表
面積は200−420m2/gである。
珪素酸化物の固溶体と特徴づけられる。これが意味する
のは、本複合体がアルミナ、シリカ、および燐酸化物の
個別相を含んでいないことを意味する。本複合体は燐お
よび珪素原子で置換されたアルミナ・マトリックスと表
現するのが最もよいであろう。それがアモルファスであ
るという事実は、それが短い距離の配列だけを有してお
り、珪素、アルミニウムおよび燐を含む結晶性分子ふる
いと関係した長い距離の配列を有していないことを意味
している。さらに、上に述べたように、本複合体の酸性
はその複合体内に存在するシリカの量に依存しており、
従って、その酸性は最終的な複合体内のシリカの量を変
えることでコントロールすることができる。この複合体
はまた、その孔が30-300オングストロームの平均直径を
有しており、孔体積は0.35−0.75cc/g程度、そして表
面積は200−420m2/gである。
【0008】本発明によるアモルファス複合体は種々の
炭化水素転化プロセスにおいて触媒作用を果たすため
に、それだけで使用することが可能であり、あるいは、
触媒性金属を分散させるための保持体として用いること
も可能である。水素化分解、異性体化、およびアルキル
化などの炭化水素転化プロセスの実行において特に活性
を示す金属はグループVIBおよびグループVIIIの金属、
それらの結合、あるいは混合物である。グループVIB金
属はクロム、モリブデン、そしてタングステンであり、
グループVIII金属は鉄、コバルト、ニッケル、ルテニウ
ム、ロジウム、オスミウム、イリジウムそしてプラチナ
である。これらの金属の内、モリブデン、タングステ
ン、ニッケル、コバルト、そしてこれらの金属の混合物
が好ましい。特に好ましいのは、ニッケルおよびタング
ステンを含む触媒である。これらの金属の濃度は各金属
によって、保持体の0.1−20重量%の範囲でかなり変化
する。特に、金属がニッケルとタングステンの場合、ニ
ッケルは0.1−3重量%の範囲で、また、タングステン
は1−20重量%の範囲で存在する。これらの金属は保持
体にそれら金属の分解性塩を含浸させ、その後でか焼す
るなどの、良く知られた手段で分散させることができ
る。使用できる分解性塩の代表的な例は、塩化クロミウ
ム、臭化クロミウム、硝酸クロミウム、パラモリブンデ
ン酸アンモニウム、メタタングステン酸アンモニウム、
塩化鉄、臭化鉄、硝酸鉄、塩化コバルト、臭化コバル
ト、硝酸コバルト、塩化ニッケル、臭化ニッケル、硝酸
ニッケル、四塩化ルテニウム、三塩化ロジウム、硝酸ロ
ジウム、パラジウム酸、塩化パラジウム、硝酸パラジウ
ム、四塩化オスミウム、四塩化イリジウム、塩化白金
酸、そして四塩化プラチナである。金属の分散化におい
て用いることができる含浸手法は浸漬し、蒸発および真
空含浸を含んでいる。含浸のひとつの好ましい方法はス
チーム・ジャケット・ロータリー・ドライヤーの使用を
伴なっている。アモルファス複合体は含浸溶液そして/
またはドライヤー内に含まれている望ましい成分を含ん
でいる分散剤に浸され、複合体はドライヤーの回転動作
によって内部で回転される。回転複合体と接触する溶液
の蒸発はスチームをドライヤー・ジャケットにあてるこ
とによって促進される。結果としての触媒性複合体は乾
燥され、その後、その金属塩を金属酸化物に分解するた
めに、450−700℃の温度でか焼される。いくつかの場
合、結果としての触媒性複合体を硫化するのが望まし
く、これは従来知られている多数の技術により行うこと
ができる。例えば、そのひとつ、あるいは複数の金属が
保持体上に分散された後、結果としての触媒複合体は、
その触媒を硫化水素、二硫化炭素、メルカプタン類、二
硫化物などを含む硫黄含有化合物に接触させることによ
って、硫化することができる。触媒性複合体を硫化する
条件には、20℃から200℃の範囲の温度、そして、101.3
−1480kPa(大気圧−200psig)の範囲の温度を含んでい
る。硫化はバッチ・モードでも継続モードでも行うこと
ができるが、継続モードの方が望ましい。
炭化水素転化プロセスにおいて触媒作用を果たすため
に、それだけで使用することが可能であり、あるいは、
触媒性金属を分散させるための保持体として用いること
も可能である。水素化分解、異性体化、およびアルキル
化などの炭化水素転化プロセスの実行において特に活性
を示す金属はグループVIBおよびグループVIIIの金属、
それらの結合、あるいは混合物である。グループVIB金
属はクロム、モリブデン、そしてタングステンであり、
グループVIII金属は鉄、コバルト、ニッケル、ルテニウ
ム、ロジウム、オスミウム、イリジウムそしてプラチナ
である。これらの金属の内、モリブデン、タングステ
ン、ニッケル、コバルト、そしてこれらの金属の混合物
が好ましい。特に好ましいのは、ニッケルおよびタング
ステンを含む触媒である。これらの金属の濃度は各金属
によって、保持体の0.1−20重量%の範囲でかなり変化
する。特に、金属がニッケルとタングステンの場合、ニ
ッケルは0.1−3重量%の範囲で、また、タングステン
は1−20重量%の範囲で存在する。これらの金属は保持
体にそれら金属の分解性塩を含浸させ、その後でか焼す
るなどの、良く知られた手段で分散させることができ
る。使用できる分解性塩の代表的な例は、塩化クロミウ
ム、臭化クロミウム、硝酸クロミウム、パラモリブンデ
ン酸アンモニウム、メタタングステン酸アンモニウム、
塩化鉄、臭化鉄、硝酸鉄、塩化コバルト、臭化コバル
ト、硝酸コバルト、塩化ニッケル、臭化ニッケル、硝酸
ニッケル、四塩化ルテニウム、三塩化ロジウム、硝酸ロ
ジウム、パラジウム酸、塩化パラジウム、硝酸パラジウ
ム、四塩化オスミウム、四塩化イリジウム、塩化白金
酸、そして四塩化プラチナである。金属の分散化におい
て用いることができる含浸手法は浸漬し、蒸発および真
空含浸を含んでいる。含浸のひとつの好ましい方法はス
チーム・ジャケット・ロータリー・ドライヤーの使用を
伴なっている。アモルファス複合体は含浸溶液そして/
またはドライヤー内に含まれている望ましい成分を含ん
でいる分散剤に浸され、複合体はドライヤーの回転動作
によって内部で回転される。回転複合体と接触する溶液
の蒸発はスチームをドライヤー・ジャケットにあてるこ
とによって促進される。結果としての触媒性複合体は乾
燥され、その後、その金属塩を金属酸化物に分解するた
めに、450−700℃の温度でか焼される。いくつかの場
合、結果としての触媒性複合体を硫化するのが望まし
く、これは従来知られている多数の技術により行うこと
ができる。例えば、そのひとつ、あるいは複数の金属が
保持体上に分散された後、結果としての触媒複合体は、
その触媒を硫化水素、二硫化炭素、メルカプタン類、二
硫化物などを含む硫黄含有化合物に接触させることによ
って、硫化することができる。触媒性複合体を硫化する
条件には、20℃から200℃の範囲の温度、そして、101.3
−1480kPa(大気圧−200psig)の範囲の温度を含んでい
る。硫化はバッチ・モードでも継続モードでも行うこと
ができるが、継続モードの方が望ましい。
【0009】本発明によるアモルファス複合体は、その
まま、あるいはその上に触媒性金属を分散した後に、炭
化水素転化触媒として利用することができる。炭化水素
転化プロセスは先行技術でよく知られており、分解、水
素化分解、異性体化、芳香族化合物およびイソパラフィ
ン類両方のアルキル化、ポリマー化、改質、水素化、脱
水素化、アルキル交換反応、脱アルキル化、水和、脱
水、水素化処理、水素化脱窒、水素化脱硫、メタン化、
およびシンガス シフトプロセスなどを含んでいる。こ
れらのプロセスで用いることができる具体的な反応条件
と原料のタイプとは、先行技術でよく知られている。例
えば、米国特許第4,310,440号および米国特許第4,440,8
71号は上に述べられたプロセスの条件を開示してある。
上に挙げたプロセスのうち、本発明のアモルファス複合
体は水素化分解、分解、そしてアルキル化(特に芳香族
化合物アルキル化)に特に適している。
まま、あるいはその上に触媒性金属を分散した後に、炭
化水素転化触媒として利用することができる。炭化水素
転化プロセスは先行技術でよく知られており、分解、水
素化分解、異性体化、芳香族化合物およびイソパラフィ
ン類両方のアルキル化、ポリマー化、改質、水素化、脱
水素化、アルキル交換反応、脱アルキル化、水和、脱
水、水素化処理、水素化脱窒、水素化脱硫、メタン化、
およびシンガス シフトプロセスなどを含んでいる。こ
れらのプロセスで用いることができる具体的な反応条件
と原料のタイプとは、先行技術でよく知られている。例
えば、米国特許第4,310,440号および米国特許第4,440,8
71号は上に述べられたプロセスの条件を開示してある。
上に挙げたプロセスのうち、本発明のアモルファス複合
体は水素化分解、分解、そしてアルキル化(特に芳香族
化合物アルキル化)に特に適している。
【0010】水素化分解の条件は、通常、400°Fから1
200°F(204−649℃)、好ましくは600−950°F(316
−510℃)の範囲の温度を含んでいる。反応圧力は大気
圧(101.3kPa)から3,500psig(24234kPa)、好ましく
は200−3000psig(1480−20786kPa)の範囲である。接
触時間は通常、0.1hr~1−15hr~1、好ましくは0.2から3
hr~1の範囲の液体毎時スペース速度(LHSV)に相当
する。水素循環速度は原料1バレルあたり1,000−50,00
0標準立方フィート(scf)、好ましくは原料1バレルあ
たり2,000−30,000scf(355−5,333標準m3/m3)の範
囲である。適切な水素化処理条件は一般的に上に述べた
水素化条件の範囲内である。反応ゾーンからの流出物は
通常触媒床から取り出され、部分的な濃縮と蒸気-液体
分離を受け、その後、その種々の成分を回収するために
分別される。水素と、もし望ましい場合は、未反応の重
質物質の一部、あるいはすべては反応器に環流される。
また、二段階フローを用いて、未反応物質を第二の反応
器に送ることもできる。本発明による触媒はこうしたプ
ロセスのひとつの段階だけで使用しても差支えないし、
両方の反応器段階で用いても差支えない。
200°F(204−649℃)、好ましくは600−950°F(316
−510℃)の範囲の温度を含んでいる。反応圧力は大気
圧(101.3kPa)から3,500psig(24234kPa)、好ましく
は200−3000psig(1480−20786kPa)の範囲である。接
触時間は通常、0.1hr~1−15hr~1、好ましくは0.2から3
hr~1の範囲の液体毎時スペース速度(LHSV)に相当
する。水素循環速度は原料1バレルあたり1,000−50,00
0標準立方フィート(scf)、好ましくは原料1バレルあ
たり2,000−30,000scf(355−5,333標準m3/m3)の範
囲である。適切な水素化処理条件は一般的に上に述べた
水素化条件の範囲内である。反応ゾーンからの流出物は
通常触媒床から取り出され、部分的な濃縮と蒸気-液体
分離を受け、その後、その種々の成分を回収するために
分別される。水素と、もし望ましい場合は、未反応の重
質物質の一部、あるいはすべては反応器に環流される。
また、二段階フローを用いて、未反応物質を第二の反応
器に送ることもできる。本発明による触媒はこうしたプ
ロセスのひとつの段階だけで使用しても差支えないし、
両方の反応器段階で用いても差支えない。
【0011】触媒性分解プロセスは好ましくは、これら
の組成物を用い、ガス・オイル、重ナフサ、脱アスファ
ルト原油残余分などの原料を使って行われ、その最も重
要な望ましい生成物はガソリンである。850−1100°F
の範囲の温度、0.5−10hr~1の範囲のLHSV値、そし
て101.3−446.1kPa(0−50psig)の圧力条件が適して
いる。芳香族化合物のアルキル化は芳香族化合物(C6−
C12)、特にベンゼンをモノオレフィンと反応させて直
線アルキル置換芳香族化合物をつくるプロセスを含んで
いる。このプロセスは5:1から30:1の範囲の芳香族
化合物:オレフィン(例えばベンゼン:オレフィン)
比、0.3−6hr~1のLHSV、100−250℃の温度、そし
て、1480−6996kPa(200−1000psig)の圧力で実行され
る。装置についてのさらに詳細な情報は、本明細書に引
用されている米国特許第4,870,222号に見ることができ
る。
の組成物を用い、ガス・オイル、重ナフサ、脱アスファ
ルト原油残余分などの原料を使って行われ、その最も重
要な望ましい生成物はガソリンである。850−1100°F
の範囲の温度、0.5−10hr~1の範囲のLHSV値、そし
て101.3−446.1kPa(0−50psig)の圧力条件が適して
いる。芳香族化合物のアルキル化は芳香族化合物(C6−
C12)、特にベンゼンをモノオレフィンと反応させて直
線アルキル置換芳香族化合物をつくるプロセスを含んで
いる。このプロセスは5:1から30:1の範囲の芳香族
化合物:オレフィン(例えばベンゼン:オレフィン)
比、0.3−6hr~1のLHSV、100−250℃の温度、そし
て、1480−6996kPa(200−1000psig)の圧力で実行され
る。装置についてのさらに詳細な情報は、本明細書に引
用されている米国特許第4,870,222号に見ることができ
る。
【0012】
【実施例】実施例1 燐、珪素およびアルミニウム、あるいは珪素とアルミニ
ウムだけを含んだいくつかの組成物がつくられた。これ
らのサンプルを調製するために、以下の手順が用いられ
た。Al:Clの重量比が0.88(Al:12.5重量%)でポリマ
ー性塩化アルミナ・ヒドロキシを含む金属性アルミニウ
ムがヒドロゾルをつくるために、102℃の温度で、希釈
塩酸内で蒸解された。その後、コントロールとして用い
られる粒子以外の各か焼された球状粒子の燐含有量を特
定の値にするために計算された燐酸の量がヒドロゾルに
加えられた。各実験において、アルミナおよび燐酸アル
ミニウム固体成分含有量を25−30%の範囲に維持するた
めに、適当な量の水が加えられた。次に燐を含有する各
ヒドロゾルを冷却して、HMT:Clのモル比が0.4のヒドロ
ゾルをつくるために、ヘキサメチレン・テトラアミド
(HMT)水溶液と混合された。Cl:Naのモル比が1.10
およびSiO2濃度が11%になるように濃縮HClを希釈水ガ
ラスに加えて、酸性化水ガラスを作成した。次に燐含有
アルミナ・ゾルをその酸性化水ガラスに加えて、燐、ア
ルミナおよびシリカ・ヒドロゾルを含む酸性溶液を作成
した。95℃の温度でオイル懸濁媒体を含む滴下塔内に液
滴としてヒドロゾルを放出することにより、ヒドロゾル
を球状ヒドロゲル粒子に形成した。この球状ヒドロゲル
粒子を100℃の温度下で19時間、ガス・オイルの一部で
熟成させた。熟成処理後、95℃の温度下で球状粒子を水
洗し、その後、120℃の温度下で2時間乾燥させた。最
後に、アモルファス・シリカ/アルミナ/燐酸塩球状粒
子を650℃の温度で2時間、(3%H2O)湿潤空気の存在
下でか焼した。上に述べた手順で作成された球状粒子の
属性を表1に示す。
ウムだけを含んだいくつかの組成物がつくられた。これ
らのサンプルを調製するために、以下の手順が用いられ
た。Al:Clの重量比が0.88(Al:12.5重量%)でポリマ
ー性塩化アルミナ・ヒドロキシを含む金属性アルミニウ
ムがヒドロゾルをつくるために、102℃の温度で、希釈
塩酸内で蒸解された。その後、コントロールとして用い
られる粒子以外の各か焼された球状粒子の燐含有量を特
定の値にするために計算された燐酸の量がヒドロゾルに
加えられた。各実験において、アルミナおよび燐酸アル
ミニウム固体成分含有量を25−30%の範囲に維持するた
めに、適当な量の水が加えられた。次に燐を含有する各
ヒドロゾルを冷却して、HMT:Clのモル比が0.4のヒドロ
ゾルをつくるために、ヘキサメチレン・テトラアミド
(HMT)水溶液と混合された。Cl:Naのモル比が1.10
およびSiO2濃度が11%になるように濃縮HClを希釈水ガ
ラスに加えて、酸性化水ガラスを作成した。次に燐含有
アルミナ・ゾルをその酸性化水ガラスに加えて、燐、ア
ルミナおよびシリカ・ヒドロゾルを含む酸性溶液を作成
した。95℃の温度でオイル懸濁媒体を含む滴下塔内に液
滴としてヒドロゾルを放出することにより、ヒドロゾル
を球状ヒドロゲル粒子に形成した。この球状ヒドロゲル
粒子を100℃の温度下で19時間、ガス・オイルの一部で
熟成させた。熟成処理後、95℃の温度下で球状粒子を水
洗し、その後、120℃の温度下で2時間乾燥させた。最
後に、アモルファス・シリカ/アルミナ/燐酸塩球状粒
子を650℃の温度で2時間、(3%H2O)湿潤空気の存在
下でか焼した。上に述べた手順で作成された球状粒子の
属性を表1に示す。
【0013】
【表1】
【0014】実施例2 実施例1で調製した球状粒子を、ニッケルおよびタング
ステン塩に含浸させて、水素化分解触媒を作成した。適
切な量のアンモニウム・メタタングステートおよび硝酸
ニッケルを純水に溶かし、ストリーム・ジャケット・ロ
ータリー・ドライヤーに入れた。この溶液に例1で述べ
た望ましい球状粒子を120グラム加え、その混合物を室
温で30分間回転させ、その後、ロータリー・ドライヤー
に蒸気をかけて、余分な水分を完全に蒸発させた。結果
として作成されるNi/W触媒粒子を1時間、240℃でか焼
し、その後、565℃で2時間か焼した。このか焼中、1
時間あたり0.056m3(1.5立方フィート)の割合で、空
気がか焼用炉を通じて送られた。最終的に作成された触
媒の組成を表2に示す。
ステン塩に含浸させて、水素化分解触媒を作成した。適
切な量のアンモニウム・メタタングステートおよび硝酸
ニッケルを純水に溶かし、ストリーム・ジャケット・ロ
ータリー・ドライヤーに入れた。この溶液に例1で述べ
た望ましい球状粒子を120グラム加え、その混合物を室
温で30分間回転させ、その後、ロータリー・ドライヤー
に蒸気をかけて、余分な水分を完全に蒸発させた。結果
として作成されるNi/W触媒粒子を1時間、240℃でか焼
し、その後、565℃で2時間か焼した。このか焼中、1
時間あたり0.056m3(1.5立方フィート)の割合で、空
気がか焼用炉を通じて送られた。最終的に作成された触
媒の組成を表2に示す。
【0015】
【表2】
【0016】実施例3 実施例2で作成された触媒を以下の属性を持つ原油であ
るライト・アラビアンVGOを使って、パイロット・プ
ラントを用いてテストした。 比重 0.9206 @60°Fあるいは15℃での相対密度 最初の沸点 354℃(670°F) 10% 443℃(830°F) 20% 454℃(849°F) 30% 460℃(860°F) 40% 471℃(879°F) 50% 482℃(900°F) 60% 492℃(917°F) 70% 501℃(933°F) 80% 513℃(955°F) 90% 526℃(979°F) 最終沸点 553℃(1027°F) 各触媒は以下のテスト条件でテストされた。 テスト条件 プラント圧力 13891kPa(2000psig) LHSV 1.0hr~1 CFR* 1.0 リサイクルH2 1780m3/m3(10,000SCFBFF) *原料配合比(combined Feed ratio)=(feed+recycle)/feed テストされた触媒のそれぞれの活性結果を表3に示す
るライト・アラビアンVGOを使って、パイロット・プ
ラントを用いてテストした。 比重 0.9206 @60°Fあるいは15℃での相対密度 最初の沸点 354℃(670°F) 10% 443℃(830°F) 20% 454℃(849°F) 30% 460℃(860°F) 40% 471℃(879°F) 50% 482℃(900°F) 60% 492℃(917°F) 70% 501℃(933°F) 80% 513℃(955°F) 90% 526℃(979°F) 最終沸点 553℃(1027°F) 各触媒は以下のテスト条件でテストされた。 テスト条件 プラント圧力 13891kPa(2000psig) LHSV 1.0hr~1 CFR* 1.0 リサイクルH2 1780m3/m3(10,000SCFBFF) *原料配合比(combined Feed ratio)=(feed+recycle)/feed テストされた触媒のそれぞれの活性結果を表3に示す
【0017】
【表3】 表3に示されているテスト結果は、シリカ/アルミナ/
燐固溶体保持体で作成した触媒の利点を明らかに示して
いる。このことは燐含有組成物の非活性化の率が低いこ
と、及びケロシン収率の高さにより示されている。
燐固溶体保持体で作成した触媒の利点を明らかに示して
いる。このことは燐含有組成物の非活性化の率が低いこ
と、及びケロシン収率の高さにより示されている。
【0018】
【発明の効果】本発明の燐、珪素、アルミニウム酸化物
アモルファス固溶体よりなる触媒性複合体はそれ自体又
はその上に触媒活性の金属の保持体として、炭化水素の
水素化分解、異性化、アルキル化などに用いる新規有用
な触媒である。
アモルファス固溶体よりなる触媒性複合体はそれ自体又
はその上に触媒活性の金属の保持体として、炭化水素の
水素化分解、異性化、アルキル化などに用いる新規有用
な触媒である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10G 47/12 9547−4H C10G 47/12 49/04 9547−4H 49/04 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300
Claims (10)
- 【請求項1】 5−50重量%のAl2O3、10−90重量%のS
iO2、および5−40重量%のP2O5を含む燐、珪素、およ
びアルミニウム酸化物のアモルファス固溶体で構成され
る炭化水素転化プロセス用触媒複合体。 - 【請求項2】 複合体が平均直径が30から約200オング
ストロームの孔を有し、表面積が200-約420m2/gで、
孔の体積が0.35−0.75cc/gである請求項1の複合体。 - 【請求項3】 複合体がその上に周期表のグループVIB
およびVIII金属で構成されるグループから選択されるひ
とつあるいは複数の金属およびその混合物を分散されて
いる請求項1の複合体。 - 【請求項4】 その混合物のグループVIB金属がタング
ステンで、その複合体の1−20重量%の濃度で存在して
おり、混合物のグループVIII金属がニッケルで、複合物
の0.1−3重量%の濃度で存在している請求項3の複合
体。 - 【請求項5】 アルミナ・ヒドロゾル、シリカ・ヒドロ
ゾルおよび燐化合物の混合物を作成し、粒子を作成する
ためにその混合物をゲル化し、燐、珪素、およびアルミ
ニウム酸化物をつくりためにそれらの粒子をか焼するス
テップで構成される、請求項1あるいは2記載の触媒性
組成物を調製するためのプロセス。 - 【請求項6】 ゲル化ステップが、該混合物をゲル化剤
と結合させ、油滴を粒子にゲル化するために必要な条件
下でオイル・バス中で該結合混合物を分散させ、燐、珪
素、およびアルミニウム酸化物のアモルファス固溶体で
構成される球状を得るために、その粒子をか焼すること
により行われる請求項7のプロセス。 - 【請求項7】 該ゲル化剤がヘキサエチレンテトラミン
あるいは尿素である請求項5あるいは6記載のプロセ
ス。 - 【請求項8】 該ゲル化ステップがその混合物をスプレ
イ乾燥することで行われる請求項5のプロセス。 - 【請求項9】 炭化水素転化条件下で炭化水素を請求項
1から4のいずれかひとつの触媒性組成物と接触させる
ことで構成される炭化水素転化プロセス。 - 【請求項10】 該炭化水素転化プロセスが水素化分解
あるいはアルキル化である請求項9のプロセス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4228198A JP2557599B2 (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | 燐、珪素、およびアルミニウム酸化物アモルファス固溶体により構成される触媒性複合体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4228198A JP2557599B2 (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | 燐、珪素、およびアルミニウム酸化物アモルファス固溶体により構成される触媒性複合体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07204512A JPH07204512A (ja) | 1995-08-08 |
| JP2557599B2 true JP2557599B2 (ja) | 1996-11-27 |
Family
ID=16872740
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|---|---|---|---|
| JP4228198A Expired - Lifetime JP2557599B2 (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | 燐、珪素、およびアルミニウム酸化物アモルファス固溶体により構成される触媒性複合体 |
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| ITMI20031360A1 (it) * | 2003-07-03 | 2005-01-04 | Enitecnologie Spa | Solido poroso amorfo cataliticamente attivo e processo per la sua preparazione. |
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-
1992
- 1992-08-27 JP JP4228198A patent/JP2557599B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07204512A (ja) | 1995-08-08 |
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