JP2565112B2 - 半導体の積層構造の形成方法及びそれを用いた半導体装置の形成方法 - Google Patents
半導体の積層構造の形成方法及びそれを用いた半導体装置の形成方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体の積層構造の形
成方法及びその積層構造を用いて製造する半導体装置の
形成方法に関する。
成方法及びその積層構造を用いて製造する半導体装置の
形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体積層構造を形成するため
に、基板となる半導体表面の汚染物除去を目的とし、前
処理として、基板の洗浄、表面層のエッチングを行なっ
ている。その後、通常、酸化膜等の保護膜を形成し、積
層構造形成前にこれらの保護膜を除去する手法を取って
いる。酸化膜を保護膜として用いた場合、加熱処理によ
り酸化膜が分解するため、真空中で加熱処理を行なうこ
とにより、半導体清浄表面が得られ、結晶性のよい半導
体積層構造が形成されることが知られている。しかし、
Siを基板として用いた場合、酸化シリコンの分解温度
が1200℃程度であるため、通常は1100℃、良く
制御された数10Å程度の薄い酸化膜を用いた場合でも
800℃、15分程度の高温熱処理が必要となる。な
お、これに関連するものとして、例えば、ジャーナル・
オブ・エレクトロケミカル・ソサエティー,133(198
6)第666頁〜第671頁(J.Electrochem.Soc.133(198
6)pp666〜671が挙げられる。
に、基板となる半導体表面の汚染物除去を目的とし、前
処理として、基板の洗浄、表面層のエッチングを行なっ
ている。その後、通常、酸化膜等の保護膜を形成し、積
層構造形成前にこれらの保護膜を除去する手法を取って
いる。酸化膜を保護膜として用いた場合、加熱処理によ
り酸化膜が分解するため、真空中で加熱処理を行なうこ
とにより、半導体清浄表面が得られ、結晶性のよい半導
体積層構造が形成されることが知られている。しかし、
Siを基板として用いた場合、酸化シリコンの分解温度
が1200℃程度であるため、通常は1100℃、良く
制御された数10Å程度の薄い酸化膜を用いた場合でも
800℃、15分程度の高温熱処理が必要となる。な
お、これに関連するものとして、例えば、ジャーナル・
オブ・エレクトロケミカル・ソサエティー,133(198
6)第666頁〜第671頁(J.Electrochem.Soc.133(198
6)pp666〜671が挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術は、高
温熱処理の採用し難い加工マスク等のパターンで覆われ
た半導体基板、拡散し易い不純物を添加した半導体基板
には用いることができないという問題があった。
温熱処理の採用し難い加工マスク等のパターンで覆われ
た半導体基板、拡散し易い不純物を添加した半導体基板
には用いることができないという問題があった。
【0004】本発明の目的は、加工マスク等のパターン
で覆われた半導体基板や不純物を拡散した半導体基板等
の表面を清浄化し、その上に積層構造を形成する方法を
提供することにある。本発明の他の目的は、その積層構
造を用いて製造する半導体装置の形成方法を提供するこ
とにある。
で覆われた半導体基板や不純物を拡散した半導体基板等
の表面を清浄化し、その上に積層構造を形成する方法を
提供することにある。本発明の他の目的は、その積層構
造を用いて製造する半導体装置の形成方法を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の半導体の積層構造の形成方法は、第1の半
導体からなる基板をフッ酸水溶液に浸し、水洗し、真空
中で加熱処理を行なう工程と、この基板上に、第1の半
導体と異なる材料の第2の半導体を積層する工程を行な
うものである。
に、本発明の半導体の積層構造の形成方法は、第1の半
導体からなる基板をフッ酸水溶液に浸し、水洗し、真空
中で加熱処理を行なう工程と、この基板上に、第1の半
導体と異なる材料の第2の半導体を積層する工程を行な
うものである。
【0006】上記加熱処理は、350℃から550℃の
範囲の温度で行なうことが好ましく、400℃から50
0℃の範囲の温度で行なうことがより好ましい。また、
フッ酸水溶液は、0.5%から10%の範囲とすること
が好ましく、1%から10%の範囲とすることがより好
ましい。10%を越えた濃度で処理すると、清浄にした
第1の半導体の基板の表面が荒れやすく、また、低濃度
で処理すると処理時間が長くなる。また、第1の半導体
からなる基板は、第3の半導体からなる基板上に形成さ
れた積層構造であってもよい。
範囲の温度で行なうことが好ましく、400℃から50
0℃の範囲の温度で行なうことがより好ましい。また、
フッ酸水溶液は、0.5%から10%の範囲とすること
が好ましく、1%から10%の範囲とすることがより好
ましい。10%を越えた濃度で処理すると、清浄にした
第1の半導体の基板の表面が荒れやすく、また、低濃度
で処理すると処理時間が長くなる。また、第1の半導体
からなる基板は、第3の半導体からなる基板上に形成さ
れた積層構造であってもよい。
【0007】第1の半導体は、Siであること、第2の
半導体は、III−V族化合物半導体であることが好まし
い。III−V族化合物半導体としては、GaAs、Al
As、InAs、GaP、GaSb、InP等又はこれ
らの混晶、例えばAlGaAs、InGaAs等を用い
ることができる。
半導体は、III−V族化合物半導体であることが好まし
い。III−V族化合物半導体としては、GaAs、Al
As、InAs、GaP、GaSb、InP等又はこれ
らの混晶、例えばAlGaAs、InGaAs等を用い
ることができる。
【0008】さらに、上記他の目的を達成するために、
本発明の半導体装置の製造方法は、上記の半導体の積層
構造の形成方法により半導体の積層構造を形成し、少な
くとも第2の半導体の積層構造に半導体素子を形成する
ものである。
本発明の半導体装置の製造方法は、上記の半導体の積層
構造の形成方法により半導体の積層構造を形成し、少な
くとも第2の半導体の積層構造に半導体素子を形成する
ものである。
【0009】
【作用】半導体基板表面をフッ酸水溶液に曝すことによ
り、表面に形成されている半導体酸化膜を除去し、ま
た、酸化膜上に付着していた汚染物も同時に除去でき
る。さらに、表面の原子にフッ酸水溶液中の水素が付着
又は結合するために半導体表面が不活性化される。真空
中での加熱処理により、酸化物が分解するのではなく、
水素が遊離するため、低温で半導体清浄面を露出させる
ことができる。
り、表面に形成されている半導体酸化膜を除去し、ま
た、酸化膜上に付着していた汚染物も同時に除去でき
る。さらに、表面の原子にフッ酸水溶液中の水素が付着
又は結合するために半導体表面が不活性化される。真空
中での加熱処理により、酸化物が分解するのではなく、
水素が遊離するため、低温で半導体清浄面を露出させる
ことができる。
【0010】また、半導体基板が、(100)面方位を
持ったSiの場合、上記の処理を行なうと500℃付近
で(2×1)表面構造が形成される。この上にGaAs
等の有極性化合物半導体膜を成長した場合、同一層内に
2種類の原子が存在するアンチ フェーズ ドメインが
形成されることはなくなり、結晶性のよいシングルフェ
ーズ ドメインの半導体層の形成が可能となる。
持ったSiの場合、上記の処理を行なうと500℃付近
で(2×1)表面構造が形成される。この上にGaAs
等の有極性化合物半導体膜を成長した場合、同一層内に
2種類の原子が存在するアンチ フェーズ ドメインが
形成されることはなくなり、結晶性のよいシングルフェ
ーズ ドメインの半導体層の形成が可能となる。
【0011】
【実施例】以下、実施例により、本発明を説明する。 実施例1 図1は、本発明の一実施例を説明するための光電変換装
置の模式的断面図である。この装置は、p型Si基板
1、高濃度n型Si層2、高濃度p型Si層3からな
り、Siのpn構造を持つ光電変換素子と、高濃度p型
GaAs層4、p型GaAs層5、n型GaAs層6か
らなり、GaAsのpn構造を持つ光電変換素子から形
成されるタンデム型の光電変換装置である。
置の模式的断面図である。この装置は、p型Si基板
1、高濃度n型Si層2、高濃度p型Si層3からな
り、Siのpn構造を持つ光電変換素子と、高濃度p型
GaAs層4、p型GaAs層5、n型GaAs層6か
らなり、GaAsのpn構造を持つ光電変換素子から形
成されるタンデム型の光電変換装置である。
【0012】この光電変換装置は、図の上部から入射し
た光がGaAs光電変換素子中で吸収され、pn接合部
12で電流を発生させる。発生した電流は、Si光電変
換素子を通ってp型電極10に流れ込む。また、GaA
s光電変換素子中で吸収されなかった波長範囲の光はS
i光電変換素子中で吸収され、pn接合部11で電流を
発生させる。この時、p型GaAs層5、n型GaAs
層6からなるGaAs光電変換部で発生した電流が電極
に到達するために、GaAsとSiの界面13は電気的
に接触している必要がある。また、GaAs光電変換素
子形成前にSi光電変換素子部が形成されていれば、素
子作製工程数が削減でき、また、工程中の劣化もなくな
る。
た光がGaAs光電変換素子中で吸収され、pn接合部
12で電流を発生させる。発生した電流は、Si光電変
換素子を通ってp型電極10に流れ込む。また、GaA
s光電変換素子中で吸収されなかった波長範囲の光はS
i光電変換素子中で吸収され、pn接合部11で電流を
発生させる。この時、p型GaAs層5、n型GaAs
層6からなるGaAs光電変換部で発生した電流が電極
に到達するために、GaAsとSiの界面13は電気的
に接触している必要がある。また、GaAs光電変換素
子形成前にSi光電変換素子部が形成されていれば、素
子作製工程数が削減でき、また、工程中の劣化もなくな
る。
【0013】本発明を用いれば、GaAs積層構造を形
成する前のSi基板洗浄を低温で行なえることから、S
i基板中のp型、n型不純物が結晶層に拡散してSi光
電変換素子の構造、特性を損なうことがなくなり、さら
にGaAsの結晶性を向上させることができるため、S
iとの電気的接合が良好な光電変換装置を作製できる。
成する前のSi基板洗浄を低温で行なえることから、S
i基板中のp型、n型不純物が結晶層に拡散してSi光
電変換素子の構造、特性を損なうことがなくなり、さら
にGaAsの結晶性を向上させることができるため、S
iとの電気的接合が良好な光電変換装置を作製できる。
【0014】以下に、この光電変換装置の作製法を説明
する。なお、本明細書において、結晶面又は方位を表す
式として、表1に例示したように、マイナス記号を番号
の上に記載せずに前に記載することとする。
する。なお、本明細書において、結晶面又は方位を表す
式として、表1に例示したように、マイナス記号を番号
の上に記載せずに前に記載することとする。
【0015】
【表1】
【0016】p型Si基板(抵抗率0.3〜1Ωcm、
厚さ0.4mm)1に、900℃でP(りん)を拡散
し、厚さ0.3〜0.5μmの高濃度n型Si層2を形
成する。その後、裏面の高濃度n型層をエッチングし、
Alを蒸着してp型電極10を形成し、750℃で熱処
理することにより、厚さ0.3〜0.5μmの高濃度p
型Si層3を形成する。この時、Si基板は(100)
面方位を持ち、〈110〉方向に2°オフ傾斜させたも
のを使用する。上記のように作製したSi基板を有機溶
剤で洗浄し、水洗した後、5%フッ酸水溶液中に30秒
浸して表面の自然酸化膜を除き、その後、10秒水洗
し、ただちに分子線結晶成長装置の真空チャンバーに導
入する。
厚さ0.4mm)1に、900℃でP(りん)を拡散
し、厚さ0.3〜0.5μmの高濃度n型Si層2を形
成する。その後、裏面の高濃度n型層をエッチングし、
Alを蒸着してp型電極10を形成し、750℃で熱処
理することにより、厚さ0.3〜0.5μmの高濃度p
型Si層3を形成する。この時、Si基板は(100)
面方位を持ち、〈110〉方向に2°オフ傾斜させたも
のを使用する。上記のように作製したSi基板を有機溶
剤で洗浄し、水洗した後、5%フッ酸水溶液中に30秒
浸して表面の自然酸化膜を除き、その後、10秒水洗
し、ただちに分子線結晶成長装置の真空チャンバーに導
入する。
【0017】この時、反射高エネルギー電子線回析法に
よるパターン(以下、RHEEDパターンという)は、
バルク構造と同じ周期を持つことを表す(1×1)パタ
ーンを示す。これは、表面Si原子が水素原子と結合し
ているため、表面原子の再配列が置きていないことを示
す。その後、500℃まで加熱すると、RHEEDパタ
ーンは(2×1)再配列構造パターンに変化する。この
加熱は、350℃から550℃程度の温度範囲で行なえ
ば同様の結果が得られる。
よるパターン(以下、RHEEDパターンという)は、
バルク構造と同じ周期を持つことを表す(1×1)パタ
ーンを示す。これは、表面Si原子が水素原子と結合し
ているため、表面原子の再配列が置きていないことを示
す。その後、500℃まで加熱すると、RHEEDパタ
ーンは(2×1)再配列構造パターンに変化する。この
加熱は、350℃から550℃程度の温度範囲で行なえ
ば同様の結果が得られる。
【0018】(2×1)パターンを確認した後、高濃度
p型GaAs層(1×1019cm-3)4を100Å、p
型GaAs層(8×1016cm-3)5を2.5μm、高
濃度n型GaAs層(3×1018cm-3)6を0.5μ
mを順次積層する。さらに、その上に、窓層としてn型
Al0.7Ga0.3As層(3×1018cm-3)7を300
Å、電極接続部として高濃度n型GaAs層(5×10
18cm-3)8を1000Å積層する。その後、n型電極
部だけを残して、高濃度n型GaAs層8をエッチング
し、n型電極9及びp型電極10を所定のパターンにす
る。
p型GaAs層(1×1019cm-3)4を100Å、p
型GaAs層(8×1016cm-3)5を2.5μm、高
濃度n型GaAs層(3×1018cm-3)6を0.5μ
mを順次積層する。さらに、その上に、窓層としてn型
Al0.7Ga0.3As層(3×1018cm-3)7を300
Å、電極接続部として高濃度n型GaAs層(5×10
18cm-3)8を1000Å積層する。その後、n型電極
部だけを残して、高濃度n型GaAs層8をエッチング
し、n型電極9及びp型電極10を所定のパターンにす
る。
【0019】なお、上記p型Si基板1をn型に、高濃
度n型Si層2を高濃度p型に、高濃度p型Si層3を
高濃度n型に、高濃度p型GaAs層4を高濃度n型
に、p型GaAs層5をn型に、n型GaAs層6をp
型に、n型Al0.7Ga0.3As層7をp型に、高濃度n
型GaAs層8を高濃度p型に、n型電極9をp型に、
p型電極10をn型にしても同様に効果がある。
度n型Si層2を高濃度p型に、高濃度p型Si層3を
高濃度n型に、高濃度p型GaAs層4を高濃度n型
に、p型GaAs層5をn型に、n型GaAs層6をp
型に、n型Al0.7Ga0.3As層7をp型に、高濃度n
型GaAs層8を高濃度p型に、n型電極9をp型に、
p型電極10をn型にしても同様に効果がある。
【0020】また、p型Si基板上に形成する第2の半
導体としてGaAsを用いたが、これに変えて、Al
0.3Ga0.7As、In0.5Ga0.5As、GaP又はGa
Sbを用いても同様の結果が得られた。ただし、In
0.5Ga0.5Asを用いたときは光の入射方向を逆にする
必要があった。
導体としてGaAsを用いたが、これに変えて、Al
0.3Ga0.7As、In0.5Ga0.5As、GaP又はGa
Sbを用いても同様の結果が得られた。ただし、In
0.5Ga0.5Asを用いたときは光の入射方向を逆にする
必要があった。
【0021】実施例2 図2は、本発明の他の実施例を説明するための光電変換
装置の模式的断面図である。この装置は、n型Si基板
21上にGaAsのpn構造を持つ光電変換素子が設け
られた構造である。n型Si基板21を加工用マスク
(図示せず)で被うことにより形成したピラミッド状の
n型GaAs層23上に、n型GaAs層23´、p型
GaAs層24からなるGaAsのpn接合が形成さ
れ、図上部から入射した光を、ピラミッド内で多重反射
させることができる。このことにより、pn接合で発生
する電流が倍増し、光電変換効率を上げることができ
る。本発明を用いれば、GaAs積層構造を形成する前
のSi基板洗浄を低温で行なえることから、加工マスク
からの汚染を軽減することができ、さらに、GaAsの
結晶性を向上させることができるため、Siとの電気的
接合が良好な光電変換装置を作製できる。
装置の模式的断面図である。この装置は、n型Si基板
21上にGaAsのpn構造を持つ光電変換素子が設け
られた構造である。n型Si基板21を加工用マスク
(図示せず)で被うことにより形成したピラミッド状の
n型GaAs層23上に、n型GaAs層23´、p型
GaAs層24からなるGaAsのpn接合が形成さ
れ、図上部から入射した光を、ピラミッド内で多重反射
させることができる。このことにより、pn接合で発生
する電流が倍増し、光電変換効率を上げることができ
る。本発明を用いれば、GaAs積層構造を形成する前
のSi基板洗浄を低温で行なえることから、加工マスク
からの汚染を軽減することができ、さらに、GaAsの
結晶性を向上させることができるため、Siとの電気的
接合が良好な光電変換装置を作製できる。
【0022】以下にこの光電変換装置の作製法を説明す
る。図3に示すように、(001)面方位を持ち、〈1
10〉方向に2°オフしたn型Si基板21(比抵抗
0.5〜2Ωcm)上に、熱酸化によりSiO2膜22
を3000Å形成し、フォトリソグラフ法により、〈1
10〉〈−100〉を辺とする四角形の開口部を形成す
る。開口部の長さ、開口部間の間隔は入射光量あるいは
SiO2膜領域を除去して形成される電極(図2の電極
27)の比抵抗に応じて変えることができる。ここで
は、開口部の長さを縦横とも50μm、開口部の間隔を
10μmとした。
る。図3に示すように、(001)面方位を持ち、〈1
10〉方向に2°オフしたn型Si基板21(比抵抗
0.5〜2Ωcm)上に、熱酸化によりSiO2膜22
を3000Å形成し、フォトリソグラフ法により、〈1
10〉〈−100〉を辺とする四角形の開口部を形成す
る。開口部の長さ、開口部間の間隔は入射光量あるいは
SiO2膜領域を除去して形成される電極(図2の電極
27)の比抵抗に応じて変えることができる。ここで
は、開口部の長さを縦横とも50μm、開口部の間隔を
10μmとした。
【0023】上記方法で加工用マスクを形成したn型S
i基板21を有機溶剤で洗浄し、水洗した後、5%フッ
酸水溶液中に30秒浸し、その後、10秒水洗し、ただ
ちに有機金属気相結晶成長装置に導入する。この時、S
i上のRHEEDパターンを観察すれば、実施例1と同
様に(1×1)パターンが観察される。その後、500
℃まで加熱し、(2×1)が観察されることを確認した
後、ドーピング量2×1017cm-3のn型GaAs層2
3を成長させる。図3で示すように、n型GaAs層2
3は、SiO2膜22上には成長せず、Si上(開口
部)のみに成長し、しかも、ピラミッド状に形成され
る。その後、SiO2膜22を除去する。なお、加熱
は、350℃から550℃程度の温度範囲で行なえば同
様の結果が得られる。
i基板21を有機溶剤で洗浄し、水洗した後、5%フッ
酸水溶液中に30秒浸し、その後、10秒水洗し、ただ
ちに有機金属気相結晶成長装置に導入する。この時、S
i上のRHEEDパターンを観察すれば、実施例1と同
様に(1×1)パターンが観察される。その後、500
℃まで加熱し、(2×1)が観察されることを確認した
後、ドーピング量2×1017cm-3のn型GaAs層2
3を成長させる。図3で示すように、n型GaAs層2
3は、SiO2膜22上には成長せず、Si上(開口
部)のみに成長し、しかも、ピラミッド状に形成され
る。その後、SiO2膜22を除去する。なお、加熱
は、350℃から550℃程度の温度範囲で行なえば同
様の結果が得られる。
【0024】再び図2を用いて説明する。上記の処理の
後、n型GaAs層(2×1017cm-3)23´を50
0Å、p型GaAs層(4×1018cm-3)24を50
00Å、p型Al0.7Ga0.3As層(3×1018c
m-3)25を300Å、電極接続部として高濃度p型G
aAs層(2×1019cm-3)26を1000Å、順次
積層する。さらに、ピラミッド部の高濃度p型GaAs
層26を選択エッチングした後、p型電極27を、ま
た、基板裏面にn型電極28を形成する。なお、n型G
aAs層23´形成前に、上記で述べたSi基板表面清
浄化処理と同様の処理(フッ酸水溶液浸漬後、水洗処
理)を行なってもよい。
後、n型GaAs層(2×1017cm-3)23´を50
0Å、p型GaAs層(4×1018cm-3)24を50
00Å、p型Al0.7Ga0.3As層(3×1018c
m-3)25を300Å、電極接続部として高濃度p型G
aAs層(2×1019cm-3)26を1000Å、順次
積層する。さらに、ピラミッド部の高濃度p型GaAs
層26を選択エッチングした後、p型電極27を、ま
た、基板裏面にn型電極28を形成する。なお、n型G
aAs層23´形成前に、上記で述べたSi基板表面清
浄化処理と同様の処理(フッ酸水溶液浸漬後、水洗処
理)を行なってもよい。
【0025】本実施例において、n型Si基板21をp
型に、n型GaAs層23、23´をp型に、p型Ga
As層24をn型に、p型Al0.7Ga0.3As層25を
n型に、高濃度p型GaAs層26を高濃度n型に、p
型電極27をn型に、n型電極28をp型にしても同様
の効果がある。さらに、上記加工用マスクをSiO2膜
に変えて、窒化シリコン、アモルファスシリコン、酸化
アルミニウム又は窒化アルミニウムを化学気相成長法に
より形成して同様な操作を行なったときも同様の効果が
認められた。
型に、n型GaAs層23、23´をp型に、p型Ga
As層24をn型に、p型Al0.7Ga0.3As層25を
n型に、高濃度p型GaAs層26を高濃度n型に、p
型電極27をn型に、n型電極28をp型にしても同様
の効果がある。さらに、上記加工用マスクをSiO2膜
に変えて、窒化シリコン、アモルファスシリコン、酸化
アルミニウム又は窒化アルミニウムを化学気相成長法に
より形成して同様な操作を行なったときも同様の効果が
認められた。
【0026】また、n型Si基板上に形成する第2の半
導体としてGaAsを用いたが、これに変えて、Al
0.3Ga0.7As、In0.5Ga0.5As、GaP又はGa
Sbを用いても同様の結果が得られた。
導体としてGaAsを用いたが、これに変えて、Al
0.3Ga0.7As、In0.5Ga0.5As、GaP又はGa
Sbを用いても同様の結果が得られた。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、350〜550℃の低
温で半導体基板表面の清浄化ができた。また、Si基板
が(001)面方位を持っている場合、清浄化された状
態で(2×1)構造を持っているため、この上に形成さ
れたGaAs等の有極性化合物半導体は、同一層内に同
じ原子のみが存在するシングル フェーズ ドメイン成
長が可能となり、結晶性が向上した。基板表面清浄化処
理の低温化とGaAs膜のシングル フェーズ ドメイ
ン化により、基板内に不純物拡散層を設けたSi基板あ
るいは加工用マスクを上部に形成したSi基板を用いた
GaAs積層構造が形成できた。このため、Si−pn
構造とGaAs−pn構造が電気的、結晶学的に接続し
ているタンデム型光電変換装置が作製できた。この光電
変換装置の効率は従来型より1.5〜2倍向上した。ま
た、Si基板表面を加工マスクで被うことにより、ピラ
ミッド構造のGaAs光電変換装置を作製することがで
きた。この光電変換装置は光の多重反射により光路長を
長くとれるため、効率が20〜30%向上した。
温で半導体基板表面の清浄化ができた。また、Si基板
が(001)面方位を持っている場合、清浄化された状
態で(2×1)構造を持っているため、この上に形成さ
れたGaAs等の有極性化合物半導体は、同一層内に同
じ原子のみが存在するシングル フェーズ ドメイン成
長が可能となり、結晶性が向上した。基板表面清浄化処
理の低温化とGaAs膜のシングル フェーズ ドメイ
ン化により、基板内に不純物拡散層を設けたSi基板あ
るいは加工用マスクを上部に形成したSi基板を用いた
GaAs積層構造が形成できた。このため、Si−pn
構造とGaAs−pn構造が電気的、結晶学的に接続し
ているタンデム型光電変換装置が作製できた。この光電
変換装置の効率は従来型より1.5〜2倍向上した。ま
た、Si基板表面を加工マスクで被うことにより、ピラ
ミッド構造のGaAs光電変換装置を作製することがで
きた。この光電変換装置は光の多重反射により光路長を
長くとれるため、効率が20〜30%向上した。
【図1】本発明の一実施例を説明するための光電変換装
置の模式的断面図。
置の模式的断面図。
【図2】本発明の他の実施例を説明するための光電変換
装置の模式的断面図。
装置の模式的断面図。
【図3】図2に示した光電変換装置の形成工程を示す模
式的断面図。
式的断面図。
1…p型Si基板、 2…高濃度n型Si層、 3…高濃度p型Si層、 4…高濃度p型GaAs層、 5…p型GaAs層、 6…n型GaAs層、 7…n型Al0.7Ga0.3As層、 8…高濃度n型GaAs層、 9、28…n型電極、 10、27…p型電極、 11、12…pn接合部、 13…界面、 21…n型Si基板、 22…SiO2膜、 23、23´…n型GaAs層、 24…p型GaAs層、 25…p型Al0.7Ga0.3As層、 26…高濃度p型GaAs層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 31/10 H01L 31/10 A (56)参考文献 特開 平4−338642(JP,A) 特開 平2−258979(JP,A) 特開 平3−187213(JP,A) 特開 平2−83983(JP,A) 特開 平1−150328(JP,A) 特開 平5−175182(JP,A) 特開 平5−267260(JP,A) 特開 平5−217982(JP,A)
Claims (4)
- 【請求項1】Siからなる基板をフッ酸水溶液に浸し、
水洗し、真空中で350℃から550℃の範囲にある温
度で加熱処理を行う工程と、該基板上にGaAs,Al
GaAs,InGaAs,GaPまたはGaSbからな
る化合物半導体層を積層する工程を有することを特徴と
する半導体の積層構造の形成方法。 - 【請求項2】請求項1記載の半導体の積層構造の形成方
法において、上記基板は、予め酸化シリコン,窒化シリ
コン,アモルファスシリコン,酸化アルミニウムまたは
窒化アルミニウムからなる加工用マスクが形成されてい
ることを特徴とする半導体の積層構造の形成方法。 - 【請求項3】請求項1又は2に記載の半導体の積層構造
の形成方法により半導体の積層構造を形成し、少なくと
も上記化合物半導体層に半導体素子を形成することを特
徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】請求項3記載の半導体装置の製造方法にお
いて、上記半導体素子は、光電変換素子であることを特
徴とする半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5264610A JP2565112B2 (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | 半導体の積層構造の形成方法及びそれを用いた半導体装置の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5264610A JP2565112B2 (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | 半導体の積層構造の形成方法及びそれを用いた半導体装置の形成方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07122550A JPH07122550A (ja) | 1995-05-12 |
| JP2565112B2 true JP2565112B2 (ja) | 1996-12-18 |
Family
ID=17405722
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5264610A Expired - Fee Related JP2565112B2 (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | 半導体の積層構造の形成方法及びそれを用いた半導体装置の形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2565112B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10270743A (ja) * | 1997-03-27 | 1998-10-09 | Shinichiro Uekusa | 受光素子及びラマンシフタ用素子 |
| JP5277366B2 (ja) * | 2007-03-15 | 2013-08-28 | 国立大学法人豊橋技術科学大学 | 多層構造ウエハーおよびその製造方法 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH071761B2 (ja) * | 1987-12-07 | 1995-01-11 | 松下電器産業株式会社 | 半導体基板の処理方法 |
| JPH0283983A (ja) * | 1988-09-21 | 1990-03-26 | Canon Inc | 光電変換装置 |
| JPH02258979A (ja) * | 1989-02-21 | 1990-10-19 | Anelva Corp | 常圧cvd方法および装置 |
| JPH03187213A (ja) * | 1989-12-15 | 1991-08-15 | Fujitsu Ltd | 半導体結晶の製造方法 |
| JPH04338642A (ja) * | 1991-05-16 | 1992-11-25 | Fujitsu Ltd | 半導体装置の製造方法およびシリコン基板表面の安定化方法 |
-
1993
- 1993-10-22 JP JP5264610A patent/JP2565112B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07122550A (ja) | 1995-05-12 |
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