JP2565537B2 - 保存庫 - Google Patents
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- JP2565537B2 JP2565537B2 JP63061899A JP6189988A JP2565537B2 JP 2565537 B2 JP2565537 B2 JP 2565537B2 JP 63061899 A JP63061899 A JP 63061899A JP 6189988 A JP6189988 A JP 6189988A JP 2565537 B2 JP2565537 B2 JP 2565537B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、保存室内に食品を保存し、該保存室内を密
閉することができる保存庫に係り、特に、前記保存室内
の酸素成分を低濃度に保つことができる保存庫に関する
ものである。
閉することができる保存庫に係り、特に、前記保存室内
の酸素成分を低濃度に保つことができる保存庫に関する
ものである。
[従来の技術] 食品保存の一手段として、普通の空気とは異なった組
成のガスを保存庫内へ流通し、この中で食品を低温度に
保って保存する“ガス冷蔵”が知られている。
成のガスを保存庫内へ流通し、この中で食品を低温度に
保って保存する“ガス冷蔵”が知られている。
このガス冷蔵は、空気中における炭酸ガスや窒素ガス
などの化学的に不活性なものを多くし、酸素成分を減少
させたガス(酸素成分を減少させる方法については詳細
後述)を利用するもので、たとえば、青果物では呼吸速
度が減少し成熟の進行が遅く、水分の発散も減るために
新鮮な状態で長く保存できる。食肉等では好気性の微生
物の生育や繁殖が抑制され酸化も少なくなり、長期保存
が可能になる。
などの化学的に不活性なものを多くし、酸素成分を減少
させたガス(酸素成分を減少させる方法については詳細
後述)を利用するもので、たとえば、青果物では呼吸速
度が減少し成熟の進行が遅く、水分の発散も減るために
新鮮な状態で長く保存できる。食肉等では好気性の微生
物の生育や繁殖が抑制され酸化も少なくなり、長期保存
が可能になる。
空気中の酸素成分を減少させる方法としては、青果
物自体の呼吸作用で出る炭酸ガスでその濃度を高める、
別に炭酸ガスあるいは窒素ガスを添加する、調整し
た人工空気を送る等が知られている。
物自体の呼吸作用で出る炭酸ガスでその濃度を高める、
別に炭酸ガスあるいは窒素ガスを添加する、調整し
た人工空気を送る等が知られている。
なお、ガス冷蔵に関しては、食品冷凍の理論と応用
(光琳書院 昭41-6)第452頁ないし第462頁で論じられ
ている。
(光琳書院 昭41-6)第452頁ないし第462頁で論じられ
ている。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来技術は、頻繁に開閉される保存庫、たとえば
家庭用冷蔵庫の如きものについては配慮されていなかっ
た。この種の保存庫は扉が頻繁に開閉されるために、庫
内の空気が入れかわり、青果物の呼吸による空気成分の
制御程度では間にあわず、また、炭酸ガス,窒素ガスの
添加あるいは調整空気を送るとしても多量に送り込まな
ければならず、そのためには、特別なガス発生装置が必
要であり、保存庫の構造が複雑になるという問題点があ
った。
家庭用冷蔵庫の如きものについては配慮されていなかっ
た。この種の保存庫は扉が頻繁に開閉されるために、庫
内の空気が入れかわり、青果物の呼吸による空気成分の
制御程度では間にあわず、また、炭酸ガス,窒素ガスの
添加あるいは調整空気を送るとしても多量に送り込まな
ければならず、そのためには、特別なガス発生装置が必
要であり、保存庫の構造が複雑になるという問題点があ
った。
これに対し、大気を分離して低酸素容量にしたガス媒
体中で、果物、野菜、魚肉など腐りやすい生産物を貯蔵
する設備として特開昭58-152470号公報記載のものが知
られている。この装置は、膜ガス分離装置とガス媒体の
強制循環手段を備え、外部から吸い込んだ空気を低酸素
容量にして筐体(冷却室)に送る構成のものであるが、
構造が複雑で、頻繁に開閉される保存庫、例えば家庭用
冷蔵庫のごときものに適用することについて配慮されて
いなかった。
体中で、果物、野菜、魚肉など腐りやすい生産物を貯蔵
する設備として特開昭58-152470号公報記載のものが知
られている。この装置は、膜ガス分離装置とガス媒体の
強制循環手段を備え、外部から吸い込んだ空気を低酸素
容量にして筐体(冷却室)に送る構成のものであるが、
構造が複雑で、頻繁に開閉される保存庫、例えば家庭用
冷蔵庫のごときものに適用することについて配慮されて
いなかった。
本発明は、上記した従来技術の問題点を解決するため
になされたもので、その第一の目的は、扉の開閉が頻繁
なものであっても、庫内の酸素成分を容易に低濃度に保
つことができ、外部からの熱漏洩が小さく、消費電力の
少ない構造簡単な保存庫を提供することにある。
になされたもので、その第一の目的は、扉の開閉が頻繁
なものであっても、庫内の酸素成分を容易に低濃度に保
つことができ、外部からの熱漏洩が小さく、消費電力の
少ない構造簡単な保存庫を提供することにある。
また、本発明の第二の目的は、複数の保存室を有する
ものについて、特定の保存室内の酸素成分を容易に低濃
度に保つことができ、外部との熱移動がなく、熱損失の
小さい保存庫を提供することにある。
ものについて、特定の保存室内の酸素成分を容易に低濃
度に保つことができ、外部との熱移動がなく、熱損失の
小さい保存庫を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記第一の目的を達成するために、本発明の保存庫の
第一の発明に係る構成は、箱体によって形成した保存室
内に食品を保存し、前記箱体に装着した扉を閉めること
により前記保存室内を密閉することができ、該保存室内
と外部とを、酸素を選択的に透過することができる分離
膜を介して連通し、保存室内の酸素成分を低濃度に保つ
ようにした保存庫において、前記箱体に、前記分離膜を
装着して保存室内と外部とを連通する連通穴を設け、こ
の連通穴の長さ方向の途中の分離膜非装着個所に小径部
を有するものである。
第一の発明に係る構成は、箱体によって形成した保存室
内に食品を保存し、前記箱体に装着した扉を閉めること
により前記保存室内を密閉することができ、該保存室内
と外部とを、酸素を選択的に透過することができる分離
膜を介して連通し、保存室内の酸素成分を低濃度に保つ
ようにした保存庫において、前記箱体に、前記分離膜を
装着して保存室内と外部とを連通する連通穴を設け、こ
の連通穴の長さ方向の途中の分離膜非装着個所に小径部
を有するものである。
より詳しくは、前記連通穴を、保存室内を冷却する循
環空気の空気通路と接続する位置に設けたものであり、
前記連通穴に、前記分離膜を通った高酸素濃度の空気を
保存庫の外部へ放出する送風ブロワを備えたものであ
る。
環空気の空気通路と接続する位置に設けたものであり、
前記連通穴に、前記分離膜を通った高酸素濃度の空気を
保存庫の外部へ放出する送風ブロワを備えたものであ
る。
また、上記第二の目的を達成するために、本発明の保
存庫の第二の発明に係る構成は、箱体によって形成さ
れ、仕切りを介して仕切られた複数の保存室内に食品を
保存し、前記箱体に装着した扉を閉めることにより前記
保存室内を密閉することができるようにした保存庫にお
いて、前記複数の保存室のひとつである下部保存室とそ
の上部となる上部保存室とを連通する連通穴を設け、こ
の連通穴に、酸素を選択的に透過することができる分離
膜を装着するとともに、前記下部保存室と前記上部保存
室との仕切り部に、前記下部保存室周囲と前記上部保存
室とを連通する空気通路を設けたものである。
存庫の第二の発明に係る構成は、箱体によって形成さ
れ、仕切りを介して仕切られた複数の保存室内に食品を
保存し、前記箱体に装着した扉を閉めることにより前記
保存室内を密閉することができるようにした保存庫にお
いて、前記複数の保存室のひとつである下部保存室とそ
の上部となる上部保存室とを連通する連通穴を設け、こ
の連通穴に、酸素を選択的に透過することができる分離
膜を装着するとともに、前記下部保存室と前記上部保存
室との仕切り部に、前記下部保存室周囲と前記上部保存
室とを連通する空気通路を設けたものである。
[作用] 保存室内に酸素成分を低濃度に保つ作用は次のとおり
である。
である。
保存室内外を連通する連通穴の途中に設けた分離膜の
前後に、送風ブロワにより圧力差が生じる。したがっ
て、この分離膜の気体透過係数の差により、酸素成分の
多い空気のみが前記保存室から外部へ流出し、保存室内
の酸素濃度が低下する。
前後に、送風ブロワにより圧力差が生じる。したがっ
て、この分離膜の気体透過係数の差により、酸素成分の
多い空気のみが前記保存室から外部へ流出し、保存室内
の酸素濃度が低下する。
たとえば、分離膜としてポリ(4−メチルペンテン−
1)を使用した場合には、気体透過係数は、酸素1.64×
10-9cm3(STP)・cm/cm2・s・cmHgに対し、窒素3.83×
10-10cm3(STP)・cm/cm2・s・cmHgであり、その理論
分離係数は4.28となる。したがって、保存室内の空気成
分を酸素21%,窒素79%とすれば、分離膜を通過して外
部へ放出される空気成分は酸素53%,窒素47%となり、
その酸素濃度が高くなる。具体例として、保存室の容積
を300lとし、分離膜から放出される量に相当する新たな
空気(ただし酸素21%,窒素79%)が外部から保存室内
へ流入するとすれば、前記分離膜を通過する流量が100l
で、保存室内の酸素濃度は約10%まで低下する。
1)を使用した場合には、気体透過係数は、酸素1.64×
10-9cm3(STP)・cm/cm2・s・cmHgに対し、窒素3.83×
10-10cm3(STP)・cm/cm2・s・cmHgであり、その理論
分離係数は4.28となる。したがって、保存室内の空気成
分を酸素21%,窒素79%とすれば、分離膜を通過して外
部へ放出される空気成分は酸素53%,窒素47%となり、
その酸素濃度が高くなる。具体例として、保存室の容積
を300lとし、分離膜から放出される量に相当する新たな
空気(ただし酸素21%,窒素79%)が外部から保存室内
へ流入するとすれば、前記分離膜を通過する流量が100l
で、保存室内の酸素濃度は約10%まで低下する。
[実施例] 以下、本発明の各実施例を第1図ないし第4図を参照
して説明する。
して説明する。
まず、第一の発明の実施例を第1図ないし第3図を参
照して説明する。
照して説明する。
第1図は、第一の発明の第1の実施例に係る保存庫を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
第1図において、1Aは、第1の保存室2と第2の保存
室3とを有する、本実施例の保存庫である。4は、これ
ら第1,第2の保存室2,3を形成するとともに外部と断熱
する箱体、5は、第1の保存室2を開閉するための第1
の扉、6は、第2の保存室3を開閉するための第2の
扉、7は、前記扉と箱体4を密閉するためのパッキン、
8は、圧縮機9,凝縮器,絞り(図示せず)とともに冷凍
サイクルを形成し低熱源となる冷却器、10は、第1の空
気吸込口11および第2の空気吸込口12から吸込んだ空気
を冷却器8へ流し、ここで冷却した空気を第1の空気通
路13および第2の空気通路14を通して第1の保存室2お
よび第2の保存室3へ送る送風フアン、15Aは、保存庫1
Aの第2の保存室3の内外を連通する連通穴、16は、こ
の連通穴15Aに取り付けられ、酸素を選択透過すること
ができる、分離膜に係る膜モジュールであって、これは
分離膜素材、たとえば、ポリ(4−メチルペンテン−
1)を空気との接触面積が大きくなるように波状に形成
してなるものである。ここで、連通穴15Aは、その長さ
方向の途中の分離膜非装着個所に小径部15aを有してい
る。17は、この膜モジュール16の外側を低圧にし、膜モ
ジュール16を通った高酸素濃度の空気を保存庫1の外部
へ放出する送風ブロア、18は、保存庫1内に取り付けら
れた温度センサ19の温度が設定値よりも高くなると送風
フアン駆動装置21および圧縮機駆動装置22へ信号を送
り、送風フアン10および圧縮機9を駆動させることがで
き、また、酸素濃度センサ20の酸素濃度が設定値よりも
高くなると送風ブロア駆動装置23へ信号を送り、送風ブ
ロア17を駆動させることができる制御器である。
室3とを有する、本実施例の保存庫である。4は、これ
ら第1,第2の保存室2,3を形成するとともに外部と断熱
する箱体、5は、第1の保存室2を開閉するための第1
の扉、6は、第2の保存室3を開閉するための第2の
扉、7は、前記扉と箱体4を密閉するためのパッキン、
8は、圧縮機9,凝縮器,絞り(図示せず)とともに冷凍
サイクルを形成し低熱源となる冷却器、10は、第1の空
気吸込口11および第2の空気吸込口12から吸込んだ空気
を冷却器8へ流し、ここで冷却した空気を第1の空気通
路13および第2の空気通路14を通して第1の保存室2お
よび第2の保存室3へ送る送風フアン、15Aは、保存庫1
Aの第2の保存室3の内外を連通する連通穴、16は、こ
の連通穴15Aに取り付けられ、酸素を選択透過すること
ができる、分離膜に係る膜モジュールであって、これは
分離膜素材、たとえば、ポリ(4−メチルペンテン−
1)を空気との接触面積が大きくなるように波状に形成
してなるものである。ここで、連通穴15Aは、その長さ
方向の途中の分離膜非装着個所に小径部15aを有してい
る。17は、この膜モジュール16の外側を低圧にし、膜モ
ジュール16を通った高酸素濃度の空気を保存庫1の外部
へ放出する送風ブロア、18は、保存庫1内に取り付けら
れた温度センサ19の温度が設定値よりも高くなると送風
フアン駆動装置21および圧縮機駆動装置22へ信号を送
り、送風フアン10および圧縮機9を駆動させることがで
き、また、酸素濃度センサ20の酸素濃度が設定値よりも
高くなると送風ブロア駆動装置23へ信号を送り、送風ブ
ロア17を駆動させることができる制御器である。
以上のように構成した保存庫1Aの動作を説明する。
保存庫1A内の温度センサ19の温度が設定値より高くな
ると、制御器18からの信号により圧縮機駆動装置22およ
び送風フアン駆動装置21がONになり、圧縮機9および送
風フアン10が駆動される。圧縮機9によって圧縮された
冷媒ガスは前記凝縮器で放熱して液冷媒となり、前記絞
りで減圧されて冷却器8へ送られる。送風フアン10によ
って第1の空気吸込口11および第2の空気吸込口12から
吸込まれた空気を、この冷却器8によって冷却すること
により前記冷媒は蒸発し、この冷媒は再び圧縮機9へ戻
り冷凍サイクルを一循する。冷却器8で冷却された空気
は、第1の空気通路13および第2の空気通路14を通り、
それぞれ第1の保存室2および第2の保存室3を冷却す
る。ここで、第1の空気通路13および第2の空気通路14
を通過する空気量を変えることにより、第1の保存室2
と第2の保存室3の温度を変えることができる。
ると、制御器18からの信号により圧縮機駆動装置22およ
び送風フアン駆動装置21がONになり、圧縮機9および送
風フアン10が駆動される。圧縮機9によって圧縮された
冷媒ガスは前記凝縮器で放熱して液冷媒となり、前記絞
りで減圧されて冷却器8へ送られる。送風フアン10によ
って第1の空気吸込口11および第2の空気吸込口12から
吸込まれた空気を、この冷却器8によって冷却すること
により前記冷媒は蒸発し、この冷媒は再び圧縮機9へ戻
り冷凍サイクルを一循する。冷却器8で冷却された空気
は、第1の空気通路13および第2の空気通路14を通り、
それぞれ第1の保存室2および第2の保存室3を冷却す
る。ここで、第1の空気通路13および第2の空気通路14
を通過する空気量を変えることにより、第1の保存室2
と第2の保存室3の温度を変えることができる。
保存庫1A内の酸素濃度について説明すれば、酸素濃度
センサ20で検知された値が設定酸素濃度(たとえば10
%)より高くなると、制御器18から送風ブロア駆動装置
23へ信号が送られ、送風ブロア17が運転される。そし
て、送風ブロア17に吸込力が発生するが、膜モジュール
16の通風抵抗により、膜モジュール16の前後に圧力差が
生じる。この圧力差により、膜モジュール16を構成して
いる分離膜素材を介して、酸素濃度の高くなった空気が
保存庫1Aの外へ放出される。このとき、保存庫1A内は空
気を放出するために負圧になるが、パッキン7等の密閉
部のすきま等からもれこむ通常の空気(酸素濃度21%,
窒素濃度79%)によって圧力を回復する。連通穴15Aか
ら外部へ流出する空気の酸素濃度がパッキン7等からも
れこむ空気の酸素濃度よりも高いため、保存庫1A内の空
気の酸素濃度が低下し、不活性ガスである窒素濃度が増
加する。酸素濃度が低下して前記設定値以下になると、
制御器18から送風ブロア駆動装置23への信号がOFFにな
り、送風ブロア17が停止する。このようにして、保存庫
1A内の酸素濃度は、一定になるように制御される。
センサ20で検知された値が設定酸素濃度(たとえば10
%)より高くなると、制御器18から送風ブロア駆動装置
23へ信号が送られ、送風ブロア17が運転される。そし
て、送風ブロア17に吸込力が発生するが、膜モジュール
16の通風抵抗により、膜モジュール16の前後に圧力差が
生じる。この圧力差により、膜モジュール16を構成して
いる分離膜素材を介して、酸素濃度の高くなった空気が
保存庫1Aの外へ放出される。このとき、保存庫1A内は空
気を放出するために負圧になるが、パッキン7等の密閉
部のすきま等からもれこむ通常の空気(酸素濃度21%,
窒素濃度79%)によって圧力を回復する。連通穴15Aか
ら外部へ流出する空気の酸素濃度がパッキン7等からも
れこむ空気の酸素濃度よりも高いため、保存庫1A内の空
気の酸素濃度が低下し、不活性ガスである窒素濃度が増
加する。酸素濃度が低下して前記設定値以下になると、
制御器18から送風ブロア駆動装置23への信号がOFFにな
り、送風ブロア17が停止する。このようにして、保存庫
1A内の酸素濃度は、一定になるように制御される。
以上説明した実施例によれば、保存庫1内の酸素成分
を選択放出するようにしたので、特別な調整空気発生装
置などが不要でその構造は簡単であり、また、扉5,6を
頻繁に開閉された場合でも強制的に保存庫1内の酸素濃
度を容易に低減でき、食品を長期間新鮮に保存すること
ができるという効果がある。
を選択放出するようにしたので、特別な調整空気発生装
置などが不要でその構造は簡単であり、また、扉5,6を
頻繁に開閉された場合でも強制的に保存庫1内の酸素濃
度を容易に低減でき、食品を長期間新鮮に保存すること
ができるという効果がある。
特に、この実施例の保存庫1Aは、小径部15aの存在に
より連通穴15Aの面積が小さいため、庫内の温度を低温
に保った場合でも、外部からの熱漏洩が小さくなり、冷
凍サイクルの消費電力が少なくなるという効果がある。
より連通穴15Aの面積が小さいため、庫内の温度を低温
に保った場合でも、外部からの熱漏洩が小さくなり、冷
凍サイクルの消費電力が少なくなるという効果がある。
第2図は、第一の発明の第2の実施例に係る保存庫を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
この第2図において、第1図と同一符号を付した部分
は同一の部品を示し、同様の作用を行なうものである。
そして、15Bは、保存室内を冷却する循環空気の空気通
路に係る第2の空気通路14と接続する位置に穿設した連
通穴である。
は同一の部品を示し、同様の作用を行なうものである。
そして、15Bは、保存室内を冷却する循環空気の空気通
路に係る第2の空気通路14と接続する位置に穿設した連
通穴である。
この実施例によれば、保存庫1B内の酸素濃度が急に高
くなった場合、たとえば第1の扉5あるいは第2の扉6
を開閉したような場合には、保存庫1B内の温度が上昇す
るため、冷凍サイクルが運転され、送風フアン10も運転
される。したがって、膜モジュール16を構成している分
離膜の前面を空気が強制的に循環し、分離膜前面へ酸素
濃度の高い空気が送られ、酸素と窒素の分離特性が向上
し、保存庫1B内の酸素濃度を早く低下させることができ
るという利点がある。
くなった場合、たとえば第1の扉5あるいは第2の扉6
を開閉したような場合には、保存庫1B内の温度が上昇す
るため、冷凍サイクルが運転され、送風フアン10も運転
される。したがって、膜モジュール16を構成している分
離膜の前面を空気が強制的に循環し、分離膜前面へ酸素
濃度の高い空気が送られ、酸素と窒素の分離特性が向上
し、保存庫1B内の酸素濃度を早く低下させることができ
るという利点がある。
なお、本実施例では、第2の空気通路14と接続して連
通穴15Bを穿設したが、送風フアン10によって空気が循
環するような任意の場所に連通穴を設けても同様の効果
がある。
通穴15Bを穿設したが、送風フアン10によって空気が循
環するような任意の場所に連通穴を設けても同様の効果
がある。
さらに、冷凍サイクルが停止した状態でも、送風ブロ
ア17が運転されれば送風フアン10も運転することができ
るように構成すれば、何らかの理由により、保存庫1B内
が低温で酸素濃度のみが高くなった場合でも、早く酸素
濃度を低下させることができるものである。
ア17が運転されれば送風フアン10も運転することができ
るように構成すれば、何らかの理由により、保存庫1B内
が低温で酸素濃度のみが高くなった場合でも、早く酸素
濃度を低下させることができるものである。
第3図は、第一の発明の第3の実施例に係る保存庫を
示す縦断面図である。この第3図において、第1図,第
2図と同一符号を付した部分は同一の部品を示し、同様
の作用を行なうものである。そして、24は、酸素を選択
透過する分離膜素材で構成した第2の膜モジュール、25
は、この第2の膜モジュール24によって酸素濃度を低下
させた空気を保存庫1C内へ送る第2の連通穴、26は、第
2の膜モジュール24を透過した酸素濃度の高い空気を送
風ブロア17へ導く第3の空気通路である。
示す縦断面図である。この第3図において、第1図,第
2図と同一符号を付した部分は同一の部品を示し、同様
の作用を行なうものである。そして、24は、酸素を選択
透過する分離膜素材で構成した第2の膜モジュール、25
は、この第2の膜モジュール24によって酸素濃度を低下
させた空気を保存庫1C内へ送る第2の連通穴、26は、第
2の膜モジュール24を透過した酸素濃度の高い空気を送
風ブロア17へ導く第3の空気通路である。
このように構成した本実施例の保存庫1Cの動作を説明
する。
する。
保存庫1C内の酸素濃度が高くなると、送風ブロア17が
運転され、膜モジュール16および第2の膜モジュール24
の前後に圧力差が生じるために、膜モジュール16を介し
て、第3の実施例と同じく、保存庫1C内から酸素濃度の
高い空気が外部へ流出する。一方、保存庫1C内の圧力が
負圧になるため、第2の連通穴25から外部の空気が流入
するが、第2の膜モジュール24によって、その空気中の
酸素の大部分が第3の空気通路26を通り送風ブロア17で
再び外部へ流出するため、前記第2の連通穴25から保存
庫1C内へ流入する空気はその窒素濃度が高くなってい
る。
運転され、膜モジュール16および第2の膜モジュール24
の前後に圧力差が生じるために、膜モジュール16を介し
て、第3の実施例と同じく、保存庫1C内から酸素濃度の
高い空気が外部へ流出する。一方、保存庫1C内の圧力が
負圧になるため、第2の連通穴25から外部の空気が流入
するが、第2の膜モジュール24によって、その空気中の
酸素の大部分が第3の空気通路26を通り送風ブロア17で
再び外部へ流出するため、前記第2の連通穴25から保存
庫1C内へ流入する空気はその窒素濃度が高くなってい
る。
このようにして、保存庫1C内の酸素濃度が早く低下
し、また、外部から流入する空気量も少なくてすむの
で、熱損失が小さくなり、冷凍サイクルの消費電力も小
さくなるという利点がある。
し、また、外部から流入する空気量も少なくてすむの
で、熱損失が小さくなり、冷凍サイクルの消費電力も小
さくなるという利点がある。
次に、第二の発明の実施例を第4図を参照して説明す
る。
る。
第4図は、第二の発明の一実施例に係る保存庫を示す
縦断面図である。この第4図において、第1図と同一符
号を付した部品は同一部品を示し、同様の作用を行なう
ものである。
縦断面図である。この第4図において、第1図と同一符
号を付した部品は同一部品を示し、同様の作用を行なう
ものである。
第4図の実施例は、複数の保存室のひとつである下部
保存室とその上部となる上部保存室とを連通する連通穴
を設け、この連通穴に、酸素を選択的に透過することが
できる分離膜を装着する構成のものである。
保存室とその上部となる上部保存室とを連通する連通穴
を設け、この連通穴に、酸素を選択的に透過することが
できる分離膜を装着する構成のものである。
そして、15Cは、第2の保存室3と第3の保存室27と
を仕切る仕切板31に穿設した連通穴、28は、ケース29と
一体になった第3の保存室27を開閉するための第3の
扉、30は、仕切板31に設けられ下部保存室周囲と上部保
存室とを連通する空気通路に係る冷気導入孔であり、前
記ケース29の周囲へ冷気を送るものである。
を仕切る仕切板31に穿設した連通穴、28は、ケース29と
一体になった第3の保存室27を開閉するための第3の
扉、30は、仕切板31に設けられ下部保存室周囲と上部保
存室とを連通する空気通路に係る冷気導入孔であり、前
記ケース29の周囲へ冷気を送るものである。
このように構成した本実施例の保存庫1Dの動作を説明
する。
する。
酸素濃度センサ20によって検出される酸素濃度が高く
なると、送風ブロア17によって、第3の保存室27から酸
素濃度の高い空気が膜モジュール16を通り、第2の保存
室および第1の保存室2へ流出する。この結果、第3の
保存室27の酸素濃度は低下し、第1の保存室2および第
2の保存室3の酸素濃度が増加する。このとき、膜モジ
ュール16を通った空気量に相当する空気が、ケース29と
仕切り板31の密閉部のすきまから第3の保存室27へ流入
する。したがって、第3の保存室27へ流入する空気は低
温度のものであり、空気の循環による熱損失が小さくて
済み、冷凍サイクルの消費電力が小さくなる。また、第
1の保存室2および第2の保存室3の酸素濃度が高くな
るが、これらの保存室2,3内には空気成分に関係なく保
存できるもの、例えば瓶類等の貯蔵に用いればよい。
なると、送風ブロア17によって、第3の保存室27から酸
素濃度の高い空気が膜モジュール16を通り、第2の保存
室および第1の保存室2へ流出する。この結果、第3の
保存室27の酸素濃度は低下し、第1の保存室2および第
2の保存室3の酸素濃度が増加する。このとき、膜モジ
ュール16を通った空気量に相当する空気が、ケース29と
仕切り板31の密閉部のすきまから第3の保存室27へ流入
する。したがって、第3の保存室27へ流入する空気は低
温度のものであり、空気の循環による熱損失が小さくて
済み、冷凍サイクルの消費電力が小さくなる。また、第
1の保存室2および第2の保存室3の酸素濃度が高くな
るが、これらの保存室2,3内には空気成分に関係なく保
存できるもの、例えば瓶類等の貯蔵に用いればよい。
[発明の効果] 以上詳細に説明したように、第一の発明によれば、扉
の開閉が頻繁なものであっても、庫内の酸素成分を容易
に低濃度に保つことができ、外部からの熱漏洩が小さ
く、消費電力の少ない構造簡単な保存庫を提供すること
ができる。
の開閉が頻繁なものであっても、庫内の酸素成分を容易
に低濃度に保つことができ、外部からの熱漏洩が小さ
く、消費電力の少ない構造簡単な保存庫を提供すること
ができる。
また、第二の発明によれば、複数の保存室を有するも
のについて、特定の保存室内の酸素成分を容易に低濃度
に保つことができ、外部との熱移動がなく、熱損失の小
さい保存庫を提供することができる。
のについて、特定の保存室内の酸素成分を容易に低濃度
に保つことができ、外部との熱移動がなく、熱損失の小
さい保存庫を提供することができる。
第1図は、第一の発明の第1の実施例に係る保存庫を示
す縦断面図、第2図は、第一の発明の第2の実施例に係
る保存庫を示す縦断面図、第3図は、第一の発明の第3
の実施例に係る保存庫を示す縦断面図、第4図は、第二
の発明の第一実施例に係る保存庫を示す縦断面図であ
る。 1A,1B,1C,1D……保存庫、2……第1の保存室、3……
第2の保存室、4……箱体、5……第1の扉、6……第
2の扉、14……第2の空気通路、15A,15B,15C……連通
穴、15a……小径部、16……膜モジュール、17……送風
ブロア、27……第3の保存室、28……第3の扉、29……
ケース、30……冷気導入孔。
す縦断面図、第2図は、第一の発明の第2の実施例に係
る保存庫を示す縦断面図、第3図は、第一の発明の第3
の実施例に係る保存庫を示す縦断面図、第4図は、第二
の発明の第一実施例に係る保存庫を示す縦断面図であ
る。 1A,1B,1C,1D……保存庫、2……第1の保存室、3……
第2の保存室、4……箱体、5……第1の扉、6……第
2の扉、14……第2の空気通路、15A,15B,15C……連通
穴、15a……小径部、16……膜モジュール、17……送風
ブロア、27……第3の保存室、28……第3の扉、29……
ケース、30……冷気導入孔。
フロントページの続き (72)発明者 竹林 昌寛 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所家電研究所内 (72)発明者 香曽我部 弘勝 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所家電研究所内 (56)参考文献 特開 昭58−152470(JP,A) 特開 昭55−84165(JP,A) 特開 平1−95759(JP,A) 特開 昭63−207973(JP,A)
Claims (5)
- 【請求項1】箱体によって形成した保存室内に食品を保
存し、前記箱体に装着した扉を閉めることにより前記保
存室内を密閉することができ、該保存室内と外部とを、
酸素を選択的に透過することができる分離膜を介して連
通し、保存室内の酸素成分を低濃度に保つようにした保
存庫において、 前記箱体に、前記分離膜を装着して保存室内と外部とを
連通する連通穴を設け、この連通穴の長さ方向の途中の
分離膜非装着個所に小径部を有することを特徴とする保
存庫。 - 【請求項2】請求項1記載のものにおいて、前記連通穴
を、保存室内を冷却する循環空気の空気通路と接続する
位置に設けたことを特徴とする保存庫。 - 【請求項3】請求項1または2記載のもののいずれかに
おいて、前記連通穴に、前記分離膜を通った高酸素濃度
の空気を保存庫の外部へ放出する送風ブロワを備えたこ
とを特徴とする保存庫。 - 【請求項4】箱体によって形成され、仕切りを介して仕
切られた複数の保存室内に食品を保存し、前記箱体に装
着した扉を閉めることにより前記保存室内を密閉するこ
とができるようにした保存庫において、 前記複数の保存室のひとつである下部保存室とその上部
となる上部保存室とを連通する連通穴を設け、この連通
穴に、酸素を選択的に透過することができる分離膜を装
着するとともに、 前記下部保存室と前記上部保存室との仕切り部に、前記
下部保存室周囲と前記上部保存室とを連通する空気通路
を設けたことを特徴とする保存庫。 - 【請求項5】請求項4記載のものにおいて、前記連通穴
に、前記分離膜を通った高酸素濃度の空気を前記上部保
存室へ送る送風ブロワを備えたことを特徴とする保存
庫。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63061899A JP2565537B2 (ja) | 1988-03-17 | 1988-03-17 | 保存庫 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63061899A JP2565537B2 (ja) | 1988-03-17 | 1988-03-17 | 保存庫 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01239362A JPH01239362A (ja) | 1989-09-25 |
| JP2565537B2 true JP2565537B2 (ja) | 1996-12-18 |
Family
ID=13184454
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63061899A Expired - Fee Related JP2565537B2 (ja) | 1988-03-17 | 1988-03-17 | 保存庫 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2565537B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
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|---|---|---|---|---|
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| JP7019370B2 (ja) * | 2017-10-12 | 2022-02-15 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 貯蔵庫 |
| KR102140373B1 (ko) * | 2018-06-07 | 2020-07-31 | 한양대학교 산학협력단 | 신선도 유지 장치 및 방법 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6057865B2 (ja) * | 1978-12-18 | 1985-12-17 | 松下電器産業株式会社 | 貯蔵庫 |
| JPS6055110B2 (ja) * | 1982-03-02 | 1985-12-03 | ヴイクト−ル・ペトロヴイツチ・ベリヤコフ | 低酸素容量に制御されたガス媒体中で、腐りやすい生産物を貯蔵するための設備 |
| JP2602427B2 (ja) * | 1987-02-23 | 1997-04-23 | 鈴木総業株式会社 | 冷蔵装置 |
| JPH0195759A (ja) * | 1987-10-07 | 1989-04-13 | Matsushita Electric Works Ltd | 食品保存庫 |
-
1988
- 1988-03-17 JP JP63061899A patent/JP2565537B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01239362A (ja) | 1989-09-25 |
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Legal Events
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