JP2569203B2 - 鋳込成形用型 - Google Patents
鋳込成形用型Info
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Landscapes
- Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は成形時における原料の損失を減少し、製品の
歩留りを向上させることができる鋳込成形法に用いる鋳
込成形型に関するものである。
歩留りを向上させることができる鋳込成形法に用いる鋳
込成形型に関するものである。
(従来の技術) 窯業製品、金属製品、フェライト製品等の鋳込成形に
おいては吸水性を有する石膏型、多孔性樹脂型、多孔性
金属型等が利用されており、それらのキャビティ内へ泥
漿を注入し所定時間経過後に残余の泥漿を排出すること
によりキャビティ内面に所要厚の製品素地体を成形して
いる。ところが、泥漿を前記キャビティ内へ導くための
鋳込通路や鋳込口あるいは排出口などの泥漿注排路にお
いて、泥漿の注入時や成形中或いは排出時に泥漿中の水
分が吸収され、泥漿注排路に存在する泥漿成分の固形化
が進行すると、キャビティ内の製品素地の体積収縮を補
充するための泥漿補給が不充分となり、製品素地体に欠
陥が生じたり、変形の原因となったり、また排泥の必要
な製品にあってはこれの円滑性を欠く原因となったりす
るのでこれを防止する必要がある。その方法としてキャ
ビティに連設された泥漿注排路の内面にアクリル樹脂を
塗布したり塩化ビニル樹脂やステンレス鋼のパイプを挿
入して非吸水性の材料層を設けることが実願昭59−1252
20号(実開昭61−40208号公報)のマイクロフィルムに
記載されているが、キャビティに連設されている泥漿注
排路にもに非吸水性の材料層を塗布やパイプ挿入により
形勢するのに手数を要して成形型が複雑で高価なものと
なるうえに注排路が複雑な形状であるときはこれに倣っ
たものとすることができず、メンテナンス作業や設計変
更の対応作業にも長時間を要し極めて作業性に劣るとい
う問題があった。
おいては吸水性を有する石膏型、多孔性樹脂型、多孔性
金属型等が利用されており、それらのキャビティ内へ泥
漿を注入し所定時間経過後に残余の泥漿を排出すること
によりキャビティ内面に所要厚の製品素地体を成形して
いる。ところが、泥漿を前記キャビティ内へ導くための
鋳込通路や鋳込口あるいは排出口などの泥漿注排路にお
いて、泥漿の注入時や成形中或いは排出時に泥漿中の水
分が吸収され、泥漿注排路に存在する泥漿成分の固形化
が進行すると、キャビティ内の製品素地の体積収縮を補
充するための泥漿補給が不充分となり、製品素地体に欠
陥が生じたり、変形の原因となったり、また排泥の必要
な製品にあってはこれの円滑性を欠く原因となったりす
るのでこれを防止する必要がある。その方法としてキャ
ビティに連設された泥漿注排路の内面にアクリル樹脂を
塗布したり塩化ビニル樹脂やステンレス鋼のパイプを挿
入して非吸水性の材料層を設けることが実願昭59−1252
20号(実開昭61−40208号公報)のマイクロフィルムに
記載されているが、キャビティに連設されている泥漿注
排路にもに非吸水性の材料層を塗布やパイプ挿入により
形勢するのに手数を要して成形型が複雑で高価なものと
なるうえに注排路が複雑な形状であるときはこれに倣っ
たものとすることができず、メンテナンス作業や設計変
更の対応作業にも長時間を要し極めて作業性に劣るとい
う問題があった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は上記のような従来の問題点を解決して、泥漿
注排路における泥漿からの水分吸収を完全に防止して効
率よく鋳込製品素地体を成形できるうえに製造が容易で
安価に提供でき、しかも、1個の泥漿注排路で複数の型
のキャビティの泥漿注排を行うこともできる鋳込成形型
を提供することを目的として完成されたものである。
注排路における泥漿からの水分吸収を完全に防止して効
率よく鋳込製品素地体を成形できるうえに製造が容易で
安価に提供でき、しかも、1個の泥漿注排路で複数の型
のキャビティの泥漿注排を行うこともできる鋳込成形型
を提供することを目的として完成されたものである。
(課題を解決するための手段) 上記の課題を解決するためになされた本発明の鋳込成
形用型は、キャビティ内へ泥漿を注入し所定時間経過後
に残余の泥漿を排出することによりキャビティ内面に所
要厚の製品素地体を成形するようにした鋳込成形用型に
おいて、型体(1)をキャビティが形成された成形型本
体とこれに載置される泥漿保持用型とよりなる分割型と
するとともに該成形型本体も分割型とし、且つ成形型本
体と泥漿保持用型との分割面、および鋳込口を形成する
成形型本体の分割面に接着一体化して防水性のある合成
樹脂薄膜層で覆われた泥漿注排路を設けてあることを特
徴とするものである。
形用型は、キャビティ内へ泥漿を注入し所定時間経過後
に残余の泥漿を排出することによりキャビティ内面に所
要厚の製品素地体を成形するようにした鋳込成形用型に
おいて、型体(1)をキャビティが形成された成形型本
体とこれに載置される泥漿保持用型とよりなる分割型と
するとともに該成形型本体も分割型とし、且つ成形型本
体と泥漿保持用型との分割面、および鋳込口を形成する
成形型本体の分割面に接着一体化して防水性のある合成
樹脂薄膜層で覆われた泥漿注排路を設けてあることを特
徴とするものである。
(実施例) 図面は本発明の実施例を示すもので、図中(1)は吸
水性を有する石膏、多孔質樹脂、多孔性金属等で構成さ
れた型体であって、この型体(1)は製品素地体成形用
のキャビティ(2)が形成された成形型本体(1a)とそ
の上部に載置される泥漿保持用型(3)とよりなる分割
型で、前記キャビティ(2)内へ泥漿が注入されて鋳込
み成形される。前記の成形型本体(1a)は2分割式とさ
れてその分割面に泥漿注排路としてキャビティ(2)に
続いて短い直路状の鋳込口(4)が設けられているとと
もに、該鋳込口(4)の内周面には防水性を有する合成
樹脂薄膜層(5)が塗布されており、また、成形型本体
(1a)と泥漿保持用型(3)との分割面には前記同様の
防水性を有する合成樹脂薄膜層(5)が塗布されて接着
一体化している合成樹脂薄膜層(5)で覆われた泥漿注
排路としての鋳込通路(7)が形成されている。
水性を有する石膏、多孔質樹脂、多孔性金属等で構成さ
れた型体であって、この型体(1)は製品素地体成形用
のキャビティ(2)が形成された成形型本体(1a)とそ
の上部に載置される泥漿保持用型(3)とよりなる分割
型で、前記キャビティ(2)内へ泥漿が注入されて鋳込
み成形される。前記の成形型本体(1a)は2分割式とさ
れてその分割面に泥漿注排路としてキャビティ(2)に
続いて短い直路状の鋳込口(4)が設けられているとと
もに、該鋳込口(4)の内周面には防水性を有する合成
樹脂薄膜層(5)が塗布されており、また、成形型本体
(1a)と泥漿保持用型(3)との分割面には前記同様の
防水性を有する合成樹脂薄膜層(5)が塗布されて接着
一体化している合成樹脂薄膜層(5)で覆われた泥漿注
排路としての鋳込通路(7)が形成されている。
合成樹脂薄膜層(5)としては水分の存在下で、かつ
70℃以下の低い温度で硬化するとともに鋳込口(4)の
内面に一部が含浸されて強固に接着して注排路を補強す
る耐摩耗性に優れた材料であるエポキシ樹脂、アクリル
樹脂、ポリエステル樹脂等が好ましいが、更に低温にお
ける硬化性を向上させるためにポリアミド系、変性アミ
ン系、自己乳化性のある脂肪性ポリアミド系の硬化剤を
適量添加して用いることもできる。
70℃以下の低い温度で硬化するとともに鋳込口(4)の
内面に一部が含浸されて強固に接着して注排路を補強す
る耐摩耗性に優れた材料であるエポキシ樹脂、アクリル
樹脂、ポリエステル樹脂等が好ましいが、更に低温にお
ける硬化性を向上させるためにポリアミド系、変性アミ
ン系、自己乳化性のある脂肪性ポリアミド系の硬化剤を
適量添加して用いることもできる。
このような型体(1)を用いて鋳込成形するときは、
成形型本体(1a)に載置されている泥漿保持用型(3)
の鋳込通路(7)より泥漿を注入すれば、鋳込通路
(7)より注入された泥漿はこの鋳込通路(7)より鋳
込口(4)へと導かれ、その後キャビティ(2)内へ注
入されて複雑な形状を有する製品(10)が鋳込み成形さ
れることとなるが、前記の泥漿注排路としての鋳込通路
(7)、および鋳込口(4)には防水性を有する合成樹
脂薄膜層(5)が接着一体化して形成されているので、
この部分における泥漿の水分吸収が防水性を有する合成
樹脂薄膜層(5)によって確実に防止されることとな
り、鋳込口(4)に泥漿が固化堆積することがなく成形
初期工程および途中の補給工程におけるキャビティ
(2)内への泥漿の注入を極めて円滑に行なうこととな
り製品の歩留りを著しく向上させるとともに、鋳込口
(4)の口径を小さくすることが可能となり泥漿使用量
の大巾な削減が図れる。更には、鋳込口(4)より回収
された泥漿は注入時におけるものと濃度が同一であり、
異物の混入もないのでそのまま再使用することができ原
料の損失を防止する。さらに、1個の泥漿保持用型
(3)で複数の成形型本体(1a)に対応することもでき
るなど種々の利点もあり、さらにまた、本発明において
は合成樹脂薄膜層により補強された泥漿注排路が成形型
本体(1a)と泥漿保持用型(3)との分割面に形成して
あるので、泥漿の注排に適した複雑形状とすることが簡
単にでき、しかも、塗布層であるから型体に沿って型ど
おりのものができるという効果がある。
成形型本体(1a)に載置されている泥漿保持用型(3)
の鋳込通路(7)より泥漿を注入すれば、鋳込通路
(7)より注入された泥漿はこの鋳込通路(7)より鋳
込口(4)へと導かれ、その後キャビティ(2)内へ注
入されて複雑な形状を有する製品(10)が鋳込み成形さ
れることとなるが、前記の泥漿注排路としての鋳込通路
(7)、および鋳込口(4)には防水性を有する合成樹
脂薄膜層(5)が接着一体化して形成されているので、
この部分における泥漿の水分吸収が防水性を有する合成
樹脂薄膜層(5)によって確実に防止されることとな
り、鋳込口(4)に泥漿が固化堆積することがなく成形
初期工程および途中の補給工程におけるキャビティ
(2)内への泥漿の注入を極めて円滑に行なうこととな
り製品の歩留りを著しく向上させるとともに、鋳込口
(4)の口径を小さくすることが可能となり泥漿使用量
の大巾な削減が図れる。更には、鋳込口(4)より回収
された泥漿は注入時におけるものと濃度が同一であり、
異物の混入もないのでそのまま再使用することができ原
料の損失を防止する。さらに、1個の泥漿保持用型
(3)で複数の成形型本体(1a)に対応することもでき
るなど種々の利点もあり、さらにまた、本発明において
は合成樹脂薄膜層により補強された泥漿注排路が成形型
本体(1a)と泥漿保持用型(3)との分割面に形成して
あるので、泥漿の注排に適した複雑形状とすることが簡
単にでき、しかも、塗布層であるから型体に沿って型ど
おりのものができるという効果がある。
実験例1 第1図に示されるような多孔性合成樹脂よりなる分割
型を製作してその鋳込口から鋳込通路にわたる内周面
に、25℃でエポキシ樹脂(エピコート828:シェル石油化
学株式会社製)100g、硬化剤(サンマイドM1001:三和化
学工業株式会社製)28g、炭酸カルシウム35gよりなる樹
脂薄膜層を硬化、接着させた合成樹脂薄膜層を形成し
た。その後、アルミナ粉末(AL160SG III:昭和軽金属株
式会社製)100g、ポリカルボン酸アンモニウム0.2g、ア
クリル酸塩0.8g、水28gを撹拌混合したアルミナ泥漿を
注入して鋳込成形を行なったところ、10回連続して成形
した後でも鋳込口および鋳込通路における泥漿の付着固
化は発生せず極めて良好に成形を行なうことができ、本
発明の優れた効果が確認できた。
型を製作してその鋳込口から鋳込通路にわたる内周面
に、25℃でエポキシ樹脂(エピコート828:シェル石油化
学株式会社製)100g、硬化剤(サンマイドM1001:三和化
学工業株式会社製)28g、炭酸カルシウム35gよりなる樹
脂薄膜層を硬化、接着させた合成樹脂薄膜層を形成し
た。その後、アルミナ粉末(AL160SG III:昭和軽金属株
式会社製)100g、ポリカルボン酸アンモニウム0.2g、ア
クリル酸塩0.8g、水28gを撹拌混合したアルミナ泥漿を
注入して鋳込成形を行なったところ、10回連続して成形
した後でも鋳込口および鋳込通路における泥漿の付着固
化は発生せず極めて良好に成形を行なうことができ、本
発明の優れた効果が確認できた。
(発明の効果) 以上の説明からも明らかなように、本発明においては
キャビティーに続く泥漿注排路の内周面に接着一体化し
て防水性を有する合成樹脂薄膜層を塗布形成して泥漿注
排路における泥漿の水分吸収を完全に防止したので、効
率よく鋳込製品を連続成形することができ、連続成形作
業が行なえるので作業性に優れているうえに排出した泥
漿の再利用もできて原料の損失もなく、経済的にも優れ
た効果を発揮できるものである。しかも、この防水性を
有する合成樹脂薄膜層の塗布により補強された泥漿注排
路は複雑な形状のキャビティを有する成形型本体ではな
く、成形型本体と泥漿保持用型との分割面、および鋳込
口を形成うる成形型本体の分割面に設けたものであるか
ら、面倒な手数を要することなく的確容易に合成樹脂薄
膜層で補強された泥漿注排路を形成できて安価に提供で
き、さらに、1個の泥漿保持用型を複数の成形型本体と
組合せてキャビティの泥漿注排を行うこともできるなど
の利点がある。
キャビティーに続く泥漿注排路の内周面に接着一体化し
て防水性を有する合成樹脂薄膜層を塗布形成して泥漿注
排路における泥漿の水分吸収を完全に防止したので、効
率よく鋳込製品を連続成形することができ、連続成形作
業が行なえるので作業性に優れているうえに排出した泥
漿の再利用もできて原料の損失もなく、経済的にも優れ
た効果を発揮できるものである。しかも、この防水性を
有する合成樹脂薄膜層の塗布により補強された泥漿注排
路は複雑な形状のキャビティを有する成形型本体ではな
く、成形型本体と泥漿保持用型との分割面、および鋳込
口を形成うる成形型本体の分割面に設けたものであるか
ら、面倒な手数を要することなく的確容易に合成樹脂薄
膜層で補強された泥漿注排路を形成できて安価に提供で
き、さらに、1個の泥漿保持用型を複数の成形型本体と
組合せてキャビティの泥漿注排を行うこともできるなど
の利点がある。
従って、本発明は従来の問題点を一掃した鋳込成形用
型として、産業の発展に寄与するところは極めて大であ
る。
型として、産業の発展に寄与するところは極めて大であ
る。
第1図は本発明の実施例を示す断面図である。 (1):型体、(1a):成形型本体、(2):キャビテ
ィ、(3):泥漿保持用型、(4)鋳込口、(5):合
成樹脂薄膜層、(7):鋳込通路。
ィ、(3):泥漿保持用型、(4)鋳込口、(5):合
成樹脂薄膜層、(7):鋳込通路。
Claims (2)
- 【請求項1】キャビティ内へ泥漿を注入し所定時間経過
後に残余の泥漿を排出することによりキャビティ内面に
所要厚の製品素地体を成形するようにした鋳込成形用型
において、型体(1)をキャビティ(2)が形成された
成形型本体(1a)とこれに載置される泥漿保持用型
(3)とよりなる分割型とするとともに該成形型本体
(1a)も分割型とし、且つ成形型本体(1a)と泥漿保持
用型(3)との分割面、および鋳込口(4)を形成する
成形型本体(1a)の分割面に接着一体化して防水性のあ
る合成樹脂薄膜層(5)で覆われた泥漿注排路を設けて
あることを特徴とする鋳込成形用型。 - 【請求項2】合成樹脂薄膜層(5)が水分の存在下にお
いて70℃以下の温度で硬化されたものである請求項1に
記載の鋳込成形用型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2123553A JP2569203B2 (ja) | 1990-05-14 | 1990-05-14 | 鋳込成形用型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2123553A JP2569203B2 (ja) | 1990-05-14 | 1990-05-14 | 鋳込成形用型 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0419107A JPH0419107A (ja) | 1992-01-23 |
| JP2569203B2 true JP2569203B2 (ja) | 1997-01-08 |
Family
ID=14863452
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2123553A Expired - Lifetime JP2569203B2 (ja) | 1990-05-14 | 1990-05-14 | 鋳込成形用型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2569203B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6140208U (ja) * | 1984-08-17 | 1986-03-14 | 日本フエライト株式会社 | フエライト圧力鋳込成形用成形型 |
| JPH0215362A (ja) * | 1988-07-04 | 1990-01-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 文書作成装置 |
-
1990
- 1990-05-14 JP JP2123553A patent/JP2569203B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0419107A (ja) | 1992-01-23 |
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