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JP2582482B2 - 油圧作動機器の作動速度制御装置 - Google Patents
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JP2582482B2 - 油圧作動機器の作動速度制御装置 - Google Patents

油圧作動機器の作動速度制御装置

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JP2582482B2
JP2582482B2 JP3117678A JP11767891A JP2582482B2 JP 2582482 B2 JP2582482 B2 JP 2582482B2 JP 3117678 A JP3117678 A JP 3117678A JP 11767891 A JP11767891 A JP 11767891A JP 2582482 B2 JP2582482 B2 JP 2582482B2
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優 新田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧作動機器の作動速
度制御装置に関し、例えばクレーン装置において、ブー
ム起伏シリンダ、ブーム伸縮シリンダ、旋回モータ、ウ
インチモータなどの油圧作動機器の制御に利用される。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばクレーン装置において、ブ
ームの起伏作動、伸縮作動、及び旋回、並びにウインチ
の作動は、ブーム起伏シリンダ、ブーム伸縮シリンダ、
旋回モータ、及びウインチモータなどの油圧作動機器に
より行われており、上記各油圧作動機器は、操作装置に
設けられた操作レバーの操作量に対応して作動するよう
にその作動量が制御されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のように単に操作レバーの傾倒角度に対応して各油圧
作動機器の作動を制御するものでは、作業性の面から操
作レバーの操作に対して各油圧作動機器が迅速に作動す
るように設定されており、このため操作レバーの微小操
作により油圧作動機器の微速操作を行うのが困難であ
り、例えば、重い吊り荷をゆっくりと移動させたい場合
や、吊り荷の位置を少しだけ移動させたい場合などには
適さず、操作を誤って事故を起こす危険もあった。
【0004】また、従来のものは、エンジンなどの駆動
手段の駆動量の最大値を変更可能としたものはなく、作
業時にはエンジンの駆動量が最大になるため、このエン
ジンの駆動音が騒音となり夜間などの作業環境に対応で
きないという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の油圧作動機器の
作動速度制御装置は、駆動手段により作動される定容量
形油圧ポンプからの圧油の供給により作動される油圧作
動機器を制御する制御弁と、前記駆動手段の駆動を増減
する増減手段と、前記制御弁の開度を制御する制御弁作
動手段と、前記油圧作動機器の作動を微速モードとパワ
ーモードとに切換え自在に構成されたモード設定手段を
有し、上記増減手段及び制御弁作動手段を操作するため
の操作手段と、前記モード設定手段からのモード設定信
号を含む操作手段からの操作信号が入力され、これら入
力信号に基づいて増減手段及び制御弁作動手段に制御信
号を出力する制御手段とを備え、微速モード時において
は前記駆動手段の駆動を予め設定された設定量に維持し
た状態で前記操作手段による操作量が最大時に前記制御
弁の開度が最大となるよう制御し、パワーモード時にお
いては操作手段の一定操作量までで制御弁の開度を最大
にし、それ以上の操作量に応じて前記駆動手段の駆動量
を増減制御するように構成されたものである。
【0006】また、本発明の油圧作動機器の作動速度制
御装置は、駆動手段により作動される定容量形油圧ポン
プからの圧油の供給により作動される油圧作動機器を制
御する制御弁と、前記駆動手段の駆動を増減する増減手
段と、前記制御弁の開度を制御する制御弁作動手段と、
前記油圧作動機器の作動を微速モードとパワーモードと
に切換え自在に構成され、且つ前記駆動手段の駆動量の
最大値の設定を兼ね備えたモード設定手段を有し、上記
増減手段及び制御弁作動手段を操作するための操作手段
と、前記モード設定手段からのモード設定信号を含む操
作手段からの操作信号が入力され、これら入力信号に基
づいて増減手段及び制御弁作動手段に制御信号を出力す
る制御手段とを備え、微速モード時においては前記駆動
手段の駆動を予め設定された設定量に維持した状態で前
記操作手段による操作量が最大時に前記制御弁の開度が
最大となるよう制御し、パワーモード時においては操作
手段の一定操作量までで制御弁の開度を最大にし、それ
以上の操作量に応じて前記駆動手段の駆動量を増減制御
するように構成されたものである。
【0007】
【作用】操作手段により微速モードとパワーモードとに
切換え、微速モード時においては、駆動手段の駆動を予
め設定された設定量に維持した状態で操作手段による操
作量が最大時に制御弁の開度が最大となるよう制御す
る。また、パワーモード時においては、操作手段の一定
操作量までで制御弁の開度を最大にし、それ以上の操作
量に応じて駆動手段の駆動量を増減制御するとともに、
操作手段により駆動手段の駆動量の最大値の設定ができ
ることで、夜間作業などには駆動手段の駆動量を騒音に
ならない所定の低い値に設定して作業を行う。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。なお、本例では本発明に係る油圧作動機器の作
動速度制御装置をトラック搭載型クレーンに適用した場
合について説明する。
【0009】図1はトラック搭載型クレーンの概略の全
体構成を示している。
【0010】トラック搭載型クレーン1は、車体2上に
荷箱2aが設けられ、車体2の荷箱2aの前方に旋回ポ
スト3が旋回モータ15(図2参照)によって旋回自在
に搭載されている。旋回ポスト3の上端部にはブーム4
が設けられている。
【0011】ブーム4は多段伸縮式であって、伸縮シリ
ンダ17(図2参照)によって伸縮自在、且つブーム4
と旋回ポスト3との間に配設した起伏シリンダ5によっ
て起伏自在に構成されている。
【0012】ブーム4の基端部にはウインチ6が設けら
れており、ウインチモータ16(図2参照)によりフッ
ク7aを備えたワイヤ7を巻き上げもしくは繰り出すよ
うに構成されている。
【0013】また、車体2の荷箱2aの前方左右両側に
は、車体側方ヘそれぞれ張り出し可能なアウトリガ(図
示省略)が設けられており、これらアウトリガに伸縮自
在になされたジャッキ8が垂設されている。
【0014】図2及び図3は上述のように構成されたト
ラック搭載型クレーンの油圧回路の主要部を示してい
る。
【0015】図2において、11〜14は前記旋回モー
タ15、起伏シリンダ5、ウインチモータ16、伸縮シ
リンダ17に連通された制御弁である。
【0016】各制御弁11〜14は、スプールの移動に
伴い中立位置から左位置もしくは右位置に徐々に変化す
るように構成されており、スプールの移動により徐々に
開度が変化するようになされている。
【0017】上記スプールの一端部は図3に示すロッド
(制御弁作動手段)21〜24の一端に連結されてい
る。
【0018】ロッド21〜24は、各ソレノイドバルブ
A1〜A4、B1〜B4の切換えにより図3中左右に移
動自在に構成されており、ロッド21〜24の移動によ
り前記スプールを移動させ各制御弁11〜14を切換え
作動させることができる。
【0019】また、ロッド21〜24の他端は差動トラ
ンス21a〜24aに連結されており、この差動トラン
ス21a〜24aによってロッド21〜24の移動位
置、すなわちスプールの移動による各制御弁11〜14
の切換位置(各制御弁の開度)を検出することができ
る。
【0020】25は、ソレノイドバルブA5,B5の切
換えにより図3中左右に移動自在に構成されたロッド
(増減手段)で、ロッド25の一端はエンジンの回転数
を操作するアクセルに連結されるとともに、他端が差動
トランス25aに連結されており、差動トランス25a
によってロッド25の移動位置、すなわちアクセル操作
によるエンジンの回転数を検出することができる。
【0021】なお、各制御弁11〜14の切換位置及び
エンジンの回転数の検出は、差動トランス21a〜25
aによるものに限らず、他の適宜な検出装置を用いても
よい。
【0022】Pは動力取出装置を介して連係されたエン
ジンにより作動するポンプ(定容量形油圧ポンプ)で、
上記アクセル操作によるエンジン回転数の増減により該
ポンプPからの油の吐出量を増減するように構成されて
いる。
【0023】上記旋回モータ15、起伏シリンダ5、ウ
インチモータ16、及び伸縮シリンダ17の作動による
旋回ポスト3の旋回、ウインチ6の作動、ブーム4の起
伏及び伸縮は、図4に示す操作装置(操作手段)30に
より操作される。
【0024】操作装置30には、上下に配置された2本
のジョイスティックレバー31,32と、モード切換ダ
イヤル(モード設定手段)33とが備えられている。
【0025】上方のジョイスティックレバー31は、例
えば上下方向への傾倒でブーム4の伸縮を操作するよう
に構成されており、上方への傾倒でブーム4の伸長を、
下方への傾倒でブーム4の縮退を操作するとともに、左
右方向への傾倒でウインチ6によるワイヤ7の巻き上げ
・繰り出しを操作するように構成されており、左方への
傾倒でワイヤ7の巻き上げを、右方への傾倒でワイヤ7
の繰り出しを操作することができる。
【0026】下方のジョイスティックレバー32は、例
えば上下方向への傾倒でブーム4の起伏を操作するよう
に構成されており、上方への傾倒でブーム4の起立を、
下方への傾倒でブーム4の伏倒を操作するとともに、左
右方向への傾倒で旋回ポスト3の旋回を操作するように
構成されており、左方への傾倒で旋回ポスト3を左回り
に、右方への傾倒で旋回ポスト3を右回りに旋回操作す
ることができる。
【0027】モード切換ダイヤル33は、微速モードと
パワーモードとに切り換え可能に構成されており、後述
する制御装置により、微速モードとパワーモードとのモ
ード位置に基づいて、上記各ジョイスティックレバー3
1,32の傾倒角度に対応してロッド25を移動させる
ことによりエンジンの回転数を制御してポンプPによる
圧油の吐出量を制御するとともに、各ロッド21〜24
を移動させることによりスプールの移動位置を制御して
各制御弁11〜14の開度を制御する。
【0028】図5及び図6は微速モードとパワーモード
との各モードにおけるジョイスティックレバー31の傾
倒角度と伸縮シリンダ17の伸縮スピード(すなわち、
ブーム4の伸縮スピードとなる)との関係を表したもの
で、図5は微速モードにおける上記関係を示し、図6は
パワーモードにおける上記関係を示している。
【0029】図5に示す微速モードの場合には、図7に
示す傾倒角Xから最大傾倒角Zへのジョイスティックレ
バー31の傾倒に比例して制御弁14が徐々に開いて最
大傾倒角Zで制御弁14が全開となる。この時、ポンプ
Pからの圧油の吐出量を調整するエンジンの回転数はア
イドリングから若干高い値で維持されており、この結
果、傾倒角に比例して伸縮シリンダ17の伸縮スピード
が増幅する。
【0030】また、図6に示すパワーモードの場合に
は、図7に示す傾倒角Xから傾倒角Y(例えば前記最大
傾倒角Zの約半分の角度)へのジョイスティックレバー
31の傾倒に比例して制御弁14が徐々に開いて傾倒角
Yで制御弁14が全開となる。この時、エンジンの回転
数はアイドリングから若干高い値で維持されており、こ
れにより伸縮シリンダ17の伸縮スピードが比例して増
幅する。つまり、前記微速モードと比べると最大傾倒角
Zの約半分の傾倒角Yで制御弁14が全開することにな
る。そして、この角度Yから最大傾倒角Zにかけてはこ
の傾倒角に比例してエンジンの回転数を上げる。この結
果、伸縮シリンダ17の伸縮スピードが実線で示すよう
に急増する。
【0031】なお、パワーモードにおいてはモード切換
ダイヤル33のMINからMAXまでの設定位置によっ
て図6に示す破線や一点鎖線のような特性を示すことに
なる。つまり、各設定位置での最大値(最大傾倒角Zで
の最大伸縮スピード)も変化する。換言すれば、パワー
モードにおいて夜間作業などで騒音防止のためエンジン
の最大回転数を低下させたい時にはモード切換ダイヤル
33を任意のMID位置あるいはMIN位置に設定すれ
ばよい。これによりエンジンの駆動による騒音を抑えて
静粛に作業することができる。
【0032】また、旋回モータ15による旋回ポスト3
の旋回速度、ウインチモータ16によるウインチ6の作
動速度、起伏シリンダによるブーム4の起伏速度も、モ
ード切換ダイヤル33のモードに基づくジョイスティッ
クレバー31,32の操作により上述と同様に制御され
る。
【0033】この制御は図8に示す制御装置50により
行われる。
【0034】図8はアナログ方式の制御装置50の構成
を示すブロック図である。
【0035】図8において、55〜58は、前記上下2
本のジョイスティックレバー31,32にそれぞれ内蔵
されたポテンショメータで、これらポテンショメータ5
5〜58からの電圧信号は絶対値回路61〜64を介し
て差動増幅器52及びアイドリングアップ回路65に入
力されるとともに、各補正回路53(図示例ではポテン
ショメータ55からの電圧信号が入力される補正回路の
み示す。)に入力される。
【0036】51は前記モード切換ダイヤル33に内蔵
されたポテンショメータで、ポテンショメータ51から
の電圧信号は差動増幅器52及び各補正回路53に入力
される。
【0037】差動増幅器52は、各絶対値回路61〜6
4から出力される電圧信号のうち一番大きな電圧信号
と、モード切換ダイヤル33のポテンショメータ51か
ら出力される電圧信号とを積算した信号を偏差回路66
に出力する。なお、この差動増幅器52は、モード切換
ダイヤル33のモードが微速モードの場合には信号を偏
差回路66に出力しないように構成されている。
【0038】また、アイドリングアップ回路65は、前
記各絶対値回路61〜64からの電圧信号を受けて、エ
ンジンのアイドリングを所定の値(例えばアイドリング
が600rpm である場合に約1000rpm )にアップす
る信号を偏差回路66に出力する。
【0039】偏差回路66は、前記各信号と差動トラン
ス25aによるアクセルからのフィードバック信号とを
比較し、その偏差をウインドコンパレータ67に出力す
る。
【0040】ウインドコンパレータ67は、その偏差に
基づいて予め設定された不感帯を越えた時にドライブ回
路68もしくは69に作動信号を出力し、ソレノイドバ
ルブA5のソレノイドAS5もしくはソレノイドバルブ
B5のソレノイドBS5を励磁する。
【0041】補正回路53は、モード切換ダイヤル33
による微速モードとパワーモードとのモードの切換えに
基づいてポテンショメータ55からの電圧信号を補正し
偏差回路71に出力する。
【0042】偏差回路71は、前記各信号と差動トラン
ス21aによる各フィードバック信号とを比較し、その
偏差をウインドコンパレータ72に出力する。
【0043】ウインドコンパレータ72は、その偏差に
基づいて予め設定された不感帯を越えた時にドライブ回
路73もしくは74に作動信号を出力し、ソレノイドバ
ルブA1のソレノイドAS1もしくはソレノイドバルブ
B1のソレノイドBS1を励磁する。
【0044】また、各ポテンショメータ56〜58の各
電圧信号も、上記と同様に構成された補正回路、偏差回
路、ウインドコンパレータ、ドライブ回路により図3に
示すソレノイドAS2〜AS5もしくはソレノイドBS
2〜BS5を励磁する。この場合、偏差回路にはそれぞ
れ対応する前記差動トランス22a〜24aからのフィ
ードバック信号が入力される。
【0045】次に、このように構成された制御装置50
の動作について説明する。
【0046】まず、モード切換ダイヤル33を微速モー
ドした場合について説明する。
【0047】作業に応じて各ジョイスティックレバー3
1,32を傾倒させると、これらジョイスティックレバ
ー31,32のポテンショメータ55〜58から電圧信
号が絶対値回路61〜64を介してアイドリングアップ
回路65に入力されるとともに、補正回路53に入力さ
れる。
【0048】アイドリングアップ回路65では、この信
号を受けて偏差回路66にアイドリングアップの信号を
出力し、この偏差回路66でアクセルの回転数を検出す
る差動トランス25aからのフィードバック信号とアイ
ドリングアップの信号との偏差を算出してウインドコン
パレータ67に出力する。
【0049】ウインドコンパレータ67ではその偏差に
基づいて予め設定された不感帯を越えた時にドライブ回
路68もしくは69に作動信号を出力し、ソレノイドA
S5もしくはBS5を励磁してロッド25を移動させ、
アクセルの回転数を所定の回転数に上げる。
【0050】この時、各絶対値回路61〜64からの電
圧信号は差動増幅器52にも入力されるが、微速モード
であるため差動増幅器52からは偏差回路66に信号が
出力されない。
【0051】一方、補正回路53に出力された各ポテン
ショメータ55〜58からの各電圧信号は、微速モード
の場合そのまま各偏差回路71に入力される。各偏差回
路71では各制御弁11〜14の開度を検出する差動ト
ランス21a〜24aからのフィードバック信号と各ポ
テンショメータ55〜58からの各電圧信号との偏差を
それぞれ算出して各ウインドコンパレータ72に出力す
る。
【0052】各ウインドコンパレータ72ではその偏差
に基づいて予め設定された不感帯を越えた時に各ドライ
ブ回路73もしくは74に作動信号を出力しソレノイド
AS1〜AS4もしくはBS1〜BS4を励磁してロッ
ド21〜24を移動させ、制御弁11〜14の開度をそ
れぞれ制御する。
【0053】これにより旋回モータ15、起伏シリンダ
5、ウインチモータ16、伸縮シリンダ17への油の供
給量が制御され、例えば伸縮シリンダ17の伸縮スピー
ド、すなわちブーム4の伸縮スピードが図5に示すよう
に制御される。
【0054】次に、モード切換ダイヤル33をパワーモ
ードした場合について説明する。
【0055】作業に応じて各ジョイスティックレバー3
1,32を傾倒させると、これらジョイスティックレバ
ー31,32のポテンショメータ55〜58から電圧信
号が絶対値回路61〜64を介して差動増幅器52に入
力されるとともに、補正回路53に入力される。
【0056】差動増幅器52では、各絶対値回路61〜
64から入力された各電圧信号のうち一番大きな電圧信
号と、モード切換ダイヤル33のパワーモードにおける
MINからMAXまでの設定位置に応じてポテンショメ
ータ51から出力される電圧信号とを積算し、その信号
を偏差回路66に出力する。
【0057】この偏差回路66では差動トランス25a
からのフィードバック信号と差動増幅器52からの信号
との偏差を算出してウインドコンパレータ67に出力す
る。ウインドコンパレータ67ではその偏差に基づいて
予め設定された不感帯を越えた時にドライブ回路68も
しくは69に作動信号を出力しソレノイドAS5もしく
はBS5を励磁してロッド25を移動させ、アクセルを
介してエンジン回転数の増減を制御する。
【0058】一方、補正回路53に出力された各ポテン
ショメータ55〜58からの各電圧信号は、該補正回路
53でそれぞれ補正され(例えば各電圧信号に1.5を
乗じる)、これら補正信号を偏差回路71にぞれぞれ入
力する。各偏差回路71では各制御弁11〜14の開度
を検出する差動トランス21a〜24aからのフィード
バック信号と前記ポテンショメータ55〜58からの電
圧信号との偏差をそれぞれ算出して各ウインドコンパレ
ータ72に出力する。
【0059】各ウインドコンパレータ72ではその偏差
に基づいて予め設定された不感帯を越えた時に各ドライ
ブ回路73もしくは74に作動信号を出力しソレノイド
AS1〜AS4もしくはBS1〜BS4を励磁してロッ
ド21〜24を移動させ、制御弁11〜14の開度をそ
れぞれ制御する。
【0060】これにより旋回モータ15、起伏シリンダ
5、ウインチモータ16、伸縮シリンダ17への油の供
給量が制御され、例えば伸縮シリンダ17の伸縮スピー
ド、すなわちブーム4の伸縮スピードが図6に示すよう
に制御される。
【0061】図9及び図10は上述した制御装置50の
動作の流れを示すフローチャート図であり、ステップS
1〜S13により上述した処理が行われる。
【0062】なお、本例ではアナログ方式の制御装置に
ついて述べたが、図11に示すようなデジタル方式の制
御装置80により上述と同様な制御を行うこともでき
る。
【0063】図11において、81は上述した各フィー
ドバック信号、各ジョイスティック31,32のポテン
ショメータからの電圧信号、モード切換ダイヤル33の
ポテンショメータからの電圧信号が入力されるA/D変
換器、82はCPU、83はRAM、84はROM、8
5は入出力ポート、86は電源回路、87はスイッチ、
88はLED、89は数字表示器、90は異常を検知す
るウオッチドッグタイマー、91〜100は前記実施例
と同様なドライブ回路、AS1〜AS5及びBS1〜B
S5は前記実施例と同様なソレノイドである。
【0064】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、モ
ード設定手段による微速モードとパワーモードとのモー
ドの切換に基づいて、操作手段により制御弁の開度量と
駆動手段の駆動量を制御することで、油圧作動機器を微
速作動から高速作動まで幅広く、しかも容易に操作する
ことができ、例えばクレーン装置の場合では、重い吊り
荷をゆっくりと移動させたい場合や、吊り荷の位置を少
しだけ移動させたい場合などに有効であるとともに、所
定の位置に容易にしかも安全に移動させることができ
る。また、操作手段により制御弁の開度量と駆動手段の
駆動量とを制御することで油圧作動機器を作動させてい
るため、可変容量形油圧ポンプに比べて構造が簡単で低
コストの定容量形油圧ポンプを使用することができる。
【0065】また、操作手段により駆動手段の駆動量の
最大値の設定ができることで、夜間作業などには駆動手
段の駆動量を騒音にならない所定の低い値に設定して作
業を行うことができ、作業環境に応じた静粛な作業が可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラック搭載型クレーンの概略の全体構成を示
す側面図である。
【図2】トラック搭載型クレーンの油圧回路図である。
【図3】トラック搭載型クレーンの油圧回路図である。
【図4】操作装置を示す斜視図である。
【図5】微速モードにおけるジョイスティックレバーの
傾倒角度と伸縮シリンダの伸縮スピードとの関係を表す
図である。
【図6】パワーモードにおけるジョイスティックレバー
の傾倒角度と伸縮シリンダの伸縮スピードとの関係を表
す図である。
【図7】ジョイスティックレバーの傾倒角を示す図であ
る。
【図8】アナログ方式の制御装置の構成を示すブロック
図である。
【図9】制御装置の動作を説明するフローチャート図で
ある。
【図10】制御装置の動作を説明するフローチャート図
である。
【図11】デジタル方式の制御装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
5 起伏シリンダ 11〜14 制御弁 15 旋回モータ 16 ウインチモータ 17 伸縮シリンダ 21〜25 ロッド 30 操作装置(操作手段) 31,32 ジョイスティクレバー 33 モード切換ダイヤル(モード設定手段) 50,80 制御装置(制御手段) A1〜A5,B1〜B5 ソレノイドバルブ AS1〜AS5,BS1〜BS5 ソレノイド P ポンプ(定容量形油圧ポンプ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平田 実 神奈川県横浜市鶴見区尻手3丁目2番43 号 新明和工業株式会社 特装車事業部 内 (56)参考文献 特開 昭63−241226(JP,A) 特開 昭59−110901(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動手段により作動される定容量形油圧
    ポンプからの圧油の供給により作動される油圧作動機器
    を制御する制御弁と、 前記駆動手段の駆動を増減する増減手段と、 前記制御弁の開度を制御する制御弁作動手段と、 前記油圧作動機器の作動を微速モードとパワーモードと
    に切換え自在に構成されたモード設定手段を有し、上記
    増減手段及び制御弁作動手段を操作するための操作手段
    と、 前記モード設定手段からのモード設定信号を含む操作手
    段からの操作信号が入力され、これら入力信号に基づい
    て増減手段及び制御弁作動手段に制御信号を出力する制
    御手段とを備え、 微速モード時においては前記駆動手段の駆動を予め設定
    された設定量に維持した状態で前記操作手段による操作
    量が最大時に前記制御弁の開度が最大となるよう制御
    し、パワーモード時においては操作手段の一定操作量ま
    でで制御弁の開度を最大にし、それ以上の操作量に応じ
    て前記駆動手段の駆動量を増減制御するように構成され
    たことを特徴とする油圧作動機器の作動速度制御装置。
  2. 【請求項2】 駆動手段により作動される定容量形油圧
    ポンプからの圧油の供給により作動される油圧作動機器
    を制御する制御弁と、 前記駆動手段の駆動を増減する増減手段と、 前記制御弁の開度を制御する制御弁作動手段と、 前記油圧作動機器の作動を微速モードとパワーモードと
    に切換え自在に構成され、且つ前記駆動手段の駆動量の
    最大値の設定を兼ね備えたモード設定手段を有し、上記
    増減手段及び制御弁作動手段を操作するための操作手段
    と、 前記モード設定手段からのモード設定信号を含む操作手
    段からの操作信号が入力され、これら入力信号に基づい
    て増減手段及び制御弁作動手段に制御信号を出力する制
    御手段とを備え、 微速モード時においては前記駆動手段の駆動を予め設定
    された設定量に維持した状態で前記操作手段による操作
    量が最大時に前記制御弁の開度が最大となるよう制御
    し、パワーモード時においては操作手段の一定操作量ま
    でで制御弁の開度を最大にし、それ以上の操作量に応じ
    て前記駆動手段の駆動量を増減制御するように構成され
    たことを特徴とする油圧作動機器の作動速度制御装置。
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