JP2583313B2 - Nb―Ti系合金の製造方法 - Google Patents
Nb―Ti系合金の製造方法Info
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- JP2583313B2 JP2583313B2 JP1182235A JP18223589A JP2583313B2 JP 2583313 B2 JP2583313 B2 JP 2583313B2 JP 1182235 A JP1182235 A JP 1182235A JP 18223589 A JP18223589 A JP 18223589A JP 2583313 B2 JP2583313 B2 JP 2583313B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はNb−Ti系合金の製造方法に関する。
従来、超電導材料などとして利用されるNb−Ti系合金
のインゴットは、以下のような方法により製造されてい
る。すなわち、 イ)第2図に示すように、細いニオブ棒と細いチタン棒
を所望組成比、例えば、50wt%:50wt%になるように束
ねて混合体(1)を構成し、この混合体(1)と水冷鋳
型(2)を真空容器(3)中にセットし、電源(4)を
操作して混合体(1)と水冷鋳型(2)との間でアーク
(5)を発生させ、その熱で混合体(1)を溶融して形
成された合金ドロップ(6)を水冷鋳型(2)中のプー
ル部(7)に落下させ、凝固させて合金インゴット
(8)を形成するアーク溶解法。
のインゴットは、以下のような方法により製造されてい
る。すなわち、 イ)第2図に示すように、細いニオブ棒と細いチタン棒
を所望組成比、例えば、50wt%:50wt%になるように束
ねて混合体(1)を構成し、この混合体(1)と水冷鋳
型(2)を真空容器(3)中にセットし、電源(4)を
操作して混合体(1)と水冷鋳型(2)との間でアーク
(5)を発生させ、その熱で混合体(1)を溶融して形
成された合金ドロップ(6)を水冷鋳型(2)中のプー
ル部(7)に落下させ、凝固させて合金インゴット
(8)を形成するアーク溶解法。
ロ)上述の混合体に電子ビームを照射し、その熱で混合
体を溶融して形成された合金ドロップを水冷鋳型中のプ
ール部に落下させ、凝固させて合金インゴットを形成す
る電子ビーム溶解法。
体を溶融して形成された合金ドロップを水冷鋳型中のプ
ール部に落下させ、凝固させて合金インゴットを形成す
る電子ビーム溶解法。
ハ)ニオブ粉とチタン粉より圧縮混合体を形成し、真空
容器中で加熱圧縮し、冷却して合金インゴットを形成す
る粉末法。
容器中で加熱圧縮し、冷却して合金インゴットを形成す
る粉末法。
しかしながら、上述のNb−Ti系合金の製造方法には次
のような問題点があった。すなわち、 イ)アーク溶解法では、プール部の鋳型近傍と中央部間
に大きな温度勾配が生じるため、Tiが偏析し、インゴッ
ト外周部ではTi温度が高く、結晶粒が大きくなる。
のような問題点があった。すなわち、 イ)アーク溶解法では、プール部の鋳型近傍と中央部間
に大きな温度勾配が生じるため、Tiが偏析し、インゴッ
ト外周部ではTi温度が高く、結晶粒が大きくなる。
ロ)電子ビーム溶解法では、高真空を同作要件とするた
め、Tiの歩留りが悪く、またプール部の温度勾配により
インゴット外周部ではTi濃度が高く、結晶粒が大きくな
る。
め、Tiの歩留りが悪く、またプール部の温度勾配により
インゴット外周部ではTi濃度が高く、結晶粒が大きくな
る。
ハ)粉末法では、Ti濃度に大きな変動は生じないが、ボ
イドが多く、結晶粒については、混粒や粗大粒が多くな
る。
イドが多く、結晶粒については、混粒や粗大粒が多くな
る。
本発明は上記問題点を解決したNb−Ti系合金の製造方
法を提供するもので、少なくとも純ニオブと純チタンの
二種類の原料を混合して混合体を形成する工程と、該混
合体を圧縮して圧縮体を形成する工程と、該圧縮体を加
熱してその一部分を半溶融体とし、該半溶融体部と非半
溶融体部とを相対的に回転させる工程と、前記半溶融体
部を圧縮体中で移動させ、冷却し凝固させる工程とを有
することを第1発明とし、半溶融体部と非半溶融体部の
相対的回転速度が100rpm以上であることを第2発明と
し、半溶融体部の凝固温度が1℃/min以上であることを
第3発明とするものである。
法を提供するもので、少なくとも純ニオブと純チタンの
二種類の原料を混合して混合体を形成する工程と、該混
合体を圧縮して圧縮体を形成する工程と、該圧縮体を加
熱してその一部分を半溶融体とし、該半溶融体部と非半
溶融体部とを相対的に回転させる工程と、前記半溶融体
部を圧縮体中で移動させ、冷却し凝固させる工程とを有
することを第1発明とし、半溶融体部と非半溶融体部の
相対的回転速度が100rpm以上であることを第2発明と
し、半溶融体部の凝固温度が1℃/min以上であることを
第3発明とするものである。
本発明は最近開発された半凝固加工法を応用したもの
である。半凝固加工法は、溶融状態の金属と固体化した
金属が共存した状態で、機械的に強力にかくはんするこ
とにより、生成する樹枝状晶を破壊して金属の粒子と液
体が混在するスラリーを造り、それを成形加工する方法
である。半凝固加工法により製造された合金は、偏析な
どの欠陥がなく、結晶粒が微細化しているという特徴が
ある。
である。半凝固加工法は、溶融状態の金属と固体化した
金属が共存した状態で、機械的に強力にかくはんするこ
とにより、生成する樹枝状晶を破壊して金属の粒子と液
体が混在するスラリーを造り、それを成形加工する方法
である。半凝固加工法により製造された合金は、偏析な
どの欠陥がなく、結晶粒が微細化しているという特徴が
ある。
上述のように、純ニオブと純チタンを混合して形成さ
れた圧縮体を加熱して部分的に半溶融体とし、半溶融体
部と非半溶融体部を相対的に回転させると、NbTiのスラ
リーが作られる。この際に、回転速度を100rpm以上にす
ると結晶粒を1mm以下に微細化することができる。ま
た、半溶融体部を移動させ、冷却する際に、冷却温度を
1℃/min以上にすることにより、さらに結晶粒を微細化
することができる。この冷却速度を下廻ると粒は粗大化
するが偏析は少ない状態となる。しかし結晶粒の粗大化
は加工性を阻害するため好ましくない。
れた圧縮体を加熱して部分的に半溶融体とし、半溶融体
部と非半溶融体部を相対的に回転させると、NbTiのスラ
リーが作られる。この際に、回転速度を100rpm以上にす
ると結晶粒を1mm以下に微細化することができる。ま
た、半溶融体部を移動させ、冷却する際に、冷却温度を
1℃/min以上にすることにより、さらに結晶粒を微細化
することができる。この冷却速度を下廻ると粒は粗大化
するが偏析は少ない状態となる。しかし結晶粒の粗大化
は加工性を阻害するため好ましくない。
以下、図面に示した実施例に基づいて本発明を説明す
る。
る。
第1図は本発明にかかる一実施例の説明図であり、真
空容器(13)中に混合体(11)が、上端を回転軸(1
2′)に固定し下端を回転方向が逆の回転軸(12)に連
結してセットされている。この混合体(11)は、200メ
ッシュのニオブとスポンジチタンをNb−46.5wt%Tiにな
るように配合し、直径100mmφの円柱状に圧縮して冷間
成型し、次いで、7tonの熱間静水圧機中で1650℃、10分
間保持後冷却し、大気中に取出したものである。真空容
器(13)中にセットされた混合体(11)の周囲には固定
した誘導コイル(14)が配置されている。この誘導コイ
ル(14)に通電し、誘導コイル(14)近傍の混合体(1
1)を1989℃になるまで加熱して半溶融体とし、上部回
転軸(12′)を回転し、下部の回転軸(12)を逆方向に
1rpmで回転させる。誘導コイル(14)と、半溶融体部
(15)は一定位置に保たれ凝固した合金が水冷管(16)
により冷却されて下方に引き下げられる。
空容器(13)中に混合体(11)が、上端を回転軸(1
2′)に固定し下端を回転方向が逆の回転軸(12)に連
結してセットされている。この混合体(11)は、200メ
ッシュのニオブとスポンジチタンをNb−46.5wt%Tiにな
るように配合し、直径100mmφの円柱状に圧縮して冷間
成型し、次いで、7tonの熱間静水圧機中で1650℃、10分
間保持後冷却し、大気中に取出したものである。真空容
器(13)中にセットされた混合体(11)の周囲には固定
した誘導コイル(14)が配置されている。この誘導コイ
ル(14)に通電し、誘導コイル(14)近傍の混合体(1
1)を1989℃になるまで加熱して半溶融体とし、上部回
転軸(12′)を回転し、下部の回転軸(12)を逆方向に
1rpmで回転させる。誘導コイル(14)と、半溶融体部
(15)は一定位置に保たれ凝固した合金が水冷管(16)
により冷却されて下方に引き下げられる。
以上のようにして製造されたNb−Ti合金インゴット試
料と、従来のアーク溶解法および熱間静水圧処理を3時
間施した粉末法により製造されたインゴット試料につい
て、その検査結果を第1表に示す。
料と、従来のアーク溶解法および熱間静水圧処理を3時
間施した粉末法により製造されたインゴット試料につい
て、その検査結果を第1表に示す。
この結果より、本実施例の試料のTi濃度は外周部と中
央部でほとんど変わらず、偏析が生じておらず、従来の
アーク法および粉末法より改善されていることがわか
る。また、結晶粒の大きさについては、本実施例におい
て回転速度を100rpm以上、冷却速度を1℃/min以上にす
ることにより、結晶粒の大きさは1mm以下となり、回転
速度および冷却速度を上げるほど結晶粒が小さくなるこ
とがわかる。さらに、アーク法および粉末法ではボイド
が発生するが、本実施例ではボイドが見出されなかっ
た。
央部でほとんど変わらず、偏析が生じておらず、従来の
アーク法および粉末法より改善されていることがわか
る。また、結晶粒の大きさについては、本実施例におい
て回転速度を100rpm以上、冷却速度を1℃/min以上にす
ることにより、結晶粒の大きさは1mm以下となり、回転
速度および冷却速度を上げるほど結晶粒が小さくなるこ
とがわかる。さらに、アーク法および粉末法ではボイド
が発生するが、本実施例ではボイドが見出されなかっ
た。
次に、他の実施例として、Nb−3wt%Tiになるように
配合した混合体を用い、他は前記実施例と同一条件で製
造したNb−Ti合金インゴット試料について、電子ビーム
法および粉末法によるインゴット試料との比較データを
第2表に示す。
配合した混合体を用い、他は前記実施例と同一条件で製
造したNb−Ti合金インゴット試料について、電子ビーム
法および粉末法によるインゴット試料との比較データを
第2表に示す。
第2表の結果からも、本実施例のNb−Ti合金インゴッ
トは、従来の製造方法により製造されたインゴットに比
較して、Tiの偏析がなくなり、結晶粒は微細化し、ボイ
ドはなくなるという優れた性質を示している。
トは、従来の製造方法により製造されたインゴットに比
較して、Tiの偏析がなくなり、結晶粒は微細化し、ボイ
ドはなくなるという優れた性質を示している。
以上説明したように本発明によれば、純ニオブと純チ
タンの原料を混合して圧縮体を形成し、次いで、該圧縮
体を加熱してその一部分を半溶融体とし、半溶融体部と
非半溶融体部とを相対的に回転させ、次いで、半溶融体
部を圧縮体中で移動させ、冷却し凝固させるため、Tiの
偏析がなく、結晶粒が微細化され、ボイドのないNb−Ti
合金インゴットが得られるという優れた効果がある。Nb
−Ti系合金としてTa、Hf、Zrなどの第3,第4元素を添加
したものにも同様に適用できるものである。
タンの原料を混合して圧縮体を形成し、次いで、該圧縮
体を加熱してその一部分を半溶融体とし、半溶融体部と
非半溶融体部とを相対的に回転させ、次いで、半溶融体
部を圧縮体中で移動させ、冷却し凝固させるため、Tiの
偏析がなく、結晶粒が微細化され、ボイドのないNb−Ti
合金インゴットが得られるという優れた効果がある。Nb
−Ti系合金としてTa、Hf、Zrなどの第3,第4元素を添加
したものにも同様に適用できるものである。
第1図は本発明にかかるNb−Ti系合金の製造方法の一実
施例の説明図、第2図は同製造方法の一従来例の説明図
である。 1,11……混合体、2……水冷鋳型、3,13……真空容器、
4……電源、5……アーク、6……合金ドロップ、7…
…プール部、8……インゴット、12,12′……回転軸、1
4……誘導コイル、15……半溶融体部、16……水冷管。
施例の説明図、第2図は同製造方法の一従来例の説明図
である。 1,11……混合体、2……水冷鋳型、3,13……真空容器、
4……電源、5……アーク、6……合金ドロップ、7…
…プール部、8……インゴット、12,12′……回転軸、1
4……誘導コイル、15……半溶融体部、16……水冷管。
Claims (3)
- 【請求項1】少なくとも純ニオブと純チタンの二種類の
原料を混合して混合体を形成する工程と、該混合体を圧
縮して圧縮体を形成する工程と、該圧縮体を加熱してそ
の一部分を半溶融体とし、該半溶融体部と非半溶融体部
とを相対的に回転させる工程と、前記半溶融体部を圧縮
体中で移動させ、冷却し凝固させる工程とを有すること
を特徴とするNb−Ti系合金の製造方法。 - 【請求項2】半溶融体部と非半溶融体部の相対的回転速
度が100rpm以上であることを特徴とする請求項1記載の
Nb−Ti系合金の製造方法。 - 【請求項3】半溶融体の凝固速度が1℃/min以上である
ことを特徴とする請求項1記載のNb−Ti系合金の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1182235A JP2583313B2 (ja) | 1989-07-14 | 1989-07-14 | Nb―Ti系合金の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1182235A JP2583313B2 (ja) | 1989-07-14 | 1989-07-14 | Nb―Ti系合金の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0347930A JPH0347930A (ja) | 1991-02-28 |
| JP2583313B2 true JP2583313B2 (ja) | 1997-02-19 |
Family
ID=16114709
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1182235A Expired - Lifetime JP2583313B2 (ja) | 1989-07-14 | 1989-07-14 | Nb―Ti系合金の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2583313B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102703757B (zh) * | 2012-05-18 | 2013-10-16 | 宁夏东方钽业股份有限公司 | 一种耐腐蚀的钛铌合金以及由其制备板材和管材的方法 |
| CN109694136B (zh) * | 2018-12-29 | 2022-05-10 | 苏州凯虹高分子科技有限公司 | 一种阻垢管及其生产工艺 |
-
1989
- 1989-07-14 JP JP1182235A patent/JP2583313B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0347930A (ja) | 1991-02-28 |
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