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JP2584591B2 - 潤滑油採取器 - Google Patents
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JP2584591B2 - 潤滑油採取器 - Google Patents

潤滑油採取器

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JP2584591B2
JP2584591B2 JP6078498A JP7849894A JP2584591B2 JP 2584591 B2 JP2584591 B2 JP 2584591B2 JP 6078498 A JP6078498 A JP 6078498A JP 7849894 A JP7849894 A JP 7849894A JP 2584591 B2 JP2584591 B2 JP 2584591B2
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信夫 根来
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばガスメータ、
エンジン、コンプレッサ等のような機器ケーシング内の
潤滑油の劣化状態を調べるために機器ケーシング内から
適量の潤滑油を採取する際に用いられる潤滑油採取器に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ルーツガスメータは、機器ケー
シングの内部に2個の回転子が回転自在に軸支され、ガ
ス流入口から流入するガスの流れによって回転子が回転
し、この回転子の回転数を積算することによりガスの流
量を計量するように構成されている。
【0003】したがって、機器ケーシング内には回転子
を回転自在に軸支する軸受が設けられ、回転子の回転軸
には2個の回転子の同期を取るために互いに噛合する歯
車が設けられている。大型のルーツガスメータにおいて
は、前記各軸受にはオイルポンプから潤滑油が供給さ
れ、これら軸受から溢れた潤滑油は機器ケーシングの内
底部に貯溜される。機器ケーシングの内底部に貯溜され
た潤滑油は浄化タンクに流れ、オイルポンプを介して再
び各軸受に供給され、潤滑油が強制的に循環される。
【0004】潤滑油は、使用条件によって劣化の過程、
進み具合およびその程度に相違があり、潤滑油の劣化、
汚損状況を調べ、劣化、汚損が一定のレベルを越えたと
きには交換し、機械のトラブルを未然に防止する必要が
ある。
【0005】ところが、従来のルーツガスメータにおい
ては、機器ケーシングの底部に設けられた潤滑油排出口
から運転中に容易に潤滑油を採取できない構造になって
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ルーツガスメータは、
運転中は機器ケーシングに内圧が加わっているため、潤
滑油排出口を開口して内部の潤滑油の一部を容易に排出
(採取)することはできない。したがって、潤滑油の劣
化、汚損状況を調べる際にはルーツガスメータの運転を
一時的に停止する必要があり、ガスの需要側に大きな迷
惑を掛けることになる。
【0007】また、ルーツガスメータを一時停止して
も、機器ケーシングの内部にはガスが充満しているた
め、まず内部のガスを抜き、次に機器ケーシングの底部
に設けられた潤滑油排出口のボールバルブを開弁して所
望量の潤滑油を排出(採取)する面倒な作業が必要とな
る。
【0008】なお、前述のような問題は、ルーツガスメ
ータに限らず、エンジン、コンプレッサ等の機器におい
ても同様であり、運転中は機器ケーシングに内圧が加わ
っており、潤滑油を排出(採取)することは不可能であ
り、潤滑油の定期点検のための採取が困難であった。
【0009】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、機器の運転中であっ
ても、機器ケーンシングの内部の潤滑油を適量採取する
ことが容易に行える潤滑油採取器を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、前述した目
的を達成するために、請求項1は、潤滑油が収容された
機器ケーシングにボールバルブを有する潤滑油排出口が
設けられ、この潤滑油排出口に取付けて前記ボールバル
ブを開弁することにより、前記機器ケーシング内の潤滑
油を適量採取する潤滑油採取器であって、前記排出口に
着脱可能に取付けられる取付け部を有するとともに内部
に採取した潤滑油の収容室を有する採取器本体と、この
採取器本体に設けられ前記ボールバルブを開弁操作する
バルブ操作部材と、前記採取器本体の側壁を貫通して設
けられ前記収容室と連通すると共にその貫通部を弾性部
材によって遮断した採取口と、前記採取器本体の外部か
ら前記採取口の弾性部材に穿刺し前記収容室の潤滑油を
抜取り可能な注射器とを具備したことを特徴とする。
【0011】請求項2は、請求項1の潤滑油採取器にお
いて、採取器本体は、排出口にねじ込まれる取付け部を
有し、この取付け部にバルブ操作部材を軸方向に移動自
在に案内する案内孔と、開弁時に排出口から排出される
潤滑油を収容室に導く流通孔を有していることを特徴と
する。
【0012】請求項3は、請求項1の潤滑油採取器にお
いて、バルブ操作部材は、採取器本体の内部に軸方向に
進退自在に設けられ、先端部にボールバルブの突上げ
部、基端部に採取器本体の外部に突出する操作部を有し
ていることを特徴とする。
【0013】
【作用】機器ケーシングの潤滑油排出口に採取器本体の
取付け部を取付け、バルブ操作部材によってボールバル
ブを開弁すると、機器ケーシングの内部の潤滑油が採取
器本体の収容室に収容する。さらに、注射器の穿刺針を
採取口の弾性部材に穿刺して収容室の潤滑油を抜き取る
ことにより、適量の潤滑油を採取することができる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1は潤滑油採取器を示し、図2はルーツガ
スメータを示す。まず、ルーツガスメータの概略的構成
を説明すると、1は機器ケーシングである。機器ケーシ
ング1の上部にはフランジ2を有するガス流入口3が設
けられ、下部にはフランジ4を有するガス流出口5が設
けられている。機器ケーシング1の内部には2個の回転
子(図示しない)が回転自在に軸支され、ガス流入口3
から流入するガスの流れによって回転子が回転し、この
回転子の回転数を積算部6で積算し、ガスの流量を指示
部7に指示するように構成されている。さらに、機器ケ
ーシング1の上部には給油口8が設けられ、下部(底
部)には潤滑油排出口9が設けられている。
【0015】潤滑油排出口9は、図1に示すように構成
されている。すなわち、機器ケーシング1の底部で最も
低い部分には開口部10が穿設され、この開口部10の
内周面にはめねじ部11が設けられている。このめねじ
部11には排出プラグ12のおねじ部13がねじ込み固
定され、フランジ部14は機器ケーシング1の下面に密
着している。
【0016】排出プラグ12の軸心部には貫通孔12a
が穿設され、この貫通孔12aにはボールバルブ15を
構成する円筒状のバルブ本体16が圧入固定されてい
る。バルブ本体16の底部には弁座17が設けられ、こ
の弁座17にはボール18が接触して設けられている。
さらに、このボール18はバルブ本体16の内部に設け
られたコイルスプリング19によって弁座17に付勢さ
れており、連通孔20を閉塞状態に保っている。
【0017】排出プラグ12のフランジ部14には前記
連通孔20に連通する盲栓取付け孔21が穿設され、こ
の内周面にはめねじ部22が形成され、このめねじ部2
2には盲栓23がねじ込み固定されている。
【0018】一方、潤滑油採取器の採取器本体25は、
例えばステンレス、真鍮等の金属材料によって角筒状に
形成されており、内部には潤滑油を収容する収容室26
が設けられている。採取器本体25の上端部には前記盲
栓23と同形状で、盲栓23に代って前記めねじ部22
にねじ込み固定される取付け部27が一体に設けられて
いる。さらに、この取付け部27を囲むように前記採取
器本体25の端面には環状溝に収納されたOリング28
が設けられている。
【0019】採取器本体25の内部にはロッド状のバル
ブ操作部材29が上下方向に進退自在に貫通して設けら
れ、このバルブ操作部材29は前記取付け部27の軸心
部に穿設された案内孔30に軸支されている。この案内
孔30の外側には前記収容室26と連通する流通孔31
が平行に穿設されている。
【0020】バルブ操作部材29の先端部にはボールバ
ルブ15のボール18を突上げる小径の突上げ部32が
設けられ、基端部には採取器本体25の下部に突出する
鍔状の操作部33が設けられている。
【0021】さらに、採取器本体25の異なる2つの側
壁にはそれぞれ上下方向に離間して2つの採取口34が
設けられている。採取口34は採取器本体25の外部と
収容室26とを貫通させており、この貫通部は例えばN
BR等の合成ゴム、天然ゴム等の弾性部材35によって
遮断され、この弾性部材35は採取口34にねじ込み固
定された通孔36を有する押え栓37によって固定され
ている。
【0022】また、採取器本体25の採取口34を有す
る部分と異なる側壁には補給口38が設けられている。
この補給口38にはボールバルブ39が設けられ、市販
のハンド式オイルポンプ(図示しない)のノズルを補給
口38に接続し、オイルポンプによって潤滑油を圧送す
ることにより、採取器本体25の収容室26を介して機
器ケーシング1の内部に潤滑油を補給できるようになっ
ている。
【0023】また、40は注射器であり、シリンダ41
とピストン42とからなり、シリンダ41の先端部には
穿刺針43が設けられている。次に、前述のように構成
された潤滑油採取器を用いてルーツガスメータの潤滑油
を適量採取する場合について説明する。
【0024】ルーツガスメータの通常の使用状態のとき
は、図1の(a)に示すように、潤滑油排出口9のボー
ルバルブ15のボール18はコイルスプリング19によ
って弁座17に押し付けられ、閉弁状態にあり、しかも
連通孔20は盲栓取付け孔21にねじ込み固定された盲
栓23によって閉塞されている。
【0025】潤滑油を採取する際には、まず盲栓23を
取り外し、図1の(b)に示すように、盲栓取付け孔2
1に採取器本体25の取付け部27をねじ込み固定する
と、採取器本体25の上端面はOリング28を介して排
出プラグ12のフランジ部14に密着する。
【0026】この状態で、バルブ操作部材29の突上げ
部32は連通孔20と同軸的に対向するため、バルブ操
作部材29の操作部33を手指によって押し上げると、
突上げ部32がボール18に当接し、コイルスプリング
19の付勢力に抗してボール18を押し上げると、ボー
ル18は弁座17から離間して開弁状態となる。
【0027】ボールバルブ15が開弁すると、機器ケー
シング1の内部の潤滑油はボールバルブ15の連通孔2
0から採取器本体25の流通孔31を通って収容室26
に流入する。所望量の潤滑油が収容室26に収容された
ところで、バルブ操作部材29の操作部33から手指を
放すと、ボール18はコイルスプリング19の付勢力に
よって弁座17に押し付けられて閉弁状態となる。
【0028】次に、注射器40のピストン42をシリン
ダ41に押し込んだ状態で、その穿刺針43を採取口3
4の押え栓37に設けた通孔36に挿入し、さらに弾性
部材35に穿刺すると、穿刺針43の先端開口は収容室
26の内部の潤滑油中に突出する。
【0029】そこで、注射器40のピストン42を後退
方向にスライドすると、シリンダ41内は負圧となり、
収容室26内の潤滑油が穿刺針43を通ってシリンダ4
1に収容される。注射器40に収容された潤滑油を試験
管等に移し、再び注射器40の動作を繰り返して収容室
26内の潤滑油を採取してもよく、新しい注射器40に
よって同様の動作を繰り返して複数の注射器40に潤滑
油を採取してもよい。
【0030】採取器本体25の収容室26内の潤滑油が
少なくなった場合、再びバルブ操作部材29によってボ
ールバルブ15を開弁することにより、機器ケーシング
1内の潤滑油を収容室26に流入させることができる。
【0031】このようにして採取した潤滑油は、粘度、
全酸価、全塩基価、汚染度、水分等の公知の測定方法に
より、潤滑油の劣化、汚損状況の判定(合否)が行われ
る。また、潤滑油の採取が終了した場合、採取器本体2
5の取付け部27を盲栓取付け孔21から取り外し、代
って盲栓取付け孔21に盲栓23をねじ込むことによ
り、図1の(a)の状態となる。
【0032】このようにルーツガスメータの運転を停止
させることなく、その潤滑油の劣化、汚損状況の判定す
るために機器ケーシング1の内部の潤滑油を適量採取す
ることができ、従来のようにルーツガスメータの運転を
一時的に停止する必要がなく、ガスの需要側に迷惑を掛
けることなく定期点検ができる。
【0033】また、潤滑油排出口9に採取器本体25を
直接固定し、機器ケーシング1の内部の潤滑油を採取す
ることにより、採取作業中に潤滑油に塵埃や異物が混入
する虞はなく、潤滑油の劣化、汚損状況を正確に判定で
きる。
【0034】また、採取器本体25の異なる側壁に採取
口34を設けることにより、採取器本体25を機器ケー
シング1の盲栓取付け孔21にねじ込んだときに、その
一方の採取口34がルーツガスメータの胴部側に向いて
も他方の採取口34から採取することができる。
【0035】なお、前記一実施例においては、ルーツガ
スメータについて説明したが、この発明の潤滑油採取器
は、エンジン、コンプレッサ、タービン等のように運転
中に機器ケーシングの内部に内圧が加わる機器に適用で
きる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、機器の運転中で、機器ケーシングの内部に内圧が加
わっていても、内部の潤滑油を適量採取して潤滑油の劣
化、汚損状況を測定することができる。したがって、従
来のように運転を一時的に停止する必要がなく、容易に
定期点検ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す潤滑油採取器の縦断
側面図。
【図2】ルーツガスメータの側面図。
【符号の説明】
1…機器ケーシング、9…潤滑油排出口、15…ボール
バルブ、25…採取器本体、26…収容室、27…取付
け部、29…バルブ操作部材、34…採取口、40…注
射器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−251745(JP,A) 特開 平4−328443(JP,A) 実開 平6−58346(JP,U) 実公 昭46−4079(JP,Y1)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潤滑油が収容された機器ケーシングにボ
    ールバルブを有する潤滑油排出口が設けられ、この潤滑
    油排出口に取付けて前記ボールバルブを開弁することに
    より、前記機器ケーシング内の潤滑油を適量採取する潤
    滑油採取器であって、 前記排出口に着脱可能に取付けられる取付け部を有する
    とともに内部に採取した潤滑油の収容室を有する採取器
    本体と、この採取器本体に設けられ前記ボールバルブを
    開弁操作するバルブ操作部材と、前記採取器本体の側壁
    を貫通して設けられ前記収容室と連通すると共にその貫
    通部を弾性部材によって遮断した採取口と、前記採取器
    本体の外部から前記採取口の弾性部材に穿刺し前記収容
    室の潤滑油を抜取り可能な注射器とを具備したことを特
    徴とする潤滑油採取器。
  2. 【請求項2】 採取器本体は、排出口にねじ込まれる取
    付け部を有し、この取付け部にバルブ操作部材を軸方向
    に移動自在に案内する案内孔と、開弁時に排出口から排
    出される潤滑油を収容室に導く流通孔を有していること
    を特徴とする請求項1記載の潤滑油採取器。
  3. 【請求項3】 バルブ操作部材は、採取器本体の内部に
    軸方向に進退自在に設けられ、先端部にボールバルブの
    突上げ部、基端部に採取器本体の外部に突出する操作部
    を有していることを特徴とする請求項1記載の潤滑油採
    取器。
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