JP2585959B2 - 建設用プレキャストセメント製品組成物 - Google Patents
建設用プレキャストセメント製品組成物Info
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Description
材・床材・壁材・防音壁・飾り板・擁護壁・タイル先付
PC板・耐火被覆材及び打込み型枠として利用した場合
に、強度(曲げ、圧縮)、接着強度、耐候性に優れた素
材を提供する建設用プレキャストセメント製品組成物に
関する。
物性を向上させるために、フライアッシュ、高炉スラッ
グ、シリカヒュウム等のシリカ物質をセメント用混和材
として用いることはよく知られており、このようなシリ
カ物質を含有するセメント組成物に関しては、数多くの
提案がなされている。例えば、セメント/分級フライア
ッシュ/シリカヒュウム/減水剤混合物からなる水密性
コンクリート用セメント組成物(特開平4−2642号
公報)、粒径0.5〜100μmのセメントに粒径0.
01〜0.5μmのシリカダスト等の粒子と粒径0.1
〜15μmの白土等の粒子を添加してなる水硬性複合材
料(特開平2−102152号公報)、セメント/分級
フライアッシュ/高炉スラグ混合物からなるコンクリー
ト用複合結合材料(特開平4−2644号公報)、セン
メト/分級フライアッシュ/細骨材混合物からなるフラ
イアッシュモルタル(特開平3−126652号公
報)、セメント/有機繊維/分級フライアッシュ/軽量
細骨材混合物からなるセメント組成物(特開平3−29
5843号公報)、セメント/II型無水石膏/ポゾラン
物質混合物からなるセメント組成物(特開平3−409
47号公報)などがある。
ホルムアルデヒド縮合物のスルホン化変性樹脂(減水
剤)/フライアッシュ/保水剤/砂配合物からなるセメ
ント系セルフレベリング床材(特開昭56−84358
号公報)、II型無水石膏/ポルトランドセメント/フラ
イアッシュ混合物からなる石膏系流し延べ床材用組成物
(特開昭61−266340号公報)、更にメラミン樹
脂含有として、セメント系薄肉打込み型枠、建築部材等
高強度製品(特開平3−12180号、特開平3−28
8605号、特開平3−293473号、特開平4−5
9646号各公報)なども提案されている。
耐水性、耐摩耗性、耐薬品性、中性化防止など、耐久性
の向上のために、ポリマーラテックスを添加剤として用
いる方法が知られている(特開昭53−84024号公
報)。ただ、この方法によると、硬化体の諸物性の一応
の向上は図れるものの、耐水抑制、中性化抑制等の点で
効力が不充分であり、本発明者らも先に、平均粒子径が
300nm以下で、架橋構造を有する水性エマルジョン
とスルホン酸基を有するポリマーを必須成分とする水硬
性無機質材料用配合剤(特開平2−141451号公
報)、コア・シェル型異層化構造を有し、コア部とシェ
ル部を構成する不飽和単量体の重量比が、90/10〜
10/90であるアクリル酸アルキル系共重合体微粒子
からなるポリマーラテックスを必須成分とするセメント
モルタル及び/又はコンクリート用配合剤(特開平3−
205333号公報)や、不飽和スルホン酸/不飽和カ
ルボン酸(塩)共重合体ラテックスを必須成分とするセ
メントモルタル及び/又はコンクリート用配合剤(特開
平3−257047号公報)を提案した。
物から得られる硬化体のほとんどには、表面が粗いため
光沢が悪いという問題点があり、特に石材の場合にはこ
の点が重要となる。そこで、本発明者らは、緻密且つ平
滑な表面を形成することができる、特定の配合比からな
る水硬性無機材料/シリカ質混和材/アクリル系水分散
性樹脂/細骨剤/顔料からなる石材組成物(特願平4−
89376号)を提案した。
物から得られる硬化体は、緻密且つ平滑な表面を有し、
その結果、光沢に優れ、しかも耐薬品性、耐水性及び耐
候性に優れたものであるが、建設用プレキャストセメン
ト製品としては、強度の点で未だ満足されるものではな
かった。更に、流し込み成形法では充分な強度のものは
得られなかった。
げ強度、圧縮強度、接着強度)を有する硬化体が容易に
得られる建設用プレキャストセメント製品組成物を提供
することにある。
水硬性無機材料、(b)シリカ質混和材、(c)平均粒
子径20〜1,000nmのミクロポリマーエマルジョ
ン、(d)細骨材、(e)芳香族アミノスルホン酸系減
水剤、(f)顔料及び(g)水からなり、しかもその配
合比が(a)/(b)/(c)/(d)/(e)/
(f)/(g)=100/3〜12/0.5〜5(固形
分換算)/80〜220/0.25〜1.8(固形分換
算)/0〜5/25〜35(重量比)であることを特徴
とする建設用プレキャストセメント製品組成物が提供さ
れる。
ト製品組成物は、水硬性無機材料とシリカ質混和材、細
骨剤及び顔料からなる特定組成の組成物に、更に平均粒
子径20〜1,000nmのミクロポリマーエマルジョ
ンと芳香族アミノスルホン酸系減水剤を一定量の範囲で
配合したことから、水硬性無機材料を均一に分散させ、
更に超微粒子のポリマーにより硬化体の表面が緻密化さ
れるため、大幅に強度の向上した硬化体を形成し得るも
のとなる。また、超微粒子ポリマーと芳香族アミノスル
ホン酸系減水剤を併用することにより、流し込み成形法
による硬化体作製も可能となった。
ト製品組成物について詳しく説明する。本発明で用いる
水硬性無機材料とは、ポルトランドセメント、フライア
ッシュセメント、シリカセメント、高炉セメント等のセ
メント類や、半水、2水、6水石膏等の石膏類である。
一般にセメント混和材として使用されている公知のシリ
カ質混和材が任意に選択使用される。例えば、シリカヒ
ュウム、フライアッシュ、白土、汚泥スラグ、アルミス
ラッグ、高炉スラッグ、ライスハスクアッシュ、火山灰
(天然ポゾラン)等が挙げられ、これらの中でもシリカ
ヒュウムが好ましい。シリカヒュウムは、フェロシリコ
ンや金属シリコン等の製造時に副生する非晶質SiO2
を主成分とする超微粉であり、水硬性無機材料とシリカ
ヒュウムとの分散性を向上させ、硬化体表面を平滑にす
るという点から、平均粒子径が1〜20μmのシリカヒ
ュウムを使用することが特に好ましい。(他のシリカ質
混和材の場合も、平均粒子径1〜20μm程度のものが
好ましいことは、同様である。)
和材の使用量は、水硬性無機材料100重量部に対し
て、3〜12重量部である。3重量部より少ないと、得
られる硬化体表面の緻密化及び平滑性向上の効果が少な
くなり、逆に12重量部を越えると、硬化速度が遅くな
ったり、硬化体の強度が減少したりするという問題が発
生する。
1,000nmのミクロポリマーエマルジョンが配合さ
れる。このミクロポリマーエマルジョンとしては、アク
リル系ミクロポリマーエマルジョン(アクリル系共重合
体エマルジョン)やエチレン/酢酸ビニル共重合体エマ
ルジョンが挙げられ、特にアクリル系共重合体エマルジ
ョンが好ましい。アクリル系共重合体エマルジョンは、
(メタ)アクリル酸や、(メタ)アクリル酸エステル等
のアクリル系単量体を乳化重合することによって得るこ
とができる。この場合のアクリル系単量体としては、エ
チレン性二重結合をもつアクリル酸エステル(例えば、
アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸オク
チル、アクリル酸2-エチルヘキシル)、メタクリル酸エ
ステル(例えばメタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸オクチル)など
が挙げられる。これらの(メタ)アクリル酸エステル類
は1種用いてもよいし、2種以上を組合わせて用いても
よい。
るために、分子内にカルボキシル基とエチレン性二重結
合を有する不飽和単量体を共重合させたものがより好ま
しく使用される。このような分子内にカルボキシル基と
エチレン性二重結合を有する不飽和単量体としては、ア
クリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フ
マル酸、イタコン酸及びこれらのハーフエステル、ハー
フアマイドないしこれらの塩などが挙げられるが、メタ
クリル酸を0.1〜5重量%共重合させておくことが特
に好ましい。また、分子内にスルホン酸基とエチレン性
二重結合を有する不飽和単量体を共重合させてもよい。
更に、上記カルボキシル基含有単量体と併用させて使用
してもよい。スルホン酸基単量体の具体例としては、ス
チレンスルホン酸、α−メチルスチレンスルホン酸及び
これらの塩や、2−アクリルアミド−2−メチルプロパ
ンスルホン酸、2−メタクリルアミド−2−メチルプロ
パンスルホン酸、2−アクリルアミドブタンスルホン
酸、2−アクリルアミドブタン−2−スルホン酸及びこ
れらの塩や、ビニルスルホン酸及びこれらの塩等のスル
ホン酸系モノマー等が挙げられる。好ましくは、スチレ
ンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパ
ンスルホン酸又はこれらの塩である。これらの使用量
は、一般には前記反応性単量体を除く単量体合計量に対
して、0.1〜40.0重量%である。
子中に複数の官能基を有する架橋剤及び/又は反応性不
飽和単量体を共重合させることが好ましい。これらの架
橋剤及び反応性不飽和単量体としては、トリメチロール
プロパントリアクリレート、グリシジルアクリレート、
グリシジルメタクリレート、ビスフェノールAポリオキ
シエチレン付加体ジ(メタ)アクリレート、トリアリルイ
ソシアヌレート、N-メチロールアクリルアミドなどが挙
げられるが、前記不飽和単量体に対し0.1〜5重量%
共重合させて用いることが好ましい。
合体エマルジョンの性能を損なわない範囲で、アクリル
系以外の単量体、例えばスチレンやα−メチルスチレン
などのスチレン類、ブタジエンやイソプレンなどのジエ
ン類、酢酸ビニルやプロピオン酸ビニルなどのビニルエ
ステル類、アクリロニトリルやα−メチルアクリロニト
リルなどのニトリル類を共重合してもよい。
系共重合体エマルジョンは、コア・シエル型異層化構造
を有し、コア部とシエル部を構成する不飽和単量体の重
量比が35/65〜90/10であるポリマー微粒子からなり、且
つコア部の不飽和単量体の重量組成が アルキル基の炭素数が1〜8である 55〜100重量% アクリル酸アルキルエステル アルキル基の炭素数が1〜4である 0〜45重量% メタクリル酸アルキルエステル エチレン性不飽和カルボン酸又は/及びエチレン性 0〜10重量% 不飽和スルホン酸ないしその塩 架 橋 剤 0〜5重量% であって、シエル部の不飽和単量体の重量組成が アルキル基の炭素数が1〜8である 5〜49.9重量% アクリル酸アルキルエステル アルキル基の炭素数が1〜4である 45〜90重量% メタクリル酸アルキルエステル エチレン性不飽和カルボン酸又は/及びエチレン性 0.1〜10重量% 不飽和スルホン酸ないしその塩 架 橋 剤 0〜5重量% を必須成分としたものである。
は、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸
オクチル、アクリル酸2−エチルヘキシルであり、特に
好ましくはアクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アク
リル酸2−エチルヘキシルが用いられる。シェル部に主
として使用される不飽和単量体は、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチルであり、
特に好ましくはメタクリル酸メチルが用いられる。
の分散性を向上するために、分子内にカルボキシル基と
エチレン性二重結合を有する不飽和単量体を共重合させ
たものがより好ましく使用される。このような分子内に
カルボキシル基とエチレン性二重結合を有する不飽和単
量体としては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン
酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸及びこれらのハ
ーフエステル、ハーフアマイドないしこれらの塩などが
挙げられる。これらの不飽和単量体は、上記コア部又は
シェル部の不飽和単量体に対し0.1〜5重量%共重合
させておくことが好ましいが、メタクリル酸をコア部に
は用いず、上記シェル部の不飽和単量体に対し0.1〜
5重量%共重合させておくことが特に好ましい。また、
分子内にスルホン酸基とエチレン性二重結合を有する不
飽和単量体を共重合させてもよい。更に、上記カルボキ
シル基含有単量体と併用させて使用してもよい。スルホ
ン酸基単量体の具体例としては、スチレンスルホン酸、
α−メチルスチレンスルホン酸及びこれらの塩や、2−
アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、2−
メタクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、2
−アクリルアミドブタンスルホン酸、2−アクリルアミ
ドブタン−2−スルホン酸及びこれらの塩や、ビニルス
ルホン酸及びこれらの塩等のスルホン酸系モノマー等が
挙げられる。好ましくは、スチレンスルホン酸、2−ア
クリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸又はこれ
らの塩である。これらの使用量は、一般には前記反応性
単量体を除く単量体合計量に対して、0.1〜40.0
重量%である。
性を向上させるため、1分子中に複数の官能基を有する
架橋剤を共重合させることが好ましい。これらの架橋剤
としては、トリメチロールプロパントリアクリレート、
グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、
ビスフェノールAポリオキシエチレン付加体ジ(メタ)
アクリレート、トリアリルイソシアヌレート、N−メチ
ロールアクリルアミドなどが挙げられるが、トリメチロ
ールプロパントリアクリレートをコア部及び/又はシェ
ル部の不飽和単量体に対し0.1〜5重量%共重合させ
て用いることが好ましい。
ジョンの乳化重合用乳化剤としては、下記のアニオン性
及びノニオン性のものが用いられる。
ルホネート・サルフェート塩
ト塩
フェート塩
ル基若しくはアルケニル基を有するフェニル基、脂肪酸
残基
ルエーテル (式中、pは0〜100好ましくは5〜70、R2,Aは前記と同
じ)
ル R1−O−(AO)pH (式中、R1,A及びpは前記と同じ)
化剤は、それぞれ単独若しくは2種以上併用することが
できるが、分子内にエチレンオキサイド及びプロピレン
オキサイド基を有する乳化剤を1種以上用いるのが好ま
しい。更に好ましくは、アニオン性乳化剤として前記
(1)の化合物を、ノニオン性乳化剤として前記(1
0)又は(11)の化合物を1種以上用いるのが望まし
い。また、これらの乳化剤は不飽和単量体に対し0.5
〜15重量%、好ましくは1〜10重量%の範囲で用い
るのがよい。
独又は過酸化水素と酒石酸、クエン酸、アスコルビン酸
などのカルボン酸との組合せや、過酸化水素とシュウ
酸、スルフィン酸及びこれらの塩類又はオキシアルデヒ
ド類、水溶性鉄塩などとの組合せ、更には過硫酸塩、過
炭酸塩、過硼酸塩類などの過酸化物及び2,2′−アゾ
ビス(2−アミノジプロパン)とその塩、2,2′−ア
ゾビス(N,N′−ジメチレン−イソブチルアミジン)
とその塩、4,4′−アゾビス(4−シアノ吉草酸)と
その塩等の水溶性アゾ系開始剤が使用可能である。本発
明で用いるアクリル系水分散性樹脂の調製には、上記水
溶性アゾ系開始剤を不飽和単量体混合物の0.1〜3重
量%用いることが好ましい。
ジョンは、上記不飽和単量体、乳化剤、重合開始剤を用
い、下記の一般的な乳化重合法により調製することがで
きる。即ち、水相に乳化剤を溶解し、コア部不飽和単量
体の一部を可溶化させた後、重合開始剤を入れ、次いで
コア部不飽和単量体、シェル部不飽和単量体の順にその
まま滴下するモノマー滴下法あるいは乳化剤、水の一部
と、不飽和単量体を予め混合乳化して滴下するプレ乳化
法により乳化重合を行なう方法のいずれでも調製できる
が、乳化重合の欠点である重合釜あるいは撹拌羽根等へ
の重合物の付着量を低減するにはプレ乳化法の使用がよ
り好ましい。特に、コア・シェル型異層化構造を有する
アクリル系水分散性樹脂を製造する際の留意点は、コア
部の重合とシェル部の重合がブロック型の結合となる点
であり、従って、コア部の重合終了後、数分から数時間
の熟成を行なうことが好ましい。本発明で用いるアクリ
ル系共重合体エマルジョンは、固形分40重量%時の粘度
が10〜1000cp(ブルックフィールド型粘度計)で
あって、作業性が良好であり、また低粘度のものでは固
形分を50%以上含有させることも可能である。
共重合体エマルジョンは、その平均粒子径を20〜1,
000nm、好ましくは500nm以下、更に好ましく
は200nm以下にしておくことが望ましい。1,00
0nm超過であると、硬化体としたときの強度、耐候性
の改善効果が不充分である場合が多くなる。
体エマルジョンは、前記のように乳化重合によって容易
に得られるが、得られたエマルジョンの形態で組成物中
に配合することができる。この場合の該樹脂の使用量
は、水硬性無機材料100重量部に対して、固形分とし
て0.5〜5重量部である。0.5重量部未満では、得
られる硬化体の、耐候性が悪くなる。逆に、5重量部を
越えると、曲げ強度及び圧縮強度が低下する。
ために細骨材を使用する。細骨材としては、砂、硅砂、
砂利、雲母、天然石粉末、ガラス粉末等が使用できる。
細骨材は水硬性無機材料100重量部に対して80〜2
20重量部使用するのがよい。80重量部未満では硬化
体がひずみ、圧縮曲げ強度が弱くなり、逆に220重量
部を越えても、硬化体の強度が弱くなる。
能である。顔料としては、各種天然顔料、無機顔料、有
機顔料が使用できる。顔料は水硬性無機材料100重量
部に対して、0〜5重量部使用するのがよい。また、5
重量部を越えるとコスト的に不利になる。
硬性無機材料100重量部に対して、25〜35重量部
とする必要がある。25重量部未満では、流動性が低下
して流し込みが不可能になるし、逆に35重量部超過で
は、硬化体の強度が弱くなる。
スルホン酸系減水剤が配合される。この減水剤の配合に
より、硬化体の強度の大幅な向上が達成される。この芳
香族系アミノスルホン酸系減水剤としては、例えば藤沢
薬品工業(株)製のバリックシリーズ等が挙げられる。
この減水剤は、水硬性無機質材料とミクロポリマーエマ
ルジョンとの配合混練時に配合しておくことが望ましい
が、ポリマーエマルジョンに予め配合しておいてもよ
い。この減水剤の配合量は、水硬性無機材料100重量
部に対して、固形分換算で0.25〜1.8重量部であ
る。0.25重量部未満では、減水効果が不充分であ
り、逆に1.8重量部を越えると、硬化時間が延び、骨
材分離が生じる。
性無機材料との結合性を高めるために、界面活性剤を使
用することもできる。。該界面活性剤としては、アルキ
ルベンゼンスルホン酸塩(アルキル基の炭素数12〜1
8)、アルキル(C12〜C18)硫酸エステル塩、アルキ
ルフェニル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキ
ルフェニル硫酸エステル塩、ジアルキル(C8〜C14)
スルホコハク酸エステル塩、アルキル(C8〜C14)ス
ルホコハク酸モノアミド、ポリオキシエチレン(EO:
P=1〜50)ノニルフェニルエーテル、C12〜C18脂
肪酸アルキロールアミド、ポリオキシエチレン(EO:
P=1〜50)アルキルアミン、ポリオキシエチレン
(EO:P=2〜100)アルキルジアミン、脂肪酸ア
ミド、ジアルキル(C12〜C18)ジメチル4級アンモニ
ウムクロライド、モノアルキル(C12〜C18)トリメチ
ル4級アンモニウムクロライド、アルキルアミン塩等が
挙げられる。
剤、例えば空気連行剤、保水剤、消泡剤、アルカリ剤等
を添加することができる。この場合、空気連行剤として
は、リグニンスルホン酸ソーダ、樹脂酸ナトリウム、ア
ルキルアリールスルホン酸アミン塩、ポリオキシエチレ
ンアルキルフェニル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレ
ンアルキル硫酸エステル塩などがある。
料、シリカ質混和材及びミクロポリマーエマルジョン、
細骨材及び芳香族アミノスルホン酸系減水剤並びに必要
に応じ顔料その他任意添加成分と水とを、任意の方法に
より混合することによって得られる。
組成物を適当な金型に流し込んで成形(流し込み成形)
することによって製造される。本組成物は流れ性が良
く、流し込み成形が可能であり、しかも前記のミクロポ
リマーにより硬化体の表面が緻密化されるので、本組成
物によると、強度(曲げ強度、圧縮強度、接着強度)が
大幅に向上した硬化体が得られる。その結果、構造物や
構造板の厚みを半分にすることができ、構造物を軽重量
化できる。従って、複雑で且つ薄い形状の金型に本組成
物を流し込んで、複雑で且つ薄い形状の打込み型枠を製
造することができるし、また薄い形状の金型に本組成物
を流し込んで、薄い形状の外装材、床材、壁材、防音
壁、飾り板、擁護壁、タイル先付PC板、耐火被覆材等
を製造することができる。なお、この場合離型剤を金型
に薄く均一に塗布することも有効である。離型剤として
は、シリコーン系離型剤、テフロン系離型剤、脂肪酸、
非イオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、カチオ
ン系界面活性剤等が挙げられる。
充分撹拌後、金型中に流し込み養生させる。養生は常圧
下で行なう。養生温度は5〜70℃、好ましくは10〜
60℃の範囲であり、養生時間は通常1〜240時間の
範囲である。
組成物からは、強度、耐候性に優れた硬化体が得られる
ので、本発明の組成物は、土木・建築分野の外装材、床
材、壁材、防音壁、飾り板、擁護壁、タイル先付PC
板、耐火被覆材及び打込み型枠などとして有用である。
り具体的に説明する。なお、以下に示す部及び%はいず
れも重量基準である。
て、表3に示す組成物[ポルトランドセメント(普通、
早強)シリカヒュウム、砂、顔料]を仕込んで60秒空
練りを行なった後、次に水及び表1に示すアクリル系水
分散エマルジョン(使用乳化剤は表2に示される)を加
え、120秒混練した。そのモルタルを容器に流し込
み、40×40×160mmの硬化体を調合し、脱型
後、20℃、60%の条件下で24時間養生を行なっ
た。できあがった硬化体の曲げ強度、圧縮強度、接着強
度を、JIS A6203に準拠して測定した。その結
果を表3に示す。
セメント(株)製早強セメント シリカヒュウム:エルケム・ジャパン(株)製 砂:相模川付近の砕砂2.5mmアンダー 顔料:バイエルジャパン(株)製バイフェロクス黄 減水剤:藤沢薬品工業(株)製芳香族アミノスルホン酸
化合物、“バリックFP−1790”
製品組成物は、水硬性無機材料とシリカ質混和材、細骨
材、顔料及び水からなる特定組成の組成物に、更に平均
粒子径20〜1,000nmのミクロポリマーエマルジ
ョンと芳香族アミノスルホン酸系減水剤を一定量の範囲
で配合したことから、水硬性無機材料粒子及びシリカ質
混和材粒子の分散性が向上し、更に超微粒子状ポリマー
のベアリング効果により混練時の流動性が向上し、且つ
水/水硬性無機材料比を低く保ことができ、しかも上記
ポリマーにより硬化体の表面が緻密化されるので、本組
成物によると、強度(曲げ強度、圧縮強度、接着強度)
が大幅に向上した硬化体が得られる。その結果、構造物
や構造板の厚みを半分にすることができ、構造物を軽重
量化できる。
品組成物は、ミクロポリマーエマルジョンとしてアクリ
ル系共重合体エマルジョンを使用したことから、耐薬品
性、耐水性、耐候性に優れた硬化体が得られるという効
果が加わる。
品組成物は、アクリル系共重合体エマルジョンとして架
橋型エマルジョンを使用したことから、更に強度の向上
した硬化体が得られるという効果が加わる。
Claims (3)
- 【請求項1】 (a)水硬性無機材料、(b)シリカ質
混和材、(c)平均粒子径20〜1,000nmのミク
ロポリマーエマルジョン、(d)細骨材、(e)芳香族
アミノスルホン酸系減水剤、(f)顔料及び(g)水か
らなり、しかもその配合比が(a)/(b)/(c)/
(d)/(e)/(f)/(g)=100/3〜12/
0.5〜5(固形分換算)/80〜220/0.25〜
1.8(固形分換算)/0〜5/25〜35(重量比)
であることを特徴とする建設用プレキャストセメント製
品組成物。 - 【請求項2】 前記ミクロポリマーエマルジョンが、ア
クリル単量体の乳化重合によって得られたアクリル系ミ
クロポリマーエマルジョンである請求項1記載の建設用
プレキャストセメント製品組成物。 - 【請求項3】 前記ミクロポリマーエマルジョンが、ア
クリル酸及びアクリル酸エステルを必須構成成分とする
架橋型ミクロポリマーエマルジョンである請求項2記載
の建設用プレキャストセメント製品組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20006293A JP2585959B2 (ja) | 1993-07-19 | 1993-07-19 | 建設用プレキャストセメント製品組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20006293A JP2585959B2 (ja) | 1993-07-19 | 1993-07-19 | 建設用プレキャストセメント製品組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0748161A JPH0748161A (ja) | 1995-02-21 |
| JP2585959B2 true JP2585959B2 (ja) | 1997-02-26 |
Family
ID=16418212
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20006293A Expired - Lifetime JP2585959B2 (ja) | 1993-07-19 | 1993-07-19 | 建設用プレキャストセメント製品組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2585959B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4420480B2 (ja) * | 1997-12-26 | 2010-02-24 | 太平洋セメント株式会社 | 高強度セメント系組成物 |
| JP4809575B2 (ja) * | 2002-03-29 | 2011-11-09 | 太平洋セメント株式会社 | 土木構造物用セメント組成物及びこれを用いたコンクリート製品 |
| JP2006037611A (ja) * | 2004-07-29 | 2006-02-09 | Taiheiyo Cement Corp | ポリマーセメントモルタル製マンホール |
| WO2021200728A1 (ja) * | 2020-03-30 | 2021-10-07 | 株式会社カネカ | セメント用添加剤、セメント用混和剤、及びセメント質組成物 |
-
1993
- 1993-07-19 JP JP20006293A patent/JP2585959B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0748161A (ja) | 1995-02-21 |
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