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JP2589110B2 - 食品包装フィルムに取付けられるカットテープ - Google Patents
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JP2589110B2 - 食品包装フィルムに取付けられるカットテープ - Google Patents

食品包装フィルムに取付けられるカットテープ

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JP2589110B2
JP2589110B2 JP62311195A JP31119587A JP2589110B2 JP 2589110 B2 JP2589110 B2 JP 2589110B2 JP 62311195 A JP62311195 A JP 62311195A JP 31119587 A JP31119587 A JP 31119587A JP 2589110 B2 JP2589110 B2 JP 2589110B2
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cut
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、食品が充填されている包装フィルムの外面
に溶着されて、包装フィルムを剥しやすくするためのカ
ットテープに係り、特に熱殺菌工程において加熱されて
も反りが生じないようにしたカットテープに関する。
〔発明の背景〕 第9図と第10図はソーセージなどの食品包装体を示し
ている。包装フィルム1としては、例えば塩化ビニリデ
ンと塩化ビニールとの共重合体樹脂によって形成された
ものが作用される。包装フィルム1は円筒状に形成さ
れ、その内部に加工食品が充填され且つ、両端部分が絞
られて、アルミニウムワイヤなどのクリップ2によって
締付けられて、砲弾型の包装体が形成されている。
第9図に示す食品包装体では、包装体全長に渡る長さ
のカットテープ3aが取付けられている。このカットテー
プ3aは、例えば塩化ビニリデンと塩化ビニールとの共重
合体樹脂によって形成されているものであり、2枚重ね
の状態にて、包装フィルム1に対して溶着され、この溶
着部分がシール線S1として現われている。またカットテ
ープ3aの両端部は包装フィルム1と共にクリップ2によ
って締め付けられている。第10図に示す食品包装体で
は、短いカットテープ3bが両端部に別々に取付けられて
いる。このカットテープ3bは、第9図に示したものと同
じものであり、2枚重ねとなって、その一部分が包装フ
ィルム1に溶着され、この溶着部分がシール線S2として
現われている。
第9図に示す食品包装体の場合には、カットテープ3a
の溶着されていない中央部A部)を引き剥すことによっ
てシール線S1の部分から包装フィルム1に裂け目が入
り、この裂け目をきっかけとして内容物から包装フィル
ム1が剥される。また第10図に示す食品包装体の場合に
は、短いカットテープ3bの先端のシール線S2が形成され
ていない部分(B部)を引き剥すことによって、シール
線S2部分から包装フィルム1に裂け目が入るようになっ
ている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
包装フィルム1内に加工食品が充填され、クリップ2
によって締付けられ第9図または第10図に示す状態に製
作された食品包装体は、熱殺菌工程に移行される。最近
では高圧高温細菌工程(レトルト工程)によって120℃
程度の温度で熱殺菌される。
ところが、この熱殺菌工程においてカットテープ3aま
たは3bが熱収縮のためにカール変形する問題が生じる。
例えば第9図に示す食品包装体の場合には、第11図(第
9図の断面図)に示すようにカットテープ3aがシール線
S1を中心としてUの字形状にカールする。また第10図に
示す食品包装体の場合には、第12図(第10図の部分側面
図)に示すようにシール線S2が形成されていないB部分
が包装フィルム1から離れる方向へカールする。これは
熱殺菌工程において、2枚重ねのカットテープのうち外
側のテープが内側のテープよりも多くの熱を受け、外側
のテープの方が内側のテープよりも熱収縮量が多くなる
からである。
第11図ならびに第12図に示すようにカットテープ3aま
たは3bがカールすると、熱殺菌工程以後の乾燥工程や外
包装作業工程などにおいて食品包装体どうしがこすれ合
ったりした場合に、カットテープ3aまたは3bに包装フィ
ルム1から剥すような力が作用することになる。これに
より、シール線S1またはS2の部分から包装フィルム1に
ピンホール程度の開口が形成され、包装フィルム1によ
る密封状態が破壊される。
また第11図のようなカットテープ3aのカールが生じる
と、作業員が複数本まとめてつかみ上げる際に、カット
テープ3aの縁部が手に当たって痛く感じることがあり作
業に支障をきたすことになる。さらに第11図および第12
図のようにカットテープ3aあるいは3bがカールすると、
食品包装体の外観を損ねることになって、商品価値が低
下する。
本発明は、上記従来の問題点を解決するものであり、
熱殺菌工程においてカットテープが食品フィルムから離
れる方向へカールするのを防止できるようにすることを
目的としている。
〔問題点を解決するための具体的な手段〕
本発明は、食品が充填された包装フィルムに、溶着さ
れない部分をつまり代として残して、部分的に溶着され
るカットテープであって、重ねられた2枚のフィルムテ
ープから成り且つ、包装フィルムに接する内側のフィル
ムテープの熱収縮率よりも外側のフィルムテープの熱収
縮率が小さくされていることを特徴とするものである。
〔作 用〕
本発明では、2枚のフィルムテープが重ねられて成る
カットテープのうち、食品包装体の外側に位置するもの
を予め熱処理するなどし、この外側のカットテープの熱
収縮率を包装フィルムに接する内側のフィルムテープの
熱収縮率よりも小さくしておく。包装フィルムへの加工
食品の充填が完了した後、レトルトなどの熱殺菌工程に
移行するが、このときにカットテープが表面から加熱さ
れても、内側のフィルムテープの熱収縮率が高いため
に、外側のフィルムテープが内側のフィルムテープより
も多く収縮することがなく、カットテープの溶着されな
いつまみ代部分が包装フィルムから離れる方向へカール
するのを防止できる。
〔発明の実施例〕
以下本発明の実施例を第1図〜第8図によって説明す
る。
第1図は本発明の第1実施例による食品包装体を示す
正面図、第2図は第2実施例による食品包装体を示す正
面図である。
第1図において、符号1は例えば塩化ビニリデンと塩
化ビニールとの共重合体樹脂によって形成された包装フ
ィルムである。この包装フィルム1は円筒状に形成さ
れ、その内部に加工食品が充填される。そして両端部が
絞られてアルミワイヤなどのクリップ2で締め付けられ
てソーセージなどの砲弾型の食品包装体が形成されてい
る。
第1図の第1実施例では、カットテープ13aが食品包
装体の全長に渡って取付けられており、中央部(A部)
は溶着せずにつまみ代として残し、両端部が包装フィル
ム1に部分的に溶着され、この溶着部がシール線S1とし
て現われている。またカットテープ13aの両端部はクリ
ップ2により包装フィルム1と一緒に締め付けられてい
る。第2図の第2実施例では、食品包装体の両側部分に
短いカットテープ13bが別々に取付けられている。各カ
ットテープ13bは、クリップ2でとめられていない側の
先端部分(B部)を溶着せずにつまみ代として残し、包
装フィルム1に部分的に溶着され、この溶着部がシール
線S2として現われている。
第5図に示すように、カットテープ13aならびに13b
は、2枚のフィルムテープF1とF2が重ねられて形成され
ている。フィルムテープF1とフィルムテープF2は密着さ
れた状態で形成されるものである(ただし、第5図なら
びに他の図では、理解を容易にするために、フィルムテ
ープF1とフィルムテープF2を離した状態で記載してい
る)。
このフィルムテープF1とF2は、塩化ビニリデンと塩化
ビニールの例えば約8:2程度の重合仕込み比よりなる共
重合樹脂に、可塑剤、安定剤、滑剤ならびに梨地化剤な
どが含められた組成物であり、溶融押出機により加熱溶
融されて管状ノズルから押し出され、急冷後インフレー
ション法によって二軸延伸したものが使用される。そし
て各フィルムテープF1とF2はそれぞれ厚さが例えば35μ
mであり、このフィルムテープF1とF2が密着されて成る
カットテープ13aまたは13bの全体の厚さは70μmであ
る。
上記の工程にて製作されたままの状態では、各フィル
ムテープF1とF2の面積熱収縮率は97℃の熱水によって加
熱した場合で約20%程度である。すなわち、第7図に示
すような100mm角のフィルムテープを97℃に加熱した場
合に90mm角程度まで収縮することになる。本発明では、
さらに、フィルムテープF1とF2のうち食品包装体の包装
フィルム1に接しない外側のフィルムテープF1を熱処理
し、この外側のフィルムテープF1の面積熱収縮率を、包
装フィルム1に接する内側のフィルムテープF2の面積熱
収縮率よりも小さくしている。この熱処理方法として
は、第6図に示すように、カットテープ13aまたは13bの
送り出し機構に設けられた加熱ローラ21が使用される。
加熱ローラ21の内部には熱風が供給され、加熱ローラ21
の表面温度が80〜100℃程度となっている。2重となっ
ているカットテープ13aまたは13bは一方のフィルムテー
プF1が加熱ローラ21の表面に接するようにして送り出さ
れ、一方のフィルムテープF1のみが加熱される。例えば
加熱ローラ21の表面温度を110℃にしてフィルムテープF
1を加熱処理した場合、加熱処理後のフィルムテープF1
は、97℃の温水によって加熱したときの面積熱収縮率が
10%程度まで低下する。すなわち、第8図に示すように
熱処理後の100mm角のフィルムテープF1を97℃の温水に
よって熱した場合、その収縮後の大きさは95mm角程度と
なる。また加熱ローラ21に接しない側のフィルムテープ
F2面積熱収縮率は前述の通りほぼ20%程度のままであ
る。
第1図の食品包装体において上記のように処理したカ
ットテープ13aを取付ける場合、加熱ローラ21の熱処理
によって熱収縮率が小さくなったフィルムテープF1を外
側にし、加熱ローラ21に接せず加熱処理されていないフ
ィルムテープF2を包装フィルム1に接する側として取付
ける。そして両フィルムテープF1とF2を高周波溶着手段
によって包装フィルム1に溶着する(溶着したシール線
はS1である)。このカットテープ13aを使用して製作さ
れた第1図の食品包装体を熱殺菌(例えば120℃程度の
レトルト殺菌)した場合、カットテープ13aのうち外側
のフィルムテープF1が内側のフィルムテープF2よりも強
く加熱されることになる。ところが、外側のフィルムテ
ープF1は内側のフィルムテープF2よりも面積熱収縮率が
小さいため、両フィルムテープF1とF2が密着されて成る
カットテープ13のつまみ代部分にカールが生じることは
なく、第3図に示すようにほぼ平面状態となる。あるい
は外側のフィルムテープF1の面積熱収縮率と内側のフィ
ルムテープF2の面積熱収縮率の差を大きくしておけば、
内側のフィルムテープF2が外側のフィルムテープF1より
も熱収縮量が多くなり、第3図において点線で示すよう
にカットテープ13aのつまみ代部分が包装フィルム1の
表面の曲面に沿うようにもなる。
同様に、外側のフィルムテープF1を熱処理したカット
テープ13bを包装フィルム1に溶着して第2図に示す食
品包装体を形成し、これをレトルトなどの熱殺菌した場
合、カットテープ13bが熱によって外側方向へカールす
ることがなく、第4図に示すように、溶着されていない
部分つまみ代部分(B部)が、包装フィルム1の外面に
沿った状態となる。
なお、本発明によるカットテープは、どのような形状
またはどのような溶着構造のものであっても同じであ
り、例えば、第1図において溶着によるシール線S1がカ
ットテープ13aの全長に渡って形成されていてもよく、
また第2図の実施例において溶着によるシール線S2が直
線ではなくV字形状などに形成されていてもよい。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、フィルムテープが2枚
重ねられたカットテープにおいて、外側のフィルムテー
プの熱収縮率が包装フィルムに接する内側のフィルムテ
ープの熱収縮率よりも小であるので、レトルトなどの殺
菌工程においてカットテープの溶着されていないつまみ
代部分が外側へカールすることがなくなる。よって食品
包装体どうしがこすれてもカットテープが剥れる方向へ
引かれることがなく、またカットテープの縁部によって
作業員がけがをすることもなくなる。また商品価値が低
下することもなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例による食品包装体を示す正
面図、第2図は本発明の第2実施例による食品包装体を
示す正面図、第3図は加熱後のカットテープの状態を示
す第1図の断面図、第4図は加熱後のカットテープを示
す第2図の拡大部分側面図、第5図はカットテープの拡
大斜視図、第6図はカットテープの熱処理工程を示す斜
視図、第7図と第8図はカットテープの各フィルムテー
プの面積熱収縮率を説明するための平面図、第9図は従
来の食品包装体を示す正面図、第10図は他の従来例を示
す食品包装体の正面図、第11図は加熱した場合のカット
テープの変形を示す第9図の拡大断面図、第12図は加熱
した場合のカットテープの変形を示す第10図の部分側面
図である。 1……包装フィルム、2……クリップ、13a、13b……カ
ットテープ、F1……外側のフィルムテープ、F2……内側
のフィルムテープ、S1,S2……溶着によるシール線。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】食品が充填された包装フィルムに、溶着さ
    れない部分をつまみ代として残して、部分的に溶着され
    るカットテープであって、重ねられた2枚のフィルムテ
    ープから成り且つ、包装フィルムに接する内側のフィル
    ムテープの熱収縮率よりも外側のフィルムテープの熱収
    縮率が小さくされていることを特徴とする食品包装フィ
    ルムに取付けられるカットテープ。
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