JP2590455B2 - 気密製品の溶接装置 - Google Patents
気密製品の溶接装置Info
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- JP2590455B2 JP2590455B2 JP2409569A JP40956990A JP2590455B2 JP 2590455 B2 JP2590455 B2 JP 2590455B2 JP 2409569 A JP2409569 A JP 2409569A JP 40956990 A JP40956990 A JP 40956990A JP 2590455 B2 JP2590455 B2 JP 2590455B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は衝撃センサ、接点スイッ
チ、電池、混成集積回路などの被封入体をレーザ照射に
より溶接された金属製の気密容器内に封入してなる気密
製品の溶接装置に関する。
チ、電池、混成集積回路などの被封入体をレーザ照射に
より溶接された金属製の気密容器内に封入してなる気密
製品の溶接装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の気密製品は、容器本体と
蓋とからなる容器内にヘリウムガスまたはヘリウムガス
とチッソガスの混合ガスを被封入体と共に封入した状態
で、たとえば特開昭56-62691号公報,特開昭57-93551号
公報などで開示されているレーザ溶接装置を用いて容器
本体と蓋との接合部をレーザ照射により被封入体を気密
容器内に封入している。
蓋とからなる容器内にヘリウムガスまたはヘリウムガス
とチッソガスの混合ガスを被封入体と共に封入した状態
で、たとえば特開昭56-62691号公報,特開昭57-93551号
公報などで開示されているレーザ溶接装置を用いて容器
本体と蓋との接合部をレーザ照射により被封入体を気密
容器内に封入している。
【0003】また、容器本体と蓋との位置ずれを防止す
るために、特開平1-228682号公報には、電子ビームによ
り被溶接材相互を溶接する際に、それら被溶接材の上下
から加圧プレートとステーション軸とにより保持する電
子ビーム溶接装置が提案されている。
るために、特開平1-228682号公報には、電子ビームによ
り被溶接材相互を溶接する際に、それら被溶接材の上下
から加圧プレートとステーション軸とにより保持する電
子ビーム溶接装置が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のレーザ溶接
装置においては、レーザ照射により高温で溶接された容
器本体が膨張し、冷却にともなって収縮し、このような
溶接ひずみに起因して容器本体側に位置ずれが生じ、加
えて、この種のレーザ溶接では容器の接合部全周を溶接
する場合、容器本体側を固定し、その容器に沿ってレー
ザを走査することは装置の大型化並びに複雑化を招くた
め、コスト的な面から通常は、容器の接合部にレーザを
照射した状態で容器側を回動させてレーザ溶接を行うこ
とから、容器本体の回転時に加わる慣性力によっても容
器本体の位置ずれが生じることになる。また、レーザ溶
接では、エネルギー密度を高めるために、レーザ光をミ
ラー,レンズなどを用いて絞ることから、構造的に加熱
範囲が狭いため、上記容器本体の位置がずれるとレーザ
の焦点距離に狂いが生じて溶接不良が発生して気密低下
を招くという問題があった。
装置においては、レーザ照射により高温で溶接された容
器本体が膨張し、冷却にともなって収縮し、このような
溶接ひずみに起因して容器本体側に位置ずれが生じ、加
えて、この種のレーザ溶接では容器の接合部全周を溶接
する場合、容器本体側を固定し、その容器に沿ってレー
ザを走査することは装置の大型化並びに複雑化を招くた
め、コスト的な面から通常は、容器の接合部にレーザを
照射した状態で容器側を回動させてレーザ溶接を行うこ
とから、容器本体の回転時に加わる慣性力によっても容
器本体の位置ずれが生じることになる。また、レーザ溶
接では、エネルギー密度を高めるために、レーザ光をミ
ラー,レンズなどを用いて絞ることから、構造的に加熱
範囲が狭いため、上記容器本体の位置がずれるとレーザ
の焦点距離に狂いが生じて溶接不良が発生して気密低下
を招くという問題があった。
【0005】また、上記電子ビーム溶接装置のように、
容器本体と蓋とを上下から保持しただけでは、容器本体
の開口部の膨脹,収縮等の溶接ひずみ、及び容器本体の
周方向の位置ずれを防止することができない。
容器本体と蓋とを上下から保持しただけでは、容器本体
の開口部の膨脹,収縮等の溶接ひずみ、及び容器本体の
周方向の位置ずれを防止することができない。
【0006】そこで本発明は容器本体の開口部の膨脹,
収縮等の溶接ひずみ、及び容器本体の周方向の位置ずれ
を防止して安定した溶接を行うことのできる気密製品の
溶接装置を提供することを目的とする。
収縮等の溶接ひずみ、及び容器本体の周方向の位置ずれ
を防止して安定した溶接を行うことのできる気密製品の
溶接装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、被封入体を収
容する容器を筒状の容器本体とこの容器本体の下面開口
部を塞ぐ蓋とで形成し、前記容器本体と蓋との接合部に
レーザを照射して前記容器を回動することにより、前記
接合部全周を気密溶接する気密製品の溶接装置におい
て、回動可能に設けられ前記蓋を載置する受座と、昇降
手段により前記受座に対して昇降すると共に、前記容器
本体を挟持して保持し、かつこの保持状態で昇降して前
記容器を開放する容器保持手段と、この容器保持手段に
設けられ、前記レーザ照射時に前記容器本体の上面中央
を弾発的に押圧する押え部材と、この押え部材を中心に
して前記溶接保持手段に開閉可能に設けられ、前記容器
本体の外周面を挟持する複数のチャック爪と、これらチ
ャック爪に設けられ前記レーザ照射時に前記容器本体を
回動可能に支持する軸支部材とを備えたものである。
容する容器を筒状の容器本体とこの容器本体の下面開口
部を塞ぐ蓋とで形成し、前記容器本体と蓋との接合部に
レーザを照射して前記容器を回動することにより、前記
接合部全周を気密溶接する気密製品の溶接装置におい
て、回動可能に設けられ前記蓋を載置する受座と、昇降
手段により前記受座に対して昇降すると共に、前記容器
本体を挟持して保持し、かつこの保持状態で昇降して前
記容器を開放する容器保持手段と、この容器保持手段に
設けられ、前記レーザ照射時に前記容器本体の上面中央
を弾発的に押圧する押え部材と、この押え部材を中心に
して前記溶接保持手段に開閉可能に設けられ、前記容器
本体の外周面を挟持する複数のチャック爪と、これらチ
ャック爪に設けられ前記レーザ照射時に前記容器本体を
回動可能に支持する軸支部材とを備えたものである。
【0008】
【作用】本発明は、容器保持手段の複数のチャック爪が
容器本体の外周面を挟持して昇降することにより容器を
開閉する。また、レーザ照射時には、容器本体は、その
上下から押え部材と受座とにより弾発的に保持され、さ
らに、容器本体の外周面が、複数のチャック爪により挟
持されると共に、それら複数のチャック爪に設けた軸支
部材により回動可能に支持される。
容器本体の外周面を挟持して昇降することにより容器を
開閉する。また、レーザ照射時には、容器本体は、その
上下から押え部材と受座とにより弾発的に保持され、さ
らに、容器本体の外周面が、複数のチャック爪により挟
持されると共に、それら複数のチャック爪に設けた軸支
部材により回動可能に支持される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0010】まず、図1および図2を参照して装置を説
明する。本装置は図示しない回転装置により90度毎に間
欠的に回転するターンテーブル1を備え、このターンテ
ーブル1には中心から側方の同心円上に90度の角度間隔
で4個のチャンバベース2が図示しない昇降装置により
昇降自在に設けられている。ターンテーブル1上方には
3個のチャンバベース2に対応して、溶接用チャンバ本
体3とプリリークテスト用チャンバ本体4と本リークテ
スト用チャンバ本体5とをターンテーブル1の回転方向
に向かって順々に設置されている。他の1個のチャンバ
ベース2に対応するターンテーブル1の側方つまり出入
装置にはチャンバベース2に対し後述する容器を提供
し、気密製品を取り出すアーム6を備えた供給取出装置
7が設けられている。各チャンバベース2の中心には図
示しない回転装置により回転する軸8が軸支され、この
軸8の上端にはチャンバベース2の上面に位置して受座
9が固設されている。溶接用チャンバ本体3内には昇降
手段たるシリンダ10により昇降可能な容器保持手段たる
チャック11が備えられ、このチャック11は図示しない開
閉装置により先端に軸支部材12を有する複数のチャック
爪13が開閉可能になっている。さらにこのチャック11に
は前記各チャック爪13の中心に位置して後述する容器の
上面を弾発的に押接して容器の浮き上がりを抑える押え
部材13Aがバネ13Bを介して設けられている。また、溶
接用チャンバ本体3には真空排気系14が第1電磁弁15を
有する管路16を介して連通接続されているとともに、混
合ガス供給源17が第2電磁弁15Aを有する管路16Aを介
して連通接続され、さらに図示しないレーザ光光学系を
内蔵する光通路18が連通接続され、この光通路18にはレ
ーザ光発振装置19が接続されている。プリリークテスト
用チャンバ本体4には真空排気系14Aおよびプリリーク
テスター20が三方切換可能な第3電磁弁15Bを有する管
路16Bを介して連通接続されている。本リークテスト用
チャンバ本体5には真空排気系14Bおよびプリ・本リー
クテスター21が三方切換可能な第4電磁弁15Cを有する
管路16Cを介して連通接続されている。プリ・本リーク
テスター21にはプリリークテスター21Aと本リークテス
ター21Bとが備えられている。22は容器移送路,23は気
密製品移送路、24は不合格品貯留部である。尚、プリリ
ークテスト時に用いられる真空排気系14Aとプリ・本リ
ークテスト時に用いられる真空排気系14Bはいずれか一
方を共用することにより他方を省略することができる。
また、プリリークテスト時に用いられるブリリークテス
ター20はこれを省略してプリ・本リークテスター21を用
いてリークテストを行うようにしてもよい。
明する。本装置は図示しない回転装置により90度毎に間
欠的に回転するターンテーブル1を備え、このターンテ
ーブル1には中心から側方の同心円上に90度の角度間隔
で4個のチャンバベース2が図示しない昇降装置により
昇降自在に設けられている。ターンテーブル1上方には
3個のチャンバベース2に対応して、溶接用チャンバ本
体3とプリリークテスト用チャンバ本体4と本リークテ
スト用チャンバ本体5とをターンテーブル1の回転方向
に向かって順々に設置されている。他の1個のチャンバ
ベース2に対応するターンテーブル1の側方つまり出入
装置にはチャンバベース2に対し後述する容器を提供
し、気密製品を取り出すアーム6を備えた供給取出装置
7が設けられている。各チャンバベース2の中心には図
示しない回転装置により回転する軸8が軸支され、この
軸8の上端にはチャンバベース2の上面に位置して受座
9が固設されている。溶接用チャンバ本体3内には昇降
手段たるシリンダ10により昇降可能な容器保持手段たる
チャック11が備えられ、このチャック11は図示しない開
閉装置により先端に軸支部材12を有する複数のチャック
爪13が開閉可能になっている。さらにこのチャック11に
は前記各チャック爪13の中心に位置して後述する容器の
上面を弾発的に押接して容器の浮き上がりを抑える押え
部材13Aがバネ13Bを介して設けられている。また、溶
接用チャンバ本体3には真空排気系14が第1電磁弁15を
有する管路16を介して連通接続されているとともに、混
合ガス供給源17が第2電磁弁15Aを有する管路16Aを介
して連通接続され、さらに図示しないレーザ光光学系を
内蔵する光通路18が連通接続され、この光通路18にはレ
ーザ光発振装置19が接続されている。プリリークテスト
用チャンバ本体4には真空排気系14Aおよびプリリーク
テスター20が三方切換可能な第3電磁弁15Bを有する管
路16Bを介して連通接続されている。本リークテスト用
チャンバ本体5には真空排気系14Bおよびプリ・本リー
クテスター21が三方切換可能な第4電磁弁15Cを有する
管路16Cを介して連通接続されている。プリ・本リーク
テスター21にはプリリークテスター21Aと本リークテス
ター21Bとが備えられている。22は容器移送路,23は気
密製品移送路、24は不合格品貯留部である。尚、プリリ
ークテスト時に用いられる真空排気系14Aとプリ・本リ
ークテスト時に用いられる真空排気系14Bはいずれか一
方を共用することにより他方を省略することができる。
また、プリリークテスト時に用いられるブリリークテス
ター20はこれを省略してプリ・本リークテスター21を用
いてリークテストを行うようにしてもよい。
【0011】つぎに、気密製品の溶接方法について説明
する。容器移送路22には多数の金属製の容器25が移送さ
れている。この容器25は第1の部材である蓋26、第2の
部材である下面開口部周縁にフランジ部27Aが突設され
た容器本体27とが開閉可能になっており、内部には衝撃
センサ,接点スイッチなどの被封入体28が収納され、こ
の被封入体28の外部引出リード28Aが蓋26の下方に絶縁
封止状態で引出されている。また、図3等に明らかなよ
うに前記容器本 体27の外周面が筒状に形成されている。
する。容器移送路22には多数の金属製の容器25が移送さ
れている。この容器25は第1の部材である蓋26、第2の
部材である下面開口部周縁にフランジ部27Aが突設され
た容器本体27とが開閉可能になっており、内部には衝撃
センサ,接点スイッチなどの被封入体28が収納され、こ
の被封入体28の外部引出リード28Aが蓋26の下方に絶縁
封止状態で引出されている。また、図3等に明らかなよ
うに前記容器本 体27の外周面が筒状に形成されている。
【0012】まず、図2に示すように供給取出装置7の
作動によりアーム6を介して容器移送路22上の一個の容
器25を出入位置にあるチャンバベース2の受座9上に供
給する。次にターンテーブル1が90度回転して停止する
ことにより、図3に示すように容器25があるチャンバベ
ース2は溶接用チャンバ本体3の対応位置にセットさ
れ、この後チヤンバベース2が上昇することにより図4
に示すようにチャンバベース2が溶接用チャンバ本体3
の下面開口部を密封して溶接用密閉チャンバ3Aを形成
する。次に、図5に示すように密閉チャンバ3A内にて
チャック11が下降しかつ容器本体27を把持し上昇するこ
とにより容器25を開放させる。この後、第1電磁弁15が
開放され真空排気系14が作動して図6に示すように溶接
用密閉チャンバ3A内が真空排気された後、第1電磁弁
15が遮断され第2電磁弁15Aが開放されるとともに混合
ガス供給源17が作動して図7に示すように溶接用密閉チ
ャンバ3A内に混合ガスが供給される。この混合ガスは
リークテスト用のヘリウムガスと被封入体26の信頼性を
維持するためのチッソガスとを例えば1:9の割合で混
合したものである。次に図8に示すようにチャック11を
下降させて容器25を閉塞し容器25内にて混合ガス雰囲気
中に被封入体28があるようにする。この状態で、容器本
体27と蓋26との接合部にレーザ29を照射しながら、軸8
を介して受座9と同体に容器25を360 度以上回転させて
全周スミ肉溶接を行って気密容器25Aを形成する。この
場合、容器本体27の溶接時においては、軸支部材12を介
して複数のチャック爪13で容器本体27の外周面を挟持
し、かつバネ13Bを介して押え部材13Aを容器本体27の
上面に弾発的に押圧することにより、溶接不良の原因と
なる容器本体27の周方向の位置ずれ並び浮き上がりを抑
えた状態で容器25のスミ肉溶接が行われる。この後、図
9に示すようにチャック爪13を開放し、かつチャック11
を上昇させ、かつ図10に示すようにチャンバベース2を
下降して溶接工程が完了する。この後、図11に示すよう
にターンテーブル1を90度回転させて気密容器25Aのあ
るチャンバベース2をプリリークテスト用チャンバ本体
4の対応位置にセットする。次に図12に示すようにチャ
ンバベース2を上昇させてブリリークテスト用密閉チャ
ンバ4Aを形成し、かつ第3電磁弁15Bの動作によりチ
ャンバ4Aと真空排気系14Aとを連通させ、この真空排
気系14Aを作動させて図13に示すようにプリリークテス
ト用密閉チャンバ4A内が所定圧力に低下するまで真空
排気し、この後第3電磁弁15Bの動作によりチャンバ4
Aとプリリークテスター20とを連通させて真空到達度を
計測し、この結果に基づきブリリークテストの合否判定
を行う。次に図15に示すようにチャンバベース2を下降
しターンテーブル1を図16のように90度回転する。この
際、不合格であるならば次の工程を行わずに出入位置に
達した時点で不合格品貯留部24に貯留される。合格であ
るならば図17に示すようにチャンバベース2を上昇して
本リークテスト用密閉チャンバ5Aを形成した後、第4
電磁弁15Cの動作により密閉チャンバ5Aと真空排気系
14Bとを連通させ、この真空排気系14Bを作動させて図
18に示すように本リークテスト用密閉チャンバ5A内が
所定圧力に低下するまで真空排気し、この後第4電磁弁
15Cの動作によりチャンバ5Aとプリ・本リークテスタ
ー21とを連通させて、まずプリリークテスター21Aによ
り真空到達度を計測し、この結果に基づきプリリークテ
ストの合否判定を行い、不合格であれば次工程を省略
し、合格であれば図20に示すように本リークテスター21
Bによりヘリウムの存在を高精度に検出し、この結果に
基づき本リークテストの合否判定を行う。次に図21に示
すようにチャンバベース2を下降し、ターンテーブル1
を90度回転させて気密製品25Bを出入位置にセットし、
供給取出装置7のアーム6を介して合格であれば気密製
品25Bを気密製品移送路23に移送し、不合格であれば不
合格貯留部24に貯留させるとともに、アーム6を介して
チャンバベース2に容器25を供給する。このようにし
て、ターンテーブル1の90度回転停止毎にアーム6を介
してターンテーブル1上の気密製品25Bを容器25と交換
することにより連続したラインで生産することができ
る。
作動によりアーム6を介して容器移送路22上の一個の容
器25を出入位置にあるチャンバベース2の受座9上に供
給する。次にターンテーブル1が90度回転して停止する
ことにより、図3に示すように容器25があるチャンバベ
ース2は溶接用チャンバ本体3の対応位置にセットさ
れ、この後チヤンバベース2が上昇することにより図4
に示すようにチャンバベース2が溶接用チャンバ本体3
の下面開口部を密封して溶接用密閉チャンバ3Aを形成
する。次に、図5に示すように密閉チャンバ3A内にて
チャック11が下降しかつ容器本体27を把持し上昇するこ
とにより容器25を開放させる。この後、第1電磁弁15が
開放され真空排気系14が作動して図6に示すように溶接
用密閉チャンバ3A内が真空排気された後、第1電磁弁
15が遮断され第2電磁弁15Aが開放されるとともに混合
ガス供給源17が作動して図7に示すように溶接用密閉チ
ャンバ3A内に混合ガスが供給される。この混合ガスは
リークテスト用のヘリウムガスと被封入体26の信頼性を
維持するためのチッソガスとを例えば1:9の割合で混
合したものである。次に図8に示すようにチャック11を
下降させて容器25を閉塞し容器25内にて混合ガス雰囲気
中に被封入体28があるようにする。この状態で、容器本
体27と蓋26との接合部にレーザ29を照射しながら、軸8
を介して受座9と同体に容器25を360 度以上回転させて
全周スミ肉溶接を行って気密容器25Aを形成する。この
場合、容器本体27の溶接時においては、軸支部材12を介
して複数のチャック爪13で容器本体27の外周面を挟持
し、かつバネ13Bを介して押え部材13Aを容器本体27の
上面に弾発的に押圧することにより、溶接不良の原因と
なる容器本体27の周方向の位置ずれ並び浮き上がりを抑
えた状態で容器25のスミ肉溶接が行われる。この後、図
9に示すようにチャック爪13を開放し、かつチャック11
を上昇させ、かつ図10に示すようにチャンバベース2を
下降して溶接工程が完了する。この後、図11に示すよう
にターンテーブル1を90度回転させて気密容器25Aのあ
るチャンバベース2をプリリークテスト用チャンバ本体
4の対応位置にセットする。次に図12に示すようにチャ
ンバベース2を上昇させてブリリークテスト用密閉チャ
ンバ4Aを形成し、かつ第3電磁弁15Bの動作によりチ
ャンバ4Aと真空排気系14Aとを連通させ、この真空排
気系14Aを作動させて図13に示すようにプリリークテス
ト用密閉チャンバ4A内が所定圧力に低下するまで真空
排気し、この後第3電磁弁15Bの動作によりチャンバ4
Aとプリリークテスター20とを連通させて真空到達度を
計測し、この結果に基づきブリリークテストの合否判定
を行う。次に図15に示すようにチャンバベース2を下降
しターンテーブル1を図16のように90度回転する。この
際、不合格であるならば次の工程を行わずに出入位置に
達した時点で不合格品貯留部24に貯留される。合格であ
るならば図17に示すようにチャンバベース2を上昇して
本リークテスト用密閉チャンバ5Aを形成した後、第4
電磁弁15Cの動作により密閉チャンバ5Aと真空排気系
14Bとを連通させ、この真空排気系14Bを作動させて図
18に示すように本リークテスト用密閉チャンバ5A内が
所定圧力に低下するまで真空排気し、この後第4電磁弁
15Cの動作によりチャンバ5Aとプリ・本リークテスタ
ー21とを連通させて、まずプリリークテスター21Aによ
り真空到達度を計測し、この結果に基づきプリリークテ
ストの合否判定を行い、不合格であれば次工程を省略
し、合格であれば図20に示すように本リークテスター21
Bによりヘリウムの存在を高精度に検出し、この結果に
基づき本リークテストの合否判定を行う。次に図21に示
すようにチャンバベース2を下降し、ターンテーブル1
を90度回転させて気密製品25Bを出入位置にセットし、
供給取出装置7のアーム6を介して合格であれば気密製
品25Bを気密製品移送路23に移送し、不合格であれば不
合格貯留部24に貯留させるとともに、アーム6を介して
チャンバベース2に容器25を供給する。このようにし
て、ターンテーブル1の90度回転停止毎にアーム6を介
してターンテーブル1上の気密製品25Bを容器25と交換
することにより連続したラインで生産することができ
る。
【0013】以上のように本実施例では、被封入体28を
収容する容器25を筒状の容器本体27とこの容器本体27の
下面開口部を塞ぐ蓋26とで形成し、容器本体27と蓋26と
の接合部にレーザを照射して容器25を回動することによ
り、接合部全周を気密溶接する気密製品の溶接装置にお
いて、回動可能に設けられ蓋26を載置する受座9と、昇
降手段たるシリンダ10により受座9に対して昇降すると
共に、容器本体27を挟 持して保持し、かつこの保持状態
で昇降して容器25を開放する容器保持手段たるチャック
11と、このチャック11に設けられ、レーザ照射時に容器
本体27の上面中央を弾発的に押圧する押え部材13Aと、
この押え部材13Aを中心にしてチャック11に開閉可能に
設けられ、容器本体27の外周面を挟持する複数のチャッ
ク爪13と、これらチャック爪13に設けられレーザ照射時
に容器本体27を回動可能に支持する軸支部材12とを備え
たものであるから、受座9上に供結された容器本体27を
チャック11で挟持した状態でレーザ溶接を行うため、従
来問題となっていたレーザ照射による容器本休27のフラ
ンジ部27Aの膨張,収縮などの溶接ひずみによって生じ
る容器本体27の位置ずれや受座9の回転によって容器本
体27に加わる慣性力に影響されることなく容器本体27を
安定的に保持することができ、このように容器本体27の
位置ずれを防止することによってレーザ光の焦点距離が
狂うことなく容器本体27のフランジ部27Aと蓋26との接
合部に正確に照射できるため、溶接不良による気密低下
を防いで信頼性の高い気密製品25Bを得ることができ
る。さらに、チャック爪13を設けたチャック11がシリン
ダ10により昇降するため、チャック爪13により容器本体
27を挟持した状態で昇降して容器25を開閉することがで
きる。
収容する容器25を筒状の容器本体27とこの容器本体27の
下面開口部を塞ぐ蓋26とで形成し、容器本体27と蓋26と
の接合部にレーザを照射して容器25を回動することによ
り、接合部全周を気密溶接する気密製品の溶接装置にお
いて、回動可能に設けられ蓋26を載置する受座9と、昇
降手段たるシリンダ10により受座9に対して昇降すると
共に、容器本体27を挟 持して保持し、かつこの保持状態
で昇降して容器25を開放する容器保持手段たるチャック
11と、このチャック11に設けられ、レーザ照射時に容器
本体27の上面中央を弾発的に押圧する押え部材13Aと、
この押え部材13Aを中心にしてチャック11に開閉可能に
設けられ、容器本体27の外周面を挟持する複数のチャッ
ク爪13と、これらチャック爪13に設けられレーザ照射時
に容器本体27を回動可能に支持する軸支部材12とを備え
たものであるから、受座9上に供結された容器本体27を
チャック11で挟持した状態でレーザ溶接を行うため、従
来問題となっていたレーザ照射による容器本休27のフラ
ンジ部27Aの膨張,収縮などの溶接ひずみによって生じ
る容器本体27の位置ずれや受座9の回転によって容器本
体27に加わる慣性力に影響されることなく容器本体27を
安定的に保持することができ、このように容器本体27の
位置ずれを防止することによってレーザ光の焦点距離が
狂うことなく容器本体27のフランジ部27Aと蓋26との接
合部に正確に照射できるため、溶接不良による気密低下
を防いで信頼性の高い気密製品25Bを得ることができ
る。さらに、チャック爪13を設けたチャック11がシリン
ダ10により昇降するため、チャック爪13により容器本体
27を挟持した状態で昇降して容器25を開閉することがで
きる。
【0014】なお本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能
である。例えば容器本体及び蓋の形状等も適宜選定すれ
ばよく、さらに、溶接工程の次に行われるプリリークテ
スト,本リークテスト等の検査工程はレーザ溶接工程と
分離して設けた別の検査工程によって行うようにしても
よい。
ではなく本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能
である。例えば容器本体及び蓋の形状等も適宜選定すれ
ばよく、さらに、溶接工程の次に行われるプリリークテ
スト,本リークテスト等の検査工程はレーザ溶接工程と
分離して設けた別の検査工程によって行うようにしても
よい。
【0015】
【発明の効果】本発明は、被封入体を収容する容器を筒
状の容器本体とこの容器本体の下面開口部を塞ぐ蓋とで
形成し、前記容器本体と蓋との接合部にレーザを照射し
て前記容器を回動することにより、前記接合部全周を気
密溶接する気密製品の溶接装置において、回動可能に設
けられ前記蓋を載置する受座と、昇降手段により前記受
座に対して昇降すると共に、前記容器本体を挟持して保
持し、かつこの保持状態 で昇降して前記容器を開放する
容器保持手段と、この容器保持手段に設けられ、前記レ
ーザ照射時に前記容器本体の上面中央を弾発的に押圧す
る押え部材と、この押え部材を中心にして前記溶接保持
手段に開閉可能に設けられ、前記容器本体の外周面を挟
持する複数のチャック爪と、これらチャック爪に設けら
れ前記レーザ照射時に前記容器本体を回動可能に支持す
る軸支部材とを備えたものであり、容器本体の開口部の
膨脹,収縮等の溶接ひずみ、及び容器本体の周方向の位
置ずれを防止して安定した溶接を行うことができる気密
製品の溶接装置を提供することができる。
状の容器本体とこの容器本体の下面開口部を塞ぐ蓋とで
形成し、前記容器本体と蓋との接合部にレーザを照射し
て前記容器を回動することにより、前記接合部全周を気
密溶接する気密製品の溶接装置において、回動可能に設
けられ前記蓋を載置する受座と、昇降手段により前記受
座に対して昇降すると共に、前記容器本体を挟持して保
持し、かつこの保持状態 で昇降して前記容器を開放する
容器保持手段と、この容器保持手段に設けられ、前記レ
ーザ照射時に前記容器本体の上面中央を弾発的に押圧す
る押え部材と、この押え部材を中心にして前記溶接保持
手段に開閉可能に設けられ、前記容器本体の外周面を挟
持する複数のチャック爪と、これらチャック爪に設けら
れ前記レーザ照射時に前記容器本体を回動可能に支持す
る軸支部材とを備えたものであり、容器本体の開口部の
膨脹,収縮等の溶接ひずみ、及び容器本体の周方向の位
置ずれを防止して安定した溶接を行うことができる気密
製品の溶接装置を提供することができる。
【図1】本発明の装置を示す要部の断面図である。
【図2】本発明の装置を示す概略説明図である。
【図3】ターンテーブルの90度回転状態を示す平面図で
ある。
ある。
【図4】溶接用密閉チャンバ形成状態を示す断面図であ
る。
る。
【図5】容器開放状態を示す断面図である。
【図6】真空排気状態を示す断面図である。
【図7】混合ガス供給状態を示す断面図である。
【図8】レーザ溶接状態を示す断面図である。
【図9】チャック離脱状態を示す断面図である。
【図10】チャンバベース下降状態を示す断面図であ
る。
る。
【図11】ターンテーブル回転状態を示す断面図であ
る。
る。
【図12】プリリークテスト用密閉チャンバ形成状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図13】真空排気状態を示す断面図である。
【図14】プリリークテスト状態を示す断面図である。
【図15】チャンバベース下降状態を示す断面図であ
る。
る。
【図16】ターンテーブル回転状態を示す断面図であ
る。
る。
【図17】本リークテスト用密閉チャンバ形成状態を示
す断面図である。
す断面図である。
【図18】真空排気状態を示す断面図である。
【図19】プリリークテスト状態を示す断面図である。
【図20】本リークテスト状態を示す断面図である。
【図21】チャンバベース下降状態を示す断面図であ
る。
る。
【図22】ターンテーブル回転状態を示す断面図であ
る。
る。
【符号の説明】9 受座 10 シリンダ(昇降手段) 11 チャック(容器保持手段) 12 軸支部材13 チャック爪 13A 押え部材 25 容器 26 蓋 27 容器本体 28 被封入体 29 レーザ
Claims (1)
- 【請求項1】 被封入体を収容する容器を筒状の容器本
体とこの容器本体の下面開口部を塞ぐ蓋とで形成し、前
記容器本体と蓋との接合部にレーザを照射して前記容器
を回動することにより、前記接合部全周を気密溶接する
気密製品の溶接装置において、回動可能に設けられ前記蓋を載置する受座と、 昇降手段により前記受座に対して昇降すると共に、 前記
容器本体を挟持して保持し、かつこの保持状態で昇降し
て前記容器を開放する容器保持手段と、 この容器保持手段に設けられ、前記レーザ照射時に前記
容器本体の上面中央を弾発的に押圧する押え部材と、 この押え部材を中心にして前記溶接保持手段に開閉可能
に設けられ、前記容器本体の外周面を挟持する複数のチ
ャック爪と、 これらチャック爪に設けられ前記レーザ照射時に前記容
器本体を 回動可能に支持する軸支部材とを備えたことを
特徴とする気密製品の溶接装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2409569A JP2590455B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 気密製品の溶接装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2409569A JP2590455B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 気密製品の溶接装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04231187A JPH04231187A (ja) | 1992-08-20 |
| JP2590455B2 true JP2590455B2 (ja) | 1997-03-12 |
Family
ID=18518896
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2409569A Expired - Lifetime JP2590455B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 気密製品の溶接装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2590455B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101724141B1 (ko) * | 2016-03-10 | 2017-04-07 | (주) 유로비젼레이저 | 대용량 배터리 케이스 레이저 융착장치 |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4710154B2 (ja) * | 2001-02-28 | 2011-06-29 | ソニー株式会社 | 部品溶接装置 |
| CN101434006B (zh) | 2008-11-14 | 2011-05-04 | 深圳市大族激光科技股份有限公司 | 激光焊接工作台 |
| CN105479001A (zh) * | 2015-12-25 | 2016-04-13 | 苏州达力客自动化科技有限公司 | 一种极柱电芯激光焊接装置 |
| CN105458505A (zh) * | 2015-12-25 | 2016-04-06 | 苏州达力客自动化科技有限公司 | 一种极柱电芯自动激光焊接装置 |
| JP6223506B1 (ja) * | 2016-06-13 | 2017-11-01 | 日新製鋼株式会社 | 真空断熱パネル製造装置 |
| WO2017217233A1 (ja) | 2016-06-13 | 2017-12-21 | 日新製鋼株式会社 | 真空断熱パネルの製造方法及び真空断熱パネル |
| CN110125591B (zh) * | 2019-05-07 | 2024-09-17 | 宁波新华泰模塑电器有限公司 | 一种排气尾管点焊工装 |
| CN116197530A (zh) * | 2023-01-05 | 2023-06-02 | 震宇(天津)精密塑胶有限公司 | 一种自动激光焊接及氦气检测工站 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07237B2 (ja) * | 1988-03-10 | 1995-01-11 | 三菱電機株式会社 | 電子ビーム溶接装置 |
-
1990
- 1990-12-28 JP JP2409569A patent/JP2590455B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101724141B1 (ko) * | 2016-03-10 | 2017-04-07 | (주) 유로비젼레이저 | 대용량 배터리 케이스 레이저 융착장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04231187A (ja) | 1992-08-20 |
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