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JP2602882B2 - 防舷材用支衝部材 - Google Patents
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JP2602882B2 - 防舷材用支衝部材 - Google Patents

防舷材用支衝部材

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JP2602882B2
JP2602882B2 JP63053671A JP5367188A JP2602882B2 JP 2602882 B2 JP2602882 B2 JP 2602882B2 JP 63053671 A JP63053671 A JP 63053671A JP 5367188 A JP5367188 A JP 5367188A JP 2602882 B2 JP2602882 B2 JP 2602882B2
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/30Adapting or protecting infrastructure or their operation in transportation, e.g. on roads, waterways or railways

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、一端を岸壁その他の接舷施設の表面に、
そして他端を受衝板の裏面にそれぞれ取り付けることに
て使用に供され、受衝板に作用する接舷衝撃を、自身の
弾性変形によって吸収するほぼ板状の防舷材用支衝部材
に関し、とくには、小型かつ軽量の支衝部材にして、接
舷衝撃の作用方向のいかんを問わず、常に安定した衝撃
吸収機能を発揮するものである。
(従来の技術) 従来既知の防舷材用支衝部材としては、たとえば実公
昭56−9707号公報に開示されたものがあり、これは第4
図に断面図で示すように、受衝板部材1の下面に、受衝
部2と、これに平行な取付部3と、それら受衝部2およ
び取付部3に対して傾斜して該受衝部2および取付部3
を結合する支衝部4とからなる少なくとも一対のゴム製
支衝部材を、下方へ拡開するように左右対称的に着脱可
能に取付けてなる防舷装置において、ゴム製支衝部材の
受衝部2を、その支衝部4の内面より内方へ、そして、
取付部3を、支衝部4の外面より外方へ、それぞれフラ
ンジ状に突出させて構成したものである。
かかる支衝部材は、受衝板部材1に対して直交する方
向の接舷荷重の作用に際し、第4図(b)に示すよう
に、ほぼS字状に座屈変形して接舷衝撃を有効に緩和す
ることができる。
(発明が解決しようとする課題) ところが、かかる従来の防舷材用支衝部材にあって
は、取付部3が、支衝部4の外面より外方へ相当大きく
突出していることから、それの、接舷施設への取付面積
が大きくなり、この故に、接舷施設の表面積を大きくし
なければならないという構造物コスト上の問題があり、
また、その取付部3および、支衝部4の内面より内方へ
相当大きく突出する受衝部2を、接舷施設および受衝板
部材1に取り付けるためのボルト頭部その他が外部へ突
出することにより、そこへロープその他が引掛かるとい
う索条取扱上の問題があり、さらには、受衝部2および
取付部3のそれぞれから、支衝部4にかけて埋設される
金属製補強板5,6の寸法が大きいことから、支衝部材の
重量および体積が大きくなる他、そのコストもまた嵩む
ことになるという問題があった。
加えて、この従来の防舷材用支衝部材は、そこへの接
舷荷重の作用に際し、第4図(b)に示すようなS字状
の弾性変形をもたらすべく、支衝部材の、受衝部2に隣
接する部分に、それに対して直角方向に向く上端部を設
けるとともに、取付部3に隣接する部分の内面に、く字
状の折曲面を設けているも、このような構成によって
は、防舷材用支衝部材に作用する大部分の接舷衝撃がそ
うであるように、それが、受衝板表面に対して斜めに作
用する場合には、支衝部材の、S字状をなす屈曲変形を
常に実現することはとうてい不可能であって、実際に
は、支衝部材は、接舷衝撃毎に異なった変形挙動を示す
ことになり、これがため、支衝部材の衝撃吸収性能が大
きく変動することになるという問題があった。
この発明は、従来技術のかかる問題をことごとく解決
することができる防舷材用支衝部材を提供するものであ
る。
(課題を解決するための手段) この発明は、一端を接舷施設の表面に、他端を受衝板
の表面にそれぞれ取付けられて、実質的に平行をなすそ
れらの両面に対して傾いて位置するほぼ板状の防舷材用
支衝部材において、その支衝部材の、接舷施設への取付
部を、その接舷施設に隣接する支衝部材端部分の、受衝
板に向く表面側から設けた窪み内に形成する一方、受衝
板への取付部を、その受衝板に隣接する支衝部材端部分
の、接舷施設に向く表面側から設けた窪み内に形成し、
さらに、支衝部材の、接舷施設に向く表面および受衝板
に向く表面のそれぞれに、接舷施設の近傍および受衝板
の近傍にそれぞれ位置して、肉厚を減じる方向へ窪む曲
面窪みを設けたものである。
(作 用) この防舷材用支衝部材では、その両端部に設けた、そ
れぞれの取付部を、それらの各取付部から、支衝部材本
体部分にかけて埋設した剛性材料製の補強板を介して接
舷施設および受衝板のそれぞれにボルト止めした状態の
下で、その受衝板に接舷衝撃が作用した場合には、その
衝撃を、支衝部材の、S字状をなす弾性変形によって極
めて有効に緩衝することができる。
ここで、支衝部材の上述したようなボルト止めは、そ
の両端部分のそれぞれの窪み内に形成した取付部にて行
われ、それらの取付部は、支衝部材のいずれの表面側へ
も何ら突出することがないので、支衝部材の、とくに接
舷施設への取付面積を従来技術に比して著しく小さくす
ることができ、これがため、接舷施設の防舷材取付面
積、ひいてはそれの構築コストが十分に低減されること
になる。
そしてまた、上述した取付部によれば、取付ボルトの
頭部、ねじ部などを窪み内に十分に収容することができ
る他、取付部に埋め込む補強板の寸法を十分小さくする
ことができるので、索条の取扱上の煩わしさをほぼ完全
に除去することができ、また、支衝部材の、小型軽量、
低廉化を実現することができる。
またここでは、支衝部材の、接舷施設側端部分および
受衝板側端部分のそれぞれに設けた曲面窪み部分が、極
めて有効な変形誘導部分として機能するので、支衝部材
への衝撃荷重の作用に際し、その作用方向のいかんを問
わず、支衝部材の変形態様を、常にほぼ一定ならしめる
ことができ、この故に、常に安定した衝撃吸収機能を発
揮することができる。
(実施例) 以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はこの発明の適用例を示す横断面図であり、図
中11は接舷施設の一例としての岸壁を、12は受衝板をそ
れぞれ示し、また13は、全体としてほぼ板状をなし、図
では岸壁11の上下方向へ延在する防舷材用支衝部材を示
す。
この例では、ゴムもしくはゴム状弾性材料を主体とし
てなり、二枚で一対をなすそれぞれの支衝部材13の一端
を、岸壁11の表面11aに、そして他端を、受衝板12の裏
面12aに、ボルト・ナットによってそれぞれ取り付ける
ことにより、各支衝部材13を、実質的に平行をなすそれ
らの面11a,12aに対して傾けて位置させて、対をなすそ
れぞれの支衝部材13を、岸壁側へ向けて漸次拡開する相
対姿勢とする。
またここでは、各支衝部材13の、岸壁11への取付部14
を、その支衝部材13の岸壁11との隣接端部分で、それの
受衝板12に向く表面側から設けた窪み15内に形成し、そ
して、受衝板12への取付部16を、その支衝部材13の受衝
板12との隣接端部分で、岸壁11に向く表面側から設けた
窪み17内に形成する。
なお、ここにおけるそれぞれの窪み15,17の断面輪郭
は、それぞれの取付部14,16の締込表面を、岸壁表面11a
および受衝板裏面12aと平行に形成し得る限りにおい
て、所要に応じて種々に変更することができる。
ここで、このような支衝部材13では、それぞれの取付
部14,16内に、それらの取付部14,16から、支衝部材13の
本体部分13aまで達する剛性材料製の補強板18,19を、岸
壁表面11aおよび受衝板裏面12aと平行にそれぞれ埋設す
ることによって、取付部14,16の荷重支持能力を担保す
る。
そして、この例ではさらに、支衝部材13の、岸壁側に
向く表面13bおよび受衝板側に向く表面13cのそれぞれに
おいて、岸壁11の近傍および受衝板12の近傍にそれぞれ
位置して、支衝部材それ自身の肉厚を減じる方向へ窪む
曲面窪み20,21を設ける。
以上のような支衝部材13を用いて構成した図示の防舷
材によれば、その受衝板12に、それと直角をなす方向か
ら作用した防舷衝撃に対しては、それぞれの支衝部材13
は、そのそれぞれの表面13b,13cの適宜位置に設けた曲
面窪み19,20の作用下で、第1図(b)に示したよう
に、常にほぼS字状に弾性変形することになり、その弾
性変形によって、接舷衝撃が十分に緩衝されるととも
に、衝撃エネルギーの有効なる吸収が行われることにな
る。
そして、このことは、接舷衝撃が、受衝板2の表面に
対して斜めに作用する場合にもほぼ同様であり、かかる
場合にもまた、それぞれの支衝部材3は、第2図に示す
ように、曲面窪み19,20の、きわめてすぐれた変形誘導
作用の下で、常にほぼS字状をなす形状に弾性変形する
ことになり、これがため、十分安定した衝撃吸収機能を
発揮することができる。
また、この支衝部材13では、そのいずれの取付部14,1
6も、それぞれの表面13b,13cの延長面の内側に含まれる
ことになり、取付けボルト、締付ナットなどが、支衝部
材13のそれぞれの窪み15,17内に完全に収容されること
になるので、索条その他の、それら収容引掛かりを有効
に防止して、索条の取り扱いを極めて容易ならしめるこ
とができ、併せて、取付部14の、岸壁表面11a上での占
有面積を十分小ならしめて、岸壁構築コストの低減を実
現することができる。加えてここでは、取付部14,16に
埋設されるそれぞれの補強板18,19の寸法が小さくなる
ことにより、支衝部材13の小型軽量化および低廉化が達
成されることになる。
なお上述した実施例で、支衝部材13の、岸壁側に向く
表面13bおよび受衝板側に向く表面を相互に平行に延在
させた場合において、それぞれの曲面窪み20,21の、岸
壁11および受衝板12への取付部を、上述したそれぞれの
表面13b,13cより、幾分内方および外方へそれぞれ迫出
させたときには、支衝部材13の無理のない弾性変形が可
能となり、大変形の繰り返しにもすぐれた耐久性を有す
ることができる。
ここで、岸壁表面11aと、受衝板裏面12aとの距離をH
としたときには、岸壁表面11aから、曲面窪み30の先端
縁までの距離h1を0.2〜0.25Hとし、受衝板裏面12aから
曲面窪み21の後端縁までの距離h2を0.25〜0.3Hとしたと
きには、支衝部材13の弾性変形をとくに安定なものとし
得る利点があり、また、一般的には、支衝部材13の、岸
壁表面11aに対する傾斜角θを70〜72゜とすることが、
支衝部材13の大きな復元反力を発生させるとともに、弾
性変形をより安定させる上で好ましい。
なお、この傾斜角θは、支衝部材13の厚さとの関連の
下で、適宜に選択し得ることはもちろんである。
またここで、経済上の観点からすれば、支衝部材13
の、距離Hと直交する方向に向く厚さtを、0.25〜0.28
Hとすることが好ましい。
第3図はこの発明の他の適用例を示す図であり、この
例は、岸壁表面11aに対して水平方向へ向く一枚の支衝
部材13を、その先端部が下方へ向く傾斜姿勢として岸壁
11および受衝板12のそれぞれに取り付け、そしてその受
衝板12の、たとえば柱状とすることが下端部を水底22内
へ埋め込んだものである。
かかる防舷材では、その受衝板12に接舷衝撃Pが作用
した場合には、受衝板12が、それの水底22への埋込み部
分を支点として、それ自身の弾性変形下で、衝撃Pの作
用方向へ揺動することにより、支衝部材13が、前述した
例と同様に弾性変形されることになるので、ここにおい
てもまた、その弾性変形に基づく接舷衝撃Pの十分なる
緩衝および衝突エネルギーの有効なる吸収が行われるこ
とになる。
そして、ここにおける支衝部材13もまた、前述した例
のそれと同様の構成を有することから、その構成に由来
する特有の作用効果を十分に発揮することができる。
以上この発明を図示例に基づいて説明したが、二枚の
支衝部材のそれぞれを、受衝板側へ向けて拡開する姿勢
で、接舷施設および受衝板に取付けることも可能であ
り、また、一枚の支衝部材を、その先端部が上方へ向く
傾斜姿勢にて、接舷施設および埋込み受衝板のそれぞれ
に取付けることも可能である。
(発明の効果) かくして、この発明によれば、とくには、支衝部材の
両端部に設けたそれぞれの取付部を、支衝部材のそれぞ
れの表面の延長面の内側に位置させることにより、支衝
部材の、接舷施設への取付面積を著しく小さくすること
ができるとともに、それぞれの取付部に埋設する補強板
の寸法をもまた著しく小さくすることができ、さらに
は、それぞれの取付部を接舷施設および受衝板に固定す
るボルト、ナットなどへの索条の引掛かり、からみつき
などをほぼ完全に除去することができる。
しかもここでは、接舷施設および受衝板の近傍位置に
設けたそれぞれの曲面窪みの、すぐれた変形誘導作用に
基づき、接舷衝撃の作用方向のいかんを問わず、支衝部
材の変形態様をほぼ一定ならしめることができ、これが
ため、常に安定した衝撃吸収機能を発揮することがで
き、併せて、耐久性の十分なる向上をもたらすことがで
きる。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の適用例を示す図、 第2図はそれぞれ支衝部材の変形状態を示す図、 第3図はこの発明の他の適用例を示す図、 第4図は従来例を示す図である。 11……岸壁、11a……表面 12……受衝板、12a……裏面 13……支衝部材、13a……本体部分 13b,13c……表面、14,16……取付部 15,17……窪み、20,21……曲面窪み

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端を接舷施設の表面に、他端を受衝板の
    裏面にそれぞれ取付けられて、実質的に平行をなすそれ
    らの両面に対して傾いて位置するほぼ板状の防舷材用支
    衝部材において、 その支衝部材の接舷施設への取付部を、その接舷施設に
    隣接する支衝部材端部分の、受衝板に向く表面側から設
    けた窪み内に形成するとともに、受衝板への取付部を、
    その受衝板に隣接する支衝部材端部分の、接舷施設に向
    く表面側から設けた窪み内に形成し、さらに、支衝部材
    の、接舷施設に向く表面および受衝板に向く表面のそれ
    ぞれに、接舷施設の近傍および受衝板の近傍にそれぞれ
    位置して、肉厚を減じる方向へ窪む曲面窪みを設けたこ
    とを特徴とする防舷材用支衝部材。
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