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JP2609526B2 - 信号弾発射装置 - Google Patents
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JP2609526B2 - 信号弾発射装置 - Google Patents

信号弾発射装置

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JP2609526B2
JP2609526B2 JP17493287A JP17493287A JP2609526B2 JP 2609526 B2 JP2609526 B2 JP 2609526B2 JP 17493287 A JP17493287 A JP 17493287A JP 17493287 A JP17493287 A JP 17493287A JP 2609526 B2 JP2609526 B2 JP 2609526B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、信号弾発射装置に関する。さらに詳しく
言うと、小型で軽量、かつ操作の簡便な信号弾発射装置
に関する。
[従来の技術およびその問題点] 従来、特開昭59−189297号公報に記載された信号装置
がある。
前記信号装置は、「グリップ部に引き金手段および弾
倉の回転手段を含み、該グリップ部を手で自然な状態で
保持すると弾倉の長軸が実質上垂直方向を向くように構
成し、上記弾倉は上記グリップ部に対して着脱可能に装
着されその発砲方向は弾倉の長軸と平行に垂直方向上方
に向うように構成したことを特徴とする」ものである。
しかしながら、前記信号装置には次のような各種の問
題点がある。
前記信号装置は、グリップ部材にこれとは別体となっ
ている弾倉を装着してなる構成であるから、装置全体と
しては大型であり、片手を操作するには大き過ぎるもの
である。したがって、片手での操作が困難である。
前記信号装置は、グリップ部と弾倉とが着脱可能とな
っているので、発射操作中にグリップ部から弾倉が外れ
てしまう危険性がある。この信号装置を、たとえば、海
難時に海に投げ出された人が操作するとき、誤ってグリ
ップ部から弾倉を外してしまい、波浪にもまれる内に弾
倉あるいはグリップ部を海中に落した場合には、このよ
うな構成の信号装置は全く無力であり、あた無意味であ
る。
前記信号装置は、弾倉に複数の信号弾を装着する構成
であるから、弾倉に複数の信号弾を装着するのが煩雑で
ある。
前記信号装置は、水平に腕を伸ばしてグリップ部を握
り、グリップ部を強く握ることにより引き金手段を作動
させて信号弾を垂直に発射させる構成である。そうする
と、信号弾発射の際、水平に伸ばした腕は信号弾発射時
の反作用により下向きの力を受けて、斜め下方向に向
く。その結果、垂直に信号弾を発射するところ、腕が斜
め下方向に押し下げられてしまうので、発射された信号
弾は斜め上方、あるいは思わぬ方向に発射してしまう。
所望の通りに垂直上方に信号弾を発射させようとするに
は、グリップ部を握る腕を他方の手で支持固定しなけれ
ばならない。結局、前記信号装置を操作するには両手が
必要である。信号弾を発射しなければならない状態下に
あっては、操作者の怪我をしていたり、海難事故にあっ
ては波浪の中での不安定な姿勢を強いられたりで、両手
でこの信号装置を操作するなど到底無理な話である。
[発明の目的] この発明は前記事情に基いてなされたものである。
この発明の目的は、片手で操作可能な小型、かつ軽量
な信号弾発射装置を提供することである。
この発明の他の目的は、確実に操作することのできる
信号弾発射装置を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、垂直方向に確実に片手
で信号弾を発射することができるとともに、万一、一の
信号弾が不発であった場合にも次の信号弾の発射が妨げ
られることのない信号弾発射装置を提供することであ
る。
[前記目的を達成するための手段] 前記目的を達成するためのこの発明の構成は、把握力
で作動可能な撃針作動手段を設けた把持可能な大きさの
装置本体と、信号弾の先端面が弾倉筐体の一端面より突
出するように複数の信号弾を一列に装着してなる弾倉と
からなり、装着本体内に、装着本体の長軸に直交する方
向に開口する信号弾発射孔と、弾倉を装填すると同時に
弾倉を装置本体外に排出させる弾倉排出孔を設けた弾倉
装着部と、前記信号発射孔に臨んた信号弾を前記撃針作
動手段で発射させた後に次の信号弾が前記信号弾発射孔
に臨むように弾倉を前記弾倉排出孔から押出す付勢部材
とを設け、装置本体に、前記信号弾発射孔に沿う摺動部
材と、この摺動部材の一端が前記弾倉排出孔の一部を覆
って弾倉筐体排出孔を形成するように摺動部材を付勢す
る摺動部材付勢材とを設け、かつ摺動部材の一端に、前
記弾倉筐体より突出する信号弾の先端面に当接して弾倉
を係止する弾倉係止部を設けてなることを特徴とする信
号弾発射装置である。
[作用] この信号弾発射装置は、把持可能な大きさの装置本体
のその長軸に直交する方向に開口する信号弾発射孔を開
設している。この装置本体を把持した腕を垂直に立てる
と、前記信号弾発射孔は上方に向かって開口しているこ
とになる。
把握力で前記撃針を作動させると、信号弾は垂直に発
射され、発射された信号弾の反作用は伸ばした腕および
肩にかかる。水平方向に伸ばした手に持った従来の信号
装置から信号弾を発射すると、信号弾発射の反作用によ
り腕が押下げられて、正確に垂直方向に信号弾を発射す
ることができなかったが、この信号弾発射装置では、従
来のように腕が押下げられることもないので、正確に垂
直方向に信号弾が打ち上げられることになる。
この信号弾発射装置においては、信号弾の先端面が弾
倉筐体の一端面より突出するように複数の信号弾を一列
に装着してなる弾倉を、信号弾の先端面が前記信号弾発
射孔に臨むように、弾倉装着部に装着している。この弾
倉は、付勢部材により弾倉排出孔から排出される方向に
付勢されている。弾倉排出孔は、信号弾の先端面が弾倉
筐体の一端面より突出するように信号弾を装着してなる
弾倉が排出される大きさに設定されている。
そして、この弾倉排出孔の一部は摺動部材付勢材によ
って付勢される摺動部材により覆われており、弾倉排出
孔よりも小さい弾倉筐体排出孔を形成している。この弾
倉筐体排出孔は、弾倉筐体のみが排出される大きさに設
定されている。摺動部材の内周面には、弾倉筐体の一端
面より突出する信号弾の先端面に当接して弾倉を係止す
る弾倉係止部が設けてある。したがって、信号弾発射孔
に、信号弾に装填された信号弾の先端面が臨むとき、こ
の弾倉係止部に当接する信号弾の先端突出部が障害とな
って弾倉筐体は弾倉筐体排出孔から完全には抜け出せな
いようになっている。
そこで、撃針作動手段により信号弾発射孔に臨んだ信
号弾を発射させると、それまで弾倉筐体排出孔から弾倉
筐体が抜け出る障害となっていた信号弾がなくなってし
まうので、付勢部材に付勢された弾倉筐体は、次の信号
弾の先端面が信号弾発射孔に臨むように、その一部が弾
倉筐体排出孔から排出される。ここで、万一、信号弾発
射孔に臨んだ信号弾が不発であった場合には、弾倉排出
孔の一部を覆うことにより弾倉筐体排出孔を形成してい
る摺動部材を片手に持ち、摺動部材付勢材による付勢方
向と反対の方向、すなわち、信号弾の発射方向にこの摺
動部材を摺動させれば、それまで弾倉排出孔から弾倉が
抜け出る障害となっていた弾倉係止部が信号弾の発射方
向に移動して弾倉排出孔が現われるので、弾倉は、次の
信号弾の先端面が信号弾発射孔に臨むように、その一部
が弾倉排出孔から排出される。
この動作を次々に繰返して弾倉筐体に装填された信号
弾を全て発射し尽くすと、弾倉筐体が弾倉筐体排出孔か
ら排出される障害がなくなるので、この弾倉筐体は付勢
部材に押されて弾倉筐体排出孔から容易に排出されるこ
ととなる。
[発明の効果] この発明によると、以上に説明した構成を有するの
で、 (1) 片手で把持する程度の小型の信号弾発射装置と
することができ、 (2) 信号弾発射孔が装置本体の長軸に直交する方向
に開口するので、腕を高く指し挙げて撃針作動手段を操
作させて垂直方向に信号弾を発射しても、信号弾発射の
際の反作用が腕および肩にかかるだけで、腕を倒す方向
に反作用が作用しないので、腕を垂直方向に向けて信号
弾を発射する限り、信号弾は常に垂直に打ち上げられ
る。したがって、水平に伸ばした手に持った信号装置か
ら垂直に信号弾を打ち挙げようとする従来装置のよう
に、打ち挙げる方向に狂いを生じると言うことがなく、 (3) 信号弾の発射後、弾倉筐体が、信号弾発射孔に
次の信号弾の先端面が臨む位置にまで、付勢部材に押さ
れて自動的に移動するので、撃針作動手段の操作だけで
次々に連続的に信号弾の発射を実現することができると
ともに、万一、信号弾が不発であった場合においても、
摺動部材を操作するだけで弾倉の一部が弾倉排出孔から
排出するので、容易に次の信号弾の発射準備ができ、 (4) 弾倉の移動が付勢部材により行なわれるので、
非常に簡単な構成とすることができ、したがって、故障
の少ない装置とすることができる、等の種々の利点を有
する信号弾発射装置を提供することができる。
[実施例] 次にこの発明の実施例を示して、この発明をさらに具
体的に説明する。
第1図〜第3図は、この発明の一実施例である信号弾
発射装置を示す一部切欠正面図である。
第1図に示すように、この信号弾発射装置1は、正面
部2、一対の側面部3,4、背面部5、底面部6および上
面部7とで略直方体形状に構成した装置本体8を有す
る。
この装置本体8内に、弾倉装着部9を、前記正面部2
の内壁、一対の側面部3,4の内壁、背面部5の内壁およ
び上面部7の内壁で囲んで形成する。弾倉装着部9は、
長軸を有する角筒状の内部空間となっている。
弾倉装着部9内に装填される弾倉10は、主として、直
方体の弾倉筐体11とこの弾倉筐体11に装着された複数の
信号弾12とで形成してなる。
すなわち、直方体の長軸に平行な面の内の一方の狭小
面(第1図中の正面を広大面とすると、側面が狭小面と
なる。)から他方の狭小面に貫通すると共に、一方の狭
小面には太径の信号弾装着孔13を設け、他方の狭小面に
は小径の雷管装填孔14を設けた貫通孔15を一列に複数設
けてある。この実施例では、4個の貫通孔15が一列に開
設してある。そして、第1図に示すように 各貫通孔15
において、雷管装填孔14には雷管16を設け、信号弾装着
孔13には円筒状の信号弾12を装着してある。
ところで、装置本体8の一方の側面図には、第1図に
おける上方部分において、この装置本体8の長軸に直交
する方向に向かって開口する信号弾発射孔17を設けてい
る。この信号弾発射孔17は、前記弾倉装着部9に貫通す
る。したがって、この信号弾発射孔17は、前記弾倉装着
部9に臨む後部開口部18と信号弾12の進行方向に臨む前
部開口部19とを有する。
また、装置本体8の他方の側面部には、前記後部開口
部18に対面するように貫通してなる、撃針貫通孔20を設
けている。
前記弾倉10は、弾倉装着部9内に、信号弾12の先端部
を前記一方の側面部3に向けて装着してなる。そして、
弾倉10の底面と装置本体8の底面との間の空間には、第
1付勢部材21たとえばコイルスプリングを設け、この第
1付勢部材21により前記弾倉筐体11を図中の上方に押圧
するようになっている。
装置本体8の正面部2と背面部5とには、前記後部開
口部18と撃針貫通孔20とに挟まれた位置において、共通
する安全ピン挿入孔22を設けている。この信号弾発射装
置1の不使用時には、背面部5に設けた安全ピン挿入孔
22から正面部2に設けた安全ピン挿入孔22に1本の第1
安全ピン(図示せず。)を挿入している。
したがって、信号弾発射装置1の不使用時には、第1
図に示すように、弾倉装着部9に装着されている弾倉10
は、第1付勢部材21で付勢されてはいても、この第1安
全ピンに阻止されていて、弾倉筐体11に設けてある雷管
装填孔14が撃針貫通部20に臨ませないように、また信号
弾12の先端部が信号弾発射孔17に臨まないようになって
いる。これは、この信号弾発射装置1の不使用時におけ
る誤動作防止のためである。
前記装置本体8の上面部7には、第3図に示すよう
に、弾倉排出孔23を設けている。
この弾倉排出孔23の大きさは、前記信号弾装着孔13に
信号弾12を装着した状態の弾倉10の長軸に直交する断面
とほぼ同じ大きさに設定してなるものであり、その形状
は長方形である。長方形である弾倉放出孔23の一方の短
辺は、装置本体8における撃針貫通孔20を有する側面部
4の内面と一致していて、前記短辺と側面部4の内面と
で段差がないようになっている。長方形である弾倉排出
孔23の他方の短辺は、前記信号弾発射孔17の後部開口部
18の上端縁と一致している。
弾倉排出孔23における信号弾12の進行方向側の一部は
摺動部材24で覆われている。
この摺動部材24は、摺動部材付勢材25により常時前記
弾倉排出孔23を覆う方向に押圧されている。摺動部材付
勢材25は弾性材たとえばコイルスプリングよりなる。摺
動部材24は信号弾発射孔17に沿って装置本体8の外壁に
設けられた摺動部材案内部24aたとえば案内溝に摺動自
在に取り付けられており、摺動部材24の一端には前記信
号弾装着孔13より突出した信号弾12の先端部が当接する
弾倉係止部26を設けている。この弾倉係止部26に信号弾
12の先端部が当接して、第1付勢部材21により付勢され
ている弾倉10の位置移動が阻止されている。また、摺動
部材24には立設および収納が自在な摺動部材操作片27が
回動自在に取り付けてある。
一方、前記摺動部材24で一部が覆われた弾倉排出孔23
と摺動部材24の一端とで弾倉筐体排出孔28を形成する。
この弾倉筐体排出孔28は、弾倉排出孔23の一部を摺動部
材24で覆ってなるものであるから、その大きさは弾倉筐
体排出孔28よりも小さく、前記弾倉筐体11のみを排出す
る大きさ、すなわち弾倉筐体11の長軸に直交する断面と
ほぼ同じ大きさに設定してなるものである。また、前記
弾倉筐体11は直方体に形成してあるので、この弾倉筐体
排出孔28の形状は、長方形である。
次に撃針作動手段29について説明する。
この発明においては、撃針作動手段29は、装置本体8
を把持したときにその握力によって、撃針30が雷管装填
孔14に装填された雷管16を打撃することができるように
仕組まれているのであればどのような構成であっても良
い。この実施例では次のようにして構成してある。
第1図〜第4図に示すように、装置本体8の他方の側
面部4の外面略中央部に、一端部に撃針30を取付けた撃
針支持片31の他端部を回動可能に、かつ前記撃針30が前
記撃針貫通孔20内に臨むように、取付ける。なお、第4
図中、32で示すのは相対向して平行に立設配置した支持
板であり、33で示すのはピンであり、前記撃針支持片31
の他端に設けた取付け板34に開設した挿入口と前記支持
板32に開設した挿入口とに前記ピン33を貫通挿入するこ
とにより、前記撃針支持片31が回動可能となるものであ
る。
この撃針支持片31の他端部には、わずかの間隔をもっ
て相対抗する当接片35およびガイド片36とを設けてい
る。ガイド片36は前記他方の側面部4と前記当接片35と
の間に位置する。ガイド片36には縦長の切り欠き部分
(図示せず。)を有する。
また、この撃針支持片31は、前記ピン33に第2付勢部
材37を取付けて、前記撃針支持片31が常時第1図中の矢
印A方向に付勢されている。したがって、この信号弾発
射装置1の不使用時は、前記撃針30が前記撃針貫通孔20
中に収った状態となっている。
一方、第4図に示すように、略三角形状の一対の対向
片38が相対向するように折曲してなる断面コ字状の操作
部材39を、前記装置本体8の一方の側面部3、正面部2
および背面部5の一部を覆うようにし、配置し、その操
作部材39を、その対向片38の頂点部分に装置本体8の正
面部2および背面部5に貫通する取付けピン40を差し込
んで、装置本体8に回動可能に取付けてなる。
この取付けピン40には、第3付勢部材41を取り付けて
いて、この第3付勢部材41の付勢力により、この操作部
材39が第1図中B方向に常時付勢された状態となってい
る。
ただし、この操作部材39の一対の対向片38および装置
本体8の一方の側面図3にはそれぞれ安全ピン挿入孔42
を設けていて、この信号弾発射装置1の不使用時には、
第2安全ピン(図示せず。)を前記ピン挿入孔42に挿入
することによって、この操作部材39が第3付勢部41によ
り第1図中B方向に回動するのが阻止されている。この
第2安全ピンも、この信号発射弾装置1の不使用時に誤
動作するのを防止するために設けているものである。
この操作部材39は、装置本体8の正面部2を覆ってい
る対向片38の前記ピン33とは反対側の位置で、先端部に
押圧片43を有する中間片44の他端部を回動可能に取り付
けている。
この中間片44の中央部には、一端を装置本体8の正面
部2における操作部材39の取り付け側の端縁に取り付け
た第4付勢部材45の他端を結合していて、この中間片44
が常時第1図中C方向に付勢されるようになっている。
この押圧片43の先端部は、この信号弾発射装置1の不
使用時には、第1図に示すように前記当接片35の端縁部
に乗り掛かった状態となっている。この状態は、換言す
ると、第4付勢部材45による第1図中D方向への中間片
44の回動が、前記当接片35で阻止されている状態である
と言える。
また、この中間片44の先端部よりわずかに中央よりの
部分は前記ガイド片36に設けた切り欠き部分に臨んでい
る。
次に、この信号弾発射装置1の動作を説明する。
初期状態をこの信号弾発射装置1の不使用状態である
とすると、初期状態では、第1図に示すように、弾倉10
が弾倉装着部9内に装着されているのであるが、第1付
勢部材21により弾倉排出孔23に向かって付勢された弾倉
10は、第1安全ピンによりその位置移動が阻止されてい
る。したがって、この第1安全ピンを抜かない限り、た
とえ撃針作動手段29が作動しても、撃針30は雷管16を打
撃することがないので、この信号弾発射装置1の誤動作
が防止されている。
また、第2安全ピンが操作部材39および装置本体8を
貫通しているので、中間片44の動きが作動不可能に規制
されている。したがって、この第2安全ピンを抜かない
限り、たとえ第1安全ピンを抜くことにより、雷管装填
孔14が撃針貫通孔20に臨むこととなっても、撃針30を支
持する撃針支持片31の回動動作が阻止されて、この信号
弾発射装置1の誤動作を誘発することがない。このよう
に、この信号弾発射装置1は、この第1安全ピンおよび
第2安全ピンによって、不使用時の誤動作が防止されて
いる。したがって、この信号弾発射装置1は極めて安全
性の高いものである。
この信号弾発射装置1を使用する場合、第1安全ピン
および第2安全ピンを引抜く。
第2図に示すように、安全ピンを引抜くと、第3付勢
部材41の付勢力により、操作部材39が第1図中の矢印B
方向に回動し、この操作部材39の回動により前記中間片
44も図中矢印B方向に移動する。この操作部材39のB方
向への回動は、中間片44の移動がストッパ46により阻止
されたところで停止する。
一方、この中間片43は第4付勢部材44で図中の矢印C
方向に付勢されているので、中間片44の前記移動に伴な
って、第2図に示すように、押圧片43が当接片35から外
れると共に、押圧片43の先端部がガイド片36に設けた切
り欠き部にはまり込む。
ここまでの動作によって、信号弾12の発射用意が完了
する。
信号弾12を発射する際には、前記操作部材39に人指し
指以下小指を架けた状態でこの装置本体8を把持する。
そして、手に持ったこの装置本体8を上に向けて指し上
げる。このとき、信号弾発射孔17は上に向いた状態とな
る。
操作部材39を第3付勢部材41の付勢力に抗して押圧す
ると、中間片44がこの操作部材39に押されて前進し、押
圧片43の先端が当接片35を押すこととなる。このとき、
押圧片43の先端部は前記ガイド片36に設けた切り欠き部
に案内されているので、押圧片43の先端部が当接片35か
ら外れることがない。
当接片35が押されると、第5図に示すように、撃針支
持片31図中の矢印A方向とは反対側に回動する。
さらに押圧片43が当接片35を押し続けると、押圧片43
は当接片35の当接面上を移動することとなり、遂には押
圧片43の先端部が当接片35から外れる。その結果、第2
付勢部材37の付勢力により、撃針支持片31が第5図中矢
印A方向に急激に回動する。そして、撃針貫通孔20を貫
通した撃針30は、雷管16を打撃する。
雷管16の打撃により信号弾12中の推薬が着火し、信号
弾12が、信号弾発射孔17から、上空に向かって発射す
る。
第1発目の信号弾12が発射されると、摺動部材24に設
けた弾倉係止部26に係止されていた信号弾12が無くなっ
たこととなるので、第1付勢部材21の付勢力により、弾
倉筐体11の第1発目の信号弾12弾を装填していた部分が
倉筐体排出孔27から突出するように、弾倉10が移動す
る。この弾倉10は、第2発目の信号弾12の先端部が前記
弾倉係止部26に当接するまで、第1付勢部材21の付勢力
により移動する。
ここで、万一、第1発目の信号弾12が不発であった場
合には、摺動部材24に収納してある摺動部材操作片27を
引き起こして立設し、この摺動部材操作片27を片手で押
えて摺動部材24を信号弾12の進行方向に摺動させれば、
弾倉係止部25と信号弾12の先端部との当接による弾倉10
の係止が解除されると同時にそれまで摺動部材24によっ
てその一部が覆われていた弾倉排出孔23が完全に現われ
ることとなるので、それまで位置移動が阻止されていた
弾倉10は、第1付勢部材21の付勢力により、不発に終っ
た第1発目の信号弾12を装着している部分が弾倉排出孔
23より突出するように移動する。
この段階で、第2発目の信号弾12の先端面は、信号弾
発射孔17に臨むと共に、雷管装填孔14は撃針貫通孔20に
臨んだ状態となる。また、操作部材39の押圧を停止し、
指の力を抜くと、操作部材39は第3付勢部材39の付勢力
により、第2図に示すように矢印B方向に回動し、この
操作部材39の回動により、中間片44も引っ張られて、押
圧片43の先端部がガイド片36の切り欠き部中にはまり込
む。そして、押圧片43の先端部は当接片35に対面するこ
ととなる。
このようにして、第2発目の信号弾12の発射用意の状
態となる。
第2発目の信号弾12の発射は前記第1発目の信号弾12
の発射動作と同様である。
以上に詳述したように、この実施例装置は、装置本体
内に弾倉を装着しているので小型の信号弾発射装置とす
ることができる。また、操作部材を操作するだけで、次
々と信号弾を発射することができるとともに、万一、一
の信号弾が不発に終わった場合にも摺動部材の操作によ
って次の信号弾の発射準備が完了する。したがって、信
号弾発射の操作が非常に簡単かつ確実である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図はこの発明の一実施例を示す一部切欠正
面図、第4図は前記一実施例装置を示す一部切欠側面
図、第5図はこの実施例装置の動作を説明するための説
明図である。 1……信号弾発射装置、8……装置本体、9……弾倉装
着部、10……弾倉、11……弾倉筐体、12……信号弾、17
……信号弾発射孔、21……第1付勢部材、23……弾倉排
出孔、24……摺動部材、25……摺動部材付勢材、26……
弾倉係止部、28……弾倉筐体排出孔、29……撃針作動手
段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 萩原 利雄 東京都秋川市草花2510 細谷火工株式会 社内 (72)発明者 谷越 俊正 東京都秋川市草花2510 細谷火工株式会 社内 (72)発明者 今井 武 東京都秋川市草花2510 細谷火工株式会 社内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】把握力で作動可能な撃針作動手段を設けた
    把持可能な大きさの装置本体と、信号弾の先端面が弾倉
    筐体の一端面より突出するように複数の信号弾を一列に
    装着してなる弾倉とからなり、装着本体内に、装置本体
    の長軸に直交する方向に開口する信号弾発射孔と、弾倉
    を装填すると同時に弾倉を装置本体外に排出させる弾倉
    排出孔を設けた弾倉装着部と、前記信号弾発射孔に臨ん
    だ信号弾を前記撃針作動手段で発射させた後に次の信号
    弾が前記信号弾発射孔に臨むように弾倉を前記弾倉排出
    孔から押出す付勢部材とを設け、装置本体に、前記信号
    弾発射孔に沿う慴動部材と、この慴動部材の一端が前記
    弾倉排出孔の一部を覆って弾倉筐体排出孔を形成するよ
    うに慴動部材を付勢する摺動部材付勢材とを設け、かつ
    摺動部材の一端に、前記弾倉筐体より突出する信号弾の
    先端面に当接して弾倉を係止する弾倉係止部を設けてな
    ることを特徴とする信号弾発射装置。
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