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JP2610583B2 - 落ち葉等の除去装置を備えた雨樋および雨樋内に詰った落ち葉等を除去する方法 - Google Patents
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JP2610583B2 - 落ち葉等の除去装置を備えた雨樋および雨樋内に詰った落ち葉等を除去する方法 - Google Patents

落ち葉等の除去装置を備えた雨樋および雨樋内に詰った落ち葉等を除去する方法

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JP2610583B2
JP2610583B2 JP18788394A JP18788394A JP2610583B2 JP 2610583 B2 JP2610583 B2 JP 2610583B2 JP 18788394 A JP18788394 A JP 18788394A JP 18788394 A JP18788394 A JP 18788394A JP 2610583 B2 JP2610583 B2 JP 2610583B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、雨樋の改良、特に内部
に堆積した落ち葉等を除去する装置を備えた雨樋、並び
に、雨樋に堆積した落ち葉等を除去する方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】例えば2階立て家屋等の場合には、図1
4および図15に示すように、1階の屋根R1 と2階の
屋根R2 に対してそれぞれ雨樋を設け、1階の屋根R1
に降った雨水については、1階の屋根R1 の縁に沿って
設けられた1階用の軒樋51で受けさせた後に、1階用
の縦樋[漏斗(じょうご)部を含む]52を使って地面
または地表Gに流下させるように構成されている。
【0003】一方、2階の屋根R2 に降った雨水につい
ては、先ず、2階の屋根R2 の縁に沿って設けられた2
階用の軒樋53で受けさせた後、2階用の直通縦樋54
を用いて直接地面Gに流下させるか、或いは、2階専用
の縦樋55を使って一度1階用の軒樋51内に流下さ
せ、その後、1階用の軒樋51と1階用の縦樋52を介
して地面Gに流下させるか、または、2階専用の縦樋5
6を使用して一度ベランダ57内の排水溝(図示なし)
の部分に流下させ、その後、ベランダ57内の排水溝か
ら適宜の1階用の縦樋(図示なし)を介して地面Gに流
下させるようにしている。
【0004】この場合、それぞれの屋根R1 、R2 に降
った雨水は、各屋根R1 、R2 に付着した塵埃等と一緒
に軒樋51、53内に流れ込んで「ドロドロ」とした雨
水となり、それが、1階用または2階用の縦樋52、5
4〜56内を経て地面Gに流れることになる。そのた
め、家屋等の周囲に高い落葉樹があったりすると、降雨
の際に、その樹木から1階用または2階用の軒樋51、
53内に舞い落ちた落ち葉等が「ドロドロ」とした雨水
と一緒になって軒樋51、53内を流れて、1階用また
は2階用の縦樋52、54〜56内に流れ込むことにな
る。
【0005】この結果、流れた落ち葉等が、軒樋51、
53と縦樋52、54〜56とを接続する連結部分(図
示なし)や縦樋52、54〜56内に堆積して連結部分
や縦樋52、54〜56を詰らせるという現象を生じさ
せる。このような状態が生じると、堆積した落ち葉等で
堰き止められた雨水が、連結部分や連結部分に近い軒樋
51、53の部分から溢れ出して雨樋としての機能を麻
痺させることになる。
【0006】そして、このような状態になつたときに
は、連結部分や縦樋52、54〜56内に詰まった落ち
葉等を除去しなければならなくなる。しかし、この落ち
葉等の除去作業は、高所作業を伴うため普通の人にとっ
て大変な作業となる。すなわち、1階用の雨樋51、5
2の場合には、普通の人でも脚立や梯子を使って除去作
業ができなくもないが、それでも可成り高い個所での作
業となるので、居住者が高齢者である場合には相当な危
険を伴った作業となる。
【0007】これが2階用の雨樋53〜56となると、
最早普通の人では無理な作業となり、例えば鳶職のよう
な専門の人に依頼しなければならなくなる。そのため、
このような詰り現象が起きないようには、予め、1階用
および2階用の軒樋51、53の上方個所と縦樋52、
54〜56の開口部の上方個所とにそれぞれ金網等の落
ち葉入り込み防止手段を設けて、落ち葉等が軒樋51、
53や縦樋54〜56内に入り込めないような予防対策
を施すことが考えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな落ち葉入り込み防止手段を施した場合には、針葉樹
の落ち葉等が金網の目の中に突き刺さるという現象が生
じることがあり、このような現象が生じると、家屋の外
観が損なわれることにもなり、さらに、突き刺さる落ち
葉等の量が多くなれば、屋根R1 、R2 から軒樋51、
53内への雨水の流れ込み作用にも障害がでてくる虞れ
も生じることになる。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、その第1の目的は、雨樋内に詰まった落ち葉
等を、地面に足を着けた安全且つ安定した状態において
簡単な作業で迅速に除去し得る落ち葉等の除去装置を備
えた雨樋を提供することにあり、その第2の目的は、雨
樋内に詰まった落ち葉等を地上から簡単且つ迅速に除去
する方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的を達成
するために、請求項1に記載の発明は、家屋等の屋根に
沿って設置された軒樋と、この軒樋からの雨水を地面ま
たは下の階に設けられた別の軒樋或いはベランダ等に流
下させる縦樋と、前記軒樋と縦樋との交叉部分に前記両
樋を接続するように配設された交差接続樋部材とを備え
た雨樋において、前記交差接続樋部材内に外部から侵入
し且つ堆積した落ち葉等を、一定以上の水圧で噴出する
加圧水の拡散的な噴出力により、下方から前記交差接続
樋部材の外に吹き飛ばし得る落ち葉等強制除去手段の加
圧水噴出手段を、前記交差接続樋部材に設けたことを特
徴とするものである。
【0011】また、上記の第1の目的を達成するため
に、請求項2に記載の発明は、前記落ち葉等強制除去手
段が、前記交差接続樋部材の上方開口部に向いたノズル
群を備えた少なくとも1個の加圧水噴出手段と、上端部
がこの加圧水噴出手段に連通し且つ前記縦樋に沿って設
けられ少なくとも水道の蛇口の内径よりも小径の加圧水
供給管と、ポンプまたは水道の蛇口に取付けられた導水
ホースを着脱可能に取付け得るホース着脱部を備え、且
つ、前記加圧水供給管の下方領域に設けられた少なくと
も1個のホース連結具とから構成されていることを特徴
とするものである。
【0012】また、上記の第1の目的を達成するため
に、請求項3に記載の発明は、前記落ち葉等強制除去手
段の加圧水噴出手段が、家屋等の各階の屋根に係る交差
接続樋部材に対してそれぞれ設けられていることを特徴
とするものである。
【0013】また、上記の第1の目的を達成するため
に、請求項4に記載の発明は前記交差接続樋部材内に外
部から侵入した落ち葉等を、前記落ち葉等強制除去手段
の上方空間において堆積させ得る第1の落ち葉除け網
を、前記交差接続樋部材に対して固定式または着脱可能
に設けたことを特徴とするものである。
【0014】また、上記の第1の目的を達成するため
に、請求項5に記載の発明は、外部から前記軒樋内に侵
入する落ち葉等を遮り得る構造の第2の落ち葉除け網
を、前記軒樋の上方領域に固定的または着脱可能に設け
たことを特徴とするものである。
【0015】また、上記の第2の目的を達成するため
に、請求項6に記載の発明は、家屋等の屋根に沿って設
置された軒樋と、この軒樋からの雨水を地面または下の
階に設けられた別の軒樋或いはベランダ等に流下させる
縦樋と、前記軒樋と縦樋との交叉部分に前記両樋を接続
するように配設された交差接続樋部材とを備えた雨樋に
おける雨樋内に詰った落ち葉等を除去する方法におい
て、外部から前記交差接続樋部材内に侵入した落ち葉等
を、ポンプまたは水道の蛇口からの加圧水の拡散的な噴
出力により、前記交差接続樋部材の外に吹き飛ばすこと
を特徴とするものである。
【0016】
【作用】上記のように構成された落ち葉等の除去装置を
備えた雨樋は、軒樋と縦樋との交叉部分に前記雨樋を接
続するように配設された交差接続樋部材に、落ち葉等強
制除去手段の加圧水噴出手段を設け、この加圧水噴出手
段から一定以上の流速で加圧水を下方から噴出させ、そ
の拡散的に噴出する水に交差接続樋部材に侵入し且つ堆
積した落ち葉等を外に吹き飛ばすものである。
【0017】加圧水は、家屋等に敷設された水道(また
はポンプより噴出される水)のもつ水圧で加圧水供給管
を介して加圧水噴出手段まで導かれ、この加圧水噴出手
段の小径のノズル群により加速され、且つ拡散的に噴出
することとなる。上記加圧水は、水道水またはポンプに
より一定の圧力が付与され、例えば、2階の屋根の高さ
を超える圧力水頭を有するので、上記ノズルの部分で適
宜、噴出流の断面積を縮小させれば、所望の噴出流速を
増大させることができ、これにより交差接続樋部材内に
堆積した落ち葉等を容易且つ迅速に吹き飛ばすことがで
きる。
【0018】また、交差接続樋部材内に外部から侵入し
た落ち葉等を落ち葉等強制除去手段の上方空間において
堆積させ得るように、第1の落ち葉除け網を設けること
で、加圧水噴出手段による落ち葉等の強制除去をより確
実にすることができる。また、外部から樋内に侵入する
落ち葉等を遮り得る構造の第2の落ち葉除け網を軒樋の
上方領域に設けることで、上記交差接続樋部材に侵入す
る落ち葉等を減少させるようにしている。
【0019】
【実施例】以下、図示の実施例に基づいて本発明に係る
雨樋の構成および作用、並びに、雨樋内に詰った落ち葉
等を除去する方法について説明する。図1は、本発明に
係る雨樋に用いられる軒樋と縦樋との接続部分(交叉部
分)を示す側断面図であり、図2は、図1に示す雨樋の
軒樋と縦樋との接続部分を家屋の外壁の方から見たとき
の状態を部分的に破断して示す背面図であり、図3は、
雨樋の軒樋と縦樋との接続部分を示す平面図である。
【0020】図1〜図3において、1は家屋の1階また
は2階の外壁Wに対して所定の間隔を保って外壁Wに沿
うような状態でほぼ垂直に設置された所定の内径を有す
る円筒形縦樋であり、例えば所定肉厚を有する円筒状の
樋部材として構成され、公知の取り付け手段によって外
壁Wに取付けられている。2は円筒形縦樋1と後述する
左右の軒樋3、3′との接続部分に用いられた1階用お
よび2階用の交差接続樋部材としての漏斗(じょうご)
であり、円筒形縦樋1の上端部に実質的に一体化するよ
うに設けられている。
【0021】この漏斗2は、その上方部分が四角形の上
方開口部2aとして、また、その下方部分が円形の下方
開口部2cを備えた所定肉厚の底面壁2bとして、さら
に、その側周部分が所定肉厚の4つの壁部から成る斜側
面壁2dとして形成され、全体として漏斗形の角錐筒部
材になるように構成されている。しかも、この漏斗2
は、底面壁2bが円筒形縦樋1の上端部と一体化するよ
うに設けられ、左右に対向する2つの斜側面壁2d、2
d′には、後述する左右の軒樋3、3′を取付けるため
の左右の軒樋挿入開口部2e、2e′が対称的に形成さ
れている。
【0022】この左右の軒樋挿入開口部2e、2e′
は、後述する左右の軒樋3、3の断面外形に合うように
それぞれ「平たいU字形」をした開口部として形成され
ることになる。そして、漏斗2の斜側面壁2d、2d′
のうち、左右の軒樋挿入開口部2e、2e′が形成され
る対向した2つの内壁面には、後述する第1の落ち葉除
け網としての平板状落ち葉除け網4を取外し可能に支持
し得る適宜構造の網取付け台部2f、2f′が、例えば
対称的に形成されている。尚、漏斗2がいわゆる漏斗状
を呈しているので、網取付け台部2f、2f′は、省略
することもできる。
【0023】3、3′は1階の屋根R1 または2階の屋
根R2 に沿って適宜に配設された所定肉厚を有する左右
の軒樋であり、それぞれの上方領域だけが開放された
「平たいU字形」断面を有する樋部材として構成され、
それぞれ漏斗2の左右の軒樋挿入開口部2e、2e′か
ら漏斗2内に挿入されることにより、漏斗2と取外し可
能に組合わさるように構成されている。
【0024】なお、この左右の軒樋3、3′は、漏斗2
内においてそれぞれ所定量だけ突出するように、且つ、
各々の端部が所定の間隔を隔てて対向的に位置するよう
に配設されている。4は漏斗2内においてその底面壁2
bと左右の軒樋3、3′の下面との間の適宜個所に取外
し可能(半固定式)に設けられた第1の落ち葉除け網と
しての平板状落ち葉除け網(防塵網)であり、例えば図
4および図5に示すような構造例の防塵網部材として構
成されている。
【0025】すなわち、この構造例の平板状落ち葉除け
網4は、漏斗2の斜側面壁2d、2d′の網取付け台部
2f、2f′に載置でき、且つ、その載置位置における
漏斗2の開口範囲をほぼ覆い得るような大きさ・形状の
中空四角形の枠体4aと、公知の適宜の網張り法でこの
枠体4a内に展張されたステンレス製の金網4bと、四
角形の枠体4aの対向する2つの枠部分に取付けられた
一対の把手4cとから構成されている。
【0026】この場合、枠体4aは、適宜太さの可撓性
の金属材料(例えばステンレス)から作られ、また、金
網4bは、線径が例えば 0.3〜0.4 mm、網目寸法が例え
ば4〜5mm角の金網として作られるように構成されてい
る。さらに、一対の把手4cは、それぞれ、例えば板厚
0.2mm 程度の板材または線径0.8mmのステンレスワイヤ
ーを「コの字型」に折曲げて作られ、しかも、各々の把
手4cの「コの字」の両端部が枠体4aの対向する2つ
の枠部分にそれぞれ回転折畳み式に取付けられた構造の
ものとして構成されることになる。
【0027】そして、一対の把手4cの各々の長さおよ
び高さは、手指を容易に掛け得る程度の適度の寸法に設
定するものとする。なお、この平板状落ち葉除け網4の
漏斗2内に対する取付け法については、雨樋内に詰った
落ち葉等を除去する方法の説明の項で説明する。
【0028】5、5′は左右の軒樋3、3′の上部に取
外し可能(半固定式)に取付けられた左右の第2の落ち
葉除け網としての曲面状落ち葉除け網(防塵網)であ
り、第1の落ち葉除け網としての平板状落ち葉除け網4
と同様に、線径が、例えば 0.3〜0.4 mm、網目寸法が、
例えば4〜5mm角のステンレス製の金網部材から構成さ
れ、且つ、左右の軒樋3、3′の上方開放領域を広く覆
い得るように半円弧状断面を有する金網部材として成形
されている。
【0029】なお、この左右の曲面状落ち葉除け網5、
5′の左右の軒樋3、3′に対する取付け法について
は、雨樋内に詰った落ち葉等を除去する方法の説明の項
で説明する。ところで、全体を10で示すものは、家庭
用水道水の水圧(1.5 〜 2.2kg/cm2)を利用して、平
板状落ち葉除け網4上に堆積した落ち葉等を漏斗2の上
方開口部2aから外部に強制除去するための落ち葉等の
除去装置としての落ち葉等強制除去手段である。
【0030】この落ち葉等強制除去手段10は、漏斗2
と実質的に一体化した状態で設けられた加圧水噴出手段
としてのノズル部材(加圧水噴出手段)11と、このノ
ズル部材11に水道水を供給する加圧水供給手段として
の水道水供給管12と、この水道水供給管12とを取外
し可能に連結するためのホース連結具としてのホース連
結金具13とから構成されている。
【0031】この場合、ノズル部材11は、例えばほぼ
三角形断面を有する細長い密閉箱型の部材として構成さ
れ、三角形断面の垂直面11aが漏斗2の背面(家屋側
に向いた面)に沿い、三角形断面の水平面11bが漏斗
2の底面壁2bに沿い、三角形断面の斜面11cが、漏
斗2の上方開口部2aに向って所定の角度に傾くような
状態で漏斗2内に設けられている。
【0032】さらに、垂直面11aには、水道水供給管
12の上端部12aと連通する円形の連通開口部11d
が形成され、また、斜面11cには、その全面に亘っ
て、例えば直径 0.5mm程度の円孔、穿設ピッチ 2.0mmの
多数のノズル11eが形成されるように構成されてい
る。なお、このノズル11e群の形状・直径・穿設ピッ
チは、雨樋内に詰った落ち葉等を除去するという目的を
達し得る範囲内で種々に設定することができるが、この
ノズル11e群の働きについては、雨樋内に詰った落ち
葉等を除去する方法の説明の項で説明する。
【0033】また、水道水供給管12は、例えば円筒状
のパイプ部材として形成され、且つ、円筒形縦樋1の背
面(家屋側に向いた外周面)において円筒形縦樋1と実
質的に一体化した状態で設けられてる。そして、前述し
たように水道水供給管12の上端部12aがノズル部材
11の連通開口部11dと実質的に一体連通し、さら
に、図6に示すように、その下端部12bの内部にホー
ス連結金具13を取付けるための大径の嵌合穴12cが
形成されている。
【0034】また、ホース連結金具13は、図6に示す
ように、例えば円筒状のパイプ部材(望ましくは可撓性
パイプ)として形成され、且つ、その上端部に、水道水
供給管12の嵌合穴12cと密に嵌合し得る外形に形成
された嵌合部13aを備え、さらに、その下端部に、一
方の端部が家庭用水道の蛇口(図示なし)に取付けられ
た可撓性の導水ホースの他方の端部を取外し可能に取付
けるホース着脱部13bを有するように構成されてい
る。なお、可撓性の導水ホースには、ゴムホース、ビニ
ールホース等の適宜の市販品(図示なし)を用いるもの
とする。
【0035】このホース連結金具13は、その嵌合部1
3aが水道水供給管12の嵌合穴12cに嵌合され且
つ、接着剤により固着され、そして地面Gからの設置高
さは、例えば人間が立ち姿勢または少し腰を屈めた姿勢
で導水ホースの取付け操作を行い得るような高さ(例え
ば、地面Gから30mm〜70mmの高さ)に設定されるように
構成されている。
【0036】なお、円筒形縦樋1、漏斗2、左右の軒樋
3、3′、ノズル部材11、水道水供給管12は、いず
れも、例えば公知の雨樋と同様に、プラスチック材料、
プラスチック材料に金属メッキ(例えば、銅メッキ)、
アルミニウム材料、銅材料等の金属材料を用いた薄肉モ
ールド品または薄板加工品として製作されることにな
り、ホース連結金具13は、プラスチック材料または適
宜の金属材料を用いた薄肉モールド品または薄板加工品
として製作されることになる。
【0037】また、漏斗2に対するノズル部材11の一
体化手段(または、固定方法)、ノズル部材11と水道
水供給管12の上端部12aとの一体化手段(または、
接続方法)および円筒形縦樋1に対する水道水供給管1
2の一体化手段(または、固定方法)等については、例
えば一体モールド、溶着、溶接、接着等の公知の一体化
手段を利用するものとする。
【0038】以下、このように構成された図示実施例の
雨樋を1階の屋根R1 に設けた場合を代表例にして、雨
樋内に詰った落ち葉等を除去する方法について説明す
る。先ず、1階の屋根R1 の縁線に沿って配設された左
右の軒樋3、3′と、例えば水道の蛇口(図示なし)に
近い家屋外壁Wの適宜個所に設置された円筒形縦樋1と
を、漏斗2により連結して図示例の雨樋を組立てる。
【0039】この場合、それぞれユニット化された各部
材の組立て方法ないし組立て要領については、公知の雨
樋の組立て方法ないし組立て要領を利用するものとす
る。そして、この状態において平板状落ち葉除け網4を
漏斗2内の所定位置に取付けることになるが、図示例で
は、次のような手順ないし要領により取付けるようにし
ている。
【0040】(a) 先ず、図5の状態にある平板状落
ち葉除け網4のいずれか一方の把手4cを持って平板状
落ち葉除け網4をほぼ垂直姿勢に保持し、この状態で、
平板状落ち葉除け網4を漏斗2の上方開口部2aおよび
左右の軒樋3、3′の間の空間から漏斗2内に挿入す
る。
【0041】(b) このとき、その挿入過程におい
て、平板状落ち葉除け網4を傾けながらその下側に位置
する端部を、例えば左側の軒樋3の下側空間に入り込ま
せ、さらに、この端部を左側の斜側面壁2dに形成した
網取付け台部2f上に載置する。
【0042】(c) そして、平板状落ち葉除け網4の
枠体4aおよび金網4bの持つ可撓性を利用して平板状
落ち葉除け網4を撓わませながら、上側に位置する端部
を左右の軒樋3、3′の間の空間を通過させつつ右側の
軒樋3の下側空間に入り込ませる。
【0043】(d) その後、平板状落ち葉除け網4を
元の平面姿勢に伸ばして、一方の端部を右側の斜側面壁
2d′に形成した網取付け台部2f′上に載置し、さら
に、一対の把手4cを図2、図4および図5の二点鎖線
で示すような状態となるように起立させておく。
【0044】この結果、平板状落ち葉除け網4は、左右
の斜側面壁2d、2d′の網取付け台部2f、2f′に
よって漏斗2内に保持されることになり、しかも、左右
の軒樋3、3′の各端部の下面に把手4cが係止される
ことによって平板状落ち葉除け網4の上方への大きな移
動が抑止されることになる。一方、左右の軒樋3、3′
の上方開放領域に対する左右の曲面状落ち葉除け網5、
5′の取付けについては、例えば次のような手順ないし
要領により行うものとする。
【0045】例えば曲面状落ち葉除け網5、5′の各々
の両下端縁部に、予め適宜形状の折り返し部を形成して
おく。そして、曲面状落ち葉除け網5、5′の持つ弾力
性を利用して曲面状落ち葉除け網5、5′の下縁部を広
げ、その状態で曲面状落ち葉除け網5、5′の下縁部を
もって各軒樋3、3′の上縁部を挟み付けるようにして
左右の軒樋3、3′に取付ける。この結果、曲面状落ち
葉除け網5、5′は、それぞれの網5、5′の持つ弾力
性の戻り力に起因する摩擦力によって左右の軒樋3、
3′の上縁部に半固定されることになる。
【0046】また、他の1つの取付け方法例としては、
左右の軒樋3、3′と左右の曲面状落ち葉除け網5、
5′との間に、例えば各種機械的装置に広く用いられて
いるクリックストップ機構やばね力利用式の半固定機構
を設けるようにして、これらの機構を用いて着脱可能に
半固定するようにする。このようにして、平板状落ち葉
除け網4および左右の曲面状落ち葉除け網5、5′が取
付けられると図示例の雨樋が完成することになる。
【0047】なお、平板状落ち葉除け網4を漏斗2内か
ら取外す場合、並びに、左右の曲面状落ち葉除け網5、
5′を左右の軒樋3、3′から取外す場合には、前述し
た各々の手順と逆の手順によりそれぞれ取外すようにす
る。さて、このような状態にある雨樋に、周囲の樹木か
らの枯れ葉が舞い落ちた場合を想定する。
【0048】この場合、軒樋3、3′に向う落ち葉は、
軒樋3、3′の上方開放領域を覆った曲面状落ち葉除け
網5、5′上に舞い落ちることになり、例えば4〜5mm
角の網目寸法より大きな落ち葉は、曲面状落ち葉除け網
5、5′上に一時的に堆積することになるが、この堆積
落ち葉は、風が吹いたときに吹き飛ばされるため家屋の
外観を損なうようなことにはならない。
【0049】しかし、例えば針葉樹のように網目寸法よ
りも小さな落ち葉の場合には、曲面状落ち葉除け網5、
5′の網目を通って軒樋3、3′内に入り込むことにな
る。一方、漏斗2に向った落ち葉は、その大小に拘らず
そのまま上方開口部2aから漏斗2内に入り込んで、平
板状落ち葉除け網4上に堆積したり、そのまま平板状落
ち葉除け網4の網目を通って円筒形縦樋1内に落下する
ことになる。
【0050】そして、この状態にあるときに降雨がある
と、1階の屋根R1 に降った雨水は塵埃と一緒になった
「ドロドロ」とした雨水となって左右の軒樋3、3′に
流れ込み、さらに、漏斗2→円筒形縦樋1に流れ落ちて
地面Gに至ることになる。
【0051】このとき、軒樋3、3′内に入り込んだ小
さな落ち葉は、この「ドロドロ」とした雨水と一緒に軒
樋3、3′内を流れて、左右の軒樋挿入開口部2e、2
e′から漏斗2内に流れ落ち、平板状落ち葉除け網4上
に堆積して、雨樋をこの漏斗2内で詰らせることにな
る。
【0052】従って、このような現象が生じたときに
は、市販品である可撓性の導水ホースの一方の端部を家
庭用水道の蛇口に、他方の端部をホース連結金具13の
ホース着脱部13bにそれぞれ取付けて蛇口の栓を開
く。尚、この場合、導水ホースの外周を、緊締バンドで
締め付けておくことが望ましい。
【0053】このように操作すると、蛇口からの水道水
が導水ホースおよびホース連結金具13を経て水道水供
給管12内に流れ、水道水の水圧により連通開口部11
dを経てノズル部材11の位置まで上昇し、さらに、ノ
ズル部材11のノズル11e群からシャワー状となって
漏斗2の上方開口部2aに向って(図1、図2における
矢印方向)勢いよく噴き出す。この結果、勢いよく噴き
出した水道水が、その噴き出し圧力により、平板状落ち
葉除け網4上に堆積していた落ち葉等を漏斗2の上方開
口部2aから外部に吹き飛ばすことになり、この吹き飛
ばし作用によって落ち葉の堆積状態を解消することにな
る。
【0054】従って、漏斗2の上方開口部2aに対する
ノズル部材11のノズル11e群の方向は、このような
吹き飛ばし作用を効率よく行い得るような方向に設定す
ることが望ましい。
【0055】また、この水道水の吹き飛ばし作用のとき
には、その噴き出し圧力により平板状落ち葉除け網4も
漏斗2の網取付け台部2f、2f′から上方に浮き上が
ることも考えられる。
【0056】しかしながら、本実施例にあっては、平板
状落ち葉除け網4の両側に設けられた把手4cが軒樋
3,3′の下端部に当接(係合)するまで平板状落ち葉
除け網4は浮上する可能性はあるが、それ以上に浮き上
がることはない。また、予め公知の着脱可能な固定機構
を網取付け台部2f、2f′側に設け、この固定機構を
利用して平板状落ち葉除け網4を網取付け台部2f、2
f′に固定するように構成してもよい。
【0057】例えば、着脱可能な固定機構の例として
は、例えば簡単なフック金具や掛け金等を網取付け台部
2f、2f′に設け、このフック金具や掛け金等を、例
えば平板状落ち葉除け網4の枠体4aや金網4bに引っ
掛けるような機構が考えられる。ところで、今迄の説明
は、1階の軒樋3、3′と地面Gとの間、並びに、2階
の軒樋3、3′と地面Gとの間が、いずれも、漏斗2を
介して直接専用の円筒形縦樋1によって連結されている
場合を例にした説明である。
【0058】しかし、2階の軒樋3、3′に係る雨樋の
場合には、2階の軒樋3、3′(図14,15において
は53)からの雨水を一度ベランダ57や1階の軒樋
3、3′(図14,15においては51)に流下させ、
その後、1階用の円筒形縦樋1を利用して地面Gに流下
させるケースもある。このような場合には、例えば次の
ように構成するものとする。
【0059】その1つの例としては、2階の軒樋3、
3′から2階専用の漏斗2を介してベランダ57や1階
の軒樋3、3′に流下させるための2階専用の円筒形縦
樋1に、2階専用の落ち葉等強制除去手段10を配設
し、この落ち葉等強制除去手段10のホース着脱部13
bに、2階に設けられた水道の蛇口(図示なし)からの
導水ホースを継ぎ、2階の水道の蛇口からの水道水を2
階専用の落ち葉等強制除去手段10のノズル部材11に
導いてそのノズル(11e群)から噴き出させ、漏斗2
内の平板状落ち葉除け網4上に堆積した落ち葉等を、こ
の水道水の噴出圧力により、2階の漏斗2の上方開口部
2aから外部に吹き飛ばすように構成することである。
【0060】他の1つの例は、図7に示すように、先
ず、2階専用の円筒形縦樋21の下端部に、例えば図示
のような形状の連結曲り樋26を設け、この連結曲り樋
26の下端部分を1階専用の軒樋(例えば3′)の上に
位置させるようにする。
【0061】そして、このような状態に構成した後、2
階専用の落ち葉等強制除去手段30の水道水供給管32
を、1階用の円筒形縦樋1の背面(家屋側に向いた面)
に沿い且つ1階専用の水道水供給管12と並行して、例
えば円筒形縦樋1と一体的に配設し、この2階専用の水
道水供給管32を、1階用の円筒形縦樋1の背面から1
階専用の漏斗2の背面→1階専用の軒樋3′の背面(家
屋側に向いた周面)→連結曲り樋26の背面(家屋側に
向いた面)と引廻した後に、2階専用の円筒形縦樋21
の背面に至らせ、さらに、前述した1階専用の落ち葉等
強制除去手段10の場合と同様に、2階専用の円筒形縦
樋21の背面から2階専用の漏斗(図示なし)まで配設
するように構成する。
【0062】この場合、2階専用の水道水供給管32の
下端部分にも、例えば1階専用の落ち葉等強制除去手段
10のホース連結金具13と並列するような状態で、ホ
ース連結金具13と同様の構造を有する2階専用のホー
ス連結金具(図示なし)を設けるようにする。この2階
専用のホース連結金具は、1階専用のホース連結金具1
3より上方の位置に設けておくと、2階専用であること
が分り便宜である。
【0063】この第2の実施例では、2階専用の落ち葉
等強制除去手段30のホース連結金具に1階の水道の蛇
口からの導水ホースを継ぎ、この蛇口からの水道水を2
階専用の水道水供給管32に供給することにより、2階
用の漏斗2内の平板状落ち葉除け網4上に堆積した落ち
葉等を、2階用の漏斗2の上方開口部2aから外部に吹
き飛し得るように構成している。
【0064】すなわち、1階の水道の蛇口の栓を開放す
ると、蛇口から出た水道水は、導水ホースを経て2階専
用のホース連結金具に至り、さらに、2階専用の水道水
供給管32を通って2階専用の落ち葉等強制除去手段3
0のノズル部材(図示なし)にまで上昇して、ノズル部
材のノズル群(図示なし)から2階用の漏斗の上方開口
部に向って勢いよく噴出し、このとき、2階用の漏斗内
に堆積した落ち葉等は、このノズル群からの強い噴出圧
力により2階用の漏斗の上方開口部から外部に吹き飛ば
されるように構成されることになる。
【0065】図8〜図10に示すのは、1階用の角筒形
縦樋1の背面に、1階専用の水道水供給管12と2階専
用の水道水供給管32とを並設する場合の変形例であ
る。図8に示すのは、1階用の円筒形縦樋1が、4隅部
分が内側に凹んだ変形四角枠の断面形状を有する管体と
して構成され、また、2つの水道水供給管12、32
が、それぞれ互いに隣合った四角枠状の断面形状を有す
る管体として、1階用の円筒形縦樋1の背面に一体的に
形成された場合の例である。
【0066】図9に示すのは、1階用の角筒形縦樋1が
図8のものと同じに構成され、また、2つの水道水供給
管12、32が、それぞれ互いに隣合った円筒状の断面
形状を有する管体として、1階用の円筒形縦樋1の背面
に一体的に形成された場合の例である。図10に示すの
は、1階用の円筒形縦樋1が、図1の実施例と同じ円筒
状の断面形状を有する管体として構成され、また、2つ
の水道水供給管12、32が、1階用の円筒形縦樋1の
背面に一体成形された四角突起柱1a内にそれぞれ分離
して且つ互いに並行に設けられた場合の例である。
【0067】なお、背面に2階専用の水道水供給管32
を備えた1階用の円筒形縦樋1においては、図7〜図1
0に示すいずれの場合にも、それぞれの連通開口部11
dは、ノズル部材11の中心個所よりも長手方向のいず
れかに偏った個所に形成されることになる。
【0068】図11〜図13は、前述したノズル部材1
1の変形例に係る1つの具体例を示したものである。各
図において、41はこの具体例に係るノズル部材であ
り、上部中空部材42と底板部材43と連結管部材44
とから構成されている。この場合、上部中空部材42
は、図1を用いて前述したノズル部材11の垂直面11
a、斜面11c、両側面(符号なし)を一体化した構造
のものとして構成され、ノズル部材11の斜面11cに
相当する部分が円筒面42aとして形成され、この円筒
面42aに前述したノズル11eに相当するノズル42
bが所定数だけ形成されている。
【0069】そして、底板部材43は、ノズル部材11
の水平面11bに相当するものとして構成され、その実
質的中央部に前述した連通開口部11dに相当する円形
開口43aが形成されている。また、連結管部材44
は、このノズル部材41を水道水供給管12の上端部に
固定するためのもので、例えば水道水供給管12の内径
に嵌合する外径を有するパイプ部材として構成されてい
る。
【0070】このノズル部材41は、例えば、先ず底板
部材43の円形開口部43aの個所に連結管部材44を
公知の方法で溶着または融着して組合せ、この組合せ物
を、図11に示すように上部中空部材42の下縁部に溶
着または融着することにより製作される。
【0071】そして、図1に示す漏斗2の底面壁2bに
相当する底面壁2b′に、図12に示すように、ノズル
部材41の連結管部材44が嵌入し得るような円形開口
部2g′を形成し、この円形開口部2g′内にノズル部
材41の連結管部材44を嵌入する。さらに、例えば図
1に示す水道水供給管12の上端部12aに相当する部
分を、図13に示すように、直線状の上端部12a′と
して構成し、漏斗2′の底面壁2b′から下方に突出し
た状態にある連結管部材44を、図13に示すようにこ
の水道水供給管12′の先端部12a′内に嵌入させる
ことにより、図1に示す円筒形縦樋1と漏斗2と落ち葉
等強制除去手段10との組合せ構造に相当する組合せ構
造を完成させる。
【0072】以上、図示の実施例に基づいて説明した
が、本発明は、これに限定されるものではなく、その要
旨を逸脱しない範囲内において、種々に変更実施するこ
とができる。例えば円筒形縦樋、漏斗、左右の軒樋のそ
れぞれの形状・構造・材質、並びに、これら3つの部材
の組合せ構造および組合せ方法については、本発明の目
的を満たす範囲内であれば、図示例の形状・構造・材
質、組合せ構造・組合せ方法の外に、それ自体公知であ
る種々のものを用いることが可能である。
【0073】また、平板状落ち葉除け網4および曲面状
落ち葉除け網5、5′のそれぞれの構造、並びに、平板
状落ち葉除け網4の漏斗2内への取付法や曲面状落ち葉
除け網5、5′の左右の軒樋3、3′に対する取付法等
については、各々の落ち葉除け網の設置目的を満たす範
囲内であれば、図示例の構造および図示の取付法の外
に、それ自体公知である種々のものを用いることも可能
である。
【0074】また、図示例では、平板状落ち葉除け網4
および曲面状落ち葉除け網5、5′を着脱可能に設けて
いるが、必要に応じて、または、事情により、固定式に
設けることもできる。また、落ち葉等強制除去手段のノ
ズル部材・水道水供給管・ホース連結金具の形状・構造
・材質、並びに、円筒形縦樋・漏斗・軒樋に対するこれ
らの部材の一体化(または、取付け)構造・一体化(ま
たは、取付け)方法についても、同様である。
【0075】また、図示実施例では、木造モルタル作り
の2階立て家屋を例にして説明しているが、鉄筋コンク
リート作り家屋やプレハブ式家屋についても、充分に適
用することができ、また、本発明を適用する家屋の階数
(例えば3階以上)についても特に制限されることはな
い。また、図示実施例では水道水供給管を円筒形縦樋の
外周面の背面に設けているが、他の外周面に設けるよう
にしても、さらには、円筒形縦樋の内周面の適宜個所に
設けるようにしてもよい。
【0076】また、図示実施例では、各階用の漏斗内に
各1個のノズル部材を設けるようにしているが、各々の
漏斗内または特定の漏斗内にそれぞれ複数個のノズル部
材を設けると共に、これら複数個の漏斗に対応する複数
個の水道水供給管を設け、同時に複数個のノズル部材か
ら水道水を噴出させて落ち葉等を吹き飛ばすように構成
することもできる。
【0077】また、図示実施例では、家屋等に設置され
ている通常の水道の蛇口からの水道水を利用するように
しているが、予め、1階の個所または途中階の個所に水
道水の圧力を増加させる例えばポンプ手段等の適宜の水
道水圧力上昇手段を設けて、本発明の目的を達し得るよ
うに構成してもよい。さらに、図示実施例の場合には、
平板状落ち葉除け網の上に堆積した落ち葉等を、平板状
落ち葉除け網より下方位置に設けたノズル部材からの水
道水の噴き出し圧力(作用)で除去するように構成して
あるが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0078】例えば漏斗内に平板状落ち葉除け網を設け
ずに、ノズル部材を漏斗の底面壁と実質的に同一平面内
に配設するか、或いは、円筒形縦樋の内周面に配設し
て、漏斗内に堆積した落ち葉等をこのように配設したノ
ズル部材からの水道水により吹き飛ばすように構成する
こともできる。また、漏斗2が縦樋に対し、同一直線状
に配設されている場合には、水道の蛇口にホースを接続
しその先端にノズル部材を接続し、縦樋1の内部にノズ
ル部材を挿入し、水道水を供給することで、漏斗2内に
堆積した落ち葉等を吹き飛ばしてもよい。
【0079】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の落ち葉等の
除去装置を備えた雨樋、並びに、雨樋内に詰った落ち葉
等を除去する方法を用いるときは、各階に設けられた交
差接続樋部材内に詰った落ち葉等を除去する際に、予め
家屋に敷設されている水道等の蛇口とホース連結金具の
ホース着脱部との間を導水ホースで継ぎ、その後、蛇口
の栓を開放するという簡単な操作で落ち葉等の除去作業
を行うことができるので、たとえ高齢者であっても、安
全にしかも容易、迅速に除去作業を行い得るという優れ
た効果を奏する。
【0080】しかも、特に高い熟練度を要さずに落ち葉
等の除去装置を簡単に設置し得るので、工事業者に支払
う材料費および工事費も少なくて済み、その結果、極め
て安いコストで設置することができるという効果も奏す
る。さらに、各階の軒樋に、例えば曲面状落ち葉除け網
を設けたときには、軒樋に対する落ち葉等の堆積を防止
することができ、落ち葉等の堆積に起因する軒樋内にお
ける雨水の堰き止め現象も未然に防止することも可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る雨樋に用いられる軒樋と縦樋との
接続部分(漏斗の部分)を示す側断面図である。
【図2】図1に示す雨樋の軒樋と縦樋との接続部分を家
屋の外壁の方から見たときの状態を部分的に破断して示
す背面図である。
【図3】図2に示す雨樋の軒樋と縦樋との接続部分を平
面構成を縮小して示す平面図である。
【図4】漏斗内に取付けられる平板状落ち葉除け網の一
具体例の構成を示す斜視図である。
【図5】図4の平板状落ち葉除け網を漏斗に取付けたと
きの状態を透視して示す斜視図である。
【図6】図1に示す雨樋に用いられる水道水供給管の下
端部とホース連結金具との結合部分を示す断面図であ
る。
【図7】1階専用の落ち葉等強制除去装置と並設された
2階専用の落ち葉等強制除去装置の構成を示す背面外観
図である。
【図8】1階用の角筒形縦樋の背面に1階専用の水道水
供給管と2階専用の水道水供給管とを並設する場合の変
形例の1つを示す断面図である。
【図9】1階用の角筒形縦樋の背面に1階専用の水道水
供給管と2階専用の水道水供給管とを並設する場合の変
形例の他の1つを示す断面図である。
【図10】1階用の円筒形縦樋の背面に1階専用の水道
水供給管と2階専用の水道水供給管とを並設する場合の
変形例のさらに他の1つを示す断面図である。
【図11】ノズル部材の変形例に係る1つの具体例の構
成を分解して示す分解斜視図である。
【図12】図11のノズル部材を漏斗に取付ける際の途
中状態を示す組立て状態図である。
【図13】図11のノズル部材が漏斗に取付けられた後
の状態を示す組立て状態図である。
【図14】2階立て家屋等の1階および2階にそれぞれ
設置された雨樋の状態を説明するための正面図である。
【図15】図14の2階立て家屋等の側面構成を示す側
面図である。
【符号の説明】
1 1階の屋根 R2 2階の屋根 W 家屋外壁 G 地面 1 円筒形縦樋 2、2′ 漏斗 2a 上方開口部 2b、2b′ 底面壁 2c 下方開口部 2d、2d′ 斜側面壁 2e、2e′ 軒樋挿入開口部 2f、2f′ 網取付け台部 2g′ 円形開口部 3、3′ 軒樋 4 平板状落ち葉除け網 4a 枠体 4b 金網 4c 一対の把手 5、5′ 曲面状落ち葉除け網 10 落ち葉等強制除去手段 11 ノズル部材 11d 連通開口部 11e ノズル 12 水道水供給管 12a、12a′ 上端部 12b 下端部 12c 嵌合穴 13 ホース連結金具 13a 嵌合部 13b ホース着脱部 21 2階専用の円筒形縦樋 26 連結曲り樋 30 2階専用の落ち葉等強制除去手段 32 2階専用の水道水供給管 41 ノズル部材 42 上部中空部材 42a 円筒面 42b ノズル 43 底板部材 43a 円形開口 44 連結管部材 51 1階用の軒樋 52 1階用の縦樋 53 2階用の軒樋 54 2階用の直通縦樋 55、56 2階専用の縦樋 57 ベランダ

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 家屋等の屋根に沿って設置された軒樋
    と、この軒樋からの雨水を地面または下の階に設けられ
    た別の軒樋或いはベランダ等に流下させる縦樋と、前記
    軒樋と縦樋との交叉部分に前記両樋を接続するように配
    設された交差接続樋部材とを備えた雨樋において、前記
    交差接続樋部材内に外部から侵入し且つ堆積した落ち葉
    等を、一定以上の水圧で噴出する加圧水の拡散的な噴出
    力により、下方から前記交差接続樋部材の外に吹き飛ば
    し得る落ち葉等強制除去手段の加圧水噴出手段を、前記
    交差接続樋部材に設けたことを特徴とする落ち葉等の除
    去装置を備えた雨樋。
  2. 【請求項2】 前記落ち葉等強制除去手段が、前記交差
    接続樋部材の上方開口部に向いたノズル群を備えた少な
    くとも1個の加圧水噴出手段と、上端部がこの加圧水噴
    出手段に連通し且つ前記縦樋に沿って設けられ少なくと
    も水道の蛇口の内径よりも小径の加圧水供給管と、ポン
    プまたは水道の蛇口に取付けられた導水ホースを着脱可
    能に取付け得るホース着脱部を備え、且つ、前記加圧水
    供給管の下方領域に設けられた少なくとも1個のホース
    連結具とから構成されていることを特徴とする請求項1
    に記載された落ち葉等の除去装置を備えた雨樋。
  3. 【請求項3】 前記落ち葉等強制除去手段の加圧水噴出
    手段が、家屋等の各階の屋根に係る交差接続樋部材に対
    してそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1
    または2に記載された落ち葉等の除去装置を備えた雨
    樋。
  4. 【請求項4】 前記交差接続樋部材内に外部から侵入し
    た落ち葉等を、前記落ち葉等強制除去手段の上方空間に
    おいて堆積させ得る第1の落ち葉除け網を、前記交差接
    続樋部材に対して固定式または着脱可能に設けたことを
    特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載された落
    ち葉等の除去装置を備えた雨樋。
  5. 【請求項5】 外部から前記軒樋内に侵入する落ち葉等
    を遮り得る構造の第2の落ち葉除け網を、前記軒樋の上
    方領域に固定的または着脱可能に設けたことを特徴とす
    る請求項1ないし4のいずれかに記載された落ち葉等の
    除去装置を備えた雨樋。
  6. 【請求項6】 家屋等の屋根に沿って設置された軒樋
    と、この軒樋からの雨水を地面または下の階に設けられ
    た別の軒樋或いはベランダ等に流下させる縦樋と、前記
    軒樋と縦樋との交叉部分に前記両樋を接続するように配
    設された交差接続樋部材とを備えた雨樋における雨樋内
    に詰った落ち葉等を除去する方法において、外部から前
    記交差接続樋部材内に侵入した落ち葉等を、ポンプまた
    は水道の蛇口からの加圧水の拡散的な噴出力により、前
    記交差接続樋部材の外に吹き飛ばすことを特徴とする雨
    樋内に詰った落ち葉等を除去する方法。
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