JP2632482B2 - 芝刈機のブレード - Google Patents
芝刈機のブレードInfo
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Description
ング内において水平に回転駆動され、両端の刃部で芝を
刈取るブレードに関する。
米国特許第4,617,788 号明細書に示されているように、
細長い矩形状をなし、その中央を垂直な回転軸に固定さ
れ、該回転軸により駆動される。そして両外端部の回転
方向前縁にそれぞれ傾斜した刃部が形成されており、こ
の刃部により芝が刈られる。このブレードの前縁は、前
記刃部を設けた外端部分からその内側の刃部を設けてな
い本体部分まで一直線状をなしている。なお、該米国特
許記載のものにおいては、刃部の外端近くに三角形状の
ノッチが設けられており、そのノッチにより芝中に混入
している木の葉等を細断するようになされている。
いては、芝刈り作業中に、刃部が小石等の異物に衝突す
ることがある。ところで、このブレードは板状体の先端
部前縁を斜めに研磨して刃付けを施してあるので、刃付
けを施した部分とその内側の刃付けを施してない部分と
の境界部において、前縁の横断面形状が急激に変化して
いる。従って、刃部に異物との衝突により大きな力が作
用した時、上記境界部に応力が集中して、ここに大きな
応力が発生しやすくなる。また前記三角形状のノッチ部
分に切欠け現象を起こしやすい。
ような事情に鑑みてなされたものであり、本発明におい
ては、カッタハウジング内に突出した垂直な回転軸に取
付けられ、該回転軸からその直径方向両側に細長く延
び、両端部の回転方向前縁にそれぞれ刃部を形成した芝
刈機のブレードにおいて、回転方向前縁の、前記刃部の
内端とブレード本体部との接続部に、該前縁から凹入し
た円弧形の凹部を設け、かつ該円弧形の曲率半径をブレ
ードの板厚の約20ないし60倍とするとともに、凹入深さ
を前記刃部の回転方向の巾にほぼ等しくする。
円弧形に沿って徐々に厚さを増しながらブレード本体の
厚さに移行するので、ブレード前縁に刃部から本体部へ
かけて急激な断面形状の変化が生ずることがなく、また
平面的にみても、凹部は極めてゆるやかな曲率で、しか
も上記厚さの移行に必要な僅かな深さだけ凹入している
のみであるので、この部分に応力集中が生ずることはな
い。また、凹部に異物が衝突しても該凹部に切欠け現象
が比較的起りにくい。
形の曲率半径をブレードの板厚の約20ないし60倍とする
とともに、凹入深さを刃部の回転方向の巾にほぼ等しく
することにより、ブレードの性能、生産性を阻害するこ
となく、刃部内端部における集中応力を適度に分散させ
て、大応力の発生を効果的に防止し得ることを見出した
のである。
の全体斜視図である。この芝刈機は、それぞれ左右1対
のフロントホイール1およびリヤホイール2により走行
可能に支持された本体部3と、該本体部3から後方へ延
出する操向用のハンドル4から成っている。
下部に下方へ向かって開放したカッタハウジング6が設
けられている。エンジン5の出力軸である回転軸7がカ
ッタハウジング6内に上方から垂直に突出しており、こ
の回転軸7にブレード8が取付けられ、回転軸7を介し
てエンジン5によって駆動され、カッタハウジング6内
で水平方向に回転する。
矩形板状をなし、その中心部を前記回転軸7に固定され
て、該回転軸7の直径方向両側へ水平に延びている。ブ
レード8は回転軸7に駆動されて水平面内において矢印
a方向に回転するが、回転方向の前縁9、9の先端部に
それぞれ刃部10、10が形成され、これらの刃部で芝が刈
り取られる。
前縁9側の刃部10に対応する先端部には、上方へ向って
湾曲起立した案内羽根12が形成されており、刃部10によ
り刈り取られた芝はこの案内羽根12により上方へ跳ね上
げられる。刃部10および案内羽根12を設けた先端部に連
接するブレード部分には、巾方向中央部に長手方向に延
びる凹凸部13が設けられ、これにより該部分の断面係数
を大きくして、刃部10に作用する力によりブレード8が
変形するのを防止している。なお、前縁先端の刃部10が
他の部分より低くなるように、ブレード8には僅かな捩
りが与えられているが、図5以下の断面図はこの捩りを
無視して図示してある。
の前縁を研磨して、例えば上面を斜面10aとすることに
より形成されている。従ってブレード8の前縁9は、こ
の刃部10を設けた部分9aとその内側の刃部を形成して
ない部分9bとから成っているが、部分9aと部分9b
との間に、ブレード8の巾方向に円弧状に凹入した凹部
14が形成されている。このように前縁部分9aと前縁部
分9bとの間に凹部14を介在させることにより、部分9
aすなわち刃部10の三角形の断面形状(図5)が、部分
9bの四角形の断面形状(図7)に急激に変ることな
く、凹部14の輪郭をなす円弧形14aに沿って次第に変化
していく。すなわち、前縁の厚さが比較的長い円弧形14
aに沿ってt1 、t2 …と次第に厚さを増しながらブレ
ード8の本体部の厚さtに移行して行く(図8参照)。
に、芝刈り作業中に刃部に異物が衝突して大きな力が加
わると、刃付けを施した部分とその内側の刃付けを施し
てない部分との境界部に、応力集中により大きな応力が
生ずる。しかし、本実施例においては、上記境界部に前
記のような凹部14が設けられており、これにより前 縁
9に断面形状が急激に変化する部分がなくなるので、応
力集中による大きな応力の発生が防止される。つまりこ
の応力がまわりに分散される。
曲率によって左右され、この曲率半径Rをブレード8の
厚さtの約20ないし60倍に選定することにより局部的な
大応力の発生を有効に防止することができる。このこと
は以下に述べるような実験により確認された。
ドと、上記曲率半径Rを種々に変えた本発明によるブレ
ードとについて、同じ実験を繰り返し、刃部付根部(境
界部)における応力を測定した。図9は実験に供した従
来型のブレード15の外端部分の斜視図であり、図10は本
発明によるブレード8の同様な斜視図である。いずれも
板厚tは2.5 mm、刃部の巾l2 (図3参照)は3mmとし
た。
逃げ部Cが形成されており、刃部10の前縁9aが次第に
厚さを増しながら本体部の前縁9bと同じ厚さに達して
いるが、この厚さの増加が始まる点Bに応力測定用の歪
みゲージ16を貼付けた。一方、ブレード8においては、
上記点Bに対応する点を基準にし、その両側に振り分け
て、凹部14を形成し、その最深部に歪みゲージ17を貼付
けた。
は、20、50、100 、150 mmの各種とし、その凹入深さは
いずれも刃部10の巾l2 (=3mm)にほぼ等しくした
(図11参照)。従って各ブレード8を通じて歪みゲージ
17は同じ位置に在り、かつブレド15における歪みゲージ
16とも同じ半径位置すなわちブレードの外端から同じ距
離の所に在る。なお、図11においては刃部10の巾l2 を
各曲率半径Rに比し誇張して示してある。
軸7に装着すべき位置で固定し、外端からa(=1イン
チ)だけ内側の位置において、刃部10に250 Kgf の力F
を静的に加え(図9、10)、歪みゲージ16、17により検
出された歪み量から該部分の応力を測定した。その結果
は次表の通りである。 ブレード 応 力 ブレード15(従来型) 31 Kg/mm2 以上 ブレード8 R=150 mm 22 Kg/mm2 R=100 mm 24 Kg/mm2 R= 50 mm 24 Kg/mm2 R= 20 mm 27 Kg/mm2
ものであるが、これから一層よく分かるように、Rを50
mm 以上すなわちブレード8の板厚(2.5 mm) の20倍
以上にすれば、応力が充分に分散され、比較的小さな応
力しか生じない。一方、R>150 mmであっても応力は良
く分散されて、むしろR=150 mmの場合よりも応力が低
下するが、Rを150 mm以上にすると刃部10の有効長さが
短くなり、刈取りの仕上り性が良好でなく、また凹部14
のグラインダ等による加工が困難となり生産性が悪くな
るので、これらの点を勘案すると、Rは150 mmすなわち
ブレード板厚の60倍以下とすべきである。
を防止するには、凹部14の凹入深さl1は凹部10の刃巾l2
にほぼ等しくすれば充分であり、これより深くすると、
この部分におけるブレード8の横断面積が減少して強
度、剛性の低下を招く。
刃部に異物が衝突することによりブレードに発生する応
力が分散され、局部的に大きな応力が発生するのを比較
的有効に防止することができる。また凹部に異物が衝突
しても凹部の切欠き現象が比較的起りにくい。
視図である。
である。
図である。
分の斜視図である。
示す略図である。
部、4…ハンドル、5…エンジン、6…カッタハウジン
グ、7…回転軸、8…ブレード、9…前縁、10…刃
部、11…後縁、12…案内羽根、13…凹凸部、14
…凹部、15…ブレード、16、17…歪みゲージ
Claims (1)
- 【請求項1】 カッタハウジング内に突出した垂直な回
転軸に取付けられ、該回転軸からその直径方向両側に細
長く延び、両端部の回転方向前縁にそれぞれ刃部を形成
した芝刈機のブレードにおいて、回転方向前縁の、前記
刃部の内端とブレード本体部との接続部に、該前縁から
凹入した円弧形の凹部を設け、かつ該円弧形の曲率半径
をブレードの板厚の約20ないし60倍とするととも
に、凹入深さを前記刃部の回転方向の巾にほぼ等しくし
たことを特徴とする芝刈機のブレード。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34325192A JP2632482B2 (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 芝刈機のブレード |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34325192A JP2632482B2 (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 芝刈機のブレード |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06153654A JPH06153654A (ja) | 1994-06-03 |
| JP2632482B2 true JP2632482B2 (ja) | 1997-07-23 |
Family
ID=18360088
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34325192A Expired - Lifetime JP2632482B2 (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 芝刈機のブレード |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2632482B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2839848B1 (fr) * | 2002-05-21 | 2004-12-03 | Pbl Sa | Lame de tondeuse a gazon rotative |
| JP6559114B2 (ja) * | 2016-12-27 | 2019-08-14 | 本田技研工業株式会社 | 芝刈機 |
-
1992
- 1992-11-30 JP JP34325192A patent/JP2632482B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06153654A (ja) | 1994-06-03 |
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Legal Events
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