Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP2633966B2 - 鋳物砂組成物 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP2633966B2 - 鋳物砂組成物 - Google Patents

鋳物砂組成物

Info

Publication number
JP2633966B2
JP2633966B2 JP27991189A JP27991189A JP2633966B2 JP 2633966 B2 JP2633966 B2 JP 2633966B2 JP 27991189 A JP27991189 A JP 27991189A JP 27991189 A JP27991189 A JP 27991189A JP 2633966 B2 JP2633966 B2 JP 2633966B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
composition
strength
organosilicon compound
sand composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP27991189A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03142033A (ja
Inventor
典彦 馬服
乗史 斉藤
元義 山崎
全弘 木下
和雄 為本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Corp
Original Assignee
Asahi Kasei Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kasei Kogyo KK filed Critical Asahi Kasei Kogyo KK
Priority to JP27991189A priority Critical patent/JP2633966B2/ja
Publication of JPH03142033A publication Critical patent/JPH03142033A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2633966B2 publication Critical patent/JP2633966B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mold Materials And Core Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は新規な酸硬化系の鋳物砂組成物、さらに詳し
くは、鋳型の成形性に優れ、しかも改善された強度と良
好な耐熱性を有する鋳物砂組成物に関するものである。
従来の技術 従来、鋳造分野で慣用される酸硬化系鋳型としては、
耐火骨材にフェノール樹脂、フラン樹脂などの樹脂系粘
結剤及び酸性硬化剤を添加混合して成る鋳物砂組成物を
常温又は加熱成形して鋳型とするいわゆるノーベーク鋳
型又はウオームボックス鋳型若しくはホットボックス鋳
型などが知られている。しかしながら、この種の組成物
より得られる鋳型は、一般に耐熱性が低いために、例え
ば鋳鉄、鋳鋼などを鋳造する際には、鋳造時における焼
着、差し込みなどの鋳物欠陥の発生を抑えるべく塗型が
施されており、その結果、鋳型の生産効率が低下してコ
ストアップを招き、さらには塗型に要する設備費、経費
負担などの経済的不利を免れないという欠点があった。
そのため、このような欠点を開発すべく鋳型の耐熱性
改善について、従来多くの提案がなされているが、その
なかで、特にアルキルシリケートにより変性した合成樹
脂結合剤を用いる鋳物砂組成物は極めて有用なものとし
て注目されている(特開昭62−107840号公報)。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、この種の鋳物組成物は、使用するアル
キルシリケートの種類によって造型性が大幅に異なるた
め、鋳型の製造が効率的に実施できないという問題を有
する。すなわち、メチルシリケートを用いた場合には、
メチルシリケートの加水分解速度が非常に速く、しかも
生成したメチルアルコールは極めて揮散しやすいため、
得られる組成物は十分な可使時間が取れず鋳型の成形が
困難となる。一方、エチルシリケートを用いた場合、エ
チルシリケートの加水分解速度は前者より極めて緩慢で
あり、しかも生成したエチルアルコールは揮散せずに残
留しやすいため、得られる組成物は鋳型の抜型に極めて
長時間を要するなど、いずれも可使時間と抜型時間とが
バランスしないという不都合が認められる。また別の問
題点として、アルキルシリケートは、低温域での粘結力
が極めて乏しいため、併用によって鋳型強度の低下を招
く点が挙げられる。本発明の目的は、可使時間と抜型時
間のバランスに富む優れた造型性を有し、しかも大幅に
改善された強度と前記公報技術と遜色ない耐熱性を備え
た鋳型を与える酸硬化系の鋳物砂組成物を提供すること
にある。
課題を解決するための手段 本発明者らは、前記の好ましい性質を有する鋳物砂組
成物について鋭意研究を行った結果、本発明を完成する
に至った。
すなわち、本発明は、(A)耐火骨材、(B)は酸性
硬化剤、(C)フルフリルオキシ基を有する有機ケイ素
化合物又はこのものとフルフリルフルコールとの混合物
及び場合によりさらに(D)樹脂系粘結剤を含有して成
ることを特徴とする鋳物砂組成物を提供するものであ
る。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の組成物において、(A)成分として用いられ
る耐火骨材は、鋳型の基材をなす砂粒状の耐火物であっ
て、一般的には、例えば天然ケイ砂、人造ケイ砂、再生
ケイ砂などのケイ砂、オリビンサンド、ジルコンサン
ド、アルミナサンド、クロマイトサンドなどの特殊砂、
フェロクロム系スラグ、フェロニッケル系スラグ、転炉
スラグなどのスラグ系粒子、ゼオライト、セラビーズな
どの多孔質粒子などが使用されるが、もちろんこれらに
限定されるものではない。これらの耐火骨材は1種用い
てもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明の組成物において、(C)成分の基本的要素と
して用いられるフルフリルオキシ基を有する有機ケイ素
化合物(以下FA変性有機ケイ素化合物という)は、下記
式(I) で示されるようなフルフリルオキシ基が直接又はアルキ
レン基、アリール基などの二価の有機残基を介してケイ
素原子と結合した加水分解可能な構造を分子中に1個以
上有する有機ケイ素化合物である。このものは、酸性硬
化剤の存在下で水分による加水分解を受けて耐熱性の改
善を効果的に発揮するのみならず、カップリング剤の作
用を有する速硬性粘結剤としても機能し、迅速な強度発
現を伴う点に特長を有する。しかもフルフリルオキシ変
性度(以下FA変性度という)が高いものほど鋳型強度や
高加速度の面で優れており、また樹脂系粘結剤との併用
においてもその改善効果が顕著となるため有利に使用さ
れる。
このようなFA変性有機ケイ素化合物は、例えばハロゲ
ン基、ハロアルキル基、フェノキシ基、アセトキシ基、
アルコキシ基などの官能基を分子中に1個以上有するオ
ルガノシラン又はオルガノシロキサンあるいはその両者
のフルフリルアルコールとを触媒の存在下に反応させ、
さらに場合により遊離フルフリルアルコールの除去や触
媒の中和などを行うことにより調製することができる。
このオルガノシランの代表的なものとしては、例えば
テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトラ
プロポキシシラン、テトラブトキシシラン、テトラペン
チルオキシシラン、トリメトキシエトキシシラン、トリ
エトキシメトキシシラン、トリメトキシメチルシラン、
トリエトキシメチルシラン、トリブトキシメチルシラ
ン、トリエトキシフェニルシラン、トリエトキシベンジ
ルシラン、ビニルトリメトキシシラン、グリシドキシメ
チルトリメトキシシラン、ジメトキシジメチルシラン、
ジエトキシジメチルシラン、ジエトキシジエチルシラ
ン、ジエトキシジフェニルシラン、メトキシトリメチル
シラン、エトキシトリメチルシラン、トリクロルエトキ
シメチルシランなどのアルコキシシラン;テトラフェノ
キシシラン、ジフェノキシジフェニルシラン、フェノキ
シトリフェニルシラン、フェノキシトリメチルシランな
どのフェノキシシラン;トリアセトキシメチルシラン、
トリアセトキシエチルシラン、トリアセトキシフェニル
シラン、ジアセトキシジメチルシラン、ジアセトキシジ
エチルシラン、アセトキシトリメチルシラン、アセトキ
シトリエチルシラン、アセトキシトリプロピルシランな
どのアシルオキシシラン;トリクロルメチルシラン、ト
リクロルフェニルシラン、ジクロルジエチルシラン、ジ
クロルフルオルプロピルシランなどのハロゲンシランな
どが挙げられる。中でも特にコスト及び入手の容易さな
どの点で有利なアルコキシシランが好ましく用いられ
る。さらに反応性、造型性及び鋳型特性などを考慮すれ
ば炭素数1〜5のアルコキシ基を有するポリアルコキシ
シラン、特にトリアルコキシシラン及びテトラアルコキ
シシランが好適である。また、オルガノシロキサンとし
ては、上記同様の理由から、アルコキシキランの部分加
水分解により得られる縮合体、例えばエチルシリケート
40、エチルシリケート45、M−シリケート51〔多摩化学
工業製、商品名〕及びより高いSiO2含量のもの(例えば
60〜80%)などが好ましく用いられる。なお、本発明で
適用されるオルガノシラン又はオルガノシロキサンは、
上述の代表的な例示に必ずしも限定されるものではな
く、前記反応においてフルフリルオキシ基を形成しうる
官能基を有するものを含む。
また、反応触媒としては、例えばテトラ−i−プロポ
キシチタン、テトラ−n−ブトキシチタン、テトラキス
(2−エチルヘキソキシ)チタン、ジ−i−プロポキシ
・ビス(アセチルアセトナト)チタンなどのチタン化合
物;ジブチルスズジアセテート、酢酸スズ、ナフテン酸
スズ、ステアリン酸スズなどのスズ化合物;亜鉛−2−
エチルヘキソエート、酢酸亜鉛、サリチル酸亜鉛、ナフ
テン酸亜鉛などの亜鉛化合物;酢酸アルミニウムなどの
アルミニウム化合物;水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水酸化リチウム、強塩基性イオン交換樹脂、水酸化
カルシウム、水酸化バリウム、酸化マグネシウム、アル
ミン酸ナトリウム、アンモニア、トリエチルアミン、ト
リエタノールアミンなどの塩基性若しくはアルカリ性化
合物などが用いられる。中でも特にフルフリルアルコー
ルや有機ケイ素化合物の自己縮合などの副反応を制御
し、かつ反応性(触媒活性)の良好な塩基性若しくはア
ルカリ性化合物、とりわけか性アルカリ及び強塩基性イ
オン交換樹脂が好ましく用いられる。そして、上記反応
条件は、特に制限はなく、原料種及び配合比、触媒種及
び量、反応環境(常圧、減圧)、反応度合(変性度、縮
合度)などに応じて適宜選択すればよいが、通常は30〜
100℃の温度で0.5〜10時間程度である。
このようにして得られるFA変性有機ケイ素化合物は、
前記(A)成分の耐火骨材100重量部当り、0.1重量部以
上、好ましくは0.5〜10重量部の範囲で使用される。こ
の使用量が0.1重量部未満では実用的な耐熱性改善は得
られない。
また、本発明における(C)成分には、前記FA変性有
機ケイ素化合物のほかに、FA変性有機ケイ素化合物とフ
ルフリルフルコールとの混合物も含まれる。このフルフ
リルフルコールは、上記反応において未反応物として残
留するものであっても、例えば低粘性化のために人為的
に加えられたものであってもよい。
本発明の組成物においては、場合により(D)成分と
して樹脂系粘結剤が用いられる。このものは酸性硬化剤
の存在下に常温又は加熱により硬化して耐火骨材を強固
に結合させる機能を有するものでって、このようなもの
としては、例えばレゾール型フェノールホルムアルデヒ
ド樹脂(以下フェノール樹脂という)、ユニア変性フェ
ノール樹脂、メラミン変性フェノール樹脂、エポキシ変
性フェノール樹脂、フラン変性フェノール樹脂、ポリエ
ステル変性フェノール樹脂、フルフリルフルコール樹
脂、フルフリルフルコールホルムアルデヒド樹脂(以下
フラン樹脂という)、ユリア変性フラン樹脂、フェノー
ル変性フラン樹脂、ユリア・フェノール変性フラン樹
脂、ポリエステル変性フラン樹脂などが挙げられるが、
もちろんこれらに限定されるものではない。
これらの樹脂系粘結剤は、1種用いてもよいし、2種
以上を組み合わせて用いてもよく、その配合量は鋳型の
種類及び要求特性などに応じて適宜選択されるが、一般
的には前記(A)成分の耐火骨材100重量部当り、0.01
〜10重量部の範囲で使用される。なお、これらの樹脂系
粘結剤には所望に応じて鋳型の強度向上に有用とされる
シランカップリング剤を配合することができる。適当な
シランカップリング剤としては、例えばN−β(アミノ
エチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N
−β(アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメ
トキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラ
ン、γ−アミノプロピルエチルジエトキシシランなどの
アミノ系シラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキ
シシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチ
ルトリメトキシシランなどのエポキシ系シラン、γ−メ
ルカプトプロピルトリメトキシシランのようなメルカプ
ト系シランなどが挙げられる。
本発明の組成物において、(B)成分として用いられ
る酸性硬化剤は、FA変性有機ケイ素化合物の加水分解反
応又はフルフリルフルコール若しくは樹脂系粘結剤の硬
化反応を促進させる性質を有するものであり、このよう
なものとしては、例えば塩酸、硫酸、リン酸などの無機
酸;ベンゼンスルホン酸、キシレンスルホン酸、トルエ
ンスルホン酸、フェノールスルホン酸、ドデシルベンゼ
ンスルホン酸、クロロ酢酸などの有機酸;塩化アルミニ
ウム、塩化スズ、塩化銅、塩化鉄などの金属塩化物、塩
化アンモニウム、リン酸アンモニウム、硝酸アンモニウ
ム、硫酸アンモニウム、硫酸水素アンモニウムなどの酸
性アンモニウム塩に代表される酸性塩などが挙げられる
が、もちろんこれらに限定されるものではない。
これらの酸性硬化剤は、1種用いてもよいし、2種以
上を組み合わせて用いてもよく、その配合量は鋳型の種
類及び要求特性、酸性硬化剤の種類などに応じて適宜選
択されるが、一般的には(C)成分と場合により用いら
れる(D)成分との総量100重量部当り、5〜100重量部
の範囲で使用される。なお、これら酸性硬化剤は、通常
水やアルコールを溶媒とする溶液として用いられる。
本発明の組成物は、例えば(I)耐火骨材(A成分)
と酸性硬化剤(B成分)を混合後、FA変性有機ケイ素化
合物など(C成分)及び場合により用いられる樹脂系粘
結剤(D成分)を添加混合する方法、(2)耐火骨材に
他の成分を同時的に投入しながら混合する方法などによ
って調製することができる。
本発明の組成物において、FA変性有機ケイ素化合物
は、酸性硬化剤の存在下に適度な速度で加水分解を受け
てフルフリルアルコールとオルガノシラノールを生成す
る。そして、このフルフリルアルコールは、耐火骨材の
粘結剤として機能し強度を迅速に発現させるため、従来
の組成物より強度の大幅な上昇を招くと共に、抜型時間
(高加速度)と可使時間とのバランスに微妙な影響を与
えて優れた造型性を付与する。一方、後者のオルガノシ
ラノールは、自己縮合して高分子化すると共に注湯時に
おいてはセラミック化して高い耐熱性を発現させるた
め、金属溶湯による焼着、差し込みなどの鋳物欠陥の発
生を防止することができる。
実施例 次に、実施例により本発明をさらに詳細に説明する
が、本発明はこれらの例によってなんら限定されるもの
ではない。なお、鋳物砂組成物の特性は次の方法により
測定した。
(1) 鋳型強度及び抜型時間 複数個の強度試験片成型用木型に実施例及び比較例で
得た組成物を手込め充填した後室温に放置し、所定時間
(造型から抜型までの放置時間)ごとに直径50mm、高さ
50mmの試験片を脱型し、その圧縮強度を測定した。そし
て鋳型強度は24時間経過後の到達強度で示し、また抜型
時間(硬化速度の尺度)は、得られたデーターをもとに
作成した圧縮強度−放置時間のグラフより、圧縮強度が
5kg/cm2となる放置時間を求めて示した。
(2) 可使時間 上記(1)の造型作業を行った後、残り砂をポリビニ
ル袋に収納・密封して室温に放置し、所定時間(混練直
後から造型までの待機時間)ごとにポリビニル袋より組
成物を取り出して試験片を作製し、その鋳型強度を測定
した。そして可使時間は、得られたデーターをもとに作
製した鋳型強度−待機時間のグラフより、ポリビニル袋
に収納されている組成物の鋳型強度が混練直後の強度の
80%になる待機時間を求めて示した。
(3) 鋳型の成形性 同種系統の組成物間における鋳型の成形性評価は、上
記(1)項及び(2)項で測定されたデーターをもとに
抜型時間/可使時間の比を算出し、その数値が小さいほ
ど造型性に優れていると判定した。
(4) 耐熱性 耐熱性試験片の成型用木型に実施例、比較例で得た組
成物を手込め充填した後室温に24時間放置して直径30m
m、高さ50mmの試験片を作製した。次いでディタート社
製高温鋳物砂試験機の炉内(温度:1100℃)で該試験片
を2分間熱処理した後、取り出して室温まで冷却して得
た試験片の形状を観察して耐熱性の優劣を判定した。
○:変化なし、△:一部崩壊、×:完全崩壊 製造例1 温度計、かきまぜ機及びアルコール分離器を備えた反
応器にエチルシリケート28(商品名、コルコート社製テ
トラエトキシシラン)832g、フルフリルアルコール156g
及び水酸化ナトリウム1.7gを仕込み、次いで反応器内を
減圧にすると共にかきまぜながら加熱昇温し、アルコー
ルの留出がほとんどみられなくなった時点(温度は85
℃、反応時間は約90分であった)まで反応を継続し、さ
らに遊離フルフリルアルコールを除去しながら160℃ま
で昇温した後、室温まで冷却してFA変性有機ケイ素化合
物(以下a液という)を得た。得られたa液について
は、下記の方法により遊離フルフリルアルコール量
(%)、FA変性度及び粘度(cp/25℃)などを測定し
た。その結果を第1表に示す。
(1) 遊離フルフリルアルコール量 高速液体クロマトグラフィー〔東ソー社製HLC−801
0、カラムTSKG2000HXL×2、RI検出器〕を用いる倹量線
法に準じて測定を行った。
(2) FA変性度 重水素化クロロホルムにFA変性有機ケイ素化合物を溶
解した後、内部標準としてテトラメチルシランを加えて
測定用試料を調製し、これを核磁気共鳴分析値(1H−NM
R)を用いて分析した。このNMRスペクトル図を第1図に
示す。はケイ素原子と結合したフルフリルオキシ基の
メチレンプロトン、はフルフリルアルコールのメチレ
ンプロトン、はケイ素と結合したエトキシ基のメチル
プロトンに帰属するピークである。そして、これらのフ
ルフリルオキシ基に帰属する化学シフトもδ値(約4.
7ppm)のメチレンプロトンの面積Xと遊離エトキシ基に
帰属する化学シフトδ値(約1.2ppm)のメチルプロト
ンの面積Yを積分曲線より求めた後、式:変性度=3X/3
X+2YよりFA変性度を算出した。
(3) 粘度はB型粘度計を用いて測定した。
製造例2〜5 製造例1において、フルフリルアルコールの仕込量を
第1表に示す量に変更する以外は製造例1と同様にして
FA変性有機ケイ素化合物(以下b液、c液、d液、e液
という)を製造し、併せてその特性分析も行った。そ結
果を第1表に示す。
製造例6 製造例1において、フルフリルアルコールの仕込量を
1568gに変更し、かつ遊離フルフリルアルコールの除去
操作を行わないこと以外は製造例1と同様にしてFA変性
有機ケイ素化合物とフルフリルアルコールの混合物(以
下f液という)を製造し、併せてその特性分析も行っ
た。その結果を第1表に示す。
製造例7 製造例6において、エチルシリケート28に代えてエチ
ルシリケート40を600g使用し、また、フルフリルアルコ
ールの仕込量960gとする以外は製造例6と同様にしてFA
変性有機ケイ素化合物(以下g液という)を製造し、併
せてその特性分析も行った。その結果を第1表に示す。
実施例1〜7、比較例1〜3 品川式卓上ミキサーに、フラタリーサンド(A成分)
3kgと60重量%キシレンスルホン酸溶液(B成分)22.5g
を投入して30秒間混合し、次いで製造例1で得たa液
(C成分)45gを投入し、再び30秒間混合して鋳物砂組
成物を得た(以下実施例1という)。
さらに、同様に操作して、a液に代えてb液、c液、
d液、e液、f液及びg液を用いて6種類の鋳物砂組成
物(実施例2〜7)を得、また対照比較のため、エチル
シリケート28(x)、日本ユニカ社製アミノ系シランA
−1100を0.5重量%含むフルフリルアルコール(y)及
びこれらの混合物(x:y=1:2重量比)をそれぞれ45g用
いて3種類の鋳物砂組成物を得た(比較例1〜3)。
得られた鋳物砂組成物については、前記試験法に準じ
て各種特性を測定した。その結差を第1表に示す。
実施例8〜9、比較例4〜5 実施例1において、a液に代えて第2表に示す有機ケ
イ素化合物と樹脂系粘結剤(D成分)との組み合わせを
用いる以外は実施例1と同様にして鋳物砂組成物を製造
し、併せてその特性評価を行った。その結果を第2表に
示す。
なお、第2表中の樹脂系粘結剤は旭有機材工業社製で
HP4021はフラン系樹脂、HP3000Aはフェノール系樹脂で
ある。
実施例10、比較例6 品川式卓上ミキサーにフラタリーサンド3kgと15重量
%塩化第二銅溶液13.5gを投入して30秒間混合し、引き
続き旭有機材工業社製ウオームボックス用フラン系樹脂
HP7100を45gと製造例6で得たf液を30g投入し、再び30
秒間混合して鋳物砂組成物を得た(実施例10)。また対
照比較のため、f液をエチルシリケート40に代えた以外
は同様にして鋳物砂組成物を得た(比較例6)。
これらの鋳物砂組成物については下記の試験法により
温時強度(造型成の尺度)と冷時強度を測定した。その
結果を第3表に示す。
試験法:180℃に保持された成型金型に鋳物砂組成物をブ
ロー充填した後、所定時間焼成した試験片(縦25mm×横
25mm×長さ120mm)を作製し、離型10秒後に測定した曲
げ強度(温時強度)をもって造型性の優劣を判定した。
また同様な操作で作製した試験片を室温まで冷却して測
定した曲げ強度を鋳型強度とした。
実施例11〜14、比較例7〜9 鋳込み試験による耐熱性評価のため、先ず実施例1に
おけるa液を第4表に示すような有機ケイ素化合物又は
このものと樹脂系粘結剤との組み合わせに変更する以外
は実施例1と同様にして鋳物砂組成物を得た。次いで得
られた鋳物砂組成物を用いてステップコーン中子1を作
製した後、あらかじめ成形しておいたフェノールウレタ
ン系主型2に該中子1を型組し、これに約1350℃の鋳鉄
溶湯を注湯した。冷却後型バラシして得た鋳鉄鋳物の中
子面の焼着状態を観察した(実施例11〜14)。第2図は
このステップコーン中子と主型と組合せ構造を示す断面
図である。また対照比較のため、比較例4に準じて得た
鋳物砂組成物によるステップコーン中子(比較例7)、
樹脂系粘結剤(HP4021)を単独で用いて得た鋳物砂組成
物によるステップコーン中子に三河鉱産社製MgO系塗型M
TS−713で塗型処理を施したもの(比較例8)及び塗型
処理しないもの(比較例9)を準備し、同様に注湯試験
を行って焼着状態を観察した。その結果を第4表に示
す。
発明の効果 以上詳しく説明した通り、本発明の鋳物砂組成物は、
従来の組成物より鋳型強度及び造型性の点で優れている
ため、安定性かつ効率的な鋳型の生産を可能とし、かつ
従来より弱酸性の硬化剤が使用できることから鋳物材質
上の問題である球状化阻害を軽減することができる。し
かも、従来の改良技術と遜色ない耐熱性を有するため、
塗型工程の簡素化若しくは省略化が可能となり、鋳型の
生産性向上もさることながら省力、コストダウンが図れ
るなど極めて工業的価値が高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、製造例3で調製したFA変性有機ケイ素化合物
の核磁気共鳴スペクトル図、第2図は、鋳鉄溶湯による
鋳込み試験に使用する試験用鋳型模型の断面図であり、
図中符号1はステップコーン中子、2は主型及び3は鋳
鉄溶湯の注入口である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木下 全弘 愛知県丹羽郡扶桑町大字南山名字新津26 ―4 旭有機材工業株式会社愛知工場内 (72)発明者 為本 和雄 東京都千代田区内神田2丁目15番9号 互助会ビル 旭有機材工業株式会社東京 支社内

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)耐火骨材、(B)酸性硬化剤、及び
    (C)フルフリルオキシ基を有する有機ケイ素化合物又
    はこのものとフルフリルアルコールとの混合物を含有し
    て成ることを特徴とする鋳物砂組成物。
  2. 【請求項2】(A)耐火骨材、(B)酸性硬化剤、
    (C)フルフリルオキシ基を有する有機ケイ素化合物又
    はこのものとフルフリルアルコールとの混合物及び
    (D)樹脂系粘結剤を含有して成ることを特徴とする鋳
    物砂組成物。
JP27991189A 1989-10-30 1989-10-30 鋳物砂組成物 Expired - Lifetime JP2633966B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27991189A JP2633966B2 (ja) 1989-10-30 1989-10-30 鋳物砂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27991189A JP2633966B2 (ja) 1989-10-30 1989-10-30 鋳物砂組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03142033A JPH03142033A (ja) 1991-06-17
JP2633966B2 true JP2633966B2 (ja) 1997-07-23

Family

ID=17617633

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27991189A Expired - Lifetime JP2633966B2 (ja) 1989-10-30 1989-10-30 鋳物砂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2633966B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6975012B2 (ja) * 2017-10-19 2021-12-01 群栄化学工業株式会社 砂組成物およびその製造方法と、鋳型の製造方法
JP2019111563A (ja) * 2017-12-25 2019-07-11 花王株式会社 鋳型の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03142033A (ja) 1991-06-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3448063B2 (ja) 熱硬化性鋳物用結合剤
CN102762513B (zh) 包含有机酸的盐的铸造用混合物及其用途
US4127157A (en) Aluminum phosphate binder composition cured with ammonia and amines
JPH0733464B2 (ja) フエノール系レゾール樹脂の水性塩基溶液用改質剤
US5607986A (en) Heat cured foundry mixes and their use
JP2633966B2 (ja) 鋳物砂組成物
US4209056A (en) Aluminum phosphate binder composition cured with ammonia and amines
US20050090578A1 (en) Heat-cured furan binder system
US4789693A (en) Heat curable foundry mixes and binder compositions
JP2509725B2 (ja) ベンジルエ―テル型レゾ―ル樹脂の製造方法
US4070195A (en) Process for fabricating foundry shapes
JP2532705B2 (ja) アルカリ性のフェノ―ル性レゾ―ル樹脂バインダ―を含む鋳型造形用組成物
US4884620A (en) Hot box process for preparing foundry shapes with certain aqueous phenolic resin solutions
JP6934415B2 (ja) 鋳型造型用粒子
JPS6131737B2 (ja)
JP3130495B2 (ja) 鋳型成型用硬化剤組成物
WO1996036448A1 (en) Heat cured foundry binder systems and their uses
JPH04168118A (ja) シエルモールド用ノボラック型フェノール樹脂組成物
JP3043812B2 (ja) 熱硬化鋳型用結合剤及びそれらの用途
JPH08215788A (ja) 鋳型用粘結剤組成物、鋳型組成物および鋳型の製造方法
JP2593332B2 (ja) ホットボックス用樹脂被覆砂組成物
TW201920210A (zh) 含糠基矽酸酯及糠基醇之組合物
JP3131641B2 (ja) シェルモールド用レジンコーテッドサンド
JP3131639B2 (ja) 加熱硬化鋳型用粘結剤組成物及び鋳型の製造方法
JP2002263787A (ja) シェルモールド用レジンコーテッドサンドの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080425

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090425

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100425

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100425