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JP2649403B2 - 交流モータ - Google Patents
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JP2649403B2 - 交流モータ - Google Patents

交流モータ

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JP2649403B2
JP2649403B2 JP1018399A JP1839989A JP2649403B2 JP 2649403 B2 JP2649403 B2 JP 2649403B2 JP 1018399 A JP1018399 A JP 1018399A JP 1839989 A JP1839989 A JP 1839989A JP 2649403 B2 JP2649403 B2 JP 2649403B2
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gap
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motor
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良治 水谷
幸雄 稲熊
泰治 大立
俊史 荒川
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、多数の磁極を備えるステータと多数の永久
磁石を備えるロータとを有する交流モータに関する。
[従来の技術] 上記交流モータでは、回転時の磁極と永久磁石との位
置関係により、コイル電流とは無関係に出力トルクが変
動し、いわゆるコギングトルクが発生する。従来より、
このコギングトルクを低減し、交流モータの回転をスム
ーズにするために、様々な提案がなされている。最も単
純には、磁極と磁石との間の距離(ギャップ)を大きく
すればよいのであるが、これではモータの出力トルクが
低下し、効率が悪くなる。それに対し、例えば特開昭59
−144348号公報では、多極着極磁石の厚みを周方向で変
えることにより、コギングトルクを理論的にゼロにする
ことができると述べている。ただし、こと場合の磁石は
1つの円環状連続体である。特開昭62−104459では四角
形の磁石の角を削って八角形にして、コギングトルクを
低減しようとしている。
なお、従来、永久磁石はフェライト磁石が一般的であ
ったが、近年、フェライトよりも更に磁気特性の優れ
た、すなわち残留磁束密度および保持力の大きい、希土
類磁石が用いられつつある。
[発明が解決しようとする課題] 磁石の形状によりコギングトルクを低減する場合に
は、磁石をそのような形状に加工することが必要とな
る。しかし、フェライト磁石や上記希土類磁石は加工が
困難なことが多く、成形加工のコストアップ要因とな
る。また、たとえ加工ができたとしても、最適な磁石形
状は、磁石ピッチ、磁極間ギャップ、磁極−磁石のギャ
ップ等の大きさにより異なってくるため、それらの異な
るモータを設計する度に最適形状を設計し直さなければ
ならないという面倒さもある。さらに、磁石の角を削る
等の手段は、部分的に磁石と磁極との間の距離を大きく
することに他ならず、多少の出力トルクの低下が避けら
れない。
上記2つの従来技術は共に、磁極−磁石間のギャップ
を変えてコギングトルクを小さくしようとするものであ
り、そのために、成形加工に伴うコストアップ、出
力トルクの低下、という問題があった。
本発明は、磁極−磁石間のギャップを均一とするシン
プルな形状をとることにより、出力トルクの低下を防止
すると共に、形成を容易にして加工のコストを低くした
上で、最適な寸法を選ぶことにより、コギングトルクを
大幅に小さくする(ゼロにする)ことを可能にする。す
なわち、本発明は、モータの出力トルクをできるだけ大
きくしてモータの効率を良好なものとしつつ、そのため
の磁石形状の設計・製造の面倒さをなくして、様々な磁
石ピッチ、磁極間ギャップ、磁極−磁石間のギャップの
大きさに対して一般的にコギングトルクをほぼゼロとす
る交流モータ提供するものである。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決する本発明では、隣接磁極間に長さgp
の空隙(ギャップ)を設けて円周上に一定のピッチPpで
配列された複数の磁極を有するステータと、その磁極に
対向して径方向に長さgの空隙(ギャップ)を設けて円
周上に配列された多数の永久磁石を有するロータとを備
える交流モータにおいて、各永久磁石の円周方向の長さ
Lを、 L=n・Pp+a・g+b・gp+c・Pp (1) で定め、ここで、nを任意の整数に、aを0.4〜0.6に、
bを0.3〜0.5に、cを−0.06〜0.04にすることを特徴と
する。
[作用] 本来円形であるモータのステータ12とロータ14とを直
線状に展開して示した第1図の模式図により説明する。
ステータ12には多数の磁極16が等ピッチPpで並び、各磁
極16の支柱部分16aにはコイルが巻かれ、先端部分16bは
支柱部分16aよりも幅広くされている。隣接する磁極先
端部分16b間のギャップの長さはgpである。ロータ14に
は長さしの磁石20が多数、等ピッチが並ぶが、第1図に
はそのうちの1個のみを示した。磁極先端部分16bと磁
石20との間のギャップの長さはgpである。
ここで、この磁石20の長さLを単純に磁極ピッチPpの
整数倍(L=n・Pp)とすると、磁石20に対向する磁極
間ギャップの長さ(gp)の総和は、磁石20の位置にかか
わらず、常に一定となる。このため、磁極先端16bと磁
石20間の磁束の流れが、厳密にモータの径方向(第1図
では上下方向)のみであれば、この状態(すなわちL=
n・Pp)ではコギングトルクは生じない。しかし、実際
には、第2図のコンピュータシミュレーション結果に示
されるように、磁極先端16bの角の部分や磁石20の角の
部分で磁束は径方向から外れ、回転方向(第1、2図で
は左右方向)の成分を有するようになる。このような場
合には、コギングトルクを最小とする磁石20の長さL
は、磁極ピッチPpの整数倍からずれ、それに付加長さL
αを加えた値となる。
本発明は、この付加長さを Lα=a・g+b・gp+c・Pp (2) と、磁極−磁石間のギャップ長さg、磁石間ギャップの
長さgp、それに磁極ピッチPpの関数として定め、各々の
バラメータの係数a、b、c前記範囲内にしたものであ
る。このように定めた理由は次の通りである。
第1図のような配置の下で磁石20の長さLを種々に変
化させ、各長さの場合について第2図のような磁場解折
(第2図中、多数の曲線は磁束を表す)を行って、コギ
ングトルク(ここでは、ロータ14の最大推力)がどのよ
うになるかを計算した。その結果、第3図に示す通り、
磁石長さLに対してコギングトルクの最大値は周期的に
正負に変化(発生方向が逆転)し、コギングトルクの最
大値がゼロとなるときの磁石長さL1、L2は磁極ピッチPp
の整数倍長さよりも少し長くなっている。ここで、(L1
−Pp)あるいは(L2−2・Pp)が付加長さLαである。
第3図は磁極間ギャップの長さgpと磁極−磁石間ギャ
ップ長さgを一定の値に固定して計算した結果のグラフ
であるが、それらを変化させて同様の解折を行った結果
得られたグラフが第4図である。第4図においては全て
のパラメータが磁極ピッチPpで除して一般化されている
が、横軸は磁極−磁石間のギャップ長さg/Pp、縦軸は付
加長さLα/Ppを表し、図中の直線は各磁極間ギャップ
の長さgp/Ppをパラメータとして描かれている。なお、
図の視認性のために磁極間ギャップの長さgp/Ppは2つ
の値の場合のみを掲げた。第4図より、付加長さLα/P
pは他の2つのパラメータg/Pp、gp/Ppの一次式でほぼ表
されることがわかる。すなわち、 Lα/Pp=a・(g/Pp)+b・(gp/Pp)+c あるいは、 Lα=a・g+b・gp+c・Pp となる。多数回の計算を基に、この式の係数a、b、c
を求めると、 a=0.5、b=0.4、c=−0.05 であることがわかる。更に、それらの係数の値の変動が
コギングトルクの大きさに及ぼす影響を解折した結果、
0.4≦a≦0.6、0.3≦b≦0.5、−0.06≦c≦−0.04の範
囲であれば、コギングトルクは最大値(第3図のピーク
高さFm)の20%程度以下に抑えることができ、実用上問
題の無いものとなることが判明した。
[実施例] 本発明を、第5図に示すような出力700Wの3相交流モ
ータ30に適用した例を次に述べる。本実施例では、外筒
が、その内面に18個の磁極32を配列したステータ34とな
り、内筒が、その外周に6個の磁石36を配列したロ−タ
38となる。ステータ34の磁極32の先端部32bは回転中心
Oから半径20mmの距離にあり、その円周上の磁極ピッチ
は Pp=2×20×π/18=6.98mm、 磁極間ギャップの長さは gp=2.0mm、 そして、磁極−磁石間のギャップ長さは g=0.9mm である。これらの値を前期式(2)に代入すると、 Lα=0.5×0.9+0.4×2.0−0.05×6.98 =0.90 従って、式(1)のnを2とすると、 L=2×6.98+0.90=14.8mm となる。
このようにして磁石36の円周方向の長さを定めた交流
モ−タ30の回転は滑らかであり、コギングトルクはほぼ
ゼロとなる。
なお、上記例ではn=1としても、第3図から明らか
なように、コギングトルクはほぼゼロになるが、n=2
とした方が磁石36間の距離が小さくなり、より大きな出
力トルクが得られる。
[発明の効果] 交流モータを設計する際に、磁極ピッチ、磁石間ギャ
ップ、磁極−磁石間のギャップの諸元が定まれば、磁極
に対する磁石の長さLを本発明に従い定めることによ
り、そのモータのコギングトルクをほぼゼロのすること
ができる。これにより、コギングトルクの発生を抑えな
がら磁極−磁石間のギャップを小さくすることができる
ため、高効率のモータが得られる。また、磁石の形状が
単純なものでよいため、加工が容易になるとともに、磁
石の形状変更に伴う出力トルクの低下(モータ効率の低
下)も避けられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は磁極と磁石の位置関係を示す模式図、第2図は
コンピュータシミュレーション結果である磁束線図、第
3図は磁石の長さLに対するコギングトルクの変化を示
すグラフ、第4図は磁極−磁石間のギャップ長さgおよ
び磁石間ギャップ長さgpに対するコギングトルクがゼロ
となる磁石の付加長さLαの関係を磁極ピッチPpにより
無次元化して示したグラフ、第5図は本発明を実施した
3相交流モータの断面図である。 16、32……磁極、20、36……磁石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲熊 幸雄 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41 番地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 大立 泰治 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41 番地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 荒川 俊史 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41 番地の1 株式会社豊田中央研究所内 (56)参考文献 特開 昭60−261344(JP,A) 特開 昭61−58455(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】隣接磁極間に長さgpの空隙を設けて円周上
    に一定のピッチPpで配列された複数の磁極を有するステ
    ータと、その磁極に対向して径方向に長さgの空隙を設
    けて円周上に配列された多数の永久磁石を有するロータ
    とを備える交流モータにおいて、各永久磁石の円周方向
    の長さLを、 L=n・Pp+a・g+b・gp+c・Pp で定め、ここで、nを任意の整数に、aを0.4〜0.6に、
    bを0.3〜0.5に、cを−0.06〜0.04にすることを特徴と
    する交流モータ。
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