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JP2655831B2 - 膨張可能なエアバッグクッションの折り畳み方法、および車両の乗員を拘束するための膨張可能な折り畳まれたエアバッグクッション - Google Patents
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JP2655831B2 - 膨張可能なエアバッグクッションの折り畳み方法、および車両の乗員を拘束するための膨張可能な折り畳まれたエアバッグクッション - Google Patents

膨張可能なエアバッグクッションの折り畳み方法、および車両の乗員を拘束するための膨張可能な折り畳まれたエアバッグクッション

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JP2655831B2
JP2655831B2 JP8032221A JP3222196A JP2655831B2 JP 2655831 B2 JP2655831 B2 JP 2655831B2 JP 8032221 A JP8032221 A JP 8032221A JP 3222196 A JP3222196 A JP 3222196A JP 2655831 B2 JP2655831 B2 JP 2655831B2
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cushion
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    • B60R21/20Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
    • B60R21/217Inflation fluid source retainers, e.g. reaction canisters; Connection of bags, covers, diffusers or inflation fluid sources therewith or together
    • B60R21/2171Inflation fluid source retainers, e.g. reaction canisters; Connection of bags, covers, diffusers or inflation fluid sources therewith or together specially adapted for elongated cylindrical or bottle-like inflators with a symmetry axis perpendicular to the main direction of bag deployment, e.g. extruded reaction canisters

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air Bags (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衝突中に車両の乗
客を拘束するために膨張可能となっているエアバッグク
ッションに関する。本発明は特に、エアバッグクッショ
ンの展開を適切に制御するようにエアバッグクッション
を折り畳むことに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】典型
的にはエアバッグクッションは、車両のハンドル(操舵
輪)上またはダッシュボード(計器盤)上に折り畳まれ
且つ支持される。エアバッグが膨張されるべきとき、膨
張装置からの高圧窒素ガス又は他の適切なガスが、ガス
入口開口部またはガス入口口部を介してエアバッグ内に
流入せしめられる。これにより、エアバッグが広げられ
ると共に膨張せしめられる。
【0003】衝突中に車両が衝撃を受けたとき、高い位
置に取り付けられたエアバッグクッション、即ちダッシ
ュボードの頂部の近傍に取り付けられたエアバッグクッ
ションは、車両区画室内の高い位置で展開する傾向を有
し、かつ乗客の顔に向けて高速で展開する傾向を有す
る。大半のエアバッグクッションが展開するとき、エア
バッグクッション内の圧力は最初に急激に高圧になる。
この高圧により、折り畳まれたエアバッグクッションが
エアバッグモジュールから外部に高速で射出される。こ
のことは、エアバッグクッションが広がるときにエアバ
ッグクッションが乗客の顔を強く打つという結果をもた
らす。このように乗客がクッション材料により強く打た
れること、特に乗客が標準的な位置に位置しない子供で
ある場合に乗客がクッション材料により強く打たれるこ
とは、皮膚の擦過傷を引き起こしたり首の過剰な伸びを
引き起こしたりする可能性があり、かつ頭部負傷の基準
値を増大させる可能性がある。
【0004】斯くして、上述の問題点を低減または解決
して、車両の衝突が発生したときにエアバッグにより強
く打たれることによる負傷が軽減され又はなくされるよ
うな制御された展開の仕方をエアバッグクッションが有
するようにする必要性および要求が存在する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、高い位
置に取り付けられたモジュール式乗客拘束装置用の改良
されたエアバッグクッションの折り畳み方を提供するこ
とにある。このエアバッグクッションの折り畳み方は、
作動時の制御された展開の仕方によって特徴付けられ
る。この作動時の制御された展開の仕方は、エアバッグ
クッションが展開されるときに最初に乗客の顔がエアバ
ッグによって強く打たれることを低減させる。
【0006】本発明の目的は特に、膨張可能なエアバッ
グクッションの折り畳み方法であって、エアバッグクッ
ションはエアバッグ用布帛から形成され、かつエアバッ
グクッションは、反応容器のクッション保持具および拡
散器によって形成された口部を有し、エアバッグクッシ
ョンは最初に、折り畳まれておらず、かつ膨張されてお
らず、かつ底部が上方を向くと共に口部がエアバッグク
ッションの中央側方位置に位置するように配置され、
(a)エアバッグクッションの中央部を口部に向けてタ
ックが付けられるように折り込んで、上方プリーツと下
方プリーツとを生成するようにする段階を具備し、
(b)更に、約20ミリメートルの長さの下方プリーツ
及び上方プリーツを保持し、エアバッグクッションの元
々の長さの約60%に相当する予め定められたエアバッ
グ伸長長さに達するまで、夫々約50ミリメートルの長
さを有する折り畳み部を連続的に上方プリーツ上に折り
畳んで巻き部を形成するようにする段階を具備し、
(c)更に、エアバッグクッションを形成する布帛の一
方の側翼パネルを上方プリーツ上に折り畳む段階を具備
し、(d)更に、エアバッグクッションを形成する布帛
の反対側の側翼パネルを、上記折り畳まれた一方の側翼
パネル上に折り畳む段階を具備し、このように折り畳ま
れたエアバッグクッションの幅はエアバッグクッション
の口部の幅にほぼ等しくなり、(e)更に、エアバッグ
クッションの巻き部布帛および折り畳まれた側翼パネル
布帛をクッション拡散器の口部内に挿入する段階を具備
し、この挿入時に、折り畳まれた側翼パネル布帛がクッ
ション拡散器に対面すると共に余分のクッション布帛ル
ープ部が突出し、(f)更に、エアバッグクッションの
巻き部布帛および折り畳まれた側翼パネル布帛上に上記
余分のクッション布帛ループ部を折り重ねる段階を具備
し、(g)更に、クッション拡散器の口部内に挿入され
た巻き部布帛および折り畳まれたクッション側翼パネル
布帛および余分のクッション布帛ループ部を保持するた
めにタイベック(TYVEK) (登録商標)不織布を反応容器
に取り付ける段階を具備する、膨張可能なエアバッグク
ッションの折り畳み方法を提供することにある。
【0007】折り畳まれたエアバッグクッションの制御
された展開は、エアバッグクッションの展開を予め定め
られた伸長長さにおいて停止させることによって達成さ
れる。これにより、初期の展開においてガスで満たされ
る空洞部が生成される。予め定められた伸長長さは、次
いで折り畳まれたエアバッグクッションの残りの部分を
展開させるために余分のエネルギが必要とされるので、
乗客の顔がエアバッグによって強く打たれることを軽減
させる助けとなる。展開時に、エアバッグは予め定めら
れた伸長長さまで伸び、次いでエアバッグクッションの
残りの部分を広げるために追加のエネルギが消費され
る。これにより、エアバッグクッションの展開速度が緩
められる。
【0008】初めにガスで満たされる空洞部の生成後、
膨張用ガスがエアバッグクッション内に継続して流入せ
しめられることにより、初めにガスで満たされる空洞部
が過圧状態になる。もしこの空洞部が小さ過ぎると、エ
アバッグは展開中の早期に(例えば、20ms経たない
内に)過圧状態になり得る。この初めにガスで満たされ
る空洞部の大きさは、エアバッグモジュール内で使用さ
れる膨張装置の性能特性に最も効率的に適合するように
変化されることができる。高性能の膨張装置は、より大
きな初めにガスで満たされる空洞部を必要とする。より
低い性能の膨張装置は、大きな初めにガスで満たされる
空洞部を必要としない。
【0009】本発明によれば、初めにガスで満たされる
空洞部は使用される膨張装置の性能に関連して、初めに
ガスで満たされる空洞部の過圧状態がエアバッグクッシ
ョンの所望の展開制御に応じた時点で発生するような大
きさに形成される。初めにガスで満たされる空洞部が過
圧状態になることは、エアバッグクッションの残りの部
分を広げるための追加のエネルギの必要性をもたらす。
即ち、エアバッグクッションの展開時に、エアバッグク
ッションは予め定められた長さまで伸び、次いでエアバ
ッグクッションは、エアバッグクッションの残りの部分
を広げるために追加のエネルギを消費し、これによりエ
アバッグクッションの展開速度が緩められる。
【0010】更に、エアバッグクッションの側方布帛部
分または側翼パネルがエアバッグクッションの底部側上
に折り畳まれる。これらの側翼パネルをこのように折り
畳むことにより、側翼パネルは、乗客の顔にではなく乗
客の膝に向けて低く展開する。
【0011】エアバッグクッションが展開されるとき、
最初に布帛ループ部が車両のフロントガラスに当たるよ
うに開き、これにより、折り畳まれたエアバッグクッシ
ョンの残りの部分が下方に押し下げられる。布帛は、計
器盤に接触するように下方に向けて広がり、次いで側方
布帛部分または側翼パネルが押し出される。次いで、エ
アバッグクッションの底部側上に向けて折り畳まれてい
たエアバッグクッションの側方布帛部分または側翼パネ
ルが、乗客の顔ではなく乗客の膝に向けて低く展開す
る。これにより、エアバッグクッションの残りの部分が
開くことが可能にされ、布帛の中央部が開き、エアバッ
グクッションがガスによって完全に満たされることが可
能にされる。
【0012】エアバッグクッションの展開が進むにつれ
て、膨張装置からエアバッグクッション内に強制的に入
れられる加圧されたガスは、エアバッグクッションが完
全に展開するまで各折り畳み部を一つずつ順番に押し広
げていく。エアバッグクッションの折り畳み部が膨張装
置からの加圧されたガスにとって押し広げることが困難
である場合には、これにより、エアバッグクッションが
広がるときのエアバッグクッションの展開速度が緩めら
れる。
【0013】車両の乗員をエアバッグが強く打つことに
よる負傷事故を増大させる高速度の展開に関する問題を
解決するための本発明によるエアバッグクッションの折
り畳み形態の有効性は、本発明によるエアバッグクッシ
ョンの折り畳み形態における圧力対時間の関係を表す曲
線を、他のエアバッグクッションの折り畳み形態におけ
る圧力対時間の関係を表す曲線と比較することによって
示される。大半のエアバッグクッションの折り畳み部が
展開するとき、エアバッグクッション内の圧力は最初に
急激に高圧になる。この高圧により、折り畳まれたエア
バッグクッションがモジュール外に高速度で射出され
る。このようにエアバッグクッションが高速度で射出さ
れることにより、エアバッグクッション内の圧力が負
圧、即ち零よりも小さくなる。なぜならば、エアバッグ
クッションを充填するために膨張装置がガスを供給する
ことができる能力よりも速く、エアバッグクッションが
広がり始めるからである。しかしながら、本発明による
形態のエアバッグクッションの折り畳み部が展開すると
きには、エアバッグクッション内の圧力は通常負圧には
ならない。なぜならば、本発明による折り畳みシーケン
スは、上述の事柄、即ちエアバッグクッションが膨張装
置のガス供給能力よりも速く広がり始めるということが
起こるのに十分なほど大きな速度でエアバッグクッショ
ンが射出することを許容しないからである。
【0014】本発明を特徴付ける種々の新規な特徴が特
許請求の範囲に記載されている。本発明、本発明の作動
上の利点、および本発明を使用することによって達成さ
れる目的をより良く理解するために、本発明の好ましい
実施例が示される添付図面および以下の記載を参照され
たい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の実施例について詳細に説明する。衝突中に車両の
乗客を拘束するための膨張可能なエアバッグ装置では、
一般的に、折り畳まれたエアバッグクッションが、車両
のダッシュボード(計器盤)上の高い位置に取り付けら
れたモジュール内に収納されている。車両の衝突の発生
時に、折り畳まれていたエアバッグクッションが膨張せ
しめられて乗客を拘束するようにする。車両内の乗客を
拘束するための従来技術で公知の折り畳まれたエアバッ
グクッション10の膨張の開始状態が図1に示されてい
る。図1に示されるように、膨張装置(図示しない)に
よって生成された加圧流体、例えば窒素ガスがエアバッ
グクッション10の口部内に強制的に流入せしめられ、
その結果最初にエアバッグクッション10の一部分が車
両の乗客14の顔12に向けて高速度で展開せしめられ
る。
【0016】図1に示すエアバッグクッション10と同
一の構造を有する折り畳まれたエアバッグクッション1
0の初期の展開状態が図2に示される。しかしながら、
図2に示すエアバッグクッション10は本発明に従って
折り畳まれている。加圧された窒素ガス又は他の膨張用
流体が図2に示されるエアバッグクッション10に入っ
たとき、最初にエアバッグクッション10の一部分が車
両内の乗客14の中央部に向けて展開する。図2に示す
構造の場合、図1に示す従来技術の構造の場合のように
膨らんでいくエアバッグクッション10が最初に乗客1
4の顔12に向けて展開するということがない。
【0017】図1および図2に示すエアバッグクッショ
ン10が完全に膨らんだ状態にあるとき、エアバッグク
ッション10は乗客14と車両のダッシュボード20と
車両のフロントガラス22との間に位置し、このエアバ
ッグクッション10が車両の急激な減速中における乗客
14の移動を抑制する。
【0018】図3および図4に示すエアバッグクッショ
ン10は、折り畳まれる前において平坦に横たわってい
る。図示されるように、エアバッグクッション10は、
全体的に矩形をなす取付具または保持具26を具備し、
この保持具26は、エアバッグクッション10の膨張ガ
ス入口開口部または膨張ガス入口口部24を形成する。
保持具26は、エアバッグモジュールの押出成形された
反応容器30の縁曲げ加工された拡散器組体28に適切
に取り付けられ、反応容器30は、エアバッグクッショ
ン10を車両のダッシュボード20に連結する。エアバ
ッグクッション10の頂部側は押出成形された反応容器
30の頂部側と噛み合わなければならない。図面上に示
されるすべての寸法は、縁曲げ加工された拡散器クッシ
ョン組体28の頂部から定められる寸法である。
【0019】本発明によるエアバッグクッション10の
折り畳み方法を図3から図19に示す。この本発明によ
るエアバッグクッション10の折り畳み方法は、以下に
記載するステップ1からステップ8を備える。 〔ステップ1〕 このステップは、エアバッグクッショ
ン10の初期の姿勢を示す。図3に示されるように、エ
アバッグクッション10は、エアバッグクッション10
の底部32が上方を向いた姿勢で伸ばされる。エアバッ
グクッション10のパネル中央部34がクッション口部
24に向けてタックを付けるように折り込まれる。これ
により、図4に示されるように上方プリーツ36と下方
プリーツ38とが生成される。
【0020】〔ステップ2〕 このステップは、上方プ
リーツ36と下方プリーツ38とを一緒に折り畳むこと
を含む初期の巻き部を示す。図5および図6に示される
ように、20ミリメートルの長さの上方プリーツ36お
よび下方プリーツ38を下方プリーツ38に対して保持
しつつ、50ミリメートルの長さの上方プリーツ36お
よび下方プリーツ38を上方プリーツ36上に折り重ね
る。
【0021】〔ステップ3〕 このステップは、エアバ
ッグクッション10の口部24に向けてエアバッグクッ
ション10の複数の折り畳み部を予め定められた長さま
で連続的に折り畳んでいくことを示す。特に、図7およ
び図8に示されるように、予め定められた約350ミリ
メートルというバッグ長に達するまで、50ミリメート
ルの長さの折り畳み部が折り畳まれ続ける。このように
50ミリメートルの長さの折り畳み部を継続して形成し
ていくことにより、エアバッグクッション10の長さが
約40%だけ低減される。予め定められた伸長長さにお
いて巻きを止めることにより、初期の展開時にガスで満
たされる空洞部が生成される。もしこの空洞部が小さ過
ぎると、エアバッグクッション10が、展開中の早期
(20ms未満)に過圧状態となり得る。上述の予め定
められた伸長長さはまた、巻かれた布帛の巻きを解くた
めに余分のエネルギが必要とされるために、バッグが乗
客を強く打つことを低減させる助けとなる。エアバッグ
クッション10の展開時に、エアバッグクッション10
は予め定められた長さまで伸びる。次いで、エアバッグ
クッション10の残りの部分の巻きを解くために追加の
エネルギが取られ、これにより展開の速度が緩められ
る。
【0022】〔ステップ4〕 図9、図10、図11お
よび図12に示されるように、側翼パネル40を上方プ
リーツ36上に折り畳む。 〔ステップ5〕 図13、図14および図15に示され
るように、側翼パネル42に関してステップ4を繰り返
す。ステップ4及びステップ5は、エアバッグクッショ
ン10の底部側上に向けて折り重ねられたエアバッグク
ッション10の側翼パネル40および42を示す。この
ようにすることにより、側翼パネル40および42は、
乗客14の顔12に向けて展開する代わりに、乗客14
の膝に向けて低く展開する。
【0023】〔ステップ6〕 このステップは、巻き部
および側翼パネル40および42が反応容器30のクッ
ション拡散器組体28の口部24内に挿入され、クッシ
ョン布帛のループ部44が口部24から突出した状態に
残されることを示す。特に、図16および図17に示さ
れるように、側翼パネル40および42が拡散器組体2
8に対面するように、巻き部および側翼パネル40およ
び42をクッション拡散器組体28の口部24内に挿入
する。これにより、余分の布帛ループ部44が突出した
状態に残される。
【0024】〔ステップ7〕 このステップは、巻き部
および側翼パネル40および42の布帛組体上に折り重
ねられた布帛ループ部44を示す。特に図18に示され
るように、余分の布帛ループ部44をクッション巻き部
上に折り畳む。更に、反応容器30のクッション保持具
26および拡散器28の一側にタイベック(TYVEK) (登
録商標)不織布を取り付ける。
【0025】〔ステップ8〕 このステップは、折り畳
まれたエアバッグクッション10上へのカバー48の最
後の取り付けを示す。特にこのステップは、図19に示
されるように、反応容器30のクッション保持具26お
よび拡散器28の反対側にタイベック(TYVEK) (登録商
標)不織布を取り付けることを含む。
【0026】本発明に従って折り畳まれたエアバッグク
ッション10の膨張開始時に、エアバッグクッション1
0の伸長作用は予め定められた伸長長さにおいて一時的
に停止される。これにより、エアバッグクッション10
の余分の布帛ループ部44内および折り畳まれた側翼パ
ネル40および42内に空洞部が生成される。この空洞
部の加圧の結果、予め定められた伸長長さで停止された
エアバッグクッション10の膨張がもたらされる。公知
の性能のエアバッグ膨張装置を用いる場合、空洞部の大
きさは、空洞部の加圧作用がエアバッグクッション10
の展開中の適切な時間、例えば開始後20msにおいて
発生するように定められることができる。もし空洞部が
小さ過ぎると、エアバッグクッション10が展開中の早
期、即ち20ms経たない内に過圧状態となり得る。こ
のようにエアバッグクッション10の膨張が一時的に停
止されることは、折り畳まれた布帛を広げるために余分
のエネルギが必要とされるためにバッグが乗客を強く打
つことを低減させる助けとなる。即ちエアバッグクッシ
ョン10の展開時に、エアバッグクッション10は最初
に、予め定められた伸長長さまで伸びる。次いで、エア
バッグクッション10の残りの部分を広げるために追加
のエネルギが必要とされる。これにより、エアバッグク
ッション10の展開の速度が緩められる。
【0027】斯くして、エアバッグクッション10の膨
張時に、図2に示されるように最初に布帛半球状部50
がフロントガラス22に当たるように開き、これにより
エアバッグクッション10の残りの部分が押し下げられ
る。次いで、エアバッグクッション10を形成する布帛
はダッシュボード20に接触するように下方に向けて開
かれる。これには、エアバッグクッション10の互いに
反対側から折り畳まれた側翼パネル40および42が後
方かつ下方に展開されることが含まれる。エアバッグク
ッション10の底部に向けて折り畳まれた側翼パネル4
0および42に関しては、これらの側翼パネル40およ
び42が膨張されるとき、側翼パネル40および42
は、乗客14の顔12に向けて展開する代わりに、乗客
14の膝に向けて低く展開する。
【0028】エアバッグクッション10が、一つずつ順
番に開かれることしかできない種々の種類の折り畳み部
を有するので、エアバッグクッション10は、下方に向
かう軌跡を描きつつ比較的ゆっくりと展開し、初期の展
開作用は、乗客14の中央部に当たるように向かう。エ
アバッグクッション10は、使用される膨張装置がエア
バッグクッション10を膨張用流体で満たすことができ
る速度よりも速くは開くことができないので、エアバッ
グクッション10の展開速度が低減される。
【0029】これまで本発明を詳細に説明してきたが、
本発明の精神を逸脱することなく本発明に種々の変更を
なし得ることが当業者には明らかであろう。従って、本
発明の範囲が上述の特定の実施例に限定されることは意
図されない。むしろ、本発明の範囲は特許請求の範囲の
記載によって定められることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】衝突中に車両内の乗客を拘束するために、従来
技術で公知の方法で折り畳まれ且つ保管されたエアバッ
グクッションの部分的な膨張状態を示す概略図である。
【図2】本発明に従って折り畳まれ且つ車両内に保管さ
れたエアバッグクッションの種々の段階の展開状態を示
す図であって、エアバッグが完全に圧力をかけられて完
全に展開した時点におけるエアバッグクッションの状態
も示されている。
【図3】折り畳まれておらず且つ膨張されていないエア
バッグクッションのガス膨張装置用口部に取り付けられ
たエアバッグモジュールの反応容器と拡散器との組体を
示す平面図であって、反応容器と拡散器との組体は19
0ミリメートルの幅を有し、折り畳まれておらず且つ膨
張されていないエアバッグクッションは約560ミリメ
ートルの長さと約686ミリメートルの幅とを有し、エ
アバッグクッションは、エアバッグクッションの底部が
上方を向くように平坦に置かれ、エアバッグクッション
の一部分がクッションガス入口又はクッションガス口部
に向けてタックを付けるように折り込まれ、このエアバ
ッグクッションの一部分が上方プリーツと下方プリーツ
とを生成することが示されている。
【図4】図3に示すエアバッグクッションの側面図であ
って、上方プリーツと下方プリーツとが示されている。
【図5】20ミリメートルの長さの下方プリーツ及び上
方プリーツが反時計回り方向に折り畳まれ、50ミリメ
ートルの長さの上方プリーツ及び下方プリーツが上方プ
リーツ上に時計回り方向に折り畳まれた状態を示すエア
バッグクッションの平面図である。
【図6】図5に示すエアバッグクッションの側面図であ
る。
【図7】エアバッグの伸長長さが約350ミリメートル
になるまで、上方プリーツ及び下方プリーツが50ミリ
メートルずつ連続して時計回り方向に巻かれた状態を示
すエアバッグクッションの平面図である。
【図8】図7に示すエアバッグクッションの側面図であ
る。
【図9】エアバッグクッションの一方の側部上の側方パ
ネル部分または側翼パネルが上方プリーツ上に、即ちエ
アバッグクッションの底部側に向けて折り畳まれた状態
を示すエアバッグクッションの平面図である。
【図10】図9に示すエアバッグクッションの側面図で
ある。
【図11】図10とは別の方向からみた、図9に示すエ
アバッグクッションの側面図である。
【図12】図10および図11とは別の方向からみた、
図9に示すエアバッグクッションの側面図である。
【図13】エアバッグクッションの他方の側部上の側方
パネル部分または側翼パネルがエアバッグクッションの
底部側に向けて折り畳まれた状態を示すエアバッグクッ
ションの平面図である。
【図14】図13に示すエアバッグクッションの側面図
である。
【図15】図14とは別の方向からみた、図13に示す
エアバッグクッションの側面図である。
【図16】巻き部および側翼パネルがクッション拡散器
の口部内に挿入された状態を示すエアバッグクッション
の平面図であって、余分のクッション布帛ループ部が突
出した状態に残されることが示されている。
【図17】図16に示すエアバッグクッションの側面図
である。
【図18】余分のクッション布帛ループ部が巻き部布帛
と側翼パネル布帛との組体の一番上の巻き上に折り重ね
られ、タイベック(TYVEK) (登録商標)不織布が取り付
けられた状態を示すエアバッグクッションの側面図であ
る。
【図19】折り畳まれたエアバッグクッション上にタイ
ベック(TYVEK) (登録商標)不織布が最終的に取り付け
られた状態を示すエアバッグクッションの側面図であ
る。
【符号の説明】
10…エアバッグクッション 14…乗客 20…ダッシュボード(計器盤) 22…フロントガラス 24…膨張ガス入口口部(膨張ガス入口開口部) 26…保持具 28…拡散器組体 30…反応容器 36…上方プリーツ 38…下方プリーツ 40,42…側翼パネル 44…余分の布帛ループ部

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 膨張可能なエアバッグクッションの折り
    畳み方法であって、該エアバッグクッションはエアバッ
    グ用布帛から形成され、かつ該エアバッグクッション
    は、反応容器のクッション拡散器によって形成された口
    部を有し、エアバッグクッションは最初に、折り畳まれ
    ておらず、かつ膨張されておらず、かつ底部が上方を向
    くと共に口部がエアバッグクッションの中央側方位置に
    位置するように配置され、 (a)エアバッグクッションの中央部を口部に向けてタ
    ックが付けられるように折り込んで、上方プリーツと下
    方プリーツとを生成するようにする段階を具備し、 (b)更に、初めに約20ミリメートルの長さの下方プ
    リーツ及び上方プリーツを保持し、エアバッグクッショ
    ンの元々の長さの約60%に相当する予め定められたエ
    アバッグ伸長長さに達するまで、夫々約50ミリメート
    ルの長さを有する折り畳み部を連続的に上方プリーツ上
    に折り畳んで巻き部を形成するようにする段階を具備
    し、 (c)更に、エアバッグクッションを形成する布帛の一
    方の側翼パネルを上方プリーツ上に、従ってエアバッグ
    クッションの底部に向けて折り畳む段階を具備し、 (d)更に、エアバッグクッションを形成する布帛の反
    対側の側翼パネルを、上記折り畳まれた一方の側翼パネ
    ル上に、従ってやはりエアバッグクッションの底部に向
    けて折り畳む段階を具備し、このように折り畳まれたエ
    アバッグクッションの幅はエアバッグクッションの口部
    の幅にほぼ等しくなり、 (e)更に、エアバッグクッションの上記巻き部布帛お
    よび上記折り畳まれた側翼パネル布帛をクッション拡散
    器の口部内に挿入する段階を具備し、この挿入時に、折
    り畳まれた側翼パネル布帛がクッション拡散器に対面す
    ると共に余分のクッション布帛ループ部が突出し、 (f)更に、エアバッグクッションの上記巻き部布帛お
    よび折り畳まれた側翼パネル布帛上に上記余分のクッシ
    ョン布帛ループ部を折り重ねる段階を具備する、膨張可
    能なエアバッグクッションの折り畳み方法。
  2. 【請求項2】 上記(a)から(f)の段階の次に、 (g)更に、クッション拡散器の口部内に挿入された巻
    き部布帛および折り畳まれたクッション側翼パネル布帛
    および余分のクッション布帛ループ部を保持するために
    タイベック(TYVEK) (登録商標)不織布を反応容器に取
    り付ける段階を具備する、請求項1に記載の膨張可能な
    エアバッグクッションの折り畳み方法。
  3. 【請求項3】 車両の乗員を拘束するための膨張可能な
    折り畳まれたエアバッグクッションであって、該エアバ
    ッグクッションは車両のダッシュボード上の高い位置に
    取り付けられ、かつ該エアバッグクッションは数個の折
    り畳み形態を使用し、該数個の折り畳み形態には、折り
    畳まれたクッション布帛からなるループ部と、折り畳ま
    れた側翼パネルと、エアバッグの伸長長さを約40%だ
    け低減させる複数の折り畳み部を備えた巻き部と、タッ
    クを生成するプリーツとが含まれ、膨張用流体がエアバ
    ッグクッション内に流入したとき、上記数個の折り畳み
    形態は反対の順序で車両のダッシュボードを下方に向け
    て移動すると共に一つずつ順番にしか開かれることがで
    きず、 該エアバッグクッションはエアバッグ用布帛から形成さ
    れ、かつ該エアバッグクッションは、反応容器のクッシ
    ョン拡散器によって形成された口部を有し、 該エアバッグクッションは頂部と底部とを有し、かつ該
    エアバッグクッションは、最初に折り畳まれておらず且
    つ膨張されていない状態を有し、 該エアバッグクッションが上記最初に折り畳まれておら
    ず且つ膨張されていない状態にあるときに、エアバッグ
    クッションが、底部が上方を向くと共に口部がエアバッ
    グクッションの中央側方位置に位置するように配置さ
    れ、 該エアバッグクッションを折り畳むことが、一連のタッ
    ク、巻き部および折り畳み部を順番に形成することによ
    ってなされ、該エアバッグクッションを折り畳むこと
    が、 布帛の中央部がエアバッグクッションの口部に向けてタ
    ックを付けるように折り込まれて上方プリーツと下方プ
    リーツとを生成するようにする段階を具備し、 更に、クッション口部から遠位側の領域内の約20ミリ
    メートルの長さの下方プリーツ及び上方プリーツが保持
    された状態で約50ミリメートルの長さの折り畳み部が
    上方プリーツ上に折り畳まれ、エアバッグの元々の長さ
    の約60%に相当する予め定められたエアバッグ伸長長
    さに達するまで夫々約50ミリメートルの長さを有する
    複数の折り畳み部が上方プリーツ上に折り畳まれ続けて
    巻き部が形成されるようにする段階を具備し、 更に、エアバッグクッションの一方の側翼パネルが上方
    プリーツ上に折り畳まれる段階を具備し、 更に、エアバッグクッションの反対側の側翼パネルが上
    記折り畳まれた一方の側翼パネル上に折り畳まれる段階
    を具備し、このように折り畳まれたエアバッグクッショ
    ンの幅がエアバッグクッションの口部の幅にほぼ等しく
    なり、 更に、エアバッグクッションの巻き部および折り畳まれ
    た側翼パネルがエアバッグクッションの口部内に挿入さ
    れる段階を具備し、この挿入時に、側翼パネルがクッシ
    ョン拡散器に対面すると共にエアバッグクッションの余
    分の布帛ループ部が突出し、 更に、該余分の布帛ループ部が巻き部および折り畳まれ
    た側翼パネル上に折り重ねられる段階を具備し、 これにより、エアバッグクッションの膨張開始時にエア
    バッグクッションの膨張が予め定められた伸長長さにお
    いて一時的に停止されると共に初めにガスで満たされる
    空洞部がエアバッグクッション内に生成され、これによ
    りエアバッグクッションの展開を制御するようにした、
    車両の乗員を拘束するための膨張可能な折り畳まれたエ
    アバッグクッション。
  4. 【請求項4】 クッション拡散器の口部内に挿入された
    巻き部布帛および折り畳まれたクッション側翼パネル布
    帛および余分の布帛ループ部を保持するために反応容器
    のクッション拡散器に取り付けられたタイベック(TYVE
    K) (登録商標)不織布を更に具備する、請求項3に記
    載の車両の乗員を拘束するための膨張可能な折り畳まれ
    たエアバッグクッション。
  5. 【請求項5】 上記エアバッグクッションの膨張開始時
    に、上記初めにガスで満たされる空洞部が、上記余分の
    布帛ループ部内および上記折り畳まれた側翼パネル内に
    生成される、請求項3に記載の車両の乗員を拘束するた
    めの膨張可能な折り畳まれたエアバッグクッション。
  6. 【請求項6】 上記エアバッグクッションの膨張開始時
    に、上記初めにガスで満たされる空洞部が、エアバッグ
    クッションの所望の展開に応じた展開時点において過圧
    状態となり、エアバッグクッションの残りの部分を広げ
    るために追加のエネルギが必要とされ、これによりエア
    バッグクッションの展開速度が緩められる、請求項5に
    記載の車両の乗員を拘束するための膨張可能な折り畳ま
    れたエアバッグクッション。
  7. 【請求項7】 上記初めにガスで満たされる空洞部が、
    展開中の早期に、即ち20ms経たない内に過圧状態と
    なり得ない大きさを有する、請求項6に記載の車両の乗
    員を拘束するための膨張可能な折り畳まれたエアバッグ
    クッション。
  8. 【請求項8】 上方プリーツ上に、従ってエアバッグク
    ッションの底部に向けて折り畳まれた側翼パネルに関し
    ては、該側翼パネルが膨張されるときに該側翼パネルが
    乗員の膝に向けて低く展開する、請求項5に記載の車両
    の乗員を拘束するための膨張可能な折り畳まれたエアバ
    ッグクッション。
  9. 【請求項9】 上記エアバッグクッションの底部が外方
    を向いた状態でエアバッグクッションが伸ばされたとき
    にエアバッグクッションは約580ミリメートルの長さ
    と約686ミリメートルの幅とを有し、 約350ミリメートルという予め定められたエアバッグ
    伸長長さに達するまで、夫々約50ミリメートルの長さ
    を有する複数の下方プリーツ及び上方プリーツの折り畳
    み部が形成され続ける、請求項3に記載の車両の乗員を
    拘束するための膨張可能な折り畳まれたエアバッグクッ
    ション。
  10. 【請求項10】 エアバッグクッションの膨張開始時
    に、エアバッグクッションの膨張が予め定められた伸長
    長さにおいて一時的に停止され、上記余分の布帛ループ
    部内および上記折り畳まれた側翼パネル内にガスで満た
    される空洞部が生成され、該ガスで満たされる空洞部
    は、エアバッグクッションの所望の展開制御に応じた時
    点において過圧状態になり、エアバッグクッションの残
    りの部分を広げるために追加のエネルギが必要とされ、
    これによりエアバッグクッションの展開速度が緩められ
    る、請求項9に記載の車両の乗員を拘束するための膨張
    可能な折り畳まれたエアバッグクッション。
  11. 【請求項11】 上記ガスで満たされる空洞部は、展開
    中の早期に、即ち約20ms経たない内に過圧状態とな
    り得ない大きさを有する、請求項10に記載の車両の乗
    員を拘束するための膨張可能な折り畳まれたエアバッグ
    クッション。
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