JP2663082B2 - 液晶素子 - Google Patents
液晶素子Info
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- JP2663082B2 JP2663082B2 JP31112692A JP31112692A JP2663082B2 JP 2663082 B2 JP2663082 B2 JP 2663082B2 JP 31112692 A JP31112692 A JP 31112692A JP 31112692 A JP31112692 A JP 31112692A JP 2663082 B2 JP2663082 B2 JP 2663082B2
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- Japan
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- liquid crystal
- angle
- polarity
- chiral smectic
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示素子や液晶光
シャッター等で用いる液晶素子、特に強誘電性液晶素子
に関し、更に詳しくは、液晶分子の配向状態を改善する
ことにより、表示特性を改善した液晶素子に関するもの
である。
シャッター等で用いる液晶素子、特に強誘電性液晶素子
に関し、更に詳しくは、液晶分子の配向状態を改善する
ことにより、表示特性を改善した液晶素子に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】強誘電性液晶分子の屈折率異方性を利用
して偏光素子との組み合わせにより透過光線を制御する
型の表示素子がクラーク(Clark)及びラガーウオ
ル(Lagerwall)により提案されている(米国
特許第4367924号明細書等)。この強誘電性液晶
は、一般に特定の温度域において、非らせん構造のカイ
ラルスメクティックC相(SmC* )又はH相(SmH
* )を有し、この状態において、加えられる電界に応答
して第1の光学的安定状態と第2の光学的安定状態のい
ずれかを取り、且つ電界の印加のないときはその状態を
維持する性質、即ち双安定性を有し、また電界の変化に
対する応答も速やかであり、高速ならびに記憶型の表示
素子用としての広い利用が期待され、特にその機能から
大画面で高精細なディスプレーへの応用が期待されてい
る。
して偏光素子との組み合わせにより透過光線を制御する
型の表示素子がクラーク(Clark)及びラガーウオ
ル(Lagerwall)により提案されている(米国
特許第4367924号明細書等)。この強誘電性液晶
は、一般に特定の温度域において、非らせん構造のカイ
ラルスメクティックC相(SmC* )又はH相(SmH
* )を有し、この状態において、加えられる電界に応答
して第1の光学的安定状態と第2の光学的安定状態のい
ずれかを取り、且つ電界の印加のないときはその状態を
維持する性質、即ち双安定性を有し、また電界の変化に
対する応答も速やかであり、高速ならびに記憶型の表示
素子用としての広い利用が期待され、特にその機能から
大画面で高精細なディスプレーへの応用が期待されてい
る。
【0003】この双安定性を有する液晶を用いた光学変
調素子が所定の駆動特性を発揮するためには、一対の平
行基板間に配置される液晶が、電界の印加状態が効果的
に起るような分子配列状態にあることが必要である。
調素子が所定の駆動特性を発揮するためには、一対の平
行基板間に配置される液晶が、電界の印加状態が効果的
に起るような分子配列状態にあることが必要である。
【0004】また、液晶の複屈折を利用した液晶素子の
場合、直交ニコル下での透過率は、
場合、直交ニコル下での透過率は、
【0005】
【数1】 (式中:I。は入射光強度、Iは透過光強度、θa は後
述する見かけのチルト角、△nは屈折率異方性、dは液
晶層の膜厚、λは入射光の波長である。)で表わされ
る。非らせん構造における見かけのチルト角θa は、第
1と第2の配向状態でのねじれ配列した液晶分子の平均
分子軸方向の角度として現われることになる。上式によ
れば、かかる見かけのチルト角θa が22.5°の角度
の時最大の透過率となり、双安定性を実現する非らせん
構造での見かけのチルト角θaが、22.5。にできる
限り近いことが必要である。
述する見かけのチルト角、△nは屈折率異方性、dは液
晶層の膜厚、λは入射光の波長である。)で表わされ
る。非らせん構造における見かけのチルト角θa は、第
1と第2の配向状態でのねじれ配列した液晶分子の平均
分子軸方向の角度として現われることになる。上式によ
れば、かかる見かけのチルト角θa が22.5°の角度
の時最大の透過率となり、双安定性を実現する非らせん
構造での見かけのチルト角θaが、22.5。にできる
限り近いことが必要である。
【0006】ところで、強誘電性液晶の配向方法として
は、大きな面積に亘って、スメクティック液晶を形成す
る複数の分子で組織された分子層を、その法線に沿って
一軸方向に配向させることができ、しかも製造プロセス
も、簡便なラビング処理により実現できるものが望まし
い。
は、大きな面積に亘って、スメクティック液晶を形成す
る複数の分子で組織された分子層を、その法線に沿って
一軸方向に配向させることができ、しかも製造プロセス
も、簡便なラビング処理により実現できるものが望まし
い。
【0007】強誘電性液晶、特に非らせん構造のカイラ
ルスメクティック液晶のための配向方法としては、例え
ば米国特許第4561726号公報に記載されたものな
どが知られている。
ルスメクティック液晶のための配向方法としては、例え
ば米国特許第4561726号公報に記載されたものな
どが知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これま
で用いられてきた配向方法、特にラビング処理したポリ
イミド膜による配向方法を、前述のクラークとラガウォ
ールによって発表された双安定性を示す非らせん構造の
強誘電性液晶に対して適用した場合には、下述の如き問
題点を有していた。
で用いられてきた配向方法、特にラビング処理したポリ
イミド膜による配向方法を、前述のクラークとラガウォ
ールによって発表された双安定性を示す非らせん構造の
強誘電性液晶に対して適用した場合には、下述の如き問
題点を有していた。
【0009】即ち、本発明者らの実験によれば、従来の
ラビング処理したポリイミド膜によって配向させて得ら
れた非らせん構造の強誘電性液晶での見かけのチルト角
θa(2つの安定状態の分子軸のなす角度の1/2)が
強誘電性液晶でのコーン角(後述の図3(a)に示す三
角錐の頂角の1/2の角度Θ)と較べて小さくなってい
ることが判明した。特に、従来のラビング処理したポリ
イミド膜によって配向させて得た非らせん構造の強誘電
性液晶での見かけのチルト角θa は、一般に3°〜8°
程度で、その時の透過率はせいぜい3〜5%であった。
ラビング処理したポリイミド膜によって配向させて得ら
れた非らせん構造の強誘電性液晶での見かけのチルト角
θa(2つの安定状態の分子軸のなす角度の1/2)が
強誘電性液晶でのコーン角(後述の図3(a)に示す三
角錐の頂角の1/2の角度Θ)と較べて小さくなってい
ることが判明した。特に、従来のラビング処理したポリ
イミド膜によって配向させて得た非らせん構造の強誘電
性液晶での見かけのチルト角θa は、一般に3°〜8°
程度で、その時の透過率はせいぜい3〜5%であった。
【0010】そこで本発明者らは、カイラルスメクティ
ック液晶の非らせん構造での見かけのチルト角θa が大
で、高コントラストな画像が表示されるディスプレーを
実現するために検討した結果、以下のことを発見した。
ック液晶の非らせん構造での見かけのチルト角θa が大
で、高コントラストな画像が表示されるディスプレーを
実現するために検討した結果、以下のことを発見した。
【0011】カイラルスメクティック液晶は一般に層構
造をもつが、Sa相からSc相又はSc* 相に転移する
と層間隔が縮むので図2の21のように層が上下基板の
中央で折れ曲がった構造(シェブロン構造)をとる。
造をもつが、Sa相からSc相又はSc* 相に転移する
と層間隔が縮むので図2の21のように層が上下基板の
中央で折れ曲がった構造(シェブロン構造)をとる。
【0012】折れ曲がる方向は図2に示すように、高温
相からSc* 相に転移した直後に表われる配向状態(C
1配向状態22)とさらに温度を下げた時にC1配向状
態に混在して表われる(C2配向状態23)の2つ有り
得ることを本発明者らは発見した。さらに特定の配向膜
と液晶の組み合わせを用いると、上記のC1→C2転移
が起こりにくく、液晶材料によっては全くC2配向状態
が生じないことを新たに発見した。さらに、高プレチル
ト配向膜を用い、後述するΘ<α+δの関係が成立する
時、C1配向のコントラストが非常に高く、一方C2配
向のコントラストは近いということも発見した。従っ
て、高プレチルト配向膜を用い表示画面全体をC1配向
状態に統一すれば、白黒コントラストの高いディスプレ
ーが期待できる。
相からSc* 相に転移した直後に表われる配向状態(C
1配向状態22)とさらに温度を下げた時にC1配向状
態に混在して表われる(C2配向状態23)の2つ有り
得ることを本発明者らは発見した。さらに特定の配向膜
と液晶の組み合わせを用いると、上記のC1→C2転移
が起こりにくく、液晶材料によっては全くC2配向状態
が生じないことを新たに発見した。さらに、高プレチル
ト配向膜を用い、後述するΘ<α+δの関係が成立する
時、C1配向のコントラストが非常に高く、一方C2配
向のコントラストは近いということも発見した。従っ
て、高プレチルト配向膜を用い表示画面全体をC1配向
状態に統一すれば、白黒コントラストの高いディスプレ
ーが期待できる。
【0013】図3に示すように、C1配向、C2配向で
の基板近くのディレクタはそれぞれ図3(a)および
(b)のコーン31にある。よく知られているようにラ
ビングによって基板界面の液晶分子は基板に対してプレ
チルトと呼ばれる角度をなし、その方向はラビング方向
(A方向)に向って液晶分子が頭をもたげる(先端が浮
いた格好になる)向きである。以上のことより液晶のコ
ーンΘ、プレチルト角α及び層傾斜角δの間には、 C1配向のとき Θ+δ>α C2配向のとき Θ−δ>α の関係が成り立っていなければならない。
の基板近くのディレクタはそれぞれ図3(a)および
(b)のコーン31にある。よく知られているようにラ
ビングによって基板界面の液晶分子は基板に対してプレ
チルトと呼ばれる角度をなし、その方向はラビング方向
(A方向)に向って液晶分子が頭をもたげる(先端が浮
いた格好になる)向きである。以上のことより液晶のコ
ーンΘ、プレチルト角α及び層傾斜角δの間には、 C1配向のとき Θ+δ>α C2配向のとき Θ−δ>α の関係が成り立っていなければならない。
【0014】従って、C2配向を生ぜずC1配向を生じ
させるための条件は、Θ−δ>αつまり Θ<α+δ (a) である。
させるための条件は、Θ−δ>αつまり Θ<α+δ (a) である。
【0015】さらに界面の分子が一方の位置から他方の
位置へ電界によって移る(スイッチング)の際にトルク
の簡単な考察より、界面分子のスイッチングが起こりや
すい条件として、 α<δ (b) が得られる。
位置へ電界によって移る(スイッチング)の際にトルク
の簡単な考察より、界面分子のスイッチングが起こりや
すい条件として、 α<δ (b) が得られる。
【0016】よって、C1配向状態をより安定に形成さ
せるには、(a)に加えて(b)の関係を満たすことが
効果的である。
せるには、(a)に加えて(b)の関係を満たすことが
効果的である。
【0017】(a)、(b)の条件の下で、さらに実験
を進めた結果、液晶の見かけのチルト角θa も、従来の
(a)、(b)の条件を満たさない場合の3°〜8°程
度から本発明の(a)、(b)の条件を満たす場合の8
°〜16°程度にまで増大し、コーン角Θとの間に Θ>θa >Θ/2 (c) という関係式が成り立つことが経験的に得られた。
を進めた結果、液晶の見かけのチルト角θa も、従来の
(a)、(b)の条件を満たさない場合の3°〜8°程
度から本発明の(a)、(b)の条件を満たす場合の8
°〜16°程度にまで増大し、コーン角Θとの間に Θ>θa >Θ/2 (c) という関係式が成り立つことが経験的に得られた。
【0018】以上のように、(a)、(b)、(c)の
条件を満足すれば高コントラストな画像が表示されるデ
ィスプレーが実現できることが明らかとなった。
条件を満足すれば高コントラストな画像が表示されるデ
ィスプレーが実現できることが明らかとなった。
【0019】しかしながら、(a)、(b)条件を満た
したC1配向状態の中にもコントラストの高い、配向2
状態(以下ユニフォーム配向と定義する。)とコントラ
ストの低い配向2状態(以下スプレイ配向と定義す
る。)が存在しうることも明らかとなった。本発明者ら
は、スプレイ配向を不安定化して解消し、ユニフォーム
配向も安定に得るべく検討し、液晶セルの上下基板の一
軸性配向軸を互いに2〜25°(交差角)の範囲でずら
した配向手法(以下特にラビング処理の場合、クロスラ
ビングと呼ぶ)が有効であることがわかった。
したC1配向状態の中にもコントラストの高い、配向2
状態(以下ユニフォーム配向と定義する。)とコントラ
ストの低い配向2状態(以下スプレイ配向と定義す
る。)が存在しうることも明らかとなった。本発明者ら
は、スプレイ配向を不安定化して解消し、ユニフォーム
配向も安定に得るべく検討し、液晶セルの上下基板の一
軸性配向軸を互いに2〜25°(交差角)の範囲でずら
した配向手法(以下特にラビング処理の場合、クロスラ
ビングと呼ぶ)が有効であることがわかった。
【0020】しかし、クロスラビングのみの配向改善で
は、まだ不十分であり、依然として、スプレイ配向が安
定で、且つ、ユニフォームでのスイッチング特性が悪い
場合が存在していた。
は、まだ不十分であり、依然として、スプレイ配向が安
定で、且つ、ユニフォームでのスイッチング特性が悪い
場合が存在していた。
【0021】さらに、クロスラビングは上下基板の一軸
配向処理をずらすために、液晶の一軸配向性が悪くな
り、均一配向できない場合も存在していた。
配向処理をずらすために、液晶の一軸配向性が悪くな
り、均一配向できない場合も存在していた。
【0022】本発明の目的は、上述の問題点を解決した
液晶素子を提供することにある。
液晶素子を提供することにある。
【0023】本発明の別の目的は、安定なユニフォーム
配向を有し、且つ良好なスイッチング特性をもつカイラ
ルスメクチック液晶を用いた液晶素子を提供することに
ある。
配向を有し、且つ良好なスイッチング特性をもつカイラ
ルスメクチック液晶を用いた液晶素子を提供することに
ある。
【0024】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者らは、
上記問題点を解消すべく、鋭意検討した結果、液晶のコ
レステリック相のらせんのねじれ方向と、クロスラビン
グの交差方向の組み合わせにより、上記問題点が解消さ
れ、均一一軸配向がなされ且つユニフォーム配向性およ
びユニフォーム配向下でのスイッチング特性が良好にな
ることを発見し、本願第1の発明を達成した。また、本
発明者らは用いるカイラルスメクティック液晶のPsの
極性と、クロスラビングの交差方向の組み合わせによ
り、上記問題点が解消されユニフォーム配向性および、
ユニフォーム配向下でのスイッチング特性が良好になる
ことを発見し、本願第2の発明を達成した。
上記問題点を解消すべく、鋭意検討した結果、液晶のコ
レステリック相のらせんのねじれ方向と、クロスラビン
グの交差方向の組み合わせにより、上記問題点が解消さ
れ、均一一軸配向がなされ且つユニフォーム配向性およ
びユニフォーム配向下でのスイッチング特性が良好にな
ることを発見し、本願第1の発明を達成した。また、本
発明者らは用いるカイラルスメクティック液晶のPsの
極性と、クロスラビングの交差方向の組み合わせによ
り、上記問題点が解消されユニフォーム配向性および、
ユニフォーム配向下でのスイッチング特性が良好になる
ことを発見し、本願第2の発明を達成した。
【0025】即ち本願第1の発明は、液晶に電圧を印加
するための電極と液晶を配向させるための一軸配向膜を
それぞれ有する一対の基板間にカイラルスメクティック
液晶を挟持してなる液晶素子であって、上基板と下基板
の配向膜の処理軸が交差し、且つ下基板に対する上基板
の処理軸の交差方向が上記カイラルスメクティック液晶
のコレステリック相のらせんのねじれ方向と同じであ
り、上記カイラルスメクティック液晶が、プレチルト角
をα、コーン角をΘ、Sm* C層の傾斜角をδとした
時、Θ<α+δで表わされる配向状態を有し、見かけの
チルト角をθa とすると、Θ>θa >Θ/2であること
を特徴とする液晶素子である。
するための電極と液晶を配向させるための一軸配向膜を
それぞれ有する一対の基板間にカイラルスメクティック
液晶を挟持してなる液晶素子であって、上基板と下基板
の配向膜の処理軸が交差し、且つ下基板に対する上基板
の処理軸の交差方向が上記カイラルスメクティック液晶
のコレステリック相のらせんのねじれ方向と同じであ
り、上記カイラルスメクティック液晶が、プレチルト角
をα、コーン角をΘ、Sm* C層の傾斜角をδとした
時、Θ<α+δで表わされる配向状態を有し、見かけの
チルト角をθa とすると、Θ>θa >Θ/2であること
を特徴とする液晶素子である。
【0026】本発明者らは更に、カイラルスメクティッ
ク液晶のPsの極性とクロスラビングの交差方向(極
性)をあわせ、且つ、用いるカイラルスメクティック液
晶のコレステリックのねじれ方向とクロスラビングの交
差方向をあわせ、更に、特定のPsの大きさとクロス角
の組み合わせを選択することにより、前記問題が改善さ
れ、ユニフォーム配向性及びユニフォーム配向下でのス
イッチング特性が良好になることを発見した。
ク液晶のPsの極性とクロスラビングの交差方向(極
性)をあわせ、且つ、用いるカイラルスメクティック液
晶のコレステリックのねじれ方向とクロスラビングの交
差方向をあわせ、更に、特定のPsの大きさとクロス角
の組み合わせを選択することにより、前記問題が改善さ
れ、ユニフォーム配向性及びユニフォーム配向下でのス
イッチング特性が良好になることを発見した。
【0027】即ち、本願第3の発明はカイラルスメクテ
ィック液晶と、該液晶を挟持して対向すると共にその対
向面にそれぞれ上記液晶に電圧を印加するための電極が
形成され、さらに液晶を配向するための一軸性配向処理
が施された1対の基板を備えた液晶素子であって、一軸
配向処理軸が互いにある角度(以下「クロス角」と記
す)で交差し、該交差方向が上基板側から見て下基板の
方向に対して上基板の方向が左側になる場合の極性を
負、右側になる場合の極性を正とした時に、該極性と挟
持した液晶の自発分極(以下「Ps」と記す)の極性の
積が正になる関係を有し、カイラルスメクティック相上
限温度から30℃したの温度におけるPsの大きさとク
ロス角の関係が |Ps|<2nc/cm2 の時に|クロス角|<4° |Ps|≧2nc/cm2 の時に|クロス角|≧4° であり、かつ、用いるカイラルスメクティック液晶のコ
レステリックのねじれ方向とクロスラビングの交差方向
をあわせ、上記液晶のコーン角Θ、プレチルト角α、ス
メクティック相における液晶層の傾斜角をδとすると、
該液晶はΘ<α+δ、α>δで表わされる少なくとも2
つの安定状態を示す配向状態を有し、該少なくとも該2
つの安定状態における光学軸のなす角度の1/2である
θa が Θ>θa >Θ/2 の関係を満足することを特徴とする液晶素子である。
ィック液晶と、該液晶を挟持して対向すると共にその対
向面にそれぞれ上記液晶に電圧を印加するための電極が
形成され、さらに液晶を配向するための一軸性配向処理
が施された1対の基板を備えた液晶素子であって、一軸
配向処理軸が互いにある角度(以下「クロス角」と記
す)で交差し、該交差方向が上基板側から見て下基板の
方向に対して上基板の方向が左側になる場合の極性を
負、右側になる場合の極性を正とした時に、該極性と挟
持した液晶の自発分極(以下「Ps」と記す)の極性の
積が正になる関係を有し、カイラルスメクティック相上
限温度から30℃したの温度におけるPsの大きさとク
ロス角の関係が |Ps|<2nc/cm2 の時に|クロス角|<4° |Ps|≧2nc/cm2 の時に|クロス角|≧4° であり、かつ、用いるカイラルスメクティック液晶のコ
レステリックのねじれ方向とクロスラビングの交差方向
をあわせ、上記液晶のコーン角Θ、プレチルト角α、ス
メクティック相における液晶層の傾斜角をδとすると、
該液晶はΘ<α+δ、α>δで表わされる少なくとも2
つの安定状態を示す配向状態を有し、該少なくとも該2
つの安定状態における光学軸のなす角度の1/2である
θa が Θ>θa >Θ/2 の関係を満足することを特徴とする液晶素子である。
【0028】
【実施例】本発明において、コーン角Θ、層の傾き角
δ、プレチルト角α、及び見かけのチルト角θa 、コレ
ステリックらせんピッチは以下のようにして測定した。
δ、プレチルト角α、及び見かけのチルト角θa 、コレ
ステリックらせんピッチは以下のようにして測定した。
【0029】コーン角Θの測定 ±30V〜±50V、100HzのACをFLC素子の
上下基板間に印加しながら直交クロスニコル下、その間
に配置されたFLC素子を偏光板と水平に回転させフォ
トマル(浜松フォトニクス(株)製)で光学反応を検知
しながら第1の消光位(透過率が最も低くなる位置)、
第2の消光位を捜す。この時の第1の消光位から第2の
消光位までの角度の1/2をコーン角Θとした。
上下基板間に印加しながら直交クロスニコル下、その間
に配置されたFLC素子を偏光板と水平に回転させフォ
トマル(浜松フォトニクス(株)製)で光学反応を検知
しながら第1の消光位(透過率が最も低くなる位置)、
第2の消光位を捜す。この時の第1の消光位から第2の
消光位までの角度の1/2をコーン角Θとした。
【0030】見かけのチルト角θa の測定 液晶の閾値の単発パルスを印加した後、無電界下、且つ
直交クロスニコル下、その間に配置されたFLC素子を
偏光板と水平に回転させ第1の消光位を捜し、次に上記
の単発パルスと逆極性のパルスを印加した後、無電界
下、第2の消光位を捜す。この時の第1の消光位から第
2の消光位までの角度の1/2をθa とした。
直交クロスニコル下、その間に配置されたFLC素子を
偏光板と水平に回転させ第1の消光位を捜し、次に上記
の単発パルスと逆極性のパルスを印加した後、無電界
下、第2の消光位を捜す。この時の第1の消光位から第
2の消光位までの角度の1/2をθa とした。
【0031】層の傾き角δの測定 X線解析装置RAD−IIB(45KV、30mA)を
用いてX線解析法でδを測定した。
用いてX線解析法でδを測定した。
【0032】プレチルト角αの測定 Jpn.J.Appl.Phys.voll9(198
0)NO.10,Short Notes 2013に
記載されている方法(クリスタルローテーション法)に
従って求めた。
0)NO.10,Short Notes 2013に
記載されている方法(クリスタルローテーション法)に
従って求めた。
【0033】つまり、平行且つ反対方向にラビングした
基板を貼り合わせてセル厚20μmのセルを作成し、0
℃〜60℃の範囲でSmA相を有する液晶(A)を封入
し測定を行った。液晶(A)は強誘電性液晶組成物に一
般的に含有するフェニルピリミジンを主成分とする混合
液晶である。
基板を貼り合わせてセル厚20μmのセルを作成し、0
℃〜60℃の範囲でSmA相を有する液晶(A)を封入
し測定を行った。液晶(A)は強誘電性液晶組成物に一
般的に含有するフェニルピリミジンを主成分とする混合
液晶である。
【0034】液晶セルを上下基板に垂直且つ配向処理軸
を含む面で回転させながら回転軸と45°の角度をなす
偏光面をもつヘリウム・ネオンレーザ光を回転軸に垂直
な方向から照射し、その反対側で入射偏光面と平行な透
過軸をもつ偏光板を通してフオトダイオードで透過光強
度を測定した。
を含む面で回転させながら回転軸と45°の角度をなす
偏光面をもつヘリウム・ネオンレーザ光を回転軸に垂直
な方向から照射し、その反対側で入射偏光面と平行な透
過軸をもつ偏光板を通してフオトダイオードで透過光強
度を測定した。
【0035】干渉によってできた透過光強度の双曲線群
の中心となる角と液晶セルに垂直な線となす角度をφx
とし、下式に代入してプレチルト角α0 を求めた。
の中心となる角と液晶セルに垂直な線となす角度をφx
とし、下式に代入してプレチルト角α0 を求めた。
【0036】
【数2】
【0037】コレステリックらせんピッチの測定 コレステリックらせんピッチは、canoのくさび法を
用い、松村らの方法[応用物理、43(1974)12
5]に準じて測定した。
用い、松村らの方法[応用物理、43(1974)12
5]に準じて測定した。
【0038】らせんピッチの方向は、あらかじめらせん
ピッチの方向のわかっている液晶とch相でのコンタク
ト法(Gray et al.,Mol,Crys
t.,Lig.Cryst.,34(Lett.),
(1977)211.)での判別、又はあらかじめピッ
チの方向のわかっている液晶と比率を変えながら混合
し、それぞれの比率でピッチを測定し、比率とピッチ長
の関係からある比率で発散傾向なら逆方向、連続的なら
ば同方向として判別した。
ピッチの方向のわかっている液晶とch相でのコンタク
ト法(Gray et al.,Mol,Crys
t.,Lig.Cryst.,34(Lett.),
(1977)211.)での判別、又はあらかじめピッ
チの方向のわかっている液晶と比率を変えながら混合
し、それぞれの比率でピッチを測定し、比率とピッチ長
の関係からある比率で発散傾向なら逆方向、連続的なら
ば同方向として判別した。
【0039】以下、本発明に係る液晶素子を作成した実
施例を説明する。
施例を説明する。
【0040】図1に本発明の液晶素子の一例の断面概略
図を示す。
図を示す。
【0041】図1において、符号15は強誘電性液晶
層、11a、11bはガラス基板12a、12bは透明
電極、13a、13bは絶縁膜、14a、14bは配向
制御膜、16はスペーサー、17a、17bは偏光板を
示している。
層、11a、11bはガラス基板12a、12bは透明
電極、13a、13bは絶縁膜、14a、14bは配向
制御膜、16はスペーサー、17a、17bは偏光板を
示している。
【0042】2枚のガラス基板11a、11bには、そ
れぞれIn2 O3 ,SnO2 或いはITO(インジウム
ティン オキサイド;Indium−Tin Oxi
de)等の薄膜からなる透明電極12a、12bが被覆
されている。その上に例えばシリコン窒化物、水素を含
有するシリコン炭化物、シリコン酸化物、硼素窒化物、
水素を含有する硼素窒化物、セリウム酸化物、アルミニ
ウム酸化物、ジルコニウム酸化物、チタン酸化物やフッ
化マグネシウムなどからなる絶縁膜13a、13bを形
成し、更にその上にポリビニルアルコール、ポリイミ
ド、ポリアミドイミド、ポリエステルイミド、ポリパラ
キシレン、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリビニ
ルアセタール、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリ
アミド、ポリスチレン、セルロース樹脂などの高分子の
薄膜をガーゼやアセテート植毛布等でラビングして、液
晶をラビング方向にならべる配向制御膜14a、14b
が形成されている。また、これら絶縁膜、配向制御膜
は、必ずしも2層でなく両方の性質を備えていれば単層
であっても良い。
れぞれIn2 O3 ,SnO2 或いはITO(インジウム
ティン オキサイド;Indium−Tin Oxi
de)等の薄膜からなる透明電極12a、12bが被覆
されている。その上に例えばシリコン窒化物、水素を含
有するシリコン炭化物、シリコン酸化物、硼素窒化物、
水素を含有する硼素窒化物、セリウム酸化物、アルミニ
ウム酸化物、ジルコニウム酸化物、チタン酸化物やフッ
化マグネシウムなどからなる絶縁膜13a、13bを形
成し、更にその上にポリビニルアルコール、ポリイミ
ド、ポリアミドイミド、ポリエステルイミド、ポリパラ
キシレン、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリビニ
ルアセタール、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリ
アミド、ポリスチレン、セルロース樹脂などの高分子の
薄膜をガーゼやアセテート植毛布等でラビングして、液
晶をラビング方向にならべる配向制御膜14a、14b
が形成されている。また、これら絶縁膜、配向制御膜
は、必ずしも2層でなく両方の性質を備えていれば単層
であっても良い。
【0043】この2枚のガラス基板11a、11bはス
ペーサー16によって任意の間隔に保たれている。例え
ば所定の直径を持つシリカビーズ、アルミナビーズをス
ペーサーとしてガラス基板2枚で挟持し、周囲をシール
材、例えばエポキシ系接着材を用いて密封する方法があ
る。その他スペーサーとして高分子フィルムやガラスフ
ィバーを使用しても良い。この2枚がガラス基板の間に
強誘電性を示す液晶が封入され、強誘電性液晶層15が
形成される。
ペーサー16によって任意の間隔に保たれている。例え
ば所定の直径を持つシリカビーズ、アルミナビーズをス
ペーサーとしてガラス基板2枚で挟持し、周囲をシール
材、例えばエポキシ系接着材を用いて密封する方法があ
る。その他スペーサーとして高分子フィルムやガラスフ
ィバーを使用しても良い。この2枚がガラス基板の間に
強誘電性を示す液晶が封入され、強誘電性液晶層15が
形成される。
【0044】強誘電性液晶が封入された強誘電性液晶層
15は一般には厚さ0.5〜20μm、好ましくは1〜
5μmである。
15は一般には厚さ0.5〜20μm、好ましくは1〜
5μmである。
【0045】実施例1 透明電極のついたガラス基板上にTi−Si(1:1)
の薄膜をスピンコートで形成し、そのうえに日立化成
(株)製のポリアミド酸LQ1802の1%NMP溶液
をスピンナで塗布し、270℃で1時間焼成した。この
基板をラビングし、同じ処理をしたもう1枚の基板とラ
ビング方向が平行で、且つ交差方向が左で交差角度6°
になる様に1.5μmのギャップを保って張り合わせ、
間隙に強誘電性液晶を注入、液晶素子を作成した。該セ
ルのプレチルト角は、クリスタルローテーション法によ
り測定したところ、16°であった。用いた液晶は、フ
ェニルピリミジンを主成分とする混合液晶で、コーン角
は室温で、15.4°、層の傾斜角10.3°、Psは
6.8nc/cm2 であった。chピッチは、左ねじれ
で、ピッチの長さは、ch相の中心温度で16μmであ
った。
の薄膜をスピンコートで形成し、そのうえに日立化成
(株)製のポリアミド酸LQ1802の1%NMP溶液
をスピンナで塗布し、270℃で1時間焼成した。この
基板をラビングし、同じ処理をしたもう1枚の基板とラ
ビング方向が平行で、且つ交差方向が左で交差角度6°
になる様に1.5μmのギャップを保って張り合わせ、
間隙に強誘電性液晶を注入、液晶素子を作成した。該セ
ルのプレチルト角は、クリスタルローテーション法によ
り測定したところ、16°であった。用いた液晶は、フ
ェニルピリミジンを主成分とする混合液晶で、コーン角
は室温で、15.4°、層の傾斜角10.3°、Psは
6.8nc/cm2 であった。chピッチは、左ねじれ
で、ピッチの長さは、ch相の中心温度で16μmであ
った。
【0046】該液晶素子を100℃で5時間保持した
後、1分間に1℃の速度で徐冷し、室温下で顕微鏡観察
を行なったところ、初期配向状態で均一にC1配向が保
たれ、ほぼ全面がユニフォーム状態であった。
後、1分間に1℃の速度で徐冷し、室温下で顕微鏡観察
を行なったところ、初期配向状態で均一にC1配向が保
たれ、ほぼ全面がユニフォーム状態であった。
【0047】見かけのチルト角はユニフォーム2状態間
で11.0°であった。
で11.0°であった。
【0048】波高値24Vの矩形パルスを印加すると、
パルス幅16μsでユニフォーム間のスイッチングが起
こった。
パルス幅16μsでユニフォーム間のスイッチングが起
こった。
【0049】比較例1 実施例1と全く同様に作成した液晶セルに、上記強誘電
性液晶を用いて、液晶素子を作成した。用いた液晶はフ
ェニルピリミジンを主成分とする混合液晶で、コーン角
は室温で14.3°、層の傾斜角は9.6°、Psは
4.3nc/cm2 、chピッチは右ねじれで、ピッチ
の長さはch相の中心温度で30μmであった。
性液晶を用いて、液晶素子を作成した。用いた液晶はフ
ェニルピリミジンを主成分とする混合液晶で、コーン角
は室温で14.3°、層の傾斜角は9.6°、Psは
4.3nc/cm2 、chピッチは右ねじれで、ピッチ
の長さはch相の中心温度で30μmであった。
【0050】該液晶素子を100℃で5時間保持した
後、1分間に1℃の速度で徐冷し、室温下で顕微鏡観察
を行なったところ、初期配向状態で位置軸配向性が悪化
し、均一配向状態が失われており、垂直配向状態をとり
暗視野しか得られない部分も出現した。均一配向状態が
失われていたため、波高値24Vのパルスをパルス幅を
変えながら(1μs〜20ms)印加しても、明確に全
面スイッチングは得られなかった。
後、1分間に1℃の速度で徐冷し、室温下で顕微鏡観察
を行なったところ、初期配向状態で位置軸配向性が悪化
し、均一配向状態が失われており、垂直配向状態をとり
暗視野しか得られない部分も出現した。均一配向状態が
失われていたため、波高値24Vのパルスをパルス幅を
変えながら(1μs〜20ms)印加しても、明確に全
面スイッチングは得られなかった。
【0051】実施例2 実施例1において交差方向が右で交差角度が6°になる
様にした他は、全く実施例1と同様に液晶セルを作成
し、間隙に、比較例1と同じ強誘電性液晶を注入、液晶
素子を作成した。
様にした他は、全く実施例1と同様に液晶セルを作成
し、間隙に、比較例1と同じ強誘電性液晶を注入、液晶
素子を作成した。
【0052】該液晶素子を実施例1と全く同様に100
℃に保持、徐冷をし、室温下で顕微鏡観察を行なったと
ころ、初期配向状態で均一にC1配向が保たれていた。
約90%がスプレイ状態で残りの約10%がユニフォー
ム状態であった。見かけのチルト角はユニフォーム2状
態間で10.6°であった。
℃に保持、徐冷をし、室温下で顕微鏡観察を行なったと
ころ、初期配向状態で均一にC1配向が保たれていた。
約90%がスプレイ状態で残りの約10%がユニフォー
ム状態であった。見かけのチルト角はユニフォーム2状
態間で10.6°であった。
【0053】波高値24Vの矩形パルスを印加すると、
パルス幅35μsでユニフォーム間のスイッチングが起
こった。
パルス幅35μsでユニフォーム間のスイッチングが起
こった。
【0054】比較例2 実施例2と全く同様に作成したセルに、実施例1と同じ
強誘電性液晶を注入、液晶素子を作成した。
強誘電性液晶を注入、液晶素子を作成した。
【0055】該液晶素子を実施例1と全く同じ100℃
に保持、徐冷をし、室温下で顕微鏡観察を行なったとこ
ろ、初期配向状態で一軸配向性が悪化、均一配向が失わ
れ、約80%の部分が、暗視野しか得られない垂直配向
状態であった。均一配向状態が失われていたため、波高
値24Vのパルスをパルス幅を変えながら(1μs〜2
0ms)印加しても明確に全面スイッチングは得られな
かった。
に保持、徐冷をし、室温下で顕微鏡観察を行なったとこ
ろ、初期配向状態で一軸配向性が悪化、均一配向が失わ
れ、約80%の部分が、暗視野しか得られない垂直配向
状態であった。均一配向状態が失われていたため、波高
値24Vのパルスをパルス幅を変えながら(1μs〜2
0ms)印加しても明確に全面スイッチングは得られな
かった。
【0056】以上、実施例1・2、比較例1・2から、
一軸性配向処理の交差方向と、該カイラルスメテッィク
液晶のコレステリックのらせんのねじれ方向が一致した
場合、均一配向性及びスイッチング性が良好になること
がわかった。
一軸性配向処理の交差方向と、該カイラルスメテッィク
液晶のコレステリックのらせんのねじれ方向が一致した
場合、均一配向性及びスイッチング性が良好になること
がわかった。
【0057】実施例3 透明電極のついたガラス基板上に、Ti−Si(1:
1)の薄膜をスピンコートで形成し、そのうえに日立化
成(株)製のポリアミド酸LQ1802の1%NMP溶
液をスピンナで塗布し、270℃で1時間焼成した。こ
の基板をラビングし、同じ処理をしたもう1枚の基板と
ラビング方向が並行で、且つ、交差方向が負(左)で、
交差角度が6°になる様に1.5μmのギャップを保っ
て張り合わせ、間隙に強誘電性液晶を注入、液晶素子を
作成した。該セルのプレチルト角は、クリスタルローテ
ーション法により測定した結果、14.2°であった。
用いた液晶は、フェニルピリミジンを主成分とする混合
液晶で、コーン角は、室温で14°、層の傾斜角は9.
2°、Psの極性は負で、大きさは6nc/cm2であ
った。
1)の薄膜をスピンコートで形成し、そのうえに日立化
成(株)製のポリアミド酸LQ1802の1%NMP溶
液をスピンナで塗布し、270℃で1時間焼成した。こ
の基板をラビングし、同じ処理をしたもう1枚の基板と
ラビング方向が並行で、且つ、交差方向が負(左)で、
交差角度が6°になる様に1.5μmのギャップを保っ
て張り合わせ、間隙に強誘電性液晶を注入、液晶素子を
作成した。該セルのプレチルト角は、クリスタルローテ
ーション法により測定した結果、14.2°であった。
用いた液晶は、フェニルピリミジンを主成分とする混合
液晶で、コーン角は、室温で14°、層の傾斜角は9.
2°、Psの極性は負で、大きさは6nc/cm2であ
った。
【0058】該液晶素子を100℃で5時間保持した
後、1分間に1℃の速度で徐冷し、室温下で顕微鏡観察
を行なったところ、初期配向状態でC1配向が保たれ約
99.5%がユニフォーム状態、残りの0.5%がスプ
レイ状態であった。
後、1分間に1℃の速度で徐冷し、室温下で顕微鏡観察
を行なったところ、初期配向状態でC1配向が保たれ約
99.5%がユニフォーム状態、残りの0.5%がスプ
レイ状態であった。
【0059】見かけのチルト角は、ユニフォーム2状態
間で11.2°であった。
間で11.2°であった。
【0060】波高値24Vの矩形パルスを印加すると、
パルス幅20μsでユニフォーム間のスイッチングが起
こった。
パルス幅20μsでユニフォーム間のスイッチングが起
こった。
【0061】比較例3 交差方向が正(右)で交差角度が6°になる様にした他
は、全く実施例3と同様に液晶セルを作成した。この液
晶セルに実施例3で用いた強誘電性液晶を注入し、液晶
素子を作成した。
は、全く実施例3と同様に液晶セルを作成した。この液
晶セルに実施例3で用いた強誘電性液晶を注入し、液晶
素子を作成した。
【0062】この液晶素子を実施例と全く同様に100
℃に保持、徐冷、室温下で顕微鏡観察を行なったとこ
ろ、初期配向状態でC1配向は保たれていたが、約95
%がスプレイ状態、残りの5%がユニフォーム状態であ
った。
℃に保持、徐冷、室温下で顕微鏡観察を行なったとこ
ろ、初期配向状態でC1配向は保たれていたが、約95
%がスプレイ状態、残りの5%がユニフォーム状態であ
った。
【0063】見かけのチルト角は、ユニフォーム2状態
間で11.1°であった。この液晶素子に波高値24V
のパルスを印加したところ、スプレイ状態が安定のため
ユニフォーム2状態間のスイッチングが起こりにくくな
り、得られた閾値は75μsと実施例3よりかなり遅く
なった。
間で11.1°であった。この液晶素子に波高値24V
のパルスを印加したところ、スプレイ状態が安定のため
ユニフォーム2状態間のスイッチングが起こりにくくな
り、得られた閾値は75μsと実施例3よりかなり遅く
なった。
【0064】実施例3、比較例3からわかる通り、Ps
の極性が負の場合、上下基板の交差角は、負の方向の方
が、ユニフォーム配向性、及びユニフォーム配向下での
スイッチング特性が良好であることがわかった。
の極性が負の場合、上下基板の交差角は、負の方向の方
が、ユニフォーム配向性、及びユニフォーム配向下での
スイッチング特性が良好であることがわかった。
【0065】実施例4 比較例3と同様に作成したセルに、フェニルピリミジン
を主成分とする混合液晶でコーン角は室温で13.5
°、層の傾斜角は室温で10°、Psの極性は正で大き
さは、1.0nc/cm2 であった。
を主成分とする混合液晶でコーン角は室温で13.5
°、層の傾斜角は室温で10°、Psの極性は正で大き
さは、1.0nc/cm2 であった。
【0066】該液晶素子を実施例3と同様に100℃で
保持、徐冷、室温下で顕微鏡観察を行なったところ、初
期配向状態でC1配向が保たれ約95%がユニフォーム
状態、残りの約5%がスプレイ状態であった。
保持、徐冷、室温下で顕微鏡観察を行なったところ、初
期配向状態でC1配向が保たれ約95%がユニフォーム
状態、残りの約5%がスプレイ状態であった。
【0067】見かけのチルト角は、ユニフォーム2状態
間で10.7°であった。
間で10.7°であった。
【0068】この液晶素子に波高値24Vの矩形パルス
を印加すると、パルス幅95μsでユニフォーム状態間
のスイッチングが起こった。
を印加すると、パルス幅95μsでユニフォーム状態間
のスイッチングが起こった。
【0069】比較例4 実施例3と同様に作成したセルに、実施例4で使用した
液晶を注入し、液晶素子を作成した。
液晶を注入し、液晶素子を作成した。
【0070】該液晶素子を実施例3と同様に保持し、徐
冷を行ない、室温下で顕微鏡観察を行なったところ、初
期配向状態でC1配向が保たれ約90%がスプレイ状
態、残りの10%がユニフォーム状態であった。
冷を行ない、室温下で顕微鏡観察を行なったところ、初
期配向状態でC1配向が保たれ約90%がスプレイ状
態、残りの10%がユニフォーム状態であった。
【0071】見かけのチルト角は、ユニフォーム2状態
間で10.7°であった。
間で10.7°であった。
【0072】この液晶素子に波高値24Vの矩形パルス
を印加したところ、スプレイ状態が安定のため、ユニフ
ォーム2状態間のスイッチングが起こりにくくなり、得
られた閾値は200μsと、実施例4よりかなり遅くな
った。
を印加したところ、スプレイ状態が安定のため、ユニフ
ォーム2状態間のスイッチングが起こりにくくなり、得
られた閾値は200μsと、実施例4よりかなり遅くな
った。
【0073】実施例4、比較例4からわかる通り、Ps
の極性が正の場合、上下基板の交差方向は正の方向の方
がユニフォーム配向性及びユニフォーム配向下でのスイ
ッチング特性が良好であることがわかった。
の極性が正の場合、上下基板の交差方向は正の方向の方
がユニフォーム配向性及びユニフォーム配向下でのスイ
ッチング特性が良好であることがわかった。
【0074】以上、実施例3・4、比較例3・4から、
上下基板の一軸配向処理の交差方向の極性と、カイラル
スメテッィク液晶の自発分極の極性の積が正になる関係
を有し、且つ、カイラルスメテッィク液晶液晶がΘ<α
+δで見かけのチルト角が、Θ>θa >Θ/2の関係
を有する液晶素子は、ユニフォーム配向性及びユニフォ
ーム配向下でのスイッチング特性が大変良好であるとい
うことがわかった。 実施例5 透明電極を設けたガラス基板上にTi−Si(1:1)
の薄膜をスピンコートで形成し、その上に、日立化成
(株)製のポリアミド酸LQ1802の1%NMP溶液
をスピンナで塗布し、270℃で1時間焼成した。この
基板をラビングし、同じ処理をしたもう1枚の基板とラ
ビング方向が平行且つ交差方向が負でクロス角度の大き
さが10°、即ちクロス角−10°(以下極性は数字の
前に「+」又は「−」で示す)になる様に1.5μmの
ギャップを保って貼り合わせ、間隙にカイラルスメクテ
ィック液晶を注入、液晶素子を作成した。該セルのプレ
チルト角は、前述のクリスタルローテーション法により
測定した結果17.1°であった。
上下基板の一軸配向処理の交差方向の極性と、カイラル
スメテッィク液晶の自発分極の極性の積が正になる関係
を有し、且つ、カイラルスメテッィク液晶液晶がΘ<α
+δで見かけのチルト角が、Θ>θa >Θ/2の関係
を有する液晶素子は、ユニフォーム配向性及びユニフォ
ーム配向下でのスイッチング特性が大変良好であるとい
うことがわかった。 実施例5 透明電極を設けたガラス基板上にTi−Si(1:1)
の薄膜をスピンコートで形成し、その上に、日立化成
(株)製のポリアミド酸LQ1802の1%NMP溶液
をスピンナで塗布し、270℃で1時間焼成した。この
基板をラビングし、同じ処理をしたもう1枚の基板とラ
ビング方向が平行且つ交差方向が負でクロス角度の大き
さが10°、即ちクロス角−10°(以下極性は数字の
前に「+」又は「−」で示す)になる様に1.5μmの
ギャップを保って貼り合わせ、間隙にカイラルスメクテ
ィック液晶を注入、液晶素子を作成した。該セルのプレ
チルト角は、前述のクリスタルローテーション法により
測定した結果17.1°であった。
【0075】本実施例に用いた液晶はフェニルピリミジ
ンを主成分とする混合液晶でカイラルスメクティック相
上限温度から30℃下の温度(以下「Tc−30℃」と
記す)において、コーン角Θは、15°、層の傾斜角
は、10.3°、Psの極性は負で大きさは5.9nc
/cm2 であった。Chピッチは。左ねじれでピッチ
の長さはCh相の中心温度で19μmであった。
ンを主成分とする混合液晶でカイラルスメクティック相
上限温度から30℃下の温度(以下「Tc−30℃」と
記す)において、コーン角Θは、15°、層の傾斜角
は、10.3°、Psの極性は負で大きさは5.9nc
/cm2 であった。Chピッチは。左ねじれでピッチ
の長さはCh相の中心温度で19μmであった。
【0076】該液晶素子を100℃で5時間保持した
後、1分間に1℃の速度で徐冷し、室温下で顕微鏡観察
を行なったところ、初期配向状態でC1配向が保たれ、
ほぼ全面がユニフォーム状態であった。見かけのチルト
角αはユニフォーム2状態間で10.8°であった。
後、1分間に1℃の速度で徐冷し、室温下で顕微鏡観察
を行なったところ、初期配向状態でC1配向が保たれ、
ほぼ全面がユニフォーム状態であった。見かけのチルト
角αはユニフォーム2状態間で10.8°であった。
【0077】波高値15Vの矩形パルスを印加するとパ
ルス幅15μsでユニフォーム間のスイッチングが起こ
った。
ルス幅15μsでユニフォーム間のスイッチングが起こ
った。
【0078】比較例5 クロス角が−2°になる様にした他は全く実施例5と同
様に液晶セルを作成した。この液晶セルに実施例5で用
いたカイラルスメクティック液晶を注入し液晶素子を作
成した。
様に液晶セルを作成した。この液晶セルに実施例5で用
いたカイラルスメクティック液晶を注入し液晶素子を作
成した。
【0079】この液晶素子を実施例5と全く同様に10
0℃でエージング、徐冷した後室温において顕微鏡観察
したところ、初期配向状態でC1配向は保たれていた
が、約70%がスプレイ状態、残りの30%がユニフォ
ーム状態であった。この液晶素子に波高値15Vの矩形
パルスを印加したところ、スプレイ状態が安定のため、
ユニフォーム2状態間のスイッチングが起こりにくくな
り、得られたしきい値は31μsとなった。
0℃でエージング、徐冷した後室温において顕微鏡観察
したところ、初期配向状態でC1配向は保たれていた
が、約70%がスプレイ状態、残りの30%がユニフォ
ーム状態であった。この液晶素子に波高値15Vの矩形
パルスを印加したところ、スプレイ状態が安定のため、
ユニフォーム2状態間のスイッチングが起こりにくくな
り、得られたしきい値は31μsとなった。
【0080】比較例6〜10 それぞれクロス角を−6°、−4°、−2°、0°、+
6°とした他は全く実施例5と同様に液晶セルを作成
し、それぞれの液晶セルに実施例5で用いたカイラルス
メクティック液晶を注入し、液晶素子を作成、実施例5
と全く同様の実験を行なった。結果を下に示す。
6°とした他は全く実施例5と同様に液晶セルを作成
し、それぞれの液晶セルに実施例5で用いたカイラルス
メクティック液晶を注入し、液晶素子を作成、実施例5
と全く同様の実験を行なった。結果を下に示す。
【0081】
【表1】 実施例5、比較例5〜10よりTc−30℃における|
Ps|が5.9nc/cm2 である場合、|クロス角|
≧4°で良好なユニフォーム配向性、及びユニフォーム
でのスイッチング特性を示すことがわかった。
Ps|が5.9nc/cm2 である場合、|クロス角|
≧4°で良好なユニフォーム配向性、及びユニフォーム
でのスイッチング特性を示すことがわかった。
【0082】実施例6 比較例5と全く同様な方法(クロス角−2°)で液晶セ
ルを作成した。該セルに下記特性をもつ、フェニルピリ
ミジンを主成分とする液晶を注入、実施例5と全く同様
に100℃でエージング、徐冷し、室温で顕微鏡観察を
行なった。
ルを作成した。該セルに下記特性をもつ、フェニルピリ
ミジンを主成分とする液晶を注入、実施例5と全く同様
に100℃でエージング、徐冷し、室温で顕微鏡観察を
行なった。
【0083】コーン角:14.5°, Ps(Tc−30℃における):−0.9nc/cm2 δ :9.8° Chピッチ:左ねじれ 37μm(Ch中心温度) 初期配向状態で全面C1配向が保たれ、ほぼ全面がユニ
フォーム状態であった。見かけのチルト角はユニフォー
ム2状態間で10.3°であった。この液晶素子に波高
値25Vの矩形パルスを印加するとパルス幅45μsで
ユニフォーム間のスイッチングが起こった。
フォーム状態であった。見かけのチルト角はユニフォー
ム2状態間で10.3°であった。この液晶素子に波高
値25Vの矩形パルスを印加するとパルス幅45μsで
ユニフォーム間のスイッチングが起こった。
【0084】比較例11〜16 クロス角をそれぞれ−10°、−6°、−4°、0°、
+4°、+6°とした他は、全く実施例5と同様に液晶
セルを作成し、実施例6で用いた液晶を注入し、液晶素
子を作成した。実施例5と全く同様の実験を行なった。
結果を下に示す。
+4°、+6°とした他は、全く実施例5と同様に液晶
セルを作成し、実施例6で用いた液晶を注入し、液晶素
子を作成した。実施例5と全く同様の実験を行なった。
結果を下に示す。
【0085】
【表2】 実施例6、比較例11〜16よりTc−30℃における
|Ps|が0.9nc/cm2 である場合、|クロス角
|<4°で良好なユニフォーム配向性、及びユニフォー
ムでのスイッチング特性を示すことがわかった。
|Ps|が0.9nc/cm2 である場合、|クロス角
|<4°で良好なユニフォーム配向性、及びユニフォー
ムでのスイッチング特性を示すことがわかった。
【0086】実施例7〜11 実施例5とほぼ同様な方法で作成したセルに、Psの異
なる液晶を注入しユニフォーム配向性を調べた。結果を
下に示す。
なる液晶を注入しユニフォーム配向性を調べた。結果を
下に示す。
【0087】
【表3】 実施例7〜11からわかる通り、Tc−30℃における
|Ps|>2nc/cm2 の時、|クロス角|≧4°、
また、|Ps|<2nc/cm2 の時、|クロス角|<
4°でかつ、Chピッチのねじれ方向がクロスラビング
の交差方向と同じの時ユニフォーム配向性が向上するこ
とがわかった。
|Ps|>2nc/cm2 の時、|クロス角|≧4°、
また、|Ps|<2nc/cm2 の時、|クロス角|<
4°でかつ、Chピッチのねじれ方向がクロスラビング
の交差方向と同じの時ユニフォーム配向性が向上するこ
とがわかった。
【0088】
【発明の効果】本発明の液晶素子は、ユニフォーム配向
下でのスイッチング特性が良好で、該ユニフォーム配向
が安定して得られ、高コントラストで高品質の表示を行
うことができる。
下でのスイッチング特性が良好で、該ユニフォーム配向
が安定して得られ、高コントラストで高品質の表示を行
うことができる。
【図1】本発明の液晶素子の一例を示す断面図である。
【図2】C1及びC2の2種類の配向状態の説明図であ
る。
る。
【図3】C1及びC2配向でのコーン角、プレチルト角
及び層傾斜角の関係を示す説明図である。
及び層傾斜角の関係を示す説明図である。
11a、11b 基板 12a、12b 透明電極 13a、13b 絶縁膜 14a、14b 配向制御膜 15 強誘電性液晶 16 スペーサ 17a、17b 偏光板 21 液晶層 22 C1配向状態 23 C2配向状態
フロントページの続き (72)発明者 水野 祐 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 朝岡 正信 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 寺田 匡宏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−252624(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】 液晶に電圧を印加するための電極と、液
晶を配向させるための一軸配向膜をそれぞれ有する一対
の基板間にカイラルスメクティック液晶を挟持してなる
液晶素子であって、上基板と下基板の配向膜の処理軸が
交差し、且つ下基板に対する上基板の処理軸の交差方向
が上記カイラルスメクティック液晶のコレステリック相
のらせんのねじれ方向と同じであり、上記カイラルスメ
クティック液晶がプレチルト角をα、コーン角をΘ、S
m* C層の傾斜角をδとした時、Θ<α+δで表わされ
る配向状態を有し、見かけのチルト角をθa とするとΘ
>θa >Θ/2であることを特徴とする液晶素子。 - 【請求項2】 液晶に電圧を印加するための電極と液晶
を配向させるための一軸配向膜をそれぞれ有する一対の
基板間にカイラルスメクティック液晶を挟持してなる液
晶素子であって上基板と下基板の配向膜の処理軸が交差
し、且つ上基板側から見て、下基板の処理軸に対して上
基板の処理軸が交差する方向が左側を負極性、右側を正
極性とした時上記カイラルスメクティック液晶の自発分
極の極性と上記交差方向の極性の積が正になる関係を有
し、上記カイラルスメクティック液晶が、プレチルト角
をα、コーン角をΘ、Sm* C層の傾斜角をδとした
時、Θ<α+δで表わされる配向状態を有し、見かけの
チルト角をθa とするとΘ>θa >Θ/2であることを
特徴とする液晶素子。 - 【請求項3】 カイラルスメクティック液晶と、該液晶
を挟持して対向すると共にその対向面にそれぞれ上記液
晶に電圧を印加するための電極が形成され、さらに液晶
を配向するための一軸性配向処理が施された1対の基板
を備えた液晶素子であって、一軸配向処理軸が互いにあ
る角度(以下「クロス角」と記す)で交差し、該交差方
向が上基板側から見て下基板の方向に対して上基板の方
向が左側になる場合の極性を負、右側になる場合の極性
を正とした時に、該極性と挟持した液晶の自発分極(以
下「Ps」と記す)の極性の積が正になる関係を有し、
カイラルスメクティック相上限温度から30℃下の温度
におけるPsの大きさとクロス角の関係が |Ps|<2nc/cm2 の時に|クロス角|<6° |Ps|≧2nc/cm2 の時に|クロス角|≧6° であり、かつ下基板に対する上基板の処理軸の交差方向
が、上記カイラルスメクティック液晶のコレステリック
のらせんのねじれ方向と同じであり、上記液晶のコーン
角Θ、プレチルト角α、スメクティック相における液晶
層の傾斜角をδとすると、該液晶はΘ<α+δ、α>δ
で表わされる少なくとも2つの安定状態を示す配向状態
を有し、該少なくとも該2つの安定状態における光学軸
のなす角度の1/2であるθa が Θ>θa >Θ/2 の関係を満足することを特徴とする液晶素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31112692A JP2663082B2 (ja) | 1991-10-30 | 1992-10-28 | 液晶素子 |
Applications Claiming Priority (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31013091 | 1991-10-30 | ||
| JP4-105272 | 1992-04-01 | ||
| JP10527292 | 1992-04-01 | ||
| JP3-310130 | 1992-04-01 | ||
| JP31112692A JP2663082B2 (ja) | 1991-10-30 | 1992-10-28 | 液晶素子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05333342A JPH05333342A (ja) | 1993-12-17 |
| JP2663082B2 true JP2663082B2 (ja) | 1997-10-15 |
Family
ID=27310438
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31112692A Expired - Fee Related JP2663082B2 (ja) | 1991-10-30 | 1992-10-28 | 液晶素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2663082B2 (ja) |
-
1992
- 1992-10-28 JP JP31112692A patent/JP2663082B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05333342A (ja) | 1993-12-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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