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JP2679906B2 - 検版作成装置 - Google Patents
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JP2679906B2 - 検版作成装置 - Google Patents

検版作成装置

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JP2679906B2
JP2679906B2 JP3300625A JP30062591A JP2679906B2 JP 2679906 B2 JP2679906 B2 JP 2679906B2 JP 3300625 A JP3300625 A JP 3300625A JP 30062591 A JP30062591 A JP 30062591A JP 2679906 B2 JP2679906 B2 JP 2679906B2
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ultraviolet
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、検版作成装置に係り、
カラー印刷物の品質のチエックの際に用いられる検版を
紫外感光性の感光材料により作成する検版作成装置に関
する。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】印刷機で
多量のカラー印刷、例えば新聞等に添付されるカラー広
告(所謂折込広告)を印刷する場合には、印刷機で印刷
を行なう前に検版作成装置(カラープルーフ作成装置)
を用いて実際の印刷を行なう前に事前にチェックするよ
うにしている。
【0003】カラープルーフ装置の代表的な装置の一つ
としては、オーバレイ方式がある。この方式は、各色材
フィルムを重ね合わせて画像を再現させる方式で、フィ
ルムを通して見ることが不可能で、画像が悪くなる。
【0004】他に、一枚のシート上に画像を得る方式と
してサープリント方式と呼ばれる方式がある。この方式
は、一枚の支持耐上に4色の感光フイルムを順次重ね合
わせて画像を得る方式である。この方式としては、クロ
マリン(デュポン社製、商品名)、マッチプリント(3
M社製、商品名)、カラーアート(富士写真フィルム社
製、商品名)等が知られているが、何れも4枚の感光フ
ィルムが必要で、廃棄物が発生する。
【0005】他に、一枚の感光シート上にカラー画像を
形成する方法としてカラーペーパー方式が知られてい
る。この方式は、カラーペーパーにフィルム原稿を密着
し各色フィルターを使用して露光し、ウエット現像して
カラー画像を得る方式であり、ファインチェッカー(富
士写真フィルム社製、商品名)、コンセンサス(コニカ
社製、商品名)が知られている。この方式では、カラー
ペーパーの感度域が可視域であるため、取扱いに暗室も
しくは暗室を備えた露光器が必要であり、また、現像液
の保守管理が必要である。
【0006】これらの方法は、複数のシートが必要、転
写シート、トナー等の廃棄物が発生する、明室での取扱
いが困難である、現像液を使う現像システムが必要であ
る等の何れかの欠点があり改善が求められている。
【0007】そこで、廃棄物が発生せずかつ明室での取
扱いが容易な可視光域に感光性を有していない感光材料
を用いることが考えられる。このような感光材料として
は、2成分型感熱発色媒体の2つの成分を光硬化性組成
物を含有するマイクロカプセルを隔てて分離配置したも
の(特開昭52−89915号公報)、酸性基を有する
ビニルモノマと光重合性組成物を含有する層と隔離層と
電子供与性の無色染料からなる層を積層したもの(特開
昭61−123838号公報)、異なる色を発色する感
光層を複数備え各々の感光層が中心波長を有しているも
の(特開平1−224930号、特開平2−19710
号公報)等が提案されている。これによれば、露光によ
り光硬化性組成物に潜像を形成させた後、加熱すること
により可視画像を形成することができる。
【0008】この紫外感光性の感光材料を用いれば明室
での処理が可能であり、廃棄物が発生することはない。
この紫外感光性の感光材料を用いてカラープルーフを作
成するには、紫外光を発光する光源を用いて、感光材料
の発色する感光波長域に応じた波長域の光を照射する必
要がある。
【0009】本発明は上記事実を考慮し、感光材料に紫
外光を照射することにより明室で検版を作成することが
でき色分離がよく、鮮鋭度が高い検版を作成することの
できる検版作成装置を提供することが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1に記載した検版作成装置は、紫外波
長域の光を照射して加熱することにより色素画像を形成
する紫外感光性感光材料に紫外光を照射するための光源
を備え、前記光源からの紫外光を画像原稿を介して前記
感光材料に照射して検版を作成する検版作成装置であっ
て、前記光源として無電極光源を用いると共に前記光源
と前記感光材料との間の光路に挿入できかつ前記感光材
料の少なくとも3つの感光波長域に対応した異なる紫外
波長域の紫外光を透過する少なくとも3つのフィルタを
設け、前記フィルタと前記光源との間に少なくとも1枚
の防熱フィルタを備え、前記フィルタを光路に順に挿入
して前記各紫外波長域の紫外光により前記感光材料を露
光することを特徴とする。
【0011】請求項2に記載した発明は、請求項1に記
載した検版作成装置であって、前記フィルタは、干渉フ
ィルタであることを特徴とする。
【0012】本発明の請求項3に記載した検版作成装置
は、紫外波長域の光を照射して加熱することにより色素
画像を形成する紫外感光性感光材料に紫外光を照射する
ための光源を備え、前記光源からの紫外光を画像原稿を
介して前記感光材料に照射して検版を作成する検版作成
装置であって、前記光源として前記感光材料の少なくと
も3つの感光波長域に対応した異なる紫外波長域の紫外
光を放射する少なくとも3つの光源を用い、前記複数の
光源を各々独立に点灯或いは同時に点灯して前記感光材
料に露光を与えることを特徴とする。
【0013】本発明の請求項4の検版作成装置は、紫外
波長域の光を照射して加熱することにより色素画像を形
成する紫外感光性感光材料へ、画像原稿を介して紫外光
を照射して検版を作成する検版作成装置であって、前記
紫外感光性感光材料へ紫外光を照射する線状の光源と、
前記紫外感光性感光材料及び前記画像原稿と前記光源と
を相対移動させる移動手段と、前記光源からの紫外光を
平行とする光学手段と、前記光源の紫外光から前記画像
原稿に応じた紫外光を選択する紫外光選択手段と、を有
することを特徴とする。
【0014】本発明の請求項5の検版作成装置は、請求
項4の検版作成装置であって、前記紫外光選択手段とし
て前記光源と前記紫外感光性感光材料との間に前記画像
原稿に対応するフィルタが設けられ、前記光学手段を通
過した紫外光からフィルタによって前記画像原稿に対応
する紫外光が選択されることを特徴とする。
【0015】本発明の請求項6の検版作成装置は、請求
項1ないし5の検版作成装置であって、前記光源が前記
画像原稿の下方に位置することを特徴とする。
【0016】本発明の請求項7の検版作成装置は、請求
項1ないし5の検版作成装置であって、前記光源が前記
画像原稿の上方に位置することを特徴とする。
【0017】
【作用】請求項1に記載の検版作成装置は、紫外波長域
の光を照射して加熱することにより色素画像を形成する
紫外感光性感光材料に紫外光を照射するための光源を備
え、前記光源からの紫外光を画像原稿を介して前記感光
材料に照射して検版を作成する。前記光源には無電極光
源を用いており、前記光源と前記感光材料との間の光路
にはフィルタが挿入できるようになっている。このフィ
ルタは少なくとも3つあり、前記感光材料の少なくとも
3つの感光波長域に対応する紫外波長域の紫外光を透過
する。このフィルタと光源との間には防熱フィルタが設
けられており、フィルタの温度上昇や褪色を防止してい
る。ここで、前記フィルタを光路に順に挿入して各紫外
波長域の紫外光を画像原稿を介して前記感光材料に照射
し、次に、この感光材料を加熱して現像する。これによ
り、感光材料には感光材料の少なくとも3つの感光波長
域に対応する色素画像が形成され、カラープルーフが作
られる。これにより、明室で検版を作成することができ
る。
【0018】請求項2に記載の発明においては、フィル
タとして、干渉フィルタを用いることにより、透過光の
半値幅が狭い波長域とすることができる。このため、1
回の露光で、感光材料の1つの感光波長域の感光層のみ
を露光することができ、感光材料の他の感光波長域の感
光層に対しては露光を与えることがないから、混色がな
く、色分離のよいカラープルーフを作成することができ
る。
【0019】請求項3に記載の検版作成装置は、紫外波
長域の光を照射して加熱することにより色素画像を形成
する紫外感光性感光材料に紫外光を照射するための光源
を備え、前記光源からの紫外光を画像原稿を介して前記
感光材料に照射し、この感光材料を加熱することにより
色素画像を形成する。
【0020】この光源として、異なる紫外波長域の紫外
光を放射する光源を少なくとも3つ用いている。ここ
で、前記光源を各々を独立又は同時に点灯する。これに
より、感光材料の少なくとも3つの感光波長域に対応す
る色素画像が形成され、これにより、カラープルーフが
作られる。これにより、明室で検版を作成することがで
きる。
【0021】請求項4に記載した検版作成装置は、光源
からの紫外光を光学手段によって平行光とする。また、
紫外光選択手段は、画像原稿に応じた紫外光を選択して
感光材料へ照射する。これによって、感光材料は、画像
原稿に応じた紫外光を画像原稿を介して照射されて露光
される。光源が、感光材料の紫外感光域の各々、即ち、
複数の画像原稿に対応して個別に設けられている場合、
何れかの光源を紫外光選択手段によって選択する。
【0022】この検版作成装置は、光源として線状の光
源、例えば蛍光管等を適用している。蛍光管等は、発熱
量が少なく、このため、加熱によって現像される感光材
料を使用しても、感光材料が光源からの熱によって加熱
されることはない。
【0023】この線状の光源を紫外感光性感光材料及び
画像原稿に対して相対移動させて露光を行う。即ち、線
状の光源を移動手段によって移動させるか、紫外感光性
感光材料及び画像げんこう移動させるかのいずれであっ
てもよい。
【0024】光源は、複数の光源を組合わせたものであ
ってもよく、同一の光源から照射される紫外光が感光材
料の感光域全てに対応するものであってもよい。また、
紫外光選択手段は、感光材料の感光域に対応した紫外光
のみを感光材料に向けて照射する。
【0025】また、請求項5に記載の如く、光源からの
紫外光をフィルタによって選択して取り出すこともでき
る。光学手段と感光材料との間に画像原稿に応じたフィ
ルタを配置し、これらのフィルタの出し入れによって紫
外光を選択して感光材料に照射することができる。光源
からの光は平行光とされて感光材料へ向けられ、フィル
タにより画像原稿に応じて選択され、画像原稿を介して
感光材料を露光する。感光材料は、感光面と直角に紫外
光が照射されるため、感光材料の上面に画像が形成され
た画像原稿が載置されていても、この画像原稿に紫外光
が屈折することなく透過して感光材料を露光する。これ
によって、感光材料に形成される画像は鮮鋭度の高いも
のとなり、この検版作成装置によって色分離の良い検版
を作成することができる。
【0026】この紫外光選択手段としてのフィルタは、
前記干渉フィルタを適用することが可能であるが、色素
フィルタの適用も可能である。また、複数の光源と複数
のフィルタを設け、これらの組み合わせによって画像原
稿に応じた紫外光を取り出して感光材料を露光するもの
であってもよい。
【0027】請求項6及び7に記載される如く、本発明
の検版作成装置は、光源の位置が感光材料の上方に配置
することもでき、また、感光材料の下方に配置すること
もできる。この光源からの紫外光を画像原稿を介して感
光材料に照射することにより、感光材料には画像原稿に
応じた潜像が形成される。
【0028】
【実施例】
〔実施例1〕本発明の実施例1を図面を参照して詳細に
説明する。
【0029】図1に示される検版作成装置10は、Y
版、M版、C版及びBK(スミ)版に色分解された各原
稿フィルムを使って実際の印刷を行う前に原稿フィルム
のレイアウトに間違いがないか、色違いがないか、文字
の誤りがないか等を検査するためのカラープルーフを作
成するための検版作成装置であり、各原稿フィルムを1
枚づつ位置決めして紫外感光材料に順次重ねて多重密着
露光した後、熱現像してカラープルーフを作成する。
【0030】検版作成装置10のケーシング12の図1
の左側上部には、感材ロール収容部14が設けられてお
り、この感材ロール収容部14には、感光材料16が収
容されたマガジン18が装填されている。また、感材ロ
ール収容部14の上面には、開口部14Aが設けられて
いる。
【0031】感材ロール収容部14の前面には、回転ノ
ブ20が設けられており、この回転ノブ20を時計方向
へ回転することによって、感光材料16が開口部14A
から搬出されるようになっている。感材ロール収容部1
4の開口部14Aには、カッタ22が設けられている。
このカッタ22は、感材ロール収容部14の前面上部に
設けられたスライドノブ24に連動しており、スライド
ノブ24の操作によって、感光材料16を切断するよう
になっている。従って、作業者は感材ロール収容部14
から引き出した感光材料16を、カッタ22によって所
定の長さに切断することができる。
【0032】ケーシング12の上面の略中央部は、露光
部26とされている。この露光部26には、矩形状の切
欠部が形成されており、この切欠部には、透明のガラス
板28が挿入されている。ケーシング12の露光部26
の手前側には、一対の位置決めピン30が立設されてお
り、この位置決めピン30を、Y版、M版、C版及びB
K(スミ)版に色分解された各原稿フィルム32の縁部
に穿設された位置決め孔に挿入することによって、各原
稿フィルム32の位置決めが容易で且つ正確に行えるよ
うになっている。
【0033】露光部26は、上蓋34によって被覆され
るようになっている。この上蓋34はヒンジ35によっ
てケーシング12に取付けられており、上蓋34はヒン
ジ35を回転中心として揺動可能とされている。
【0034】図2に示される如く、上蓋34は、内部空
間36を有する箱状体とされており、吸引パイプ38が
連結されている。この吸引パイプ38は、ケーシング1
2内に配置されたブロア40に連結されている。このブ
ロア40は、ケーシング12内に設けられた制御装置4
2に接続されており、ブロア40は、制御装置42によ
ってオンオフ制御されるようになっている。従って、ブ
ロア40が作動すると、吸引パイプ38を介して上蓋3
4の内部空間36内が吸引され減圧されるようになって
いる。
【0035】上蓋34の感光材料16を押さえつける面
(押圧面)34Aには、複数の小孔37が穿設されてお
り、上蓋34の内部空間36内が減圧されている場合に
は、押圧面34Aに感光材料16が吸着されるようにな
っている。
【0036】図3に示される如く、ケーシング12内の
ガラス板28の下部には、フレネルレンズ29が密着さ
れており、各原稿フィルム32を介して感光材料16に
平行光が照射されるようになっている。図3はネガ型の
感光材料16に露光する例を示したもので、ガラス板2
8の上に原稿フィルム32のY版、M版、C版及びBK
版の画像を順次交換して感光材料16に計4回焼付け
る。ポジ型の感光材料16に露光する場合には光源に近
い側にBK版を置き、これにY版、M版、C版を順次重
ねて計3回焼付ける。また、ガラス板28の外周付近に
は、溝部が設けられており、露光時には吸引ポンプ等に
よる吸引により感光材料16と原稿フィルム32との間
の空気層及びガラス板28と原稿フィルム32との間の
空気層を無くし、それぞれを密着させるようになってい
る。なお、上記原稿フィルム32の各々には、Y版、M
版、C版及びBK版のどの画像であるかを識別できる識
別記号が付されており、希望する原稿フィルム32を容
易に選択できるようになっている。
【0037】また、フレネルレンズ29の下方には、紫
外光を発光する光源が配置されている。
【0038】ここで、本実施例では、光源として、経時
による光強度の変化が少なくかつ紫外波長域(例えば、
330〜435nm)において少なくとも3つの分光感度
を有する感光材料に対して適切な露光を与えるのに必要
な光強度の分布を有する無電極光源44が用いられてい
る。また、無電極光源44は、高い光強度の紫外光を放
射することが知られている。この無電極光源44は略半
球状とされた反射板46を備えており、反射板46の焦
点から、ガラス板28の反対側(図3の下側)へ若干ず
れた位置が無電極光源44の発光点48とされている。
従って、発光点48から照射された光の一部は、直接光
としてガラス板28方向へ照射されると共に、発光点4
8から照射された光の一部は、反射板46によって反射
された反射光として、ガラス板28方向へ照射されるよ
うになっている。
【0039】無電極光源44とフレネルレンズ29との
間の無電極光源44近傍には、干渉フィルタユニット4
9が配置されている。この干渉フィルタユニット49
は、円盤状のターレット50と、このターレット50の
軸心に駆動軸が連結された駆動モータ52とで構成され
ている。図1に示されるように、ターレット50には、
軸心廻り略等間隔に、円孔54が4個穿設されており、
これらの円孔54には、Y版、M版、C版、BK(ス
ミ)版の各々対応する原稿フイルム32を露光するため
の3枚の干渉フィルタ56A、56B及び56Cと透明
ガラス(又は中性灰色フィルタ)57とが取付られてい
る。
【0040】本実施例に用いた干渉フィルタは平行平板
ガラス80の表面に薄膜蒸着が施されている。図9に示
したように、この干渉フィルタ56は、平行平板ガラス
80の表面に均一に金属82或いは誘電体84が交互或
いは順に薄膜蒸着して形成され、薄膜形成時に薄膜の厚
さや薄膜形成の素材を変化させることによりコリメート
された光が入射された場合に透過光の波長域が特定でき
るようになっている。ここで、点光源のように発光点か
ら放射状に射出する光は、干渉フィルタ光軸中心部以外
では斜めに入射されることになるが、この干渉フィルタ
の入射角が変わると、透過光の波長域が広がるため、露
光すべき感光材料の感光層以外の感光層も同時に露光さ
れ、その結果、最終画像の混色が起こり、色分離が悪く
なる。このため、例えば、図8に示したように、光軸近
傍から周辺部まで薄膜を徐々に厚くなるように形成す
る。また、薄膜形成の素材を適正に選択し、指定の波長
域を透過するようにする。これにより、点光源により放
射され干渉フィルタに斜めに入射された光に対しても干
渉フィルタが所定の半値幅を保つようにしている。
【0041】なお、本実施例では、ポジ型の感光材料1
6の場合は、原稿フイルム32としてY版にBK(ス
ミ)版、M版にBK(スミ)版、C版にBK(スミ)版
をそれぞれ重ねて感光材料16に順次密着させ、無電極
光源44によって発生された紫外光を、各々シアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)に対応する感
光材料16の感光波長領域(例えば、C=400〜43
5nm、M=365〜400nm、Y=330〜365nm)
に、干渉フィルタ56によって分割して露光を行う(図
3の状態)。また、ネガ型の感光材料16の場合は、原
稿フィルム32としてY版、M版、C版、BK(スミ)
版を感光材料16に順次密着させ、無電極光源44によ
って発生された紫外光を、各々シアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)に対応する感光材料16の感光
波長領域に、干渉フィルタ56によって分解すると共
に、BK(スミ)に対応して感光材料の全感光波長領域
の紫外光を通過させる透明ガラス(又は中性灰色フィル
タ)57によって露光を行う。また、透明ガラスを用い
ずフィルタ挿入孔のみでもよい。なお、このBKに対応
する露光に際しては、透明ガラス57または中性灰色フ
ィルタの代わりに、紫外感光域の分光感度を補正するた
めに、紫外部に吸収を有する補正フィルタを用いてもよ
い。
【0042】なお、干渉フィルタ56としては、各透過
波長域に対して1枚でもよいが、2枚以上組合わせて半
値幅を狭くすることが好ましい。
【0043】駆動モータ52は、ステッピングモータで
構成されており、制御装置42からの信号によって、タ
ーレット50を所定角度回転し、無電極光源44とフレ
ネルレンズ29との間の光路上に、各干渉フィルタ56
と透明ガラス(又は中性灰色フィルタ)57とを出し入
れするようになっている。また、制御装置42には、ケ
ーシング12の露光部26の手前側に設けられたフィル
タ選択ボタン62に接続されており、制御装置42は、
フィルタ選択ボタン62によって選択された、干渉フィ
ルタ56又は透明ガラス57が無電極光源44とフレネ
ルレンズ29との間の光路上に挿入されるように、駆動
モータ52を回転制御するようになっている。
【0044】また、フィルタ選択ボタン62は、原稿フ
ィルムの種類であるC版、M版、Y版原稿フィルム32
の各々に対応するフィルタ選択ボタン62A、62B、
62C及びネガ型の感光材料16の場合の、BK(ス
ミ)版原稿フィルム32用のフィルタ選択ボタン62D
から構成されている。
【0045】フィルタ選択ボタン62の近傍には、露光
スタートボタン63と露光ストップボタン65とが設け
られており、この露光スタートボタン63と露光ストッ
プボタン65とは、各々制御装置42に接続されてい
る。
【0046】図3に示されるように、干渉フィルタ56
と光源44との間には、防熱フィルタ45が設けられて
いる。これにより、干渉フィルタ56の温度上昇を防止
するようにしている。
【0047】また、各干渉フィルタ56には、温度セン
サ58が取付られている。これらの温度センサ58は、
制御装置42に接続されており、干渉フィルタ56の温
度が所定値を超えた場合には、制御装置42によって、
露光の開始が禁止されると共に、干渉フィルタ56の温
度がが所定温度以下となった場合には、制御装置42に
よって、露光の開始が可能とされるようになっている。
また、ケーシング12の露光部26の手前側には、温度
上昇警告手段としてのランプ60が設けられており、制
御装置42の出力によって、点滅するようになってい
る。
【0048】また、干渉フィルタ56の近傍には、送風
機55の送風口が開口しており、送風機55からの送風
によって干渉フィルタ56の温度上昇を防止している。
【0049】図3に示される如く、光路に沿った干渉フ
ィルタ56の無電極光源44側には、ルーバ64が配置
されている。
【0050】図4に示される如く、ルーバ64は、同軸
的に配置された複数枚(7枚〜8枚)のリング状のフィ
ン66A、66B、・・・で構成されており、各フィン
66A、66B、・・・は、軸心を通る略直角に交差し
た2枚の梁によって互いに連結されている。また、各フ
ィン66A、66B・・・は、各々無電極光源44側
(図4の下側)から、干渉フィルタ56側へ向けて拡径
されており、外側に配置されたフィン程、拡径率が大き
くされている。また、最外部のフィン66A(ルーバ6
4)の最大径Dは略160mmとされており、ルーバ64
の光路方向の長さMは40mmとされている。従って、発
光点48から照射された直接光と、反射板46によって
反射され反射光の内の直接光と略同一方向からルーバ6
4に入射された光のみが、ルーバ64を通過できるよう
になっている。
【0051】図3に示される如く、ルーバ64の無電極
光源44側には、積算光量計68が配置されている。こ
の積算光量計68は、制御装置42に接続されており、
制御装置42は、積算光量計68からの入力に基づい
て、感光材料に照射する露光量を算出し、積算光量が所
定値になった場合に、無電極光源44を消灯するように
なっている。
【0052】図5に示される如く、制御装置42は、マ
イクロコンピユータ70を含んで構成されている。マイ
クロコンピユータ70は、CPU72、RAM74、R
OM76、入出力ポート78及びこれらを接続するデー
タバスやコントロールバス等のバス80で構成されてい
る。
【0053】マイクロコンピユータ70の入出力ポート
78には、ステッピンモータ52、無電極光源44、ブ
ロア40、温度センサ58等がドライバー75を介して
接続されている。
【0054】図1に示される如く、検版作成装置10の
ケーシング12の右側には、熱現像部81が設けられて
おり、この熱現像部81の上部には、感光材料挿入孔8
3Aが穿設されている。また、この熱現像部81内に
は、一本のヒートローラ86とベルト87とが内蔵され
ている。ヒートローラ86のヒータ(図示省略)及び温
度センサ(図示省略)は、各々制御装置42に接続され
ており、制御装置42によって、ヒートローラ86は所
定温度に加熱制御されるようになっている。従って、感
光材料挿入孔83Aから挿入された露光済の感光材料1
6は、ベルト87に沿って搬送され、ヒートローラ86
の周囲約3/4回転の間を感光材料16が接しながら搬
送され、これにより、熱現像されるようになっている。
また、熱現像部81の右側面には、感光材料搬出孔83
Bが穿設されており、この感光材料搬出孔83Bから
は、熱現像された感光材料16が排出され、感光材料搬
出孔83Bの下部に配設されたトレイ90に収容される
ようになっている。
【0055】以下に実施例1の作用を図6の制御フロー
チヤートに従い説明する。先ず、作業者は、検版作成装
置10の露光部26に、原稿フィルム32、例えば、ポ
ジ型の感光材料16の場合には、Y版にBK(スミ)版
を重ねてをセットする。この場合、作業者は露光部26
の手前側の位置決めピン30を各原稿フイルム32の縁
部に穿設された位置決め孔にBK版を光源側にして挿入
する。これによって、各原稿フィルム32の位置決めが
容易で且つ正確に行える。
【0056】次に、作業者は感材ロール収容部14から
引き出した感光材料16を、カッタ22によって所定の
長さに切断し、原稿フイルム32の上に密着させて上蓋
34を閉じる。
【0057】一方、検版作成装置10の電源スイツチが
オンされると、制御装置42が作動して熱現像部81の
ヒートローラ86の温度制御が開始され、熱現像に最適
な温度になると検版作成準備状態になり、図6の制御ル
ーチンが開始される。
【0058】制御ルーチンが開始されると、ステップ1
02においてブロア40がオンされ、ステップ104で
フィルタ選択ボタン62A、62B、62C、62Dの
うちの何れのフィルタ選択ボタンが押されたかを判断す
る。
【0059】ステップ104では、露光する原稿フイル
ム32をY版として選択すれば、露光する原稿フイルム
32に対応する干渉フィルタAが所定の位置に配置され
るように、ステップ106で駆動モータ52の回転角度
が制御され、光路へ挿入される。露光する原稿フイルム
32をM版として選択すれば、露光する原稿フイルム3
2に対応する干渉フィルタBが所定の位置に配置される
ように、ステップ106で駆動モータ52の回転角度が
制御され、光路へ挿入される。露光する原稿フイルム3
2をC版として選択すれば、露光する原稿フイルム32
に対応する干渉フィルタCが所定の位置に配置されるよ
うに、ステップ106で駆動モータ52の回転角度が制
御され、光路へ挿入される。
【0060】なお、ネガ型の場合には、上記の干渉フィ
ルタA、B、Cの他に、BK(スミ)版原稿フィルムと
してフィルタ選択ボタン62Dがおされるので、透明ガ
ラス(又は中灰色フィルタ)57を挿入するようにす
る。
【0061】このように、原稿フィルム32に対応する
感光材料の感光波長域の干渉フィルタ56が選択され光
路上に挿入されるため、感光材料16には原稿フィルム
32の種類に応じた各々の感光波長域の紫外光で露光す
ることができる。
【0062】このようにして、露光する最初の原稿フイ
ルム32に対応する最初の干渉フィルタ56が選択され
る(ステップ106)。
【0063】ステップ108では、露光スタートボタン
63が押されたか否かを判断する。露光スタートボタン
63が押された場合には、ステップ112において、光
路に挿入された干渉フィルタ56の温度Tを温度センサ
58によって検出すると共に温度センサ58によって検
出された干渉フィルタ56の温度Tが、所定値T0を超
えているか否かを判断する。干渉フィルタ56の温度が
所定値を越えた場合には、ステツプ116へ進み、無電
極光源44の点灯を行わず、干渉フィルタ56の温度が
所定値以下になるまで警告としてランプ60を点滅さ
せ、ステップ108へ戻る。干渉フィルタ56の温度が
所定値以下の場合にはステップ114へ進む。ステップ
114では、原稿フィルム32の種類に対応した露光量
Pi(i=Y、M、C、BK版の何れか1つに対応す
る)が読み込まれ、ステップ118へ進む。ステップ1
18では無電極光源44が点灯して、露光を開始する。
【0064】従って、加熱によって干渉フィルタ56の
フィルタ特性が変化した状態で露光が行われることを自
動的に防止することができるため、加熱による干渉フィ
ルタ56のフィルタの吸収特性の変化による混色等の画
像の品質低下を防止することができる。また、ランプ6
0を点滅させることによって、作業者に干渉フィルタ5
6の温度が上昇したことを知らせることができる。
【0065】そして、無電極光源44が点灯すると、ス
テップ120において積算光量計68からの出力に基づ
いて、露光量の測定を開始してステップ122へ進む。
ステップ122では、露光量Pが所定の露光量Piにな
ったか否かを判断し、露光量Pが原稿フイルム32に対
応する露光量Piに達した場合には、ステップ124へ
進み、無電極光源44を消灯する。
【0066】このように、原稿フィルム32の種類に応
じた露光量で感光材料16が露光されるため、原稿フィ
ルム32が交換されても、原稿フィルム32の種類に応
じた適正な露光量を照射することができる。これによ
り、作業者は原稿フィルム32の種類により露光量を変
化させることなく作業を行なうことができる。
【0067】なお、上記ブロア40は、各々の原稿フィ
ルム32の露光中には作動状態のままとなっており、作
業者が上蓋34を開放した場合には、感光材料16が上
蓋36に貼り付いている。このため、作業者は、感光材
料16の位置合わせを行う必要がなく、容易に原稿フイ
ルム32の交換が行える。原稿フイルム32の交換が完
了し、上蓋34が閉じられると、ステップ102に戻っ
て、フィルタ選択ボタン62によって、次のフィルタが
選択されるのを待って、次の原稿フイルム32の露光が
開始される。このようにして、最初の原稿フィルム32
の露光が終了するとステップ104に戻り、同様の露光
操作が、ネガ型の感光材料16の場合には計4回、ポジ
型の感光材料16の場合には計3回行なわれる。
【0068】一方、各原稿フイルム32の露光が全て完
了し、作業者によって露光ストップボタン65が押圧さ
れた場合には、ステップ110において、露光作業は終
了と判断され、ステップ126へ進みブロア40が停止
され、本制御ルーチンは終了する。
【0069】その後、作業者によって、露光済の感光材
料16が感光材料挿入孔84Aから熱現像部81に挿入
されると、熱現像部81に挿入された感光材料16は、
ヒートローラ86に接しながら搬送され、熱現像されて
感光材料搬出孔83Bから、トレイ90に排出される。
【0070】ここで、本実施例では、光源には無電極光
源44を用いて、無電極光源44から射出した紫外光を
干渉フィルタ56を介して感光材料16へ照射するよう
にしている。従って、干渉フィルタ56は、1回の露光
で所定色素画像を形成する紫外感光波長域の紫外光のみ
を透過し、他の色素画像を形成する紫外感光波長域の紫
外光を透過することがないので、混色を生ずることがな
く、色分離のよいカラープルーフを作成することができ
る。無電極光源44を用いることにより高い強度の紫外
光が放射されるので、感光材料16には適切な強度の紫
外光が照射される。このため、露光時間を長くすること
なく短時間で感光材料16の露光を終了することができ
る。
【0071】なお、本実施例においては、光路上に挿入
された干渉フィルタ56の温度Tが、所定値T0を超え
ている場合には、制御装置42によって、無電極光源4
4の点灯を自動的に禁止すると共に、ランプ60を点滅
させたが、これに代えて、光路上に挿入された干渉フィ
ルタ56の温度Tが、所定値T0を超えている場合に
は、ランプ60を点滅動作のみを行う制御とし、ランプ
60に点滅よって、干渉フィルタ56の温度上昇を警告
し、作業者に露光作業を中止させるようにしても良い。
また、本実施例においては、各干渉フィルタ56に各々
温度センサ58を取付たが、これに代えて、光路上の干
渉フィルタ56の挿入位置の近傍に温度センサを配置
し、その部位の雰囲気温度を測定して、干渉フィルタ5
6の温度の代用としても良い。
【0072】〔実施例2〕次に本発明が適用された実施
例2について説明する。
【0073】上記実施例1では、無電極光源44を用い
て干渉フィルタ56により感光材料16に照射する紫外
光の波長域を所定の波長域になるようにして、感光材料
16へ紫外光を照射した場合の例について説明したが、
実施例2として、複数の異なる紫外波長域の紫外光を放
射する光源(例えば、蛍光管)を備え、この複数の光源
を単独または同時に点灯することにより、感光材料16
へ紫外光を照射する場合について説明する。なお、実施
例2は上記実施例1と略同様の構成であるので同一部分
には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0074】図7に示される如く、ケーシング12内の
ガラス板28の下部には、紫外光を発光する光源ボック
ス98が配置されている。
【0075】この光源ボックス98は、3種類の紫外波
長域(330〜365nm、365〜400nm、400〜
435nm)の範囲にそれぞれ発光極大を有する紫外光を
放射する蛍光管94A、94B、94Cを備えている。
この3種類の紫外波長域は、各々C、M、Yに対応する
感光材料の感光波長領域(C=400〜435nm、M=
365〜400nm、Y=330〜365nm)に対応して
いる。このように、光源自体の紫外光が、感光材料16
の感光波長領域に対応しているので、干渉フィルタ56
のようなフィルタによって感光材料16に照射される紫
外光を所定の波長域になるように分割する必要はない。
【0076】この各々の蛍光管94は、図示しないドラ
イバを介して制御装置42に接続されており、制御装置
42からの制御信号により、各々の蛍光管94A〜94
のオンオフ及び蛍光管94A〜94Cに対応するスリ
ット95A〜95Cに設けられた図示しないシャッタ動
作が制御されるようになっている。光源ボックス98
は、ケーシング12に取り付けられたステージ96上を
ベルト又はチェーン等により摺動可能なように配置して
おり、図示しない駆動手段により移動できるようになっ
ている。このベルト又はチェーン等はステッピングモー
タ等の駆動源に連結されており、制御装置42からの信
号によって、所定量水平方向(図7矢印a方向)に移動
し、感光材料16の全面に渡り均一に照射できるように
なっている。光源ボックス98は制御装置42に接続さ
れ、光源ボックス98に位置を検出できるようになって
おり、順次蛍光管94から紫外光を照射する場合に光源
ボックス98内の各々の蛍光管94A〜94Cから放射
される紫外光は、スリット95A〜95Cから感光材料
16の所定範囲に重なるように制御される。これによ
り、感光材料16が異なる蛍光管94A〜94Cにより
照射されても、得られる画像がずれることはない。
【0077】なお、ネガ型の感光材料16の場合には、
Y版、M版、C版の色分解原稿に対してそれぞれ蛍光管
94A、94B、94Cからの光を用いて露光するほ
か、BK版に対しては、蛍光管94A、94B、94C
を全て点灯して露光する。
【0078】以下、実施例2の作用を図10の制御フロ
ーチヤートに従い説明する。先ず、作業者は、検版作成
装置10の露光部26に、原稿フィルム32、例えば、
Y版にBK(スミ)版を重ねてをセットする。次に、作
業者は感材ロール収容部14から引き出した感光材料1
6を、カッタ22によって所定の長さに切断し、原稿フ
イルム32の上に密着させて上蓋34を閉じる。
【0079】検版作成装置10の電源スイツチがオンさ
れると、制御装置42が作動して熱現像部81のヒート
ローラ86の温度制御が開始され、熱現像に最適な温度
になると検版作成準備状態になり、図10の制御ルーチ
ンが開始される。
【0080】制御ルーチンが開始されると、ステップ1
02においてブロア40がオンされ、ステップ104で
光源選択ボタン62A、62B、62Cのうちの何れの
フィルタ選択ボタンが押されたかを判断する。本実施例
では、干渉フィルタ56の必要がないため、フィルタ選
択ボタン62を蛍光管94の選択ボタンとして用いるこ
とができる。
【0081】ステップ104では、露光する原稿フイル
ム32をY版として選択すれば、露光する原稿フイルム
32に対応する蛍光管94Aが所定の位置に配置される
ように、ステップ106で駆動モータの回転角度が制御
され、蛍光管94Aより放射される紫外光をスリット9
5AからY版を介して感光材料16に走査しながら照射
するようにする。露光する原稿フイルム32をM版とし
て選択すれば、露光する原稿フイルム32に対応する蛍
光管94Bが所定の位置に配置されるように、ステップ
106で駆動モータの回転角度が制御され、蛍光管94
Bより放射される紫外光をスリット95BからM版を介
して感光材料16に走査しながら照射するようにする。
露光する原稿フイルム32をC版として選択すれば、露
光する原稿フイルム32に対応する蛍光管94Cが所定
の位置に配置されるように、ステップ106で駆動モー
タの回転角度が制御され、蛍光管94Cより放射される
紫外光をスリット95CからC版を介して感光材料16
に走査しながら照射するようにする。
【0082】なお、ネガ型の感光材料16の場合には、
Y版、M版、C版の各原稿フィルム32に対して上記の
蛍光管94A、94B、94Cを用いて露光するほか、
BK(スミ)版を原稿フィルム32に用いて蛍光管94
A、94B、94Cを全て点灯して、全紫外感光波長域
の紫外光で露光する。
【0083】このように、原稿フィルム32に対応する
感光材料16の感光波長域の蛍光管94が選択されるた
め、感光材料16には原稿フィルム32の種類に応じた
感光材料16の各々の感光波長域の紫外光で露光するこ
とができる。
【0084】このようにして、露光する最初の原稿フイ
ルム32に対応する最初の蛍光管94が選択される(ス
テップ106)。
【0085】ステップ108では、露光スタートボタン
63が押されたか否かを判断する。露光スタートボタン
63が押されると、ステップ150へ進む。ステップ1
50では、原稿フィルム32の種類に対応した蛍光管9
4A、94B、94Cの何れかが点灯される。ステップ
152では点灯した蛍光管94のシャッタが開かれると
共に光源ボックス98が図7矢印a方向へ移動して走査
露光を開始する。
【0086】この場合、各原稿フィルム32に対応して
予め定められた露光量になるように所定走査速度で走査
が行われる。ステップ154で光源ボックス98が基準
位置と反対側の所定位置に達したか否かが検出手段(例
えば、マイクロスイッチ)97で検出され、肯定判定な
らばステップ156で光源ボックス98を停止すると共
にシャッタを閉じ光源を消灯する。なお、ステップ15
8では、光源ボックス98の移動速度を露光量Piに応
じて制御している。ステップ160で光源ボックス98
は基準位置(図7に示す位置)へ高速でリターンされ
る。
【0087】なお、上記ブロア40は、各々の原稿フィ
ルム32の露光中には作動状態のままとなっており、作
業者が上蓋34を開放した場合には、感光材料16が上
蓋34に貼り付いている。このため、作業者は、感光材
料16の位置合わせを行う必要がなく、容易に原稿フイ
ルム32の交換が行える。原稿フイルム32の交換が完
了し、上蓋34が閉じられると、ステップ102に戻っ
て、フィルタ(蛍光管)選択ボタン62によって、次の
蛍光管64が選択されるのを待って、次の原稿フイルム
32の露光が開始される。このようにして、最初の原稿
フィルム32の露光が終了するとステップ104に戻
り、同様の露光操作が、ネガ型の感光材料16の場合に
は計4回、ポジ型の感光材料16の場合には計3回行な
われる。
【0088】一方、各原稿フイルム32の露光が全て完
了し、作業者によって露光ストップボタン65が押圧さ
れた場合には、ステップ110において、露光作業は終
了と判断され、ステップ126へ進みブロア40が停止
され、本制御ルーチンは終了する。
【0089】その後、作業者によって、露光済の感光材
料16が感光材料挿入孔83Aから熱現像部81に挿入
されると、熱現像部81に挿入された感光材料16は、
ヒートローラ86に接しながら搬送され、熱現像されて
感光材料搬出孔83Bから、トレイ90に排出される。
【0090】ここで、本実施例では、光源として感光材
料16の分光感度分布に対応した紫外波長域の光を放射
する複数の蛍光管94を用いて、感光材料16の露光を
行なうようにしている。従って、フィルタを用いて紫外
光を感光材料16の分光感度に合うように分割する必要
がない。また、走査露光によって露光を行なっているの
で複雑な光学系を用いることなく露光を行なうことがで
きる。この場合、光源を移動させるかわりに原稿フィル
ム32及び感光材料16を移動手段によって移動させる
ようにしてもよい。
【0091】なお、本実施例では、複数の光源を水平に
配置した場合の例について説明したが、複数の光源を多
角形の光源ボックス内に配置し、これを回転させるよう
にしてもよい。
【0092】〔実施例3〕次に本発明の実施例3につい
て説明する。
【0093】実施例3として、紫外光を放射する光源を
ガラス板28及びフレネルレンズ29の上方に配設し、
所定の紫外波長域の紫外光を透過する干渉フィルタ56
を介して感光材料16へ紫外光を照射する場合について
説明する。なお、実施例3に用いた部材は、上記実施例
1と略同様の構成であるので同一部分には同一符号を付
して詳細な説明は省略する。
【0094】図11に示したように、実施例3では検版
作成装置10は定盤13を備えている。定盤13には、
図示は省略したが、上記実施例1と同様の感材ロール収
容部14、熱現像部81が設けられている。この定盤1
3の手前側には、一対の位置決めピン30が立設されて
おり、この位置決めピン30を、感光材料16の位置決
め孔及びY版、M版、C版及びBK(スミ)版に色分解
された各原稿フィルム32の縁部に穿設された位置決め
孔に挿入することによって、各原稿フィルム32の位置
決めが容易で且つ正確に行えるようになっている。
【0095】定盤13の後面には、ヒンジ35の一方が
取り付けられており、このヒンジ35の他方には、ヒン
ジ35を回転中心として揺動可能とされる上蓋部99が
取付けられている。上蓋部99は、露光時に感光材料設
置部17を被覆するようになっている。この上蓋部99
は、ガラス板28及びフレネルレンズ29から構成され
ており、ガラス板28の上部に、フレネルレンズ29が
密着されるように配置し、露光時には、各原稿フィルム
32を介して感光材料16に平行光が照射されるように
なっている。
【0096】なお、ヒンジ35には、弾性バネ33が取
り付けられており、上蓋部99が揺動して感光材料設置
部17を被覆する際には、弾性バネに33より付勢力を
与えるようになっている。これにより、露光時には付勢
力及びガラス板28及びフレネルレンズ29の重みによ
ってガラス板28と原稿フィルム32とが密着し、露光
終了後の原稿フィルム32の交換時には付勢力を開放し
て容易に揺動可能とされるようになっている。
【0097】また、上記定盤13には、ガラス板28の
周縁部に弾性部材(図11、パッキン)が設けられてお
り、上蓋部99が揺動して感光材料設置部17を被覆す
ると、ガラス板28の周縁部が弾性部材に密着するよう
になっている。そして、原稿フィルム32及び感光材料
16と弾性部材との間に形成される溝部を、露光時に吸
引ポンプ等で吸引することにより、ガラス板28と定盤
13との間の空間の気密度が高められ、感光材料16と
原稿フィルム32との間の空気層及びガラス板28と原
稿フィルム32との間の空気層を無くし、それぞれを密
着させるようになっている。
【0098】図11にはネガ型の感光材料16に露光す
る例を示したもので、定盤13の上に感光材料16を配
設し、感光材料16の上に原稿フィルム32のY版、M
版、C版及びBK版の画像を順次交換して感光材料16
に計4回焼付ける。ポジ型の感光材料16に露光する場
合には感光材料16に近い側にY版、M版、C版を置
き、これにBK版を重ねて計3回焼付ける。
【0099】また、フレネルレンズ29の上方には、紫
外光を発光する無電極光源44が図示しない支柱に保持
されている。無電極光源44とフレネルレンズ29との
間の無電極光源44近傍には、干渉フィルタユニット4
9が配置されている。この干渉フィルタユニット49
は、Y版、M版、C版、BK(スミ)版の各々対応する
原稿フイルム32を露光するための3枚の干渉フィルタ
56A、56B及び56Cと透明ガラス57とが設けら
れている。
【0100】干渉フィルタ56と光源44との間には、
防熱フィルタ45が設けられている。これにより、干渉
フィルタ56の温度上昇を防止するようにしている。ま
た、照射光路に沿った干渉フィルタ56の無電極光源4
4側には、ルーバ64が配置されており、無電極光源4
4の発光点48から照射された直接光と、反射板46に
よって反射され反射光の内の直接光と略同一方向から入
射された光のみが、ルーバ64を通過できるようになっ
ている。
【0101】このように、無電極光源44をカラス板2
8の上方に配設したことにより、光源44の位置を上下
に自由に移動させることができ、感光材料16の大きさ
に合わせて照射領域を拡大及び縮小させて露光すること
ができる。このため、原稿フィルム32及び感光材料1
6の大きさに制限されることなく、カラープルーフを作
成することができる。
【0102】〔実施例4〕図12乃至図16には、本発
明の実施例4に係る検版作成装置200が示されてい
る。なお、実施例4においては前記実施例1、2及び3
に適用した同一の部品には同一の符号を付与してその説
明を省略している。
【0103】図12に示されるように、検版作成装置2
00のケーシング202は、略矩形状の箱体とされてい
る。図13に示されるように、検版作成装置200のケ
ーシング202内には、略中央部に定盤部204が設け
られ、定盤部204に隣接してマガジン装填部206
(図13紙面左側)が配設されている。また、定盤部2
04のマガジン装填部206と反対側には熱現像部81
が備えられている。
【0104】マガジン装填部206には、長尺の感光材
料16をロール状に収容したマガジン208が装填され
ている。感光材料16はマガジン208から先端が引き
出され、略水平方向に搬送されてマガジン装填部206
に隣接して設けられたカッタ210を通過して定盤部2
04へ送られる。カッタ210は、所定長さ引き出され
た感光材料16を切断するようになっている。
【0105】定盤部204に送られた感光材料16は、
定盤212上に載置され、定盤部204の上方に設けら
れた露光部214によって原稿フィルム32に記録され
た画像が焼付けられる。画像が焼付けられた感光材料1
6は、定盤部204の下流側に設けられた熱現像部81
に送られる。
【0106】熱現像部81では、ヒートローラ86に露
光が終了した感光材料16を巻き掛けて搬送しながら、
感光材料16を加熱して現像するようになっている。熱
現像部81で現像された感光材料16は、排出口202
Aから排出される。
【0107】定盤部214は、検版作成装置200の中
間ベース上に支持された定盤212及びこの定盤212
を上下移動させるための駆動部216とによって構成さ
れている。
【0108】図16に示されるように、定盤212は内
部が中空とされ、上面に感光材料16が載置されるよう
になっている。この定盤212の上面には、内部と連通
する複数の孔218が穿設され、定盤212の上面の周
縁部近傍には溝220が設けられている。定盤212の
中空部と溝220とは各々チューブ218A、220A
を介してブロア40に連通されており、ブロア40から
個々に負圧が供給されるようになっている。
【0109】定盤部204に送り込まれた感光材料16
は、ブロア40からの負圧により定盤212の上面に吸
着されて保持される。また、溝220には、感光材料1
6より大判のオーバレイシート240(後述する)及び
原稿フィルム32が吸着される。
【0110】図13及び図14に示されるように、定盤
212の下方に備えられた駆動部216は、定盤212
を水平状態で低位の感光材料16を載置し又は熱現像部
81に排出する下限位置(図14に実線で示す)、高位
の露光部214と対向され露光作業が行われる上限位置
(図14に二点鎖線で示す)、及び上限位置と下限位置
の間で原稿フィルム32を入れ変える際に待機する中間
位置の間を上下に移動させる。
【0111】定盤212の下面には、円柱上のラック2
22の軸方向の一端が連結されている。ラック222に
は、外周面に長手方向に沿った歯部が形成され、他端が
中間ベース202Bの下方に突出されている。ラック2
22の中間部は、モータとモータによって回転するピニ
オンギヤを備えたギヤボックス224に挿通されてお
り、ラック222の歯部とピニオンギヤとが噛み合わせ
れている(図示省略)。また、ギヤボックス224は中
間ベース202Bに固定されており、図示しないモータ
の駆動によりギヤボックス224が作動し、ピニオンギ
ヤとラック222の歯部が噛み合って定盤212が水平
状態で上下方向に移動される。
【0112】また、ギヤボックス224の下方には、セ
ンサボックス226が設けられている。センサボックス
226内には、ラック222の中間部が挿通されてお
り、定盤212の上限位置、中間位置及び下限位置への
移動にともなうラック222の中間部の予め決められた
複数位置の何れかを検出して、定盤212の位置を測定
するようになっている。したがって、定盤212はセン
サボックス226で正確に位置が検出されながら下限位
置、上限位置及び中間位置へ移動される。
【0113】一方、図12及び図13に示されるよう
に、熱現像部81の上方は、ケーシング202が一段低
くされ、フィルム装填部232が配設されている。フィ
ルム装填部232は、断熱板234によって熱現像部8
1と区画されており、上面には、矩形孔236が形成さ
れている。この矩形孔236は、蓋238によって開閉
される。蓋238は、ケーシング202に図示しないヒ
ンジを介して取り付けられ、図13紙面手前側から奥側
に向けて回動されて開閉される。この蓋238は原稿フ
ィルム32を矩形孔236からフィルム装填部232へ
装填又は取り出す際に開放される。
【0114】フィルム装填部232には、前記原稿フィ
ルム32が載置されるオーバレイシート240が取付け
られた枠状の支持フレーム242が配設され、フィルム
装填部232と露光部214との間を往復移動可能とさ
れている。この支持フレーム242の開口は、原稿フィ
ルム32より大きくされており、一辺には原稿フィルム
32を支持フレーム242に位置決めするための位置決
めピン30が立設されている(図12に一部図示)。
【0115】また、支持フレーム242に設けられたオ
ーバレイシート240は、支持フレーム242の開口を
覆う大きさとされ、図示しない駆動手段により、支持フ
レーム242の上面と下面との間を移動される。このた
め、オーバレイシート240は、支持フレーム242が
フィルム装填部232へ移動される場合に、支持フレー
ム242の下面を覆い、支持フレーム424に装填され
た原稿フィルム32の全面を支持するようになってい
る。また、支持フレーム242が定盤部204に移動さ
れると、支持フレーム242の上面に移動して、原稿フ
ィルム32の上面を覆うようになっている。
【0116】ここで、原稿フィルム32を装填する場
合、支持フレーム242をフィルム装填部232へ配置
した状態で、支持フレーム242の下部に移動されたオ
ーバレイシート240に載置して、位置決めピン30に
位置決めされる。この状態で支持フレーム242が定盤
部204の上方に移動される。
【0117】定盤部204の上方に移動された支持フレ
ーム242の下方には、中間位置まで上昇された定盤2
12が位置される。この状態で、オーバレイシート24
0を原稿フィルム32の上方に移動させることにより、
定盤212上に感光材料16、原稿フィルム32及びオ
ーバレイシート240の順に配設される。この後、定盤
212は、上限の露光位置まで上昇される。
【0118】なお、本実施例もネガ型の感光材料16を
露光する場合には、支持フレーム242に原稿フィルム
32のY版、M版、C版及びBK版の画像を順次交換し
て感光材料16に計4回焼付ける。ポジ型の感光材料1
6に露光する場合には、支持フレーム242にY版、M
版、C版の原稿フィルムを装填する際に、これらの原稿
フィルムの上方にBK版の原稿フィルムを重ねて装填し
て計3回焼付ける。なお、上記原稿フィルム32の各々
には、Y版、M版、C版及びBK版のどの画像であるか
を識別できる識別記号が付されており、希望する原稿フ
ィルム32を容易に選択できるようになっている。
【0119】図14に示されるように、定盤部204の
上方へ配設された露光部214には、スクイズローラ2
43が配設されている。スクイズローラ243は、図示
しない駆動手段の駆動によって、感光材料16の幅方向
に沿って図14矢印B方向及び矢印B方向と反対方向に
往復移動するようになっている。また、スクイズローラ
243は、矢印B方向への移動時に定盤212上を自重
により回転して移動するようになっており、これによっ
て、定盤212上の感光材料16、原稿フィルム32及
びオーバレイシート240がスクイズされて互いに密着
される。
【0120】また、図13及び図14に示されるよう
に、露光部214には、光源部244が備えられてい
る。図15に示されるように、光源部244は、ケーシ
ング246内に紫外光を発する光源とされる蛍光管24
8が配設され、ケーシング246の下端面に固定された
一対の蛍光管ソケット248Aに掛け渡されている。ケ
ーシング246の定盤212と対向する面(下端面)に
は、蛍光管248の長手方向に沿ってスリット孔250
設けられ、このスリット孔250に対応して、ケーシン
グ246の下方には、開閉シヤッタ252が取付けられ
ている。スリット孔250の上部には、光学手段とされ
るセルフォックレンズ254がブラケット256の間に
樹脂板258で圧着固定されている。このセルフォック
レンズ254は、蛍光管248から照射された紫外光を
蛍光管458の軸方向と直角方向(図15の紙面上下方
向)に沿った平行光として通過させるようになってい
る。
【0121】開閉シヤッタ252は、ソレノイド260
の駆動軸260Aに連結されており、ソレノイド260
の駆動により、スリット孔250の幅方向(図15矢印
B方向)へ移動される。また、開閉シャッタ252に
は、圧縮コイルばね262が設けられ、ソレノイド26
0の駆動が停止すると、開閉シャッタ252が圧縮コイ
ルばね262の付勢力によって図15矢印B方向と反対
方向へ移動され、スリット孔250が開閉シャッタ25
2により開閉されるようになっている。
【0122】ケーシング246の一方の側面には、ステ
ッピングモータ264が取付けられ、このステッピング
モータ264にはケーシング246の両側面を貫通する
駆動シヤフト266が設けられ、各々の側面よりも外側
にそれぞれ歯車268が取付けられている。また、ケー
シング246の下方には、歯車268に対向するラック
270を備えたフィルタ支持プレート272が配設され
ており、それぞれの歯車268はラック270の歯部と
対向され噛み合うようになっている。したがって、ステ
ッピングモータ264の駆動によって、歯車268とラ
ック270が噛み合って、フィルタ支持プレート272
がスリット孔250の幅方向に沿って相対移動される。
【0123】フイルタ支持プレート272には、4個の
スリット孔272Aの各々にフィルタ274が貼付され
たフイルタシート276が備えられている。フイルタシ
ート276の長手方向両端部はフイルタ支持プレート2
72の上面に取付けられたプレート278によって固定
されている。
【0124】本実施例では、フイルタ274には前記ス
リット孔272Aに沿って帯状に4色が配色されてお
り、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)及
び透明フィルタが設けられている。これらの、フィルタ
274は、ステッピングモータ264の駆動によって、
何れかの色がケーシング246のスリット孔250に対
向されるようになっている。
【0125】また、ステッピングモータ264は、支持
フレーム242に装填された原稿フィルム32に応じて
駆動され、原稿フィルム32に応じたフィルタ274が
選択されるようになっている。即ち、原稿フィルム32
がY(イエロー)版であった場合、Yフィルタがケーシ
ング246のスリット孔250に対向され、M(マゼン
タ)版であった場合、Mフィルタがスリット孔250に
対向され、C(シアン)版であった場合、Cフィルタが
スリット孔250に対向されるように制御されている。
【0126】なお、図12に示されるように、ケーシン
グ202の上面には、フィルタ選択ボタン62、露光ス
タートボタン63、露光ストップボタン65が設けられ
ており、フィルタ選択ボタン62によって原稿フィルム
32に応じた露光フィルタが選択され、フィルム装填部
232に原稿フィルム32を装填した後に、露光スター
トボタン63を押すことにより、支持フレーム242が
定盤212の上方に移動されて露光が開始される。ま
た、所定回数の露光が終了した後、露光終了ボタン65
を押すことによって、定盤212上の感光材料16が熱
現像部81へ送り出されるようになっている。これらと
並んでケーシング202上面には、定盤212に感光
材料16を送る感材セットスイッチ280が備えられ、
この感材セットスイッチ280を押すことにより感光材
料16がマガジン208から引き出されて定盤212に
吸着保持されるようになっている。
【0127】また、定盤部204と熱現像部81との間
にはリザーバ部が設けられ、定盤部204から排出され
る感光材料16の搬送速度と熱現像部81内の搬送速度
の差が、リザーバ部によって吸収されるようになってい
る。
【0128】以下に図17に示されるフローチャートに
したがって本実施例の作用を説明する。
【0129】検版作成装置200の図示しない電源スイ
ッチがオンされると、熱現像部81のヒートローラ86
が感光材料16を現像可能な温度となると共に、ブロア
40が定盤212に負圧を供給可能な状態となる。
【0130】先ず、ステップ170では、感材セットボ
タン280が押されると、マガジン208から感光材料
16が引き出され、カッタ210によって所定の長さに
切断された後、定盤部204へ送られる。感光材料16
が定盤部204へ送られ定盤212に載置されると、ブ
ロア40から定盤212の中空部に負圧が供給されて感
光材料16が定盤212に吸着保持される。この後、定
盤212は中間の待機位置まで上昇される(ステップ1
72)。
【0131】次のステップ174では、フィルタ選択ボ
タン62によって、Y、M、C又はBK(透明)のフィ
ルタ274が原稿フィルム32に応じて選択される。こ
れによって、ステッピングモータ264が駆動して光源
部244のスリット孔250に選択されたフィルタ27
4が対向される。これと共に、フィルタ274に応じた
露光量Pi(iはY、M、C、BK版の何れかに対応す
る)が読み込まれる(ステップ176)。
【0132】この後、作業員がフィルム装填部323の
蓋238を開いて原稿フィルム32を装填する(ステッ
プ178)。原稿フィルム32は、支持フレーム242
の下面を覆うオーバレイシート240上に載置され位置
決めピン30に挿入されて支持フレーム242に対する
位置決めを行って装填される。
【0133】次のステップ178は、露光スタートボタ
ン63が押されると、原稿フィルム32を定盤212上
へセットする。支持フレーム242が定盤部204の上
方に移動して、原稿フィルム32が露光位置に配置され
ると、オーバレイシート240が原稿フィルム32の上
方に原稿フィルム32を覆うように移動される。これに
よって、定盤212上には、感光材料16、原稿フィル
ム32、オーバレイシート240の順に配設され、定盤
212の溝220にブロア40から負圧が供給され、原
稿フィルム32及びオーバレイシート240も定盤21
2に吸着される。この後、定盤212が上限の露光位置
まで上昇する。
【0134】次のステップ184では、スクイズローラ
243を駆動してオーバレイシート240、原稿フィル
ム32、感光材料16を互いに密着させる。この際、ス
クイズローラ243の移動と共に光源部244も移動さ
れる。
【0135】ステップ150からステップ158で露光
が行われる。露光は、光源部244の蛍光管248が点
灯した後、ソレノイド260が駆動されて開閉シャッタ
252がスリット孔250を開放すると共に、光源部2
44の移動が開始する。光源部244が所定の位置まで
移動すると、開閉シャッタ252が閉じられ露光が終了
する。この際、光源部244の移動速度は、フィルタ2
74による露光量Piに応じて感光材料16の露光状態
が制御される。
【0136】光源部244の蛍光管248から照射され
る紫外光は、感光材料16の感光波長領域(C=330
〜365nm、M=365〜400nm、Y=330〜
365nm)の波長とされている。この蛍光管248が
照射する紫外光は、セルフォックレンズ254によっ
て、平行とされ、蛍光管248の長手方向に沿って均一
に透過される。この平行な紫外光は、スリット孔250
を通過して、スリット孔250に対向されたフィルタ2
74に照射される。フィルタ274は、原稿フィルム3
2に応じて対向されているため、Y版の原稿フィルム3
2が装填されている場合、Y(イエロー)フィルタが対
向され、波長領域が400〜435nmの紫外光のみが
透過されて、感光材料16に照射される。蛍光管24
8、スリット孔250及びフィルタ274が、感光材料
16の長手方向に沿って設けられているため、感光材料
16は、蛍光管248から照射される紫外光によって長
手方向の露光が一括して行われ、光源部244が感光材
料16の幅方向に沿って移動することにより、感光材料
16の幅方向に沿った露光走査を行うようになってい
る。
【0137】フィルタ274は、原稿フィルム32に対
応する色が移動されてスリット孔250に対向されるた
め、常時光源からの熱を受けることがない。また、点光
源と比較して発熱量の少ない蛍光管248を使用してい
るため、フィルタ274が光源の熱の影響を受けること
がない。
【0138】露光が終了すると、ステップ186では、
ブロア40による定盤212の溝220への負圧の供給
が解除されて、原稿フィルム32及びオーバレイシート
240の吸着が解除される。さらに、駆動部216の駆
動によって定盤212が中間位置まで下降する。
【0139】この後、オーバレイシート240が原稿フ
ィルム32の下方に移動させて、オーバレイシート24
0によって原稿フィルム32を支持して、支持フレーム
242がフィルム装填部232へ移動する。
【0140】検版作成装置200では、原稿フィルム3
2を交換して所定回数、感光材料16を重ねて露光す
る。最後の原稿フィルム32による感光材料16の露光
が終了して、露光終了ボタン65が押される(ステップ
188)と、定盤212は、下限位置まで下降して、ブ
ロア40による負圧の供給を解除する。感光材料16の
定盤212への吸着が解除されると、感光材料16は、
熱現像部81に送られて熱現像される(ステップ19
0、192)。
【0141】本実施例では、1本の蛍光管248によっ
て感光材料16の紫外光感光領域をカバーしているが、
光源部244は複数の蛍光管248を備えたものであっ
てもよい。この場合、各々の蛍光管248は各々異なる
紫外光感光領域をカバーするものであってもよく、この
場合、蛍光管248を移動して、スリット孔250に対
向させることにより、感光材料16に所定の波長域の紫
外光を平行に照射することができる。
【0142】本実施例では、光源部244を移動させて
原稿フイルム32に記録された画像を感光材料16に焼
付けたが、光源部244を移動させずに原稿フイルム3
2及びと感光材料16とを移動させるものであってもよ
い。
【0143】なお、複数の光源あるいは、複数の光源と
フィルタとを組合わせて光源部を構成するものであって
もよい。例えば、図18(A)に示される如く、複数の
蛍光管248(Y)、(M)、(C)、(BK)を設
け、各々感光材料16の感光波長域に対応させている
(BKはスミ版の原稿フィルム32に使用)。所定の紫
外光を選択する際、これらの蛍光管248(Y)、
(M)、(C)、(BK)を矢印C方向に回転させるも
のであってもよい。この場合、フィルタ274は不要と
なる。
【0144】また、図18(B)に示されるように、例
えば光源として、略全域の紫外光を発する蛍光管248
(BK)、Y版及びM版の原稿フィルム32を介して感
光材料16を露光するための蛍光管248(Y、M)、
及びC版の原稿フィルム32を介して感光材料16を露
光するための蛍光管248(C)を備え、BK(スミ)
版に対応する透明のフィルタ248(BK)、Y版に対
応するフィルタ274(Y)、M版に対応するフィルタ
274(M)を備えている。感光材料16を露光する場
合、蛍光管248及びフィルタ274を各々矢印E方向
に駆動して所定の感光波長域の紫外光を取り出すように
したものであってもよい。C版の原稿フィルム32を露
光する場合、蛍光管248(C)とフィルタ274(B
K)によって露光するようになる。
【0145】なお、図18(A)及び図18(B)に示
される光源部では、ポジ型の感光材料16を露光する場
合、蛍光管248(BK)は不要となる。
【0146】また、本実施例では、光学手段としてセル
フォックレンズ254を適用したが、これに限らず、蛍
光管248の長手方向に沿ったスリットのみを形成した
ものであってもよく、グリッド又はルーバーなどを配置
したものであっても適用が可能であるが、より好ましく
は、感光材料16に向けて互いに平行とされた紫外光を
照射するように設けることであり、これらの紫外光が感
光材料16の感光面に垂直に照射されることである。
【0147】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、紫
外感光性感光材料の複数の色素画像を形成する各感光波
長域の紫外光を、効率よく感光材料へ照射することがで
き、色分離が良好な画像を得ることができる、という優
れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る検版作成装置を示す斜
め前方から見た斜視図である。
【図2】本発明の実施例1及び2に係る検版作成装置の
上蓋を示す側断面図である。
【図3】本発明の実施例1の検版作成装置の露光部を示
す概略断面図である。
【図4】本発明の実施例の検版作成装置に用いたルーバ
を示す断面図である。
【図5】本発明の実施例1の検版作成装置の制御ブロツ
ク図である。
【図6】本発明の実施例1の検版作成装置の制御フロー
チャートである。
【図7】本発明の実施例2の検版作成装置の露光部を示
す概略断面図である。
【図8】点光源により紫外光が照射される場合の干渉フ
ィルタの一方の境界面付近を示す概略断面図である。
【図9】コリメートされた紫外光が照射される場合の干
渉フィルタの一方の境界面付近を示す概略断面図であ
る。
【図10】本発明の実施例2の検版作成装置の制御フロ
ーチャートである。
【図11】本発明の実施例3の検版作成装置の露光部を
示す概略断面図である。
【図12】本発明の実施例4に係る検版作成装置を示す
斜視図である。
【図13】実施例4に係る検版作成装置の正面から見た
概略構成図である。
【図14】実施例4に係る検版作成装置の側面から見た
概略構成図である。
【図15】実施例4に係る光源部を示す斜視図である。
【図16】図15の16−16線に沿った要部断面図で
ある。
【図17】実施例4に係る検版作成装置の制御を示すフ
ローチャートである。
【図18】(A)及び(B)は、光源の変形例を示す要
部断面図である。
【符号の説明】
10、200 検版装置 16 感光材料(紫外感光性感光材料) 42 制御装置 44 無電極光源(光源) 45 防熱フィルタ 52 駆動モータ 56 干渉フィルタ(フィルタ) 58 温度センサ 62 フィルタ選択ボタン 68 積算光量計 94、248 蛍光管(光源) 254 セルフォックレンズ(光学手段) 274 フィルタ(紫外光選択手段)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紫外波長域の光を照射して加熱すること
    により色素画像を形成する紫外感光性感光材料に紫外光
    を照射するための光源を備え、前記光源からの紫外光を
    画像原稿を介して前記感光材料に照射して検版を作成す
    る検版作成装置であって、前記光源として無電極光源を
    用いると共に前記光源と前記感光材料との間の光路に挿
    入できかつ前記感光材料の少なくとも3つの感光波長域
    に対応した異なる紫外波長域の紫外光を透過する少なく
    とも3つのフィルタを設け、前記フィルタと前記光源と
    の間に少なくとも1枚の防熱フィルタを備え、前記フィ
    ルタを光路に順に挿入して前記各紫外波長域の紫外光に
    より前記感光材料を露光することを特徴とする検版作成
    装置。
  2. 【請求項2】 前記フィルタは、干渉フィルタであるこ
    とを特徴とする請求項1の検版作成装置。
  3. 【請求項3】 紫外波長域の光を照射して加熱すること
    により色素画像を形成する紫外感光性感光材料に紫外光
    を照射するための光源を備え、前記光源からの紫外光を
    画像原稿を介して前記感光材料に照射して検版を作成す
    る検版作成装置であって、前記光源として前記感光材料
    の少なくとも3つの感光波長域に対応した異なる紫外波
    長域の紫外光を放射する少なくとも3つの光源を用い、
    前記複数の光源を各々独立に点灯或いは同時に点灯して
    前記感光材料に露光を与えることを特徴とする検版作成
    装置。
  4. 【請求項4】 紫外波長域の光を照射して加熱すること
    により色素画像を形成する紫外感光性感光材料へ、画像
    原稿を介して紫外光を照射して検版を作成する検版作成
    装置であって、前記紫外感光性感光材料へ紫外光を照射
    する線状の光源と、前記紫外感光性感光材料及び前記画
    像原稿と前記光源とを相対移動させる移動手段と、前記
    光源からの紫外光を平行とする光学手段と、前記光源の
    紫外光から前記画像原稿に応じた紫外光を選択する紫外
    光選択手段と、を有することを特徴とする検版作成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記紫外光選択手段として前記光源と前
    記紫外感光性感光材料との間に前記画像原稿に対応する
    フィルタが設けられ、前記光学手段を通過した紫外光か
    らフィルタによって前記画像原稿に対応する紫外光が選
    択されることを特徴とする請求項4の検版作成装置。
  6. 【請求項6】 前記光源が前記画像原稿の下方に位置す
    ることを特徴とする請求項1ないし5の検版作成装置。
  7. 【請求項7】 前記光源が前記画像原稿の上方に位置す
    ることを特徴とする請求項1ないし5の検版作成装置。
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